JP2777070B2 - 巻鉄心の巻き込み装置 - Google Patents

巻鉄心の巻き込み装置

Info

Publication number
JP2777070B2
JP2777070B2 JP30383994A JP30383994A JP2777070B2 JP 2777070 B2 JP2777070 B2 JP 2777070B2 JP 30383994 A JP30383994 A JP 30383994A JP 30383994 A JP30383994 A JP 30383994A JP 2777070 B2 JP2777070 B2 JP 2777070B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core
roller
winding
wound
wound core
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP30383994A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH08162349A (ja
Inventor
徳太郎 久保村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Denki Corp
Original Assignee
Kawatetsu Densetsu KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawatetsu Densetsu KK filed Critical Kawatetsu Densetsu KK
Priority to JP30383994A priority Critical patent/JP2777070B2/ja
Publication of JPH08162349A publication Critical patent/JPH08162349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2777070B2 publication Critical patent/JP2777070B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻線の脚部に珪素鋼板
等の電磁鋼板を巻き込んで変成器、変圧器用の巻鉄心を
形成する巻鉄心の巻き込み装置に関し、特に、巻鉄心の
巻き込み作業時に発生する電磁鋼板のせり出しの防止に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、巻線の脚部に珪素鋼板等の電
磁鋼板を巻き付けて、巻鉄心を形成するための装置が提
供されている。図7(A)〜(D)は、この種の装置に
より巻鉄心を巻線に巻き付ける原理を示している。
【0003】図7(A)中、1は電磁鋼板2を圧延方向
と巻回方向が一致するように巻回した後に焼鈍した巻鉄
心であり、銅線を多数回、巻回してなる巻線5の脚部5
a,5aの寸法に応じた内径d1及び外形D1を有する。
巻鉄心1は、駆動ローラを構成する内側ローラ3と、従
動ローラを構成する外側ローラ4により、矢印Aで示す
ように巻厚t方向に押圧される。また、巻鉄心1の最も
外側の電磁鋼板2を1枚ほぐして、図中左右方向に移動
自在に保持した巻線5の一対の脚部5a,5aの間(窓
部5b)に挿通する。さらに、図7(B)に示すよう
に、この窓部5bに挿通した電磁鋼板2の先端2aを巻
鉄心1まで戻して、テープ、スポット溶接等により仮固
定し、巻鉄心1よりも径の大きい電磁鋼板2の円(大円
6)を形成する。
【0004】次に、内側ローラ3を作動して、図中矢印
Bで示すように、巻鉄心1を巻回方向と反対の方向に回
転させる。このように巻鉄心1を回転させると、巻鉄心
1を形成する電磁鋼板2が外側の層から順に大円6に供
給され、大円6は、矢印Cで示すように巻鉄心1と同じ
方向に回転しつつ、巻厚tが増大する。内側ローラ3を
回転させ続けると、図7(C)に示すように巻鉄心1の
電磁鋼板2はすべて大円6に送り込まれる。電磁鋼板2
は弾性を有するため、内側ローラ3を大円6から抜き出
して上記巻厚t方向の押圧力を解除すると共に、上記仮
固定を外すと、図7(C)中矢印Dで示すように、大円
6は弾性的に縮径して巻線5の脚部5aに巻き付き、図
7(D)で示すように脚部5aに巻鉄心1が形成され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記巻き込み
装置により巻鉄心1の巻き込み作業を行う場合、図8中
Eで示すように、巻鉄心1を構成する電磁鋼板2が巻鉄
