JP2775220B2 - 組立建物用支柱の取付構造 - Google Patents

組立建物用支柱の取付構造

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JP2775220B2 JP10736593A JP10736593A JP2775220B2 JP 2775220 B2 JP2775220 B2 JP 2775220B2 JP 10736593 A JP10736593 A JP 10736593A JP 10736593 A JP10736593 A JP 10736593A JP 2775220 B2 JP2775220 B2 JP 2775220B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、デッキ、テラ
ス、バルコニーなどの組立建物用支柱の取付構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の組立建物用支柱の取付構
造として、実開昭61−147822号公報に記載のも
のや、実公昭62−6161号公報に記載のものが知ら
れている。前者のものは、バルコニーの屋根用の支柱の
取付構造であり、支柱はバルコニーの屋根と共にバルコ
ニー本体を支持する、いわゆる通し柱となっている。支
柱の上端部は、「U」字状に切り欠かれており、この部
分に屋根の構造材である梁が嵌合するようにして支持固
定されている。
【0003】一方、後者のものは、屋根置き式のバルコ
ニーの支柱の取付構造であり、支柱はバルコニー本体の
両コーナー部と中間部に設けられている。各支柱の中間
側部には、バルコニー本体の構造材である桁および妻梁
が固定され、また各支柱の下端には、つか受けが取り付
けられた補助支柱が、高さ調整自在に取り付けられてい
る。補助支柱と妻梁との間には方杖が設けられており、
バルコニー本体は、この方杖、支柱、補助支柱およびつ
か受けにより、傾斜した屋根の上に安定に支持されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の組立
建物用支柱の取付構造では、バルコニーまたはその屋根
の構造上、その支柱の位置が決められているため、例え
ば、前者のバルコニーでは、既存の建物にバルコニーを
取り付けようとした場合に、支柱の下端位置にマンホー
ルなどが有ると、このタイプのバルコニーおよびその屋
根を設置することが不可能となってしまう。また、後者
のバルコニーでは、建物の屋根がかわらぶきやかわら棒
ぶきなどであると、屋根の突部につか受けが当たってし
まい、同様に、このタイプのバルコニーを設置すること
が不可能となってしまう問題があった。一方、現場にお
いて、支柱を少しずらすことにより、これを立木などの
裏側に隠すことができたり、また、デッキなどでは、奥
まった位置に支柱を移動させれば、支柱を目立たないよ
うに設置することができる場合でも、支柱の位置が固定
的であると、このような現場合わせ的な施工が不可能で
あった。
【0005】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たものであり、支柱としての強度を保持しつつ、取付位
置の自由度を増すことができる組立建物用支柱の取付構
造を提供することをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
組立建物の構造材の側部に取り付けられた横材と、横材
を下側から支持する支柱本体と、支柱本体および構造材
の側部間に斜めに渡した支持材とを備え、構造材の側部
には、長手方向に連続する係合受部が並設され、横材の
構造材側の端部および支持材の構造材側の端部には、係
合受部に固定される係合部がそれぞれ設けられ、両係合
部は、係合受部の任意の位置に固定可能に構成されてい
ることを特徴とする。
【0007】
【作用】構造材の側部に長手方向に連続する係合受部を
設けると共に、横材および支持材の構造材側の端部に係
合部を設け、両係合部を係合受部の任意の位置に固定可
能に構成することにより、横材および支持材を取り付け
た支柱本体を、構造材の長手方向の任意の位置に設置す
ることができる。すなわち、構造材の延設方向をX軸方
向、横材の延設方向をY軸方向、そして支柱の延設方向
をZ軸方向と仮定した場合に、支柱は、上記の両係合部
および係合受部により、X軸方向の任意の位置に設置で
き、また横材の長さ調節により、Y軸方向の任意の位置
に設置でき、さらに支柱の長さ調節により、Z軸方向で
ある高さの調節を行うことができる。したがって、X、
Y、Z軸の全ての方向に自由度を持たせることができ
る。また、支持材を設けることにより、横材に加わる荷
重を分散して、全体として支持強度を十分に持たせるこ
