JP2777566B2 - 外囲体の嵌合構造 - Google Patents
外囲体の嵌合構造Info
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- JP2777566B2 JP2777566B2 JP5139024A JP13902493A JP2777566B2 JP 2777566 B2 JP2777566 B2 JP 2777566B2 JP 5139024 A JP5139024 A JP 5139024A JP 13902493 A JP13902493 A JP 13902493A JP 2777566 B2 JP2777566 B2 JP 2777566B2
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Description
部と左右の斜面とを有する外囲体同士を接続させる構造
に関する。
も1以上の谷部と左右の斜面とを有するよう折り曲げ成
形したものである。この外囲体は、隣接する外囲体同士
を接続し、屋根材、あるいは壁材として使用されてい
る。
体同士をボルトで接続したり、外囲体の端部にはぜを設
け吊り子を介してそのはぜを締め固めて接続したり、端
部同士をキャップで嵌合して接続したりして、左右に隣
接する外囲体同士を接続していた。
は、ボルトからもらい錆を受け易くなるため外囲体の表
面が腐食し易く、定期的に補修しなければならず、その
補修に時間と費用がかかっていた。
介してそのはぜを締め固めて接続する場合は、内側はぜ
に吊り子をかぶせて止着具でそれをタイトフレームごと
に固着するため、部品点数が多くなるとともに手間もか
かっていた。
合させる場合は、タイトフレームに固着された吊り子と
外囲体とをキャップで嵌合させなければならず、外囲
体、吊り子とさらにキャップが必要であるので、ボルト
で接続する場合、および吊り子を介してはぜを締め固め
て接続する場合よりも部品点数が多くなっていた。ま
た、外囲体と共にキャップも成形しなければならず、こ
の場合、鋼板をキャップの幅に合わせ切断してから成形
していたため、成形する手間が倍以上となり施工に時間
とコストがかかるという問題があった。
ている。図9に示すような、既設している外囲体1の突
起1aに係合部3を引っ掛け回転させ接続する方法は、
その外囲体1の長さが数十メートルもあることが多いた
め外囲体1の重量も重くなり多数の作業者が必要とな
り、高所の作業であるため危険が伴うという問題があ
る。また、外囲体1が正確に成形されていないとき、外
囲体1の長さが長いためにその自重によって反りや曲が
りが生じているとき、あるいは梁に不陸が生じていると
きには、突起1aに係台部3が引っ掛からない部位が生
じ、この場合にはやり直し等をしなければならず作業が
非常に困難であった。
10に示すように、タイトフレーム9に設けた突起部9
bに、外囲体1に設けた係合用段部6を上方から係合さ
せ接続する方法もある。
決している図10に示した構造でも、既設している外囲
体1と新設する外囲体1との水平状部7・7同士の重ね
合わされる面積が広くなるため材料にムダが生じてしま
い、施工面積が広くなるほど材料にムダが生じていた。
そのうえ、外囲体1とタイトフレーム9が嵌合している
部分において、タイトフレーム9の突起部9bの上に、
外囲体1との間に空間ができると、その空間が、外囲体
1が変形するゆとりとなる。そして、外囲体1が薄いも
のの場合、外囲体1の山部の上に人が乗ったとき外囲体
1の山部と係合用段部6の間の傾斜している面がその圧
力で撓んで変形してしまい、突起部9bとの嵌合部分が
ゆるんでしまうことがある。こうして嵌合がはずれやす
くなるという問題があった。
く簡単かつ短時間で接続することができ、また、作業、
および材料が低コストで、しかも確実に接続することが
できる外囲体の嵌合構造を提供することが目的である。
いる外囲体は、少なくとも1以上の谷部と左右の斜面と
を有しており、斜面の任意の位置には内側方向に略くの
字形に突出した係合用段部が形成されており、外囲体の
左右両端の斜面の上端は各々外側方向に略水平に延出し
て水平状部が形成されており、水平状部の端部はそれぞ
れ上方に延出して、一方の端部には外側はぜが、他方の
端部には内側はぜが形成されており、外側はぜと内側は
ぜには互いに嵌合する係合部が形成されている。
部分を有する台部と、該台部の山部分に取り付けられる