心1の端面1a,1bからせり出す現象(せり出し現
象)が起こる場合がある。このせり出し現象は、図9及
び図10(A),(B)に示すように、巻鉄心1を構成
する電磁鋼板2の1枚が上記内側ローラ3と外側ローラ
4の押圧力により巻鉄心1の上側の端面1aからせり出
すものであり、巻鉄心3の全体が台部7から上方に浮き
上がり、さらに下側の端面1bからも電磁鋼板2が突出
し、順次この状態が繰り返される。
【0006】このせり出し現象が起きると、大円6を円
滑に形成することができない。また、電磁鋼板2のせり
出しの程度が大きいと、電磁鋼板2が巻線5の脚部5
a,5aを連結する部分(連結部5c)に接触し、巻線
5を損傷することになるため、いったん作業を停止し
て、せり出した電磁鋼板2を押し戻す必要があり、作業
効率低下の原因となる。このせり出し現象は、焼鈍済み
の巻鉄心1の寸法、形状、駆動ローラ3、従動ローラ4
の形状、台部7の上面の摩擦係数等の原因で発生し、特
に、巻鉄心1の寸法が大きい場合には駆動ローラ3の駆
動力を大きくする必要があるため、電磁鋼板2のせり出
しの程度も大きくなる。
【0007】これに対して図8中9で示すように、巻鉄
心1及び大円2の端面に当接する矯正ローラを配置し、
上記せり出し現象の発生を防止する構成とした巻き込み
装置が従来より提案されている。しかし、上記従来の巻
込装置における矯正ローラ9は、巻鉄心1の一方側にの
み配置されており、かつ、矯正ローラ9の台部7の上面
からの高さHは一定に固定されているため、以下の不都
合がある。まず、巻き込み作業中に巻鉄心1を構成する
電磁鋼板2が上方にせり出そうとする力が強いと、上記
のように矯正ローラ9の高さHが一定であるため、図1
1に示すように、電磁鋼板2のエッジ部が0.1mm〜
2mm程度矯正ローラ9により押し曲げられる場合があ
る。このように電磁鋼板2のエッジ部がいったん押し曲
げられてしまうと、図12で示すように最終的に巻鉄心
1を巻線5の脚部5aに形成したときに、押し曲げられ
た電磁鋼板2と隣接する電磁鋼板2の間に隙間Mが存在
する。この隙間Mが存在するために、巻線5に形成され
た巻鉄心2を、巻き込み作業前のもとの形状に復元する
ことができず、巻鉄心2に歪みが残留することになり、
電磁鋼板2の磁気特性が低下してしまう。さらに、上記
矯正ローラ9により押し曲げられた寸法が2mmを越え
ると、内側ローラ3を回転させても、大円6に電磁鋼板
2を送り込むことができなくなる。
【0008】本発明は、上記従来の巻鉄心の巻き込み装
置における問題を解決し、電磁鋼板の磁気特性を低下さ
せることなく巻鉄心からの電磁鋼板のせり出しを防止
し、効率よく巻線に巻鉄心を巻き付けることができるよ
うにすることを目的としてなされたものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】従って、請求項1は、巻
鉄心の内周側に配置される内側ローラと、巻鉄心の外周
側と当接するように配置された従動側ローラとを備え、
上記内側ローラと外周側ローラのうち少なくともいずれ
か一方を巻鉄心を回転駆動する駆動ローラとすると共
に、他方を従動ローラとし、巻鉄心を構成する電磁鋼板
を巻線の窓部に挿通させて大円を形成すると共に、巻鉄
心を回転させて電磁鋼板を上記大円に送り込んだ後、内
側ローラを引き抜いて巻鉄心を巻線の脚部に巻き込む、
巻鉄心の巻き込み装置であって、上記巻鉄心を構成する
電磁鋼板の端面に当接し、巻鉄心の軸線方向とほぼ直交
する軸回りに回転自在な矯正ローラと、上記矯正ローラ
を上記巻鉄心の端面に当接するように位置決めする位置
決め手段と、上記矯正ローラを巻鉄心の軸線方向に付勢
し、該矯正ローラの巻鉄心に対する付勢力が調節可能で
ある付勢手段と、を備える巻鉄心の巻き込み装置を提供
するものである。上記付勢手段は、請求項2、請求項3
のように、矯正ローラを付勢するばね、油圧シリンダ又
は空気シリンダを備えることが好ましい。
【0010】上記巻き込み装置は、請求項4のように上
記巻鉄心の軸線を挟んで対向するように、2本の矯正ロ
ーラを備えることが好ましい。
【0011】さらに、請求項5のように、上記2本の矯
正ローラのなす夾角を調節する角度調節手段を備えるこ
とが好ましい。
【0012】さらにまた、請求項6のように、上記矯正
ローラは、上記巻鉄心を構成する電磁鋼板の端面と、上
記大円を構成する電磁鋼板の端面の両方に当接する長さ
を有することが好ましい。
【0013】上記巻き込み装置は、請求項7のように、
巻鉄心を構成する電磁鋼板が巻鉄心の端面より設定値以
上せり出したことを検出する検出手段と、上記外側ロー
ラを巻鉄心に押圧する力を調節する付勢力調節手段とを
