JP2780579B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

Info

Publication number
JP2780579B2
JP2780579B2 JP29076492A JP29076492A JP2780579B2 JP 2780579 B2 JP2780579 B2 JP 2780579B2 JP 29076492 A JP29076492 A JP 29076492A JP 29076492 A JP29076492 A JP 29076492A JP 2780579 B2 JP2780579 B2 JP 2780579B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equalizer
magnetic recording
signal
head
output signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP29076492A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH06119607A (ja
Inventor
和彦 本多
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP29076492A priority Critical patent/JP2780579B2/ja
Publication of JPH06119607A publication Critical patent/JPH06119607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2780579B2 publication Critical patent/JP2780579B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、磁気記録再生装置に
係り、特にディジタル記録再生装置における再生前置処
理部の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気テープを記録媒体とした高密度ディ
ジタル磁気記録再生装置、例えばDAT等の再生時の前
置処理部は一般に、図6のように構成される。磁気テー
プ61の信号は再生ヘッド62により検出され、検出さ
れた微弱信号はヘッドアンプ63により所定レベルまで
増幅される。ヘッドアンプ63の出力信号は、符号間干
渉およびノイズを最小化するため等化器(イコライザ)
64で波形等化された後、スライサ65により所定レベ
ルに2値量子化される。この前置処理部で2値量子化さ
れた信号が、デコーダ回路を含むディジタル信号処理部
に送られてデータ復調がなされることになる。
【0003】等化器は一般に、図7に示すように、LC
Rフィルタ71とトランスバーサルフィルタ72により
構成される。トランスバーサルフィルタ72は、遅延線
73、重み付け素子741 〜743 ,加算器75等によ
り構成されている。抵抗R1,R2 は整合用である。
【0004】この様な前置処理部構成を、固定ヘッド,
マルチトラック方式(マルチチャネル方式)のディジタ
ル磁気記録再生装置,例えばDCC(Digital Compa
ctCassete)等に適用した場合には、トラック数分の前
置処理部が並列に必要になるため、システム規模が大き
くなるという問題がある。これを解決するには、前置処
理部およびその後の信号処理部を含めて集積回路化する
ことが必須になるが、前置回路部はアナログ回路である
ため、集積化が難しい。また、マルチトラックのために
伝送レートが低くなると、等化器のトランスバーサルフ
ィルタに用いられる遅延線は分布定数回路,集中定数回
路共に大型となり、これも集積化を困難にする。
【0005】この様な難点を解決するものとして、図8
に示す構成がある。再生ヘッド81,ヘッドアンプ8
2、フィルタ83、およびサンプルホールド(S/H)
回路84が、複数トラック分、例えばDCCであれば8
トラック分並列に設けられる。フィルタ83は、サンプ
リングの折り返し歪みを防ぐ帯域制限の機能と、後のA
/Dコンバータでの量子化ノイズを小さくするためのプ
リイコライザとしての機能を有する。サンプルホールド
回路84から得られた信号は、パラレル/シリアル変換
器85によりマルチプレクスされて、A/Dコンバータ
86に入力される。A/Dコンバータ85の出力は、シ
リアル/パラレル変換器87によりデマルチプレクスさ
れて、それぞれディジタル等化器(DEQ)88により
波形等化され、スライサ89により2値量子化される。
【0006】ディジタル等化器88は通常、図9に示す
ように、共に線形ディジタルフィルタである無限インパ
