JP2774399B2 - フライホイール装置及びその運転方法 - Google Patents

フライホイール装置及びその運転方法

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JP2774399B2
JP2774399B2 JP3251455A JP25145591A JP2774399B2 JP 2774399 B2 JP2774399 B2 JP 2774399B2 JP 3251455 A JP3251455 A JP 3251455A JP 25145591 A JP25145591 A JP 25145591A JP 2774399 B2 JP2774399 B2 JP 2774399B2
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  • Separation Of Gases By Adsorption (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えばコンピュータ
電源用無停電電源装置に使用するフライホイール装置に
係り、特に電力貯蔵用フライホイール装置内を真空化す
るための改良及びその装置の運転方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】フライホイール式の無停電電源装置は、
蓄電部にフライホイールを用い電気エネルギーの形で貯
蔵し、停電発生時等の必要時にこの運転エネルギーを電
気エネルギーに変換して負荷に電力として供給しようと
するものである。上述のようにフライホイールが高速回
転(15000rpm)するため装置内に空気が存在する
と、フライホイールにとって高速回転をするがために大
きな空気抵抗となり、風損によるエネルギーの損失とな
る。このためこのような装置内でフライホイールが回転
しエネルギーを蓄えるようなフライホイール装置にあっ
ては装置内を真空状態とする必要がある。
【0003】さて、上述のようなフライホイール装置に
は装置内の真空状態をつくり維持するために真空ポンプ
が用いられている。図12は従来の真空ポンプを用いた
フライホイール装置の構造を示す説明図である。図にお
いて、1はフライホイール装置本体、2は真空ポンプ、
3は真空ポンプ2とフライホイール装置本体1をつなぐ
真空ホース、4は電磁真空バルブ、5は真空ポンプ2を
搭載する台、6は真空ポンプ用電動機、7はサイレンサ
ーまたはオイルミストトラップ、8は真空ポンプ用オイ
ル排出口、9は真空ポンプ用オイルゲージ、10はリー
ク電磁バルブである。フライホイール装置本体1内に
は、図示されていないが中央部にフライホイール、かご
形回転子、ビポット軸などを一体化したロータを立形に
配置し、その外周部に発電電動機固定子を配置してあ
る。
【0004】次に上述のようなフライホイール装置の動
作について説明する。フライホイール装置本体1は、内
部の中央部に高速回転するフライホイールが備えてある
ために風損を減少する目的で内部が真空状態となってい
る。この真空状態をつくり維持するために真空ポンプ2
及びこの真空ポンプ2を駆動する真空ポンプ用電動機
6、オイルミストトラップ7より構成される真空ポンプ
ユニットを備え、フライホイール装置本体1に接続する
ために真空ホース3と電磁バルブ4、リーク電磁バルブ
10から成る真空ホース部が設けられている。
【0005】真空ポンプ2を真空ポンプ用電動機6によ
り回転させることによってフライホイール装置本体1の
内部より真空ホース3を経由して空気を排出する。空気
の排出が終了すると電磁バルブ4が閉じ、その後リーク
電磁バルブ10が開放状態となって真空ホース3内に空
気が入り真空ポンプ2内のオイルが逆流しないようにす
る。その状態で真空状態を維持する。
【0006】しかしながら上述のフライホイール装置は
真空処理装置が大きくなり過大なスペースを占め、かつ
重く、価格が高いという問題点があった。このため発明
者等は、この問題点を解決するために種々検討し同一出
願人等により特願平1−305073号を出願した。
【0007】図13は上記特願平1−305073号に
示されたフライホイール装置の構造を示す説明図であ
る。図において、21は真空容器のケーシング、22は
電磁弁、23はTi合金のフィラメントで、このTi合
金フィラメント23の一端と他端に電源がつながれてい
る。24はこのフィラメント23を固定するための金
具、25はフィラメント23を蒸気を飛ばすために設け
られた容器内の部屋、26はこの部屋25の下部底板に
設けられた凹凸、27は容器の温度を冷却し真空効率を
向上させるためのフィン、28はフライホイールであ
る。
【0008】次に前記装置の真空処理をする方法につい
て述べる。まず、電磁弁22に外部よりロータリー真空
ポンプを接続し、先ず内部をロータリー真空ポンプで1
-2Torr付近まで真空度を高める。その後、電磁弁22
を閉じてロータリー真空ポンプをはずす。運転中容器内
部に除々に出てくるアウトガスによって真空度が下がっ
て来た時、前記Ti合金のフィラメント23に電源をつ
なぎ間欠的に電流を流す。Ti合金のフィラメント23
は電流によって温度が上がり高温となる。フィラメント
金属の表面より活性化したチタンが飛び出し容器内のい