備え、上記検出手段が上記巻鉄心のせり出しが設定値以
上になったことを検出すると、巻鉄心の回転駆動を停止
すると共に、上記外側ローラの押圧力を低下させる構成
とすることが好ましい。
【0014】
【作用】請求項1の巻鉄心の巻き込み装置では、巻鉄心
の軸線方向とほぼ直交する軸回りに回転自在な矯正ロー
ラを備え、この矯正ローラを位置決め手段により巻鉄心
の端面に当接させると共に、付勢手段により付勢してい
るため、巻鉄心から大円に電磁鋼板を供給する際に電磁
鋼板の端面を押し曲げることなく、せり出し現象が防止
される。
【0015】請求項2のように、巻鉄心の軸線を挟んで
対向するように、2本の矯正ローラを設けた場合には、
巻鉄心の端面が矯正ローラによりほぼ左右均等に押圧さ
れる。
【0016】請求項3のように、2本の矯正ローラのな
す夾角を調節する角度調節手段を設けた場合には、巻鉄
心の巻厚等に応じて夾角を調節することにより、巻鉄心
から大円に円滑に電磁鋼板が送り出される。
【0017】請求項4のように、巻鉄心を構成する電磁
鋼板の端面と、大円を構成する電磁鋼板の端面の両方に
当接するように矯正ローラの長さを設定した場合には、
電磁鋼板の軸線方向のずれが確実に防止される。
【0018】請求項5では、検出手段が上記巻鉄心のせ
り出しが設定値以上になったことを検出すると、上記駆
動ローラを停止すると共に、上記従動側ローラの押圧力
を低下させるため、自動的に電磁鋼板のせり出しが修正
される。
【0019】
【実施例】次に、図面に示す実施例に基づいて、本発明
について詳細に説明する。図1から図4は、本発明の第
1実施例を示している。巻鉄心1の内周側に配置した従
動ローラを構成する内側ローラ11は、外周をゴム等の
弾性材料で被覆している。この内側ローラ11を固定し
たシャフト12はベアリング機構13により回転自在に
保持されている。また、ベアリング機構13は、ブレー
キ機構14に接続している。このブレーキ機構14は公
知の構造からなり、後述するコントローラ65からの指
令に応じてシャフト12の回転抵抗を増大させる。これ
ら内側ローラ11、ベアリング機構13及びブレーキ機
構14は台座15に取付けられている。この台座15に
は、エアシリンダ16を接続しており、後述するコント
ローラ65からの指令によりエアシリンダ16が作動
し、台座15を図中上下方向に移動させる。
【0020】図中18で示す外側ローラは、巻鉄心1を
回転させる駆動ローラであり、外側ローラ18に固定し
たシャフト19は、ギア機構21を介してモータ22に
接続している。また、この外側ローラ18の外周は、上
記内側ローラ11と同様にゴム等の弾性材料で被覆して
いる。これら外側ローラ18、ギア機構21及びモータ
22は、台座23に取付けられている。この台座23に
は、エアシリンダ24を接続している。このエアシリン
ダ24は、コントローラ65の指令に応じて台座20を
図中左右方向に移動させる構造としており、外側ローラ
18を巻鉄心1に押圧する力を調節する付勢力調節手段
を構成している。
【0021】図中25は、銅線を多数回巻回してなる巻
線5を着脱自在に取付けることができるクランプ部であ
る。このクランプ部25は図中左右方向に設けたレール
26上を自由に移動することができる。
【0022】巻鉄心1を配置する台部27上には、後述
する矯正ローラ46A,46Bを巻鉄心1の上端面1a
に当接するように位置決めする位置決め手段28を設け
ている。この位置決め手段28は、上記台部27に所定
間隔をあけて突設した一対のレールシャフト30A,3
0Bと、このレールシャフト30A,30Bの任意の位
置に固定される昇降プレート31を備えている。
【0023】上記昇降プレート31は、本体32と、本
体32の両側に接続した第1位置決め部材33及び第2
位置決め部材34を備えている。上記本体32には、幅
方向中央部に後述する付勢シャフト51を挿通するため
の長穴36を設けると共に、この長穴36の幅方向両側
に後述するガイド用筒部材57A,57Bを固定するた
めの長穴37A,37Bを設けている。一方、上記第1
及び第2位置決め部材33,34には、レールシャフト
30A,30Bを挿通する挿通穴38と、この挿通穴3
8と連続するスリット39を設けており、このスリット
39を高さ調節用ボルト40A,40Bで締付けること
により、第1及び第2位置決め部材33,34をレール
シャフト30A,30Bに固定できるようにしている。
昇降プレート31の本体32の一端は、ねじ41により
第1位置決め部材33に対して取り外し可能に固定して
いる。一方、本体32の他端はヒンジ構造42により第
2位置決め部材34に対して接続しており、昇降プレー
