JP2781216B2 - 4‐アシルオキシアゼチジノン‐2‐オンの製造法 - Google Patents
4‐アシルオキシアゼチジノン‐2‐オンの製造法Info
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- JP2781216B2 JP2781216B2 JP1218065A JP21806589A JP2781216B2 JP 2781216 B2 JP2781216 B2 JP 2781216B2 JP 1218065 A JP1218065 A JP 1218065A JP 21806589 A JP21806589 A JP 21806589A JP 2781216 B2 JP2781216 B2 JP 2781216B2
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
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- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 発明の目的 産業上の利用分野 本発明はカルバペネム類合成の重要中間体である 4
−アシルオキシアゼチジノン2−オンの製造法に関する
発明である。
−アシルオキシアゼチジノン2−オンの製造法に関する
発明である。
当該発明が解決しようとする問題点 4−カルボキシアゼチジノン−2−オンより 4−ア
シルオキシ体への変換は種々試みられている。一つはカ
ルボキシル基よりケトンに変換し、Baeyer−Villiger酸
化する方法。またはカルボキシル基を四酢酸鉛でアセト
キシ基に変換する方法であるが、前者は工程が長くな
り、後者は反応の収率が悪く、いずれも工業的に製法と
して欠点がある。今回、化合物(1)のカルボキシル基
などに過酸を縮合させ同時に脱炭酸をする方法により、
目的物(3)を工程が短くかつ収率良く得る方法を見出
し本発明を完成した。
シルオキシ体への変換は種々試みられている。一つはカ
ルボキシル基よりケトンに変換し、Baeyer−Villiger酸
化する方法。またはカルボキシル基を四酢酸鉛でアセト
キシ基に変換する方法であるが、前者は工程が長くな
り、後者は反応の収率が悪く、いずれも工業的に製法と
して欠点がある。今回、化合物(1)のカルボキシル基
などに過酸を縮合させ同時に脱炭酸をする方法により、
目的物(3)を工程が短くかつ収率良く得る方法を見出
し本発明を完成した。
発明の構成 本発明は、 式 を有する化合物を式 を有する化合物で処理することを特徴とする式 を有する4−アシルオキシアゼチジノン−2−オンの製
造法である。
造法である。
上記式中、R1は水素原子またはアミド窒素の保護基を
示し、R2は水素原子,保護されていてもよいヒドロキシ
メチル基,保護されていてもよい1−ヒドロキシエチル
基または保護されていてもよい1−ヒドロキシ−1−メ
チルエチル基を示し、R3はハロゲン原子,水酸基,アシ
ルオキシ基,アルコキシカルボニルオキシ基またはアリ
ールオキシカルボニルオキシ基を示し、R4はメチル基,
トリフルオロメチル基または置換基を有してもよいフエ
ニル基を示す。
示し、R2は水素原子,保護されていてもよいヒドロキシ
メチル基,保護されていてもよい1−ヒドロキシエチル
基または保護されていてもよい1−ヒドロキシ−1−メ
チルエチル基を示し、R3はハロゲン原子,水酸基,アシ
ルオキシ基,アルコキシカルボニルオキシ基またはアリ
ールオキシカルボニルオキシ基を示し、R4はメチル基,
トリフルオロメチル基または置換基を有してもよいフエ
ニル基を示す。
R1のアミド窒素の保護基としては、たとえば3置換シ
ルリ基,アルコキシカルボニル基,置換基を有してもよ
いアラルキルオキシカルボニル基,置換基を有してもよ
いアラルキル基, −COCOOR2基,−CH2COOR5基または−C(COOR5)=C
(CH3)2基があげられる。
ルリ基,アルコキシカルボニル基,置換基を有してもよ
いアラルキルオキシカルボニル基,置換基を有してもよ
いアラルキル基, −COCOOR2基,−CH2COOR5基または−C(COOR5)=C
(CH3)2基があげられる。
3置換シリル基としては、たとえばトリメチルシリ
ル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシリル,ジメ
チルフエニルシリルまたはt−ブチルジフエニルシリル
があげられる。
