JP2780774B2 - アシル酸窒素過酸先駆物質 - Google Patents

アシル酸窒素過酸先駆物質

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JP2780774B2 JP62278444A JP27844487A JP2780774B2 JP 2780774 B2 JP2780774 B2 JP 2780774B2 JP 62278444 A JP62278444 A JP 62278444A JP 27844487 A JP27844487 A JP 27844487A JP 2780774 B2 JP2780774 B2 JP 2780774B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【発明の背景】 (1)発明の分野 本発明は、水性媒体中の過酸化水素の源と結合したと
き広い温度範囲に亘って布の効率的な過酸素漂白をもた
らすのを助ける新規な過酸素漂白活性剤化合物に関する
ものである。これらの化合物は、以下の一般構造を有す
る。 (但し、Rは直鎖又は有枝鎖C1-20アルキル、アルコ
オキシル、シクロアルキル及びその混合物;R1はNの直
接単結合した少なくとも1個の炭素原子を含み;nは1か
6までの整数であり、Xはメチレン又はヘテロ原子であ
る。) 或いは、 (但し、nは(I)と同一であり;R2はNに直接二重
結合した炭素原子を含み、Xはヘテロ原子であるか又は
何もないかのどちらかであり,RはC4-17アルキルであ
る。) (2)従来技術についての簡単な説明 過酸素漂白剤は布地からしみ及び/又は汚れを除去す
るのに有効であることが周知である。これらは、広い種
類の布及び着色衣類に対して用いることができる。しか
しながら、過酸素漂白剤の有効性は、洗濯水の温度とと
もに非常に変化しうる。洗濯水中で、これらは使用さ
れ、これらは漂白溶液が130゜F(55.6℃)以上であると
き通常最も有効である。この温度以下で、過酸化物漂白
有効性は別名、過酸先駆物質として知られる活性剤を同
時に使用することによって非常に増大することができる
ことがわかっている。水性媒体中で、先駆物質及び過酸
素は結合して過酸種を形成することが、広く認められて
いる。しかしながら、大部分の先駆物質、例えばテトラ
アセチルエチレン・ジアミン(TAED)、の有効性もま
た、高い洗濯水温度に依存している。しかしながら、低
温(70〜100゜F(21.1〜37.8℃))で効率的に過酸化物
と反応して適切な洗濯性能のために良好な収量で過酸を
形成しうる漂白活性剤又は過酸先駆物質化合物の必要性
がある。 過酸自体は、製造するのが危険なものであり、特に長
期間の貯蔵で分解する傾向がある。このため、より安定
な過酸先駆物質化合物を調製するのが有利であり、その
化合物はアルカリ水溶液中で過酸化質陰イオンと反応し
てそのままで所望の過酸を形成するであろう。この領域
での詳しい文献からわかるように、多くのかような過酸
素活性剤(過酸先駆物質)が提案されている。しかしな
がら、過加水分解(perhydrolsis)で窒素を含む脱離基
の利点を教示し、開示し又は示唆しているらしい文献は
ない。 種々の化合物は、過酸素先駆物質の一部として窒素を
含む従来技術で開示されている。マーレイの米国特許第
3,969,257号、グレイの米国特許第3,655,567号、バエブ
スキの米国特許第3,061,550号及びマーレイの米国特許
第3,928,223号が、発行されて、活性剤のための脱離基
として窒素原子に結合したアシル基の使用を開示する。
これらの例のすべてで、アシル炭素原子は、窒素原子に
直接結合する。窒素はまた、他のカルボニル炭素に結合
しうる。 フインレイ等の米国特許第4,164,395号で、スルホニ
ル基が、脱離基の窒素原子に結合している。活性剤構造
は、このためスルホニル・オキシムである。 ドウンチス等の米国特許第3,975,153号は、漂白活性
剤としてイソフオロン・オキシム・アセテートのみの使
用を教示する。このイソフオロン誘導体は弱い臭気及び
低い毒性の活性剤をもたらすことが、請求の範囲となっ
ている。サロット等の米国特許第3,816,319号で、ジア
シレート化グリオキシムの使用が教示されている。その
使用法は、アルキル基が1〜4個の炭素原子を含みアシ
ル基が2〜4個の原子を含むジアシレート化ジアルキル
グリオキシムに制限されている。どちらの文献でも、過
酸先駆物質が脱離基としてオキシムを含むならば、ヘテ
ロ原子アルファをアシル基のカルボニルにもたらすこと
が驚くほど必要であることを開示、教示又は示唆してい
ない。さらに、どちらの文献も、アシル基中に約4〜14
個の炭素を含む表面活性過酸先駆物質によって与えられ
る特有の利点を開示していない。 【発明の要約】 本発明は、一実施例で、以下の漂白組成物か成る。 その漂白組成物は、 (a)以下の一般構造を有する過酸先駆物質: (但し、Rは直鎖又は有枝鎖C1-20アルキル、アルコ