ト31は図3中矢印Xで示す方向に回動可能である。
【0024】上記昇降プレート31の本体32の上面側
にはシャフト43を突設しており、このシャフト43に
検出手段を構成するリミットスイッチ44を高さ調節可
能に取付けている。
【0025】上記昇降プレート31の本体32の下面側
には、矯正ローラ46A,46Bと、この矯正ローラ4
6A,46Bを、巻鉄心1の上端面1aに対して、巻鉄
心1の軸線方向に付勢する付勢手段47を設けている。
上記付勢手段47は、巻鉄心の軸線方向に対してほぼ直
交する軸線回りに回転自在な矯正ローラ46A,46B
を懸架した保持プレート49と、この保持プレート49
の幅方向中央部分に立設した付勢シャフト51と、この
付勢シャフト51の幅方向両側に立設したガイドシャフ
ト52A,52Bとを備えている。
【0026】上記付勢シャフト51は上記昇降プレート
31の本体32に設けた長穴36に挿通している。付勢
シャフト51の昇降プレート31と保持プレート49の
間の部分には、フランジ状のばね受け部51aを設け、
このばね受け部51aと昇降プレート31の本体32の
下面との間につる巻ばねからなるばね53を縮装してい
る。また、付勢シャフト51の昇降プレート31から突
出した部分には、雄ねじ部を設け、この雄ねじ部に付勢
力調節ナット55を螺合している。さらに、付勢シャフ
ト51の上端には上記リミットスイッチ44と係合する
レバー部材56を固定している。
【0027】上記ガイドシャフト52A,52Bは、昇
降プレート31の長穴37A,37Bに設けた取付けた
ガイド用筒部材57A,57Bに遊挿している。このガ
イド用筒部材57A,57Bは、外周に雄ねじ部を設け
ており、この雄ねじ部に螺合したナット58A,58B
で昇降プレート31を挟持することにより昇降プレート
31に取付けている。
【0028】上記の構成からなる付勢手段47では、保
持プレート49がばね53により図中下側に向けて弾性
的に付勢されている。この付勢力は付勢力調節ナット5
5によりばね受け部51aと昇降プレート31の下面と
の間を変更することにより調節できる。ばね受け部51
aと昇降プレート31の間隔を狭くする程、ばね53が
保持プレート49を下方に付勢する力が強くなる。
【0029】上記矯正ローラ46A,46Bは金属製で
あり、焼入処理を施して耐摩耗性を持たせている。矯正
ローラ46A,46Bのシャフト60の一端は、保持プ
レート49の幅方向中央部分に回転自在に取付けた軸受
部材61に回転自在に支承されている。一方、矯正ロー
ラ46A,46Bのシャフト60の他端は保持プレート
49に設けた円弧状溝62A,62B上に位置決め可能
に固定された軸受部材63に回転自在に支承されてお
り、この軸受部材63は2本の矯正ローラ46A,46
Bのなす夾角を調節する角度調節手段を構成している。
上記のようにして保持プレート49に取付けられた2本
の矯正ローラ46A,46Bは、図4に示すように、巻
鉄心1の軸線を挟んで対向するように配置されており、
これらの矯正ローラ46A,46Bのなす夾角θは上記
軸受部材63の位置を調節することにより、90°〜1
80°の間で調節することができる。また、これら矯正
ローラ46A,46Bの長さは、上記角度を90°〜1
80°のいずれの角度に設定しても、巻鉄心1を構成す
る電磁鋼板2の上端面と大円6を構成する上端面の両方
に当接するように設定している。
【0030】図中65で示すコントローラは、始動スイ
ッチ66及びリミットスイッチ44から入力された信号
に基づいて、エアシリンダ16,24、モータ22、ブ
レーキ機構14の作動を制御する。
【0031】次に、上記巻き込み装置により巻鉄心を巻
き付ける作業について説明する。まず、電磁鋼板2を所
望の内径、外径を有するように巻回、焼鈍した巻鉄心1
を内側ローラ11に差し込む。このとき、昇降プレート
31のねじ41を外して、本体32を矢印X方向に回動
させ、保持プレート49及び矯正ローラ46A,46B
ごと内側ローラ11の上方から離しておけば、巻鉄心1
を容易に内側ローラ11に挿入することができる。な
お、上記ボルト58A,58Bを緩めれば、上記保持プ
レート49を矯正ローラ46A,46Bと共に、矢印Y
で示す方向に移動させることができ、巻鉄心2の径が大
きい程、矯正ローラ46A,46Bの位置は図1中右側
に設定される。
【0032】次に、エアシリンダ24を駆動して台座2
3を移動させ、外側ローラ18を巻鉄心1の外周側に当
接させる。また、クランプ部25に巻線5を取付ける。
さらに、巻鉄心1の最も外側の電磁鋼板2を一枚ほぐし
て、上記巻線5の窓部5bに挿通し、上記図7で説明し
たように、ほぐした電磁鋼板2の先端を巻鉄心1の外周