ルス応答フィルタ(IIRフィルタ)91と有限インパ
ルス応答フィルタ(FIRフィルタ)92により構成さ
れる。
【0007】この方式では、複数トラックの検出信号を
マルチプレクスして、一つのA/Dコンバータを共有す
ることにより、集積化を容易にしている。しかしこの方
式でもまだ問題が多い。フィルタ83の集積化を考えた
場合、RC素子を用いたパッシブ型、トランジスタを用
いたアクティブ型があるが、いずれも例えば倍速で再生
する時に、2倍の信号レートに対して周波数特性が固定
のために、切り替え用のフィルタが必要になる。したが
ってこのフィルタ部分だけでも、集積回路は複雑なもの
となる。しかも、任意の可変速再生には対応できない。
ディジタル等化器88も、遅延線としてのシフトレジス
タ,乗算器および加算器を必要とし、やはり集積化した
時に大規模になる。
【0008】図8のシステムの問題を解決するため、図
10に示すように、サンプルホールド回路84のサンプ
リング周波数を、図8のそれのn倍にすることで帯域制
限用のフィルタ83を省略して、全ディジタル化する構
成が考えられる。但しこのフィルタ83の削除に伴っ
て、量子化後の信号を帯域制限するためのデシメーショ
ンフィルタ90がディジタル等化器88の前に付加され
る。デシメーションフィルタを設けないで、n倍のサン
プリング周波数のままディジタル等化器88で波形等化
を行う構成も考えられる。
【0009】この様に全デジタル化した場合にも、まだ
問題が残る。即ち、A/Dコンバータが必要であり、し
かもこれはサンプリング周波数が高いために高速のもの
であることが必要である。ディジタル等化器の部分がデ
シメーションフィルタの分だけ複雑になる。ヘッドアン
プの出力を直ちに量子化しているため、高域のノイズが
大きくなる。これを解決するには量子化ビット数を増や
し、後段のディジタル等化器部分の演算語長を大きくす
ればよいが、そうするとシステムは更に複雑になる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
ディジタル記録再生装置の前置処理部は構成が複雑であ
り、特にマルチトラック方式を採用したシステムでは極
めて複雑となり、集積回路化も容易ではないという問題
があった。この発明は、この様な問題を解決すべくなさ
れたもので、システム構成が簡単で集積回路化も容易で
あり、原理的に量子化ノイズがなく、また可変速再生に
容易に対応できる前置処理部を持った磁気記録再生装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、磁気記録媒体に記録されたディジタル情報
を検出する再生ヘッド、この再生ヘッドで検出された信
号を増幅するヘッドアンプ、このヘッドアンプの出力信
号の符号間干渉およびノイズを最小化するための等化
器、およびこの等化器の出力信号を所定レベルでスライ
スして2値量子化するスライサからなる前置処理部と、
得られた出力信号をディジタル的に処理してデータ復調
を行うディジタル信号処理手段とを有し、前置処理部の
等化器が、電荷転送素子を遅延素子として用いて構成さ
れたサンプリングフィルタからなることを特徴とする。
等化器を構成する電荷転送素子としては、CCDやBB
D等が用いられる。
【0012】この発明に係る磁気記録再生装置はまた、
上述の構成を基本として、電荷転送素子の転送クロック
信号の周波数を変更させるシステムクロック可変手段を
備えて可変速再生できるようにしたこと、更に磁気記録
媒体の複数トラックにディジタル情報が記録されたマル
チトラック方式として、複数トラックに対してそれぞれ
上述した構成の前置処理部が設けられていることを特徴
とする。この発明に係る磁気記録再生装置は更に、上述
したマルチトラック方式において、等化器は複数トラッ
クに一つだけ用意して、その前後にパラレル/シリアル
変換器,シリアル/パラレル変換器を設けて、一つの等
化器を共有するようにしたことを特徴とする。
【0013】
【作用】この発明によれば、従来のヘッドアンプ後段の
フィルタ,サンプルホールド回路,A/Dコンバータお
よび等化器までの前置処理部分が、電荷転送素子を遅延
素子として用いたサンプリングフィルタによる等化器の
みで構成されて、前置処理部の構成が非常に簡単にな
る。従来のように、A/Dコンバータで量子化して等化
処理を行う場合には、その後の回路ブロック間伝送路は
ビット長×トラック数となるが、この発明の場合は量子
化していないため、1トラックに1本の伝送路でよい。
以上のように、電荷転送素子を用いた等化器は構成が簡
単であり、マルチトラック方式とした場合も伝送路は少
なく、これらとA/Dコンバータが不用であることとが
相俟って、前置処理部の集積回路化も容易である。
【0014】また、前置処理部はヘッドアンプ出力信号
