JP2780490B2 - 電動調理器および回転カッターの製造方法 - Google Patents

電動調理器および回転カッターの製造方法

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JP2780490B2
JP2780490B2 JP40152090A JP40152090A JP2780490B2 JP 2780490 B2 JP2780490 B2 JP 2780490B2 JP 40152090 A JP40152090 A JP 40152090A JP 40152090 A JP40152090 A JP 40152090A JP 2780490 B2 JP2780490 B2 JP 2780490B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、大根・人参等をおろす
電動調理器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、投入口を有し押し込み棒で回転す
るオロシカッターに押し当てておろす方式のおろし器
は、図8および図9に示すような構造が一般的であっ
た。すなわち、電動機2を内蔵した本体1に、電動機2
の駆動により図9矢印方向に回転する上面に複数の突起
歯9を形成したオロシカッター7を収容した容器3を載
置し、容器3の上部開口部は投入口5を形成した容器蓋
4で覆い、本体1下面開口部は、裏板8で覆われてい
る。大根等の被切削物は押し込み棒6でオロシカッター
7に押し合てられ前記突起歯9で細かく切削されおろし
となる。また、大根等の被切削物をさいころ状に切削
し、複数の突起歯を形成したオロシカッター上で、転ろ
がしながら切削しておろしを作る方式(図示せず)があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の被切削物を押し込み棒で押し込む方式では、おろしの
切削片が細長くなるため食べた時口のなかで切削片がか
らまり、口あたりの悪いおろしとなる課題があった。ま
た一方のさいころ状に切削した被切削物を転がしながら
おろす方式では、切削片は短く切削できるものの、オロ
シカッターの回転数を約2000rpm以上と高速で回転
しないと切削できないため、切削時の本体の振動が大き
くおろしの中に空気を巻き込み手でおろすようなおろし
を作ることができないという課題があった。
【0004】本発明は、以上の課題を解決するもので、
オロシカッターの回転数を約500rpm以下の回転でも
おろしの切削片が細かくできるようにすることを第1の
目的としている。
【0005】また、第2にはカッターの位置関係に関係
なく第1の目的を確実に達成することを目的としてい
る。
【0006】また、第3には被切削物の押し込み力の程
度が変化しても第1の目的を確実に達成することを目的
としている。
【0007】また、第4には第3の構成にすることによ
り切削片が長くなることを防止することを目的としてい
る。
【0008】また、第5にはより切削片を細かくすると
共に、カッターの耐久性を向上することを目的としてい
る。
【0009】また、第6には経済的かつ精度良く本発明
のオロシカッターを量産することを目的とした製造方法
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】この第1の目的を達成す
るために、本発明はオロシカッターの上面に複数の突起
歯を形成すると共に、外周に螺旋状または、直線状に複
数の板状刃を形成した略円柱状の回転カッターを前記オ
ロシカッターの略放射線方向に取り付けたものである。
【0011】また、第2の目的を達成するために、直線
状に板状刃を形成する場合は、少なくとも5枚以上板状
刃を形成するものである。
【0012】また、第3の目的を達成するために、回転
カッターの板状刃の先端を凹凸形状にしたものである。
【0013】また、第4の目的を達成するために、回転
カッターに設けた複数の板状刃に形成した凹凸形状を一
枚おきにずらして配設したものである。
【0014】また、第5の目的を達成するために、回転
カッターを、ほぼ等間隔、前記オロシカッター上に複数
載置したものである。
【0015】また、第6の目的を達成するために、回転
カッターを、板状刃と、回転軸と、回転軸外周を樹脂部
で構成し、回転軸外周に複数板状刃内周端面を当接させ
樹脂成形により双方を固定した回転カッターの製造方法
である。
【0016】
【作用】本発明は上記した第1の手段により、被切削物
に板状刃でオロシカッターの回転方向に対し、ほぼ直角
方向の切り溝をつけ、突起歯で細く切削することがで
き、切削片の短い良質なおろしとなる。
【0017】また、第2の手段により、回転カッターが
いかなる位置でも少なくとも一枚の板状刃がオロシカッ
ターの上面より突出するため、被切削物の抵抗で回転カ
ッターが回転し、確実に被切削物に切り溝をつけられる
ものである。
【0018】また、第3の手段により、板状刃が被切削
物に食い込む上下方向の抵抗を緩和できるため、被切削
物の押し込み力が弱くても、確実に被切削物に切り溝を
つけられるものである。
【0019】また、第4の手段により、第3の手段で生
じる問題点、すなわち板状刃の凹凸部が回転カッターの
回転方向で重なると長い切削片、短い切削片が混合した
おろしとなる、これを防止するこるができるものであ
る。
【0020】また、第5の手段により、板状刃の高さ
(被切削物への切り込み深さ)を低くすることができ
る、すなわち被切削物により受ける反力を低下させ、板
状刃の耐久性が向上でき、回転カッターをほぼ等間隔に
配設することで回転バランスがとれ、運転中の本体振動
を少なくできるものである。
【0021】さらに回転カッターの製造方法において
は、板状刃と、回転軸と、回転軸外周を樹脂部で構成
し、回転軸外周に複数の板状刃の内周端面を当接させ樹
脂成形により双方を固定することで回転カッターの回転
に対する板状刃外周の偏心精度が確保でき、板状刃も確
実に固定できる回転カッターを効率的に製造することが
できるものである。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を添付図面にもとづ
いて説明する。
【0023】図1から図7において、11は本体で、本
体11の内部には電動機12がギヤケース13に取り付
けられている。そして、電動機12の回転はギヤケース
13の内部に設けられたギヤ14を介して出力軸15に
伝達される。
【0024】出力軸15は本体11に設けられた凹部内
に突出しており、凹部には着脱自在な容器17が取り付
けられ、容器17の底面の一部には排出口18を形成し
ている。