オキシル、シクロアルキル及びその混合物;R1はNに直
接単結合した少なくとも1個の炭素原子を含み;nは1か
ら6までの整数であり、Xはメチレン又はヘテロ原子で
ある。);或いは、 (但し、nは(I)と同一であり;R2はNに直接二重
結合した炭素原子を含み、Xはヘテロ原子であるか又は
何もないかのどちらかであり,RはC4-17アルキルであ
る。); 並びに (b)漂白有効量の過酸化水素源: から成っている。 【好適実施例の説明】 完全な先駆物質(エステル)は、 (但し、Rは直鎖又は有枝鎖C1-20アルキル、アルコ
オキシル、シクロアルキル及びその混合物;R1はNに直
接単結合した少なくとも1個の炭素原子を含み;nは1か
ら6までの整数であり、Xはメチレン又はヘテロ原子で
ある。);或いは、 (但し、nは(I)と同一であり;R2はNに直接二重
結合した炭素原子を含み、Xはヘテロ原子であるか又は
何もないかのどちらかであり,RはC4-17アルキルであ
る。); である。 RはC1-20アルキル又はアルコオキシレート化アルキ
ルであるのが好適である。より好適には、RはC4-17
びその混合物である。Rはまた、モノ不飽和又はポリ不
飽和されうる。アルコオキシレート化されるならば、エ
トキシ(EO)−(−OCH2CH2)及びプロプオキシ(PO)
−(−OCH2CH2CH2)基が、好適であり、1モルのエステ
ル当り1〜30個のEO又はPO基、及びその混合物で存在し
うる。 Rは、アルキル鎖で4〜17個、特に6〜12個の炭素か
成るのが好適である。かようなアルキル基は、表面活性
があり、先駆物質が比較的低温で基質から酸化脂肪又は
油主成分の汚れのため表面活性過酸を形成するために用
いられるとき所望されるであろう。 これらのアルキル基は、さらに以下で説明する酸塩化
物合成を介してエステルに一般的に導入される。脂肪酸
塩化物、例えば塩化ヘキサノイル、塩化ヘプタノイル、
塩化オクタノイル、塩化ノナノイル、塩化デカノイル及
びその均等物が、このアルキル部分をもたらす。アリル
基を導入することが所望されるとき、芳香族酸塩化物、
例えば塩化フェノキシアセチルを用いることができる。
しかしながら、これは、同時に米国特許出願がなされ、
ザ・クロロックス・カンパニーに共通して譲渡された、
発明者アルフレッド・ジー・ジールスケ等の米国特許出
願「フエノキシアセテート過酸先駆物質及びそれを用い
た過加水分解システム」の主題である。その出願は、全
体として参照され組み入れられている。 さらに、本発明の先駆物質のための前記一般的構造
で、nが1であるとき、Xは末端のカルボニル基に対し
アルファ位置にある。本発明で、一定の状況下、例えば
酸窒素結合の窒素がそれ自体炭素原子(構造(II))に
2重結合するとき、オキシムを形成して、XはO,つまり
酸素になる。しかしながら、Xは、他の非金属原子、例
えば−S−(硫化物)、−N−(アシル)又は同一の−
▲NH+ 4▼−(4基アンモニウム)であってもよい。本発
明で、しかしながら、XはO(酸素)又はメチレンであ
るのが最も好適である。 前述のとおり、n=1〜6であるが、n=1〜3がよ
り好適であり、最も好適にはnは約2を越えない。 n=1又は2であるとき、ベースのカルボニルは酢酸
又はプロピオン酸誘導体である。酢酸誘導体は、驚くほ
ど有効であることがわかっており、ザ・クロロックス・
カンパニーに共通して譲渡された2つの同時に出願され
た米国特許出願、すなわち、発明者ロナルド・エー・フ
ォング等の「グリコラート エステル過酸先駆体」及び
発明者アルフレッド・ジー・ジールスケ等の「フエノキ
シアセテート過酸先駆物質及びそれを用いた過加水分解
システム」で説明されている。その両方の出願が、参照
してここで組み入れられている。 ヘテロ原子XがO(酸素)で、nが1であるとき、末
端のカルボニルに対する非金属置換基アルファの効果
は、先駆物質の反応性を高める。(n=1のとき)基部
のメチレン基でのこの変形の電子的効果は、カルボニル
基を過水酸化物陰イオンによる求核的攻撃により敏感に
すると思われる。結果として高められた反応性は、より
広いpH範囲に亘って低温(例えば、70゜F(21.1℃))で
より高い過酸収量をもたらし、過加水分解反応を行なっ
て、厳格な活性剤対H2O2比の影響が少ない過酸を発生さ
せる。 しかしながら、他の実施例で、先駆物質の脱離基が構
造(I),すなわち−ONR1であるとき、Xはメチレンで
あることが好適である。代表的例として、オクタノイル
基、 は、アルキル鎖内に如何なるヘテロ原子をも含まない。 以下の説明で、一定の定義が使用される。 過酸先駆物質は、漂白活性剤に等価である。2つの用
語は、一般にここで、脱離基置換基を有し、過加水分解
中にエステルのアシル部分を実際に切り取る反応性エス
テルに関する。 過加水分解は、過酸先駆物質又は活性剤が有効量の過
酸化水素の源と反応媒体(水性媒体)中で結合するとき
起こる反応である。 脱離基は、基本的に、酸素結合を介してエステルのア
シル部分に結合しており、過加水分解中に過水酸化物陰