ル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシリル,ジメ
チルフエニルシリルまたはt−ブチルジフエニルシリル
があげられる。
アルコキシカルボニル基のアルキル基としては、たと
えばメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル
またはt−ブチルがあげられる。
えばメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル
またはt−ブチルがあげられる。
置換基を有してもよいアラルキルオキシカルボニル基
および置換基を有してもよいアラルキル基のアラルキル
基としては、たとえばベンジル,p−ニトロベンジル,p−
メトロキシベンジルまたは2,4−ジメトキシベンジルが
あげられる。
および置換基を有してもよいアラルキル基のアラルキル
基としては、たとえばベンジル,p−ニトロベンジル,p−
メトロキシベンジルまたは2,4−ジメトキシベンジルが
あげられる。
−COCOOR5基,−CH2COOR5および−C(COOR5)=C
(CH3)2基のR5としては、たとえばメチル,エチル,t
−ブチル,ベンジル,p−ニトロベンジル,アリルまたは
2−トリメチルシリルエチルがあげられる。
(CH3)2基のR5としては、たとえばメチル,エチル,t
−ブチル,ベンジル,p−ニトロベンジル,アリルまたは
2−トリメチルシリルエチルがあげられる。
R2の保護されていてもよいヒドロキシメチル基,保護
されていてもよい1−ヒドロキシエチル基および保護さ
れていてもよい1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基の
保護基としては、たとえば3置換シリル基,アルコキシ
カルボニル基,置換基を有してもよいアラルキルオキシ
カルボニル基,置換基を有してもよいアラルキル基,ア
シル基,アリル基,2−トリメチルシリルエトキシメチル
基または2−トリメチルシリルエチル基があげられる。
されていてもよい1−ヒドロキシエチル基および保護さ
れていてもよい1−ヒドロキシ−1−メチルエチル基の
保護基としては、たとえば3置換シリル基,アルコキシ
カルボニル基,置換基を有してもよいアラルキルオキシ
カルボニル基,置換基を有してもよいアラルキル基,ア
シル基,アリル基,2−トリメチルシリルエトキシメチル
基または2−トリメチルシリルエチル基があげられる。
3置換シリル基としては、たとえばトリメチルシリ
ル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシリル,ジメ
チルフエニルシリルまたはt−ブチルジフエニルシリル
があげられる。
ル,トリエチルシリル,t−ブチルジメチルシリル,ジメ
チルフエニルシリルまたはt−ブチルジフエニルシリル
があげられる。
アルコキシカルボニル基のアルキル基としては、たと
えばメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル
またはt−ブチルがあげらる。
えばメチル,エチル,プロピル,イソプロピル,ブチル
またはt−ブチルがあげらる。
置換基を有してもよいアラルキルオキシカルボニル基
および置換基を有してもよいアラルキル基のアラルキル
基としては、たとえばベンジル,p−ニトロベンジル,p−
メトキシベンジルまたは2,4−ジメトキシベッジルがあ
げられる。
および置換基を有してもよいアラルキル基のアラルキル
基としては、たとえばベンジル,p−ニトロベンジル,p−
メトキシベンジルまたは2,4−ジメトキシベッジルがあ
げられる。
アシル基としては、たとえばアセチル,プロピオニル
またはベンゾイルがあげられる。
またはベンゾイルがあげられる。
R3のハロゲン原子としては、たとえば塩素または臭素
原子があげられる。
原子があげられる。
R3のアシルオキシ基としては、たとえばアセトキシ,
プロピオニルオキシまたは、ベンゾイルオキシがあげら
れる。
プロピオニルオキシまたは、ベンゾイルオキシがあげら
れる。
R3のアルコキシカルボニルオキシ基のアルキル基とし
ては、たとえばメチルまたはエチルがあげられる。
ては、たとえばメチルまたはエチルがあげられる。
R3のアリールオキシカルボニルオキシ基のアリール基
としては、たとえばフエニルがあげられる。
としては、たとえばフエニルがあげられる。
R4置換基を有してもよいフエニル基の置換基として
は、たとえば塩素原子またはカルボキシがあげられる。