嵌合用部材とからなっており、該嵌合用部材は平面板と
その左右に形成される側面板とからなり、該側面板は、
側面板の上の端から略くの字形に突出した被係合用段部
を有しており、嵌合用部材の平面板を台部の山部分にと
りつけているものである。
端が外囲体の水平状部の裏側に接しており、嵌合用部材
の上端から被係合用段部の最膨出部分にわたる部分が、
外囲体の水平状部から係合用段部の最膨出部分にわたる
部分の裏側に接しており、嵌合用部材の被係合用段部に
外囲体の係合用段部が嵌合させられ、嵌合用部材の上で
外囲体の内側はぜが隣の外囲体の外側はぜに覆われ、該
内側はぜの係合部に該外側はぜの係合部が嵌合させられ
ている。
る。なお、本発明は次に説明する実施例に限定されるも
のではなく、請求の範囲を逸脱しない範囲で種々実施可
能であることはいうまでもない。
合構造の一実施例を示した図であり、図1は外囲体同士
を嵌合した状態を示す概略図、図2は外囲体の概略図、
図3は本発明に使用するタイトフレームの一実施例を示
す斜視図、図4は外囲体の嵌合前の状態を示す概略図、
図5は外囲体同士を嵌合している状態を示す概略図、図
6は外囲体同士を嵌合している状態を示す概略図であ
る。1は外囲体、2は外側はぜ、3は外側はぜ2及び内
側はぜ4に設けられた係合部、4は内側はぜ、5は斜
面、6は外囲体1に設けられた係合用段部、7は外囲体
1に形成された水平状部、8は外囲体1に形成された谷
部、9はタイトフレーム、10は被係合用段部、11は
嵌合用部材、15は梁である。
1同士を接続する際に、外囲体1の一方の水平状部7の
端部に設けられた外側はぜ2を、他方の水平状部7の端
部に設けられた内側はぜ4に嵌合させ、外囲体1の水平
状部7から谷部8の間の斜面5の任意の位置に設けられ
た係合用段部6を、タイトフレーム9の嵌合用部材11
に設けられた被係合用段部10・10に嵌合させ接続す
るものである。
1以上の谷部8と左右の斜面5・5を有し、斜面5・5
の任意の位置には内側方向に略くの字形に突出した係合
用段部6・6が形成されている。そして、外囲体1の左
右両端の斜面5・5の上端はそれぞれ外側方向に略水平
に延出して水平状部7・7を形成している。
方に延出して、一方の端部には外側はぜ2が、他方の端
部には内側はぜ4が形成されている。さらに、外側はぜ
2と内側はぜ4には、互いに嵌合する係合部3・3が形
成されている。
されるように、少なくとも1以上の山部分を有する台部
9aと、その台部9aの山部分に取り付けられる嵌合用
部材11とから構成されている。嵌合用部材11は、図
示されていないがボルト等の止着具、あるいは溶接等に
より図3Bに示されるように固着されている。
その左右に形成される側面板13・13とからなってい
る。そして、それぞれの側面板13・13には、側面板
13・13の上の端から略くの字形に突出した被係合用
段部10・10が形成されている。この嵌合用部材11
は、その平面板12を台部9aの山部分にとりつけてい
る。そして、このような構成のタイトフレームを、図示
されていないがボルト等の止着具、あるいは溶接等によ
り梁15上に定められた間隔で固着する。
て、図4及び図5により説明する。図4の左側に示した
ように、既に設けられている外囲体1の内側はぜ4に、
外側はぜ2がその上方になるよう新たに接続する外囲体
1を設定する。次に、図5Aに示されるように、外囲体
1の内側はぜ4に新たに接続する外囲体1の外側はぜ2
が接触するようにして、この状態で新たに接続する外囲
体1を下向きに押圧する。そして、下向きに押圧してい
くと図5Bに示すように内側はぜ4、外側はぜ2、およ
び新たに接続する外囲体1が、押圧する押圧力に抗して
多少屈曲した状態となる。さらに下向きに押圧すると、
図5Cに示すように内側はぜ4に外側はぜ2が引っ掛か
り、内側はぜ4の係合部3に外側はぜ2の係合部3が嵌
合する状態となる。この状態で外囲体1をさらに下向き
に押圧すると、図5Dに示すように新たに接続する外囲
体1の係合用段部6が、タイトフレーム9の被係合用段
部10に嵌合する。このようにして、図1及び図6に示
すように、既に設けられている外囲体1に、新たに接続
する外囲体1が接続される。
とき、タイトフレーム9の嵌合用部材11の上端が外囲
体1の水平状部7・7の裏側に接しており、嵌合用部材
11の上端から被係合用段部10・10の最膨出部分に
わたる部分が、外囲体1の水平状部7・7から係合用段