とができ、かつ、支持材を支柱と構造材との間に渡すこ
とにより、横材が極端に短い場合でも、この部分を良好
なトラス構造にすることができる。
【0008】
【実施例】以下、添付の図面に基いて、本発明の組立建
物用支柱の取付構造を、既設のテラスに併設するデッキ
に適用した場合について説明する。図1は本実施例のデ
ッキ1を表しており、このデッキ1は、既設のテラスの
左右のポールP,Pの内側に、建物の外壁Wに添わせて
設けられている。デッキ1は、建物の外壁Wから前方に
延びる左右一対の妻梁2,2間に、桁3および根太掛け
4が前後に、大引5が中間にそれぞれ掛け渡されて、主
構造部が構成されており、この主構造部は、後側を根太
掛け4により、前側を左右一対の支柱6,6により支持
されている。また、大引5は、所定の間隔で配設した束
柱7で支持されており、束柱7の下端は地盤Aに埋設さ
れている。桁3と根太掛け4との間には、等間隔で多数
の根太8が掛け渡され、この根太8上にデッキ材9が敷
設されている。
【0009】図2および図3に示すように、各支柱6
は、支柱本体21と、支柱本体21に固定され桁3側に
水平に延びる横材22と、支柱本体21の中間部と桁3
との間に斜めに渡した方杖(支持材)23とで構成さ
れ、図1(a)に示すように、テラスのポールPの陰に
なるように各ポールPの後方に配設されている。支柱本
体21は、中空の押出し型材で構成されており、支柱本
体21の上端部は一の面が切り欠かれており、この部分
に横材22が嵌合して、支柱本体21に横材22が直角
にボルト止めされ固定されている。支柱本体21の下端
部には、2本の抜止めピン24,24が取り付けられて
おり、支柱本体21の下端部を基礎コンクリートや地盤
Aに埋設した場合に、支柱本体21の浮き沈みを有効に
防止できるようになっている。
【0010】横材22は、中空の押出し型材で構成され
ており、前端部には横材22を桁3に固定するための一
対の係合片25,25が取り付けられている。各係合片
25は、断面「L」字状に形成され、一辺を横材22の
先端部に挿入されると共に、他辺をフランジ状に開いた
状態で、横材22に取り付けられている。各係合片25
のフランジ状に開いた部分には、ボルト止め用の2個の
穴26,26が形成されている。そして、この穴26
に、桁3に取り付けた後述する横材用裏板27の固定ボ
ルト28を貫通させ、この状態でナット29を締め付け
て、横材22を桁3に固定できるようになっている。す
なわち、両係合片25,25と、固定ボルト28および
ナット29を設けた横材用裏板27とにより、横材22
の係合部が構成されている。
【0011】方杖23は、断面「コ」字状の型材で構成
され、両端にフランジ状に折曲げた支柱側取付部30お
よび桁側取付部31が形成されている。方杖23は、支
柱側取付部30により、支柱本体21の中間部にボルト
止めされると共に、桁側取付部31により、後述する一
対の方杖用裏板32,32を介して桁3にボルト止めさ
れている。桁側取付部31の両外端部には、一対の切欠
き溝33,33が形成されており、この各切欠き溝33
に、桁3に取り付けた方杖用裏板32の固定ボルト34
を貫通させ、この状態でナット35を締め付けて、方杖
23を桁3に固定できるようになっている。すなわち、
桁側取付部31と、固定ボルト34およびナット35を
設けた方杖用裏板32とにより、方杖23の係合部が構
成されている。
【0012】桁3は、桁本体41と、桁本体41の上部
に着脱自在に設けたデッキ材押え42とで構成されてい
る。桁本体41の前部には、装飾要素となる帯状の凹部
43が形成され、後部には、横材22が取り付けられる
「コ」字状の横材用溝部44と、方杖23が取り付けら
れる「コ」字状の方杖用溝部45とが上下に並設して形
成されている。横材用溝部44および方杖用溝部45
は、桁の長手方向に連続して延びており、横材用溝部4
4の内部には4本の固定ボルト28が取り付けられた横
材用裏板27が、方杖用溝部45の内部には各1本の固
定ボルト34が取り付けられた一対の方杖用裏板32,
32が、それぞれスライド自在に挿入されている。すな
わち、この横材用溝部44と方杖用溝部45とにより、
横材22の係合部および方杖23の係合部を受ける、係
合受部が形成されている。
【0013】ここで、図3を参照して、支柱6の桁3へ
の取付手順について簡単に説明する。支柱本体21を所
定の位置に立設し、これに横材22および方杖23を組
み込んでおく。次に、桁3に取り付けた横材用裏板27
および方杖用裏板32をスライドさせ、支柱6に対応す
るおおよその位置に移動させる。このとき、両方杖用裏
板32は、該当する位置に対し左右外側に逃げた位置に
移動させておく。この状態から横材22の係合片25の
