JP2776893B2 - 自動分析装置 - Google Patents

自動分析装置

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JP2776893B2
JP2776893B2 JP15679289A JP15679289A JP2776893B2 JP 2776893 B2 JP2776893 B2 JP 2776893B2 JP 15679289 A JP15679289 A JP 15679289A JP 15679289 A JP15679289 A JP 15679289A JP 2776893 B2 JP2776893 B2 JP 2776893B2
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克明 高橋
信一 長良
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、血液等の自動分析装置に関するものであ
り、特に自動分析装置内の試料容器から被検体試料を反
応容器に分取する技術に関するものである。
〔従来の技術〕
従来の血液自動分析装置において被検体試料を満たし
た試料容器から測定に必要な試料を反応容器に分注する
場合、サンプルノズルとこれと対を成す液面検知電極に
より、反応容器内の試料液面を検知する。一回の分取に
よって降下する液面より低くかつ空気の混入の危険がな
い位置にノズル先端を降下した後、吸引を行う。この後
ノズルを反応容器内に移動して分注し反応試薬の分注撹
拌後、測定を行う。上記従来技術は、測定項目数が異な
る被検体試料を多数セットして、測定を行う場合には、
各試料の分取回数が異なり試料容器内の試料の液面が一
定でないという問題に対して、液面検知によりノズルの
挿入深さを一定に保つことが可能となりノズル先端部へ
の試料の付着を微量化できる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、試料容器から被測定試料を分取する
とき、その量が3〜10μの範囲の場合しか考慮してお
らず、分取量が100μに達するような場合には、液面
降下による空気混入を防止するため、ノズル先端の液面
下の降下量を大きくする必要がある。このような条件下
では、ノズル先端に付着する該試料の量が増加し、被測
定試料の分注量の精度低下の可能性がある等、該試料量
の多い場合についての配慮は十分でない。
さらに細部を追求するならば、該試料の分取量が3〜
10μの場合でも、ノズル先端部の該試料内への降下量
は、分取終了後の液面を想定したものであり、ノズル先
端部への該試料付着量は必要最小限ではなく、この不要
な付着した該試料が測定値の信頼性を低下させる原因と
なる。又、従来の液面検知電極は、ノズルとの間に該試
料が滴状に付着して、液面検知が不能となることを防止
するため、ノズル先端と電極先端部に5mmの間隔を要す
る等、構造上複雑になっている。
本発明の目的は、形状が一定でない試料容器を用いて
も、分注ノズルへの空気混入を防止でき、ノズルに付着
する試料を微量化できる自動分析装置を提供することに
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、昇降可能な分注ノズルによって試料容器か
ら試料を吸引し反応容器に吸引試料を分注する構成を有
する自動分析装置に適用され、試料容器の形状データが
設定される制御部と、試料吸引時における分注ノズルの
降下速度が設定された形状データに応じて制御部により
制御されるノズル駆動部を、備えたことを特徴とする。
〔作用〕
分注ノズルとこれと対を成す液面検知電極により、試
料容器内の試料の液面を検知後、分注ノズルへの試料吸
引に伴って、ノズルの下降を行うが、あらかじめ、試料
容器の形状データを、液面降下速度を算出する制御部に
設定する。液面を検知した位置と、試料容器の形状デー
タを比較して、ノズル先端部が試料容器のどの位置にあ
るかを算出することで、試料容器の初期液面が任意であ
ってかつ、容器の断面積が一定でない場合でも、あるい
は容器同士の形状が違う場合でも、ノズル先端部の試料
付着の微量化と、一定化、そして、空気混入の防止が可
能となる。
〔実施例〕
本発明が適用される自動分析装置は、試料および試薬
を配列したサンプラー部と、反応処理する反応容器列
と、試料および該薬を定量分注するノズル機構系と、試
料と試薬の反応結果、反応状態を測光する光度計を有
し、試料を反射容器に分注するとき、液面検知を備えた
サンプルノズルにて、該試料および試薬の液面検知後吸
引を行う場合に吸引中に吸引と連動して該吸引ノズルを
降下する。
また、試料容器あるいは試薬容器の断面積がレベルに
よって、変化するものとして円錐形状の容器に試料ある
いは試薬を満たす。これを分注ノズルにより吸引すると
き、吸引速度を一定とした場合は、容器内の試料あるい
は試薬液面降下速度は一定でなく、吸引終了に近づく
程、液面降下速度は速くなる。分注機構はこの変化する
液面降下速度に追従してノズル降下速度を変速可能であ
る。
サンプルノズルに付着する被測定試料の微量化を達成
するため、ノズル先端部を、被測定試料を吸引する初期
に空気混入のない最小降下位置に停止する。これはノズ
ルと、これと対を成す液面検知電極により可能となる。
次に該試料を吸引する速度と、カップ断面積により、試
料容器内の該試料液面の降下速度と一致する速度でノズ
ルを降下させ、同時に該試料を吸引し、吸引完了と同時
にノズル降下も停止する。これは、ノズルの上下動機構
系の駆動パルスモータに、適当なパルスレートを与える
ことで可能となる。このような方法によって、ノズルに
付着する試料は、最少限となり、しかも、吸引量に無関
係に一定になる。断面積が一定でない試料容器の場合で
も断面積の変化に合う、液面降下速度を算出してこれと
同じ速度変化のパルスレートを、駆動パルスモータに与