イオン(OOH-)によって置換されうる置換基である。 塩基の反応は、以下のとおりである。 本発明は、特に一般構造 (I)−ONR1及び(II)−ON=R2 を有する新規な酸窒素脱離基をもたらし、これらは に結合して本発明の過酸先駆物質を形成する。これらの
脱離基は窒素に結合した酸素原子を有し、その窒素はま
た多様な構造上の配置で炭素原子に結合しうる。脱離基
の酸素は、カルボニル炭素に直接結合しており、完全な
先駆物質を形成する。 以下の活性剤構造 を考察するとき、R1基のために少なくとも2つの異なる
型の構造があり、R2基のために少なくとも1つの型の構
造がある。 R1のための第1の好適な構造は、窒素原子が2つのカ
ルボニル炭素に結合しているものである。次に、脱離基
は、以下のオキシイミド基であろう。 但し、R3及びR4は、同一又は異なっていてもよく、好
適には直鎖又は有枝鎖C1-20アルキル、アリル、アクリ
ルアリル又はその混合物である。アルキルならば、R3
びR4は、一部不飽和であってもよい。R3及びR4は、直鎖
又は有枝鎖C1-16アルキルであることが特に好適であ
り、同一又は異なってもよい。R5は、好適にはC1-20
ルキル、アリル又はアルキルアリルであって、複素環を
完全にする。R5は、以下の好適な構造を含む。 但し、R6は、複素環と一体になった芳香族環、又はC
1-6アルキルであってよい。 かくして、これら脱離基構造は、非環状又は環状オキ
シイミド部分を含みうる。前記先駆物質は、カルボキシ
ル酸及びヒドロキシイミド化合物の結合として認めるこ
とができる。 これらのイミドのエステルは、GreeneProtective G
roups in Organic Synthesis、183ページ(参照され組
み込まれる)で説明するように調製することができ、一
般に酸塩化物及びヒドロキシイミドの反応生成物であ
る。 本発明のオキシイミド脱離基をもたらすN−ヒドロキ
シイミドの制限的でない例が、N−ヒドロキシコハク酸
イミド、N−ヒドロキシフタルイミド、N−ヒドロキシ
グルタルイミド、N−ヒドロキシナフタルイミド、N−
ヒドロキシマレイミド、N−ヒドロキシジアセチルイミ
ド及びN−ヒドロキシジプロピオニルイミドを含む。 オキシイミド脱離基の特に好適な例が、以下のもので
ある。 過酸化物陰イオンを処理するとき、過酸が形成され、
脱離基は窒素に結合した酸素及び酸素原子上の負電荷と
ともに去る。結果のヒドロキシイミドのpKa(約6)
は、完全に低く、それらを優れた脱離基にする。 R1のための第2の好適な構造は、窒素原子が少なくと
も2個の炭素に結合しているものである。これらは、ア
ミン・オキシド脱離基であって、以下のものから成る。 アミン・オキシドのための第1の好適な構造で、R8
びR9は、同一又は異なっていてもよく、好適にはC1-20
直鎖又は有枝鎖のアルキル、アリル、アルキルアリル又
はその混合物である。アルキルならば、置換基は、一部
不飽和であってもよい。好適には、R8及びR9は、C1-4
ルキルであり、同一又は異なっていてもよい。R10は、
好適にはC1-30アルキル、アリル、アルキルアリル及び
その混合物である。このR10置換基もまた、一部不飽和
であってもよい。R8及びR9が比較的短鎖のアルキル基
(CH3又はCH2CH3)であり、R10が好適にはC1-20アルキ
ルであって、ともに第3アミン・オキシドを形成するこ
とが最も好適である。 さらに、第2の好適なアミン・オキシド構造で、R11
は、C1-20アルキル、アリル又はアルキルアリルであっ
てもよく、複素環を完全にする。R11は、好適には5個
の炭素原子の芳香族複素環を完全にし、C1-6アルキル又
はアリル置換されうる。R12は、好適には、何もない
か、C1-30アルキル、アリル、アルキルアリル又はその
混合物である。R12は、R11が脂肪族複素環を完全にする
ならばより好適にはC1-20アルキルである。R11が芳香族
複素環を完全にするならば、R12は何もない。 この型の構造は、実際にはカルボキシル酸及びアミン
・オキシドの結合である。 アミン・オキシドは、マーチのAdvanced Organic Che
mistry,2d Ed.,1977,1111ページで説明するように調製
することができ、その内容はここで参照して組み入れら
れる。 ここで脱離基として使用するのに適したアミン・オキ
シドの制限的でない例が、以下のものから得られること
ができる。 ピリジン・N−オキシド、トリメチルアミン・N−オ
キシド、4−フェニル・ピリジン・N−オキシド、デシ
ルジメチルアミン・N−オキシド、ドデシルジメチルア
ミン・N−オキシド、テトラデシルジメチルアミン・N
−オキシド、ヘキサデシルジメチルアミン・N−オキシ
ド、オクチルジメチルアミン・N−オキシド、ジ(デシ
ル)メチルアミン・N−オキシド、ジ(ドデシル)メチ
ルアミン・N−オキシド、ジ(テトラデシル)メチルア
ミン・N−オキシド、3−ピコリン・N−オキシド及び
2−ピコリン・N−オキシド。 特に好適なアミン・オキシド脱離基が、以下のものを