ろいろな部分から出てくる水素、窒素、酸素などのアウ
トガスと反応して、アウトガスと化合しアウトガスを吸
着しながら容器内壁面等へ付着する。この現象を繰り返
すことにより真空度を維持する。初期真空化処理の後、
真空度の測定値が低下した時にTi合金のフィラメント
23を通電加熱することによりチタンを活性化させガス
と化合させて真空度を保つ。
【0009】従来のフライホイール装置は、以上のよう
に構成されているので、Ti合金のフィラメント23が
フライホイール28を回転させるためのモータ部分と、
真空容器のケーシング21内に一体に収納されており、
上記モータの固定子部分などからの発熱は、ケーシング
21にこもり、また停電の発生時などに発電をしなけれ
ばならず、この発電時には上記固定子部分からの発熱が
発生し、ケーシング21内に熱がこもる。一方、上記T
i合金のフィラメント23を加熱通電して活性化し蒸着
させ、ケーシング21内壁面に蒸着した分子が上記ケー
シング21内にこもった熱によって離れてしまい蒸着効
率が悪化し、よってケーシング21内の真空維持が難し
いなどの問題点があった。
【0010】次に従来の電力貯蔵用フライホイール装置
の静止形真空保持装置の回路について述べる。図14は
従来の電力貯蔵用フライホイール装置の静止形真空保持
装置にかかる回路図であり、図15は従来の該フライホ
イール装置の真空保持装置にかかる構造図である。図1
4中、40aは蒸発形ゲッターであるチタンゲッタフィ
ラメント45へ電流を流すためのトランス、40bは非
蒸発形ゲッターであるジルコニウムフィラメント46へ
電流を流すためのトランス、43a,43b,43c,
43dは電源とトランス40a,40bを接続するため
の端子、43e,43f,43g,43hはトランス4
0a,40bの2次巻線の端子、44a,44b,44
c,44dはチタンゲッタフィラメント45、ジルコニ
ウムフィラメント46とトランス40a,40bを接続
するための端子、47は電力貯蔵用フライホイールを収
納してある容器内の水蒸気が所定値以上であることを検
出してその後、閉成して所定時間後に開放する第1の常
開接点、48は前記収納容器内の水素が所定値以上であ
ることを検出してその後、閉成して所定時間後に開放す
る第2の常開接点である。図15中、20はチタンゲッ
タフィラメント45を入れた真空を保持した容器、54
a,54bはチタンゲッタフィラメント45を取り付け
る良導体からなる接続棒、51a,51bはナットと座
金からなる固定ナット59a,59bにより接続棒54
a,54bにそれぞれ取り付けられたアンプ端子であ
り、チタンゲッタフィラメント45に所望の電流を流す
ためのものである。57は絶縁物からなる端子台取り付
け板、49a,49bは容器20と端子台取り付け板5
7を結合させる取り付けネジ、41a,41bはチタン
ゲッタフィラメント45を止めるタッピンネジ、58
a,58bは絶縁物、30は容器20の内部の気密性を
高めるために挿入するOリング、31はフライホイール
収納容器(図示せず)と容器20を結合する配管、32
はフライホイール収納容器内の水蒸気が所定量に達した
ことを検出した場合に弁を開放し、所定時間後に弁を閉
じる電磁弁である。更に、ジルコニウムフィラメント4
6も前記図15と同様な構造であり、電磁弁の動作のみ
が異なる。即ち、フライホイール収納容器内の水素が所
定量に達したことを検出した場合に弁を開放し、所定時
間後に弁を閉じる。
【0011】次に上記装置の動作について説明する。フ
ライホイール装置の風損を減少させるため、フライホイ
ールを収納している容器内を真空にすることが行われて
いる。そして、上記容器内の回転機の主に巻線ワニスの
表面からアウトガス等が発生する。フライホイールを収
納している容器内の真空度を維持するため、上記容器内
で発生する水蒸気、水素を除去する必要がある。収納容
器内の水蒸気が所定値以上になった場合、これを検出器
によって検出し、電磁弁32を開放して常開接点47を
閉成し、チタンゲッタフィラメント45にトランス40
aを通じて電流を流して発熱によって該チタンゲッタフ
ィラメント45自体を高温とすることによって、活性状
態となり水蒸気等を蒸着させていた。一方、該収納容器
内の水素が所定値以上になった場合、これを検出器によ
って検出し、電磁弁32を開放して常開接点48を閉成
し、ジルコニウムフィラメント46によって水素等を吸
収することが行われている。上記フィラメント45,4
6はいづれも許容値内の温度に熱しないとその機能を果
たすことができないため、上記フィラメント45,46
を独立してトランス40a,40bを用いて所定の電流
を流していた。
【0012】従来の電力貯蔵用フライホイール装置は前
述のように構成されているので、チタンゲッタ及びジル
コニウムフィラメントを各々独立した回路、構造となっ
ていたため複雑、高価となっていた。
【0013】次に図16は図15と一部異る従来の電力
貯蔵用フライホイール装置の静止形真空保持装置にかか
る構造図であり、図17は同様な部分拡大図である。図
中の符号は図15と同じであるので異る箇所のみ説明す
る。59a,59bは接続棒54a,54bを押え板5
7に取付けるためのナットと座金からなる固定ナット、
30a〜30cは容器20の内部の気密性を高めるため
に挿入するOリングである。
【0014】次に図16に示す真空保持装置の組み立て