をサンプリングして離散値として扱ってはいるが、量子
化はしていないため、原理的に量子化ノイズがない。更
にCCD等の電荷転送素子はアナログ回路であって、転
送手段が簡単である。システムクロックを可変するだけ
で可変速再生に対応することもできる。更にこの発明を
マルチトラック方式に適用した場合に、電荷転送素子を
用いて構成されたパラレル/シリアル変換器,シリアル
/パラレル変換器を一つの等化器の前後に設けることに
より、一つの等化器を複数トラックで共有して、システ
ム構成を一層簡単にすることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を説明する。図1は、この発明の一実施例に係る磁気記
録再生装置の前置処理部のブロック構成である。ここで
は、8チャネルのメイントラックと1チャネルのAUX
トラックを用いるDCCを想定しているがこれに限られ
るわけではない。
【0016】図示のように、磁気テープのディジタル情
報を検出する再生ヘッド11、この再生ヘッド11の出
力を所定レベルまで増幅するヘッドアンプ12、このヘ
ッドアンプ12の出力を波形等化する等化器16、およ
びこの等化器16の出力を所定レベルでスライスして2
値量子化するスライサ15からなる前置処理部が、8ト
ラック分並列に設けられている。等化器16は、この実
施例では、CCDを遅延素子として用いて構成されたサ
ンプリングフィルタであるIIRフィルタ13とFIR
フィルタ14とからなる。即ちヘッドアンプ12の出力
は直接CCD遅延線に入力される。
【0017】図2は、等化器16の前段部のIIRフィ
ルタ13の構成である。初段のCCD201遅延線は、
演算制度を高めるべく周波数特性を合わせるために挿入
されたもので、その長さは短いものでよい。この初段C
CD遅延線201の出力がIIRフィルタ13を構成す
るメインのCCD遅延線202に入力される。これらC
CD遅延線201,202でのサンプリング周波数(転
送クロック周波数)は、チャネルビットクロック周波数
fchのn倍、n・fchである。ここでnは、20〜10
0であり、例えばn=64に設定される。CCD遅延線
202の最終段出力端子203および中間タップ出力端
子204の出力はそれぞれ増幅器206,205を介し
て、初段CCD遅延線201の出力と共に加算器210
で加算されてCCD遅延線202に帰還入力される。ま
た、CCD遅延線202の入力端子の信号と、最終段出
力端子203および中間タップ出力端子204の出力が
それぞれ増幅器207,208,208を介して加算器
211に入力される。加算器210,211は抵抗のみ
で構成することができる。
【0018】このCCDを用いたIIRフィルタ13
は、図9に示す通常のディジタル処理のIIRフィルタ
91と等価であり、増幅器205〜209が通常のII
Rフィルタの乗算器に相当する。このIIRフィルタ1
3の入出力特性は、各増幅器205〜209の増幅率
(減衰率)により決まり、後段のFIRフィルタ14の
長さがある範囲に収まるようにプリイコライズする機能
と、入力信号の不必要な高域成分を除去する帯域制限の
機能を有する。加算器201,211にも若干の高域制
限の機能が与えられる。これは信号転送に伴うスパイク
ノイズを除去するためであるが、転送クロック周波数が
高いため、可変速再生に伴い転送クロックが変化しても
転送特性に影響を与えないように設定することは容易で
ある。
【0019】図3は、等化器16の後段部のFIRフィ
ルタ14の構成である。図示のように、CCD遅延線3
01と、その最終出力端子302および中間タップ出力
端子303〜307の出力を増幅する増幅器308〜3
13、およびこれらの増幅器出力を加算する加算器31
4により構成されている。この構成も、図9に示す従来
のディジタル処理によるFIRフィルタ92の乗算器部
分を増幅器に置換したものである。加算器314は例え
ば抵抗だけで構成できる。中間タップ出力端子303〜
307は、数タップ〜十数タップの間で選択され、フィ
ルタの伝送特性はIIRフィルタと同様に、各タップの
増幅器308〜313の増幅率(減衰率)によって決定
される。
【0020】図4は、この様に構成された再生装置の前
置処理部での各ノードの信号波形である。ここでは説明
の便宜上、インパルス応答で示している。ヘッドアンプ
12に得られる信号は、図4(a) に示すようにブロード
なものとなっている。これがIIRフィルタ13によ
り、図4(b) に示すように帯域制限され、更にFIRフ
ィルタ14により、図4(c) に示すように波形等化され
る。そしてこの波形等化された信号が、スライサ15に
よりスライスされて、図4(d) に示すような2値量子化
されたデータとなる。こうして2値量子化されたデータ
