JP2774278B2 - 光ディスク装置のセクタマーク検出装置 - Google Patents

光ディスク装置のセクタマーク検出装置

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JP2774278B2 JP63105975A JP10597588A JP2774278B2 JP 2774278 B2 JP2774278 B2 JP 2774278B2 JP 63105975 A JP63105975 A JP 63105975A JP 10597588 A JP10597588 A JP 10597588A JP 2774278 B2 JP2774278 B2 JP 2774278B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光ディスクにおける各トラックに形成された
複数の各セクタの開始点を検出する光ディスク装置のセ
クタマーク検出装置に関する。
[従来の技術] 光学的記録再生装置においては円盤状記録媒体が広く
用いられる。
上記円盤状記録媒体(以下光ディスクと記す。)を用
いた記録再生装置(以下光ディスク装置と記す。)にお
いては、情報データは光ディスクの同心円状又はスパイ
ラル状のトラックに沿って記録される。この場合、各ト
ラックは、多数分割して形成したセクタがデータ処理単
位として用いられる。
即ち、光ディスクに情報を記録又は再生する場合、ラ
ンダムアクセスとかリード/ライトの制御を行うに際
し、1記録単位としてその始点を示すマークを付けるこ
とが行われ、この記録単位をセクタと呼び、またこのマ
ークをセクタマークと呼ぶ。
上記セクタマークは上記制御のみならず、データのリ
ード及びライト時のタイミング制御を容易にし、周期信
号の検出をより高信頼化することにも有用である。
上記の如く、セクタマークはアクセス制御とかリード
又はライト時の信号検出に有効であるが、それだけにそ
の検出信頼度は十分高くなければならない。ところで、
光ディスクでは記録膜の欠陥とかノイズ等を十分小さく
することは難しく、ビット誤り率で10-5〜10-6程度のエ
ラーは許容し得るような装置を作る必要がある。上記エ
ラーのうち、ランダムエラーよりもバーストエラーが特
に問題となる。
記録データの信頼性は誤り訂正符号を付与することで
向上する。またバーストエラーに対しては、データを分
散して記録するインターリーブ手法により、バーストエ
ラーを分散させることが可能であり、相当長いバースト
エラーに対しても対処することができる。
しかしながら、セクタマーク検出にはこの手法を適用
できず、従って何らかの高信頼化なしには実用に耐えな
いことになる。
上記問題点を解決するために、特開昭58−169337号公
報では、特殊なパターンをセクタマークパターンとした
セクタマークの検出手段を開示している。
また、セクタマークパターンは、トラック、セクタア
ドレス等の情報を持つID部とともに、ディスクにプリフ
ォーマットされている。
このセクタマークは上記特開昭58−169337号に述べら
れているように、検出確度は非常に大きいが、実際はデ
ィスクの汚損、ディスク成形時の傷、トラッキングのず
れ等により検出されない場合が往々にして生じる。
これに対処するため、セクタマークは等周期で検出さ
れるべきことを利用して本来ならばセクタマークが検出
すべき期間をタイマにより指示し、この期間の終りにな
ってもセクタマークが検出されなかった場合に擬似セク
タマーク信号を発生して、これを本来のセクタマーク信
号の代りに使用する方法が特開昭60−201573号に開示さ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] 上記特開昭60−201573号に開示された方式ではセクタ
マーク読取信号が発生しないことが検出されてから、擬
似セクタマーク信号が発生するようになっているので、
どうしても擬似セクタマーク信号は本来セクタマーク読
取信号が発生すべきタイミングから遅れて発生せざるを
得ない構成である。
上記タイミングがずれると、本来のセクタマークの読
取に対する信頼性が低下してしまうという欠点が生じ
る。
本発明は上述した点にかんがみてなされたもので、擬
似セクタマーク信号の発生のタイミングが遅れることな
く、正確なタイミングで発生することのできる光ディス
ク装置のセクタマーク検出装置を提供することを目的と