えることにより可能となる。
本発明の実施例を第1図により説明する。第1図
(a)は従来の被測定試料を分取する過程を示したもの
で、試料容器3中の被測定試料4を図示の一点鎖線まで
分取する場合、ノズル1と液面検知電極2により液面を
検知し、被測定試料分取に支障なき位置、つまり吸引中
に空気混入のない位置までノズルを降ろし試料の吸引を
行う。
本発明では、第1図(b)に示すように、ノズル1と
液面検知電極2により液面検知し、吸引初期に空気混入
のないノズル深さで停止する。次に、被測定試料の吸引
開始と同時に、吸引量に相当する液面降下速度と同じ速
度でノズルを降下することで、ノズル1と液面検知電極
2が被測定試料に入っている深さは、最小でありまた一
定としている。これは、1ノズルに付着する被測定試料
量を微量化することに効果があり、吸引量にも関係な
く、付着量を常に一定とすることができる。つまり、被
測定試料の分注量の高精度化,高安定性、そして、測定
値の高信頼性に高い効果がある。
例として、本発明による被測定試料分取方法を採用し
たものと、そうでないものを比較した場合、後者は変動
係数CV値1.0%程度であるのに対して、前者はCV値0.3%
以下を達成する。本発明は、試料容器形状が変っても試
料の分注量の高精度化に極めて高い高効率を発揮する。
第2図は、自動分析装置への本発明の応用例を具体的
に示したものである。試料容器3には試料4が満たして
ある。サンプルノズル1は、コントローラ9から発生す
るパルスによりパルスモータ8を駆動することで、試料
容器3内に降下する液面検知電極2により試料容器3内
の試料4の任意の液面を検知しこれをコントローラ9に
伝達する。コントローラ9はこれを検知後、サンプルノ
ズル先端部と液面の間隔が、所定の距離となった位置で
パルスモータ8を停止する。次にコントローラ9は、設
定された容量だけ試料を吸引するために、パルスモータ
6を駆動してサンプルシリンジ5により試料を吸引す
る。同時にコントローラ9は、吸引速度に相当する液面
降下速度と同じ速度でサンプルノズル1が降下すパルス
をパルスモータ8に与える。次に設定された試料容量の
吸引完了と同時にパルスモータ6,8を停止する。この後
アーム10を反応ラインに移動して試料分注し、測定操作
に入る。
上述した実施例によれば、分注ノズル及び液面検知電
極に付着する試料量を最小限に微量化,一定化できるの
で試料分注精度を高め測定値の信頼性が向上する。ま
た、分注ノズルと液面検知電極が試料内に入る深さを最
小とすることができるので、両者の間に試料が滴状に付
着することを防止し、また両者の間隔を従来よりも狭く
することが可能となりノズル部の小型化,簡略化するこ
とができる。また、分注ノズルと液面検知電極に付着す
る試料量が微量のため、サンプル飛び散りの危険が少な
くなり、装置および検査室の汚染を防止する。分注ノズ
ルに付着する試料の微量化より液飛びの危険が減少した
ことで、アームの移動速度を従来よりも高速度化し、処
理能力の向上を計ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、試料容器の形状データに応じて分注
ノズルの試料吸入時の降下速度が制御されるので、種々
の形状の試料容器を用いることが可能となり、その場合
に吸引時の試料液面降下速度に応じて分注ノズルの先端
が降下するので、分注ノズル内への空気混入を防止でき
るばかりでなく、分注ノズルに付着する試料量を微量に
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)は従来例を示す図、第1図(b)は本発明
の一実施例を連続的に示した図、第2図は本発明の動作
を装置の動きと関連して示した図である。 1……サンプルノズル、2……液面検知電極、3……試
料容器、4……試料、5……サンプルシリンジ、6……
パルスモータ、7……チエンジナット、8……パルスモ
ータ、9……コントローラ、10……アーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 三巻 弘 茨城県勝田市市毛882番地 株式会社日 立製作所那珂工場内 (56)参考文献 特開 昭52−113794(JP,A) 特開 昭56−158948(JP,A) 特開 昭63−32373(JP,A) 特開 昭62−265570(JP,A) 実開 平2−103267(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01N 35/00 - 35/10 G01N 1/00 101

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】昇降可能な分注ノズルによって試料容器内
    の試料を吸引して反応容器に分注し、試薬と混合された
    試料を測定する自動分析装置において、上記試料容器の
    形状データが設定される制御部と、試料吸引時における
    上記分注ノズルの降下速度が設定された上記形状データ
    に応じて上記制御部により制御されるノズル駆動部を、
    備えたことを特徴とする自動分析装置。
JP15679289A 1989-06-21 1989-06-21 自動分析装置 Expired - Lifetime JP2776893B2 (ja)

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JP5575410B2 (ja) * 2009-02-16 2014-08-20 株式会社東芝 自動分析装置
CN112871231A (zh) * 2019-11-29 2021-06-01 深圳市帝迈生物技术有限公司 加样方法及其装置、计算机存储介质、样本分析方法及其装置

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