含む。 先駆物質が過酸化合物陰イオンによって攻撃されると
き、過酸化物が形成され、脱離基がアミン・オキシドと
して、窒素に結合した酸素及び酸素上の負の電荷ととも
に再び残る。 酸窒素脱離基が構造(II)−ON=R2であるとき、その
好適な例はオキシムである。 これらのオキシム脱離基で、窒素原子は、2重結合を
介して炭素原子に結合している。 但し、R13及びR14は、それぞれH、C1-20アルキル、
(これはシクロアルキル、直鎖又は有枝鎖であってよ
い)、アリル又はアルキルアリルである。好適にはR13
及びR14は同一又は異なっておりC1-6の範囲であり、R13
及びR14の少なくとも一方はHではない。 カルボキシル酸のオキシム・エステルの構造は、2つ
の部分に分解することができる。 前述のとおり、R2は酸窒素結合の窒素に直接2重結合
した炭素であり、(a)アシルのR基好適にはC4-17
あり、より好適にはC6-12、アルキル(表面活性エステ
ルをもたらす)である、又は(b)X,すなわちヘテロ原
子は酸素であり,nは1である、又は(c)両方の状態が
起こるであろう、のいずれかである。 (a)の例は、オクタノイルオキシ・ジメチル・オキシ
ム・エステルである。 (b)の例は、ヘキサノイル・アセチル・ジメチル・オ
キシム・エステルである。 オキシムは、アルデヒド又はケトンの一方とヒドロキ
シルアミンの反応から一般に得られ(アリンガー等のOr
ganic Chemistry,2dEd.,562ページ(1976)(ここで参
照して組み入れられる))、その両方が本発明の範囲内
にある。 オキシム脱離基の制限的でない例が、以下のものであ
る。 (a)アルデヒドのオキシム(アルドキシム)、例え
ば、アセトアルドキシム、ベンズアルドキシム、プロピ
オンアルドキシム、ブチルアルドキシム、ペプトアルド
キシム、ヘキサアルドキシム、フェニルアセトアルドキ
シム、P−トルアルドキシム、アニスアルドキシム、カ
プロアルドキシム、バレルアルドキシム及びP−ニトロ
ベンズアルドキシム;並びに(b)ケトンのオキシム
(ケトキシム、例えば、アセトン・オキシム(2−プロ
パノン・オキシム)、メチル・エチル・ケトキシム(2
−ブタノン・オキシム)、2−ペンタノン・オキシム、
2−ヘキサノン・オキシム、3−ヘキサノン・オキシ
ム、シクロヘキサノン・オキシム、アセトフェノン・オ
キシム、ベンゾフェノン・オキシム及びシクロペタノン
・オキシム。 特に好適なオキシム脱離基は、以下のものである。 過酸化物陰イオンによって攻撃されるとき、オキシム
・エステルは過酸を形成し、オキシムは脱離基になる。
オキシムがかような良好な脱離基であることは、かなり
驚くべきことである。それらのpKa値(約12)が良好な
脱離基のためかなり高いからである。以前の経験は、8
〜10の範囲でそれらの共役酸のためのpKa値を有する脱
離基が最良の脱離基を作ることを教示する。オキシム・
エステルの従来技術(米国特許第4,164,395号、米国特
許第3,975,153号)で例があるが、実際、エステルのア
シル部分上のカルボニル基に対するヘテロ原子アルファ
は良好な過加水分解収量のために必要であり、或いはア
シルのR基がC4-17アルキル、より好適にはC6-12アルキ
ルであるならば、表面活性過酸を生じさせる表面活性過
酸先駆物質が生じるであろうという事実については言及
がなされていない。 本発明の先駆物質は、例えば不活性塩(例えば、NaC
l、Na2SO4)又は、例えばゼオライト、ボウ酸ナトリウ
ム又は分子ふるいのような他の固体基質のような基質物
質に液体又は液化先駆物質を分散させることによって、
或いは適切な溶媒又は界面活性剤に溶解させることによ
って、液体又は固体洗浄漂白剤で使用するために液体又
は固体マトリックスに組み入れることができる。適切な
溶媒の例が、アセトン、非求該的アルコール、エーテル
又は炭化水素を含んでいる。 他のより水に分散可能な又は水に混和可能な溶媒が、
考えられるであろう。基質物質への添加物の例として、
本発明の先駆物質は、ヨーロッパ特許出願EP98 129で開
示するような非微粒子物質に組み入れることができる。
その開示は、ここで参照して組み入れられる。 酸窒素脱離基を有する本発明先駆物質は、スルホン酸
フェニルに比較して明らかに水性媒体中でさほど溶解し
ない。かくして、本発明の好適実施例は、先駆物質を界
面活性剤と結合させるものである。これらの先駆物質
を、室温で固体であって約40℃以上で溶解する非イオン
性又は陰イオン性界面活性剤で被覆することが特に好適
である。界面活性剤の溶解物が、過酸先駆物質と簡単に
混合され、冷却され、粒状に砕かれうる。かような使用
のための例示的界面活性剤が、以下の表Iで示される。 先駆物質は、約40℃以上の溶解完了温度を有する界面
活性剤を用いて被覆されようと、或いはかように被覆さ
れなくとも、調合物に依存して、漂白添加剤又は洗剤組
成物のいずれか一方をもたらすべく他の界面活性剤と混
合することもできる。 特に有効な界面活性剤は、非イオン性界面活性剤であ
