JP2777754B2 - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JP2777754B2 JP2777754B2 JP3096375A JP9637591A JP2777754B2 JP 2777754 B2 JP2777754 B2 JP 2777754B2 JP 3096375 A JP3096375 A JP 3096375A JP 9637591 A JP9637591 A JP 9637591A JP 2777754 B2 JP2777754 B2 JP 2777754B2
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高精度の印刷装置に係
るもので、被印刷物であるワークに印刷される画線の寸
法精度及び品質等の安定化,高精度化及び機械部品の寿
命の延長に関する。
るもので、被印刷物であるワークに印刷される画線の寸
法精度及び品質等の安定化,高精度化及び機械部品の寿
命の延長に関する。
【0002】
【従来の技術】スクリーン印刷装置や本願発明者らが先
に提案した特願平3ー53466号のシート印刷装置
は、図4に示すように、印刷すべき画線を形成するパタ
ーンを有する孔版(スクリーン),平版,凸版若しくは
凹版等の版膜1と、この版膜1が張付けられている枠2
とからなる刷版3と、テーブル4上にセットされたワー
ク5とを接近させ、スキージのような押圧体6で版膜1
を押圧してワーク5の表面に部分的に接触させ、次い
で、押圧体6を矢印7の方向に移動させて接触点8を順
次移動させて印刷するようになっている。
に提案した特願平3ー53466号のシート印刷装置
は、図4に示すように、印刷すべき画線を形成するパタ
ーンを有する孔版(スクリーン),平版,凸版若しくは
凹版等の版膜1と、この版膜1が張付けられている枠2
とからなる刷版3と、テーブル4上にセットされたワー
ク5とを接近させ、スキージのような押圧体6で版膜1
を押圧してワーク5の表面に部分的に接触させ、次い
で、押圧体6を矢印7の方向に移動させて接触点8を順
次移動させて印刷するようになっている。
【0003】また、粘着力の大きなインキを使用する印
刷装置や大型の印刷装置等においては、版離れをよくす
るため、図5に示すように、押圧体6の移動に伴って刷
版3の図5において右端側を、点Pを中心として矢印9
の方向に移動させながら印刷していた。
刷装置や大型の印刷装置等においては、版離れをよくす
るため、図5に示すように、押圧体6の移動に伴って刷
版3の図5において右端側を、点Pを中心として矢印9
の方向に移動させながら印刷していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】図4において、版膜1
とワーク4は、一般的には0.5〜3mmの隙間A0に接
近させ、押圧体6で版膜1をワーク4に押圧している
が、接触点8が押圧体6の移動方向における版膜1の端
部に位置する程、版膜1の伸長量が大きく、張力も大き
くなるため、端部における印刷時に版膜1に形成されて
いるパターンが大きく変形し、印刷される画線の寸法精
度が悪化したり、画線が歪んだりするので、細密化が困
難となっている。
とワーク4は、一般的には0.5〜3mmの隙間A0に接
近させ、押圧体6で版膜1をワーク4に押圧している
が、接触点8が押圧体6の移動方向における版膜1の端
部に位置する程、版膜1の伸長量が大きく、張力も大き
くなるため、端部における印刷時に版膜1に形成されて
いるパターンが大きく変形し、印刷される画線の寸法精
度が悪化したり、画線が歪んだりするので、細密化が困
難となっている。
【0005】このため、精度が必要な印刷を行う場合、
版膜1の変形が比較的小さい範囲Sにのみパターンの設
置領域を限定する必要があり、大型の印刷には不向きと
なっている。さらに、版膜1の端部では大きな張力が作
用し、版膜1が永久変形,微小破断を生じ、版膜1の寿
命が短かい。
版膜1の変形が比較的小さい範囲Sにのみパターンの設
置領域を限定する必要があり、大型の印刷には不向きと
なっている。さらに、版膜1の端部では大きな張力が作
用し、版膜1が永久変形,微小破断を生じ、版膜1の寿
命が短かい。
【0006】また、図5に示したように、刷版3の一端
を移動させる場合は、刷版3から離れた点Pを中心に刷
版3を回動させる必要があるため、図5において左端に
おける隙間A1は、図4の隙間A0より大きくなり、端
部における上記の問題は一層大きなものとなる。
を移動させる場合は、刷版3から離れた点Pを中心に刷
版3を回動させる必要があるため、図5において左端に
おける隙間A1は、図4の隙間A0より大きくなり、端
部における上記の問題は一層大きなものとなる。
