JP2783914B2 - 二軸配向ポリエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエステルフイルム

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JP2783914B2
JP2783914B2 JP5518185A JP51818593A JP2783914B2 JP 2783914 B2 JP2783914 B2 JP 2783914B2 JP 5518185 A JP5518185 A JP 5518185A JP 51818593 A JP51818593 A JP 51818593A JP 2783914 B2 JP2783914 B2 JP 2783914B2
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正広 細井
公典 西山
靖浩 佐伯
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    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J5/00Manufacture of articles or shaped materials containing macromolecular substances
    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C55/00Shaping by stretching, e.g. drawing through a die; Apparatus therefor
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
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    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は二軸配向ポリエステルフィルムおよびその電
気絶縁用途に関する。さらに詳しくは、耐乾熱劣化性及
び耐湿熱劣化性に優れた二軸配向ポリエステルフィルム
およびその電気絶縁用途に関する。
背景技術 二軸配向ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキ
シレートフィルムは、高強度、高弾性率、並びに高い耐
熱性をもつことから、磁気記録媒体用のベースフィル
ム、コンデンサー用薄膜誘導体フィルム、超小型のスピ
ーカー用振動板、電気絶縁材料、その他各種用途に用い
られている。
一般に、二軸配向ポリエチレンテレフタレート、二軸
配向ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレー
トフィルムなどに代表されるポリエステルフィルムには
加水分解性があり、例えば水蒸気が存在する状態では分
子鎖切断が起こり易く、フィルムは経時的に柔軟性を失
い、長時間水蒸気にされされた場合には粉末状になるま
で劣化をうける。またこのように激しい条件ではなくと
も、比較的高い温度で微量の湿気が存在するような雰囲
気においても、この劣化反応は起こり長い時間にはフィ
ルムが劣化する。
たとえば、電気絶縁用としてこれらポリエステルフィ
ルムを用いる場合比較的低温(160℃以下)では加水分
解反応による分子鎖の切断が起こり、より高温(170℃
以上)では配向、結晶性等の高次構造の再構成が優先し
て起こるとされている。そして、連続使用温度が160℃
程度までのポリエステルフィルムでは、高温度における
微細構造の再構成というよりも、むしろ加水分解の分子
鎖切断による機械特性や電気絶縁特性の劣化が改善すべ
きより重要な問題となる。
電気絶縁用フィルムとしての二軸配向ポリエステルフ
ィルムの特性としては、一般に、高温度に長時間さら
されても機械特性が劣化して脆くなったり、絶縁性能が
悪くなって絶縁破壊特性が悪くなったりしないこと、
フィルムの使用時にデラミネーション(層間剥離)を起
こさぬこと、フィルム表面及びフィルム中に存在する
低分子量物(オリゴマー)が少いこと、などが要求され
る。
耐熱劣化性を向上させたり、オリゴマーの少なくする
方法としては、延伸倍率を上げて分子配向を向上させる
方法が有効であり、現実にこの方法が採用されている。
しかし、この方法では面配向性が向上する結果としてフ
ィルムがデラミネーションを起こし易くなるという新た
な問題が生じ、延伸倍率を上げるにも限界がある。
また、デラミネーションを起こりにくくするためには
上記とは逆に面配向を低下させる方法があるが、これは
また上記とは逆に耐熱劣化性の低下とオリゴマー発生量
の増大をもたらす。
このように電気絶縁用途での主要要求特性を同時に満
足するフィルムの製造には、解決すべき種々の問題があ
る。
本発明の目的は、二軸配向ポリエステルフィルムを提
供することにある。
本発明の他の目的は、耐乾熱劣化性および耐湿熱劣化
性を優れた二軸配向ポリエステルフィルムを提供するこ
とにある。
本発明のさらに他の目的は、デラミネーションを起さ
ずしかもオリゴマー含有量の少ない二軸配向ポリエステ
ルフィルムを提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、本発明の上記二軸配向ポ
リエステルフィルムを用いた電気絶縁用フィルムを提供
することにある。
本発明のさらに他の目的および利点は以下の説明から
明らかとなろう。
本発明によれば、本発明の上記目的および利点は、第
1に、 (A)エチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレート9
9.5〜95モル%とエチレン−2,7−ナフタレンジカルボキ
シレート0.5〜5モル%とからなる繰り返し単位のポリ
エステルから実質的になり、 (B)(a)200℃における耐乾熱劣化性が(破断強度
の50%を保持する時間)が少くとも2000時間であり、 (b)130℃における耐湿熱劣化性(破断伸度の50%を
保持する時間)が少くとも100時間であり、 (c)密度が1.355〜1.370g/cm3の範囲にあり、且つ (d)o−クロロフェノール中35℃で測定した固有粘度
が0.60〜0.90の範囲にある、 ことを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルムによっ
て達成される。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムを構成するポ
リエステルはエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシ
レートを主たる繰返し単位としてなる。
共重合成分が0.5モル%より少ないと、耐乾熱劣化性
の改善されたポリエステルが得難く、また共重合成分が
5モル%を越えるとオリゴマー含有量が多くなる傾向を
示しまた耐熱劣化性の改善された二軸配向フィルムが得
難い。
本発明で用いられるポリエステルとしては、エチレン
−2,6−ナフタレンジカルボキシレート99.5〜95モル%
とエチレン−2,7−ナフタレンジカルボキシレート0.5〜
5モル%とからなるポリエステルである。
本発明で用いられるポリエステルは、例えば安定剤、
着色剤、帯電防止剤等の添加剤を含有することができ
る。特に、フィルム表面を粗にして滑り性を改良するた
めに、ポリマー中に各種の不活性な固体微粒子を配合す
ることは好ましい。かかる不活性な固体微粒子として
は、好ましくは(1)二酸化ケイ素(水和物、ケイ砂、
石英等を含む);(2)アルミナ;(3)SiO2成分を30
重量%以上含有するケイ酸塩(例えば非晶質あるいは結
晶質の粘土鉱物、アルミノシリケート(焼成物や水和物
を含む)、温石綿、フライアッシュ等);(4)Mg、Z
n、Zr及びTiの酸化物;(5)Ca及びBaの硫酸塩;
(6)Li、Na及びCaのリン酸塩(1水素塩や2水素塩を
含む);(7)Li、Na及びKの安息香酸塩;(8)Ca、
Ba、Zn及びMnのテレフタル酸塩;(9)Mg、Ca、Ba、Z
n、Cd、Pb、Sr、Mn、Fe、Co及びNiのチタン酸塩;(1
0)Ba及びPbのクロム酸塩;(11)炭素(例えばカーボ
ンブラック、グラファイト等);(12)ガラス(例えば
ガラス粉、ガラスビーズ等);(13)Ca及びMgの炭酸
塩;(14)ホタル石及び(15)ZnSが例示される。更に
好ましくは、二酸化ケイ素、無水ケイ酸、含水ケイ酸、
酸化アルミニウム、ケイ酸アルミニウム(焼成物、水和
物等を含む)、燐酸1リチウム、燐酸3リチウム、燐酸
カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、安息酸リチウ
ム、これらの化合物の複塩(水和物を含む)、ガラス
粉、粘度(カオリン、ベントナイト、白土等を含む)、
タルク、炭酸カルシウム等が例示される。特に好ましく
は、二酸化ケイ素、酸化チタン、炭酸カルシウムが挙げ
られる。不活性な固体微粒子は平均粒径が0.3〜3μm
であることが好ましく、またこの配合量は0.01〜1重量
%であることが好ましい。
本発明で用いられるポリエステルの末端カルボキシル
量は、好ましくは40eq/106g以下であり、より好ましく
は35eq/106g以下である。
また、ポリエステルの固有粘度は、0.60〜0.90の範囲
にあり、好ましくは0.62〜0.85であり、より好ましくは
0.64〜0.85である。
また、本発明で用いられるポリエステルはオリゴマー
含有量が少ないことが望ましく、フィルムとしたとき例
えば2.0mg/m2フィルム以下のオリゴマー含有量を示す。
本発明で用いられるポリエステルは、通常溶融重合法
によって公知の方法で製造することができる。例えば、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレンジカル
ボン酸及びエチレングリコールを所定量混合し、常圧も
しくは加圧下で直接エステル化反応させ、さらに減圧下
で溶融重縮合反応させて製造することができる。この
際、触媒等の添加剤を必要に応じて使用することができ
る。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、例えば、
十分に乾燥させたポリエステルを融点〜(融点+70)℃
の温度で溶融押出し、キャスティングドラム上で急冷し
て未延伸フィルムとし、次いで該未延伸フィルムを、逐
次又は同時二軸延伸し、熱固定する方法で製造すること
ができる。二軸延伸は逐次二軸延伸が好ましく、その際
未延伸フィルムを縦方向に130〜170℃で2.5〜5.7倍延伸
し、次いでステンターにて横方向に130〜150℃で2.5〜
5.7倍延伸し、その後190〜250℃の温度で緊張下又は制
限収縮下で熱固定するのが好ましい。熱固定時間は10〜
30秒が好ましい。また縦方向及び横方向の延伸条件は得
られる二軸配向ポリエステルフィルムの物性が両方向に
ほぼ等しくなるような条件を選択するのが好ましい。同
時二軸延伸の場合、上記の延伸温度、延伸倍率、熱固定
温度等を適用することができる。
また必要に応じて、二軸延伸フィルムをさらに縦方向
及び/又は横方向に再延伸する、いわゆる3段延伸法、
4段延伸法も採用することができる。また、4段延伸法
では、未延伸フィルムを130〜150℃の温度で縦方向に1.
8〜2.8倍延伸し、付いでステンターにて横方向に3.5〜
5倍延伸し、その後140〜170℃の温度で10〜30秒間熱固
定(中間熱固定)してから150〜180℃の温度で縦方向に
1.5〜3.0倍再延伸し、次いでステンターにて150〜190℃
の温度で横方向に1.2〜2.4倍再延伸し、さらに190〜250
℃の温度で10〜30秒間緊張下熱固定するとよい。
また、デラミネーションを起こさないフィルムを得る
ため、上記熱固定を行ったフィルムについて、さらに一
層高温度で熱処理を実施することもできる。また、さら
に熱収縮率を低下させる必要のある場合には、公知の弛
緩熱処理法等を適用することができる。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの200℃にお
ける耐乾熱劣化性(破断強度の50%を保持する時間)は
少くとも2,000時間であり、好ましくは少なくとも2,100
時間である。
この耐乾熱劣化寿命が2,000時間未満であると、比較
的高温での微細構造の再構成が起こり易く、例えば電気
絶縁用途のフィルムとしては不適当なものとなる。
また、本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの130
℃における耐湿熱劣化性(破断伸度の50%を保持する時
間)は少くとも100時間であり、好ましくは少なくとも1
10時間である。耐湿熱劣化寿命が100時間未満である
と、水蒸気にふれるような環境下での、フィルムの機械
特性、電気絶縁特性が著しく低下するので好ましくな
い。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムの密度は1.35
5〜1.370g/cm3の範囲にあり、好ましくは1.356〜1.365g
/cm3の範囲にある。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、例えば12
〜400μmの範囲にある厚みを有することができる。好
ましくは40〜350μm、より好ましくは40〜250μmの範
囲にある厚みを有する。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、上記のと
おり、耐乾熱劣化性に優れ、さらに耐デラミネーション
に優れ、かつ低いオリゴマー含量を有していることか
ら、電気絶縁用フィルムとして特に好適に使用される。
それ故、本発明によれば、本発明の二軸配向ポリエス
テルフィルムからなる絶縁用フィルムあるいは本発明の
二軸配向ポリエテスルフィルムの電気絶縁のためへの使
用が同様に提供される。
本発明の二軸配向ポリエステルフィルムは、例えばモ
ーター用絶縁材、コンデンサー用誘導体、フレキシブル
回路用基板、メンブレンスイッチ用フィルム等として有
用である。また、比較的水分濃度の高い雰囲気下での使
用に耐えることから例えば電気絶縁用フィルムの他に、
透明電極用フィルム、電磁波吸収用フィルム(例えば、
電子レンジの視窓に用いるフィルム)、反射フィルム等
としても有用である。
以下、実施例によって本発明をさらに説明する。なお
本発明における種々の物性及び特性は以下の如く測定さ
れたものであり、かつ定義されるものである。
(1)耐湿熱劣化性 容量が3リットルのオートクレーブの底部に水を入
れ、フィルムサンプルを無荷重下でつり下げる。その
際、フィルムサンプルは水に浸らないようにする。オー
トクレーブ内の温度を130℃の温度まで上げ、所定時間
この温度に維持した後、室温まで冷却してフィルムサン
プルを取り出す。このサンプルについて破断伸度を測定
し、該破断伸度が初期値の50%に低下するまでの時間を
外挿して求める。この時間を耐湿熱劣化性とする。
なお、破断伸度は以下の方法で求める。
幅10mm、長さ150mmの短冊状に切取ったフィルムサン
プルについて、チャック間100mm、引張り速度10mm/分の
条件にてインストロン型引張試験装置にて引っ張る。そ
して原長(Lo)と破断時の長(L)とから、破断伸度を
式 [(L−Lo)/Lo]×100(%) で求める。
(2)耐乾熱劣化性 幅10mm、長さ約200mmの短冊状に切取ったフィルムサ
ンプルを200℃に設定したエアーオーブン中に所定時間
保持して熱劣化させ、その後フィルムサンプルを取り出
す。このサンプルについて機械特性(破断強伸度)を測
定し、破断強度が初期値の50%に低下するまでの時間の
外挿法により求める。この時間を耐乾熱劣化性とする。
(3)抽出オリゴマー量 フィルム(38mm×38mm)を25℃のクロロホルム20cc中
に1時間浸漬し、そののちフィルムを取り出して該クロ
ロホルム中のオリゴマー量を測定波長240nmの吸光度よ
り求めた。オリゴマーの濃度と吸光度との関係は予め検
量線として作成しておいた。
吸光度の測定はSHIMADZU製UV−VIS−NIR自記分光光度
計UV−3101PCを用いた。
(4)デラミネーション フィルムに、製袋ミシン(The New Long Manufacturi
ng Co.製)のミシン針で室温下100穴打ち抜いた。打ち
抜いた穴は、フィルムがデラミネーションを起こさない
時はきれいにほぼ針の太さに打ち抜かれるが、デラミネ
ーションを起こした場合には打ち抜かれるた穴の周辺が
厚み方向で層状に割れて損傷部が広がった。打抜き穴を
含む傷部の面積を求めてデラミネーション良否の尺度と
した。
この穴の大きさが(面積が)打抜きの穴と同等〜1.5
倍未満のときは1級、それが1.5倍〜2.0倍未満のときは
2級とし、2.0倍以上のときは3級と評価した。
(5)固有粘度 0.3gの試料を25mlのオルソクロロフェノール中、150
℃、30分間加熱して溶解させ、この溶液について35℃の
溶液粘度を測定して求めた。
(6)末端カルボキシル量 試料180mgをp−キシレン/m−クレゾール混合溶媒
(容積比2/3)に窒素雰囲気下で加熱溶解せしめた。該
溶液をブロモフェノールブルーを指示薬としてCH3ONa
(CH3OH溶液中の濃度0.02mol/)で中和滴定した。中
和に要したCH3ONaの溶液量をX(ml)、及びサンプルを
含まず同様の処理をほどこした混合溶媒の中和に要した
CH3ONaの溶液量をB(ml)とすると、末端カルボキシル
量[COOH]は下記式より算出される。
実施例 実施例1 2,7−ナフタレンジカルボン酸成分を0.5モル%の割合
で共重合し、かつ滑剤として平均粒径0.6μmの炭酸カ
ルシウム微粒子を0.02重量%及び平均粒径0.1μmのシ
リカ微粒子を0.3重量%含有した変性ポリエチレン−2,6
−ナフタレンジカルボキシレートを170℃で乾燥した後2
95℃で溶融押出し、60℃に保持したキャスティングドラ
ム上で急冷固化せしめて未延伸フィルムを得た。
この未延伸フィルムを加熱ロールを通して加熱し、次
いで赤外線ヒーターで加熱して130℃として縦方向に4.0
倍延伸し、更にテンターによって148℃で横方向に4.3倍
延伸した。次いで220℃で30秒間熱処理した。このよう
にして厚み50μmの二軸配向ポリエステルフィルムを作
成した。
この二軸配向ポリエステルフィルムの特性を表1に示
した。
実施例2〜5 変性ポリエチレン−2,6−ナフタレンジカルボキシレ
ートとして、表1に記載の組成(微粒子の種類と量は実
施例1の場合と同じ)のポリエステルを用い、実施例1
と同様にして未延伸フィルムを得、また表1に記載の条
件で延伸、熱処理した。得られた二軸配向ポリエステル
フィルムの特性を表1に示した。
比較例1〜6 表2に記載の組成(微粒子の種類と量は実施例1の場
合と同じ)のポリエステルを用い、実施例1と同様にし
て未延伸フィルムを得、また表2に記載の条件で延伸、
熱処理した。得られた二軸配向ポリエステルフィルムの
特性を表2に示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−135350(JP,A) 特開 昭50−24366(JP,A) 特開 昭62−115609(JP,A) 特開 昭62−136013(JP,A) 特開 平2−60728(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 55/12 - 55/16 C08J 5/18

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(A)エチレン−2,6−ナフタレンジカル
    ボキシレート99.5〜95モル%とエチレン−2,7−ナフタ
    レンジカルボキシレート0.5〜5モル%とからなる繰り
    返し単位のポリエステルから実質的になり、 (B)(a)200℃における耐乾熱劣化性(破断強度の5
    0%を保持する時間)が少くとも2000時間であり、 (b)130℃における耐湿熱劣化性(破断伸度の50%を
    保持する時間)が少くとも100時間であり、 (c)密度が1.355〜1.370g/cm3の範囲にあり、且つ (d)o−クロロフェノール中35℃で測定した固有粘度
    が0.60〜0.90の範囲にある、 ことを特徴とする二軸配向ポリエステルフィルム。
  2. 【請求項2】ポリエステルの末端カルボキシル量が40eq
    /106g以下である請求項1に記載の二軸配向ポリエステ
    ルフィルム。
  3. 【請求項3】ポリエステルのオリゴマー量が2.0mg/m2
    ィルム以下である請求項1に記載の二軸配向ポリエステ
    ルフィルム。
  4. 【請求項4】ポリエステルの固有粘度が0.62〜0.85の範
    囲にある請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィル
    ム。
  5. 【請求項5】12〜400μmの範囲にあるフィルム厚を有
    する請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフィルム。
  6. 【請求項6】請求項1に記載の二軸配向ポリエステルフ
    ィルムからなる電気絶縁用フィルム。
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