要領について説明する。接続棒54a,54bにチタン
ゲッタフィラメント45をタッピンネジ41a,41b
によって取り付ける。接続棒54a,54bに各々Oリ
ング30a,30bを組み込み、接続棒54a,54b
を押え板57に貫通させた後、固定ナット59a,59
bによって接続棒54a,54bを押え板57に取り付
ける。次に容器20にOリング30cを組み込み、押え
板57を上に乗せて取り付けネジ49a,49bによっ
て締め付けて止める。取り付け板57と取り付けネジ4
9a,49b及び固定ナット59a,59bによって締
め付けOリング30a〜30cを変形させ押え板57と
接続棒54a,54bとの気密性、押え板57と容器2
0との気密性を高めている。そして、アンプ端子51
a,51bを各々接続棒54a,54bに取り付けてい
た。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】この発明は前記のよう
な問題点を解決するためになされたもので、下記に示す
ことを目的とするものである。 (1)フライホイール装置内の真空維持が可能なフライホ
イール装置及びフライホイール装置内の真空維持を行な
う方法を得る。 (2)また、従来の電力貯蔵用フライホイール装置は前述
のようにチタンゲッタ及びジルコニウムフィラメントを
回路、構造の一部を共用として簡素な電力貯蔵用フライ
ホイール装置を提供する。 (3)さらに、構造の簡素な真空保持装置の容器内の気密
性を高めた電力貯蔵用フライホイール装置を提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】第1の発明に係るフライ
ホイール装置は、真空中で回転可能に設けられたフライ
ホイールを内蔵するフライホイール装置本体と、前記フ
ライホイール装置本体に開閉手段を介して接続され、通
電加熱して蒸着する蒸発形ゲッターと、前記蒸発形ゲッ
ターと開閉手段を介して接続され、通電加熱して前記蒸
発形ゲッター内の水素を吸引する非蒸発形ゲッターとを
備えたものである。
【0017】第2の発明に係るフライホイール装置の運
転方法は、フライホイールを内蔵するフライホイール装
置本体内を、前記フライホイールを運転する前に装置本
体内の空気を除去して真空化処理する第1のステップ
と、前記第1のステップで真空化処理された後、装置本
体内の真空度を検出する第2のステップと、前記第2の
ステップで検出される真空度が低下した際に蒸発形ゲッ
ターをONし通電加熱して蒸着する第3のステップと、
前記第3のステップにて蒸発形ゲッターのONされた時
点とあるタイミングをずらして非蒸発形ゲッターをON
し通電加熱してこの非蒸発形ゲッター内の水素を吸引す
る第4のステップと、から成るものである。
【0018】第3の発明にかかるフライホイール装置
は、2次巻線のタップを2以上有するトランスと、水分
等のガスを蒸着する蒸発形ゲッターと、水素を吸収する
非蒸発形ゲッターと、水分が所定値以上である場合閉成
してその後開放する第1の接点と、水素が所定値以上で
ある場合閉成してその後開放する第2の接点とを備え、
前記蒸発形ゲッターの一方に第1又は第2の接点の一方
を接続し、該蒸発形ゲッターの他方に上記トランスの2
次巻線の一方を接続し、前記トランスの2次巻線のタッ
プに第1又は第2の接点の他方を接続し、前記非蒸発形
ゲッターの一方に第1又は第2の接点の一方を接続し、
該非蒸発形ゲッターの他方に上記トランスの2次巻線の
一方に接続し、前記トランスの2次巻線のタップに第1
又は第2の接点の他方を接続したことを特徴とするもの
である。
【0019】第4の発明にかかるフライホイール装置
は、トランスと、水分等のガスを蒸着する蒸発形ゲッタ
ーと、水素を吸収する非蒸発形ゲッターと、水分が所定
値以上である場合オンしてその後オフする第1の双方性
制御整流素子と、水素が所定値以上である場合所定の導
通角をもってオンしてその後オフする第2の双方性制御
整流素子とを備え、前記蒸発形ゲッターの一方に第1又
は第2の双方性制御整流素子と該蒸発形ゲッターの他方
に前記トランスの2次巻線の一方を接続し、前記トラン
スの2次巻線の一方に第1又は第2の双方性制御整流素
子の他方を接続し、前記非蒸発形ゲッターの一方に第1
又は第2の双方性制御整流素子の一方を接続し、該非蒸
発形ゲッターの他方に前記トランスの2次巻線の一方に
接続し、前記トランスの2次巻線の他方に第1又は第2
の双方性制御整流素子の他方を接続したことを特徴とす
るものである。
【0020】第5の発明にかかるフライホイール装置
は、水分等のガスを蒸着する蒸発形ゲッターを収納する
導体からなる第1の容器と、水素を吸収する非蒸発形ゲ
ッターを収納する導体からなる第2の容器と、蒸発形ゲ
ッターと非蒸発形ゲッターとを第1の容器と第2の容器
の一部を密着させるようにして電気的に結合させること
を特徴とするものである。
【0021】第6の発明にかかるフライホイール装置
は、真空を保持するための真空保持容器と、前記真空保
持容器内にゲッターフィラメントを入れ、前記ゲッター
フィラメントに通電するための良導体からなる接続棒
と、前記真空保持容器を良導体からなる上蓋と、電極と
前記上蓋との間にセラミック系の絶縁物とを介在させ、
上蓋と前記絶縁物と電極とをロー付け又は半田付けして
一体とすることを特徴とするものである。