【0007】本発明は、前述したような印刷装置におけ
る版膜の変形及び破損を低減させ、高精度の印刷を容易
に行い得ると共に、品質の安定した印刷を可能にするこ
とを目的としている。
る版膜の変形及び破損を低減させ、高精度の印刷を容易
に行い得ると共に、品質の安定した印刷を可能にするこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明は、印刷すべき画線を形成するパターンを有す
る版膜を枠に平面状に張付けた刷版と、被印刷物の表面
に近接して置かれた版膜を部分的に前記表面に押圧する
と共に版膜の一端側から他端側へ移動可能に設けられ、
版膜に保有されているインキを前記表面に転移させる押
圧体と、を備えた印刷装置において、押圧体の移動方向
における刷版の中央に該移動方向と直角に位置すると共
に前記表面と実質的に等しい高さに位置して該表面と平
行に伸びる軸線を、中心に刷版を回動可能に支持する支
持体と、押圧体の押圧力に対向して刷版の回動量を制御
する回動量制御手段と、を有し、回動量制御手段は刷版
を押圧体の位置する側が前記表面に接近しかつ押圧体の
前記軸線からの距離に応じて回動量を変化可能に構成し
たものである。
の本発明は、印刷すべき画線を形成するパターンを有す
る版膜を枠に平面状に張付けた刷版と、被印刷物の表面
に近接して置かれた版膜を部分的に前記表面に押圧する
と共に版膜の一端側から他端側へ移動可能に設けられ、
版膜に保有されているインキを前記表面に転移させる押
圧体と、を備えた印刷装置において、押圧体の移動方向
における刷版の中央に該移動方向と直角に位置すると共
に前記表面と実質的に等しい高さに位置して該表面と平
行に伸びる軸線を、中心に刷版を回動可能に支持する支
持体と、押圧体の押圧力に対向して刷版の回動量を制御
する回動量制御手段と、を有し、回動量制御手段は刷版
を押圧体の位置する側が前記表面に接近しかつ押圧体の
前記軸線からの距離に応じて回動量を変化可能に構成し
たものである。
【0009】回動量制御手段は、バネ又は流体圧装置等
の弾圧手段や、押圧体の位置に対応して刷版を回動させ
る機械的または電気的等の連動手段を用い得る。また、
版膜はスクリーン印刷の孔版やシート印刷の平版,凸版
若しくは凹版であってもよい。
の弾圧手段や、押圧体の位置に対応して刷版を回動させ
る機械的または電気的等の連動手段を用い得る。また、
版膜はスクリーン印刷の孔版やシート印刷の平版,凸版
若しくは凹版であってもよい。
【0010】
【作用】刷版は押圧体の移動に伴って刷版の中央を中心
に回動し、刷版の中央を境にして押圧体が位置する側を
被印刷物の表面に接近させる。この接近量は回動量制御
手段によって定められ、版膜に過大な張力を発生させ
ず、かつ適宜な張力を生じさせる。さらに、刷版の回動
中心が被印刷物の表面と実質的に等しい高さ位置にある
ため、被印刷物の表面上における版膜の位置ずれは小さ
く抑えられる。そこで、版膜の一端から他端までの広範
囲にわたって変形の少ない高精度な印刷が行われ、版膜
の永久変形や破断も抑えられる。
に回動し、刷版の中央を境にして押圧体が位置する側を
被印刷物の表面に接近させる。この接近量は回動量制御
手段によって定められ、版膜に過大な張力を発生させ
ず、かつ適宜な張力を生じさせる。さらに、刷版の回動
中心が被印刷物の表面と実質的に等しい高さ位置にある
ため、被印刷物の表面上における版膜の位置ずれは小さ
く抑えられる。そこで、版膜の一端から他端までの広範
囲にわたって変形の少ない高精度な印刷が行われ、版膜
の永久変形や破断も抑えられる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例について図1ないし図2
を参照して説明する。なお、図4及び図5に示した部分
と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。枠2
の図1において左右方向(押圧体6の移動方向)に伸び
る部分の中央にはそれぞれブラケット10(図2参照)
が取付けられている。図2に示すように、ブラケット1
0にはそれぞれ軸11が取付けられ、軸11はそれぞれ
ベアリング12によりテーブル4の両サイドに位置する
取付台13に回転自在に取付けられている。
を参照して説明する。なお、図4及び図5に示した部分
と同一部分には同一符号を付して説明を省略する。枠2
の図1において左右方向(押圧体6の移動方向)に伸び
る部分の中央にはそれぞれブラケット10(図2参照)
が取付けられている。図2に示すように、ブラケット1
0にはそれぞれ軸11が取付けられ、軸11はそれぞれ
ベアリング12によりテーブル4の両サイドに位置する
取付台13に回転自在に取付けられている。
