JP2778990B2 - 航空機用ラジアルタイヤ - Google Patents
航空機用ラジアルタイヤInfo
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- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 24
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 21
- 230000001174 ascending effect Effects 0.000 claims description 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 4
- 239000011324 bead Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 2
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005336 cracking Methods 0.000 description 1
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 1
- 238000002224 dissection Methods 0.000 description 1
- 230000012447 hatching Effects 0.000 description 1
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60C—VEHICLE TYRES; TYRE INFLATION; TYRE CHANGING; CONNECTING VALVES TO INFLATABLE ELASTIC BODIES IN GENERAL; DEVICES OR ARRANGEMENTS RELATED TO TYRES
- B60C9/00—Reinforcements or ply arrangement of pneumatic tyres
- B60C9/18—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers
- B60C9/20—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel
- B60C9/22—Structure or arrangement of belts or breakers, crown-reinforcing or cushioning layers built-up from rubberised plies each having all cords arranged substantially parallel the plies being arranged with all cords disposed along the circumference of the tyre
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Tires In General (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Tyre Moulding (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ジエツト旅客機等の航空機に用いられる航
空機用ラジアルタイヤに関する。
空機用ラジアルタイヤに関する。
航空機用ラジアルタイヤでは、トレツドとベルト層と
の間にタイヤ周方向に沿って波形に屈曲する波形スチー
ルコードをタイヤ幅方向に略平行に複数本配列した保護
層を設け、この保護層によってベルト層を保護すること
が考えられている(米国特許第4402356等)。
の間にタイヤ周方向に沿って波形に屈曲する波形スチー
ルコードをタイヤ幅方向に略平行に複数本配列した保護
層を設け、この保護層によってベルト層を保護すること
が考えられている(米国特許第4402356等)。
すなわち、航空機用タイヤにあっては、高内圧で使用
されるので、接地面での圧力が高く、高速での離着時や
タキシング時に路面に落ちている突起物でトレツドに大
きな亀裂が生ずることがあり、場合によってはこの亀裂
がベルト層まで至り、トレツドの貼りかえ更生による繰
り返し使用が困難となる場合がある。そこで、ベルト層
とトレツドとの間に波形コードをタイヤ幅方向に略平行
に複数本配列した保護層を設け、トレツドに大きな亀裂
が生じてもこの亀裂を保護層によってベルト層まで至ら
ないようにすることが考えられている。
されるので、接地面での圧力が高く、高速での離着時や
タキシング時に路面に落ちている突起物でトレツドに大
きな亀裂が生ずることがあり、場合によってはこの亀裂
がベルト層まで至り、トレツドの貼りかえ更生による繰
り返し使用が困難となる場合がある。そこで、ベルト層
とトレツドとの間に波形コードをタイヤ幅方向に略平行
に複数本配列した保護層を設け、トレツドに大きな亀裂
が生じてもこの亀裂を保護層によってベルト層まで至ら
ないようにすることが考えられている。
しかしながら、この保護層は一定の振幅、波長で屈曲
された波形コードが用いられており、通常使用時に保護
層内に亀裂が生じたり、あるいはトレツドが剥離すると
いう問題がある。
された波形コードが用いられており、通常使用時に保護
層内に亀裂が生じたり、あるいはトレツドが剥離すると
いう問題がある。
すなわち、無負荷時にはタイヤ幅方向略中央部とタイ
ヤ幅方向両端部とにはタイヤ外径差があるが、接地時に
は接地面内において同一径となるのでタイヤ幅方向両端
部の波形コードがタイヤ幅方向中央部の波形コードより
もタイヤ周方向に大きく伸長し、このときのコードの形
状変化が転動によって繰り返されることでコード廻りの
ゴムに亀裂が発生する。
ヤ幅方向両端部とにはタイヤ外径差があるが、接地時に
は接地面内において同一径となるのでタイヤ幅方向両端
部の波形コードがタイヤ幅方向中央部の波形コードより
もタイヤ周方向に大きく伸長し、このときのコードの形
状変化が転動によって繰り返されることでコード廻りの
ゴムに亀裂が発生する。
特に、第3図に示される如く振幅/波長の比率が小さ
い、すなわち振幅の小さいコード10を用いた場合には、
第3図に破線で示される如く伸長時の形状変化が大き
く、タイヤ幅方向両端部でコード廻りに亀裂が発生し易
い。一方、第4図に示される如く振幅/波長の比率の大
きな、すなわち振幅の大きい波形コード12を用いた場合
には、第4図に破線で示される如く伸長時の形状変化が
小さく、タイヤ幅方向両端部でのコード廻りの亀裂は生
じにくくなる。その反面、波形コードの弾性係数が低下
し、トレツドの遠心力によるせり出しを抑制する効果が
低減し、トレツドがベルトから剥離し易くなる。
い、すなわち振幅の小さいコード10を用いた場合には、
第3図に破線で示される如く伸長時の形状変化が大き
く、タイヤ幅方向両端部でコード廻りに亀裂が発生し易
い。一方、第4図に示される如く振幅/波長の比率の大
きな、すなわち振幅の大きい波形コード12を用いた場合
には、第4図に破線で示される如く伸長時の形状変化が
小さく、タイヤ幅方向両端部でのコード廻りの亀裂は生
じにくくなる。その反面、波形コードの弾性係数が低下
し、トレツドの遠心力によるせり出しを抑制する効果が
低減し、トレツドがベルトから剥離し易くなる。
本発明は上記事実を考慮し、トレツドとベルト層との
間にタイヤ周方向に沿って波形に屈曲する波形コードを
タイヤ幅方向に複数本配列した保護層の亀裂の発生やト
レツドの剥離を防止することができる航空機用ラジアル
タイヤを得ることが目的である。
間にタイヤ周方向に沿って波形に屈曲する波形コードを
タイヤ幅方向に複数本配列した保護層の亀裂の発生やト
レツドの剥離を防止することができる航空機用ラジアル
タイヤを得ることが目的である。
本発明に係る航空機用ラジアルタイヤでは、振幅/波
長の比率の異なる二種類以上の波形コードを用い、これ
らを振幅/波長の小さい順にタイヤ幅方向中央部からタ
イヤ幅方向両端部にかけてタイヤの放射方向面において
各コードの位相が一致するように配列したことを特徴と
している。
長の比率の異なる二種類以上の波形コードを用い、これ
らを振幅/波長の小さい順にタイヤ幅方向中央部からタ
イヤ幅方向両端部にかけてタイヤの放射方向面において
各コードの位相が一致するように配列したことを特徴と
している。
上記構成の本発明では、保護層においてタイヤ幅方向
中央部に振幅/波長の比率の小さな波形コードが配列さ
れ、タイヤ幅方向両端部に振幅/波長の比率の大きな波
形コードが配列される。このため、転動時におけるタイ
ヤ幅方向両端部の波形コードの形状変化を抑制して保護
層の波形コード間の亀裂の発生を防止でき、且つトレツ
ドの遠心力によりせり出しはタイヤ幅方向中央部の波形
コードが抑制するのでトレツドとベルトとの剥離を防止
できる。なお、タイヤ放射方向面において、各波形コー
ドの位相を同一としたのは、位相がずれている場合、隣
接する波形コード同士が交差するのを避けるためにコー
ドを密に配置することができず、十分な外傷に対するベ
ルトの保護機能が得られないからである。隣接する波形
コードを交差して配置した場合は、保護層の厚みが増し
て重量が増加するし、またコード交差部でセパレーシヨ
ンが発生する等の不利がある。
中央部に振幅/波長の比率の小さな波形コードが配列さ
れ、タイヤ幅方向両端部に振幅/波長の比率の大きな波
形コードが配列される。このため、転動時におけるタイ
ヤ幅方向両端部の波形コードの形状変化を抑制して保護
層の波形コード間の亀裂の発生を防止でき、且つトレツ
ドの遠心力によりせり出しはタイヤ幅方向中央部の波形
コードが抑制するのでトレツドとベルトとの剥離を防止
できる。なお、タイヤ放射方向面において、各波形コー
ドの位相を同一としたのは、位相がずれている場合、隣
接する波形コード同士が交差するのを避けるためにコー
ドを密に配置することができず、十分な外傷に対するベ
ルトの保護機能が得られないからである。隣接する波形
コードを交差して配置した場合は、保護層の厚みが増し
て重量が増加するし、またコード交差部でセパレーシヨ
ンが発生する等の不利がある。
第1図及び第2図には、本発明が適用された航空機用
ラジアルタイヤ20の断面形状(ゴム部のハツチング図示
省略)が示されている。
ラジアルタイヤ20の断面形状(ゴム部のハツチング図示
省略)が示されている。
このラジアルタイヤ20では、第2図に示される如くト
レツド22とカーカス24との間にベルト層26及び周方向ベ
ルト層38が設けられているとともにベルト層26とトレツ
ド22との間に保護層28が設けられている。
レツド22とカーカス24との間にベルト層26及び周方向ベ
ルト層38が設けられているとともにベルト層26とトレツ
ド22との間に保護層28が設けられている。
カーカス24は複数本のカーカスコード24Aをタイヤ半
径方向に層状に配列してあり、これらのカーカスコード
24Aの一部はビードコア30の廻りにタイヤ幅方向内側か
ら外側に向けて折り返され、他の一部はビードコア30の
廻りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて折り返されて
いる。ビードコア30はラジアルタイヤ20の回転軸回りに
リング状に配置されている。
径方向に層状に配列してあり、これらのカーカスコード
24Aの一部はビードコア30の廻りにタイヤ幅方向内側か
ら外側に向けて折り返され、他の一部はビードコア30の
廻りにタイヤ幅方向外側から内側に向けて折り返されて
いる。ビードコア30はラジアルタイヤ20の回転軸回りに
リング状に配置されている。
ベルト層26は複数の交差ベルト32をタイヤ半径方向に
層状に配列してあり、トレツド22のタイヤ幅方向片側の
端部から他の片側の端部にかけてタイヤ幅方向略全域に
亘って延在されている。また、最内側の交差ベルトプラ
イ及び最内側から6番目の交差ベルトプライは、他の交
差ベルトプライより幅広とするとともに、幅方向両端部
33において折り返し、最内層から2、3番目及び7、8
番目の交差ベルトプライの幅方向両端部を包囲してい
る。交差ベルト32のコードはタイヤ周方向に対して所定
の傾きを持って交差されている。
層状に配列してあり、トレツド22のタイヤ幅方向片側の
端部から他の片側の端部にかけてタイヤ幅方向略全域に
亘って延在されている。また、最内側の交差ベルトプラ
イ及び最内側から6番目の交差ベルトプライは、他の交
差ベルトプライより幅広とするとともに、幅方向両端部
33において折り返し、最内層から2、3番目及び7、8
番目の交差ベルトプライの幅方向両端部を包囲してい
る。交差ベルト32のコードはタイヤ周方向に対して所定
の傾きを持って交差されている。
この折り返されたベルトプライで囲まれるベルト層26
はタイヤ半径方向に二組設けられ、これらの間に周方向
ベルト層38が設けられている。周方向ベルト層38はタイ
ヤ周方向に延びるコードをタイヤ幅方向に複数本配列し
てなり、ベルト層26と同様にタイヤ幅方向片側の端部か
ら他の端部にかけてタイヤ幅方向略全域に亘って延在さ
れている。
はタイヤ半径方向に二組設けられ、これらの間に周方向
ベルト層38が設けられている。周方向ベルト層38はタイ
ヤ周方向に延びるコードをタイヤ幅方向に複数本配列し
てなり、ベルト層26と同様にタイヤ幅方向片側の端部か
ら他の端部にかけてタイヤ幅方向略全域に亘って延在さ
れている。
保護層28は第1図に示される如く、タイヤ周方向(第
1図上下方向)に沿って波形に屈曲する波形コード34を
タイヤ幅方向(第1図左右方向)に複数本配列してあ
り、第2図にも示される如くトレツド22のタイヤ幅方向
片側の端部から他の片側の端部にかけてタイヤ幅方向略
全域に亘ってタイヤ放射方向面において、各コードの位
相が一致するように延在されている。
1図上下方向)に沿って波形に屈曲する波形コード34を
タイヤ幅方向(第1図左右方向)に複数本配列してあ
り、第2図にも示される如くトレツド22のタイヤ幅方向
片側の端部から他の片側の端部にかけてタイヤ幅方向略
全域に亘ってタイヤ放射方向面において、各コードの位
相が一致するように延在されている。
波形コード34はタイヤ幅方向両端部の波形コード34A
がタイヤ幅方向中央部の波形コード34Bの波形と異な
り、波形コード34Aの振幅B/波長Lの比率が波形コード3
4Bのそれよりも大きくなっている。詳しく説明すると、
第1図に詳細に示される如く、波形コード34には、タイ
ヤ放射方向面における位相が一致するように、ほぼ一定
の波長Lの下で異なる振幅Bの多種類のものが用いられ
ており、これらが振幅Bの小さい順にタイヤ幅方向中央
部からタイヤ幅方向両端部に配列されて波形コード34A
の振幅B/波長Lの比率が波形コード34Bのそれよりも大
きくなっている。
がタイヤ幅方向中央部の波形コード34Bの波形と異な
り、波形コード34Aの振幅B/波長Lの比率が波形コード3
4Bのそれよりも大きくなっている。詳しく説明すると、
第1図に詳細に示される如く、波形コード34には、タイ
ヤ放射方向面における位相が一致するように、ほぼ一定
の波長Lの下で異なる振幅Bの多種類のものが用いられ
ており、これらが振幅Bの小さい順にタイヤ幅方向中央
部からタイヤ幅方向両端部に配列されて波形コード34A
の振幅B/波長Lの比率が波形コード34Bのそれよりも大
きくなっている。
次に実施例の作用を説明する。
ラジアルタイヤ20では、トレツド22とベルト層26との
間に保護層28が設けられ、保護層28によってベルト層26
を保護できる。すなわち、高速での離着時やタキシング
時に路面に落ちている突起物でトレツド22に大きな亀裂
が生じてもこの亀裂を保護層28によってベルト層26に至
らないようにする。これにより、更生による繰り返し使
用率が向上されて耐久性が向上される。
間に保護層28が設けられ、保護層28によってベルト層26
を保護できる。すなわち、高速での離着時やタキシング
時に路面に落ちている突起物でトレツド22に大きな亀裂
が生じてもこの亀裂を保護層28によってベルト層26に至
らないようにする。これにより、更生による繰り返し使
用率が向上されて耐久性が向上される。
また、保護層28においてタイヤ幅方向両端部の波形コ
ード34Aの振幅B/波長Lの比率がタイヤ幅方向略中央部
の波形コード34Bのそれよりも大きくなっているので、
タイヤ幅方向両端部では波形コード34Aの形状変化を抑
制して保護層28の亀裂を防止することができ、かつタイ
ヤ幅方向略中央部では、波形コード34Bの弾性係数を高
く維持して遠心力によるせり出しでトレツド22が剥離し
ないようにすることができる。
ード34Aの振幅B/波長Lの比率がタイヤ幅方向略中央部
の波形コード34Bのそれよりも大きくなっているので、
タイヤ幅方向両端部では波形コード34Aの形状変化を抑
制して保護層28の亀裂を防止することができ、かつタイ
ヤ幅方向略中央部では、波形コード34Bの弾性係数を高
く維持して遠心力によるせり出しでトレツド22が剥離し
ないようにすることができる。
すなわち、タイヤ幅方向両端部においては、転動時に
タイヤ幅方向略中央部との外径差により波形コード34が
タイヤ周方向に大きく伸長されるが、波形コード34Aの
振幅B/波長Lの比率が大きく設定されているので、波形
コード34Aがタイヤ周方向に大きく伸長されてもその形
状変化が少なく、これによってタイヤ幅方向両端部での
波形コード34廻りの亀裂を防止することができる。ま
た、タイヤ幅方向略中央部では、転動時に遠心力でトレ
ツド22がタイヤ半径方向にせり出すが、波形コード34B
の振幅B/波長Lの比率が小さく設定されていれ波形コー
ド34Bが弾性係数の高いものとされているので、トレツ
ド22の遠心力によるタイヤ半径方向へのせり出しを抑制
しこれによってトレツド22が遠心力によるせり出しでベ
ルトから剥離しないようにすることができる。
タイヤ幅方向略中央部との外径差により波形コード34が
タイヤ周方向に大きく伸長されるが、波形コード34Aの
振幅B/波長Lの比率が大きく設定されているので、波形
コード34Aがタイヤ周方向に大きく伸長されてもその形
状変化が少なく、これによってタイヤ幅方向両端部での
波形コード34廻りの亀裂を防止することができる。ま
た、タイヤ幅方向略中央部では、転動時に遠心力でトレ
ツド22がタイヤ半径方向にせり出すが、波形コード34B
の振幅B/波長Lの比率が小さく設定されていれ波形コー
ド34Bが弾性係数の高いものとされているので、トレツ
ド22の遠心力によるタイヤ半径方向へのせり出しを抑制
しこれによってトレツド22が遠心力によるせり出しでベ
ルトから剥離しないようにすることができる。
(実験例) 本実施例に係るラジアルタイヤ20と従来構造の航空機
用ラジアルタイヤを下記表1の仕様においてトレツドを
残溝深さ0.5mmバフした後に、内圧14.1kg/cm2、荷重442
00Lbs、速度20MPH、距離792000ft、スリツプアングル4
度の条件下でドラムテストを行い、ドラムテスト後に解
剖して波形コード廻りの亀裂の有無を調べた。
用ラジアルタイヤを下記表1の仕様においてトレツドを
残溝深さ0.5mmバフした後に、内圧14.1kg/cm2、荷重442
00Lbs、速度20MPH、距離792000ft、スリツプアングル4
度の条件下でドラムテストを行い、ドラムテスト後に解
剖して波形コード廻りの亀裂の有無を調べた。
この結果、従来構造に係る航空機用ラジアルタイヤで
は、保護層内に亀裂の発生が認められたが、本実施例に
係る航空機用ラジアルタイヤでは、保護層内に亀裂の発
生は認められず、またトレツド22の剥離も認められなか
った。
は、保護層内に亀裂の発生が認められたが、本実施例に
係る航空機用ラジアルタイヤでは、保護層内に亀裂の発
生は認められず、またトレツド22の剥離も認められなか
った。
なお、本実施例では波形コード保護層の放射方向曲率
半径が大きく、放射方向面上で各波形コードの位相を同
一としたので、波形コード34として実質上一定の波長L
の下でタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向に離れるに
つれて徐々に振幅Bの大きなものを多種類用いたが、波
長Lが実質上同一で、振幅Bの異なる二種類のものを用
い、振幅Bの小さいものをタイヤ幅方向中央部に所定の
範囲に亘って配列し、振幅Bの大きいものをタイヤ幅両
端部に所定の範囲に亘って配列するようにしてもよい。
半径が大きく、放射方向面上で各波形コードの位相を同
一としたので、波形コード34として実質上一定の波長L
の下でタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向に離れるに
つれて徐々に振幅Bの大きなものを多種類用いたが、波
長Lが実質上同一で、振幅Bの異なる二種類のものを用
い、振幅Bの小さいものをタイヤ幅方向中央部に所定の
範囲に亘って配列し、振幅Bの大きいものをタイヤ幅両
端部に所定の範囲に亘って配列するようにしてもよい。
また、特に保護層がタイヤ放射方向に小さな曲率半径
を有する場合放射方向面上で各波形コードの位相を同一
とする場合、波形コードの波長がタイヤ幅方向中央部と
両肩部で異なるが、この場合波長L、振幅Bの両者が不
均一のものを多種類用い、これらを振幅B/波長Lの比率
の小さい順でタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向両端
部に配列するようにしてもよい。
を有する場合放射方向面上で各波形コードの位相を同一
とする場合、波形コードの波長がタイヤ幅方向中央部と
両肩部で異なるが、この場合波長L、振幅Bの両者が不
均一のものを多種類用い、これらを振幅B/波長Lの比率
の小さい順でタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向両端
部に配列するようにしてもよい。
以上説明した如く、本発明に係る航空機用ラジアルタ
イヤでは、保護層において振幅/波長の比率の異なる二
種類以上の波形コードを用い、これらを振幅/波長の比
率の小さい順にタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向両
端部に配列したので、保護層における亀裂の発生やトレ
ツドの剥離を防止することができる優れた効果を有す
る。
イヤでは、保護層において振幅/波長の比率の異なる二
種類以上の波形コードを用い、これらを振幅/波長の比
率の小さい順にタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅方向両
端部に配列したので、保護層における亀裂の発生やトレ
ツドの剥離を防止することができる優れた効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】 第1図及び第2図は本発明に係る航空機用ラジアルタイ
ヤの実施例を示し、第1図は波形コードの配列をタイヤ
半径方向からみた一部破断平面図、第2図は本実施例に
係るタイヤをタイヤ幅方向に沿って切断した断面図、第
3図、第4図は波形コードをタイヤ半径方向からみた平
面図であって波形コードの特性を示す平面図である。 20……ラジアルタイヤ、 22……トレツド、 24……カーカス、 26……交差ベルト層、 28……保護層、 33……交差ベルト折り返し端、 34……波形コード、 38……周方向ベルト層。
ヤの実施例を示し、第1図は波形コードの配列をタイヤ
半径方向からみた一部破断平面図、第2図は本実施例に
係るタイヤをタイヤ幅方向に沿って切断した断面図、第
3図、第4図は波形コードをタイヤ半径方向からみた平
面図であって波形コードの特性を示す平面図である。 20……ラジアルタイヤ、 22……トレツド、 24……カーカス、 26……交差ベルト層、 28……保護層、 33……交差ベルト折り返し端、 34……波形コード、 38……周方向ベルト層。
Claims (1)
- 【請求項1】トレツドとベルト層との間にタイヤ周方向
に沿って波形コードを複数本配列した保護層を有する航
空機用ラジアルタイヤであって、振幅/波長の比率の異
なる二種類以上の波形コードを用い、これらを振幅/波
長の比率の小さい順にタイヤ幅方向中央部からタイヤ幅
方向両端部にかけてタイヤの放射方向面において各コー
ドの位相が一致するように配列したことを特徴とする航
空機用ラジアルタイヤ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1153211A JP2778990B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1153211A JP2778990B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0321505A JPH0321505A (ja) | 1991-01-30 |
JP2778990B2 true JP2778990B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=15557477
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1153211A Expired - Fee Related JP2778990B2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 航空機用ラジアルタイヤ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2778990B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB9226662D0 (en) | 1992-12-22 | 1993-02-17 | Foseco Int | Refractory compositions |
JP5788882B2 (ja) * | 2010-08-27 | 2015-10-07 | 株式会社ブリヂストン | 航空機用空気入りラジアルタイヤ |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1153211A patent/JP2778990B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0321505A (ja) | 1991-01-30 |
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