は、たとえば塩素原子またはカルボキシがあげられる。
本発明の製造法は、出発化合物により、次の反応式で
示される2つの方法で行なわれる。
示される2つの方法で行なわれる。
(1)法は、化合物(1)を溶媒に溶かし、縮合剤の
存在下、過酸(2)と−50℃〜100℃で1分〜5時間反
応させ、反応液を常法に従って処理すると化合物(3)
が得られる。
存在下、過酸(2)と−50℃〜100℃で1分〜5時間反
応させ、反応液を常法に従って処理すると化合物(3)
が得られる。
本反応に使用する溶媒は、たとえばジメトキシエタ
ン,テトラヒドロフラン,エーテル,ジオキサン,ベン
ゼン,トルエン,ヘキサン,ヘプタン、シクロヘキサ
ン、CH2Cl2,CHCl3,CCl4またはジメチルホルムアミドが
あげられる。
ン,テトラヒドロフラン,エーテル,ジオキサン,ベン
ゼン,トルエン,ヘキサン,ヘプタン、シクロヘキサ
ン、CH2Cl2,CHCl3,CCl4またはジメチルホルムアミドが
あげられる。
本反応に使用する縮合剤は、たとえばカルボジイミド
化合物があげられ、カルボジイミド化合物としては、た
とえばジシクロヘキシルカルボジイミド(DDC)または
ジフエニルカルボジイミドがあげられる。
化合物があげられ、カルボジイミド化合物としては、た
とえばジシクロヘキシルカルボジイミド(DDC)または
ジフエニルカルボジイミドがあげられる。
(2)法は、化合物(1)を溶媒に溶かし、塩基の存
在下、過酸(2)と−50℃〜100℃で1分〜5時間反応
させ、反応液を常法に従って処理すると化合物(3)が
得られる。
在下、過酸(2)と−50℃〜100℃で1分〜5時間反応
させ、反応液を常法に従って処理すると化合物(3)が
得られる。
本反応に使用する溶剤は、(1)法で使用する溶媒が
あげるれる。
あげるれる。
本反応に使用する塩基は、たとえばトリエチルアミ
ン,エチルジイソプロピルアミン,ピリジン,4−ジメチ
ルアミノピリジン,アニリン,ジメチルアニリン,ジエ
チルアニリン,1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン,
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5,1,5−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデセン−5があげられる。
ン,エチルジイソプロピルアミン,ピリジン,4−ジメチ
ルアミノピリジン,アニリン,ジメチルアニリン,ジエ
チルアニリン,1,4−ジアザビシクロ[2.2.2]オクタン,
1,5−ジアザビシクロ[4.3.0]ノネン−5,1,5−ジアザ
ビシクロ[5.4.0]ウンデセン−5があげられる。
発明の効果 本製造法は、4−アシルオキシアゼチジン−2−オン
誘導体(3)の優れた工業的な製法である。また4−ア
シルオキシアゼチジン−2−オン誘導体(3)は、特開
昭59−46265および59−51286号公報記載の方法によりカ
ルバペネム誘導体へ導くことができる。
誘導体(3)の優れた工業的な製法である。また4−ア
シルオキシアゼチジン−2−オン誘導体(3)は、特開
昭59−46265および59−51286号公報記載の方法によりカ
ルバペネム誘導体へ導くことができる。
なお化合物(1)のR3がアシルオキシ,アルコキシカ
ルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ
である化合物(1)は、R3が水酸基である化合物(1)
に塩基の存在下アシルハライド,アルキルクロロホルメ
ートまたはアリールクロロホルメート常法に従って反応
させると得られる。またR3がハロゲン原子である化合物
は(1)は、R3が水酸基である化合物(1)をチオニル
ハライド,五塩化燐,三塩化燐またはオキザリルクロラ
イドと常法に従って反応させると得られる。
ルボニルオキシまたはアリールオキシカルボニルオキシ
である化合物(1)は、R3が水酸基である化合物(1)
に塩基の存在下アシルハライド,アルキルクロロホルメ
ートまたはアリールクロロホルメート常法に従って反応
させると得られる。またR3がハロゲン原子である化合物
は(1)は、R3が水酸基である化合物(1)をチオニル
ハライド,五塩化燐,三塩化燐またはオキザリルクロラ
イドと常法に従って反応させると得られる。
以下に実施例をあげ実施例を具体的に示す。
実施例1 (3R,4R)−1−(4−メトキシベンジル)
−4−(3−クロロベンゾイルオキシ)−3−[(1R)