【0012】 軸11の中心線すなわち軸線Qは、押圧体
6の矢印7で示す移動方向における刷版3の中央に位置
し、該移動方向と直角に伸びている。さらに、軸線Q
は、ワーク4の表面と実質的に等しい高さに位置し、該
表面と平行に伸びている。
6の矢印7で示す移動方向における刷版3の中央に位置
し、該移動方向と直角に伸びている。さらに、軸線Q
は、ワーク4の表面と実質的に等しい高さに位置し、該
表面と平行に伸びている。
【0013】図1に示すように、テーブル4の前端及び
後端には、刷版3の回動量を制御する回動量制御手段2
0が取付けられている。回動量制御手段20は、テーブ
ル4に取付けられたガイド21,このガイド21に図1
において上下動自在に係合されている弾圧体22および
この弾圧体22に図1において上向きの弾圧力を与える
バネ23からなっている。弾圧体22の下端にはストッ
パ24が設けられ、刷版3が図1(a)に示すようにワ
ーク5の表面と平行な状態にあるとき、弾圧体22の上
端が刷版3の下面に当接する位置ないしそれより若干上
方の位置を弾圧体22の上昇限位置とするようになって
いる。
後端には、刷版3の回動量を制御する回動量制御手段2
0が取付けられている。回動量制御手段20は、テーブ
ル4に取付けられたガイド21,このガイド21に図1
において上下動自在に係合されている弾圧体22および
この弾圧体22に図1において上向きの弾圧力を与える
バネ23からなっている。弾圧体22の下端にはストッ
パ24が設けられ、刷版3が図1(a)に示すようにワ
ーク5の表面と平行な状態にあるとき、弾圧体22の上
端が刷版3の下面に当接する位置ないしそれより若干上
方の位置を弾圧体22の上昇限位置とするようになって
いる。
【0014】次いで本装置の作用について説明する。版
膜1へのインキの付与は、版膜1がスクリーン印刷用の
孔版である場合には周知のように版膜1上に所定量のイ
ンキを置き、また、版膜1がいわゆるシート印刷用の平
版,凸版又は凹版である場合には取付台13の移動によ
り刷版3をワーク5から離して図示しないインキ供給装
置により版膜1の表面(図1において下面)に設けられ
たパターンにインキを供給して行う。版膜1の表面とワ
ーク5の表面の隙間A0は、型離れをよくするため、版
膜1の長さに応じて1〜6mm程度と比較的大きく定める
ことが好ましい。
膜1へのインキの付与は、版膜1がスクリーン印刷用の
孔版である場合には周知のように版膜1上に所定量のイ
ンキを置き、また、版膜1がいわゆるシート印刷用の平
版,凸版又は凹版である場合には取付台13の移動によ
り刷版3をワーク5から離して図示しないインキ供給装
置により版膜1の表面(図1において下面)に設けられ
たパターンにインキを供給して行う。版膜1の表面とワ
ーク5の表面の隙間A0は、型離れをよくするため、版
膜1の長さに応じて1〜6mm程度と比較的大きく定める
ことが好ましい。
【0015】上記のようにインキを付与された版膜1の
図1において右端側に、図1(b)に示すように、押圧
体6を矢印25で示すように押圧する。押圧体6による
押圧力は版膜1を介して枠2に伝達され、枠2を軸11
の回りに回動させ、右方の弾圧体22をバネ23に抗し
て押下げ、版膜1を押圧体6によってワーク5の表面に
押圧する。このとき版膜1に作用する張力はバネ23の
強さによって適宜な値に定められ、枠2は版膜1を比較
的小さな適宜な伸長量に止める角度となるように回動さ
れる。
図1において右端側に、図1(b)に示すように、押圧
体6を矢印25で示すように押圧する。押圧体6による
押圧力は版膜1を介して枠2に伝達され、枠2を軸11
の回りに回動させ、右方の弾圧体22をバネ23に抗し
て押下げ、版膜1を押圧体6によってワーク5の表面に
押圧する。このとき版膜1に作用する張力はバネ23の
強さによって適宜な値に定められ、枠2は版膜1を比較
的小さな適宜な伸長量に止める角度となるように回動さ
れる。
【0016】次いで、押圧体6を矢印7で示すように図
1(b)において左方へ移動させ、版膜1に保有されて
いるインキをワーク5の表面に転移させて印刷するが、
押圧体6の左行に伴い軸11から押圧体6までの距離が
減少するため、押圧力は一定であっても、弾圧体22に
対する枠2の押圧力は減少する。このため、弾圧体22
は押圧体6の左行に伴って上昇し、枠2の回動量を減少
させる。押圧体6の軸11からの距離すなわち押圧体6
の移動方向の位置に対する枠2の回動量は、バネ23の
バネ定数を適宜に定め、弾圧体22の上昇量に対してバ
ネ力を適宜に減少させることによって制御され、これに
より版膜1の張力も適宜な値に保たれる。
1(b)において左方へ移動させ、版膜1に保有されて
いるインキをワーク5の表面に転移させて印刷するが、
押圧体6の左行に伴い軸11から押圧体6までの距離が