する。
[問題点を解決する手段及び作用] 本発明による光ディスク装置のセクタマーク検出装置
は、光ディスク上にセクタ単位で記録され各セクタの先
頭に記録されたセクタマークエリアからセクタマーク信
号を検出するセクタマーク信号検出手段と、上記セクタ
マーク信号の2つ前のセクタ間隔を計測する計測手段
と、この計測手段の計測出力に基づいて前記セクタマー
ク信号が検出されると予測されるタイミングによりセク
タ毎に常に擬似セクタマーク信号を発生する擬似セクタ
マーク信号発生手段と、上記セクタマーク信号または擬
似セクタマーク信号のうち検出されたセクタマーク信号
を優先する合成セクタマーク信号を発生する合成セクタ
マーク信号発生手段とを備え、上記合成セクタマーク信
号は、セクタマーク信号または擬似セクタマーク信号に
遅れて発生され、上記セクタマーク信号検出手段により
セクタマーク信号が検出されたセクタでは検出されたセ
クタマーク信号に基づいて発生され、セクタマーク信号
が検出されないセクタでは擬似セクタマーク信号に基づ
いて発生されることを特徴とする。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明を具体的に説明する。
第1図ないし第7図は本発明の1実施例に係り、第1
図は1実施例のセクタマーク検出装置の構成を示すブロ
ック図、第2図はリセットパルス発生回路の具体的構成
を示す回路図、第3図はラッチ信号発生回路の具体的構
成を示す回路図、第4図はロード信号発生回路の具体的
構成を示す回路図、第5図は動作説明用タイミングチャ
ート図、第6図は第1,第2,第3カウンタの計数動作領域
を示す説明図、第7図はセクタマーク信号と異るタイミ
ングで疑似セクタマーク信号を発生した場合におけるリ
セットパルスが発生されるタイミングを示すタイミング
チャート図である。
第1図に示すようにセクタマーク検出装置1は、光デ
ィスクからの再生信号により、セクタマーク検出信号a
を発生するセクタマーク検出回路2と、このセクタマー
ク検出信号aが入力され、擬似セクタマーク信号hを発
生する擬似セクタマーク信号発生回路3と、セクタマー
ク検出信号a及び疑似セクタマーク信号hが入力され、
セクタマーク検出信号aを優先するためリセットパルス
bを出力するリセットパルス発生回路4と、このリセッ
トパルスbがリセット端子に印加され、このリセットパ
ルスbの印加後にカウント動作を行う第1カウンタ5
と、このカウンタ5の出力端に接続され、設定値に達し
た場合、それぞれ合成セクタマーク信号cを出力する第
1デコーダ6と、タイミング信号dを出力する第2デコ
ーダ7とから構成される。
上記セクタマーク検出回路2から出力されるセクタマ
ーク検出信号aは、リセットパルス発生回路4と、擬似
セクタマーク信号発生回路3を形成するラッチ信号発生
回路11に入力される。このリセットパルス発生回路4
は、第5図bに示すようにセクタマーク検出信号aが発
生すると、あるいはこのセクタマーク検出信号aが発生
しない場合は擬似セクタマークhの発生によりリセット
されていた第1カウンタ5を起動する。
しかして、このリセットパルスbの印加後に第1カウ
ンタ5は、クロック入力端に印加される1Fクロックを計
数する。このカウンタ5の出力端に接続された第1デコ
ーダ6は、比較的小さい計数値(デコーダ設定値)に達
した場合、合成セクタマーク信号cを出力する。この様
子を第5図cに示す。これにより、外部にセクタマーク
検出を報知するタイミングは少々遅れるが、常に一定の
遅れ(検出できなかった時も)で供給することができ
る。
一方、上記カウンタ5の出力端に接続された第2デコ
ーダ7は、比較的大きなデコーダ設定値に設定してあ
る。即ち、第5図において、セクタマークエリアSM、識
別エリアID、ギャップエリアGAP、データエリアDATA、
バッファエリアBUFからなる各セクタにおいて、カウン
タ5がリセットパルスbでクリアされた後、1Fクロック
を計数し始めてからデータエリアの終端付近ないしはバ
ッファエリアに達する付近において、このカウンタ5の
計数値がこのデコーダ設定値に達するように設定してあ
る。
従って、このデコーダ設定値に達すると、第2デコー
ダ7は第5図dに示すタイミング信号dを出力し、擬似
セクタマーク発生回路3を形成する第1ラッチ12に入力
する。この擬似セクタマーク発生回路3は、このタイミ
ング信号dにより動作を開示する。
