JP2775192B2 - 高周波回路インピーダンス調整方法 - Google Patents
高周波回路インピーダンス調整方法Info
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- JP2775192B2 JP2775192B2 JP10448890A JP10448890A JP2775192B2 JP 2775192 B2 JP2775192 B2 JP 2775192B2 JP 10448890 A JP10448890 A JP 10448890A JP 10448890 A JP10448890 A JP 10448890A JP 2775192 B2 JP2775192 B2 JP 2775192B2
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- strip line
- frequency circuit
- adjusting
- impedance adjustment
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Description
【発明の詳細な説明】 イ．発明の目的 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ギガHZの周波数帯域で動作する高周波回路
において、回路を形成するストリップラインにおける高
周波回路インピーダンス調整方法に関するものである。
において、回路を形成するストリップラインにおける高
周波回路インピーダンス調整方法に関するものである。
従来、ギガHZの周波数帯域で動作する高周波回路にお
いて、例えば入力側のインピーダンスと出力側のインピ
ーダンスの整合をとる場合には、第５図に示すように基
板パターンのストリップライン２の折れ返し部に余分な
調整用パターン10を設けておき、それらの一部に切り穴
き11を設けるため削り取ったり、金製のリボン等でスト
リップライン間を接続するなどして調整を行っていた
が、調整できる値が設計段階で決まってしまい、調整の
自由にかけるという欠点があった。又基板を削ったり、
リボンのような薄いものを半田付けあるいはその他ボン
ディングにより接続するため信頼性に欠け、作業効率も
悪いという欠点があった。
いて、例えば入力側のインピーダンスと出力側のインピ
ーダンスの整合をとる場合には、第５図に示すように基
板パターンのストリップライン２の折れ返し部に余分な
調整用パターン10を設けておき、それらの一部に切り穴
き11を設けるため削り取ったり、金製のリボン等でスト
リップライン間を接続するなどして調整を行っていた
が、調整できる値が設計段階で決まってしまい、調整の
自由にかけるという欠点があった。又基板を削ったり、
リボンのような薄いものを半田付けあるいはその他ボン
ディングにより接続するため信頼性に欠け、作業効率も
悪いという欠点があった。
本発明は、これらの欠点を除去するため相対する端部
に電極があり、該電極間を接続するストリップラインが
設けられている誘電率の異なる複数の誘電体板からなる
インピーダンス調整部品を、高周波回路基板上のストリ
ップライン上に設けた平行な折れ返し部を短絡するよう
に半田付け等により載置し、又インピーダンス調整部品
の位置を変えることによりインピーダンスの調整を行う
ようにしたもので、ストリップラインのライン長を自由
に調整することが出来、又通常のチップコンデンサやチ
ップ抵抗等のチップ部品と同様なインピーダンス調整部
品の形状構造として半田付けによりインピーダンスを調
整するもので、作業効率の良い高周波回路インピーダン
ス調整方法を提供することを目的とする。
に電極があり、該電極間を接続するストリップラインが
設けられている誘電率の異なる複数の誘電体板からなる
インピーダンス調整部品を、高周波回路基板上のストリ
ップライン上に設けた平行な折れ返し部を短絡するよう
に半田付け等により載置し、又インピーダンス調整部品
の位置を変えることによりインピーダンスの調整を行う
ようにしたもので、ストリップラインのライン長を自由
に調整することが出来、又通常のチップコンデンサやチ
ップ抵抗等のチップ部品と同様なインピーダンス調整部
品の形状構造として半田付けによりインピーダンスを調
整するもので、作業効率の良い高周波回路インピーダン
ス調整方法を提供することを目的とする。
ロ．発明の構成 〔課題を解決するための手段〕 高周波回路を形成するストリップラインの上に互いに
平行な折れ返し部を設け、平行するストリップラインの
巾に相当する長さの誘電体から成るストリップラインに
接続する、両端面に電極と電極間をつなぐ導体を取り付
けたチップ形のインピーダンス調整部品を用意し、スト
リップラインの折れ返し部に位置を調整しながら、又誘
電率の異なるインピーダンス調整部品を交換しながら最
適な値に調整し、半田接続して高周波回路のインピーダ
ンスを調整する。
平行な折れ返し部を設け、平行するストリップラインの
巾に相当する長さの誘電体から成るストリップラインに
接続する、両端面に電極と電極間をつなぐ導体を取り付
けたチップ形のインピーダンス調整部品を用意し、スト
リップラインの折れ返し部に位置を調整しながら、又誘
電率の異なるインピーダンス調整部品を交換しながら最
適な値に調整し、半田接続して高周波回路のインピーダ
ンスを調整する。
即ち本発明は、基板表面にチップコンデンサ等の受動
素子と、インピーダンス整合用のストリップライン、及
びトランジスタ等の能動素子を載置した高周波回路のイ
ンピーダンスを調整する高周波回路インピーダンス調整
方法において、予め誘電率の異なる誘電体板の両端に、
電極と、該電極を結ぶストリップラインを設けたインピ
ーダンス調整部品を用意し、高周波回路基板上に予め設
けた互いに平行なストリップライン上の折返し部を短絡
するよう前記インピーダンス調整部品を載置し、載置す
る位置を変え、又インピーダンス調整部品を交換するこ
とによりストリップラインの長さを変化させ、インピー
ダンスの調整を行うことを特徴とする高周波回路インピ
ーダンス調整方法である。
素子と、インピーダンス整合用のストリップライン、及
びトランジスタ等の能動素子を載置した高周波回路のイ
ンピーダンスを調整する高周波回路インピーダンス調整
方法において、予め誘電率の異なる誘電体板の両端に、
電極と、該電極を結ぶストリップラインを設けたインピ
ーダンス調整部品を用意し、高周波回路基板上に予め設
けた互いに平行なストリップライン上の折返し部を短絡
するよう前記インピーダンス調整部品を載置し、載置す
る位置を変え、又インピーダンス調整部品を交換するこ
とによりストリップラインの長さを変化させ、インピー
ダンスの調整を行うことを特徴とする高周波回路インピ
ーダンス調整方法である。
誘電率がεの特性を持つ誘電体板上のストリップライ
ンを伝播する信号の波長は、誘電率が１の時の値の1/ε
となる。従って、入力側から出力側に達する波長は誘電
率の値により変化し、又回路上の回路素子により変わる
故、ストリップラインの長さ及び誘電率の異なるチップ
形のインピーダンス調整部品をストリップライン上で位
置を調整しながら短絡してインピーダンスの値を調整す
るもので、本発明ではこの時ストリップライン上にスト
リップラインが平行に走る折れ返し部を設け、両端に電
極を設けた誘電率の異なる材料を用い電極間を導体で接
続したインピーダンス調整部品を折れ返し部に沿い移動
させ、ストリップライン上に両端電極を半田付けして、
高周波回路のインピーダンスを調整する方法である。
ンを伝播する信号の波長は、誘電率が１の時の値の1/ε
となる。従って、入力側から出力側に達する波長は誘電
率の値により変化し、又回路上の回路素子により変わる
故、ストリップラインの長さ及び誘電率の異なるチップ
形のインピーダンス調整部品をストリップライン上で位
置を調整しながら短絡してインピーダンスの値を調整す
るもので、本発明ではこの時ストリップライン上にスト
リップラインが平行に走る折れ返し部を設け、両端に電
極を設けた誘電率の異なる材料を用い電極間を導体で接
続したインピーダンス調整部品を折れ返し部に沿い移動
させ、ストリップライン上に両端電極を半田付けして、
高周波回路のインピーダンスを調整する方法である。
第１図はギガHZの周波数帯域で動作するトランジスタ
増幅回路の例を示し、第２図はある値の誘電率を持つセ
ラミックス基板上に第１図の増幅回路を形成した基板の
回路パターンを示す。基板６の上にはストリップライン
２が印刷されており、チップコンデンサ１及びトランジ
スタ３等が載置されている。ここでＡ部は第１図のイン
ピーダンス調整のためのストリップライン21に対応し、
この部分でインピーダンスの整合をとる。ストリップラ
イン21には折れ返し部を設けておき、その部分には第３
図に示す誘電体板７の両端に電極９を設け、電極間をス
トリップライン８で接続し作られたチップ形のインピー
ダンス調整部品12を、第４図に示すように両端電極をス
トリップライン21上で接続してストリップラインのイン
ピーダンス調整部品12を載置し、ストリップライン21の
等価的な長さを調整するものである。従って、本発明に
よるインピーダンス調整部品12のストリップライン上で
の半田付け位置を調整することにより、ストリップライ
ンのライン長を容易に又自由に調整することが出来、又
通常のチップコンデンサやチップ抵抗と同様の半田付け
が可能なため、作業効率の良い高周波回路インピーダン
ス調整方法を提供出来る。
増幅回路の例を示し、第２図はある値の誘電率を持つセ
ラミックス基板上に第１図の増幅回路を形成した基板の
回路パターンを示す。基板６の上にはストリップライン
２が印刷されており、チップコンデンサ１及びトランジ
スタ３等が載置されている。ここでＡ部は第１図のイン
ピーダンス調整のためのストリップライン21に対応し、
この部分でインピーダンスの整合をとる。ストリップラ
イン21には折れ返し部を設けておき、その部分には第３
図に示す誘電体板７の両端に電極９を設け、電極間をス
トリップライン８で接続し作られたチップ形のインピー
ダンス調整部品12を、第４図に示すように両端電極をス
トリップライン21上で接続してストリップラインのイン
ピーダンス調整部品12を載置し、ストリップライン21の
等価的な長さを調整するものである。従って、本発明に