−1−(t−ブヂルジメチルシリルオキシ)エチル]ア
ゼチジン−2−オン アゼチジノン−4−カルボン酸50mgを2ml CH2Cl2に溶
解し氷冷する。ここにm−クロロ過安息香酸62mgとDCC6
88mgを加え5分間撹拌する。反応液のDCC・H2Oの結晶を
瀘去し、濃縮し、シリカゲルカラムでクロマトグラフィ
ーを行ない精製する。シクロヘキサン−酢酸エチル(3:
1)で溶出すると目的物が44mg(69%)得られる。
−4−(3−クロロベンゾイルオキシ)−3−[(1R)
−1−(t−ブヂルジメチルシリルオキシ)エチル]ア
ゼチジン−2−オン アゼチジノン−4−カルボン酸50mgを2ml CH2Cl2に溶
解し氷冷する。ここにm−クロロ過安息香酸62mgとDCC6
88mgを加え5分間撹拌する。反応液のDCC・H2Oの結晶を
瀘去し、濃縮し、シリカゲルカラムでクロマトグラフィ
ーを行ない精製する。シクロヘキサン−酢酸エチル(3:
1)で溶出すると目的物が44mg(69%)得られる。
IR(film) 1770,1725cm-1NMR (CDCl3,270MHz,)
0.04(3H,s),0.08(3H,s),0.85(9H,S),1.29(3h,
d,J=6.6Hz),3.25(1H,J=5.0Hz,C3−H),3.70(3H,
s),4.26,4.47(2H,AB−q,J=14.9Hz),4.25(1H,m),
6.33(1H,s),6.74(2H,d,J=8.8Hz)7.1〜7.8(6H,m) 実施例2 (3R,4R)−4−(3−クロロベンゾイルオ
キシ)−3−[(1R)−1−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)エチル]アゼチジン−2−オン 原料カルボン酸を実施例1と同様に処理することにより
61%の収率で目的物を得る。
0.04(3H,s),0.08(3H,s),0.85(9H,S),1.29(3h,
d,J=6.6Hz),3.25(1H,J=5.0Hz,C3−H),3.70(3H,
s),4.26,4.47(2H,AB−q,J=14.9Hz),4.25(1H,m),
6.33(1H,s),6.74(2H,d,J=8.8Hz)7.1〜7.8(6H,m) 実施例2 (3R,4R)−4−(3−クロロベンゾイルオ
キシ)−3−[(1R)−1−(t−ブチルジメチルシリ
ルオキシ)エチル]アゼチジン−2−オン 原料カルボン酸を実施例1と同様に処理することにより
61%の収率で目的物を得る。
mp 135℃ NMR(CDCl3 270MHZ)δ:0.09(3H,s),0.10(3H,s),
0.88(9H,s),1.32(3H,d,J=6.2Hz),3.37(1H,dd,J=
1.1,3.4Hz)4.29(1H,dq,J=3.4,6.2Hz),6.10(1H,d,J
=1.1HZ),6.54(1H,bs,NH),7.3〜8.1(4H,m) 実施例3 (3R,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−4−(3−クロロベンゾイルオキシ)−3−
[(1R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エ
チル]アゼチジン−2−オン 原料カルボン酸84.7mg(0.2mmol)をCH2Cl22mlに溶解き
氷冷下メチルクロロホルメート21mg(0.22mmol)とトリ
エチルアミン50mg(0.5mmol)を加える。更にm−クロ
ロ過安息香酸36mgを加え30分氷冷下、30分室温下、合計
1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、重曹
水、食塩水流し、硫酸マグネシウムで乾燥し瀘過、濃縮
し、薄層クロマトグラフィーにて分離精製すると目的化
合物12mgが得られた。
0.88(9H,s),1.32(3H,d,J=6.2Hz),3.37(1H,dd,J=
1.1,3.4Hz)4.29(1H,dq,J=3.4,6.2Hz),6.10(1H,d,J
=1.1HZ),6.54(1H,bs,NH),7.3〜8.1(4H,m) 実施例3 (3R,4R)−1−(2,4−ジメトキシベンジ
ル)−4−(3−クロロベンゾイルオキシ)−3−
[(1R)−1−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)エ
チル]アゼチジン−2−オン 原料カルボン酸84.7mg(0.2mmol)をCH2Cl22mlに溶解き