【0025】また、出力軸15には回転カッター20を
放射線方向に軸支したオロシカッター10が着脱自在に
とりつけられている。容器17の上部開口は容器蓋21
で覆われ、容器蓋21にはその一部が上方に突出し、上
面より大根等の被切削物を、オロシカッター19上に供
給する投入口22が設けられている。
【0026】23は被切削物を押し込む押し込み棒であ
る。24はスイッチボタンで本体11に上下可動状態に
とりつけられ電動機12の駆動制御を行うスイッチ(図
示せず)の接点の開閉を行うものである。
【0027】また、本体11の下部開口部は裏板16で
覆われ、その下部には着脱自在に嵌着した収納容器25
が設けられている。図2に示すように、上記オロシカッ
ター19は上面には複数の突起歯27を形成し、放射線
方向に軸支した回転カッター20には複数の板状刃26
を形成し、回転カッター20はカッター軸28を中心に
自由に回転可動に軸支されている。
【0028】次に、この一実施例の構成における動作に
ついて説明する。先ず、図1の状態に本構成の電動調理
器をセットし、スイッチボタン24を押すとスイッチの
接点が閉じ電動機12に電力が供給せれ電動機12が回
転する。
【0029】電動機12の回転はギヤ14を介して減速
され(500rpm以下)出力軸15に伝達されオロシカ
ッター19が回転する。そこで投入口22に被切削物を
投入し、押し込み棒23で押し込むと被切削物はオロシ
カッター19に軸支された回転カッター20に形成した
板状刃26により回転方向に対し、ほぼ直角方向の切り
溝が回転カッター20が被切削物の抵抗で回転するため
連続してつけられ、次に突起歯により細く削られ切削さ
れ切削片の短い、良質なおろしができ排出口18より収
納容器25へ溜められるものである。
【0030】しかし、本方式でおろりを調理する場合、
回転カッターの位置、押し込み棒の押し込み力、板状刃
の耐久性、コスト等について、従来のおろし方式に比べ
劣る点がある。従ってその欠点を次の構成にすることに
より解決する。
【0031】まず、図3に示すように板状刃の枚数が4
枚以下となると板状刃の位置により被切削物アに当接し
なくなり回転カッター20が回転せず被切削物へ切り溝
をつけることができなくなる従って、図4に示すように
板状刃26の枚数を5枚以上とするものである。また、
押し込み棒の押し込み力が弱い場合板状刃26が被切削
物に食い込む抵抗で、被切削物が上方向へ押し上げられ
必要な切り溝深さが確保できない。
【0032】従って図5に示すように板状刃26に複数
の凹部26a、凸部26bを形成し、板状刃26が被切
削物へ食い込む抵抗を低減し、押し込み力が弱くても必
要とする切り溝深さが確保できるものである。
【0033】また図5に示すように、板状刃26の凹部
26a、凸部26bが次の列で交錯するよう配設するこ
とにより食い込み抵抗を減少できしかも切削片の短いお
ろしを得ることができるものである。
【0034】また、以上のように板状刃26は食い込み
抵抗を小さくする必要性から、板厚についても0.5mm
以下と薄くしてはならず、耐久性の確保が必要となり、
板状刃の高さも3mm以下と低くする必要がある。従って
図6に示すように回転カッター20をオロシカッター1
9面上にほぼ等間隔に複数配設することによって板状刃
26の高さが低くしても目的とする切削片の短い良質な
おろしを得ることができ、しかもほぼ等間隔で回転カッ
ター20を配設することで回転バランスがとれ、運転中
の本体振動も低減することができるものである。
【0035】上記のような内容、つまり回転カッターの
回転軸に対する板状刃外周端面の偏心精度が必要、板状
刃の間隔精度が必要等で回転カッター20を製造しよう
とすると、一般的には切削した回転軸部に板状刃を溶接
するなどコストの高いものとなる。
【0036】従って図7に示すように回転カッター20
を複数の板状刃26と、カッター軸28と、カッター軸
28外周部を樹脂部27で構成し、カッター軸28の外
周と、板状刃26の内周端面が当接する寸法関係にす
る。つまり成形金型のスリット部に板状刃26をセット
し、カッター軸28を中央部に挿入セットすることでカ
ッター軸28と板状刃26外周端面の偏心が成形金型内
で確保でき、その双方を樹脂部27で固定締結させる。
よって精度の良い効率的な回転カッターを製造できるも
のである。
【0037】
【発明の効果】以上のように本発明は、オロシカッター
の上面に複数の突起歯と、複数の板状刃を形成した自由
に回転する回転カッターを配設したものであるので、低
速で回転し、カッター面に被切削物を押し当てて調理す
るおろし方式でも切削片の短いおろしを得ることができ
るばかりでなく、低速でおろすためおろしの中に空気の
巻き込みがほとんどなく、手でおろす状態と同等の良質
なおろしを得ることができるものである。また本発明
は、5枚以上、0.5mm以下の板状刃でかつ板状刃の先
端に複数の凹凸部を形成したものであるので、使用状態
のバラツキ、被切削物の押し込み力のバラツキ等多少変
化しても目的とするおろしが得られる使用勝手の良いも
のである。
【0038】さらに本発明は、短い切削片とする回転カ
ッターの製造方法として、板状刃と、カッター軸、その
双方を樹脂部で固定締結させ、かつカッター軸の外周に
板状刃の内周端面を当接させる寸法関係にすることによ
り、前記樹脂成形時に偏心等の精度確保ができる量産性
がよく、経済性の高いものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電動調理器の縦断面図
【図2】(a)は第1の実施例におけるオロシカッター
の上面図 (b)は(a)のA−A断面図
【図3】本発明の第1の実施例における調理時のオロシ
カッター部分断面図
【図4】本発明の第2の実施例における調理時のオロシ
カッター部分断面図
【図5】(a)はオロシカッターの側面図 (b)は(a)のB−B断面図 (c)は板状刃の展開図
【図6】(a)は他の実施例におけるオロシカッターの
上面図 (b)は断面図
【図7】(a)は他の実施例における回転カッターの側
面図 (b)は正面図 (c)は(a)のC−C断面図
【図8】従来の電動調理器の縦断面図
【図9】従来のオロシカッターの詳細図
【符号の説明】
11 本体 12 電動機 17 容器 18 排出口 19 オロシカッター 20 回転カッター 21 容器蓋 22 投入口 23 押し込み棒 24 スイッチボタン 25 収納容器 26 板状刃 26a 板状刃凹部 26b 板状刃凸部 27 突起歯 28 カッター軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) A47J 43/046 A47J 43/25 B02C 18/08