上記第1ラッチ12は、上記タイミング信号dにより、
第5図eに示すように“H"のラッチ出力eを出力し、こ
のラッチ出力eは第2カウンタ13及び第3カウンタ14の
リセット端に印加され、それまで“L"にされてリセット
されていた計数動作を開始させる。
上記第2,第3カウンタ13,14は第6図に示すように、
データエリアの終端付近から次のセクタマークエリアを
挟んでID部の先端部付近までの間でカウント動作を行う
ためのものである。これら両カウンタ13,14は1Fクロッ
クを計数する。尚、第6図に示すように第1カウンタ
は、セクタマークエリアの終端から上記第2,第3カウン
タ13,14を開始させるまでの所定の時間(第2デコーダ
7のデコーダ設定値)を計数するためのもので、第2,第
3カウンタ13,14の開始時刻をカバーするようにしてあ
る。
上記データエリアの終端部付近から開始した第2カウ
ンタ13の計数値はその出力端に接続された第2ラッチ15
に入力される。この第2ラッチ15は、上記ラッチ信号発
生回路11から出力されるラッチ信号fにより、上記第2
カウンタ13の計数値をラッチする。このラッチ信号fは
第5図fに示すようにセクタマーク検出信号aが検出さ
れたタイミングで出力される。尚、このラッチ信号f
は、単にセクタマーク検出信号aが検出された時でな
く、この前のセクタにおいてもセクタマーク検出信号a
が検出されていることを条件として出力するように構成
してある。このラッチ信号fを出力するラッチ信号発生
回路11には、セクタマーク検出信号aと、第1ラッチ12
のラッチ出力e及びロード信号発生回路16のロード信号
gが入力される。
このロード信号発生回路16には、第1ラッチ12のラッ
チ出力eが入力されると共に、第2カウンタ13のキャリ
出力がリセット信号として入力される。しかして、この
ロード信号発生回路16は、第3カウンタ14に第2ラッチ
15でラッチされたセクタマーク間隔をロードするロード
信号gを出力する。このロード信号gは、第5図gに示
すようにデータエリアの終端部付近において、セクタ毎
に発生する。尚、ロード信号発生回路16には、2Fクロッ
クが入力される。
上記第2カウンタ13のキャリ出力は、第1ラッチ12及
びロード信号発生回路16をリセットする。
ところで、上記第3カウンタ14は、ダウンカウンタで
あり、ロード信号gの印加により、第2ラッチ15の計数
値をプリセット値として取込んだ後、ダウンカウントし
ていき、この第3カウンタ14の出力端に接続された第3
デコーダ17からセクタマーク検出信号aと同じタイミン
グで第5図hに示す擬似セクタマーク信号hを出力す
る。この第3デコーダ17は、バッファエリアのタイミン
グでも出力iを出力し、リセットパルス発生回路4をリ
セットする。
次に、リセットパルス発生回路4の構成を第2図を用
いて説明する。
セクタマーク検出信号aが第1Dフリップフロップ(以
下、D−FFと記す。)21のデータ入力端Dに印加され、
2Fクロックの立上がりで取込まれ、出力端Qから出力さ
れる。このQ出力は第2D−FF22のデータ入力端Dに印加
され、インバータ23で反転された2Fクロックにて出力端
Qからナンド回路24に上記第1のD−FF21のQ出力と共
に入力される。
上記ナンド回路24の出力は、セクタマーク検出信号a
の立上がりに対応したタイミングパルスとなり、オア回
路25を介して第3のD−FF26のリセット端子に印加され
る。
上記リセット端子には第3デコーダ17の出力i及び装
置全体の電源をオンにした時に発生されるリセット信号
RSTがオア回路27及び上記オア回路25を介して印加され
る。上記第3デコーダ17の出力iはセクタマークエリア
の直前のバッファエリアで生じるので、D−FF26のQ出
力bはバッファエリアでまず第7図に示すように“L"に
なり、第3D−FF26へのリセット信号となるナンド回路24
の出力が“H"に戻った後、2Fクロックの立上がりで“H"
になる。
上記オア回路27の出力は、第1,第2D−FF21,22のリセ
ット端子に印加され、Q,Q出力をリセットする。
ところで、この実施例ではセクタマーク検出信号aの
発生の有無にかかわらず、擬似セクタマーク信号hはセ
クタ毎に発生する。尚、この擬似セクタマーク信号hは
セクタマーク検出信号aと同じ位置で発生するよう制御
される。そこで、セクタマーク検出信号aと擬似セクタ
マーク信号hが同一タイミングで発生する場合は擬似セ