氷冷下メチルクロロホルメート21mg(0.22mmol)とトリ
エチルアミン50mg(0.5mmol)を加える。更にm−クロ
ロ過安息香酸36mgを加え30分氷冷下、30分室温下、合計
1時間撹拌した。反応液を酢酸エチルで希釈し、重曹
水、食塩水流し、硫酸マグネシウムで乾燥し瀘過、濃縮
し、薄層クロマトグラフィーにて分離精製すると目的化
合物12mgが得られた。
NMR(CDCl3 270MHz)δ: 0.04(3H,s),0.08(3H,s),0,84(9H,s),1.29(3H,d,
J=6.2Hz),3.15(1H,d,J=2.6Hz,C3−H),3.65(3H,
s),3.70(3H,s),4.24(1H,dq,J=2.6,6.2Hz,C3−C
H),4.29,4.45(2H,AB−q,J=14.9HzZ),6.27(1H,d,J
=2.2Hz),6.34(1H,dd,J=2.2,8.4Hz),6.40(1H,s,C4
−H),7.17(1H,d,J=8.4HZ),7.34(1H,t,J=8.0H
z),7.53(1H,m),7.7〜7.8(2H,m)
J=6.2Hz),3.15(1H,d,J=2.6Hz,C3−H),3.65(3H,
s),3.70(3H,s),4.24(1H,dq,J=2.6,6.2Hz,C3−C
H),4.29,4.45(2H,AB−q,J=14.9HzZ),6.27(1H,d,J
=2.2Hz),6.34(1H,dd,J=2.2,8.4Hz),6.40(1H,s,C4
−H),7.17(1H,d,J=8.4HZ),7.34(1H,t,J=8.0H
z),7.53(1H,m),7.7〜7.8(2H,m)
Claims (1)
- 【請求項1】式 を有する化合物を式 を有する化合物で処理することを特徴とする式 を有する4−アシルオキシアゼチジノン−2−オンの製
造法。 上記式中、R1は水素原子またはアミド窒素の保護基を示
し、R2は水素原子,保護されていてもよいヒドロキシメ
チル基,保護されていてもよい1−ヒドロキシエチル基
または保護されていてもよい1−ヒドロキシ−1−メチ
ルエチル基を示し、R3はハロゲン原子,水酸基,アシル
オキシ基,アルコキシカルボニルオキシ基またはアリ−
ルオキシカルボニルオキシ基を示し、R4はメチル基,ト
リフルオロメチル基または置換基を有してもよいフェニ
ル基を示す。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1218065A JP2781216B2 (ja) | 1988-08-26 | 1989-08-24 | 4‐アシルオキシアゼチジノン‐2‐オンの製造法 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63-211999 | 1988-08-26 | ||
JP21199988 | 1988-08-26 | ||
JP1218065A JP2781216B2 (ja) | 1988-08-26 | 1989-08-24 | 4‐アシルオキシアゼチジノン‐2‐オンの製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02138250A JPH02138250A (ja) | 1990-05-28 |
JP2781216B2 true JP2781216B2 (ja) | 1998-07-30 |
Family
ID=26518955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1218065A Expired - Fee Related JP2781216B2 (ja) | 1988-08-26 | 1989-08-24 | 4‐アシルオキシアゼチジノン‐2‐オンの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2781216B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-24 JP JP1218065A patent/JP2781216B2/ja not_active Expired - Fee Related
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---|---|
JPH02138250A (ja) | 1990-05-28 |
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