【0022】
【作用】第1の発明におけるフライホイール装置は、蒸
発形ゲッターと、非蒸発形ゲッターとによって水素を吸
引し蒸着し、フライホイール装置本体内を真空に維持す
る。第2の発明においては、フライホイールを運転する
前に装置本体内の空気を除去し、装置本体内の真空度を
検出し、真空度が低下した際に蒸発形ゲッターをオン
し、通電加熱して蒸着し、上記蒸発形ゲッターがオンし
てからあるタイミングをずらして非蒸発形ゲッターをオ
ンし通電加熱することによって装置本体内を真空とすべ
く維持する。第3の発明におけるフライホイール装置の
蒸発形ゲッターは第1の接点の閉成によってトランスか
ら電源を供給し、非蒸発形ゲッターは第2の接点の閉成
によってトランスから電源を供給し、蒸発形ゲッターと
非蒸発形ゲッターに異なる電圧が供給される。第4の発
明におけるフライホイール装置の蒸発形ゲッターは第1
の双方性制御整流素子のオン動作によってトランスから
電源を供給し、非蒸発形ゲッターは第2の双方性制御整
流素子のオン動作によってトランスから電源を供給し、
蒸発形ゲッターと非蒸発形ゲッターに異なる電圧が供給
される。第5の発明におけるフライホイール装置は、蒸
発形ゲッターを収納する第1の容器と、非蒸発形ゲッタ
ーを収納する第1の容器の密着によって同電位となるよ
うに作用するものである。第6の発明におけるフライホ
イール装置は、真空保持容器の上蓋とセラミック系の絶
縁物と接続棒とをロー付け又は半田付けして一体とした
ものは真空保持容器の気密性を保持するように作用する
ものである。
【0023】
【実施例】実施例1. 以下、この発明の一実施例を図に基づいて説明する。図
1及び図2はこの発明の一実施例によるフライホイール
装置の構成図、図3はこの発明の一実施例によるフライ
ホイール装置本体の説明図である。図3において、21
は真空容器のケーシング、27はケーシング21の外部
表面に設けられ、ケーシング21の容器の温度を冷却し
真空効率を向上させるためのフィン、28はケーシング
21に内設されたフライホイールで、ケーシング21内
にはフライホイール28を回転自在に支承する軸受(図
示せず)、フライホイール28を回転駆動させるための
回転子などの駆動部(図示せず)が設けられており、こ
れらケーシング21の内部に設けられた内部材、ケーシ
ング21、電磁弁22(図13参照)、フィン27等に
よってフライホイール装置本体29を構成する。
【0024】次にフライホイール装置について説明す
る。図1において、30はフライホイール装置本体29
の容器内部を真空にするためのロータリー真空ポンプ、
31はフライホイール装置本体29と真空ポンプ30と
を電磁弁32を介して接続する配管である。33はTi
を主成分とする化合物に通電加熱し蒸着可能な蒸発形ゲ
ッターポンプ、34はフライホイール装置本体29と蒸
発形ゲッターポンプ33とを開閉手段としての電磁弁3
5を介して接続する配管である。36はZrを主成分と
する化合物に通電加熱し水素を吸引可能な非蒸発形ゲッ
ターとしての非蒸発形ゲッターポンプ、37は蒸発形ゲ
ッターポンプ33と非蒸発形ゲッターポンプ36とを開
閉手段としての電磁弁38を介して接続する配管で、上
記のような構成によってフライホイール装置を構成す
る。
【0025】次に真空処理する方法について説明する。
まず電磁弁32に外部よりロータリー真空ポンプ30を
接続し、フライホイール装置本体29の内部をロータリ
ー真空ポンプ30で10-4Torr付近まで真空度を高め
る。その後電磁弁32を閉じてロータリー真空ポンプ3
0をはずす。
【0026】運転中フライホイール装置本体29内部に
徐々に出てくるアウトガスによって真空度が下がってき
た時、フライホイール装置本体29の運転を停止する。
電磁弁35をオンし蒸発形ゲッターポンプ33をオンす
る。上記電磁弁35をオンした後、ある所定時間のタイ
ミングをずらして電磁弁38をオンする。一方非蒸発形
ゲッターポンプ36をオンし活性化する。上記動作を繰
り返すことによってフライホイール装置本体29の内部
は真空状態となる。蒸発形ゲッターポンプ33をオンす
ることにより、通電加熱されTiが加熱されて化合し蒸
発させ分子をとばして壁面に蒸着する。この時Tiによ
って水素以外のガスを吸収するが、水素を吸収するには
時間がかかる。非蒸発形ゲッターポンプ36をオンする
ことにより、Zrが通電加熱され水素を素早く吸収す
る。この時水分も同時に吸収するが吸収の能力は小さ
い。
【0027】フライホイール装置本体29内部は、固定
子部分の巻線ワニスなどの表面からアウトガスがにじみ
でてくるため時間が経過すると真空度を保持するための
真空引きが可能となってくる。このため上述したごと
く、本発明の装置は、蒸発形ゲッターポンプ33、非蒸
発形ゲッターポンプ36を併用し、蒸発形ゲッターポン
プ33としてTi合金に電流を流し高温にすると活性状
態となり酸素、窒素、水分などを蒸発する性質と非蒸発
形ゲッターポンプ36としてのZr合金を活性化すると
2 、CO2 ガス等を吸収する性質を併用し利用するも
のである。工場内で上記フライホイール装置本体29内
をベーキングした後は、0.1〜0.01Torrまでの真
空度を保持するものである。上述のようにフライホイー
ル装置本体29の外部のロータリー真空ポンプ30を最
初のみ使用し、あとはフライホイール装置本体29の外
