JP2784086B2 - トラヒック申告値生成方法 - Google Patents

トラヒック申告値生成方法

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JP2784086B2
JP2784086B2 JP21167590A JP21167590A JP2784086B2 JP 2784086 B2 JP2784086 B2 JP 2784086B2 JP 21167590 A JP21167590 A JP 21167590A JP 21167590 A JP21167590 A JP 21167590A JP 2784086 B2 JP2784086 B2 JP 2784086B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ATM通信システムでのトラヒック制御を端
末側から行う方法に係り、特にATM端末において、通信
開始時に呼設定情報内に設定されるトラヒック申告値を
決定するのに好適とされたトラヒック申告値生成方法に
関するものである。
[従来の技術] 情報をセルと称される固定長パケットに分割して転送
するATM(Asynchronous Transfer Mode)通信網に対し
ては、数kb/sから数百Mb/sまでの帯域や、短時間内に集
中してセルが連続的に発生することが繰り返されるバー
スト性と称される性質の有無等、様々なトラヒック特性
をもつメディアを扱うATM端末が各種収容されるように
なっている。ところで、ATM通信網ではトラヒック制御
が如何にして行われるかが重要となっているが、トラヒ
ック制御を端末側から行うとすれば、それら各種端末を
直接収容するATM交換機では、それら端末から申告され
るトラヒック特性の申告により帯域割当てが行われるよ
うになっている。これまで、端末からのトラヒック申告
に関しては、例えば「浮上してきた次世代ISDN構想」
(日経エレクトロニクス(1988年1月11日号)、頁121
〜137)に記載されているように、発呼時にトラヒック
の要求帯域(トラヒック申告値)をネットワーク(ATM
交換機)に申告し、ネットワークでは申告された要求帯
域並びにネットワークの状況等にもとづいて割り付けを
行うことが紹介されている。このように、トラヒック申
告に関しては、ATM交換機側での扱いを対象にした提案
が数多く報告されている。しかしながら、ATM交換シス
テムとしての伝送効率向上のためにも、また、端末側
(ユーザ側)としてはより少ない通信料金で一定の通信
品質を維持するためにも、端末側からはATM通信網での
トラヒック制御に適応したトラヒック申告を行うことが
重要となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、申告元の端末がトラヒック申告値を決
定する方法は未だ具体的に論じられていないのが現状で
ある。ATM交換機においては帯域割当ては呼毎に行われ
ることから、端末側に呼毎にトラヒック特性を正確に把
握した上、ATM交換機に申告せしめる機能を具備せしめ
る場合は、伝送効率の向上・端末側での通信料金の抑制
が容易に図れるというものである。
本発明の目的は、ATM端末各々において、呼毎にその
種別にもとづきトラヒック申告値を、ATM通信網でのト
ラヒック制御に適応したものとして決定し得るトラヒッ
ク申告値生成方法を供するにある。
[課題を解決するための手段] 上記目的は、ATM端末各々においては、情報をセルと
称される固定長パケットに分割した上、ATM通信網に転
送するとともに、通信の開始時には、通信に先立って端
末からATM交換機に対しその通信でのセルの送出頻度で
あるトラヒックの申告を呼設定信号により行うに際し、
通信が行われる度に、その通信に先行して行われた通信
各々についてのトラヒック測定結果としての、更新可と
されたトラヒック履歴情報を参照するに際しては、トラ
ヒックに影響を与える端末利用者、時間帯および呼種別
を含む項目により分類蓄積されている、上記トラヒック
測定結果としてのトラヒック履歴情報を参照することに
よって、その通信が前記分類の何れの範疇に属するかが
判定された上、該範疇でのトラヒック履歴情報、あるい
は該範疇と近い範疇でのトラヒック履歴情報を参照する