は、図では省略した後段のデコーダによるデータ復号,
更に必要な誤り訂正等のディジタル処理がなされ復調さ
れる。
【0021】この実施例の構成では、システムクロック
を変えるだけで可変速再生ができることを、具体的に数
式を用いて以下に説明する。CCDの入出力周波数特性
は、よく知られているように次式で示される。まず入力
振幅vinと出力振幅vout の関係は、数1のようにな
る。
【0022】
【数1】vout /vin=exp [−nε{1−cos (2π
f/fc )}]
【0023】位相変化Δφは、数2のように表される。
【0024】
【数2】Δφ=nε・sin (2πf/fc )
【0025】以上において、εはCCD1段当りの電荷
転送損失、nは転送段数、fc は転送クロック周波数、
fは入力信号周波数である。いま、テープ記録波長をλ
とし、通常の再生速度をvとすると、f=v/λであ
る。k倍の可変速再生の場合は、f=kv/λとなる。
この時、転送クロック周波数fc をk倍にすれば、f/
fc は波長λのみに依存する。従ってCCDの入出力特
性は、上式より、波長λの関数になり、CCDを用いた
IIRフィルタ,FIRフィルタによる等化器の入力特
性も波長λに対して固定になる。以上によりこの実施例
のシステムは、CCDの転送クロック周波数によって、
可変速再生に対応できることになる。
【0026】以上のようにこの実施例による磁気記録再
生装置の前置処理部は、従来のそれに比べてシステム構
成規模が小さい。通常の線形ディジタルフィルタを構成
する場合の乗算器,加算器部分は、この実施例では増幅
器と抵抗で構成されるため、簡単である。遅延素子とし
て用いられるCCDは、ディジタル回路であるシフトレ
ジスタやRAMに比べて転送手段が簡単である。また、
等化器をCCDにより構成することにより、サンプリン
グ時の折り返し歪みを防止するための低域フィルタも要
らなくなる。以上により、この実施例による前置処理部
は集積回路化が容易である。たとえば、DCCにおいて
は、メインの8チャネル+AUXチャネルの再生ヘッド
およびアナログ再生ヘッドが薄膜ヘッドとして一体に構
成されるが、この実施例の前置処理部をこの再生ヘッド
内に一体化する形で集積化することが可能になる。ま
た、前置処理部では量子化していないため、原理的に量
子化ノイズは発生しない。更に、システムクロックを変
更することによって容易に可変速再生にも対応すること
ができるといった効果が得られる。
【0027】図5は、この発明の別の実施例の磁気記録
再生装置における前置処理部のブロック構成である。先
の実施例と対応する部分には先の実施例と同一符号を付
して詳細な説明は省略する。この実施例では、CCD遅
延線を用いたIIRフィルタ13およびFIRフィルタ
14により構成される一つの等化器16を例えば8個の
トラックで共有している。このため、等化器16の前段
には、8トラックのデータをマルチプレクスするための
CCDを用いたパラレル/シリアル変換器22が設けら
れ、等化器16の後段にはデマルチプレクスするための
CCDを用いたシリアル/パラレル変換器23が設けら
れている。
【0028】ヘッドアンプ12の出力は、それぞれ帯域
制限用の所定段数のCCD21を通した後、パラレル/
シリアル変換器22の各段入力端子に入力される。ま
た、等化器16からの出力はシリアル/パラレル変換器
23によりパラレルデータに戻されるが、後段に転送す
るタイミングを揃えるために、シリアル/パラレル変換
器23の各段出力にはサンプルホールド回路24が設け
られている。
【0029】チャネルビットクロック周波数をfchとし
た時、CCD21の転送クロック周波数をn・fchと
し、パラレル/シリアル変換器22のCCDの転送クロ
ック周波数はこれより高く、m・n・fchとする。これ
は、各トラックのデータが順次パラレル/シリアル変換
器22に入ってくるときに、前のサイクルのデータをシ
リアルデータとして全て等化器16まで転送しておく必
要があるためである。これに伴って、等化器16および
シリアル/パラレル変換器23を構成するCCDもm・
n・fchの転送クロック周波数で駆動されることにな
る。
【0030】この実施例によれば、マルチトラック方式
でもIIRフィルタとFIRフィルタからなる等化器が
一つで済む。マルチプレクスを行うために、IIRフィ
ルタ,FIRフィルタでの転送段数は先の実施例より長
くなるが、増幅器および加算器からなる演算部は1つで
済むため、全体としてシステムの規模を小さくすること
ができる。その他、先の実施例と同様の効果が得られ
る。
【0031】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば、
システム構成が簡単で集積回路化が容易であり、原理的