穴26に、横材用裏板27の固定ボルト28を貫通さ
せ、ナット29を軽く締めて、支柱6に桁3を仮止めす
る。次に、桁3を左右に微小移動させ、桁3の完全な位
置決めを行った後、横材用裏板27の固定ボルト28を
本締めする。最後に、両方杖用裏板32を移動させて、
両方杖用裏板32の固定ボルト34を、方杖23の桁側
取付部31の切欠き溝33に嵌め合わせ、ナット35を
締め付ける。そして、以降、デッキ1の組み立てを進め
る。
【0014】このように本実施例によれば、支柱6を、
支柱本体21と横材22と方杖23とで構成し、横材2
2および方杖23の前端部に、横材用裏板27および方
杖用裏板32がスライド自在に設けられた桁3を固定す
るようにしているので、支柱6を桁3の左右方向の任意
の位置に配置することができる。また、横材22の長さ
により、前後方向にも任意の位置に配置することがで
き、かつ支柱本体21の長さにより、高さ調節も自在に
行うことができる。したがって、上記実施例のように、
既存のテラスのポールPの後方に、ポールPの基礎を逃
げて(基礎をはつる必要がない)配置することができ、
デッキ1が浮いているように見える特異なデザインにす
ることができる。すなわち、地盤の状態や既存の柱の有
無や立木の有無などの現場の状況に合わせて、支柱6を
極力目立たせないように設置することができる。
【0015】一方、方杖23を設けることにより、横材
22に加わる荷重を分散でき、支柱6全体の支持強度を
増すことができる。また、方杖23の一端を桁3に取り
付けるようにしているので、横材22が極端に短い場合
でも、この部分を良好なトラス構造にすることができ
る。しかも、桁3に対し横材22や方杖23の取り付け
が容易で、支柱6と桁3との相互間の位置決めも容易に
行うことができる。
【0016】次に、図3を参照して、本発明の第2の実
施例について説明する。図3において、2点鎖線で示し
たものは、横材22に代えて根太(中間根太)8または
妻梁2に支柱本体21を取り付けた状態を示しており、
このように、デッキ1の構造材である根太8や妻梁2を
利用して支柱6を構成するようにしてもよい。この実施
例によれば、根太8の配設ピッチなどが幾分制約される
ものの、横材22を省略することができる。また、支柱
6に加わるモーメントを軽減することができる。
【0017】なお、以上の実施例では、ボルトを取り付
けた裏板を用い、ナットを締め付けることにより、横材
および方杖を桁に取り付けるようにしているが、逆にナ
ットを取り付けた裏板を用い、外側からボルトで締め付
けるようにしてもよい。また、横材の各係合片に設けた
2個の穴は、連続した1個の長穴であってもよいし、方
杖の取付部の切欠き溝のようなものでもよい。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明の組立建物用支柱の
取付構造によれば、X、Y、Z軸の全ての方向に自由度
を持たせることができるので。取付位置を任意に設定す
ることができ、各現場に合わせた最良の施工を行うこと
ができる。しかも、支持強度を十分に持たせることがで
きると共に、施工を容易に行うことができる効果を有す
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る組立建物用支柱の取付
構造を適用したデッキの構造図である。
【図2】図1のA−A線の拡大断面図である。
【図3】第1および第2実施例の支柱の取り付け状態を
表した支柱廻りの分解斜視図である。
【符号の説明】
1 デッキ 3 桁 6 支柱 21 支柱本体 22 横材 23 方杖 25 係合片 27 横材用裏板 31 桁側取付部 32 方杖用裏板 44 横材用溝部 45 方杖用溝部

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 組立建物の構造材(3)の側部に取り付
    けられた横材(22)と、当該横材(22)を下側から
    支持する支柱本体(21)と、当該支柱本体(21)お
    よび当該構造材(3)の側部間に斜めに渡した支持材
    (23)とを備え、前記構造材(3)の側部には、長手
    方向に連続する係合受部(44,45)が並設され、前
    記横材(22)の構造材(3)側の端部および前記支持
    材(23)の構造材(3)側の端部には、前記係合受部
    (44,45)に固定される係合部(25,27,3
    1,32)がそれぞれ設けられ、当該両係合部(25,
    27,31,32)は、当該係合受部(44,45)の
    任意の位置に固定可能に構成されていることを特徴とす
    る組立建物用支柱の取付構造。
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