部にそれぞれ設けられた蒸発形ゲッターポンプ33およ
び非蒸発形ゲッターポンプ36を動作させ繰り返すこと
によって、フライホイール装置本体29内の真空を維持
することができる。
【0028】図2はこの発明の他の実施例によるフライ
ホイール装置で、配管37は電磁弁38を介して非蒸発
形ゲッターポンプ36に接続され、他方は電磁弁35と
蒸発形ゲッターポンプ33との間の配管34に接続され
ている。このように蒸発形ゲッターポンプ33と非蒸発
形ゲッターポンプ36とが並列に接続されていてもよ
い。
【0029】実施例2.次にフライホイール装置の運転
方法について説明する。図4はこの発明のフライホイー
ル装置の運転のタイムチャート、図5及び図6は運転方
法を示すフローチャートである。図4において、横軸に
時間、縦軸に真空度、通電状況、電磁弁の開閉状況を示
す。図4において、Aはフライホイール装置本体29の
装置内の真空度を示し、Bは蒸発形ゲッターポンプ33
の通電状況を、Cは電磁弁35の開閉状況を、Dは蒸発
形ゲッターポンプ33の真空状況を、Eは電磁弁38の
開閉状況を、Fは非蒸発形ゲッターポンプ36の通電状
況を、Gは非蒸発形ゲッターポンプ36の真空状況を夫
々示している。
【0030】次に運転方法についてステップ毎に述べ
る。 (ステップ1)まず電磁弁32に外部よりロータリー真
空ポンプ30を接続しフライホイール装置本体29の内
部をロータリー真空ポンプ30で10-4Torr付近まで真
空度を高める。 (ステップ2)電磁弁32をオフ(閉じ)しロータリー
真空ポンプ30をフライホイール装置から外す。 (ステップ3)次にフライホイール装置本体29を運転
する。 (ステップ4)フライホイール装置本体29を運転中、
フライホイール装置本体29の内部に徐々に発生するア
ウトガスによりフライホイール装置本体内の真空度が低
下する。フライホイール装置本体29に取付けられてい
る真空度検出手段、例えばピラニーにて真空度を絶えず
検出測定し、 (ステップ5)真空度が設定値以内か、どうか判断し、 (ステップ6)設定値より低下したときは、フライホイ
ール装置本体29の運転を停止する。 (ステップ7)ある設定値以上の真空度が維持されてお
れば、フライホイール装置本体29の運転を継続する。 (ステップ8)次に電磁弁35をオンし弁を20秒開放
する。 (ステップ9)ステップ6、ステップ8を繰り返す。 (ステップ10)電磁弁35をオンし弁を20秒開放す
る。開放と同時に蒸発形ゲッターポンプ33をオンし6
0秒間開放する。 (ステップ11)すると蒸発形ゲッターポンプ33のT
iが通電加熱され化合し蒸着する。 (ステップ12)上記電磁弁35をオンした後、30秒
後、電磁弁38をオンし弁を3分開放する。これは蒸発
形ゲッターポンプ33内のTiの水素を吸い出すもので
ある。 (ステップ13)所定時間経過後、電磁弁35をオンし
弁を20秒開放する。所定時間経過後、再び電磁弁35
をオンし弁を20秒開放する。 (ステップ14)上記ステップ9〜ステップ11を繰り
返し実行する。 (ステップ15)上記ステップ13で電磁弁38を3分
開放し、終了と同時に非蒸発形ゲッターポンプ36をオ
ンし10分開放する。するとZrが通電加熱され水素を
素早く吸収する。この様にして蒸発形ゲッターポンプ3
3および非蒸発形ゲッターポンプ36を動作させ繰り返
すことによってフライホイール装置本体29内の真空を
維持する。
【0031】次に第3〜第6発明の一実施例を図に基づ
いて説明する。 実施例3. 図7はこの実施例3による静止形真空保持装置を示す回
路図である。図中、40は絶縁トランスで1つのタップ
を有している。蒸発形ゲッタ−のチタンゲッタフィラメ
ント45と非蒸発形ゲッタ−のジルコニウムフィラメン
ト46の一方をそれぞれ接続してその接続点を端子44
aへ接続し、端子44aとトランス40の2次巻線の一
方の端子43eを接続している。またチタンゲッタフィ
ラメント45の他方の線を端子44bへ接続し、第1の
常開接点47を端子44bとトランス40の2次巻線の
タップすなわち端子43fへ接続している。更に第2の
常開接点48を端子44cとトランス40の2次巻線の
他方の端子43gへ接続するとともに、ジルコニウムフ
ィラメント46の他方の線を端子44cへ接続してい
る。
【0032】次に図7に基づいて動作について前述の図
1又は図2を参照しながら説明する。フライホイール収
納容器内の水蒸気が所定値以上になった場合、これを検
出器によって検出し、電磁弁35を開放して常開接点4
7を閉成し、チタンゲッタフィラメント45にトランス
40を通じて電流を流して発熱によって該チタンゲッタ
フィラメント45自体を高温とすることによって、活性
状態となり水蒸気等を蒸着させる。一方、フライホイー
ル収納容器内の水素が所定値以上になった場合、これを
検出器によって検出し、電磁弁35,38を開放して第
2の常開接点48を閉成し、ジルコニウムフィラメント
46にトランス40を通じて電流を流して発熱によって
該ジルコニウムフィラメント46自体を高温とすること
によって、活性状態となり水素等を吸収する。
【0033】実施例4. 図8はこの実施例4による静止形真空保持装置を示す回
路図であり、前述の実施例3(図7)と同一部分には同
一符号を付し、説明を省略する。なお、ここでも説明に
