JP2775080B2 - 粒体の揺動選別仕分け装置 - Google Patents

粒体の揺動選別仕分け装置

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JP2775080B2
JP2775080B2 JP3008809A JP880991A JP2775080B2 JP 2775080 B2 JP2775080 B2 JP 2775080B2 JP 3008809 A JP3008809 A JP 3008809A JP 880991 A JP880991 A JP 880991A JP 2775080 B2 JP2775080 B2 JP 2775080B2
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granules
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Inventor
謙蔵 川島
Original Assignee
株式会社タイガーカワシマ
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、篩網を有する篩本体を
揺動させながら穀粒などの粒体を選別し仕分けることが
できる粒体の揺動選別仕分け装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来は,篩網を張設した篩本体を水平方
向に揺動して粒体を選別し仕分けることができる粒体の
選別仕分け装置において、その篩網は目詰まりしやすい
ものであり、その目詰まりを防止するために、篩網上に
多数の歯杆を櫛状に配列固定することは,例えば実公昭
41−11655号公報に見られるように知られてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この種
の粒体の選別仕分け装置では、その構造上、ブラシ状体
を篩網の上方または下方に装備すると複雑な構造になっ
てしまい、また、ブラシ状体のために篩網上の粒体の流
れが悪くなったり、正粒体までも強制的に漏下させてし
まうことになって選別精度を低下させることになる、と
いう不具合を呈していた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、そのような不
具合を解決し、目詰りを防止して精度の良い選別仕分け
ができるように工夫されたものであり、そのため、篩網
1を張設し端部に定量ホッパ5を連通連設した篩本体2
を水平方向に揺動して粒体を選別し仕分けることができ
る選別仕分け装置において、前記篩網1の始端となる前
記定量ホッパ5の下端部には階段状の分配板6を斜設
、前記篩網1の下方にはその篩目より目幅が大きくな
る下方篩網3を平行に張設するとともに、前記下方篩網
3の長手方向を各仕切り板8によって仕切って前記篩網
1と下方の篩網3の間にそれぞれセクションを形成し、
前記篩網1と下方の篩網3の間にはその篩目より大きい
多数の弾性体4をその間で上下に不規則に弾撥できるよ
うに介装し、前記定量ホッパ5側セクション内には他
セクション内の弾性体より順に多くの弾性体を介装
して成り、前記篩本体2は排出時には揺動させながら傾
斜可能に構成したものである。
【0005】
【作用】したがって、定量ホッパから、水平方向に揺動
している篩本体の篩網上に所定量の粒体を送給すると、
篩網上では粒体が選別されて、小粒が漏下することにな
るが、揺動する篩本体内の各弾性体が有効に弾揆しなが
ら篩網に揺動を与えることになって、篩網の目詰まりを
防止できることになり、漏下した小粒は下方篩網をスム
ーズに支障なく漏下し、所定量の粒体を精度良く選別し
てその仕分け率を容易に算出できることになり、また、
篩本体を揺動させながら傾斜させると、選別仕分けされ
た大粒と小粒をそれぞれ別々に排出することができる。
【0006】
【実施例】箱形となる篩本体2の内部上方には篩網1を
水平方向に張架するとともに、該篩網1の始端側となる
篩本体2の端部に斜設した階段状の分配板6の上方に
は、開閉レバ7により開閉させることができる定量ホッ
パ5を連通連設し、前記篩網1の下方には、長手方向を
各仕切り板8によって仕切って前記篩網1の篩目より目
幅が大きくなる下方篩網3を平行に張架し、該下方篩網
3の下方には流下板6を平行に張設し、該流下板6の後
端部にはストッパ9を設け、篩本体2の後部上方に被着
できるようにして支点10に枢支したストップカバー1
1の後端面と篩本体2の後端面との間に排出口12を設
け、前記篩網1と下方篩網3との間の各セクションには
篩目より大きい多数の弾性体4をその間で上下に弾揆で