減少するため、押圧力は一定であっても、弾圧体22に
対する枠2の押圧力は減少する。このため、弾圧体22
は押圧体6の左行に伴って上昇し、枠2の回動量を減少
させる。押圧体6の軸11からの距離すなわち押圧体6
の移動方向の位置に対する枠2の回動量は、バネ23の
バネ定数を適宜に定め、弾圧体22の上昇量に対してバ
ネ力を適宜に減少させることによって制御され、これに
より版膜1の張力も適宜な値に保たれる。
【0017】こうして押圧体6がその移動方向における
刷版3の中央すなわち軸11の上方を通過すると、刷版
3は図1(c)に示すように左端側が下降し、左端側の
弾圧体22が同様に作用して、版膜1の張力及び伸長量
を適宜な値に保つ。
刷版3の中央すなわち軸11の上方を通過すると、刷版
3は図1(c)に示すように左端側が下降し、左端側の
弾圧体22が同様に作用して、版膜1の張力及び伸長量
を適宜な値に保つ。
【0018】そこで、本装置によれば、図1(c)に示
すように、広範囲S1にわたり歪の少ない高精度な印刷
が行われる。なお、刷版3が軸11の回りに回動するこ
とにより生ずる図1の左右方向の位置ずれは、軸線Qを
ワーク5の表面と実質的に等しい高さ位置に設定するこ
とにより極くわずかに抑えることができる。また、この
ずれ量は予め計算可能であるため、版膜1のパターン形
成に際して補正を加えることにより、このずれに左右さ
れない正確な画線を印刷することができる。
すように、広範囲S1にわたり歪の少ない高精度な印刷
が行われる。なお、刷版3が軸11の回りに回動するこ
とにより生ずる図1の左右方向の位置ずれは、軸線Qを
ワーク5の表面と実質的に等しい高さ位置に設定するこ
とにより極くわずかに抑えることができる。また、この
ずれ量は予め計算可能であるため、版膜1のパターン形
成に際して補正を加えることにより、このずれに左右さ
れない正確な画線を印刷することができる。
【0019】 また、ベアリング12のラジアル方向の遊
びは、位置ずれの原因となるため、プリロードを与えて
遊びを除去し、又は、組合わせ玉軸受,十字バネ軸受,
さらには平軸受と板バネを用いて遊びを除去した特殊軸
受を用いてもよい。さらにまた、弾圧体22は、バネ2
3によらず、好ましくは押圧体6の位置に応じて圧力を
制御可能な流体圧力で押圧してもよい。
びは、位置ずれの原因となるため、プリロードを与えて
遊びを除去し、又は、組合わせ玉軸受,十字バネ軸受,
さらには平軸受と板バネを用いて遊びを除去した特殊軸
受を用いてもよい。さらにまた、弾圧体22は、バネ2
3によらず、好ましくは押圧体6の位置に応じて圧力を
制御可能な流体圧力で押圧してもよい。
【0020】図3は本発明の他の実施例を示すもので、
回動量制御手段として押圧体6の位置に対応して作動す
るサーボモータ31を備えた直動アクチュエータ32か
らなる回動量制御手段30を用いたものである。直動ア
クチュエータ32は図2に示されている取付台13と一
体的な図示しない部材にヒンジ33によって揺動可能に
取付けられ、枠2の中央に突設されたブラケット34に
軸35で揺動可能に連結されている。この装置によれ
ば、刷版3の回動量を容易に正確に制御でき、版膜1の
張力および変形をより微細に調整可能である。
回動量制御手段として押圧体6の位置に対応して作動す
るサーボモータ31を備えた直動アクチュエータ32か
らなる回動量制御手段30を用いたものである。直動ア
クチュエータ32は図2に示されている取付台13と一
体的な図示しない部材にヒンジ33によって揺動可能に
取付けられ、枠2の中央に突設されたブラケット34に
軸35で揺動可能に連結されている。この装置によれ
ば、刷版3の回動量を容易に正確に制御でき、版膜1の
張力および変形をより微細に調整可能である。
【0021】前述した実施例では、押圧体6としてスク
リーン印刷用のスキージ状のものを示したが、版膜1が
平版,凸版又は凹版の場合は、ローラを用いてもよい。
リーン印刷用のスキージ状のものを示したが、版膜1が
平版,凸版又は凹版の場合は、ローラを用いてもよい。
【0022】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、版膜
の変形を小さく抑えて高精度の画線を印刷することがで
き、版膜の端から端までの広範囲を使用可能であるた
め、比較的小形の刷版で大面積の印刷ができ、版膜には
過度の張力が作用しないため、版膜の寿命を延ばすこと
ができ、特に版膜の伸縮量が小さい平版,凸版又は凹版
の版膜を用いるシート印刷に適用して大きな効果が得ら
れる。
の変形を小さく抑えて高精度の画線を印刷することがで
き、版膜の端から端までの広範囲を使用可能であるた
め、比較的小形の刷版で大面積の印刷ができ、版膜には