あたっては前述の図1又は図2を参照する。図中、52
は電磁弁35の開放と共に所定の導通角でオンして所定
時間後にオフする第1の双方向性制御整流素子であり、
チタンゲッタフィラメント45の一方の側の端子44b
とトランス40の2次巻線の一方の端子43f間に接続
されている。53は電磁弁38の開放と共にオンして所
定時間後にオフする第2の双方向性制御整流素子であ
り、ジルコニウムフィラメント46の一方の側の端子4
4cとトランス40の2次巻線の一方の端子43f間に
接続されている。またチタンゲッタフィラメント45の
他方とジルコニウムフィラメント46の他方は互いに接
続してその接続点を端子44aへ接続し、端子44aと
トランス40の2次巻線の他方の端子43eを接続して
いる。次に動作について説明する。実施例3と異る点の
みを説明する。フライホイールを収納している容器内の
水蒸気が所定値以上になった場合、これを検出器によっ
て検出し、電磁弁35を開放して第1の双方向性制御整
流素子52を所定時間オンし、チタンゲッタフィラメン
ト45にトランス40通じて電流を流して発熱によって
該チタンゲッタフィラメント45自体を高温とすること
によって、活性状態となり水蒸気等を蒸着させる。一
方、フライホイール収納容器内の水素が所定値以上にな
った場合、これを検出器によって検出し、電磁弁38を
開放して第2の双方向性制御整流素子53を所定時間オ
ンし、ジルコニウムフィラメント46に電流を流して発
熱によって該ジルコニウムフィラメント46自体を高温
とすることによって、活性状態となり水素等を吸収す
る。
【0034】実施例5. 図9はこの発明の一実施例による静止形真空保持装置を
示す構造図であり、前述の従来例(図15)に相当する
部分には同一符号を付してある。なお、説明にあたって
は前述の図7又は図8を参照する。図中、20aは蒸発
形ゲッターであるチタンゲッタフィラメント45を収納
する導電性の第1の容器、20bは非蒸発形ゲッターで
あるジルコニウムフィラメント46を収納する導電性の
第2の容器であり、これら容器20a,20bは、単一
の筐体100内を隔壁20cにより2室に画成すること
で形成されているが、これら容器20a,20bを別体
に構成して隔壁20c相当部分を密着させるようにして
もよい。41a,41bはチタンゲッタフィラメント4
5を固定するタッピンネジ、41c,41dはジルコニ
ウムフィラメント46を固定するタッピンネジ、49は
アンプ端子51を容器20aすなわち筐体100へ接続
する取付けネジである。50aは容器20aの上蓋側に
チタンゲッタフィラメント45を固定する導電性の上蓋
取付け板で、チタンゲッタフィラメント45の一方は、
良導体からなる接続棒54aに接続され、接続棒54a
が絶縁物58aを介して上蓋取付け板50aに貫通支持
されて、その貫通端にナットと座金からなる固定ナット
59aにより取り付けられたアンプ端子51aと電気的
に接続されている。更にチタンゲッタフィラメント45
の他方は、良導体からなる支持体101aによって上蓋
取付け板50aに機械的および電気的に接続され、上蓋
取付け板50aから容器20a(筐体100)を介して
アンプ端子51に電気的に接続されている。50bは容
器20bの下蓋側にジルコニウムフィラメント46を固
定する導電性の下蓋取付け板で、ジルコニウムフィラメ
ント46の一方は、良導体からなる接続棒54cに接続
され、接続棒54cが絶縁物58cを介して下蓋取付け
板50bに貫通支持されて、その貫通端にナットと座金
からなる固定ナット59cにより取り付けられたアンプ
端子51cと電気的に接続されている。更にジルコニウ
ムフィラメント46の他方は、良導体からなる支持体1
01bによって下蓋取付け板50bに機械的および電気
的に接続され、下蓋取付け板50bから容器20b(筐
体100)を介してアンプ端子51に電気的に接続され
ている。そして、アンプ端子51は前述の図7又は図8
で説明した端子44aと、アンプ端子51aは端子44
bと、更にアンプ端子51cは端子44cと、それぞれ
電気的に接続するようになっている。また、筐体100
には、各容器20a,20bのそれぞれにフライホイー
ル収納容器(図示せず)と結合するための配管31a,
31bが設けられているとともに、容器20a側の配管
31aに、フライホイール収納容器内の水蒸気が所定量
に達したことを検出した場合に弁を開放し、所定時間後
に弁を閉じる電磁弁32aを、容器20b側の配管31
bに、フライホイール収納容器内の水素が所定量に達し
たことを検出した場合に弁を開放し、所定時間後に弁を
閉じる電磁弁32bを、それぞれ設置している。
【0035】実施例6. 図10はこの実施例による静止形真空保持装置の全体を
示す構造図であり、図11は静止形真空保持装置の部分
拡大を示す構造図である。図中、従来(図16)と同一
符号は同一又は相当部分を示す。50cは素材が鉄から
なる上蓋取付け板、54aは材料が良導体からなり、チ
タンゲッタフィラメント45の一方を取り付ける接続
棒、55aは材料がセラミックからなり、接続棒54a
を上蓋取付け板50cに取り付けるための接続棒絶縁体
であり、図11に示す如く寸法Aだけ突出するフランジ
を有する。56aは接続棒54aと接続棒絶縁体55a
を接合させる半田付け又はロー付けである。54bは材
料が良導体からなり、チタンゲッタフィラメント45の