に仮固定して大円6を形成する。一方、上記付勢力調節
ナット55により、ばね53が保持プレート29及び矯
正ローラ46A,46Bを下方に付勢する力を予め調節
しておく。
【0033】次に、昇降プレート31の本体32を回動
して第1位置決め部材33と再び接続した後、レールシ
ャフト30A,30B上で昇降プレート31を移動さ
せ、矯正ローラ46A,46Bがちょうど巻鉄心1の上
側の端面1aと当接する位置で上記高さ調節ボルト40
A,40Bを締め付けて、昇降プレート31の位置を固
定する。また、上記リミットスイッチ44をシャフト4
3上で移動させて、レバー部材56とリミットスイッチ
44の間の距離を調節する。このレバー部材56とリミ
ットスイッチ44は後述する巻鉄心1を構成する電磁鋼
板2のせり出し量の最大値許容値に対応している。以上
の過程により、巻き込み装置への巻鉄心1及び巻線5の
取付が完了する。
【0034】次に、モータ14を作動させて、巻鉄心1
の巻回方向と反対方向に外側ローラ18を回転させる。
この外側ローラ18の回転により巻鉄心1が回転する
と、巻鉄心1を構成する電磁鋼板2は外周側から順次大
円6に供給され、大円6の巻厚tが増大する。
【0035】本実施例の巻き込み装置では、上記のよう
にばね53により弾性的に付勢された矯正ローラ46
A,46Bが巻鉄心1の上側の端面1aに当接している
ため、上記大円6の形成中に、巻鉄心1を構成する電磁
鋼板2が上端面1aからせり出そうとしても、矯正ロー
ラ46A,46Bにより押圧され、せり出し現象の発生
が防止される。また、上記のように矯正ローラ46A,
46Bは、巻鉄心1を構成する電磁鋼板2の端面と、大
円6を構成する電磁鋼板2の端面の両方に当接している
ため、巻鉄心1の軸線方向への、電磁鋼板2のずれが確
実に防止され、せり出し現象がより確実に防止される。
さらに、上記矯正ローラ46A,46Bの夾角θを巻鉄
心の巻厚が大きい程鈍化に設定することにより矯正ロー
ラ46A,46Bと巻鉄心1から大円6に送り込まれる
電磁鋼板2の間に生じる摩擦抵抗が小さくなり、より円
滑に電磁鋼板2を大円6に送り込むことができる。
【0036】さらにまた、上記電磁鋼板2が上端面1A
からせり出そうとする力が大きくなった場合には、その
力に応じてばね53が圧縮されて矯正ローラ46A,4
6Bが上方に移動するため、電磁鋼板2の端面のエッジ
部が押し曲げられることがない。
【0037】電磁鋼板2が巻鉄心1の端面1aからせり
出すと、それに応じて上記付勢シャフト51が昇降プレ
ート31の上方に突出する。そのため、このせり出し量
が設定値以上となると、レバー部材56とリミットスイ
ッチ44が当接する。リミットスイッチ44から信号が
入力されたコントローラ65は、まず、モータ22を停
止させて外側ローラ18の回転を停止させ、次に、上記
エアシリンダ24のエア圧を減圧して台座23をわずか
に後退させ、外側ローラ18を巻鉄心に押圧する力を低
下させる。これにより、上端面1aからせり出した電磁
鋼板2は、矯正ローラ46A,46Bの押圧力により自
動的に巻鉄心1内に押し戻される。
【0038】上記のようにせり出し防止の操作を行いつ
つ、駆動ローラを駆動し続けると、巻鉄心1の電磁鋼板
2はすべて大円6に送り込まれる。この状態でエアシリ
ンダ16を作動させ台座15を下方側に移動させ、内側
ローラ11を巻鉄心1の内周側から引き抜くと、大円6
がそれ自体の弾性により縮径して巻線5の脚部5aに巻
鉄心が形成される。
【0039】上記本実施例の巻き込み装置では、電磁鋼
板2のせり出し現象を防止しつつ大円6を形成するた
め、作業を停止させて、せり出し部を修正する必要がな
く、作業効率を低下させることなく、巻線5の脚部5a
に巻鉄心1を形成することができる。また、本実施例の
巻込装置では、せり出し防止を行うことによる電磁鋼板
の押し曲げが生じない。よって、本実施例の巻込み装置
であれば、巻線5に巻き付ける前の寸法、形状を損なう
ことなく、所望の磁気特性を有する巻鉄心を巻線に形成
することができる。
【0040】図5及び図6は、本発明の第2実施例を示
している。この実施例では、昇降プレート28に油圧シ
リンダ又は空気シリンダからなるシリンダ機構70のシ
リンダ本体71にプレート73を固定している。このプ
レート73の下方に突出するシリンダ機構70のロッド
72は、昇降プレート31の本体32に設けた長穴を介
して図中下方に突出しており、その先端に矯正ローラ4
6A,46Bを懸架した保持プレート49を固定してい
る。上記プレート73には、一対の長穴75A,75B
を設けている。プレート73は、この長穴75A,75
Bに挿通したボルト76A,76Bにより、昇降プレー