ると考えられる。使用するのに好適な界面活性剤は、シ
エル・ケミカル・カンパニーよってネオドールの商品名
で販売されるもののような線状エトキシレート化アルコ
ールを含んでいる。他の適切な非イオン性界面活性剤
は、以下のものを含みうる。 アルコール1モル当り約2〜20モルの酸化エチレンを
有しかつ6〜16個の炭素原子の平均長さを有する他の線
状エトキシレート化アルコール;アルコール1モル当り
平均0〜10モルの酸化エチレン及び約1〜10モルの酸化
プロピレンを有しかつ約6〜16個の炭素原子の平均長さ
を有する線状及び分枝状の1次及び2次エトキシレート
化、プロプオキシレート化アルコール;アルコール1モ
ル当り平均1.5〜30モルの酸化エチレンを有しかつ8〜1
6個の炭素原子の平均鎖長さを有する、エトキシレート
化アルキルフェノールとして別名知られる線状及び分枝
状のアルキルフェノキシ(ポリエトキシ)アルコール;
並びにその混合物。 さらに適切な非イオン性界面活性剤は、ポリオキシエ
チレン・カルボキシル酸エステル、脂肪酸グリセロール
・エステル、脂肪酸及びエトキシレート化脂肪酸アルカ
ノールアミド、酸化プロピレン及び酸化エチレンの一定
のブロック共重合体、並びにプロップオキシレート化エ
チレン・ジアミンと酸化プロピレン及び酸化エチレンの
ブロック重合体を含んでもよい。さらに、酸化アミン、
酸化フォスフィン、スルフォキシド、及びそれらのエト
キシレート化誘導体のような半極性非イオン性界面活性
剤が含まれる。 陰イオン性界面活性剤もまた、適切であろう。かよう
な非イオン性界面活性剤の例が、アンモニウム、置換ア
ンモニウム(例えば、モノー、ジー、及びトリエタノー
ルアンモニウム)、 C6−C20脂肪酸及びロジン酸のアルカリ金属及びアルカ
リ土類金属塩、線状及び分枝状アルキル・ベンゼン・ス
ルフォネート、アルキル・スルフェート、アルキル・エ
ーテル・スルフェート、アルカン・スルフォネート、オ
レフィン・スルフォネート、ヒドロキシアルカン・スル
フォネート、脂肪酸モノグリセリド・スルフェート、ア
ルキル・グリセリル・エーテル・スルフェート、アシル
・サルコシネート及びアシルN−メチルタウリドを含み
うる。 適切な陽イオン界面活性剤は、窒素原子に連結した基
の一つが代表的にC12−C18アルキル基であり、他の3つ
の基がフェニル基のような不活性置換基を有する短鎖ア
ルキル基である4基のアンモニウム化合物を含みうる。 さらに、陰イオン性の水に可溶性の基、陽イオン性の
基及び疎水性有機基を含む適切な両性及び両性イオンの
界面活性剤が、アミノ・カルボキシル酸及びそれらの
塩、アミノ・ジカルボキシル酸及びそれらの塩、アルキ
ルベタイン、アルキル・アミノプロピルベタイン、スル
フォベタイン、アルキル・イミドアゾリウム誘導体、一
定の4基アンモニウム化合物、一定の4基のホスホニウ
ム化合物及び一定の第3スルフォニウム化合物を含みう
る。電位的に適切な双性イオン界面活性剤の他の例が、
ジョーンズの米国特許4,005,029号の11〜15欄で記載さ
れていることを認めることができ、その内容はここで参
照して組み入れられる。 本発明で使用するのに適切な陰イオン性、非イオン
性、陽イオン性及び両性の界面活性剤が、カーク・オス
マーのEncyclopedia of Chemical Technology,Third E
dition,Volume 22,347〜387ページ、及びMcCutcheon's
Detergents and Emulsifiers,North American Editio
n,1983で示されており、ここで参照して組み入れられ
る。 前述のように、他の共通の洗剤添加物は、漂白剤又は
洗剤漂白生成物が所望されるならば加えられてもよい。
例えば、乾燥漂白剤組成物が所望されるならば、以下の
範囲(重量%)が、実用的と考えられる。 0.5 〜50.5% 過酸化水素源 0.05〜25.0% 先駆物質 1.0 〜50.0% 界面活性剤 1.0 〜50.0% 緩衝剤 5.0 〜99.9% 充填材、安定剤、染料、 香料、光輝剤、等 過酸化水素源は、過炭酸塩、過ホウ酸塩、過ケイ酸塩
及び過酸化水素アダクトのアルカリ金属塩並びに過酸化
水素から選択されうる。最も好適なものは、過炭酸ナト
リウム、過ホウ酸ナトリウムのモノ及びテトラ水和物、
並びに過酸化水素である。他の過酸素源、例えばモノ過
硫酸塩及びモノ過リン酸塩が、可能でありうる。液体の
適用で液体過酸化水素が好適であるが、先駆物質は早す
ぎる分解を防止するため水性溶液中での結合の前のそこ
から分離した状態にすることが必要であろう。 過酸先駆物質に対する過酸化物の範囲は、好適には先
駆物質中に含まれるエステル基に対する過酸化物のモル
比として決定される。このため、過酸化物質対エステル
基の範囲は、約0:5〜10:1のモル比であり、より好適に
は約1:1〜5:1であり、最適には約1:1〜2:1である。この
過酸先駆物質/過酸化物質組成物は、水性媒体中で好適
には約0.5〜100ppmA.O.、より好適には約1〜50ppmA.