きるようそれぞれ介装するとともに定量ホッパ5側のセ
クションには他のセクション内より多い弾性体を介装
し、該弾性体4は非円球状で複数の突部4aを有する形
状にして構成する。
【0007】また、基台13の上方には弾性機の各支脚
14により支持される篩支持台15を架設し、ギヤモー
タを内装した伝動部16の側方に突設したエキセントリ
ック装置17と前記篩支持台15とを揺動杆18を介し
て連動連繋し、篩支持台15の上方には前記篩本体2の
中央下部を支点軸19を介して枢支し、前記篩支持台1
5側のベルクランク20と篩本体2側のアーム21とを
連動連結するとともに、篩本体2の端部下方に設けたロ
ータリソレノイド22より延出する回動アーム23と前
記ベルクランク20の端部とを連動杆24を介して連動
連繋し、前記篩支持台15の両側部に係止ピン25、2
6を介して係合できる両アーム27、27の上端部を前
記ストップカバー11の両側部にそれぞれ軸支28して
構成する。
【0008】したがって、開閉レバ7を操作して定量ホ
ッパ5から、矢印イで示すように水平方向に揺動してい
る篩本体2の篩網1上に分配板6上より所定量の粒体を
分散させながら送給すると、篩網1上では粒体が選別さ
れて、小粒が漏下することになるが、揺動する篩本体2
の各セクションでは各弾性体4が有効に弾揆しながら篩
網1に揺動を与えるとともに目詰率の高い定量ホッパ5
側においてはより高い振動を与えることになって、篩網
1の目詰まりを防止できることになり、漏下した小粒は
篩目の大きい下方篩網3をスムーズに支障なく漏下し
て、所定量の粒体を精度良く選別できることになる。
【0009】また、一定時間後にロータリソレノイド2
2が始動して回動アーム23が矢印ロ方向に回動する
と、篩本体2はじょじょに傾き、同時に、両アーム27
は係止ピン25をガイドとして矢印ハ方向に回動する
が、アーム27の回動速度が遅いので、ストップカバー
11は矢印ニ方向にゆっくりと可動し、係止ピン26に
溝がかみあうとストップカバー11は持ち上げられなが
ら、図4に示すように篩本体2はさらに傾くことにな
り、その場合、エキセントリック装置17は回転運動を
したままで揺動されており、仕分けされた大粒と小粒は
それぞれ別々に排出され、所定量の粒体を精度良く選別
してその仕分け率を容易に算出できることになる。
【0010】
【発明の効果】このように本発明は、定量ホッパ5か
ら、水平方向に揺動している篩本体2の篩網1上に所定
量の粒体を送給して揺動選別を行なう状態で、各非円球
状の弾性体4をきわめて有効にランダムに弾揆させなが
ら篩網1に振動を与えることができることになって、篩
網1の目詰まりを良好に防止できることになり、漏下し
た小粒は篩目の大きい下方篩網3をスムーズに支障なく
漏下することができることになって、所定量の粒体を精
度良く選別してその仕分け率を容易に算出できることに
なり、また、篩本体2を揺動させながら傾斜させて、選
別仕分けされた大粒と小粒をそれぞれ別々に排出するこ
とができることになり、簡単な構造にして好適に実施で
きる特長を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の要部を示した側断面図である。
【図2】要部全体の外側面を示した側面図である。
【図3】要部の作動状態を示した作動説明図である。
【図4】図2の作動状態を示した作動説明図である。
【符号の説明】
1 篩網 2 篩本体 3 下方篩網 4 弾性体 4a 突部 5 定量ホッパ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 篩網1を張設し端部に定量ホッパ5を連
    通連設した篩本体2を水平方向に揺動して粒体を選別し
    仕分けることができる選別仕分け装置において、前記篩網1の始端となる前記定量ホッパ5の下端部には
    階段状の分配板6を斜設し 、前記篩網1の下方にはその
    篩目より目幅が大きくなる下方篩網3を平行に張設する
    とともに、前記下方篩網3の長手方向を各仕切り板8に
    よって仕切って前記篩網1と下方の篩網3の間にそれぞ
    れセクションを形成し、前記篩網1と下方の篩網3の間
    にはその篩目より大きい多数の弾性体4をその間で上下
    不規則に弾撥できるように介装し、前記定量ホッパ5
    セクション内には他のセクション内の弾性体より
    順に多くの弾性体を介装して成り、前記篩本体2は排出
    時には揺動させながら傾斜可能に構成したことを特徴と
    する粒体の揺動選別仕分け装置。
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