ト28の本体31に取付けているため、図6中矢印Zで
示す方向にプレート73の位置を移動させ、ロッド72
の先端に取付けた保持プレート49及び矯正ローラ46
A,46Bの巻鉄心に対する位置を調節することができ
る。
【0041】また、上記シリンダ機構70には、コント
ローラ65に接続しており、コントローラ65からの指
令に応じて、シリンダ機構70の油圧又は空気圧を、減
圧又は加圧することにより、矯正ローラ46A,46B
を巻鉄心1の端面1aに押圧する押圧力を調節すること
ができる。第2実施例のその他の構造及び作用は、上記
した第1実施例と同一であるので、同一の部材には、同
一の符号を付して説明を省略する。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実
施例では、つる巻ばねにより矯正ローラを付勢する構成
としているが、つる巻ばねのかわりに板ばね等の他の種
類のばね、油圧シリンダ、エアシリンダ等により矯正ロ
ーラを付勢する構成としてもよい。
【0043】また、上記実施例では、保持プレート49
に円弧状溝62A,62Bを設けて矯正ローラ46A,
46Bの角度を無段階調整できる構成としているが、矯
正ローラ46A,46Bのなす角度を固定した保持プレ
ート49を複数種類用意して、適宜交換してもよい。
【0044】さらにまた、上記実施例では、内側ローラ
11を従動ローラ、外側ローラ18を駆動ローラとして
いるが、内側ローラ11を駆動ローラ、外側ローラ18
を従動ローラとしてもよく、また、内側ローラ11と外
側ローラ18の両方を駆動ローラとしてもよい。
【0045】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、請求項
1の巻鉄心の巻き込み装置は、巻鉄心の軸線方向とほぼ
直交する軸回りに回転自在な矯正ローラを備え、この矯
正ローラを位置決め手段により巻鉄心の端面に当接させ
ると共に、付勢手段により付勢しているため、巻鉄心か
ら大円に電磁鋼板を供給する際に電磁鋼板の端面を押し
曲げることなく、せり出し現象を防止することができ
る。よって、請求項1の巻き込み装置では、巻込作業を
効率よく行うことができると共に巻線に形成された巻鉄
心の磁気特性が良好である
【0046】請求項4のように、巻鉄心の軸線を挟んで
対向するように、2本の矯正ローラを設けた場合には、
巻鉄心の端面をほぼ左右均等に押圧することができるた
め、せり出し現象をより確実に防止することができる。
【0047】請求項5のように、2本の矯正ローラのな
す夾角を調節する角度調節手段を設けた場合には、巻鉄
心の巻厚等に応じて夾角を調節することにより、巻鉄心
から大円に円滑に電磁鋼板を送り出すことができ、より
確実にせり出し現象を防止することができる。
【0048】請求項6のように、巻鉄心を構成する電磁
鋼板の端面と、大円を構成する電磁鋼板の端面の両方に
当接するように矯正ローラの長さを設定した場合には、
電磁鋼板の巻鉄心の軸線方向のずれを防止し、より確実
にせり出し現象を防止することができる。
【0049】請求項7のように、上記検出手段が上記巻
鉄心のせり出しが設定値以上になったことを検出する
と、上記駆動ローラを停止すると共に、従動側ローラの
押圧力を低下させる構成とした場合には、自動的に電磁
鋼板のせり出しが修正され、作業効率が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る巻鉄心の巻き込み装置
を示す側面図である。
【図2】 図1の正面図である。
【図3】 図2をIII−III方向から見た図面である。
【図4】 図2をIV−IV方向から見た図面である。
【図5】 本発明の第2実施例に係る巻鉄心の巻き込み
装置を示す正面図である。
【図6】 図5をVI−VI方向から見た図面である。
【図7】 (A),(B),(C),(D)は、巻鉄心
の巻き込み装置の原理を示す概略図である。
【図8】 従来の巻込装置の問題点を説明するための概
略斜視図である。
【図9】 電磁鋼板のせり出しを示す説明図である。
【図10】 (A)は図9のX部の拡大図、(B)は図
9のX’部の拡大図である。
【図11】 矯正ローラによるせり出し部の押し曲げを
示す概略図である。
【図12】 押し曲げられた電磁鋼板を含む巻鉄心を示
す概略図である。
【符号の説明】
1 巻鉄心 2 電磁鋼板 6 大円 11 駆動ローラ 14 モータ 18 従動ローラ 16,24 エアシリンダ 30A,30B レールシャフト 31 昇降プレート 44 リミットスイッチ 46A,46B 矯正ローラ 49 保持プレート 52A,52B ガイドシャフト 53 ばね