よるインピーダンス調整部品12のストリップライン上で
の半田付け位置を調整することにより、ストリップライ
ンのライン長を容易に又自由に調整することが出来、又
通常のチップコンデンサやチップ抵抗と同様の半田付け
が可能なため、作業効率の良い高周波回路インピーダン
ス調整方法を提供出来る。
ハ．発明の効果 〔発明の効果〕 以上述べたように、本発明によるストリップライン上
に平行な折れ返し部を設け、誘電率の異なるインピーダ
ンス調整部品を用い、回路基板上の折れ返し部での取付
け位置を調整する方法はインピーダンスの調整がし易
く、又半田付けが他の部品と一緒に行えるため、作業効
率の良い高周波回路インピーダンス調整方法を提供する
ことが出来る。
に平行な折れ返し部を設け、誘電率の異なるインピーダ
ンス調整部品を用い、回路基板上の折れ返し部での取付
け位置を調整する方法はインピーダンスの調整がし易
く、又半田付けが他の部品と一緒に行えるため、作業効
率の良い高周波回路インピーダンス調整方法を提供する
ことが出来る。
第１図は、高周波増幅回路を示す回路図。 第２図は、第１図に示す高周波増幅回路の基板の回路パ
ターン図。 第３図は、インピーダンス調整部品を示す斜視図。 第４図は、インピーダンス調整部品をストリップライン
折れ返し部に取付けた時の平面図。 第５図は、従来のストリップラインのインピーダンス調
整方法を示す平面図。 １……コンデンサ、2,8,21……ストリップライン、３…
…トランジスタ、６……基板、７……誘電体板、９……
電極、10……調整用パターン、11……切り欠き、12……
インピーダンス調整部品、Ａ……本発明によるインピー
ダンス調整部、Ｂ……従来方法によるインピーダンス調
整部。
ターン図。 第３図は、インピーダンス調整部品を示す斜視図。 第４図は、インピーダンス調整部品をストリップライン
折れ返し部に取付けた時の平面図。 第５図は、従来のストリップラインのインピーダンス調
整方法を示す平面図。 １……コンデンサ、2,8,21……ストリップライン、３…
…トランジスタ、６……基板、７……誘電体板、９……
電極、10……調整用パターン、11……切り欠き、12……
インピーダンス調整部品、Ａ……本発明によるインピー
ダンス調整部、Ｂ……従来方法によるインピーダンス調
整部。
Claims (1)
- 【請求項１】基板表面にチップコンデンサ等の受動素子
と、インピーダンス整合用のストリップライン、及びト
ランジスタ等の能動素子を載置した高周波回路のインピ
ーダンスを調整する高周波回路インピーダンス調整方法
において、予め誘電率の異なる誘電体板の両端に、電極
と、該電極を結ぶストリップラインを設けたインピーダ
ンス調整部品を用意し、高周波回路基板上に予め設けた
互いに平行なストリップライン上の折返し部を短絡する
よう前記インピーダンス調整部品を載置し、載置する位
置を変え、又インピーダンス調整部品を交換することに
よりストリップラインの長さを変化させ、インピーダン
スの調整を行うことを特徴とする高周波回路インピーダ
ンス調整方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10448890A JP2775192B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 高周波回路インピーダンス調整方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10448890A JP2775192B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 高周波回路インピーダンス調整方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH043502A JPH043502A (ja) | 1992-01-08 |
| JP2775192B2 true JP2775192B2 (ja) | 1998-07-16 |
Family
ID=14381935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10448890A Expired - Lifetime JP2775192B2 (ja) | 1990-04-19 | 1990-04-19 | 高周波回路インピーダンス調整方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2775192B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2590686B2 (ja) * | 1993-07-01 | 1997-03-12 | 日本電気株式会社 | 混成集積回路 |
-
1990
- 1990-04-19 JP JP10448890A patent/JP2775192B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH043502A (ja) | 1992-01-08 |
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