O.、最適には約1〜20ppmA.O.をもたらすことが好適で
ある。 A.O.測定の記載及び説明が、シエルダン・エヌ・ルイ
スの「過酸及び過酸化物質酸化」、Oxidation,1969,213
〜258ページの文献で認められ、ここで参照して組み入
れられる。過酸の測定は、Organic Peracid,(デー・
スウエルンによる),Vol.1,501ページ,et seg.(Ch.
7)(1970)で教示される分析技術によって確認するこ
とができ、ここで参照して組み入れられる。 液体送出装置の実際的遂行の例が、容器中の液体過酸
化水素及び(幾らかの非反応性流体媒体中の)先駆物質
の別々に測定した量を適用する方法であり、これは例え
ばザ・クロロックス・カンパニーに共通して譲渡された
ビーチャム等の米国特許第4,585,150号で記載され、こ
こで参照して組み入れられる。 緩衝剤は、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリウム、ホウ
酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム、リン酸塩、及び当業
者に周知の他のアルカリ金属/アルカリ土類金属塩から
選択されうる。コハク酸塩、マレイン酸塩及び酢酸塩の
ような有機緩衝剤もまた、使用するのに適切であろう。
アルカリ性pH、すなわち、少なくとも約7以上、より好
適には約pH9.0以上、最適にはpH約10.0以上、を得るの
に十分な緩衝剤を有することが、好適であると考えられ
る。 充填剤物質は、洗浄漂白剤の適用で、洗浄漂白剤の重
量で実際に大部分の構成要素を構成し、通常硫酸ナトリ
ウムである。塩化ナトリウムが、他の電位の充填剤であ
る。染料は、アントラキノン及び同種の青色染料を含ん
でいる。色素剤、例えばウルトラマリン・ブルー(UM
B)、もまた、使用することができ、UMBを含む洗浄漂白
剤を用いて洗浄した布地に沈着させることによって青色
染色効果を有することができる。フタロシアニン着色剤
もまた、含有することができる。光輝剤、例えばスチル
ベン、スチルナフタリン光輝剤(螢光増白剤)、が含ま
れてもよい。美感目的のために使用される香料は、ノル
ダ、インターナショナル・フレーバーズ・アンド・フラ
グランシス・アンド・ギバウドンから市販されて入手で
きる。 安定剤が、例えば硫酸マグネシウム及びホウ酸のよう
な水和した塩を含む。 以下の(I)のような化合物が先駆物質である好適実
施例の一つで、好適な漂白組成物が以下の成分を有す
る。 12.8% テトラヒドレート過ホウ酸ナトリウム 8.3% オクタノイルオキシ・ジメチル・オキシム・
エステル 7.0% 非イオン性界面活性剤 15.0% 炭酸ナトリウム 56.9% 硫酸ナトリウム 100.0% 以下の(II)のような化合物が先駆物質である好適実
施例の他の一つで、好適な漂白組成物が以下の成分を有
する。 12.8% テトラヒドレート過ホウ酸ナトリウム 10.0% オクタノイルオキシ・サクシンイミド 7.0% 非イオン性界面活性剤 15.0% 炭酸ナトリウム 55.2% 硫酸ナトリウム 100.0% 他の過酸素源、例えばモノヒドレート過ホウ酸ナトリ
ウム又は過炭酸ナトリウム、が適切である。より多くの
洗剤型生成物が所望されるならば、充填剤の量を増加
し、先駆物質を半減させ、或いはさらに減少させること
ができる。 【実験】 オキシム・エステルは、オキシムを対応するカルボキ
シル酸の酸塩化物と処理することによって調製すること
ができる。液体反応媒体を有するため、非反応性溶媒が
加えられ、さらに塩基が加えられる。 オキシムは、カルボニル化合物をヒドロキシルアミン
と処理することによって調製され、或いは購入すること
ができる。 2つのオキシム、アセトン・オキシム及びメチル・エチ
ル・ケトン・オキシムは、市販源から容易に入手でき、
かつ廉価である。 [例I] (カプリル酸のアセトン・オキシム・エステルの調製) 500mlの三つ口フラスコ、パドル撹絆器、濃縮器及び
乾燥管を備えつけられ、油槽内へと沈められた。フラス
コへ、THF(100ml)、アセトン・オキシム(15g、0.21
モル)、次にTHF(50ml)中の塩化オクラノイル(35m
l、0.21モル)が、急速撹絆しながら滴下して加えられ
た。白色固体(塩酸ピリジン)が、溶液から沈澱した。
反応は、油槽中で50℃の温度で3時間撹絆されたままで
あった。反応混合物はろ過され、その中の溶媒は回転蒸