他方を取付ける接続棒、55bは材料がセラミックから
なり、接続棒54bを上蓋取付け板50cに取り付ける
ための接続棒絶縁体であり、図11に示すように寸法A
だけ突出するフランジを有する。56bは接続棒54b
と接続棒絶縁体55bを接合させる半田付け又はロー付
けである。次に図10に示す静止形真空保持装置の組み
立て要領について説明する。まず、接続棒54a,54
bに接続棒絶縁体55a,55bを密着させて半田付け
又はロー付け56aによって接着する。上蓋取付け板5
0cと接続棒絶縁体55を密着させて半田付け又はロー
付け56a,56bによって接着する。チタンゲッタフ
ィラメント45を接続棒54a,54dにタッピンネジ
41a,41bによって取り付ける。容器20にOリン
グ30cを組み込んだ後、上蓋取付け板50cを取り付
けネジ49a,49bによって取り付ける。このときO
リング30cを変形させ上蓋取付け板50cと容器20
との気密性を高める。そして、アンプ端子51a,51
bを各々接続棒54a,54bに取り付ける。フライホ
イール収納容器内の水蒸気が所定値以上になった場合、
これを検出器によって検出し、電磁弁32を開放してチ
タンゲッタフィラメント45に電流を流して発熱によっ
て該チタンゲッタフィラメント45自体を高温とするこ
とによって、活性状態となり水蒸気等を蒸着させて容器
20内の真空を保持する。更に、容器20内が真空であ
るため各接続棒絶縁体55a,55bには容器20の内
部方向に移動しようとする力が働くが、上蓋取付け板5
0cに各接続棒絶縁体55a,55bのフランジ部分が
当りその移動は阻止される。
【0036】
【発明の効果】以上のように、本発明のフライホイール
装置によれば次のような効果を奏するものである。 (1)この第1及び第2の発明によれば、フライホイール
装置本体内の真空度の維持に通電加熱して蒸着する蒸発
形ゲッターと、通電加熱して蒸発形ゲッター内の水素を
吸引する非蒸発形ゲッターとを備えたので、TiとZr
との性質の長所を互いに生かし分担させているので、簡
単な装置で、かつほとんど保守不要の状態で長時間、容
易に真空度を維持できる。 (2)第3の発明においてはトランスのタップを用いて各
々のフィラメントに適切な電流を流すようにしたので回
路が簡素に構成できるものが得られる。 (3)第4の発明においては双方向性制御整流素子によっ
て各々のフィラメントに適切な電流を流すようにしたの
で回路が簡素に構成できるものが得られる。 (4)第5の発明においては各々のフィラメントを収納す
る容器を密着させて同電位としたので収納容器の構造を
簡素にできるものが得られる。 (5)第6の発明においては真空保持容器の上蓋とセラミ
ック系の絶縁物とゲッターフィラメントに通電するため
の接続棒とをロ−付け又は半田付けして一体としたので
簡単な構造で容器内の気密性を高めることができるもの
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例によるフライホイール装置
の構成図である。
【図2】この発明の他の一実施例によるフライホイール
装置の構成図である。
【図3】この発明の一実施例によるフライホイール装置
本体の説明図である。
【図4】この発明のフライホイール装置の運転のタイム
チャートである。
【図5】この発明のフライホイール装置の運転方法を示
すフローチャートである。
【図6】この発明のフライホイール装置の運転方法を示
すフローチャートである。
【図7】この発明の実施例3による静止形真空保持装置
を示す回路図である。
【図8】この発明の実施例4による静止形真空保持装置
を示す回路図である。
【図9】この発明の実施例5による静止形真空保持装置
を示す構造図である。
【図10】この発明による静止形真空保持装置の全体を
示す構造図である。
【図11】この発明による静止形真空保持装置の部分拡
大を示す構造図である。
【図12】従来のフライホイール装置本体の構造を示す
説明図である。
【図13】従来のフライホイール装置本体の構造を示す
説明図である。
【図14】従来の静止形真空保持装置の回路図である。
【図15】従来の静止形真空保持装置の全体を示す構造
図である。
【図16】従来の別の静止形真空保持装置の全体を示す
構造図である。
【図17】従来の静止形真空保持装置の部分拡大の構造
図である。
【符号の説明】
20 容器 20a 第1の容器 20b 第2の容器 21 ケーシング 28 フライホイール 29 フライホイール装置本体 30 真空ポンプ 31,34,37 配管 32,35,38 電磁弁 33 蒸発形ゲッターポンプ 36 非蒸発形ゲッターポンプ 40 絶縁トランス 41a,41b,41c,41d タッピンネジ 50a 上蓋取付け板 50b 下蓋取付け板 43e,43f 端子 44a,44b,44c 端子 45 蒸発形ゲッター(チタンゲッタフイラメント) 46 非蒸発形ゲッター(ジルコニウムフイラメント) 47 第1の常開接点 48 第2の常開接点 50 上蓋 51a,51b,51c アンプ端子 52 第1の双方向性制御整流素子 53 第2の双方向性制御整流素子 55 接続棒絶縁