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 巻鉄心の内周側に配置される内側ローラ
    と、巻鉄心の外周側と当接するように配置された外側ロ
    ーラとを備え、上記内側ローラと外周側ローラのうち少
    なくともいずれか一方を巻鉄心を回転駆動する駆動ロー
    ラとすると共に、他方を従動ローラとし、 巻鉄心を構成する電磁鋼板を巻線の窓部に挿通させて大
    円を形成すると共に、巻鉄心を回転させて電磁鋼板を上
    記大円に送り込んだ後、内側ローラを引き抜いて巻鉄心
    を巻線の脚部に巻き込む、巻鉄心の巻き込み装置であっ
    て、 上記巻鉄心を構成する電磁鋼板の端面に当接し、巻鉄心
    の軸線方向とほぼ直交する軸回りに回転自在な矯正ロー
    ラと、 上記矯正ローラを上記巻鉄心の端面に当接するように位
    置決めする位置決め手段と、 上記矯正ローラを巻鉄心の軸線方向に付勢し、該矯正ロ
    ーラの巻鉄心に対する付勢力が調節可能である付勢手段
    と、 を備える巻鉄心の巻き込み装置。
  2. 【請求項2】 上記付勢手段は、矯正ローラを付勢する
    ばねを備えることを特徴とする請求項1に記載の巻鉄心
    の巻き込み装置。
  3. 【請求項3】 上記付勢手段は、矯正ローラを付勢する
    油圧シリンダ又は空気シリンダを備えることを特徴とす
    る請求項1に記載の巻鉄心の巻き込み装置。
  4. 【請求項4】 上記巻鉄心の軸線を挟んで対向するよう
    に、2本の矯正ローラを備えることを特徴とする請求項
    1から請求項3のいずれか1項に記載の巻鉄心の巻き込
    み装置。
  5. 【請求項5】 上記2本の矯正ローラのなす夾角を調節
    する角度調節手段を備えることを特徴とする請求項4に
    記載の巻鉄心の巻き込み装置。
  6. 【請求項6】 上記矯正ローラは、上記巻鉄心を構成す
    る電磁鋼板の端面と、上記大円を構成する電磁鋼板の端
    面の両方に当接する長さを有することを特徴とする請求
    項1から請求項5のいずれか1項に記載の巻鉄心の巻き
    込み装置。
  7. 【請求項7】 巻鉄心を構成する電磁鋼板が巻鉄心の端
    面より設定値以上せり出したことを検出する検出手段
    と、 上記外側ローラを巻鉄心に押圧する力を調節する付勢力
    調節手段とを備え、 上記検出手段が上記巻鉄心のせり出しが設定値以上にな
    ったことを検出すると、巻鉄心の回転駆動を停止すると
    共に、上記外側ローラの押圧力を低下させる構成として
    いることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか
    1項に記載の巻鉄心の巻き込み装置。
JP30383994A 1994-12-07 1994-12-07 巻鉄心の巻き込み装置 Expired - Fee Related JP2777070B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30383994A JP2777070B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 巻鉄心の巻き込み装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP30383994A JP2777070B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 巻鉄心の巻き込み装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH08162349A JPH08162349A (ja) 1996-06-21
JP2777070B2 true JP2777070B2 (ja) 1998-07-16