に量子化ノイズがなく、可変速再生にも容易に対応でき
る前置処理部を持った磁気記録再生装置を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例に係る磁気記録再生装置
の前置処理部の構成を示す図である。
【図2】 同実施例のIIRフィルタの構成を示す図で
ある。
【図3】 同実施例のFIRフィルタの構成を示す図で
ある。
【図4】 同実施例の各部信号波形をインパルス応答で
示す図である。
【図5】 この発明の他の実施例に係る磁気記録再生装
置の前置処理部の構成を示す図である。
【図6】 従来の磁気記録装置の前置処理部の構成を示
す図である。
【図7】 図6の装置の等化器の構成を示す図である。
【図8】 従来のマルチトラック方式の磁気記録装置に
おける前置処理部構成を示す図である。
【図9】 図8に用いられる等化器の構成である。
【図10】 図8の変形例である。
【符号の説明】
11…再生ヘッド、12…ヘッドアンプ、13…IIR
フィルタ、14…FIRフィルタ、15…スライサ、1
6…等化器、201,202…CCD遅延線、203…
最終段出力端子、204…中間タップ出力端子、21
0,211…加算器、205〜209…増幅器、301
…CCD遅延線、308〜307…増幅器、308〜3
13…増幅器、314…加算器、21…CCD、22…
CCDパラレル/シリアル変換器、23…CCDシリア
ル/パラレル変換器、24…サンプルホールド回路。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁気記録媒体に記録されたディジタル情
    報を検出する再生ヘッドと、 この再生ヘッドで検出された信号を増幅するヘッドアン
    プと、 このヘッドアンプの出力信号の符号間干渉およびノイズ
    を最小化するための、電荷転送素子を遅延素子として用
    いて構成されたサンプリングフィルタからなる等化器
    と、 この等化器の出力信号を所定レベルでスライスして2値
    量子化するスライサと、 このスライサの出力信号を処理してデータ復調を行うデ
    ィジタル信号処理手段とを備えたことを特徴とする磁気
    記録再生装置。
  2. 【請求項2】 磁気記録媒体に記録されたディジタル情
    報を検出する再生ヘッドと、 この再生ヘッドで検出された信号を増幅するヘッドアン
    プと、 このヘッドアンプの出力信号の符号間干渉およびノイズ
    を最小化するための、電荷転送素子を遅延素子として用
    いて構成されたサンプリングフィルタからなる等化器
    と、 この等化器の出力信号を所定レベルでスライスして2値
    量子化するスライサと、 このスライサの出力信号を処理してデータ復調を行うデ
    ィジタル信号処理手段と、 前記電荷転送素子の転送クロック信号の周波数を変更さ
    せるシステムクロック可変手段とを備えることにより、
    可変速再生できるようにしたことを特徴とする磁気記録
    再生装置。
  3. 【請求項3】 磁気記録媒体の複数トラックにそれぞれ
    記録されたディジタル情報を並列に検出する複数の再生
    ヘッドと、 これらの再生ヘッドで検出された信号をそれぞれ増幅す
    る複数のヘッドアンプと、 これらのヘッドアンプの出力信号の符号間干渉およびノ
    イズを最小化するための、電荷転送素子を遅延素子とし
    て用いて構成されたサンプリングフィルタからなる複数
    の等化器と、 これらの等化器のそれぞれの出力信号を所定レベルでス
    ライスして2値量子化する複数のスライサと、 これらのスライサの出力信号を処理してデータ復調を行
    うディジタル信号処理手段とを備えたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
  4. 【請求項4】 磁気記録媒体の複数トラックにそれぞれ
    記録されたディジタル情報を並列に検出する複数の再生
    ヘッドと、 これらの再生ヘッドで検出された信号をそれぞれ増幅す
    る複数のヘッドアンプと、 これらのヘッドアンプの出力信号をマルチプレクスす
    る、電荷転送素子を用いたパラレル/シリアル変換手段
    と、 このパラレル/シリアル変換手段により得られた信号の
    符号間干渉およびノイズを最小化するための、電荷転送
    素子を遅延素子として用いて構成されたサンプリングフ
    ィルタからなる等化器と、 この等化器の出力信号をデマルチプレクスする、電荷転
    送素子を用いたシリアル/パラレル変換手段と、 このシリアル/パラレル変換手段により得られた信号を
    それぞれ所定レベルでスライスして2値量子化する複数
    のスライサと、 これらのスライサの出力信号を処理してデータ復調を行
