JP2782259B2 - クリームはんだ - Google Patents

クリームはんだ

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達也 堀
芳仁 鈴木
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電子機器のはんだ付けに用いるクリームはん
だ、特に印刷塗布やディスペンサー吐出に適したクリー
ムはんだに関する。
〔従来の技術〕
一般に電子機器のはんだ付けに用いるクリームはんだ
はロジンを主成分とし、その他にはんだ付け性を良好に
する活性剤、フラックスと粉末はんだの分離を抑制した
り印刷性を良好にするチクソ剤、そしてフラックスの固
形成分を溶解して液状、またはペースト状にする溶剤、
等から構成されている。クリームはんだのフラックスに
用いるロジンとしては、天然ロジン、重合ロジン、不均
化ロジン、水添ロジン、マレイン酸変性ロジン等であ
り、活性剤としてはアミンのハロゲン化水素酸塩(例え
ば、ジエチルアミンHCl、トリエチルアミンHBr、ジフェ
ニルグアニジンHBr等)であり、チクソ剤としては硬化
ヒマシ油、油脂系ワックス等であり、そして溶剤として
はジエチレングリコールモノブチルエーテル、エチレン
グリコールモノフエニルエーテル、2.4ペンタジオー
ル、2−テレピネオール等である。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記成分から成るフラックスと粉末はんだを混和して
得たクリームはんだは、製造後クリームはんだの表面に
皮を張った状態になる皮張り現象やクリームはんだの粘
度が高くなって粘性が全く無くなるというボソツキ現象
を起こすことがあった。
本発明はクリームはんだの基本特性、即ちはんだ付け
性、印刷性、印刷後の形状維持特性等が損われずに皮張
り現象やボソツキ現象を起こすことのないクリームはん
だを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者らは、かかる問題について鋭意検討を重ねた
結果、クリームはんだ用フラックスにマロン酸とアミン
との反応から誘導される塩(以下、マロン酸のアミン塩
という)を添加すると皮張り現象やボソツキ現象を解決
できることに着目して本発明を完成させた。
すなわち本発明は、粉末はんだと、液状またはペース
ト状フラックスを混和したクリーム状はんだにおいて、
該フラックス中にマロン酸とジブチルアミン、トリブチ
ルアミン、ジイソブチルアミン、ジブチルアミノプロピ
ルアミン、2−エチルヘキシルアミン、2−エチルヘキ
シルオキシプロピルアミン、ジアリルアミン、ジベンジ
ルアミンから選ばれた少なくとも1種のアミンとの反応
から誘導される塩を含有することを特徴とするクリーム
はんだである。
本発明ではクリームはんだのフラックス中にマロン酸
のアミン塩を適量、好ましくは0.2〜10重量%添加する
と皮張り現象やボソツキ現象を防止する効果が著しく現
れる。
マロン酸のアミン塩はマロン酸とアミンを反応させて
得た塩を添加するが、マロン酸とアミンをそれぞれフラ
ックスに添加し、フラックス中で反応させてもよい。
〔作用〕
マロン酸のアミン塩は粉末はんだの表面を被うため、
これが保護膜となって粉末はんだが活性剤や溶剤等、他
の成分と反応するのを防ぐものと考えられる。
また、マロン酸のアミン塩はさらに印刷されたクリー
ムはんだの形状を保つ作用も有する。
〔実施例および比較例〕
実施例および比較例を第1表に示す。
〔発明の効果〕 本発明のクリームはんだは長時間経過しても皮張り現
象やボソツキ現象を起こすことがないため、目の細かい
スクリーンを用いたりノズルの細いディスペンサーを用
いても印刷不良や目詰まりがなく、信頼性あるはんだ付
けが行えるものである。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭61−14099(JP,A) 特開 平3−94995(JP,A) 特公 平6−47189(JP,B2) 特公 平6−92034(JP,B2) 特公 平8−25058(JP,B2) 特公 平7−240(JP,B2) 特許2520122(JP,B2) 特許2646394(JP,B2) 竹本正ら監訳 「ソルダリング イン エレクトロニクス」 (昭和61年8月 30日),日刊工業新聞社,P.162,163 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B23K 35/363 H05K 3/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】粉末はんだと、液状またはペースト状フラ
    ックスを混和したクリーム状はんだにおいて、該フラッ
    クス中にマロン酸とジブチルアミン、トリブチルアミ
    ン、ジイソブチルアミン、ジブチルアミノプロピルアミ
    ン、2−エチルヘキシルアミン、2−エチルヘキシルオ
    キシプロピルアミン、ジアリルアミン、ジベンジルアミ
    ンから選ばれた少なくとも1種のアミンとの反応から誘
    導される塩を含有することを特徴とするクリームはん
    だ。
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WO2010038668A1 (ja) 2008-10-02 2010-04-08 株式会社日本スペリア社 フラックス組成物及びはんだペースト組成物
JP5756933B2 (ja) * 2010-09-29 2015-07-29 株式会社弘輝 フラックス
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竹本正ら監訳 「ソルダリング イン エレクトロニクス」 (昭和61年8月30日),日刊工業新聞社,P.162,163

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