Family

ID=17925932

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP30383994A Expired - Fee Related JP2777070B2 (ja) 1994-12-07 1994-12-07 巻鉄心の巻き込み装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2777070B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4565781B2 (ja) * 2001-09-03 2010-10-20 株式会社ダブリュー・ビー・トランス 巻鉄心の巻き込み装置及び締め付け装置
JP6982547B2 (ja) * 2018-06-07 2021-12-17 株式会社ダイヘン テープ除去方法及びテープ除去具

Also Published As

Publication number Publication date
JPH08162349A (ja) 1996-06-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5318236A (en) Adjustable decoiling device
JP2009541056A (ja) メタルストリップを巻き上げるための方法及び装置
JP2777070B2 (ja) 巻鉄心の巻き込み装置
RU2403112C1 (ru) Способ и устройство для наматывания горячекатаной ленты
US7065999B2 (en) Bending roll apparatus
USRE42417E1 (en) Rollforming apparatus for forming profile shapes
JP4565781B2 (ja) 巻鉄心の巻き込み装置及び締め付け装置
CN211889501U (zh) 一种焊接纠偏调节机构及自动卷管焊接装置
JP2669688B2 (ja) クラッド鋼板の反り矯正機
CN115194055B (zh) 一种弹簧自动化制造设备
CN209796982U (zh) 一种铜带松卷机的铜带纠偏装置
US20050029322A1 (en) Method and device for wire feed
CN116984849A (zh) 一种小型螺旋板换热器卷焊一体设备
KR100931207B1 (ko) 열연소재의 롤끼임 해제장치
US5036694A (en) Method and apparatus for bending the flange of a workpiece
JPH08310728A (ja) テープアキュームレート装置
CN223775745U (zh) 一种防回弹卷板机
JP2003260515A (ja) 金属帯の巻取り方法及び巻取り装置
CN222985247U (zh) 一种冷轧带钢开卷机用对中装置
CN117246816B (zh) 一种多型号钢片制造电机铁芯设备
CN217640978U (zh) 一种变压器铁芯绕线装置
JP3053573B2 (ja) シャー及びこれを用いたスリットフープ巻取り装置
CN210147116U (zh) 一种纵剪线缓冲坑前压料装置
CN222630663U (zh) 薄膜废边切除装置以及卷绕镀膜设备
CN221190931U (zh) 一种不锈钢钢带预卷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19980324

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090501

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090501

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100501

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100501

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110501

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 15

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 16

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees