JPH10173670A - ネットワークシステム及び呼設定方法 - Google Patents

ネットワークシステム及び呼設定方法

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JPH10173670A
JPH10173670A JP32894996A JP32894996A JPH10173670A JP H10173670 A JPH10173670 A JP H10173670A JP 32894996 A JP32894996 A JP 32894996A JP 32894996 A JP32894996 A JP 32894996A JP H10173670 A JPH10173670 A JP H10173670A
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terminal
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signaling
atm
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JP32894996A
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Yukiko Kudo
由紀子 工藤
Yasushi Sasagawa
靖 笹川
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】端末装置が準拠するシグナリングプロトコルの
相違に拘わらず、端末装置間で適正に呼設定を行うこと
のできるネットワークシステム及び呼設定方法を提供す
ること。 【解決手段】シグナリングプロトコルが相違する二つの
端末装置の間で呼設定が行われる場合に、発側端末にお
けるプロトコル情報要求手段が、ATM交換機に対して
着側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコ
ル情報の付与を要求する。すると、ATM交換機のプロ
トコル情報付与手段が、第1プロトコル情報記憶手段か
ら着側端末のプロトコル情報に該当するプロトコル情報
を読み出して、発側端末に与える。すると、発側端末に
おけるプロトコル変更手段が、発側端末が使用するシグ
ナリングプロトコルを着側端末が使用するシグナリング
プロトコルに変更する。すると、両者のシグナリングプ
ロトコルが一致した状態となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM交換機に複
数の端末装置がチャネルを介して接続されたネットワー
クシステム,及びこのネットワークシステムにおける端
末装置間の呼設定方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるATM(Asynchronous Tran
sfer Mode:非同期転送モード)通信においては、ネット
ワークシステムを構成する端末装置が、他の端末装置と
任意の相手と任意の時間に任意の速度で接続することに
よりサービスの柔軟性を高めるSVC(Switched Virtua
l Connection:交換型仮想チャネル)サービスが導入され
ている。そして、このSVCサービスを実現するため
に、現在ATMフォーラムやITU(International Tel
ecommunication Union:国際電気通信連合)においてプロ
トコルが規定されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ATM
ネットワークシステムにおいて、上述した現在規定され
ているプロトコルに依って、SVCコネクション(SV
Cサービスによる接続)の設定を行う場合には、以下に
示す問題があった。
【0004】図33は、ATMネットワークシステムの
構成例を示す図である。図33において、ATMネット
ワークシステムは、ATM交換機(ATM-SW)1にATM
端末装置(端末)2,3が接続されることによって構成さ
れている。これらのATM交換機1及び端末2,3は、
ATM交換機1と端末2,3とをそれぞれ接続するため
のUNI(User Network Interface:ユーザ・網インター
フェイス)4,上述したSVCサービスを実現するため
のシグナリング処理部5a〜5c,ATM交換機1及び
端末2,3の管理機能を司るILMI(Interim Local M
anagement Interface)部6a〜6cをそれぞれ備えてい
る。
【0005】そして、各シグナリング処理部5aが実行
するシグナリングプロトコルは、ATMフォーラムに準
拠したもの又はITUに準拠したものであり、システム
全体でシグナリングプロトコルの統一がとられていない
場合があった。図33に示す例では、端末2のシグナリ
ング処理部5aは、ATMフォーラム準拠のシグナリン
グプロトコルによってシグナリング手順(呼設定を行う
ためのメッセージ交換)を行うように設定されており、
端末3及びATM交換機1のシグナリング処理部5b,
5cは、ITU準拠のシグナリングプロトコルによって
シグナリング手順を行うように設定されている。 とこ
ろが、このようにATM交換機1,端末2,3において
準拠するシグナリングプロトコルが相違する場合には、
その規格の相違によって、端末2と端末3との間におけ
る呼設定ができない場合があった。このような呼設定が
できない場合を、図34に基づいて説明する。
【0006】図34は、図33に示したATMネットワ
ークシステムにおいて、端末2と端末3とが呼設定を行
う場合のシグナリング手順を示すシーケンス図である。
図34において、端末2は、端末3との間で呼設定を行
う場合には、シグナリング処理部5aによって、ATM
交換機1に対して呼設定のメッセージである“SETUP”
を送信する。ATM交換機1は、端末2から“SETUP”
を受信すると、そのシグナリング処理部5bによって
“SETUP”を端末3に対して送信する。続いて、ATM
交換機1は、シグナリング処理部5bによって、“SETU
P”に対する呼設定受付のメッセージである“CALL-PRO
C”を端末2に対して送信する。端末2は、ATM交換
機1から“CALL-PROC”を受信すると、ATMフォーラ
ムのシグナリングプロトコルに基づいてT310タイマ
による計時を開始し、“SETUP”の応答メッセージであ
る“CONN”の受信待ち状態となる。一方、端末3は、A
TM交換機1から“SETUP”を受信すると、シグナリン
グ処理部5cによって、ITUのシグナリングプロトコ
ルに基づいて呼出メッセージである“ALERT”を送信
し、続いて“CONN”を送信する。しかしながら、ATM
フォーラム準拠のシグナリングプロトコルでは、“SETU
P”を受信した端末は、“ALERT”を送信することなく
“CONN”を送信するように規定されており、端末2にお
けるT310タイマの計時時間は、“SETUP”を受信し
た端末がその応答として“CONN”を送信してから“SETU
P”を送信した端末が“CONN”を受信するまでの時間を
想定して設定されている。ところが、端末3は、上述し
たように、“CONN”の前に“ALERT”を送信するため、
端末2は、端末3が“ALERT”を送信してから“CONN”
を送信するまでの時間だけ遅れて“CONN”を受信するこ
ととなる。このため、端末2が、ATM交換機1から
“CONN”を受信する前にT310タイマがタイムアウト
となる場合があった。そして、T310タイマがタイム
アウトとなった場合には、端末2は、その後における
“CONN”の受信の有無に拘わらず、端末3との間で呼設
定ができなかったものとして処理を行っていた。
【0007】また、ATMフォーラムのUNI仕様にお
けるシグナリングプロトコルには、バージョン3.0,
バージョン3.1及びバージョン4.0(以下、「V
3.0,V3.1,V4.0」という)があり、それぞ
れその内容が異なっている。図35及び図36は、シグ
ナリングプロトコルのV3.0とV3.1との相違点を
示す図である。図35(a)は、V3.0における“SETU
P”のAAL(ATM Adaptation Layer)のパラメータ要素
を示す図であり、図35(b)は、V3.1における“SE
TUP”のAALのパラメータ要素を示す図である。ま
た、図36(a)は、V3.0における“SETUP”の広帯
域上位レイヤ情報(B-HLI)の情報要素を示す図であり、
図36(b)は、V3.1における“SETUP”の広帯域上
位レイヤ情報の情報要素を示す図である。また、図36
(c)は、V3.0における“SETUP”のQOSのパラメ
ータ要素を示す図であり、図36(d)は、V3.1にお
ける“SETUP”のQOSのパラメータ要素を示す図であ
る。
【0008】図35(a)及び(b)に示されるように、
“SETUP”のAALのパラメータ要素は、V3.1では
1オクテット分多くなっている。すなわち、V3.0に
はないオクテット11.2が定義されている。また、オ
クテット11の情報要素の意味がV3.0とV3.1と
では異なっている。なお、図35(a)における“Struct
ured Data Transfer”は、構造化データ転送を示し、図
35(b)における“Structured Data Transfer Blocksi
ze”は、構造化データ転送CBRサービスのブロックサ
イズを示す。また、図36(a)及び(b)に示されるよう
に、“SETUP”の広帯域上位レイヤ情報(B-HLI)の情報要
素について、V3.0における“High layer informati
on type(オクテット5)”の定義中に存していた“High
layer profile”が、V3.1では削除されている。ま
た、図36(c)及び(d)に示されるように、“SETUP”
のQOSのパラメータ要素について、V3.1では、
“QOS Class Forward(オクテット5)”及び“QOS Class
Backward(オクテット6)”の定義に、V3.0にはな
いITU−Tが追加されている。なお、ITU−Tの具
体的なパラメータはオクテット7以降に記述されてい
る。
【0009】このように、ATMフォーラムにおけるシ
グナリングプロトコル(例えば“SETUP”)の内容は、バ
ージョンによって異なるため、図33に示されるATM
交換機1及び端末2,3の各シグナリング処理部5a〜
5cがATMフォーラムのシグナリングプロトコルに準
拠している場合であっても、そのバージョンが相違する
場合には、端末2と端末3との間において呼設定ができ
ない場合があった。
【0010】本発明は上述した問題に鑑みなされたもの
であり、端末装置及びATM交換機が準拠するシグナリ
ングプロトコルの相違に拘わらず、端末装置間における
呼設定を適正に行うことのできるネットワークシステム
及び呼設定方法を提供することを課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために以下の構成を採用する。すなわち、請求項
1の発明は、ATM交換機と、このATM交換機にチャ
ネルを介して接続された複数の端末装置とを備えたネッ
トワークシステムである。そして、前記各端末装置は、
自端末装置が発側端末となり着側端末となる他の端末装
置との間で呼設定を行う場合に、着側端末が使用するシ
グナリングプロトコルのプロトコル情報の付与要求を、
前記ATM交換機に対して送信するプロトコル情報要求
手段と、前記ATM交換機から前記プロトコル情報を受
信した場合に、このプロトコル情報に基づいて、発側端
末が使用するシグナリングプロトコルを、着側端末が使
用するシグナリングプロトコルに変更する第1プロトコ
ル変更手段とを有する。また、前記ATM交換機は、前
記各端末装置が使用するシグナリングプロトコルのプロ
トコル情報をそれぞれ記憶する第1プロトコル情報記憶
手段と、前記各端末装置から前記付与要求を受信した場
合に、前記着側端末のプロトコル情報に該当するプロト
コル情報を前記第1プロトコル情報記憶手段から読み出
すとともに、そのプロトコル情報を前記発側端末に対し
て送信するプロトコル情報付与手段とを有する。
【0012】本発明によるネットワークシステムでは、
シグナリングプロトコルが相違する二つの端末装置の間
で呼設定が行われる場合に、発側端末におけるプロトコ
ル情報要求手段が、ATM交換機に対して着側端末が使
用するシグナリングプロトコルのプロトコル情報の付与
を要求する。すると、ATM交換機のプロトコル情報付
与手段が、第1プロトコル情報記憶手段から着側端末の
プロトコル情報に該当するプロトコル情報を読み出し
て、発側端末に与える。すると、発側端末におけるプロ
トコル変更手段が、発側端末が使用するシグナリングプ
ロトコルを着側端末が使用するシグナリングプロトコル
に変更する。これによって、両者のシグナリングプロト
コルが一致した状態となる。従って、この後に行われる
呼設定の為のシグナリング手順が適正に行われる。
【0013】ここに、プロトコル情報には、プロトコル
種別やプロトコルのバージョン情報を挙げることができ
る(請求項15,16)。請求項2の発明は、請求項1記
載の前記ATM交換機が、ATM交換機自身が使用する
シグナリングプロトコルのプロトコル情報を記憶する第
2プロトコル情報記憶手段と、前記プロトコル情報付与
手段が前記着側端末のプロトコル情報を前記第1プロト
コル情報記憶手段から読み出した際に、そのプロトコル
情報と前記第2プロトコル情報記憶手段に記憶されたプ
ロトコル情報とを対比して、両者が異なる場合に、前記
着側端末のプロトコル情報に基づいて、ATM交換機自
身のシグナリングプロトコルを、着側端末が使用するシ
グナリングプロトコルに変更する第2プロトコル変更手
段とをさらに有することで、特定したものである。これ
によれば、ATM交換機のシグナリングプロトコルが着
側端末のシグナリングプロトコルと異なる場合には、A
TM交換機のシグナリングプロトコルが着側端末のシグ
ナリングプロトコルに変更させることが可能となる。
【0014】請求項3の発明は、ATM交換機と、この
ATM交換機にチャネルを介して接続された複数の端末
装置とを備えたネットワークシステムである。そして、
前記各端末装置は、自端末装置が発側端末となり着側端
末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、着
側端末のプロトコル情報の付与要求を前記ATM交換機
に対して送信するプロトコル情報要求手段と、前記AT
M交換機から前記着側端末のプロトコル情報を受信した
場合に、このプロトコル情報に基づいて、発側端末が使
用するシグナリングプロトコルを、着側端末が使用する
シグナリングプロトコルに変更する第1プロトコル変更
手段と、自端末装置が使用するシグナリングプロトコル
のプロトコル情報を記憶する第1自プロトコル情報記憶
手段と、前記ATM交換機から前記付与要求を受信した
場合に、前記第1自プロトコル情報記憶手段に記憶され
たプロトコル情報を、前記着側端末のプロトコル情報と
して、前記ATM交換機に対して送信するプロトコル情
報返答手段とを有する。また、前記ATM交換機は、前
記各端末装置から前記付与要求を受信した場合に、前記
着側端末に対してこの付与要求を送信するプロトコル情
報送信手段と、前記各端末装置から前記着側端末のプロ
トコル情報を受信した場合に、このプロトコル情報を、
前記発側端末に対して送信するプロトコル情報転送手段
とを有する。
【0015】請求項4の発明は、請求項3記載のATM
交換機が、ATM交換機自身が使用するシグナリングプ
ロトコルのプロトコル情報を記憶する第2自プロトコル
情報記憶手段と、前記着側端末のプロトコル情報を受信
した場合に、そのプロトコル情報と前記第2自プロトコ
ル情報記憶手段に記憶されたプロトコル情報とを対比し
て、両者が異なる場合に、前記着側端末のプロトコル情
報に基づいて、ATM交換機自身が使用するシグナリン
グプロトコルを、着側端末が使用するシグナリングプロ
トコルに変更する第2プロトコル変更手段をさらに有す
ることで、特定したものである。
【0016】請求項5の発明は、ATM交換機と、この
ATM交換機にチャネルを介して接続された複数の端末
装置とを備えるネットワークシステムである。そして、
前記各端末装置は、自端末装置が発側端末となり着側端
末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、発
側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコル
情報,及び,シグナリングプロトコルを発側端末のシグ
ナリングプロトコルに変更する旨のプロトコル変更依頼
を、前記ATM交換機に対して送信するプロトコル変更
依頼手段と、前記発側端末のプロトコル情報及び前記プ
ロトコル変更依頼を受信した場合に、このプロトコル情
報に基づいて、自身が使用するシグナリングプロトコル
を、発側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更
する第1プロトコル変更手段とを有する。また、前記A
TM交換機は、前記発側端末のプロトコル情報及び前記
プロトコル変更依頼を受信した場合に、これらを前記着
側端末に対して送信するプロトコル情報送信手段を有す
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項5記載のATM
交換機が、前記各端末装置から前記発側端末のプロトコ
ル情報及び前記プロトコル変更依頼を受信した場合に、
この発側端末のプロトコル情報に基づいて、ATM交換
機自身が使用するシグナリングプロトコルを、発側端末
が使用するシグナリングプロトコルに変更する第2プロ
トコル変更手段をさらに有することで、特定したもので
ある。
【0018】請求項7の発明は、請求項5記載の各端末
装置が、前記プロトコル変更手段がシグナリングプロト
コルを変更した場合に、その変更後のシグナリングプロ
トコルのプロトコル情報を、ATM交換機に対して送信
する変更結果送信手段をさらに有し、前記ATM交換機
が、前記変更後のシグナリングプロトコルのプロトコル
情報を受信した場合に、このプロトコル情報を前記発側
端末に対して転送する変更結果転送手段をさらに有する
ことで、特定したものである。
【0019】請求項8の発明は、LANエミュレーショ
ンサーバと、このLANエミュレーションサーバにチャ
ネルを介して接続された複数のATM交換機と、前記複
数のATM交換機にチャネルを介してそれぞれ接続され
た複数の端末装置とを備えたネットワークシステムであ
る。そして、前記各端末装置は、自端末装置が発側端末
となり着側端末となる他の端末装置との間で呼設定を行
う場合に、着側端末が使用するシグナリングプロトコル
のプロトコル情報の付与要求を、前記複数のATM交換
機のいずれかに対して送信するプロトコル情報要求手段
と、前記複数のATM交換機のいずれかから前記着側端
末のプロトコル情報を受信した場合に、このプロトコル
情報に基づいて、発側端末が使用するシグナリングプロ
トコルを、着側端末が使用するシグナリングプロトコル
に変更する第1プロトコル変更手段とを有する。また、
前記各ATM交換機は、前記各端末装置から前記付与要
求を受信した場合に、その付与要求を前記LANエミュ
レーションサーバに対して送信する付与要求送信手段
と、前記LANエミュレーションサーバから前記着側端
末のプロトコル情報を受信した場合に、このプロトコル
情報を、前記発側端末に対して送信するプロトコル情報
送信手段とを有する。また、前記LANエミュレーショ
ンサーバは、前記各端末装置が使用するシグナリングプ
ロトコルのプロトコル情報をそれぞれ記憶する第1プロ
トコル情報記憶手段と、前記各ATM交換機のいずれか
から前記付与要求を受信した場合に、前記着側端末のプ
ロトコル情報に該当するプロトコル情報を前記第1プロ
トコル情報記憶手段から読み出すとともに、そのプロト
コル情報を前記付与要求を送信したATM交換機に対し
て送信するプロトコル情報付与手段とを有する。
【0020】請求項9の発明は、請求項8記載の前記各
ATM交換機が、ATM交換機自身が使用するシグナリ
ングプロトコルのプロトコル情報を記憶する第2プロト
コル情報記憶手段と、前記LANエミュレーションサー
バから前記着側端末のプロトコル情報を受信した場合
に、そのプロトコル情報と前記第2プロトコル情報記憶
手段に記憶されたプロトコル情報とを対比して、両者が
異なる場合に、着側端末のプロトコル情報に基づいて、
ATM交換機自身が使用するシグナリングプロトコル
を、着側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更
する第2プロトコル変更手段とをさらに有することで、
特定したものである。
【0021】請求項10の発明は、請求項1又は8記載
の前記各端末装置が、自端末装置が使用するシグナリン
グプロトコルのプロトコル情報を記憶する第3プロトコ
ル情報記憶手段をさらに有し、前記各端末装置の前記プ
ロトコル変更手段が、前記着側端末のプロトコル情報と
前記第3プロトコル情報記憶手段に記憶されたプロトコ
ル情報とを対比して、両者が異なる場合に、前記自端末
装置の使用するシグナリングプロトコルを、前記着側端
末のシグナリングプロトコルに変更することで、特定し
たものである。
【0022】請求項11の発明は、請求項10記載の前
記各端末装置が、前記第3プロトコル情報記憶手段に記
憶されたプロトコル情報を前記ATM交換機に対して送
信するプロトコル情報送信手段をさらに有し、前記AT
M交換機が、前記各端末装置からプロトコル情報を受信
した場合に、このプロトコル情報を前記第1プロトコル
情報記憶手段に書き込むプロトコル情報書込手段をさら
に有することで特定したものである。
【0023】請求項12の発明は、請求項10記載の前
記各端末装置が、前記第3プロトコル情報記憶手段に記
憶されたプロトコル情報を前記ATM交換機に対して送
信するプロトコル情報送信手段をさらに有し、前記各A
TM交換機の前記プロトコル情報送信手段が、前記各端
末装置からプロトコル情報を受信した場合に、このプロ
トコル情報を前記LANエミュレーションサーバに対し
て送信し、前記LANエミュレーションサーバが、前記
各ATM交換機からプロトコル情報を受信した場合に、
このプロトコル情報を前記第1プロトコル情報記憶手段
に書き込むプロトコル情報書込手段をさらに有すること
で、特定したものである。
【0024】請求項13の発明は、請求項11又は12
記載の前記各端末装置の前記プロトコル情報送信手段
が、前記各端末装置の電源が投入された際に起動するこ
とで、特定したものである。
【0025】請求項16の発明は、ATM交換機と、こ
のATM交換機にチャネルを介して接続された複数の端
末装置とを備えたネットワークシステムにおける端末装
置間の呼設定方法であって、前記複数の端末装置のいず
れかが発側端末となり着側端末となる他の端末装置との
間で呼設定を行う場合に、着側端末が使用するシグナリ
ングプロトコルのプロトコル情報の付与要求を、前記A
TM交換機に対して送信し、前記発側端末から前記付与
要求を受信した前記ATM交換機が、記憶された前記着
側端末のプロトコル情報に該当するプロトコル情報を、
前記発側端末に対して送信し、前記ATM交換機から前
記着側端末のプロトコル情報を受信した端末装置が、こ
のプロトコル情報に基づいて、自身が使用するシグナリ
ングプロトコルを、着側端末が使用するシグナリングプ
ロトコルに変更し、シグナリングプロトコルを変更した
発側端末が、着側端末との間で呼設定のためのメッセー
ジ交換を行う呼設定方法である。
【0026】請求項17の発明は、ATM交換機と、こ
のATM交換機にチャネルを介して接続された複数の端
末装置とを備えたネットワークシステムにおける端末装
置間の呼設定方法であって、前記複数の端末装置のいず
れかが発側端末となり着側端末となる他の端末装置との
間で呼設定を行う場合に、前記ATM交換機に対して着
側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコル
情報の付与要求を送信し、前記発側端末から前記付与要
求を受信したATM交換機が、前記着側端末に対して前
記付与要求を送信し、前記ATM交換機から前記付与要
求を受信した前記着側端末が、自身が使用するシグナリ
ングプロトコルのプロトコル情報をATM交換機に対し
て送信し、前記着側端末からこのプロトコル情報を受信
したATM交換機が、このプロトコル情報を前記発側端
末に対して送信し、前記ATM交換機から前記着側端末
のプロトコル情報を受信した前記発側端末が、このプロ
トコル情報に基づいて、自身が使用するシグナリングプ
ロトコルを、前記着側端末が使用するシグナリングプロ
トコルに変更し、シグナリングプロトコルを変更した発
側端末が、前記着側端末との間で呼設定のためのメッセ
ージ交換を行う呼設定方法である。
【0027】請求項18の発明は、ATM交換機と、こ
のATM交換機にチャネルを介して接続された複数の端
末装置とを備えるネットワークシステムにおける端末装
置間の呼設定方法であって、前記複数の端末装置のいず
れかが発側端末となり着側端末となる他の端末装置との
間で呼設定を行う場合に、発側端末が使用するシグナリ
ングプロトコルのプロトコル情報,及び,シグナリング
プロトコルを発側端末のシグナリングプロトコルに変更
する旨のプロトコル変更依頼を、前記ATM交換機に対
して送信し、前記発側端末のプロトコル情報,及び前記
プロトコル変更依頼を受信したATM交換機が、これら
を前記着側端末に対して送信し、前記発側端末のプロト
コル情報,及び前記プロトコル変更依頼を受信した前記
着側端末が、これらに基づいて、自身が使用するシグナ
リングプロトコルを、前記発側端末が使用するシグナリ
ングプロトコルに変更し、前記発側端末が、シグナリン
グプロトコルを変更した着側端末との間で呼設定のため
のメッセージ交換を行う呼設定方法である。請求項19
の発明は、LANエミュレーションサーバと、このLA
Nエミュレーションサーバにチャネルを介して接続され
た複数のATM交換機と、前記複数のATM交換機にチ
ャネルを介してそれぞれ接続された複数の端末装置とを
備えたネットワークシステムにおける端末装置間の呼設
定方法であって、前記複数の端末装置のいずれかが発側
端末となり着側端末となる他の端末装置との間で呼設定
を行う場合に、着側端末が使用するシグナリングプロト
コルのプロトコル情報の付与要求を、前記複数のATM
交換機のいずれかに対して送信し、前記発側端末から前
記付与要求を受信したATM交換機が、その付与要求を
前記LANエミュレーションサーバに対して送信し、前
記ATM交換機から前記付与要求を受信したLANエミ
ュレーションサーバが、前記着側端末のプロトコル情報
に該当するプロトコル情報を読み出すとともに、そのプ
ロトコル情報を前記付与要求を送信したATM交換機に
対して送信し、前記LANエミュレーションサーバから
前記着側端末のプロトコル情報を受信したATM交換機
が、そのプロトコル情報を、前記発側端末に対して送信
し、前記着側端末のプロトコル情報を受信した前記発側
端末が、このプロトコル情報に基づいて、自身が使用す
るシグナリングプロトコルを、前記着側端末が使用する
シグナリングプロトコルに変更し、シグナリングプロト
コルを変更した発側端末が、前記着側端末との間で呼設
定のためのメッセージ交換を行う呼設定方法である。
【0028】
【発明の実施の形態】本発明による好適な実施の形態を
図に基づいて詳細に説明する。
【0029】
【実施形態1】 〈ネットワークシステムの構成〉最初に、実施形態1に
よるネットワークシステムの構成を説明する。図1は、
実施形態1によるネットワークシステムの全体構成図で
ある。図1に示されるネットワークシステムでは、AT
M交換機(ATM-SW)10にATM網20a,20bが通信
回線及び図示せぬUNI(User Network Interface:ユー
ザ・網インターフェイス)を介してそれぞれ接続されて
いる。また、各ATM網20a,20bには、複数のA
TM端末装置(以下、「端末」という)が、通信回線及び
図示せぬUNIを介してそれぞれ接続されている(但
し、図1には、端末11,12のみ図示)。
【0030】図2は、図1に示される端末11,12の
構成図である。端末11と端末12とは、ほぼ同じ構成
を備えているため、端末11を例として説明する。図2
において、端末11は、SNMP/ILMI処理部(以下、「S/
I部」という。)14と、このS/I部14に接続され
たATM呼制御部15と、S/I部14及びATM呼制
御部15に接続されたシグナリングプロトコル部(以
下、「SP部」という。)16とを備えている。また、
端末11は、S/I部14,ATM呼制御部15及びS
P部16に接続されたセル編集部17と、上述した各部
に動作電力を供給する電源13とを備えている。
【0031】ここに、S/I部14は、SNMP(Simpl
e Network Management Protocol)プロトコル及びILM
I(Interim Local Management Interface:過渡的ローカ
ルマネージメントインターフェイス)を司る。ここに、
SNMPプロトコルとは、TPC/IPインターネット
のネットワーク管理プロトコルの一つである。また、S
/I部14は、図示せぬSNMPマネージャ(SNMP
プロトコルの管理専用の端末装置(図示せず))と隣接ノ
ード(ATM交換機10を介して接続されている端末装
置:例えば端末12)との間で各種情報の送受信を行
う。
【0032】図3は、図2に示されるS/I部14の構
成図である。図3において、S/I部14は、第1プロ
トコル処理部25と、MIB解析/編集部26と、情報
参照/設定処理部27とを備えている。
【0033】ここに、MIB解析/編集部26は、AT
M交換機10や他の端末に対して送信するメッセージ
を、ATM呼制御部15内のMIB(Management Inform
ationBase:管理情報ベース:図4参照)23に格納され
ているSNMPのネットワーク管理プロトコルの管理が
必要な対象についての情報(MIB情報)を用いて編集
(生成)する。また、MIB解析/編集部26は、端末1
1が受信したメッセージに含まれているMIB情報の内
容を解析する。また、第1プロトコル処理部25は、M
IB解析/編集部26からデータを受け取り、そのデー
タの内容に基づく命令をMIB解析/編集部26又は情
報参照/設定処理部27に対して発する。また、情報参
照/設定処理部27は、S/I部14とATM呼制御部
15との間におけるデータの送受信を司る。
【0034】ATM呼制御部15は、SVC(Switched
Virtual Connection:交換型仮想チャネル)呼の発着信処
理及び切断制御処理を行う。またATM呼制御部15
は、端末11に接続(設定)されているVCC(Virtual C
hannel Connection:仮想チャネルの通信チャネル)と図
示せぬ上位アプリケーションのマッピング処理を行う。
【0035】図4は、図2に示されるATM呼制御部1
5の構成図である。ここに、ATM呼制御部15は、M
IB23(第2プロトコル情報記憶手段に相当)と、第1
シグナリング情報テーブル24と、サービス要求受付部
29と、第2プロトコル処理部30と、コネクション状
態管理部31と、呼状態管理部32とを備えている。
【0036】サービス要求受付部29は、図示せぬ上位
アプリケーションとのインターフェイスを司り、図示せ
ぬ上位アプリケーションに対して呼の発信,着信,及び
切断サービスを提供する。また、サービス要求受付部2
9は、S/I部14からのデータを受け付けて第2プロ
トコル処理部30に対して転送する。
【0037】MIB23は、上述したように、SNMP
のネットワーク管理プロトコルの管理が必要な対象につ
いての情報(MIB情報)が格納された仮想的なデータベ
ースである。そして、このMIB23には、MIB情報
の一つとして以下に示す2つのシグナリング情報(IL
MI−MIB)が追加格納されている。 (1) atmfAtmSignalType:シグナリングプロトコル種別 (2) atmfAtmSignalVersion:シグナリングプロトコル
のバージョン ここに、(1)のシグナリングプロトコル種別とは、端末
11の使用するシグナリングプロトコルがATMフォー
ラムとITUのいずれに準拠しているかの情報である。
また、(2)のシグナリングプロトコルのバージョンと
は、端末11が使用するシグナリングプロトコルがAT
MフォーラムのUNI仕様である場合に、そのバージョ
ンがV3.0,V3.1,V4.0のうちのいずれであ
るかの情報である。これらの(1)及び(2)のシグナリン
グ情報が、本発明のプロトコル情報に相当する。
【0038】第1シグナリング情報テーブル24は、端
末11が他の端末から受信したシグナリング情報を記憶
するものである。第2プロトコル処理部30は、シグナ
リングレイヤ3(L3)プロトコルとのインターフェイスを
司り、レイヤ3(L3)メッセージ(例えば、“SETUP”等の
呼設定の際に用いられるメッセージ)の編集/分析を行
う。また、第2プロトコル処理部30は、必要に応じて
MIB23から上述したシグナリング情報を読み出す。
また、端末11が他の端末のシグナリング情報を受信し
た場合には、その他の端末のシグナリング情報を、第1
シグナリング情報テーブル24に記憶する。
【0039】コネクション状態管理部31は、第2プロ
トコル処理部30と連携し、端末11に接続されている
通信回線に設定されたVP(Virtual Path :仮想パス)や
VC(Virtual Channel :仮想チャネル)の使用の可否に
ついての管理を行う。また、コネクション状態管理部3
1は、VPやVCの使用状態の管理も行う。
【0040】呼設定管理部32は、第2プロトコル処理
部30と連携し、呼の状態及びCollReferrenceの管理を
行う。SP部16は、レイヤ2及びレイヤ3のシグナリ
ングプロトコルを管理しており、端末11と他の端末と
が呼設定に関する動作を行う場合に、端末11が他の端
末に対して送信するメッセージにシグナリングプロトコ
ルに基づく情報を付加する。
【0041】セル編集部17は、セルを抽出/挿入する
ことによってセルを編集(生成)する。また、セル編集部
17は、他の端末やATM交換機10に対してセルを送
信する,あるいは、他の端末やATM交換機10から送
信されたセルを受信する。
【0042】なお、図示を省略してあるが、端末11,
12は、端末11,12の自身の各構成ユニットを制御
するための制御プログラムやこの制御プログラム実行用
のデータ等を格納するROM(媒体),このROMに格納
された制御プログラムを実行するCPU,このCPUの
作業領域等として使用されるRAM,及びI/O等を備
えている。上述したS/I部14,ATM呼制御部1
5,及びSP部16は、図示せぬROMに格納された制
御プログラムが、図示せぬRAMにロードされ、図示せ
ぬCPUにより実行されることによって実現される機能
である。
【0043】図5は、図1に示されるATM交換機10
の構成図である。また、図6は、図5に示されるS/I
部33の構成図であり、図7は、図5に示されるATM
呼制御部35の構成図である。図5において、ATM交
換機10は、S/I部33,SP部34,ATM呼制御
部35,セル編集部36を備えている。これらは、図7
に示されるATM呼制御部35を除き、図2に示された
S/I部14,ATM呼制御部15,SP部16,セル
編集部17とほぼ同じ構成を有しているため、説明を省
略する。また、図6に示される各構成要素は、図3に示
される各構成要素と同じであるため、説明を省略する。
【0044】図7において、ATM呼制御部35は、サ
ービス要求受付部42,第2プロトコル処理部43,コ
ネクション状態管理部44,呼状態管理部45,MIB
46(第2プロトコル情報記憶手段に相当),及び第2シ
グナリング情報テーブル47(第1プロトコル情報記憶
手段に相当)を、備えている。これらのうち、第2プロ
トコル処理部43及び第2シグナリング情報テーブル4
7以外は、図4に示されるMIB23,サービス要求受
付部29,第2プロトコル処理部30,コネクション状
態管理部31,呼状態管理部32とほぼ同様であるため
説明を省略する。
【0045】ここに、第2シグナリング情報テーブル4
7は、端末11,12等のシグナリング情報を記憶する
ものである。第2プロトコル処理部43は、ATM交換
機10が端末11,12等から送信されたシグナリング
情報を受信した場合に、そのシグナリング情報を受け取
って、第2シグナリング情報テーブル47にそれぞれ格
納する。この点以外については、第2プロトコル処理部
43は、図4に示される第2プロトコル処理部30と共
通する。 〈ネットワークシステムにおける処理〉実施形態1によ
るネットワークシステムにおいて、端末間でデータの送
受信が行われる場合には、発側端末(データの送信元と
なる端末),着側端末(データの送信先となる端末),及
びATM交換機10が、同一のシグナリングプロトコル
の下で動作する状態にされ、その後発側端末と着側端末
との間でATM交換機10を介して呼設定のためのメッ
セージ交換(シグナリング手順)がおこなわれ、呼設定後
にデータの送受信が行われる。以下に、端末11,12
及び図示せぬ複数の端末,ATM交換機10における処
理を説明する。
【0046】ATM交換機10の電源がONとなってい
る状態において、各端末の電源13がON状態とされた
場合には、各端末において、シグナリング情報送信処理
が行われる。図8は、シグナリング情報送信処理が示さ
れたフローチャートである。ここでは、端末11がシグ
ナリング情報送信処理を行う場合を例として説明する。
【0047】図8に示されるように、S01では、図2
に示される端末11の電源13がON状態にされると、
S/I部14が起動する。S02では、図3に示される
S/I部14の第1プロトコル処理部25が、端末11
が使用するシグナリング情報が含まれたSNMPメッセ
ージ(以下、「“ColdStart-Trap”」という)の発行要求
を、MIB解析/編集部26に対して通知する。
【0048】S03では、“ColdStart-Trap”の発行要
求を受け取ったMIB解析/編集部25が、“ColdStar
t-Trap”の編集を開始する。このとき、MIB解析/編
集部26は、シグナリング情報読出要求を、情報参照/
設定処理部27に対して通知する。
【0049】S04では、シグナリング情報読出要求を
受け取った情報参照/設定処理部27が、シグナリング
情報の問い合わせ要求を、図2に示されるATM呼制御
部15に対して通知する。ATM呼制御部15では、図
4に示される第2プロトコル処理部20が、このシグナ
リング情報の問い合わせ要求を、サービス要求受付部2
9を介して受け取る。
【0050】S05では、シグナリング情報の問い合わ
せ要求を受け取った第2プロトコル処理部30が、端末
11が現在使用しているシグナリングプロトコルのシグ
ナリング情報をMIB23から読み出す。
【0051】S06では、第2プロトコル処理部30
が、S05にて読み出したシグナリング情報を、サービ
ス要求受付部29に対して通知する。このシグナリング
情報は、サービス要求受付部29及びS/I部14の情
報参照/設定処理部27を経てMIB解析/編集部に受
け取られる。
【0052】S07では、シグナリング情報を受け取っ
たMIB解析/編集部26が、“ColdStart-Trap”を編
集する。S08では、“ColdStart-Trap”の編集が完了
したか否かが判定される。このとき、“ColdStart-Tra
p”の編集が終了していない場合には、処理がS03に
戻り、“ColdStart-Trap”の編集が終了するまでS03
〜S08のループ処理が繰り返し行われる。これに対
し、“ColdStart-Trap”の編集が終了している場合に
は、編集された“ColdStart-Trap”が、図2に示される
セル編集部17へ送られる。そして、処理がS09へ進
む。
【0053】S09では、“ColdStart-Trap”を受け取
ったセル編集部17が、“ColdStart-Trap”をATM網
20aに対して送信する。このS09の処理が終了する
と、シグナリング情報送信処理が終了する。なお、“Co
ldStart-Trap”は、UDP(User Datagram Protocol)デ
ータのデータ形式におけるユーザデータ部分に埋め込ま
れて送信される。この“ColdStart-Trap”は、ATM網
20aを経て、ATM交換機10に受信される。このシ
グナリング情報送信処理が、本発明のプロトコル情報送
信手段に相当する。なお、シグナリング情報送信処理
は、端末11のみならず、端末12及び図示せぬ複数の
端末においてもそれぞれ同様に行われる。
【0054】“ColdStart-Trap”をATM交換機10が
受信すると、ATM交換機10にて、シグナリング情報
受信処理が行われる。図9は、シグナリング情報受信処
理が示されたフローチャートである。
【0055】図9に示されるように、S10では、図5
に示されるATM交換機10のセル編集部36が、AT
M交換機10が受信したUDPデータに“ColdStart-Tr
ap”が含まれているか否かを判定する。このとき、UD
Pデータが“ColdStart-Trap”を含むと判定された場合
には、セル編集部36は、このUDPデータから“Cold
Start-Trap”を抽出してS/I部33へ与える。そし
て、処理がS11へ進む。これに対し、UDPデータが
“ColdStart-Trap”を含まないと判定された場合には、
処理がS15へ進み、ATM交換機10の他の処理が行
われる。
【0056】S11では、S/I部33のMIB解析/
編集部39(図6参照)が、“ColdStart-Trap”を情報参
照/設定処理部40を介して受け取る。すると、MIB
解析/編集部39は、“ColdStart-Trap”を解析するこ
とによって、“ColdStart-Trap”からシグナリング情報
を抽出する。この抽出が終了すると、MIB解析/編集
部39は、その旨を第1プロトコル処理部38に対して
通知する。
【0057】S12では、第1プロトコル処理部38
が、S11にて得られたシグナリング情報をATM交換
機10のATM呼制御部35(図5参照)に対して通知す
る旨の通知命令を、情報参照/設定処理部40に対して
与える。この通知命令は、MIB解析/編集部39を介
して情報参照/設定処理部40に与えられる。このと
き、MIB解析/編集部39は、通知命令とともにS1
1にて得たシグナリング情報を情報参照/設定処理部4
0に対して与える。
【0058】S13では、通知命令及びシグナリング情
報を受け取った情報参照/設定処理部40が、ATM呼
制御部35に対してシグナリング情報を通知する。S1
4では、ATM呼制御部35の第2プロトコル処理部4
3(図7参照)が、シグナリング情報を、サービス要求受
付部42を介して受け取る。すると、第2プロトコル処
理部43は、このシグナリング情報とこれを送信した端
末の情報と対応させた状態で、第2シグナリング情報テ
ーブル47に記憶する。このS14の処理が終了する
と、シグナリング情報受信処理が終了する。なお、AT
M交換機10は、端末11,12及び図示しない複数の
端末からシグナリング情報をそれぞれ受け取り、各シグ
ナリング情報を、第2シグナリング情報テーブル47に
それぞれ記憶する。このシグナリング情報受信処理が、
本発明のプロトコル情報書込手段に相当する。
【0059】その後、端末11,12を含む複数の端末
のうち、ある端末が発側端末となり、他の端末を着側端
末としてデータの送受信を行う場合には、発側端末にお
いて、シグナリング情報要求処理が行われる。図10
は、シグナリング情報要求処理が示されたフローチャー
トである。
【0060】図10に示されるように、S21では、デ
ータの送受信を行うための発呼要求が、発側端末の図示
せぬ入出力装置からATM呼制御部15のサービス要求
受付部29(図4参照)に入力される。すると、サービス
要求受付部29が、この発呼要求を第2プロトコル処理
部30に対して転送する。
【0061】S22では、発呼要求を受け取った第2プ
ロトコル処理部30が、ATM交換機10から着側端末
のシグナリング情報を取得する旨のシグナリング情報取
得要求を発行する。このシグナリング情報取得要求は、
サービス要求受付部29を介してS/I部14へ送られ
る。
【0062】S23では、S/I部14の第1プロトコ
ル処理部25(図3参照)が、シグナリング情報取得要求
を、情報参照/設定処理部27及びMIB解析/編集部
26を介して受け取る。すると、第1プロトコル処理部
25は、着側端末のシグナリング情報を要求するSNM
Pメッセージ(以下、「“Get-request”」という)の発
行要求を、MIB解析/編集部26に対して通知する。
【0063】S24では、“Get-request”の発行要求
を受け取ったMIB解析/編集部26が、“Get-reques
t”を編集する。このMIB解析/編集部26は、“Get
-request”の編集が終了すると、その“Get-request”
を、セル編集部17に対して通知する。
【0064】S25では、“Get-request”を受け取っ
たセル編集部17が、その“Get-request”を含み且つ
ATM交換機10を送信先とするUDPデータを、生成
する。続いて、セル編集部17は、そのUDPデータを
ATM網20aに対して送信する。このS25の処理が
終了すると、シグナリング情報要求処理が終了する。そ
して、このUDPデータは、ATM網20aを介してA
TM交換機10に受信される。このシグナリング情報要
求処理が、本発明のプロトコル情報要求手段に相当す
る。
【0065】ATM交換機10が“Get-request”のU
DPデータを受信すると、ATM交換機10において、
シグナリング情報付与処理が行われる。図11は、シグ
ナリング情報付与処理が示されたフローチャートであ
る。
【0066】図11に示されるように、S26では、A
TM交換機10のセル編集部36(図5参照)が、ATM
交換機10が受信したUDPデータが“Get-request”
を含むか否かを判定する。このとき、UDPデータが
“Get-request”を含むと判定された場合には、セル編
集部36は、このUDPデータから“Get-request”を
抽出し、この“Get-request”をS/I部33へ与え
る。そして、処理がS27へ進む。これに対し、UDP
データが“Get-request”を含むものではないと判定さ
れた場合には、処理がS37へ進み、ATM交換機10
の他の処理が行われる。
【0067】S27では、S/I部33のMIB解析/
編集部39(図6参照)が、“Get-request”を、情報参
照/設定処理部40を介して受け取る。すると、MIB
解析/編集部39は、“Get-request”を解析すること
によって、“Get-request”の内容(着側端末のシグナリ
ング情報を要求する旨)を抽出する。
【0068】S28では、MIB解析/編集部39が、
S27にて得た“Get-request”の内容を、第1プロト
コル処理部38に対して通知する。S29では、“Get-
request”の内容を受け取った第1プロトコル処理部3
8が、この“Get-request”の内容に対応するシグナリ
ング情報を含むSNMPメッセージ(以下、「“Get-res
ponse”」という)の編集要求を発行するとともに、その
編集要求をMIB解析/編集部39に対して通知する。
【0069】S30では、“Get-response”の編集要求
を受け取ったMIB解析/編集部39が、“Get-respon
se”の編集を開始する。これと同時に、MIB解析/編
集部39は、“Get-response”の内容とこの“Get-resp
onse”の内容に対応するシグナリング情報の問い合わせ
命令とを、情報参照/設定処理部40に対して通知す
る。
【0070】S31では、“Get-response”の内容とシ
グナリング情報の問い合わせ命令とを受け取った情報参
照/設定処理部40が、“Get-request”の内容とシグ
ナリング情報の問い合わせ要求とを、ATM呼制御部3
5に対して通知する。
【0071】S32では、ATM呼制御部35の第2プ
ロトコル処理部43(図7参照)が、“Get-request”の
内容とシグナリング情報の問い合わせ要求とを、サービ
ス要求受付部42を介して受け取る。すると、第2プロ
トコル処理部43は、“Get-request”の内容に対応す
るシグナリング情報(着側端末のシグナリング情報)を、
第2シグナリング情報テーブル47から読み出す。
【0072】S33では、第2プロトコル処理部43
が、S32にて読み出したシグナリング情報を、サービ
ス要求受付部42に対して通知する。このシグナリング
情報は、サービス要求受付部42及びS/I部33の情
報参照/設定処理部40を経てMIB解析/編集部39
に与えられる。
【0073】S34では、シグナリング情報を受け取っ
たMIB解析/編集部39が、“Get-response”を編集
する。S35では、“Get-response”の編集が終了した
か否かが判定される。このとき、“Get-response”の編
集が終了していないと判定された場合には、処理がS3
0へ戻り、S35にて“Get-response”の編集が終了し
たと判定されるまでS30〜S35のループ処理が繰り
返し行われる。これに対し、“Get-response”の編集が
終了していると判定された場合には、MIB解析/編集
部39が、“Get-response”を情報参照/設定処理部4
0に対して通知する。情報参照/設定処理部40は、こ
の“Get-response”をセル編集部36に対して転送す
る。そして、処理がS36に進む。
【0074】S36では、セル編集部36が、“Get-re
sponse”を含み且つ送信先が“Get-request”を送信し
た端末(発側端末)であるUDPデータを、生成する。続
いて、セル編集部36が、このUDPデータをATM網
20aに対して送信する。このS36の処理が終了する
と、シグナリング情報付与処理が終了する。そして、こ
の“Get-response”を含むUDPデータは、ATM網2
0aを経て発側端末に受信される。このシグナリング情
報付与処理が、本発明のプロトコル情報付与手段に相当
する。
【0075】続いて、“Get-response”を受信した発側
端末では、シグナリングプロトコル整合処理が行われ
る。図12は、シグナリングプロトコル整合処理が示さ
れたフローチャートである。なお、この処理は、図10
に示されるシグナリング情報要求処理の終了直後からス
タートする。
【0076】図12に示されるように、S38では、発
側端末のセル編集部17が、S25(図10参照)にて
“Get-request”を含むUDPデータを送信したことに
より、その応答である“Get-response”を含むUDPデ
ータの受信待ち状態となる。そして、“Get-response”
を含むUDPデータを受信すると、セル編集部17は、
このUDPデータから“Get-response”を抽出してS/
I部14へ与える。そして、処理がS39へ進む。
【0077】S39では、S/I部14のMIB解析/
編集部26(図3参照)が、“Get-response”を、情報参
照/設定処理部27を介して受け取る。すると、MIB
解析/編集部26は、“Get-response”を解析すること
によって、“Get-response”から着側端末のシグナリン
グ情報を抽出する。この抽出が終了すると、MIB解析
/編集部26は、その旨を第1プロトコル処理部25に
対して通知する。
【0078】S40では、第1プロトコル処理部25
が、S39にて得られたシグナリング情報をATM呼制
御部15に対して通知する旨の通知命令を、情報参照/
設定処理部27に対して与える。この通知命令は、MI
B解析/編集部26を介して情報参照/設定処理部27
に与えられる。このとき、MIB解析/編集部26は、
通知命令とともに、S38にて得たシグナリング情報を
情報参照/設定処理部27に対して与える。
【0079】S41では、通知命令及びシグナリング情
報を受け取った情報参照/設定処理部27が、このシグ
ナリング情報をATM呼制御部15に対して通知する。
S42では、ATM呼制御部15の第2プロトコル処理
部30(図4参照)が、シグナリング情報をサービス要求
受付部29を介して受け取る。すると、第2プロトコル
処理部30は、このシグナリング情報とこれを送信した
端末の情報とを対応させた状態で、第1シグナリング情
報テーブル24に記憶する。
【0080】S43では、第2プロトコル処理部30
が、MIB23から当該発側端末のシグナリング情報を
読み出すとともに、このシグナリング情報とS41にて
受け取った着側端末のシグナリング情報とを対比する。
【0081】S44では、S43にて対比されたシグナ
リング情報が同一であるか否かが判定される。このと
き、シグナリング情報が同一である場合には、第2プロ
トコル処理部30が、シグナリングプロトコルの変更不
要と認識する。これによって、シグナリングプロトコル
整合処理が終了する。これに対し、シグナリング情報が
同一でない場合には、処理がS45へ進む。
【0082】S45では、第2プロトコル処理部30
が、発側端末が使用するシグナリングプロトコルを、着
側端末のシグナリング情報に該当するシグナリングプロ
トコルに変更する。これによって、発側端末が使用する
シグナリングプロトコルと着側端末が使用するシグナリ
ングプロトコルとが一致した状態となる。このS45の
処理が終了すると、シグナリングプロトコル整合処理が
終了する。このシグナリングプロトコル整合処理が、本
発明の第1プロトコル変更手段に相当する。
【0083】なお、この後、発側端末と着側端末との間
で、呼設定のためのメッセージ交換(シグナリング手順)
がATM交換機10を介して行われ、続いてデータの送
受信が行われる。 〈ネットワークシステムの動作例〉次に、実施形態1に
よるネットワークシステムの動作例(呼設定方法)を説明
する。図13は、実施形態1によるネットワークシステ
ムの動作例を示すシーケンス図である。この動作例は、
端末11が発側端末となり、端末12を着側端末として
データの送受信を行う場合の動作例である。なお、図1
3は、端末11,12とATM交換機10との間に介在
するATM網20a,20bを省略して示してある。
【0084】図13において、動作開始前における端末
11のシグナリングプロトコルがATMフォーラム準拠
のものであり、端末12及びATM交換機10のシグナ
リングプロトコルがITU準拠のものであったとする。
【0085】最初に、端末11及び端末12は、電源1
3(図2参照)がON状態にされると、シグナリング情報
送信処理(図8に示されるS01〜S09の処理)を行
い、“ColdStart-Trap”をATM交換機10に対してそ
れぞれ送信する。このとき、端末11は、シグナリング
プロトコルがATMフォーラムに準拠する旨のシグナリ
ング情報を含む“ColdStart Trap”を送信し、端末12
は、シグナリングプロトコルがITUに準拠する旨のシ
グナリング情報を含む“ColdStart -Trap”を送信す
る。
【0086】ATM交換機10は、端末11及び端末1
2からそれぞれ“ColdStart-Trap”を受信すると、シグ
ナリング情報受信処理(図9に示されるS10〜14の
処理)をそれぞれ行い、各“ColdStart-Trap”に含まれ
るシグナリング情報を、第2シグナリング情報テーブル
47(図7参照)にそれぞれ記憶する。
【0087】この後、端末11が端末12との間でデー
タの送受信を望む場合には、端末11は、シグナリング
情報要求処理(図10に示されるS21〜S25の処理)
を行い、端末12のシグナリング情報を求める“Get-re
quest”を、ATM交換機10に対して送信する。
【0088】ATM交換機10は、端末11から“Get-
request”を受信すると、シグナリング情報付与処理(図
11に示されるS26〜S36の処理)を行い、端末1
2のシグナリング情報を含む“Get-response”を、端末
11に対して送信する。
【0089】端末11は、ATM交換機10から“Get-
response”を受信すると、シグナリングプロトコル整合
処理(図12に示されるS38〜S45の処理)を行う。
このとき、S44にて、端末11のシグナリングプロト
コルと端末12のシグナリングプロトコルとが同一でな
いと判定されるため、S45において、端末11のシグ
ナリングプロトコルが、ATMフォーラムに準拠するも
のからITUに準拠するものに変更される。これによっ
て、端末11,12及びATM交換機10が、同一のシ
グナリングプロトコルの下で動作する状態となる。
【0090】この後、端末11と端末12との間で、以
下に説明する呼設定のためのメッセージ交換(シグナリ
ング手順)がATM交換機10を介して行われ、続いて
データの送受信が行われる。
【0091】すなわち、最初に、端末11からATM交
換機10に対して呼設定のメッセージである“SETUP”
が送信される。ATM交換機10は、端末11から“SE
TUP”を受信すると、その“SETUP”を端末12に対して
転送する。続いて、ATM交換機10は、“SETUP”に
対する呼設定受付のメッセージである“CALL-PROC”を
端末11に対して送信する。
【0092】端末11は、ATM交換機10から“CALL
-PROC”を受信すると、ITUのシグナリングプロトコ
ルに基づいてT310タイマによる計時を開始し、呼出
メッセージである“ALERT”の受信待ち状態となる。
【0093】一方、端末12は、ATM交換機10から
“SETUP”を受信すると、ITUのシグナリングプロト
コルに基づいて、呼出メッセージである“ALERT”を送
信し、続いて接続メッセージである“CONN”を送信す
る。このとき、“ALERT”は、ATM交換機10を経て
端末11へ送信されるが、端末11と端末12とが使用
するシグナリングプロトコルが同一であるため、T31
0タイマがタイムアウトになる前に、“ALERT”が端末
11に受信される。
【0094】端末11は、ATM交換機10から“ALER
T”を受信すると、今度はT301タイマによる計時を
開始し、端末12からの“CONN”の受信待ち状態とな
る。そして、端末12から送信された“CONN”も、この
T301タイマがタイムアウトとなる前に、ATM交換
機10を経て端末11に受信される。
【0095】端末11は、ATM交換機10から“CON
N”を受信すると、この“CONN”の受理確認メッセージ
である“CONN-ACK”をATM交換機10に対して送信す
る。この“CONN-ACK”は、ATM交換機10を経て端末
12に受信される。このようにして、端末11と端末1
2との間で呼設定が行われる。そして、呼設定終了後
に、端末11から端末12を送信先とするデータセルが
送出され、端末11と端末12との間でデータの送受信
(データ通信)が行われる。
【0096】なお、この動作例において、動作開始前に
おける端末11のシグナリングプロトコルが例えばAT
Mフォーラム準拠V3.0であり、端末12及びATM
交換機10のシグナリングプロトコルが例えばATMフ
ォーラム準拠V3.1である場合には、最終的に端末1
1のシグナリングプロトコルがATMフォーラム準拠V
3.1に変更され、端末11と端末12との間で呼設定
及びデータの送受信が適正に行われることは勿論であ
る。
【0097】実施形態1によるネットワークシステムに
よれば、最初に、ATM交換機10に端末11,12等
のシグナリング情報が集められる。そして、その後に発
側端末となる端末が、ATM交換機10から着側端末の
シグナリング情報を受け取るとともに、そのシグナリン
グ情報に基づいて自身が使用するシグナリングプロトコ
ルを着側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更
する。これによって、シグナリングプロトコルの相違に
起因する端末間の呼設定ができない場合を解消すること
ができる。従って、SVCコネクションの呼設定を適正
に行うことができ、これに伴いSVCサービスを適正に
提供できるとともに、端末間におけるデータの送受信を
従来に比しより適正に行うことができる。
【0098】なお、ATM交換機10は、発側端末から
“Get-request”を受け取ったときに、第2シグナリン
グ情報テーブル47から着側端末のシグナリング情報を
読み出すととともに、MIB46からATM交換機10
自身のシグナリング情報を読み出して両者を対比し、両
者が異なる場合には、ATM交換機10のシグナリング
プロトコルを、着側端末のシグナリングプロトコルに変
更するようにしても良い。このようにすれば、発側端
末,ATM交換機10及び着側端末のシグナリングプロ
トコルがそれぞれ異なる場合であっても、発側端末,A
TM交換機10及び着側端末が同一のシグナリングプロ
トコルに基づいて動作するようにできる。
【0099】また、実施形態1における発側端末が、A
TM交換機10に対して“Get-request”を送信する際
に第1シグナリング情報テーブル24を検索し、“Get-
request”送信によって得ようとする着側端末のシグナ
リング情報が既に第1シグナリング情報テーブル24に
記憶されている場合には、発側端末が“Get-request”
を送信することなく、第1シグナリング情報テーブル2
4に記憶されているシグナリング情報に基づいて、発側
端末自身のシグナリングプロトコルを変更するようにし
ても良い。すなわち、着側端末のシグナリング情報が第
1シグナリング情報テーブル24に記憶されていない場
合にのみ、発側端末が“Get-request”を送信するよう
にしても良い。
【0100】また、実施形態1では、発側端末が受信し
た着側端末のシグナリング情報は、第1シグナリング情
報テーブル24に記憶されるようになっているが、シグ
ナリング情報がMIB23に記憶されるようになってい
ても良い。この場合には、着側端末のシグナリング情報
は、MIB23に新規に記憶されるようになっていても
良く、または、発側端末自身が使用するシグナリングプ
ロトコルのシグナリング情報として、既に記憶されてい
るシグナリング情報の格納領域に上書きされるようにな
っていても良い。
【0101】
【実施形態2】次に、本発明の実施形態2によるネット
ワークシステムを説明する。 〈ネットワークシステムの構成〉実施形態2によるネッ
トワークシステムは、実施形態1と構成をほぼ同じく
し、処理及び動作が異なるのみであるため、構成の説明
を省略する(図1〜図7参照)。 〈ネットワークシステムにおける処理〉次に、実施形態
2によるネットワークシステムにおける処理を説明す
る。実施形態2によるネットワークシステムにおいて、
端末間でデータの送受信が行われる場合には、発側端末
(データの送信元となる端末)が、ATM交換機10を介
して着側端末(データの送信先となる端末)のシグナリン
グ情報を取得する。そして、発側端末は、取得した着側
端末のシグナリング情報に基づいて、自身のシグナリン
グプロトコルを着側端末のシグナリングプロトコルに変
更させた後、着側端末との間で呼設定及びデータの送受
信をATM交換機10を介して行う。この際における発
側端末,着側端末,及びATM交換機10の処理を説明
する。最初に、発側端末は、ATM交換機10に対し着
側端末のシグナリング情報の付与を求めるシグナリング
情報要求処理を行う。このシグナリング情報要求処理
は、図10に示されるシグナリング情報要求処理(S2
1〜S25の処理:プロトコル情報要求手段に相当)と
ほぼ同じ処理であるため、説明を省略する。このシグナ
リング情報要求処理によって、“Get-request”を含み
且つATM交換機10を送信先とするUDPデータが、
図1に示されるATM網20a又は20bを経てATM
交換機10に受信される。
【0102】ATM交換機10は、“Get-request”を
受信することによって、着側端末からそのシグナリング
情報を取得して発側端末に与えるべきと認識する。この
ため、ATM交換機10では、ATM交換機によるシグ
ナリング情報要求処理が行われる。図14は、ATM交
換機によるシグナリング情報要求処理が示されたフロー
チャートである。
【0103】図14に示されるように、S101では、
図5に示されるセル編集部36に発側端末から送信され
た“Get-request”を含むUDPデータが受信される。
S102では、S101にて受信されたUDPデータか
ら“Get-request”とUDPデータの送信元アドレスと
が抽出される。そして、抽出された“Get-request”
は、S/I部33に送られる。一方、抽出されたUDP
データの送信元アドレスは、ATM呼制御部35の第2
プロトコル処理部43(図7参照)に送られ、第2プロト
コル処理部43に記憶される。
【0104】S103では、S/I部33のMIB解析
/編集部39(図6参照)が、“Get-request”を受け取
り、その“Get-request”の内容を解析する。これによ
って、MIB解析/編集部39は、着側端末からそのシ
グナリング情報を取得すべきと認識する。そして、MI
B解析/編集部39は、その旨を第1プロトコル処理部
38に対して通知する。
【0105】S104では、第1プロトコル処理部38
が、MIB解析/編集部39からの通知を受け取り、そ
の通知の回答として、着側端末からそのシグナリング情
報を取得する旨の“Get-request”の発行要求を、MI
B解析/編集部39に対して通知する。
【0106】S105では、“Get-request”の発行要
求を受け取ったMIB解析/編集部39が、“Get-requ
est”を編集する。この“Get-request”の編集が終了す
ると、MIB解析/編集部39は、この“Get-reques
t”をセル編集部36に対して通知する。
【0107】S106では、“Get-request”を受け取
ったセル編集部36が、その“Get-request”を含み且
つ着側端末を送信先とするUDPデータを生成する。続
いて、セル編集部36は、そのUDPデータをATM網
20a又はATM網20bに対して送信する。このS1
06の処理が終了すると、ATM交換機10によるシグ
ナリング情報要求処理が終了する。このATM交換機に
よるシグナリング情報要求処理が、本発明のプロトコル
情報送信手段に相当する。
【0108】このUDPデータは、ATM網20a又は
ATM網20bを介して着側端末に受信される。する
と、その着側端末にて、シグナリング情報返答処理が行
われる。図15は、シグナリング情報返答処理が示され
たフローチャートである。
【0109】図15に示されるように、S107では、
着側端末のセル編集部17(図2参照)が、ATM交換機
10から受信したUDPデータが“Get-request”を含
むか否かを判定する。このとき、UDPデータが“Get-
request”を含むと判定された場合には、セル編集部1
7は、このUDPデータから“Get-request”を抽出し
てS/I部14へ与える。そして、処理がS102へ進
む。これに対し、UDPデータが“Get-request”を含
むものではないと判定された場合には、処理がS118
へ進み、着側端末の他の処理が行われる。
【0110】S108では、S/I部14のMIB解析
/編集部26(図3参照)が、“Get-request”を、情報
参照/設定処理部27を介して受け取る。すると、MI
B解析/編集部26は、“Get-request”を解析するこ
とによって、“Get-request”の内容(着側端末のシグナ
リング情報を要求する旨)を抽出する。
【0111】S109では、MIB解析/編集部26
が、S108にて得た“Get-request”の内容を、第1
プロトコル処理部25に対して通知する。S110で
は、MIB解析/編集部26からの通知を受け取った第
1プロトコル処理部25が、“Get-request”の内容に
対応するシグナリング情報を含むメッセージ(“Get-res
ponse”)の編集要求を発行するとともに、その編集要求
をMIB解析/編集部26に対して通知する。
【0112】S111では、S110にて発行された編
集要求を受け取ったMIB解析/編集部26が、“Get-
response”の編集を開始する。これと同時に、MIB解
析/編集部26は、“Get-response”の内容とこの“Ge
t-response”の内容に対応するシグナリング情報の問い
合わせ命令とを情報参照/設定処理部27に対して通知
する。
【0113】S112では、シグナリング情報の問い合
わせ命令を受け取った情報参照/設定処理部27が、A
TM呼制御部15に対して“Get-request”の内容とシ
グナリング情報の問い合わせ要求とを通知する。
【0114】S113では、ATM呼制御部15の第2
プロトコル処理部30(図4参照)が、“Get-request”
の内容とシグナリング情報の問い合わせ要求とを、サー
ビス要求受付部29を介して受け取る。すると、第2プ
ロトコル処理部30は、“Get-request”の内容に対応
するシグナリング情報(データの送受信相手となる端末
のシグナリング情報)を、MIB23(第1自プロトコル
情報記憶手段に相当)から読み出す。
【0115】S114では、第2プロトコル処理部30
が、S107にて読み出したシグナリング情報を、サー
ビス要求受付部29に対して通知する。このシグナリン
グ情報は、サービス要求受付部29及びS/I部14の
情報参照/設定処理部27を経てMIB解析/編集部2
6に与えられる。
【0116】S115では、シグナリング情報を受け取
ったMIB解析/編集部26が、“Get-response”を編
集する。S116では、“Get-response”の編集が終了
したか否かが判定される。このとき、“Get-response”
の編集が終了していないと判定された場合には、処理が
S111へ戻り、S116にて“Get-response”の編集
が終了したと判定されるまでS111〜S116のルー
プ処理が繰り返し行われる。これに対し、“Get-respon
se”の編集が終了していると判定された場合には、MI
B解析/編集部26が、“Get-response”を情報参照/
設定処理部27に対して通知する。情報参照/設定処理
部27は、この“Get-response”を、セル編集部17に
対して転送される。そして、処理がS117へ進む。
【0117】S117では、セル編集部17が、“Get-
response”を含み且つATM交換機10を送信先とする
UDPデータを生成する。続いて、セル編集部17が、
このUDPデータをATM網20a又はATM網20b
に対して送信する。このS117の処理が終了すると、
シグナリング情報返答処理が終了する。このシグナリン
グ情報返答処理が、本発明のプロトコル情報返答手段に
相当する。そして、“Get-response”を含むUDPデー
タは、ATM網20a又はATM網20bを経てATM
交換機10に受信される。
【0118】続いて、“Get-response”を受信したAT
M交換機10では、シグナリング情報転送処理が行われ
る。図16は、ATM交換機10によるこのシグナリン
グプロトコル整合処理が示されたフローチャートであ
る。
【0119】図16に示されるように、S118では、
セル編集部36が、“Get-response”を含むUDPデー
タを受信する。すると、セル編集部36は、このUDP
データから“Get-response”を抽出してS/I部33へ
与える。
【0120】S119では、S/I部33のMIB解析
/編集部39(図6参照)が、“Get-response”を、情報
参照/設定処理部40を介して受け取る。すると、MI
B解析/編集部39は、“Get-response”を解析するこ
とによって、“Get-response”から着側端末のシグナリ
ング情報を抽出する。そして、抽出が終了すると、MI
B解析/編集部39は、その旨を第1プロトコル処理部
38に対して通知する。
【0121】S120では、MIB解析/編集部39
が、“Get-response”をセル編集部36に対して返送す
る。S121では、MIB解析/編集部39からの通知
を受け取った第1プロトコル処理部38が、S119に
て得られたシグナリング情報をATM呼制御部35に対
して通知する旨の通知命令を、情報参照/設定処理部4
0に対して与える。この通知命令は、MIB解析/編集
部39を介して情報参照/設定処理部40に与えられ
る。このとき、MIB解析/編集部39は、通知命令と
ともにS119にて得たシグナリング情報を情報参照/
設定処理部40に対して与える。
【0122】S122では、通知命令及びシグナリング
情報を受け取った情報参照/設定処理部40が、ATM
呼制御部35に対してシグナリング情報を通知する。S
123では、ATM呼制御部35の第2プロトコル処理
部43(図7参照)が、シグナリング情報をサービス要求
受付部42を介して受け取る。すると、第2プロトコル
処理部43は、シグナリング情報を着側端末と対応させ
た状態で、第2シグナリング情報テーブル47に記憶す
る。
【0123】S124では、第2プロトコル処理部43
が、S102(図14参照)にて記憶した“Get-reques
t”の送信元アドレス(発側端末のアドレス)を読み出
す。続いて、この発側端末のアドレスを、セル編集部3
6に対して通知する。
【0124】S125では、セル編集部36が、S12
0によって返送された“Get-response”とATM呼制御
部35から受け取った発側端末のアドレスとを用い、
“Get-response”を含み且つ発側端末を送信先とするU
DPデータを生成する。そして、セル編集部36は、そ
のUDPデータをATM網20a又はATM網20bに
対して送信する。これによって、“Get-request”を含
むUDPデータが、ATM網20a又はATM網20b
を経て発側端末に受信される。
【0125】S126では、第2プロトコル処理部43
が、MIB46(第2自プロトコル情報記憶手段に相当)
からATM交換機10が使用しているシグナリングプロ
トコルのシグナリング情報を読み出すとともに、このシ
グナリング情報とS123にて受け取った着側端末のシ
グナリング情報とを対比する。
【0126】S127では、S126にて対比したシグ
ナリング情報が同一であるか否かが判定される。このと
き、シグナリング情報が同一である場合には、第2プロ
トコル処理部43が、シグナリングプロトコルの変更不
要と認識する。これによって、シグナリング情報転送処
理が終了する。これに対し、シグナリング情報が同一で
ない場合には、処理がS128へ進む。
【0127】S128では、第2プロトコル処理部43
が、ATM交換機10が使用するシグナリングプロトコ
ルを、S123にて受け取ったシグナリング情報に該当
するシグナリングプロトコルに変更する(第2プロトコ
ル変更手段に相当)。これによって、ATM交換機10
のシグナリングプロトコルと着側端末のシグナリングプ
ロトコルとが一致した状態となる。このS128の処理
が終了すると、シグナリング情報転送処理が終了する。
このシグナリング情報転送処理が、本発明のプロトコル
情報転送手段に相当する。
【0128】発側端末は、ATM交換機10から送信さ
れた“Get-response”を含むUDPデータを受信する
と、シグナリングプロトコル整合処理を行う。このシグ
ナリングプロトコル整合処理は、図12に示されるシグ
ナリングプロトコル整合処理(S38〜S45の処理:
第1プロトコル変更手段に相当)と同じであるため説明
を省略する。このシグナリングプロトコル整合処理によ
って、発側端末,ATM交換機10,及び着側端末のシ
グナリングプロトコルが一致した状態となる。そして、
発側端末と着側端末との間で呼設定のためのメッセージ
交換(シグナリング手順)が行われ、続いてデータの送受
信が行われる。 〈ネットワークシステムの動作例〉次に、実施形態2に
よるネットワークシステムの動作例(呼設定方法)を説明
する。図17は、ネットワークシステムの動作例を示す
シーケンス図である。この動作例は、図1に示される端
末11が発側端末となり、端末12を着側端末としてデ
ータの送受信を行う場合の動作例である。なお、図17
は、端末11,12とATM交換機10との間に介在す
るATM網20a,20bを省略して示してある。
【0129】図17において、動作開始前における端末
11及びATM交換機10のシグナリングプロトコルは
ATMフォーラム準拠のV3.1であり、端末12のシ
グナリングプロトコルはATMフォーラム準拠のV3.
0であったとする。
【0130】最初に、端末11に(ユーザからの)発呼要
求が入力されると、端末11では、シグナリング情報要
求処理(図10に示されるS21〜S25の処理)が行わ
れる。これによって、端末12のシグナリング情報(プ
ロトコル種別及びバージョン情報)を求める“Get-reque
st”が、ATM交換機10に対して送信される。
【0131】ATM交換機10が端末11からの“Get-
request”を受信すると、ATM交換機10では、AT
M交換機10によるシグナリング情報要求処理(図14
に示されるS101〜S106の処理)が、行われる。
これによって、シグナリング情報の取得要求である“Ge
t-request”が、端末12に対して送信される。
【0132】端末12がATM交換機10からの“Get-
request”を受信すると、端末12では、シグナリング
情報返答処理(図15に示されるS107〜S117の
処理)が行われる。これによって、端末12のシグナリ
ング情報を含む“Get-response”が、ATM交換機10
に対して送信される。
【0133】ATM交換機10が端末12からの“Get-
response”を受信すると、ATM交換機10では、シグ
ナリング情報転送処理(図16に示されるS118〜S
128の処理)が、行われる。これによって、端末11
に端末12から送信された“Get-response”が、転送さ
れる。また、ATM交換機10のシグナリングプロトコ
ルが、V3.1からV3.0へバージョン変更される。
【0134】端末11がATM交換機10からの“Get-
response”を受信すると、端末11では、シグナリング
プロトコル整合処理(図12に示されるS38〜S45
の処理)が、行われる。これによって、端末11のシグ
ナリングプロトコルが、V3.1からV3.0へバージ
ョン変更される。このようにして、端末11,12及び
ATM交換機10のシグナリングプロトコルの整合が図
られ、シグナリングプロトコルが一致した状態となる。
【0135】この後、端末11と端末12との間で、呼
設定のためのメッセージ交換が行われ、続いてデータの
送受信が行われる。この動作例における呼設定のための
メッセージ交換は、ATMフォーラムV3.0に基づく
ものであるが、実施形態1において説明したITU準拠
の呼設定のためのメッセージ交換に比し、“ALERT”,
T310タイマ,及びT301タイマが無い点を除いて
共通するため、説明を省略する。
【0136】なお、この動作例において、動作開始前に
おける端末11及びATM交換機10のシグナリングプ
ロトコルが例えばITU準拠のものであり、端末12の
シグナリングプロトコルが例えばATMフォーラム準拠
V3.0である場合には、最終的に端末11及びATM
交換機10のシグナリングプロトコルがATMフォーラ
ム準拠V3.0に変更され、端末11と端末12との間
で呼設定及びデータの送受信が適正に行われることは勿
論である。
【0137】実施形態2の効果は、実施形態1の効果と
ほぼ同様である。もっとも、シグナリング情報送信処理
(図8参照),及びシグナリング情報受信処理(図9参照)
を省くことができるため、実施形態1に比し、端末1
1,12及びATM交換機10の処理を軽減させること
ができる。また、実施形態2では、着側端末とATM交
換機とのシグナリングプロトコルが同一でない場合であ
っても、発側端末,着側端末及びATM交換機のシグナ
リングプロトコルを一致させることができる。
【0138】なお、実施形態2においても、着側端末の
シグナリング情報が第1シグナリング情報テーブル24
に記憶されていない場合にのみ、発側端末が“Get-requ
est”を送信するようにしても良い。
【0139】
【実施形態3】次に、本発明の実施形態3によるネット
ワークシステムを説明する。 〈ネットワークシステムの構成〉実施形態3によるネッ
トワークシステムは、実施形態1と構成をほぼ同じく
し、処理及び動作が異なるのみであるため、構成の説明
を省略する(図1〜図7参照)。 〈ネットワークシステムにおける処理〉次に、実施形態
3によるネットワークシステムにおける処理を説明す
る。実施形態3によるネットワークシステムにおいて、
端末間でデータの送受信が行われる場合には、発側端末
が、ATM交換機10及び着側端末に対してシグナリン
グプロトコルの変更を依頼し、ATM交換機10及び着
側端末が使用するシグナリングプロトコルを発側端末の
シグナリングプロトコルに変更させる。この後、発側端
末と着側端末との間で呼設定及びデータの送受信が行わ
れる。この場合における発側端末,着側端末及びATM
交換機10における処理を説明する。
【0140】発側端末は、着側端末との呼設定にあた
り、ATM交換機10及び着側端末に対してシグナリン
グプロトコル変更を依頼するプロトコル変更依頼処理を
行う。図18は、プロトコル変更依頼処理が示されたフ
ローチャートである。
【0141】図18に示されるように、S201では、
データの送受信を行うための発呼要求が、発側端末の図
示せぬ入出力装置からATM呼制御部15のサービス要
求受付部29(図4参照)に入力される。すると、サービ
ス要求受付部29が、この発呼要求を第2プロトコル処
理部30に対して転送する。
【0142】S202では、発呼要求を受け取った第2
プロトコル処理部30が、ATM交換機10及び着側端
末に対するシグナリングプロトコルの変更依頼(プロト
コル変更依頼)を生成する旨のプロトコル変更依頼要求
を発行する。このプロトコル変更依頼要求は、サービス
要求受付部29を介してS/I部14へ送られる。
【0143】S203では、S/I部14の第1プロト
コル処理部25(図3参照)が、プロトコル変更依頼要求
を、情報参照/設定処理部27及びMIB解析/編集部
26を介して受け取る。すると、第1プロトコル処理部
25は、プロトコル変更依頼と発側端末のシグナリング
情報とを含む“Get-request”の発行要求を、MIB解
析/編集部26に対して通知する。
【0144】S204では、“Get-request”の発行要
求を受け取ったMIB解析/編集部26が、“Get-requ
est”の編集を開始する。このとき、MIB解析/編集
部26は、発側端末のシグナリング情報読出要求を、情
報参照/設定処理部27に対して通知する。
【0145】S205では、MIB解析/編集部26か
らシグナリング情報読出要求を受け取った情報参照/設
定処理部27が、シグナリング情報の問い合わせ要求
を、図2に示されるATM呼制御部15に対して通知す
る。ATM呼制御部15では、第2プロトコル処理部2
0(図4参照)が、このシグナリング情報の問い合わせ要
求を、サービス要求受付部29を介して受け取る。
【0146】S206では、シグナリング情報の問い合
わせ要求を受け取った第2プロトコル処理部30が、発
側端末のシグナリング情報をMIB23から読み出す。
S207では、第2プロトコル処理部30が、S205
にて読み出したシグナリング情報を、サービス要求受付
部29に対して通知する。この発側端末のシグナリング
情報は、シグナリング情報の問い合わせ要求に対する回
答として、サービス要求受付部29,S/I部14の情
報参照/設定処理部27を経てMIB解析/編集部26
に受け取られる。
【0147】S208では、発側端末のシグナリング情
報を受け取ったMIB解析/編集部26が、発側端末の
シグナリング情報,及びプロトコル変更依頼を含む“Ge
t-request”を編集する。
【0148】S209では、“Get-request”の編集が
完了したか否かが判定される。このとき、“Get-reques
t”の編集が終了していない場合には、S204に処理
が戻り、“Get-request”の編集が終了するまでS20
4〜S209のループ処理が繰り返し行われる。これに
対し、“Get-request”の編集が終了している場合に
は、編集された“Get-request”が、図2に示されるセ
ル編集部17へ送られる。そして、処理がS210へ進
む。
【0149】S210では、“Get-request”を受け取
ったセル編集部17が、“Get-request”をデータとし
て保有するUDPデータを生成するとともに、このUD
PデータをATM網20a又はATM網20bに対して
送信する。このS210の処理が終了すると、プロトコ
ル変更依頼処理が終了する。このプロトコル変更依頼処
理が、本発明のプロトコル変更依頼手段に相当する。な
お、“Get-request”を含むUDPデータは、ATM網
20a又はATM網20bを経て、ATM交換機10に
受信される。
【0150】ATM交換機10は、発側端末からの“Ge
t-request”を受信すると、ATM交換機10によるプ
ロトコル変更処理を行う。図19は、ATM交換機10
によるプロトコル変更処理が示されたフローチャートで
ある。
【0151】図19に示されるように、S211では、
セル編集部36(図5参照)が、“Get-request”を含む
UDPデータを受信する。すると、セル編集部36は、
このUDPデータから“Get-request”を抽出してS/
I部33へ与える。
【0152】S212では、S/I部33のMIB解析
/編集部39(図6参照)が、“Get-request”を、情報
参照/設定処理部40を介して受け取る。すると、MI
B解析/編集部39は、“Get-request”を解析するこ
とによって、発側端末のシグナリング情報及びプロトコ
ル変更依頼を抽出するとともに、“Get-request”が発
側端末のシグナリングプロトコルへの変更依頼であるこ
とを認識する。そして、MIB解析/編集部39は、自
身の認識内容を第1プロトコル処理部38に対して通知
する。
【0153】S213では、MIB解析/編集部39
が、“Get-request”をセル編集部36に対して返送す
る。すると、セル編集部36は、この“Get-request”
を含むUDPデータを、着側端末に対して転送する。
【0154】S214では、MIB解析/編集部39か
らの通知を受け取った第1プロトコル処理部38が、S
119にて得られた発側端末のシグナリング情報,及び
プロトコル変更依頼をATM呼制御部35に対して通知
する旨の通知命令を、情報参照/設定処理部40に対し
て与える。この通知命令は、MIB解析/編集部39を
介して情報参照/設定処理部40に与えられる。このと
き、MIB解析/編集部39は、通知命令,発側端末の
シグナリング情報及びプロトコル変更依頼を、情報参照
/設定処理部40に対して与える。
【0155】S215では、通知命令を受け取った情報
参照/設定処理部40が、発側端末のシグナリング情
報,プロトコル変更依頼を、ATM呼制御部35に対し
て通知する。
【0156】S216では、ATM呼制御部35の第2
プロトコル処理部43(図7参照)が、シグナリング情報
及びプロトコル変更依頼を、サービス要求受付部42を
介して受け取る。すると、第2プロトコル処理部43
は、そのシグナリング情報を発側端末と対応させた状態
で、第2シグナリング情報テーブル47に記憶する。
【0157】S217では、第2プロトコル処理部43
が、MIB46に記憶されたATM交換機10のシグナ
リング情報を読み出して、発側端末のシグナリング情報
と対比する。
【0158】S218では、ATM交換機10のシグナ
リング情報と発側端末のシグナリング情報が同一である
か否かが判定される。このとき、両者が同一であると判
定された場合には、ATM交換機10によるプロトコル
変更処理が終了する。これに対し、両者が同一でないと
判定された場合には、処理がS219に進む。
【0159】S219では、第2プロトコル処理部43
が、ATM交換機10が使用するシグナリングプロトコ
ルを、発側端末のシグナリング情報に該当するシグナリ
ングプロトコルに変更する。これによって、ATM交換
機10が使用するシグナリングプロトコルと発側端末が
使用するシグナリングプロトコルとが一致した状態とな
る。このS219の処理が終了すると、ATM交換機に
よるプロトコル変更処理が終了する。このATM交換機
によるプロトコル変更処理が、本発明の第2プロトコル
変更手段に相当する。
【0160】S213によって、ATM交換機10から
送信された“Get-request”を含むUDPデータは、A
TM網20a又はATM網20bを経て着側端末に受信
される。すると、着側端末では、着側端末によるプロト
コル変更処理が行われる。図20は、着側端末によるプ
ロトコル変更処理が示されたフローチャートである。
【0161】図20に示されるように、S220〜S2
27の処理によって、着側端末のシグナリングプロトコ
ルが発側端末のシグナリングプロトコルに変更される。
これによって、発側端末,ATM交換機,及び着側端末
が同一のシグナリングプロトコルに基づいて動作する状
態となる。このS220〜S227の処理は、図19に
示されるS211〜S219の処理とほぼ同じであるた
め説明を省略する。但し、着側端末によるプロトコル変
更処理には、S213の処理に相当する処理が無い。
【0162】S227の処理が終了すると、S228〜
S235の処理によって、プロトコル変更処理後の着側
端末のシグナリング情報を含む“Get-response”のUD
Pデータが、ATM交換機10を送信先として送信され
る。これらのS228〜S235の処理は、図11に示
されるS29〜S36の処理とほぼ同じであるため、説
明を省略する。そして、S235の処理が終了すると、
着側端末によるプロトコル変更処理が行われる。
【0163】なお、着側端末から送信された“Get-resp
onse”を含むUDPデータは、ATM網20a又はAT
M網20bを経てATM交換機10に受信される。する
と、その“Get-response”に含まれる変更後の着側端末
のシグナリング情報が、第2シグナリング情報テーブル
47に記憶される。また、この“Get-request”のUD
Pデータは、ATM交換機10からATM網20a又は
ATM網20bを経て発側端末に受信される。すると、
その“Get-response”に含まれる変更後のシグナリング
情報が、第1シグナリング情報テーブル24に記憶され
る。また、このUDPデータの受信により、発側端末
は、ATM交換機10及び着側端末のシグナリングプロ
トコルが発側端末自身が使用するシグナリングプロトコ
ルに変更されたものと認識し、着側端末との間で呼設定
のためのメッセージ交換(シグナリング手順)をATM交
換機10を介して行い、続いてデータの送受信を行う。 〈ネットワークシステムの動作例〉次に、実施形態3に
よるネットワークシステムの動作例(呼設定方法)を説明
する。図21は、実施形態3によるネットワークシステ
ムの動作例を示すシーケンス図である。この動作例は、
図1に示される端末11が発側端末となり、端末12を
着側端末としてデータの送受信を行う場合の動作例であ
る。なお、図21は、端末11,12とATM交換機1
0との間に介在するATM網20a,20bを省略して
示してある。
【0164】図21において、動作開始前における端末
11及びATM交換機10のシグナリングプロトコルは
ATMフォーラム準拠のV3.1であり、端末12のシ
グナリングプロトコルはATMフォーラム準拠のV3.
0であったとする。
【0165】最初に、端末11に(ユーザからの)発呼要
求が入力されると、端末11では、プロトコル変更処理
(図18に示されるS201〜S210の処理)が行われ
る。これによって、端末11のシグナリング情報と端末
11のシグナリングプロトコルに変更すべき旨のプロト
コル変更依頼とを含む“Get-request”が、ATM交換
機10に対して送信される。
【0166】ATM交換機10が端末11からの“Get-
request”を受信すると、ATM交換機10では、AT
M交換機10によるプロトコル変更処理(図19に示さ
れるS211〜S219の処理)が、行われる。これに
よって、端末11からの“Get-request”が端末12へ
送信されるとともに、ATM交換機10のシグナリング
プロトコルが変更される。但し、動作開始前におけるA
TM交換機10のシグナリングプロトコルは、端末11
のシグナリングプロトコルと同じであり、S218(図
19参照)にて同一であると判断されるため、シグナリ
ングプロトコルの変更は行われない。
【0167】端末12がATM交換機10からの“Get-
request”を受信すると、端末12では、着側端末によ
るプロトコル変更処理(図20に示されるS220〜S
235の処理)が行われる。これによって、端末12の
シグナリングプロトコルが、ATMフォーラム準拠のV
3.0からATMフォーラム準拠のV3.1へ変更され
る。従って、端末11,12及びATM交換機10のシ
グナリングプロトコルが一致する状態となる。
【0168】この着側端末によるプロトコル変更処理に
よって、端末12から“Get-response”が送信され、A
TM交換機10及び端末11に受信される。これによっ
て、ATM交換機10及び端末11は、端末12のシグ
ナリングプロトコルが変更されたことを確認する。そし
て、端末11と端末12との間で呼設定のためのメッセ
ージ交換がATM交換機10を介して行われ、続いてデ
ータの送受信が行われる。なお、呼設定のためのメッセ
ージ交換は、実施形態2とほぼ同じであるため説明を省
略する。
【0169】なお、この動作例において、動作開始前に
おける端末11のシグナリングプロトコルが例えばIT
U準拠のものであり、ATM交換機10及び端末12の
シグナリングプロトコルが例えばATMフォーラム準拠
V3.0である場合には、最終的にATM交換機10及
び端末12のシグナリングプロトコルがITU準拠のも
のに変更され、端末11と端末12との間における呼設
定及びデータの送受信が適正に行われることは勿論であ
る。
【0170】実施形態3の効果は、実施形態1の効果と
ほぼ同様である。なお、上述した実施形態1〜3におけ
るネットワークシステムは、図22(a)に示されるよう
に、ATM交換機10に端末11,12が通信回線及び
図示せぬUNIを介してそれぞれ接続されたものであっ
ても良く、または、図22(b)に示されるように、AT
M網20に端末11,12及びATM交換機10が、通
信回線及び図示せぬUNIを介して接続されたものであ
っても良い。
【0171】
【実施形態4】次に、本発明の実施形態4によるネット
ワークシステムを説明する。 〈ネットワークシステムの構成〉図23は、実施形態4
によるネットワークシステムの構成図である。図23に
おいて、ネットワークシステムは以下のように構成され
ている。すなわち、ATM−LANを管理するLES(L
an Emulation Server)50に、複数のATM交換機(L
EC:Lan Emulation Client)が通信回線を介してそれぞ
れ接続されており(図23には、ATM交換機10a,
10bのみ図示)、さらに、各ATM交換機には、複数
の端末装置が通信回線を介してそれぞれ接続されている
(図23には、端末11,12のみ図示)。
【0172】上述したネットワークシステムの構成要素
のうち、端末11,12は、実施形態1にて説明した端
末11,12とほぼ同じ構成を有しているため説明を省
略する(図2〜図4参照)。また、ATM交換機10a,
10bは、実施形態1にて説明したATM交換機10と
ほぼ同じ構成を有しているため、説明を省略する(図5
〜図7参照)。
【0173】図24は、図23に示したLES50の構
成図である。図24において、LES50は、SNMP/ILM
I処理部(以下、「S/I部」という)51と、LANエ
ミュレーション処理部(以下、「LE部」という)52
と、シグナリングプロトコル部(以下、「SP部」とい
う)53と、セル編集部54とを備えている。これらの
うち、SP部53及びセル編集部54は、実施形態1に
て説明したSP部15及びセル編集部17(図2参照)と
ほぼ同じ構成を有しているため、説明を省略する。
【0174】図25は、図24に示したS/I部51の
構成図であり、図26は、図24に示したLE部52の
構成図である。S/I部51は、実施形態1にて説明し
たS/I部14(図3参照)とほぼ同じ構成を有している
ため、説明を省略する。また、LE部52は、実施形態
1にて説明したATM交換機10のATM呼制御部35
(図7参照)に相当するものであり、その構成はATM呼
制御部15とほぼ同じであるため、説明を省略する。 〈ネットワークシステムにおける処理〉次に、実施形態
4によるネットワークシステムにおける処理を説明す
る。実施形態4によるネットワークシステムでは、各端
末の電源13(図2参照)がON状態にされると、端末が
シグナリング情報送信処理を行い、自身のシグナリング
情報を含む“ColdStart-Trap”をATM交換機10a又
はATM交換機10bに対して送信する。このシグナリ
ング情報送信処理は、実施形態1において説明したシグ
ナリング情報送信処理(図8に示されるS01〜S09
の処理)と同じであるため説明を省略する。
【0175】各ATM交換機10a,10bは、端末か
ら送信された“ColdStart-Trap”を受信すると、シグナ
リング情報記憶依頼処理を行う。図27は、シグナリン
グ情報記憶依頼処理が示されたフローチャートである。
【0176】図27に示されるように、S301では、
ATM交換機10a又はATM交換機10bのセル編集
部36(図5参照)が端末から受信した“ColdStart-Tra
p”を含むUDPデータを受信すると、セル編集部36
は、このUDPデータから“ColdStart-Trap”を抽出し
てS/I部33へ与える。
【0177】S302では、S/I部33のMIB解析
/編集部39(図6参照)が、“ColdStart-Trap”を、情
報参照/設定処理部40を介して受け取る。すると、M
IB解析/編集部39は、“ColdStart-Trap”を解析す
ることによって、“ColdStart-Trap”の内容(端末1
1,12のシグナリング情報)を抽出する。
【0178】S303では、MIB解析/編集部39
が、S302にて得た“Get-request”の内容を第1プ
ロトコル処理部38に対して通知する。S304では、
MIB解析/編集部39からの通知を受け取った第1プ
ロトコル処理部38が、端末のシグナリング情報及びA
TM交換機10a又はATM交換機10bのシグナリン
グ情報と、これらをLES50に記憶することを依頼す
る旨とを含むメッセージ(以下、「“RE-REGISTER-REQUE
ST”」という)の編集要求を発行するとともに、その編
集要求をMIB解析/編集部39に対して通知する。
【0179】S305では、S304にて発行された編
集要求を受け取ったMIB解析/編集部39が、“RE-R
EGISTER-REQUEST”の編集を開始する。これと同時に、
MIB解析/編集部39は、端末のシグナリング情報と
ATM交換機10a又はATM交換機10bのシグナリ
ング情報の問い合わせ命令とを、情報参照/設定処理部
40に対して通知する。
【0180】S306では、情報参照/設定処理部40
が、ATM呼制御部35に対して端末のシグナリング情
報とATM交換機10a又はATM交換機10bのシグ
ナリング情報の問い合わせ要求とを通知する。
【0181】S307では、ATM呼制御部35の第2
プロトコル処理部43(図7参照)が、端末のシグナリン
グ情報と問い合わせ要求とを、サービス要求受付部42
を介して受け取る。すると、第2プロトコル処理部43
は、端末のシグナリング情報を、第2シグナリング情報
テーブル47に記憶する。
【0182】S308では、第2プロトコル処理部43
が、ATM交換機10a又はATM交換機10bのシグ
ナリング情報を、MIB46から読み出す。S309で
は、第2プロトコル処理部43が、S308にて読み出
したシグナリング情報を、サービス要求受付部42に対
して通知する。このシグナリング情報は、問い合わせ要
求に対する回答として、サービス要求受付部42及びS
/I部33の情報参照/設定処理部40を経てMIB解
析/編集部39に与えられる。
【0183】S310では、ATM交換機10a又はA
TM交換機10bのシグナリング情報を受け取ったMI
B解析/編集部39が、“RE-REGISTER-REQUEST”を編
集する。S311では、“RE-REGISTER-REQUEST”の編
集が終了したか否かが判定される。このとき、“RE-REG
ISTER-REQUEST”の編集が終了していないと判定された
場合には、処理がS305へ戻り、S311にて“RE-R
EGISTER-REQUEST”の編集が終了したと判定されるま
で、S305〜S311のループ処理が繰り返し行われ
る。これに対し、“RE-REGISTER-REQUEST”の編集が終
了していると判定された場合には、MIB解析/編集部
39が、“RE-REGISTER-REQUEST”を情報参照/設定処
理部40に対して通知する。この“RE-REGISTER-REQUES
T”は、情報参照/設定処理部40によって、セル編集
部36に対して転送される。
【0184】S312では、セル編集部36が、“RE-R
EGISTER-REQUEST”をLES50に対して送信する。こ
のS312の処理が終了すると、シグナリング情報記憶
依頼処理が終了する。
【0185】LES50は、ATM交換機10a又はA
TM交換機10bから“RE-REGISTER-REQUEST”を受信
すると、シグナリング情報記憶処理を行う。図28は、
シグナリング情報記憶処理が示されたフローチャートで
ある。
【0186】図28に示されるように、S313では、
図24に示されるLES50のセル編集部54が“RE-R
EGISTER-REQUEST”を受信し、この“RE-REGISTER-REQUE
ST”をS/I部51へ与える。
【0187】S314では、S/I部51のMIB解析
/編集部57(図25参照)が、“RE-REGISTER-REQUES
T”を、情報参照/設定処理部58を介して受け取る。
すると、MIB解析/編集部57は、“RE-REGISTER-RE
QUEST”を解析することによって、“RE-REGISTER-REQUE
ST”から各シグナリング情報を抽出する。そして、この
抽出が終了すると、MIB解析/編集部57は、その旨
を第1プロトコル処理部56に対して通知する。
【0188】S315では、MIB解析/編集部57か
らの通知を受け取った第1プロトコル処理部56が、S
314にて得られたシグナリング情報を図26に示され
るLES50のLE部52に対して通知する旨の通知命
令を、情報参照/設定処理部58に対して与える。この
通知命令は、MIB解析/編集部57を介して情報参照
/設定処理部58に与えられる。このとき、MIB解析
/編集部57は、通知命令とともにS314にて得た各
シグナリング情報を、情報参照/設定処理部58に対し
て与える。
【0189】S316では、通知命令及び各シグナリン
グ情報を受け取った情報参照/設定処理部40が、LE
部52に対して各シグナリング情報を通知する。S31
7では、図26に示されるLE部の第2プロトコル処理
部61が、各シグナリング情報を、サービス要求受付部
60を介して受け取る。すると、第2プロトコル処理部
61は、各シグナリング情報を端末又はATM交換機と
対応させた状態で、第2シグナリング情報テーブル65
に記憶する。これによって、端末のシグナリング情報と
ATM交換機20a又はATM交換機20bのシグナリ
ング情報とをLES50が保有する状態となる。このS
317の処理が終了すると、第2プロトコル処理部61
は、記憶処理が終了した旨の通知(記憶終了通知)を、サ
ービス要求受付部60に対して与える。この記憶終了通
知は、サービス要求受付部60,S/I部51の情報参
照/設定処理部58,及びMIB解析/編集部57を経
て、第1プロトコル処理部56に受け取られる。
【0190】S318では、記憶終了通知を受け取った
第1プロトコル処理部56が、LES50が各シグナリ
ングを記憶した旨のメッセージ(以下、「“RE-REGISTER
-RESPONSE”」という)の編集命令を発行し、MIB解析
/編集部57に対して与える。
【0191】S319では、“RE-REGISTER-RESPONSE”
の編集命令を受け取ったMIB解析/編集部57が、
“RE-REGISTER-RESPONSE”を編集する。そして、MIB
解析/編集部57は、“RE-REGISTER-RESPONSE”の編集
が終了すると、その“RE-REGISTER-RESPONSE”を、情報
参照/設定処理部58を介してセル編集部54に与え
る。 S320では、セル編集部54が、“RE-REGISTE
R-RESPONSE”を、“RE-REGISTER-REQUEST”を送信した
ATM交換機に対して送信する。このS320の処理が
終了すると、シグナリング情報記憶処理が終了する。
【0192】その後、端末11,12を含む複数の端末
のうち、ある端末が発側端末となり、他の端末を着側端
末としてデータの送受信を行う場合には、発側端末が着
側端末のシグナリング情報をLES50に対して要求す
る処理(シグナリング情報要求処理)が行われる。このシ
グナリング情報要求処理は、図10に示されるシグナリ
ング情報要求処理(S21〜S25の処理)と同じ処理で
あるため、説明を省略する。
【0193】上述したシグナリング情報要求処理によっ
て、発側端末から送信された“Get-request”は、AT
M交換機10a又はATM交換機10bに受信される。
すると、、ATM交換機10a又はATM交換機10b
において、シグナリング情報付与要求転送処理が行われ
る。図29は、シグナリング情報付与要求転送処理が示
されたフローチャートである。
【0194】図29に示されるように、S326では、
ATM交換機10a又はATM交換機10bのセル編集
部36(図5参照)が、“Get-request”を受信するとと
もに、その“Get-request”を、S/I部33に与え
る。
【0195】S327では、S/I部33のMIB解析
/編集部39が、“Get-request”を、情報参照/設定
処理部40を介して受け取る。続いて、MIB解析/編
集部39は、“Get-request”の内容を解析する。これ
によって、“Get-request”の内容(LES50に対して
着側端末のシグナリング情報を求める旨)が認識され
る。MIB解析/編集部39は、この“Get-request”
の内容を、第1プロトコル処理部38に対して通知す
る。
【0196】S328では、第1プロトコル処理部38
が、LES50に対して着側端末のシグナリング情報の
付与を求める旨のメッセージ(以下、「“LE-ARP-REQUES
T”」という)の編集要求を発行し、この編集要求をMI
B解析/編集部39に対して与える。
【0197】S329では、MIB解析/編集部39
が、第1シグナリング処理部38からの編集要求に応じ
て“LE-ARP-REQUEST”を編集する。そして、MIB解析
/編集部39は、“LE-ARP-REQUEST”の編集が終了する
と、この“LE-ARP-REQUEST”を情報参照/設定処理部4
0に対して与える。すると、情報参照/設定部40は、
この“LE-ARP-REQUEST”をセル編集部36に対して転送
する。
【0198】S330では、セル編集部36が、“LE-A
RP-REQUEST”を、LES50に対して送信する。このS
330の処理が終了すると、シグナリング情報要求転送
処理が終了する。
【0199】ATM交換機10a又はATM交換機10
bから送信された“LE-ARP-REQUEST”は、LES50へ
送信される。そして、LES50が“LE-ARP-REQUEST”
を受信すると、LES50によるシグナリング情報付与
処理が行われる。図30は、LES50によるシグナリ
ング情報付与処理が示されたフローチャートである。図
30に示されるように、S331〜S340の処理によ
って、LES50から着側端末のシグナリング情報を含
む“LE-ARP-REQUEST”の応答メッセージ(以下、「“LE-
ARP-RESPONSE”」という)が、“LE-ARP-REQUEST”を送
信したATM交換機へ送信される。このS331〜S3
42の処理は、図15に示されるS107〜S117の
処理とほぼ同様であるため、説明を省略する。
【0200】ATM交換機10a又はATM交換機10
bは、“LE-ARP-RESPONSE”を受信すると、LECによ
るプロトコル変更処理を行う。図31は、LECによる
プロトコル変更処理が示されたフローチャートである。
図31に示されるように、S343〜S358の処理に
よって、着側端末のシグナリング情報とATM交換機1
0a又はATM交換機10bのシグナリング情報とが同
一でない場合には、ATM交換機10a又はATM交換
機10bのシグナリングプロトコルが、着側端末のシグ
ナリングプロトコルへ変更される(S350)。このS3
43〜S350の処理は、図19に示されるS211〜
S219の処理とほぼ同じであるため、説明を省略す
る。S350の処理が終了すると、S351〜S358
の処理によって、着側端末のシグナリング情報を含む
“Get-response”が、ATM交換機10a又はATM交
換機10bから発側端末へ送信される。このS351〜
S358の処理は、図20に示されるS228〜S23
5の処理とほぼ同じであるため、説明を省略する。
【0201】発側端末は、ATM交換機10a又はAT
M交換機10bから“Get-response”を受信すると、発
側端末によるプロトコル変更処理を行う。このプロトコ
ル変更処理は、図12に示されるシグナリングプロトコ
ル整合処理(S38〜S45の処理)とほぼ同じであるた
め、説明を省略する。この発側端末によるプロトコル変
更処理が終了すると、発側端末,ATM交換機10a又
はATM交換機10b,及び着側端末のシグナリングプ
ロトコルが一致した状態となる。
【0202】そして、発側端末と着側端末との間で、呼
設定のためのメッセージ交換が行われ、続けてデータの
送受信が行われる。 〈ネットワークシステムの動作例〉次に、実施形態4に
おけるネットワークシステムの動作例(呼設定方法)を説
明する。図32は、実施形態4によるネットワークシス
テムの動作例を示すシーケンス図である。この動作例
は、図23における端末11が発側端末となり、端末1
2を着側端末としてデータの送受信を行う場合の動作例
である。
【0203】図32において、動作開始前における端末
11及びATM交換機10aのシグナリングプロトコル
はATMフォーラム準拠のものであり、端末12及びA
TM交換機10bのシグナリングプロトコルはITU準
拠のものであったとする。
【0204】最初に、端末11及び端末12は、電源1
3(図2参照)がON状態にされると、シグナリング情報
送信処理(図8に示されるS01〜S09の処理)を行
い、“ColdStart-Trap”をATM交換機10a又はAT
M交換機10bにそれぞれ送信する。このとき、端末1
1は、シグナリングプロトコルはATMフォーラムに準
拠する旨のシグナリング情報を含む“ColdStart Trap”
を送信し、端末12は、シグナリングプロトコルはIT
Uに準拠する旨のシグナリング情報を含む“ColdStart
-Trap”を送信する。
【0205】ATM交換機10a及びATM交換機10
bは、端末11又は端末12からそれぞれ“ColdStart-
Trap”を受信すると、シグナリング情報記憶依頼処理
(図27に示されるS301〜S312の処理)をそれぞ
れ行い、“RE-REGISTER-REQUEST”を、LES50に対
してそれぞれ送信する。
【0206】LES50は、ATM交換機10a及びA
TM交換機10bから“RE-REGISTER-REQUEST”をそれ
ぞれ受信すると、シグナリング情報記憶処理(図28に
示されるS313〜S320の処理)を行い、端末11
及び端末12のシグナリング情報を、第2シグナリング
情報テーブル65(図26参照)にそれぞれ記憶する。
【0207】この後、端末11が端末12との間でデー
タの送受信を望む場合には、端末11は、シグナリング
情報要求処理(図10に示されるS21〜S25の処理)
を行い、端末12のシグナリング情報を求める“Get-re
quest”をATM交換機10aに対して送信する。
【0208】ATM交換機10aは、端末11から“Ge
t-request”を受信すると、シグナリング情報要求転送
処理(図29に示されるS326〜S330の処理)を行
い、端末12のシグナリング情報を求める“LE-ARP-REQ
UEST”を、LES50に対して送信する。
【0209】LES50は、ATM交換機10aから
“LE-ARP-REQUEST”を受信すると、LESによるシグナ
リング情報付与処理(図30に示されるS331〜S3
41の処理)を行い、端末12のシグナリング情報を含
む“LE-ARP-RESPONSE”をATM交換機10aに対して
送信する。
【0210】ATM交換機10aは、LES50から
“LE-ARP-RESPONSE”を受信すると、LECによるプロ
トコル変更処理(図31に示されるS343〜S358
の処理)を行い、自身のシグナリングプロトコルを、端
末12のシグナリングプロトコルに変更する。続いて、
ATM交換機10aは、端末12のシグナリング情報を
含む“Get-response”を、端末11に対して送信する。
【0211】端末11は、ATM交換機10aから“Ge
t-response”を受信すると、シグナリングプロトコル整
合処理(図12に示されるS38〜S45の処理)を行
い、自身のシグナリングプロトコルを、端末12のシグ
ナリングプロトコルに変更する。これによって、ATM
交換機10a,10b及び端末11,12のシグナリン
グプロトコルが、ITU準拠のものに一致した状態とな
る。
【0212】この後、端末11と端末12との間で、呼
設定のためのメッセージ交換が行われる。これは、実施
形態1で説明したものと同じであるため、説明を省略す
る。そして、呼設定の終了後、端末11と端末12との
間でデータの送受信が行われる。
【0213】実施形態4の効果は、実施形態1における
効果とほぼ同じである。もっとも、実施形態4のネット
ワークシステムによれば、ATM−LANのネットワー
クシステムにおいても、適正に呼設定及びデータの送受
信を行うことができる。
【0214】
【発明の効果】本発明によるネットワークシステム及び
呼設定方法によれば、端末装置及びATM交換機が準拠
するシグナリングプロトコルの相違に拘わらず、端末装
置間における呼設定を適正に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施形態1によるネットワークシステムの構
成図
【図2】 図1に示した端末装置の構成図
【図3】 図2に示したSNMP/ILMI処理部の構
成図
【図4】 図2に示したATM呼制御部の構成図
【図5】 図1に示したATM交換機の構成図
【図6】 図5に示したSNMP/ILMI処理部の構
成図
【図7】 図5に示したATM呼制御部の構成図
【図8】 シグナリング情報送信処理を示すフローチャ
ート
【図9】 シグナリング情報受信処理を示すフローチャ
ート
【図10】シグナリング情報要求処理を示すフローチャ
ート
【図11】シグナリング情報付与処理を示すフローチャ
ート
【図12】シグナリングプロトコル整合処理を示すフロ
ーチャート
【図13】実施形態1によるネットワークシステムの動
作例を示すシーケンス図
【図14】ATM交換機によるシグナリング情報要求処
理を示すフローチャート
【図15】シグナリング情報返答処理を示すフローチャ
ート
【図16】シグナリング情報転送処理を示すフローチャ
ート
【図17】実施形態2によるネットワークシステムの動
作例を示すシーケンス図
【図18】プロトコル変更依頼処理を示すフローチャー
【図19】ATM交換機によるプロトコル変更処理を示
すフローチャート
【図20】着側端末によるプロトコル変更処理を示すフ
ローチャート
【図21】実施形態3によるネットワークシステムの動
作例を示すシーケンス図
【図22】他の実施形態によるネットワークシステムの
構成図
【図23】実施形態4によるネットワークシステムの構
成図
【図24】図23に示したLESの構成図
【図25】図24に示したSNMP/ILMI処理部の
構成図
【図26】図24に示したLANエミュレーション処理
部の構成図
【図27】シグナリング情報記憶依頼処理を示すフロー
チャート
【図28】シグナリング情報記憶処理を示すフローチャ
ート
【図29】シグナリング情報要求転送処理を示すフロー
チャート
【図30】LESによるシグナリング情報付与処理を示
すフローチャート
【図31】LECによるプロトコル変更処理を示すフロ
ーチャート
【図32】実施形態4によるネットワークシステムの動
作例を示すシーケンス図
【図33】ネットワークシステムの構成例を示す図
【図34】従来の問題点を示すシーケンス図
【図35】シグナリングプロトコルの相違点の説明図
【図36】シグナリングプロトコルの相違点の説明図
【符号の説明】
10,10a,10b ATM交換機 11,12 端末装置 13 電源 14,33,51 SNMP/ILMI処理部 15,35 ATM呼制御部 16,34,53 シグナリングプロトコル部 17,36,54 セル編集部 20a,20b ATM網 23,46,64 MIB 24 第1シグナリング情報テーブル 25,38,56 第1プロトコル処理部 26,39,57 MIB解析/編集部 27,40,58 情報参照/設定処理部 29,42,60 サービス要求受付部 30,43,61 第2プロトコル処理部 47,65 第2シグナリング情報テーブル 50 LES 52 LANエミュレーション処理部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ATM交換機と、このATM交換機にチャ
    ネルを介して接続された複数の端末装置とを備えたネッ
    トワークシステムであって、 前記各端末装置は、 自端末装置が発側端末となり着側端末となる他の端末装
    置との間で呼設定を行う場合に、着側端末が使用するシ
    グナリングプロトコルのプロトコル情報の付与要求を、
    前記ATM交換機に対して送信するプロトコル情報要求
    手段と、 前記ATM交換機から前記プロトコル情報を受信した場
    合に、このプロトコル情報に基づいて、発側端末が使用
    するシグナリングプロトコルを、着側端末が使用するシ
    グナリングプロトコルに変更する第1プロトコル変更手
    段とを有し、 前記ATM交換機は、 前記各端末装置が使用するシグナリングプロトコルのプ
    ロトコル情報をそれぞれ記憶する第1プロトコル情報記
    憶手段と、 前記各端末装置から前記付与要求を受信した場合に、前
    記着側端末のプロトコル情報に該当するプロトコル情報
    を前記第1プロトコル情報記憶手段から読み出すととも
    に、そのプロトコル情報を前記発側端末に対して送信す
    るプロトコル情報付与手段とを有するネットワークシス
    テム。
  2. 【請求項2】前記ATM交換機が、 ATM交換機自身が使用するシグナリングプロトコルの
    プロトコル情報を記憶する第2プロトコル情報記憶手段
    と、 前記プロトコル情報付与手段が前記着側端末のプロトコ
    ル情報を前記第1プロトコル情報記憶手段から読み出し
    た際に、そのプロトコル情報と前記第2プロトコル情報
    記憶手段に記憶されたプロトコル情報とを対比して、両
    者が異なる場合に、前記着側端末のプロトコル情報に基
    づいて、ATM交換機自身のシグナリングプロトコル
    を、着側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更
    する第2プロトコル変更手段とをさらに有する請求項1
    記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】ATM交換機と、このATM交換機にチャ
    ネルを介して接続された複数の端末装置とを備えたネッ
    トワークシステムであって、 前記各端末装置は、 自端末装置が発側端末となり着側端末となる他の端末装
    置との間で呼設定を行う場合に、着側端末のプロトコル
    情報の付与要求を前記ATM交換機に対して送信するプ
    ロトコル情報要求手段と、 前記ATM交換機から前記着側端末のプロトコル情報を
    受信した場合に、このプロトコル情報に基づいて、発側
    端末が使用するシグナリングプロトコルを、着側端末が
    使用するシグナリングプロトコルに変更する第1プロト
    コル変更手段と、 自端末装置が使用するシグナリングプロトコルのプロト
    コル情報を記憶する第1自プロトコル情報記憶手段と、 前記ATM交換機から前記付与要求を受信した場合に、
    前記第1自プロトコル情報記憶手段に記憶されたプロト
    コル情報を、前記着側端末のプロトコル情報として、前
    記ATM交換機に対して送信するプロトコル情報返答手
    段とを有し、 前記ATM交換機は、 前記各端末装置から前記付与要求を受信した場合に、前
    記着側端末に対してこの付与要求を送信するプロトコル
    情報送信手段と、 前記各端末装置から前記着側端末のプロトコル情報を受
    信した場合に、このプロトコル情報を、前記発側端末に
    対して送信するプロトコル情報転送手段とを有するネッ
    トワークシステム。
  4. 【請求項4】前記ATM交換機が、ATM交換機自身が
    使用するシグナリングプロトコルのプロトコル情報を記
    憶する第2自プロトコル情報記憶手段と、 前記着側端末のプロトコル情報を受信した場合に、その
    プロトコル情報と前記第2自プロトコル情報記憶手段に
    記憶されたプロトコル情報とを対比して、両者が異なる
    場合に、前記着側端末のプロトコル情報に基づいて、A
    TM交換機自身が使用するシグナリングプロトコルを、
    着側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更する
    第2プロトコル変更手段をさらに有する請求項3記載の
    ネットワークシステム。
  5. 【請求項5】ATM交換機と、このATM交換機にチャ
    ネルを介して接続された複数の端末装置とを備えるネッ
    トワークシステムであって、 前記各端末装置は、 自端末装置が発側端末となり着側端末となる他の端末装
    置との間で呼設定を行う場合に、発側端末が使用するシ
    グナリングプロトコルのプロトコル情報,及び,シグナ
    リングプロトコルを発側端末のシグナリングプロトコル
    に変更する旨のプロトコル変更依頼を、前記ATM交換
    機に対して送信するプロトコル変更依頼手段と、 前記発側端末のプロトコル情報及び前記プロトコル変更
    依頼を受信した場合に、このプロトコル情報に基づい
    て、自身が使用するシグナリングプロトコルを、発側端
    末が使用するシグナリングプロトコルに変更する第1プ
    ロトコル変更手段とを有し、 前記ATM交換機は、 前記発側端末のプロトコル情報及び前記プロトコル変更
    依頼を受信した場合に、これらを前記着側端末に対して
    送信するプロトコル情報送信手段を有するネットワーク
    システム。
  6. 【請求項6】前記ATM交換機が、前記各端末装置から
    前記発側端末のプロトコル情報及び前記プロトコル変更
    依頼を受信した場合に、この発側端末のプロトコル情報
    に基づいて、ATM交換機自身が使用するシグナリング
    プロトコルを、発側端末が使用するシグナリングプロト
    コルに変更する第2プロトコル変更手段をさらに有する
    請求項5記載のネットワークシステム。
  7. 【請求項7】前記各端末装置が、前記プロトコル変更手
    段がシグナリングプロトコルを変更した場合に、その変
    更後のシグナリングプロトコルのプロトコル情報を、A
    TM交換機に対して送信する変更結果送信手段をさらに
    有し、 前記ATM交換機が、前記変更後のシグナリングプロト
    コルのプロトコル情報を受信した場合に、このプロトコ
    ル情報を前記発側端末に対して転送する変更結果転送手
    段をさらに有する請求項5記載のネットワークシステ
    ム。
  8. 【請求項8】LANエミュレーションサーバと、このL
    ANエミュレーションサーバにチャネルを介して接続さ
    れた複数のATM交換機と、前記複数のATM交換機に
    チャネルを介してそれぞれ接続された複数の端末装置と
    を備えたネットワークシステムであって、 前記各端末装置は、 自端末装置が発側端末となり着側端末となる他の端末装
    置との間で呼設定を行う場合に、着側端末が使用するシ
    グナリングプロトコルのプロトコル情報の付与要求を、
    前記複数のATM交換機のいずれかに対して送信するプ
    ロトコル情報要求手段と、 前記複数のATM交換機のいずれかから前記着側端末の
    プロトコル情報を受信した場合に、このプロトコル情報
    に基づいて、発側端末が使用するシグナリングプロトコ
    ルを、着側端末が使用するシグナリングプロトコルに変
    更する第1プロトコル変更手段とを有し、 前記各ATM交換機は、 前記各端末装置から前記付与要求を受信した場合に、そ
    の付与要求を前記LANエミュレーションサーバに対し
    て送信する付与要求送信手段と、 前記LANエミュレーションサーバから前記着側端末の
    プロトコル情報を受信した場合に、このプロトコル情報
    を、前記発側端末に対して送信するプロトコル情報送信
    手段とを有し、 前記LANエミュレーションサーバは、 前記各端末装置が使用するシグナリングプロトコルのプ
    ロトコル情報をそれぞれ記憶する第1プロトコル情報記
    憶手段と、 前記各ATM交換機のいずれかから前記付与要求を受信
    した場合に、前記着側端末のプロトコル情報に該当する
    プロトコル情報を前記第1プロトコル情報記憶手段から
    読み出すとともに、そのプロトコル情報を前記付与要求
    を送信したATM交換機に対して送信するプロトコル情
    報付与手段とを有するネットワークシステム。
  9. 【請求項9】前記各ATM交換機が、 ATM交換機自身が使用するシグナリングプロトコルの
    プロトコル情報を記憶する第2プロトコル情報記憶手段
    と、 前記LANエミュレーションサーバから前記着側端末の
    プロトコル情報を受信した場合に、そのプロトコル情報
    と前記第2プロトコル情報記憶手段に記憶されたプロト
    コル情報とを対比して、両者が異なる場合に、着側端末
    のプロトコル情報に基づいて、ATM交換機自身が使用
    するシグナリングプロトコルを、着側端末が使用するシ
    グナリングプロトコルに変更する第2プロトコル変更手
    段とをさらに有する請求項8記載のネットワークシステ
    ム。
  10. 【請求項10】前記各端末装置が、自端末装置が使用す
    るシグナリングプロトコルのプロトコル情報を記憶する
    第3プロトコル情報記憶手段をさらに有し、 前記各端末装置の前記プロトコル変更手段が、前記着側
    端末のプロトコル情報と前記第3プロトコル情報記憶手
    段に記憶されたプロトコル情報とを対比して、両者が異
    なる場合に、前記自端末装置の使用するシグナリングプ
    ロトコルを、前記着側端末のシグナリングプロトコルに
    変更する請求項1又は8記載のネットワークシステム。
  11. 【請求項11】前記各端末装置が、前記第3プロトコル
    情報記憶手段に記憶されたプロトコル情報を前記ATM
    交換機に対して送信するプロトコル情報送信手段をさら
    に有し、 前記ATM交換機が、前記各端末装置からプロトコル情
    報を受信した場合に、このプロトコル情報を前記第1プ
    ロトコル情報記憶手段に書き込むプロトコル情報書込手
    段をさらに有する請求項10記載のネットワークシステ
    ム。
  12. 【請求項12】前記各端末装置が、前記第3プロトコル
    情報記憶手段に記憶されたプロトコル情報を前記ATM
    交換機に対して送信するプロトコル情報送信手段をさら
    に有し、 前記各ATM交換機の前記プロトコル情報送信手段が、
    前記各端末装置からプロトコル情報を受信した場合に、
    このプロトコル情報を前記LANエミュレーションサー
    バに対して送信し、 前記LANエミュレーションサーバが、前記各ATM交
    換機からプロトコル情報を受信した場合に、このプロト
    コル情報を前記第1プロトコル情報記憶手段に書き込む
    プロトコル情報書込手段をさらに有する請求項10記載
    のネットワークシステム。
  13. 【請求項13】前記各端末装置の前記プロトコル情報送
    信手段が、前記各端末装置の電源が投入された際に起動
    する請求項11又は12記載のネットワークシステム。
  14. 【請求項14】前記プロトコル情報が、プロトコル種別
    である請求項1〜13の何れかに記載のネットワークシ
    ステム。
  15. 【請求項15】前記プロトコル情報が、プロトコルのバ
    ージョン情報である請求項1〜14の何れかに記載のネ
    ットワークシステム。
  16. 【請求項16】ATM交換機と、このATM交換機にチ
    ャネルを介して接続された複数の端末装置とを備えたネ
    ットワークシステムにおける端末装置間の呼設定方法で
    あって、 前記複数の端末装置のいずれかが発側端末となり着側端
    末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、着
    側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコル
    情報の付与要求を、前記ATM交換機に対して送信し、 前記発側端末から前記付与要求を受信した前記ATM交
    換機が、記憶された前記着側端末のプロトコル情報に該
    当するプロトコル情報を、前記発側端末に対して送信
    し、 前記ATM交換機から前記着側端末のプロトコル情報を
    受信した端末装置が、このプロトコル情報に基づいて、
    自身が使用するシグナリングプロトコルを、着側端末が
    使用するシグナリングプロトコルに変更し、 シグナリングプロトコルを変更した発側端末が、着側端
    末との間で呼設定のためのメッセージ交換を行う呼設定
    方法。
  17. 【請求項17】ATM交換機と、このATM交換機にチ
    ャネルを介して接続された複数の端末装置とを備えたネ
    ットワークシステムにおける端末装置間の呼設定方法で
    あって、 前記複数の端末装置のいずれかが発側端末となり着側端
    末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、前
    記ATM交換機に対して着側端末が使用するシグナリン
    グプロトコルのプロトコル情報の付与要求を送信し、 前記発側端末から前記付与要求を受信したATM交換機
    が、前記着側端末に対して前記付与要求を送信し、 前記ATM交換機から前記付与要求を受信した前記着側
    端末が、自身が使用するシグナリングプロトコルのプロ
    トコル情報をATM交換機に対して送信し、 前記着側端末からこのプロトコル情報を受信したATM
    交換機が、このプロトコル情報を前記発側端末に対して
    送信し、 前記ATM交換機から前記着側端末のプロトコル情報を
    受信した前記発側端末が、このプロトコル情報に基づい
    て、自身が使用するシグナリングプロトコルを、前記着
    側端末が使用するシグナリングプロトコルに変更し、 シグナリングプロトコルを変更した発側端末が、前記着
    側端末との間で呼設定のためのメッセージ交換を行う呼
    設定方法。
  18. 【請求項18】ATM交換機と、このATM交換機にチ
    ャネルを介して接続された複数の端末装置とを備えるネ
    ットワークシステムにおける端末装置間の呼設定方法で
    あって、 前記複数の端末装置のいずれかが発側端末となり着側端
    末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、発
    側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコル
    情報,及び,シグナリングプロトコルを発側端末のシグ
    ナリングプロトコルに変更する旨のプロトコル変更依頼
    を、前記ATM交換機に対して送信し、 前記発側端末のプロトコル情報,及び前記プロトコル変
    更依頼を受信したATM交換機が、これらを前記着側端
    末に対して送信し、 前記発側端末のプロトコル情報,及び前記プロトコル変
    更依頼を受信した前記着側端末が、これらに基づいて、
    自身が使用するシグナリングプロトコルを、前記発側端
    末が使用するシグナリングプロトコルに変更し、 前記発側端末が、シグナリングプロトコルを変更した着
    側端末との間で呼設定のためのメッセージ交換を行う呼
    設定方法。
  19. 【請求項19】LANエミュレーションサーバと、この
    LANエミュレーションサーバにチャネルを介して接続
    された複数のATM交換機と、前記複数のATM交換機
    にチャネルを介してそれぞれ接続された複数の端末装置
    とを備えたネットワークシステムにおける端末装置間の
    呼設定方法であって、 前記複数の端末装置のいずれかが発側端末となり着側端
    末となる他の端末装置との間で呼設定を行う場合に、着
    側端末が使用するシグナリングプロトコルのプロトコル
    情報の付与要求を、前記複数のATM交換機のいずれか
    に対して送信し、 前記発側端末から前記付与要求を受信したATM交換機
    が、その付与要求を前記LANエミュレーションサーバ
    に対して送信し、 前記ATM交換機から前記付与要求を受信したLANエ
    ミュレーションサーバが、前記着側端末のプロトコル情
    報に該当するプロトコル情報を読み出すとともに、その
    プロトコル情報を、前記付与要求を送信したATM交換
    機に対して送信し、 前記LANエミュレーションサーバから前記着側端末の
    プロトコル情報を受信したATM交換機が、そのプロト
    コル情報を、前記発側端末に対して送信し、 前記着側端末のプロトコル情報を受信した前記発側端末
    が、このプロトコル情報に基づいて、自身が使用するシ
    グナリングプロトコルを、前記着側端末が使用するシグ
    ナリングプロトコルに変更し、 シグナリングプロトコルを変更した発側端末が、前記着
    側端末との間で呼設定のためのメッセージ交換を行う呼
    設定方法。
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