部6・6の最膨出部分にわたる部分の裏側に接してお
り、嵌合用部材11の被係合用段部10・10に外囲体
1の係合用段部6・6が嵌合させられ、嵌合用部材11
の上で外囲体1の内側はぜ4が隣の外囲体1の外側はぜ
2に覆われ、内側はぜ4の係合部3に外側はぜ2の係合
部3が嵌合している。
状態を表す図1に示されるように、内側はぜ4と外側は
ぜ2が嵌合している部位が高い位置であり、かつ、その
嵌合部分より上側には内側はぜ4と外側はぜ2に囲まれ
た空間部が広く構成されているため、内側はぜ4と外側
はぜ2が嵌合している部位から毛細管現象により雨水等
が上がってきたとしても、その空間部により外囲体1内
部への雨水等の侵入を防止できるため雨仕舞は良好とな
り、極めて緩勾配の屋根、例えば陸屋根のような勾配が
ほぼ水平に近い屋根にも使用することが可能である。
ような形状の内側はぜ4、および外側はぜ2であるが、
これに限らず図7のアからツに示すような形状のもので
も良く、図示していないがこの他にも内側はぜ4、およ
び外側はぜ2にそれぞれ互いに嵌合する係合部3・3を
有している構成であれば良い。
も図2に示された形状だけでなく、図8に示されるよう
に、斜面5・5の任意の位置に内側方向に略くの字形に
突出して形成してあればよい。タイトフレーム9も、少
なくとも1以上の山部分を有する台部9aと、台部9a
の山部分に取り付けられる嵌合用部材11とからなり、
かつ、その嵌合用部材11は平面板12とその左右に形
成される側面板13・13とからなっていて、側面板1
3・13は、側面板13・13の上の端から略くの字形
に突出した被係合用段部10・10を有しており、嵌合
用部材11の平面板12を台部9aの山部分にとりつけ
ているものであればよい。
ことで、図10のように突起9bをタイトフレームから
切り起こした場合と異なり、嵌合用部材11の形状を望
みの形状に成型することができる。従って、嵌合用部材
11を、より望みの形状に形成することが可能なため、
嵌合用部材11の側面板13に、側面板13の上の端か
ら略くの字形に突出した被係合用段部10・10を形成
することが可能となる。そして、これまで述べた通りの
外囲体1と組み合わせることで、嵌合用部材11の上端
が外囲体1の水平状部7・7の裏側に接し、嵌合用部材
11の上端から被係合用段部10・10の最膨出部分に
わたる部分が、外囲体1の水平状部7・7の最膨出部分
にわたる部分の裏側に接し、嵌合用部材11の被係合用
段部10・10に外囲体1の係合用段部6・6が嵌合さ
れるという構造となり、外囲体1とタイトフレーム9が
しっかり接続されるのである。
との水平状部同士の重ね合わされる面積が広くなるため
材料にムダが生じてしまい、施工面積が広くなるほど材
料にムダが生じていたが、本発明によれば、外側はぜと
内側はぜが設けられ、それらには互いに嵌合する係合部
が形成されており内側はぜの係合部に外側はぜの係合部
が嵌合して外囲体同士が接続されるため、材料のムダが
省ける。もちろん、吊り子やそれを止める止着具、ある
いはキャップも不要なため、材料コストがかからず、作
業も簡単であり短時間で嵌合できるので施工手間も低コ
ストで済む。
れば、タイトフレームの嵌合用部材の上端が外囲体の水
平状部の裏側に接しており、嵌合用部材の上端から被係
合用段部の最膨出部分にわたる部分が、外囲体の水平状
部から係合用段部の最膨出部分にわたる部分の裏側に接
しており、嵌合用部材の被係合用段部に外囲体の係合用
段部が嵌合させられ、嵌合用部材の上で外囲体の内側は
ぜが隣の外囲体の外側はぜに覆われ、内側はぜの係合部
に外側はぜの係合部が嵌合しているため、外囲体とタイ
トフレームが嵌合している部分において、タイトフレー
ムの被係合用段部の上に、外囲体との間に空間が形成さ
れない。このため、タイトフレームと外囲体が嵌合して
いる箇所の山部に人が乗ったときに、その圧力で、外囲
体の水平状部と係合用段部の間の傾斜している面が撓ん
でしまうという変形が生じ難い。ゆえに、外囲体の係合
用段部とタイトフレームの被係合用段部との嵌合がしっ
かり保たれるという効果がある。
す外囲体同士を嵌合した状態を示す概略図である。
用するタイトフレームの一実施例を示した斜視図であ
る。
す外囲体の接続前の状態を示した概略図である。
す外囲体同士を接続している状態を示した概略図であ
る。
す外囲体同士を接続した状態を示した概略図である。