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電動機を内蔵した本体と、本体に載置する
    容器と、容器内に位置し、前記電動機により駆動される
    オロシカッターと、被切削物を投入する投入筒を形成し
    て前記容器開口部を覆う容器蓋と、被切削物を押し込む
    押し込み棒を備え、前記オロシカッターの上面に複数の
    突起歯を形成すると共に、外周に螺旋状または、直線状
    に複数の板状刃を形成した略円柱状の回転カッターを前
    記オロシカッターの略放射線方向に取り付けてなる電動
    調理器。
  2. 【請求項2】回転カッターの板状刃の枚数を少なくとも
    5枚以上設けた請求項1記載の電動調理器。
  3. 【請求項3】回転カッターの板状刃を凹凸形状にした請
    求項1記載の電動調理器。
  4. 【請求項4】回転カッターに設けた複数の板状刃に形成
    した凹凸形状を交互にずらして配設した請求項1記載の
    電動調理器。
  5. 【請求項5】回転カッターを、ほぼ等間隔に、前記オロ
    シカッター上に複数載置した請求項1記載の電動調理
    器。
  6. 【請求項6】回転カッターを、板状刃と、回転軸と、回
    転軸外周を樹脂部で構成し、上記回転軸外周に複数板状
    刃内周端面を当接させ樹脂成形により双方を固定した回
    転カッターの製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102610418B1 (ko) * 2022-10-17 2023-12-05 우성환 2단 절단형 분쇄 공구

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102610418B1 (ko) * 2022-10-17 2023-12-05 우성환 2단 절단형 분쇄 공구

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