ことによって、その通信についてのトラヒックの申告値
が決定された上、呼設定信号内に設定されることで達成
される。
[作用] 要は、通信が行なわれる度に、その通信の前に既に行
われた通信各々についてのトラヒック測定結果をトラヒ
ック履歴情報として参照することによって、その開始し
ようとしている通信についてのトラヒックの申告値を決
定するようにしたものである。具体的には、トラヒック
測定結果は、トラヒックに影響を与える端末利用者、時
間帯および呼種別を含む項目によりトラヒック履歴情報
として分類蓄積され、通信が行われる度に、その通信が
前記分類の何れの範疇に属するかが判定された上、その
範疇、あるいはそれに近い範疇でのトラヒック履歴情報
を参照することによって、開始しようとしている通信に
ついてのトラヒックの申告値を決定するようにしたもの
である。
より具体的には、通信が行われる度に、端末利用者か
ら入力された、端末利用者、時間帯および呼種別を含む
項目内での区別を与えるトラヒック識別子にもとづき、
分類蓄積されているトラヒック履歴情報を索引、参照す
ることによって、その通信についてのトラヒックの申告
値を決定すればよいものである。特にATM端末がマルチ
メディア端末である場合には、通信が行われる度に、そ
の通信が何れのメディアに対応するかに応じて、そのメ
ディア対応に予め蓄積されているトラヒック履歴情報を
参照することによって、その通信についてのトラヒック
の申告値を決定すればよいものである。
ところで、トラヒック識別子としては、真っ先に端末
利用者を識別するためのユーザ識別子が考えられるが、
このユーザ識別子は端末利用者から入力された音声を識
別することによって、あるいは端末利用者が所持するIC
カードより読取り入力することによって容易に得られる
ようになっている。特に、ユーザ識別子がトラヒック履
歴情報とともに、端末利用者が所持するICカードに併せ
て蓄積されている場合は、ユーザ識別子はそのICカード
より読取り入力された上、その通信の終了に際してはそ
のICカード上のトラヒック履歴情報は、その通信でのト
ラヒック測定結果により更新されるようにすればよいも
のである。
[実施例] 以下、本発明を第1図から第6図により説明する。な
お、本例では、以下に説明するように、トラヒック申告
パラメタの種類として、最大帯域、平均帯域、平
均バースト長、といった3つのパラメタが想定されてい
るが、これら以外のトラヒック申告パラメタを採用する
ことも可能となっている。
さて、先ず本発明に係るATM端末について説明すれ
ば、第2図はその一例での構成を示したものである。図
示のように、ATM交換機12が併せて示されているが、そ
の内部構成など、本発明に直接関しない部分については
省略されたものとなっている。この第1図による場合、
ATM端末11自体は信号リンク121、情報リンク122を介しA
TM交換機12に収容されているが、その内部には制御部1
3、記憶部14、時計15、ユーザ・インタフェース161、IC
カード・インタフェース162、データ生成部(音声デー
タ生成部172、二次記憶装置173およびデータ源選択部17
1より構成)17、モニタ部18、話者認識部163およびセル
送出部19を含むようにして構成され、また、その外部周
辺装置としてキーボード1611、ICカード読み書き装置16
21および採音装置174を具備したものとなっている。
また、第1図はそのATM端末における制御部での、本
発明に係る処理の概要を状態遷移図として示したもので
ある。図中、ブロック211,212はATM端末11での通信の状
態(停止/通信中)を示し、また、ブロック221〜234は
その通信に関しての制御部13への入力処理/制御部13か
らの出力処理/制御部13での内部処理を、入出力処理に
係る入出力元とともに示したものである。なお、呼処理
シーケンスや呼切断シーケンスについては、本発明に直
接関しない部分であることから、その詳細については図
示省略されたものとなってある。
第3図はまた、そのATM端末における記憶部に蓄積さ
れているトラヒック履歴情報のデータ構成例を示したも
のである。これによる場合、トラヒック履歴情報全体
は、呼種別分岐テーブル31、端末利用者別分岐テーブル
32、時間帯別分岐テーブル33、トラヒック履歴テーブル
34および固定トラヒック申告値テーブル35から構成され
たものとなっている。本発明に係るトラヒック申告値は
具体的にはトラヒック履歴テーブル34、固定トラヒック
申告値テーブル35の何れかより求められるが、このう
ち、トラヒック履歴テーブル34は、例えばその呼種別が
データ以外の場合に使用され、現時点より前に行われた
通信各々についてのトラヒック測定結果(最大帯域(MA
X)、平均帯域(AVE)、平均バースト長(BST))が履
歴番号をアドレスとして蓄積/索引されるようになって
いる。一方、呼種別がデータである場合は、その呼の特
性を考慮し、最大帯域、平均帯域、平均バーストが予め
固定的に設定された固定トラヒック申告値テーブル35が
使用されているものである。
ここで、第1図から第3図により、ATM端末での本発
明に係る基本的な通信処理動作について説明すれば、以
下のようである。
即ち、端末利用者が音声による通信を所望した場合に
は、停止状態にあるATM端末11に対し、端末利用者によ
る操作によってキーボード1611より通信相手先の電番情
報等とともに、ユーザ識別子(端末利用者識別情報)、
呼種別(本例では音声)が入力されるようになってい
る。これら情報はユーザ・インタフェース161を介し、
通信開始要求221として制御部13に入力されるが、これ
により制御部13では通信状態を停止中211から通信中212
に遷移させる間に、一連のブロック222〜228で示される
処理が実行されるようになっている。先ず現時点での時
間帯を識別すべく時計15より時刻読み取り222が行われ
た後は、この時間帯と、既に得られているユーザ識別子
および呼種別とにもとづき記憶部14からはトラヒック履
歴データの読み取り223が行われるようになっている。
読み取られたトラヒック履歴データからはトラヒック申
告値の生成224が行われ、生成されたトラヒック申告値
は呼設定信号編集225により呼設定信号中に設定される
が、トラヒック申告値を含む呼設定信号は呼設定信号送
信226が指示されたセル送出部19より信号リンク121を介
し、ATM交換機12に送出されるようになっているもので
ある。これにもとづきATM交換機12ではATM端末11との間
で呼設定シーケンスが行われるが、状態が通信中に遷移
する前に、制御部13ではモニタ部18に対しトラヒック監
視開始227を指示した後は、データ源選択部171に対し呼
種別である音声データを選択すべく、音声データ生成部
選択228を指示するようになっている。
やがて、ATM端末11の状態は通信中212に遷移するわけ
であるが、この状態では採音装置174より入力された音
声は音声データ生成部172でセルのフォーマットに分割
/変換された上、モニタ部18、セル送出部19、情報リン
ク122を介しATM交換機12に送出されるようになってい
る。その際、トラヒック監視開始227を指示されたモニ
タ部18では、データ源選択部171からのセルを監視する
ことによって、その通信が行なわれている間に亘って、
最大帯域、平均帯域、平均バースト長が測定されるもの
である。やがて、通信は終了となるが、通信終了のトリ
ガは本例では、端末利用者による操作によってキーボー
ド1611より通信停止要求が入力された場合となってい
る。この通信停止要求はユーザ・インタフェース161を
介し制御部13に通信停止要求229として入力されるが、
これにより制御部13では通信の状態を通信中212から停
止中211に遷移させる間に、ブロック230〜234での処理
が行なわれるようになっている。先ず呼切断信号編集が
行なわれ、編集された呼切断信号は、呼切断信号送信23
0を指示されたセル送出部19から信号リンク121を介しAT
M交換機12に送出されることによって、ATM端末11とATM
交換機12との間で呼切断シーケンスが行なわれるように
なっている。このシーケンスが終了した後は、停止中21
1に遷移する前に、制御部13からデータ源選択部171に対
しては、音声データ生成部172からのセルのモニタ部18
へのデータ出力停止231が指示され、また、モニタ部18
に対しては、トラヒック監視停止232とトラヒック測定
結果読み取り233が指示されるようになっている。この
指示により通信中に亘ってモニタ部18で測定された、そ
の通信についての最大帯域、平均帯域、平均バースト長
といったトラヒック・データが制御13に読み取られた
上、記憶部14に対してはトラヒック履歴データ更新234
が指示されるものとなっている。読み取られたトラヒッ
ク・データは呼種別、ユーザ識別子および時間帯によっ
て所定のトラヒック履歴テーブルに蓄積されることで、
トラヒック履歴データの更新が行なわれるものである。
以上、ATM端末での本発明に係る基本的な通信処理動
作について説明したが、ここで、第3図によりトラヒッ
ク履歴データ読み取り223、トラヒック申告値生成224お
よびトラヒック履歴データ更新234について詳細に説明
すれば、以下のようである。
即ち、先ずトラヒック履歴データ読み取り223の処理
では、呼種別、ユーザ識別子、時間帯各々を引数として
呼種別分岐テーブル31、端末利用者分岐テーブル32、時
間帯別分岐テーブル33が順次索引、参照されることによ
って、それら項目に一致したトラヒック履歴テーブル34
の位置が求められるようになっている。このトラヒック
履歴テーブル34には、過去複数の通信各々でのトラヒッ
ク測定結果が更新可として蓄積されているが、これら複
数の組(最大帯域、平均帯域および平均バースト長を1
組とする)のトラヒック測定結果がトラヒック申告値を
決定する上で参照されるものとなっている。これら複数
組のトラヒック測定結果にもとづきトラヒック申告値生
成224の処理ではトラヒック申告値が、最大帯域、平均
帯域、平均バースト長各々についての平均値として生成
され、これが呼設定信号内にトラヒック申告値として設
定されるようになっているものである。トラヒック履歴
データ更新234での処理ではまた、トラヒック履歴デー
タ読み取り223での処理と同様にして、呼種別、ユーザ
識別子、時間帯各々を引数として呼種別分岐テーブル3
1、端末利用者分岐テーブル32、時間帯別分岐テーブル3
3が順次索引、参照されることによって、それら項目に
一致したトラヒック履歴テーブル34の位置が求められる
ようになっている。このトラヒック履歴テーブル34にお
ける直前蓄積に係る履歴番号を1更新した上、これをア
ドレスとしてトラヒック測定結果を新たに追加蓄積すれ
ばよいものである。一定蓄積容量のトラヒック履歴テー
ブル34には、過去一定数分の通信についてのトラヒック
測定結果が蓄積されておれば、これらトラヒック測定結
果よりトラヒック申告値が例えば平均処理によって容易
に得られるものである。
次に、ICカードを用いた場合での通信処理動作につい
て説明すれば、以下のようである。
即ち、第4図はその場合でのATM端末における制御部
の処理概要を状態遷移図として示したものである。これ
による場合、図中におけるブロック411,412は第1図に
おけるブロック211,212に、また、ブロック421〜434は
第1図におけるブロック221〜234にそれぞれ相当したも
のとなっている。この第4図が第1図に示すものと異な
るところは、(1)第1図におけるブロック221への入
力元がユーザ・インタフェース161とされているのに対
し、第4図におけるブロック421への入力元がICカード
・インタフェース162とされていること、(2)第1図
におけるブロック223,234の出力先が記憶部14であるの
に対し、第4図におけるブロック423,434の出力先がIC
カード・インタフェース162とされていること、(3)
第4図では、通信開始要求421が入力された後に、ユー
ザ・インタフェース161に対し電番読み取りを行なうブ
ロック4210が加わっていることである。
さて、ICカードは読み書き装置1621に挿入されて使用
されるが、第5図はそのICカードに蓄積されているトラ
ヒック履歴データのデータ構成例を示したものである。
図示のように、トラヒック履歴情報全体は呼種別分岐テ
ーブル51、時間帯別分岐テーブル52、トラヒック履歴テ
ーブル53および固定トラヒック申告値テーブル54より構
成されたものとなっている。このうち、トラヒック履歴
テーブル53には、過去の通信各々についてのトラヒック
測定結果(最大帯域、平均帯域および平均バースト長)
が履歴番号により索引、蓄積され得るものとなってい
る。
以下、第2図,第4図,第5図によりICカードを利用
した場合での通信処理動作について説明すれば、通信に
際しては、端末利用者によってICカードがICカード読み
書き装置1621に挿入された上、キーボード1611からは通
信相手先の電番が入力されるようになっている。そのIC
カードには端末利用者対応のユーザ識別子が予め蓄積さ
れているが、ICカードがICカード読み書き装置1621に挿
入されれば、その旨はICカード・インタフェース162を
介し制御部13に通知され、この通知にもとづき制御部13
では第4図に示す処理が選択されるようになっているも
のである。その通知はまた同時に通信開始要求421とし
て機能しているが、この通知にもとづき制御部13ではユ
ーザ・インタフェース161に対し電番読み取り4210を行
ない、その後は、時計15に対しては時刻読み取り422
が、ICカード・インタフェース162に対してはトラヒッ
ク履歴データ読み取り423が順次行なわれるようになっ
ている。以降のブロック424,426での処理は第1図に示
したブロック224,226でのそれに同様であり、通信中で
の処理もまた第1図に同様となっている。通信終了に際
してのブロック429,433での処理も第1図でのブロック2
29,233での処理に同様となっているが、トラヒック履歴
データ更新434が行なわれる場合には、それはICカード
・インタフェース162に対して行なわれ、ブロック433で
読み取られたトラヒック測定結果はICカード読み取り装
置1621によって、それに現に挿入されているICカードに
追加蓄積されることで、トラヒック履歴データの更新が
行なわれるようになっている。なお、第5図には端末利
用者別分岐テーブルが示されていないが、これは、その
ICカードに蓄積されているトラヒック履歴情報はその端
末利用者専用のものであるから、ユーザ識別子は申告値
生成に際し、不要となっているからである。固定トラヒ
ック申告値テーブル54は各端末利用者に対し共通に設け
られるにしても、時間帯別分岐テーブル52およびトラヒ
ック履歴テーブル53はあくまでもその端末利用者対応に
専用に設けられたものと考えるべきである。また、以上
の例では、ICカードにはユーザ識別子以外に、トラヒッ
ク履歴情報も蓄積されるようになっているが、トラヒッ
ク履歴情報は記憶部14に蓄積されてもよいことは勿論で
ある。記憶部14に蓄積される場合には、ICカードから読
み取られたユーザ識別子は、キーボード1611から入力さ
れたものと同様にして、引数として用いられるようにな
っている。
第6図は端末利用者からの音声を識別することによっ
て、ユーザ識別子を得る場合での通信処理の概要を示し
たものである。これによる場合、図中でのブロック611,
612は第1図でのブロック211,212に、また、ブロック62
1〜634は第1図でのブロック221〜234にそれぞれ対応し
たものとなっているが、第6図が第1図と異なるところ
は、ユーザ識別子がキーボード1611からではなく、話者
認識部163より入力されるようになっていることであ
り、これ以外は事情はほぼ第1図に示すものに同様とな
っている。
即ち、端末利用者が音声による通信を所望した場合に
は、停止状態にあるATM端末11に対し、端末利用者によ
る操作によってキーボード1611より通信相手先の電番情
報等とともに、呼種別(本例では音声)が入力される一
方、採音装置174に対しては音声が入力されるようにな
っている。電番情報等はユーザ・インタフェース161を
介し、制御部13に通知されるが、制御部13ではICカード
・インタフェース162からはICカード挿入が通知されて
いないことから、第6図に示されている処理を選択する
ことになるものである。この選択によるユーザ・インタ
フェース162からの電番情報等の通知は通信開始要求621
として扱われるものである。一方、採音装置174からの
音声を認識することで、話者認識部163には認識結果と
してのユーザ識別子が保持されているが、この話者認識
部163に対して制御部13よりユーザ識別子読み取り6210
が行なわれることによって、ユーザ識別子が得られるも
のである。
最後に、ATM端末がマルチメディア端末とされた場合
での、トラヒック申告値生成について説明すれば、第2
図に示すATM端末11は2種類のメディア、即ち、採音装
置174からの音声と、二次記憶装置173からのデータとを
扱うマルチメディア端末として機能しており、したがっ
て、第3図に示す呼種別分岐テーブル31での呼種別の選
択は、とりもなおさずこれはメディアの選択に相当した
ものとなっている。このうち、音声がメディアとして選
択された場合でのトラヒック申告値生成については既に
述べたところであるが、ここで、メディアとしてデータ
が選択された場合でのトラヒック申告値生成について第
2図,第3図により説明すれば、以下のようである。
即ち、通信の開始に際し、端末利用者によってキーボ
ード1611からは通信相手先の電番情報とともに、呼種別
(本例ではデータ)、データファイル名(二次記憶装置
173上に記憶されている転送対象ファイルの名称)が入
力されるようになっている。これら情報はユーザ・イン
タフェース161を介し制御部13に通信開始要求として入
力されるようになっている。制御部13ではトラヒック申
告値を生成するに際しては、入力された呼種別にもとづ
き呼種別分岐テーブル32から“データ”を選択すること
で、固定トラヒック申告値テーブル35からデータ転送に
適したトラヒック申告値を生成し得るものである。
以上、本発明に係る各種実施例について説明したが、
トラヒック特性に影響を与える要素としては、上記以外
にも通信相手/コード化方式や、テレビ会議システムに
おける会議出席者数などを考慮に入れることも可能であ
り、本発明を同様にして適用し得るものとなっている。
また、以上の例えば、トラヒック履歴情報からトラヒッ
ク申告値を生成するに際し、平均処理によってその申告
値が得られるようになっているが、これ以外にも最大値
を申告値として得る方法や、時系列トラヒック履歴情報
を分析することによって、最近での傾向から申告値を予
測する方法等が考えられ、同様にして本発明を適用し得
るものとなっている。更に以上の例では、通信を開始す
るに際し、端末利用者、時間帯、呼種別等の項目から一
義的にトラヒック履歴情報が存在している場合について
述べられているが、一義的なトラヒック履歴情報が存在
しない場合にはデフォルトな値を用いる方法や、より多
くの項目で一致するトラヒック履歴情報を用いる方法、
ある項目で一致するトラヒック履歴情報より推測する方
法等が考えられるものとなっている。
[発明の効果] 以上説明したように、請求項1による場合は、ATM端
末各々においては、呼毎にその種別にもとづきトラヒッ
ク申告値を、ATM通信網でのトラヒック制御に適応した
ものとして生成するに際し、トラヒックに影響を与える
項目にもとづいて分類蓄積されているトラヒック履歴情
報よりトラヒック申告値が生成されるから、トラヒック
申告値をより確実に生成することが可能となる。請求項
2による場合にはまた、ATM通信システム端末がマルチ
メディア端末である場合であっても、通信が行われる度
に、その通信の呼種別としてのメディアに応じて、その
通信についてのトラヒックの申告値を自動的に生成し
得、請求項3によれば、通信が行われる度に、端末利用
者から入力された、端末利用者、時間帯および呼種別を
含む項目内での区別を与えるトラヒック識別子にもとづ
き、その通信についてのトラヒックの申告値が生成され
得るものとなっている。請求項4〜6による場合にはま
た、トラヒック識別子であるところのユーザ識別子の入
力が簡略化されたり、端末利用者は自己専用のトラヒッ
ク履歴情報によって、より確実にしてトラヒック申告値
を生成することが可能となっている。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ATM端末における制御部での、本発明に係る
処理の概要を状態遷移図として示す図、第2図は、本発
明に係るATM端末についての一例での構成を示す図、第
3図は、そのATM端末における記憶部に蓄積されている
トラヒック履歴情報のデータ構成例を示す図、第4図
は、ICカードを用いた場合でのATM端末における制御部
の処理概要を状態遷移図として示す図、第5図は、その
ICカードに蓄積されているトラヒック履歴データのデー
タ構成例を示す図、第6図は、端末利用者からの音声を
識別することによって、ユーザ識別子を得る場合での通
信処理の概要を示す図である。 11……ATM端末、12……ATM交換機、121……信号リン
ク、122……情報リンク、13……制御部、14……記憶
部、15……時計、161……ユーザ・インタフェース、162
……ICカード・インタフェース、163……話者認識部、1
611……キーボード、1621……ICカード読み書き装置、1
7……データ生成部、171……データ源選択部、172……
音声データ生成部、173……二次記憶部、174……採音装
置、18……モニタ部、19……セル送出部
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−198847(JP,A) 特開 昭63−15555(JP,A) 特開 平2−137546(JP,A) 特開 平2−192246(JP,A) 電子情報通信学会技術研究報告,SE 87−138(1987−12−18),P.43−48 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04L 12/28 H04L 12/56

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報をセルと称される固定長パケットに分
    割した上、ATM通信網に転送するとともに、通信の開始
    時には、該通信に先立って端末からATM交換機に対し該
    通信でのセルの送出頻度であるトラヒックの申告を呼設
    定信号により行うATM通信システム端末におけるトラヒ
    ック申告値生成方法であって、通信が行われる度に、該
    通信に先行して行われた通信各々についてのトラヒック
    測定結果としての、更新可とされたトラヒック履歴情報
    を参照するに際しては、トラヒックに影響を与える端末
    利用者、時間帯および呼種別を含む項目により分類蓄積
    されている、上記トラヒック測定結果としてのトラヒッ
    ク履歴情報を参照することによって、該通信が前記分類
    の何れの範疇に属するかが判定された上、該範疇でのト
    ラヒック履歴情報、あるいは該範疇と近い範疇でのトラ
    ヒック履歴情報を参照することによって、該通信につい
    てのトラヒックの申告値が決定された上、呼設定信号内
    に設定されるようにしたトラヒック申告値生成方法。
  2. 【請求項2】ATM交換機に収容されるATM通信システム端
    末がマルチメディア端末である場合、通信が行われる度
    に、該通信の呼種別としてのメディアに応じて、該メデ
    ィア対応に予め蓄積されているトラヒック履歴情報を参
    照することによって、該通信についてのトラヒックの申
    告値が決定される、請求項1記載のトラヒック申告値生
    成方法。
  3. 【請求項3】通信が行われる度に、端末利用者から入力
    された、端末利用者、時間帯およ呼種別を含む項目内で
    の区別を与えるトラヒック識別子にもとづき、分類蓄積
    されているトラヒック履歴情報を索引、参照することに
    よって、該通信についてのトラヒックの申告値が決定さ
    れる、請求項1記載のトラヒック申告値生成方法。
  4. 【請求項4】端末利用者を識別するためのユーザ識別子
    としてのトラヒック識別子は、該利用者から入力された
    音声の識別結果によって特定される、請求項3記載のト
    ラヒック申告値生成方法。
  5. 【請求項5】端末利用者を識別するためのユーザ識別子
    としてのトラヒック識別子は、該利用者が所持するICカ
    ードより少なくとも読取り入力される、請求項3記載の
    トラヒック申告値生成方法。
  6. 【請求項6】端末利用者を識別するためのユーザ識別子
    としてのトラヒック識別子は、トラヒック履歴情報とと
    もに、該利用者が所持するICカードより少なくとも読取
    り入力された上、該通信の終了に際し該ICカード上のト
    ラヒック履歴情報は該通信でのトラヒック測定結果によ
    り更新される、請求項5記載のトラヒック申告値生成方
    法。
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