び内側はぜの他の実施例を示した概略図である。
図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 外囲体は、少なくとも1以上の谷部と左
右の斜面とを有しており、斜面の任意の位置には内側方
向に略くの字形に突出した係合用段部が形成されてお
り、外囲体の左右両端の斜面の上端は各々外側方向に略
水平に延出して水平状部が形成されており、水平状部の
端部はそれぞれ上方に延出して、一方の端部には外側は
ぜが、他方の端部には内側はぜが形成されており、外側
はぜと内側はぜには互いに嵌合する係合部が形成されて
おり、タイトフレームは、少なくとも1以上の山部分を
有する台部と該台部の山部分に取り付けられる嵌合用部
材とからなっており、該嵌合用部材は平面板とその左右
に形成される側面板とからなり、該側面板は、側面板の
上の端から略くの字形に突出した被係合用段部を有して
おり、嵌合用部材の平面板を台部の山部分にとりつけて
いるものであり、嵌合用部材の上端が外囲体の水平状部
の裏側に接しており、嵌合用部材の上端から被係合用段
部の最膨出部分にわたる部分が、外囲体の水平状部から
係合用段部の最膨出部分にわたる部分の裏側に接してお
り、嵌合用部材の被係合用段部に外囲体の係合用段部が
嵌合させられ、嵌合用部材の上で外囲体の内側はぜが隣
の外囲体の外側はぜに覆われ、該内側はぜの係合部に該
外側はぜの係合部が嵌合させられている外囲体の嵌合構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139024A JP2777566B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 外囲体の嵌合構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139024A JP2777566B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 外囲体の嵌合構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06322901A JPH06322901A (ja) | 1994-11-22 |
JP2777566B2 true JP2777566B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=15235695
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5139024A Expired - Fee Related JP2777566B2 (ja) | 1993-05-17 | 1993-05-17 | 外囲体の嵌合構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2777566B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ITVI20050129A1 (it) * | 2005-04-29 | 2006-10-30 | Iscom Spa | Assieme di copertura ad alta resistenza, particolarmente applicabile a tetti di edifici civili e industriali |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS52136316A (en) * | 1976-05-07 | 1977-11-15 | Westinghouse Electric Corp | Method and device for controlling regenerative operation of dc motor |
JPS5753773U (ja) * | 1980-09-13 | 1982-03-29 |
-
1993
- 1993-05-17 JP JP5139024A patent/JP2777566B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06322901A (ja) | 1994-11-22 |
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