    うディジタル信号処理手段とを備えたことを特徴とする
    磁気記録再生装置。
JP29076492A 1992-10-05 1992-10-05 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2780579B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29076492A JP2780579B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29076492A JP2780579B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気記録再生装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06119607A JPH06119607A (ja) 1994-04-28
JP2780579B2 true JP2780579B2 (ja) 1998-07-30

Family

ID=17760231

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29076492A Expired - Lifetime JP2780579B2 (ja) 1992-10-05 1992-10-05 磁気記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2780579B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH06119607A (ja) 1994-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7900124B2 (en) Bit detection for multitrack digital data storage
EP0109674B1 (en) Multitrack pcm reproducing apparatus
KR100216890B1 (ko) 복호회로 및 재생장치
EP0527579B1 (en) Magnetic reproducing apparatus
JPH03293819A (ja) デジタルデータ検出装置
EP0891059B1 (en) Sequence estimation for partial response channels
KR100210565B1 (ko) 디지탈 통신 시스템과 이에 사용되는 송신기 및 수신기, 이를 이용한 기록 및 재생장치
KR0157047B1 (ko) 디지털 신호 재생 장치
US6067198A (en) Apparatus and method for processing a data signal from a magnetic-media reading head
JPH04362808A (ja) 等化回路
US5539588A (en) Magnetic recording/reproducing with added intersymbol interference to obtain a partial-response code
US5805478A (en) Data detection method and apparatus in data storage device
JP2780579B2 (ja) 磁気記録再生装置
US8238500B2 (en) Channel architecture with multiple signal processing branches for a given physical channel
EP1130773B1 (en) Decoding arrangement of the PRML type and method of filtering signals
JP3087314B2 (ja) 適応型フィルタ
JPS61144774A (ja) 2進コード化データ信号の等化方法
JP3087342B2 (ja) 適応型フィルタ
JP3917317B2 (ja) 等化・位相制御システム,およびそれを備えるディスク記憶装置
US6927932B1 (en) Filter for disk drive bi-phase servo demodulation
JP2000207704A (ja) 面内および垂直記録媒体に共用できる信号処理デバイスおよびディジタル信号記録装置
JP2623638B2 (ja) 復号装置
JPH0562104A (ja) 等化回路
JP2609686B2 (ja) デジタル方式磁気記録再生装置
JP3067359B2 (ja) 磁気記録再生方式および装置