体 54a,54b,54c 接続棒 55a,55b 接続棒絶縁体 56a,56b 半田付け又はロ−付け 58a,58c 絶縁物 59a,59b,59c 固定ナット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 博国 尼崎市若王寺3丁目11番20号 関西電力 総合技術研究所内 (72)発明者 田中 一彦 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (72)発明者 入野 武志 名古屋市東区矢田南五丁目1番14号 三 菱電機株式会社 名古屋製作所内 (56)参考文献 特公 昭45−28461(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F04B 37/02

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空中で回転可能に設けられたフライホ
    イールを内蔵するフライホイール装置本体と、前記フラ
    イホイール装置本体に開閉手段を介して接続され、通電
    加熱して蒸着する蒸発形ゲッターと、前記蒸発形ゲッタ
    ーと開閉手段を介して接続され、通電加熱して前記蒸発
    形ゲッター内の水素を吸引する非蒸発形ゲッターとを備
    えたことを特徴とするフライホイール装置。
  2. 【請求項2】 フライホイールを内蔵するフライホイー
    ル装置本体内を、前記フライホイールを運転する前に装
    置本体内の空気を除去して真空化処理する第1のステッ
    プと、 前記第1のステップで真空化処理された後、装置本体内
    の真空度を検出する第2のステップと、 前記第2のステップで検出される真空度が低下した際に
    蒸発形ゲッターをオンし通電加熱して蒸着する第3のス
    テップと、 前記第3のステップにて蒸発形ゲッターのオンされた時
    点とあるタイミングをずらして非蒸発形ゲッターをオン
    し通電加熱してこの非蒸発形ゲッター内の水素を吸引す
    る第4のステップと、 から成ることを特徴とするフライホイール装置の運転方
    法。
  3. 【請求項3】 2次巻線のタップを1以上有するトラン
    スと、水分等のガスを蒸着する蒸発形ゲッターと、水素
    を吸収する非蒸発形ゲッターと、水分が所定値以上であ
    る場合閉成してその後開放する第1の接点と、水素が所
    定値以上である場合閉成してその後開放する第2の接点
    とを備え、 前記蒸発形ゲッターの一方に第1の接点の一方を接続
    るとともに、該蒸発形ゲッターの他方に前記トランスの
    2次巻線の一方を接続し、 前記非蒸発形ゲッターの一方に第2の接点の一方を接続
    するとともに、該非蒸発形ゲッターの他方に前記トラン
    スの2次巻線の一方を接続し、 前記トランスの2次巻線のタップに第1又は第2の接点
    の他方を接続するとともに、該トランスの2次巻線の他
    方に第2又は第1の接点の他方を接続したことを特徴と
    するフライホイール装置。
  4. 【請求項4】 トランスと、水分等のガスを蒸着する蒸
    発形ゲッターと、水素を吸収する非蒸発形ゲッターと、
    水分が所定値以上である場合オンしてその後オフする第
    1の双方性制御整流素子と、水素が所定値以上である場
    合所定の導通角をもってオンしてその後オフする第2の
    双方性制御整流素子とを備え、 前記蒸発形ゲッターの一方に第1の双方性制御整流素子
    の一方を接続するとともに、該蒸発形ゲッターの他方に
    前記トランスの2次巻線の一方を接続し、 前記非蒸発形ゲッターの一方に第2の双方性制御整流素
    の一方を接続するとともに、該非蒸発形ゲッターの他
    方に前記トランスの2次巻線の一方を接続し、前記トラ
    ンスの2次巻線の他方に第1及び第2の双方性制御整流
    素子の他方を接続したことを特徴とするフライホイール
    装置。
  5. 【請求項5】 水分等のガスを蒸着する蒸発形ゲッター
    を収納する導体からなる第1の容器と、この第1の容器
    と密着して配置されて、水素を吸収する非蒸発形ゲッタ
    ーを収納する導体からなる第2の容器とを備え、 前記蒸発形ゲッターの一方を絶縁物を介して第1の容器
    から引き出すとともに、該蒸発形ゲッターの他方を第1
    の容器に電気的に接続し、 前記非蒸発形ゲッターの一方を絶縁物を介して第2の容
    器から引き出すとともに、該非蒸発形ゲッターの他方を
    第2の容器に電気的に接続し、 蒸発形ゲッターの他方と非蒸発形ゲッターの他方とを互
    いに第1の容器と第2の容器を介して電気的に結合させ
    たことを特徴とするフライホイール装置。
  6. 【請求項6】 真空を保持するための真空保持容器と、
    前記真空保持容器内にゲッターフィラメントを入れ、前
    記ゲッターフィラメントに通電するための良導体からな
    る接続棒と、前記真空保持容器を良導体からなる上蓋
    と、前記接続棒と前記上蓋との間に介在設置されたセラ
    ミック系の絶縁物とを備え、前記上蓋と前記絶縁物、及
    び該絶縁物と接続棒とを、それぞれロー付け又は半田付
    けして一体としたことを特徴とするフライホイール装
    置。
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