過度の張力が作用しないため、版膜の寿命を延ばすこと
ができ、特に版膜の伸縮量が小さい平版,凸版又は凹版
の版膜を用いるシート印刷に適用して大きな効果が得ら
れる。
【図1】本発明の実施例を示す概要縦断面図である。
【図2】図1(a)のII−II線による横断面図である。
【図3】本発明の他の実施例を示す概要縦断面図であ
る。
る。
【図4】従来の印刷装置の概要縦断面図である。
【図5】従来の他の印刷装置の概要縦断面図である。
1 版膜 2 枠 3 刷版 4 テーブル 5 被印刷物(ワーク) 6 押圧体 11 軸 12 ベアリング 13 取付台 20,30 回動量制御手段 21 ガイド 22 弾圧体 23 バネ 31 サーボモータ 32 直動アクチュエータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41F 17/00 B41F 17/14 B41F 15/34 - 15/36 B41F 1/00 - 1/26
Claims (5)
- 【請求項1】 印刷すべき画線を形成するパターンを有
する版膜を枠に平面状に張付けた刷版と、被印刷物の表
面に近接して置かれた前記版膜を部分的に前記表面に押
圧すると共に前記版膜に一端側から他端側へ移動可能に
設けられ、前記版膜に保有されているインキを前記表面
に転移させる押圧体と、を備えた印刷装置において、 前記押圧体の移動方向における前記刷版の中央に該移動
方向と直角に位置すると共に前記表面と実質的に等しい
高さに位置して該表面と平行に伸びる軸線を、中心に前
記刷版を回動可能に支持する支持体と、 前記押圧体の押圧力に対向して前記刷版の回動量を制御
する回動量制御手段と、を有し、 前記回動量制御手段は前記刷版を前記押圧体の位置する
側が前記表面に接近しかつ前記押圧体の前記軸線からの
距離に応じて回動量を変化可能に構成されていることを
特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 前記回動制御手段が、弾圧手段であるこ
とを特徴とする請求項1の印刷装置。 - 【請求項3】 前記回動制御手段を、前記押圧体の位置
に対応して前記刷版を回動させるべく両者の間に設けら
れた連動手段としたことを特徴とする請求項1の印刷装
置。 - 【請求項4】 前記版膜に孔版を用いたスクリーン印刷
装置であることを特徴とする請求項1,2又は3の印刷
装置。 - 【請求項5】 前記版膜に平版,凸版および凹版のいず
れか1つを用いたことを特徴とする請求項1,2又は3
の印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3096375A JP2777754B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3096375A JP2777754B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04305454A JPH04305454A (ja) | 1992-10-28 |
JP2777754B2 true JP2777754B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=14163223
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3096375A Expired - Lifetime JP2777754B2 (ja) | 1991-04-02 | 1991-04-02 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777754B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB0212792D0 (en) * | 2002-06-05 | 2002-07-10 | Dek Int Gmbh | Screen printing |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3738038A1 (de) * | 1987-11-09 | 1989-05-18 | Thieme Werner Gmbh & Co | Siebdruckmaschine |
-
1991
- 1991-04-02 JP JP3096375A patent/JP2777754B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04305454A (ja) | 1992-10-28 |
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