発器を介して除去されてオレンジ色の油(38.8g)をも
たらした。 未精製生成物の薄層クロマトグラフィー分析(シリカ
・ゲル、HX−ETAC、80−20)が、Rf=0.47で1つの主要
スポット(I2視覚化)を、Rf=0.90で小さいスポット
を、原点でスポット(たぶん、塩酸ピリジン)を示し
た。未精製生成物は、シリカゲルのカラム(125g、230
−400メッシュ、直径4cm×高さ25cm)に配置され、HX−
ETAC(80−20)を用いて溶離された。フラクションはTL
Cによって監視され、適切なものは結合し、溶媒は除去
された。このようにして、37.8gの無色の油が、得られ
た。 油の赤外吸収スペクトルは、1768cm-1で非常に強いカ
ルボニルを示し、水酸基、酸塩化物又はカルボキシル酸
の印を示さなかった。13C−NMR(CDCl3、TMSからのppm
ダウンフィールド)が、生成物のために予期される吸収
しか示さなかった。以下の番号付けシステムを用いて、
これらの指定が行われる。 アシルオキシイミドは、酸塩化物を用いてヒドロキシ
イミドを処理することによって容易に調製することがで
きる。酸塩化物は市販されて容易に入手できるが、ヒド
ロキシイミドはそのように市販入手できない。 [例II] (オクタノイルオキシ・サクシンイミドの調製) 500mlの三つ口フラスコ、パドル撹絆器、濃縮器及び
乾燥管を備えつけられ、油槽内へと沈められた。フラス
コへ、THF(175ml)、N−ヒドロキシサクシンイミド
(9.5g、0.083モル)、及びピリジン(6.7ml、0.083モ
ル)が加えられた。塩化オクタノイル(14.2ml、0.083
モル)が、THF(50ml)中に溶解され、15分間に亘って
反応容器に加えられた。白色沈澱物(塩酸ピリジン)
が、形成された。反応混合物は、約60℃で過熱され、ろ
過され、溶媒は回転蒸発器を介して除去され、ライト・
イエロー色の油(18.9g)を生じ、それは続いて固体化
された。 未精製油の薄層クロマトグラフィー分析(シリカゲ
ル、CH2Cl2)が、Rf=0.60で主要スポット(紫外線視覚
化)を、Rf=0.95で小さいスポットを、原点でスポット
(塩化ピリジン)を示した。未精製生成物は、シリカゲ
ルのカラム(150g、230−400メッシュ、直径4cm×高さ3
0cm)に配置され、塩化メチレンを用いて溶離された。
フラクションはTLCによって監視され、適切なものは結
合し、溶媒は除去された。このようにして、融点60.5〜
61.0℃の白色固体(15.2g、76%収率)が、得られた。 この固体の赤外吸収スペクトルは、1735cm-1で非常に
強く広いカルボニルを示し、1790及び1822cm-1で鋭いカ
ルボニルを示した。13 C−NMR(CDCl3)は、非常にきれいであり、生成物の
ために必要な吸収のみを示した。このため、それは、16
9.5(TMSからのppmダウンフィールド)でエステル・カ
ルボニル炭素を、170.0でイミド・カルボニルを、14.0
〜31.0ppmでメチレン及びメチル炭素を示した。ケン化
値による固体の分析は、純度100%を示した。 アシル・オキシ・アンモニウム塩化物型化合物は、ア
ミン・オキシドを塩化酸と処理することによって調製す
ることができる。アミン・オキシド及び塩化酸の両方が
市販されていて容易に入手でき、このため多様な実用的
先駆物質をもたらすであろう。しかしながら、生成物
は、一定の高い分子量のアミン・オキシドが用いられる
ときにのみ、良好な固体として形成されると考えられ
る。反応状態及び試薬を選択するときに注意がなされな
い限り、反応はときどき油を形成するであろう。 [例III] (4−フェニルピリジン・オキシドのオクタノイルオキ
シ・エステルの調製) 500mlの三の口フラスコが、パドル撹絆器、乾燥管を
備えつけられ、窒素でフラッシングされた。 フラスコへ、THF(150ml)及び4−フェニルピリジン
N−オキシド(5g、0.029モル)が加えられた。ライト
・イエロー色の溶液が、生じた。これにTHF(20ml)中
の塩化オクタノイル(5.0ml、0.029モル)が急速に加え
られた。その混合物は、非常に急速に1/2分間撹絆され
た。ゼリー状の沈澱物が、ほぼ速やかに形成した。粘性
溶液がエーテル(約300ml)で希釈されたとき、白色の
固体層が分離した。その混合物は、ろ過され、エーテル
で洗われた白色固体を生じた。乾燥した白色固体(7.
0、72%収率)は、赤外吸収スペクトルで1822cm-1でカ
ルボニル吸収を有した。13C−NMRは、非常にきれいであ
り、生成物のために必要な吸収のみを示した。174.5(D
MSO溶媒、TMSからのppmダウンフィールド)が、芳香族
炭素のための吸収及びアルキル鎖のための吸収に加えて
観察された。 アルカリ性の水性過酸化物陰イオンを用いて処理した
とき、前記先駆物質は、溶液中で過酸を形成する。以下
の表は、代表的先駆物質の過加水分解収率を示す。 番号5と他のすべてとの比較が、本発明の教示に従っ
て脱離基の窒素原子に酸素原子が直接結合しているとい
う重要性を示す。 本発明の前述の例及び説明がその詳細な実施例を表す
が、出願はかような詳細な実施例に制限されるものでは
なく、この出願は当業者に周知で、本発明の教示を逸脱
しないかような変化、変形及び等価物を含むことが理解
されるべきである。特許請求の範囲は、本発明の同様に
非制限的部分を形成する。

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.漂白組成物であって: (1)(a)以下の構造を有するオキシム・エステル: 又は、 (但し、RはC5-9アルキルであり;Xは−O−、−N−、
    −S−又は4基のアンモニウムである); 脱離基−O−N=R1は、 (但し、R2及びR3はそれぞれH、C1-20アルキル、アリ
    ル、又はアルキルアリル又はその混合物であり、R2及び
    R3の少なくとも一方はHでない); (b)以下の構造を有するオキシイミド・エステル: 又は、(但し、RはC5-9アルキルであり;Xは−O−、−N−、
    −S−又は4基のアンモニウムである); 脱離基−O−N−R1は、 (但し、R4及びR5は同一又は異なっていて、個々に直鎖
    又は有枝鎖C1-20アルキル、アリル、アルキルアリル、
    又はその混合物であり;R6は直鎖又は有枝鎖C1-20アル
    キル、アリル、アルキルアリルであって複素環を完全に
    する); 並びに、 (c)以下の構造を有するアミン・オキシド・エステ
    ル: 又は、 (但し、Rは直鎖又は有枝鎖C5-9アルキル、アルコオキ
    シル、シクロアルキルであり;Xは−N−、−S−、又は
    第4アンモニウムである); 脱離基−O−N−R1は、 (但し、R7及びR8は同一又は異なっていて、個々に直鎖
    又は有枝鎖C1-20アルキル、アリル、アルキルアリル、
    又はその混合物であり;R9はC1-30アルキル、アリル、
    アルキルアリル、又はその混合物であり;R10はC1-20
    ルキル、アリル、アルキルアリルであって複素環を完全
    にし;R11は何もないか、C1-20アルキル、アリル、アル
    キルアリル、又はその混合物である); から選択された漂白活性剤と、 (2)漂白有効量の過酸化水素源; から成る漂白組成物。 2.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記脱離基は(b)の置換基であり、前記エステルはオ
    キシイミド・エステルである、漂白組成物。 3.特許請求の範囲第2項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記エステルは脱離基 (但し、R12はメチレン、前記複素環に縮合した芳香族
    環、又はC1-6アルキルである)を有する、漂白組成物。 4.特許請求の範囲第3項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記エステルは、 である、漂白組成物。 5.特許請求の範囲第3項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記エステルは、 である、漂白組成物。 6.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記脱離基は(c)であり、前記エステルはアミン・オ
    キシド・エステルである、漂白組成物。 7.特許請求の範囲第6項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記エステルは、脱離基 (但し、R13は芳香族複素環を完全にし、R14は何もな
    い)を有する、漂白組成物。 8.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記エステルは、 である、漂白組成物。 9.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物であ
    って、 R2及びR3はH、C1-6アルキル、又はその混合物であり、
    R2及びR3は同一又は異なっている、漂白組成物。 10.特許請求の範囲第9項に記載された漂白組成物で
    あって、 前記エステルはオキシム・エステルであって、構造 を有する、漂白組成物。 11.特許請求の範囲第9項に記載された漂白組成物で
    あって、 前記エステルはオキシム・エステルであって、構造 を有する、漂白組成物。 12.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物で
    あって、 (2)の過酸化水素源は本質的に過酸化水素、過酸化水
    素アダクト、アルカリ金属及びアルカリ土類過ホウ酸塩
    から成る群から選択される、漂白組成物。 13.特許請求の範囲12項に記載された漂白組成物であ
    って、 前記過酸化水素源は過ホウ酸ナトリウムの1〜4水和物
    のいずれかより選択されるアルカリ金属過ホウ酸塩であ
    る、漂白組成物。 14.特許請求の範囲第13項に記載された漂白組成物で
    あって、 過酸化水素源対先駆物質のモル比はH2O2のモル対エステ
    ルのモルに基づき、0.5:1〜10:1である、漂白組成物。 15.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物で
    あって、 さらに、(3)本質的に界面活性剤、ビルダー、充填
    剤、酵素、螢光増白剤、色素剤、染料、香料、安定剤及
    び緩衝剤から成る群から選択される添加物、から成る漂
    白組成物。 16.特許請求の範囲第1項に記載された漂白組成物で
    あって、 前記エステルが約40℃以上の融解完了温度を有する界面
    活性剤で被覆されている、漂白組成物。
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