クタマーク信号h及びセクタマーク検出信号aのいずれ
でD−FF26をセットし、第1カウンタ5をスタートさせ
ても良いが、これら両信号a,hのタイミングがずれた場
合にも正しい動作を行えるようにセクタマーク検出信号
aを優先するためリセット信号bを生成する構成にして
いる。このため、第3デコーダ17の擬似セクタマーク信
号h、第2D−FF21のQ出力及び第3D−FF26のQ出力をオ
ア回路28を経て、この第3D−FF26のデータ入力端に印加
している。
例えば第7図(A)に示すように、セクタマーク検出
信号aに比べ擬似セクタマーク信号hが遅れた場合、先
行するセクタマーク検出信号aによりD−FF26のQ出力
bが一旦“H"になると、この“H"の信号はオア回路28を
経て再びD−FF26のデータ入力端Dに入力され、Q出力
bの“H"レベルを維持し、この後擬似セクタマーク信号
hが“H"になってもQ出力bには全く変化を及ぼすこと
なく、セクタマーク検出信号aを優先して第1カウンタ
5を起動する。
また、第7図(B)に示すように擬似セクタマークh
が先行する場合、擬似セクタマーク信号hにより一旦D
−FF26のQ出力は“H"に転移し、第1カウンタ5のカウ
ント動作が開始するが、セクタマーク検出信号aの入力
に伴ってQ出力bを再度“L"に転移し、第1カウンタ5
のカウント値をリセットさせ、しかるのちに、第1カウ
ンタ5を再起動させることができる。
このように、リセットパルス発生回路4はセクタマー
ク検出信号aを優先して、第1カウンタ5へのリセット
パルスbを発生する。
また、セクタマーク検出信号aが検出されない場合
(例えば第5図でSector N+3)は擬似セクタマーク信
号hのみが発生し、この信号hのタイミングでD−FF26
をセットし第1カウンタ5のカウント動作を開始させ
る。この場合でも擬似セクタマーク信号hの発生のタイ
ミングは、セクタマーク検出信号aが本来発生するタイ
ミングを計測することで決定しているので、正確な時刻
に合成セクタマーク信号cを生成する。
次に、第3図に示すラッチ信号発生回路11の構成を説
明する。
セクタマーク検出信号a及び第1ラッチ12の出力e
は、アンド回路31を経てD−FF32にクロックとして入力
され、データ入力端Dに印加される“H"を出力端Qから
出力する。このD−FF32のリセット端子にはロード信号
gが印加される。従って、上記D−FF32のクロック入力
端にクロックが印加されると、Q出力は“H"となり、一
方第5図のSector N+3のようにセクタマーク検出信号
aが出力されない場合、このクロック入力端へのクロッ
クが印加されないため、D−FF32のQ出力jは“L"レベ
ルのままになる。その他のセクタでは“H"レベルの信号
が発生する。このQ出力jは、ラッチ出力eをクロック
とする次段のD−FF33のデータ入力端Dに印加される。
このD−FF33のQ出力kは直前のセクタで、セクタマー
ク検出信号aが検出された場合“H"レベルを出力する。
しかして、このD−FF33のQ出力と、上記アンド回路31
の出力とをアンド回路34を通したラッチ信号fは、2つ
連続したセクタマーク検出信号aが検出された場合にの
み“H"レベルの信号を出力する。この“H"レベルの信
号、つまりアンド回路34から出力されるラッチ信号fと
して、セクタマーク検出信号aが2つ連続して検出され
た場合にのみ出力するという条件を課したのは、セクタ
マーク検出信号aが検出されず、擬似セクタマーク信号
hを用いて時間管理する場合の値は確実なものでないと
いう考えに基づいている。このようにすることにより、
より信頼性の高い合成セクタマーク信号cを生成でき
る。
第4図は第1ラッチ12及びロード信号発生回路16の構
成を示す。
第1ラッチ12はD−FF12aで構成され、データ入力端
Dに印加される“H"レベルの電圧をクロック入力端に印
加される第2デコーダ7の出力でラッチし、ラッチ出力
eをD−FF41のデータ入力端Dに印加している。このD
−FF41のQ出力は次段のD−FF42のデータ入力端Dに印
加されると共に、D−FF42のQ出力と共にナンド回路43
を通してロード信号gが生成される。
又、第2カウンタ13のキャリイパルスはD−FF44のデ
ータ入力端Dに印加され、2Fクロックにより出力端Qか
らオア回路45に出力される。このオア回路45には電源オ
ン時に発生するリセット信号RSTも入力され、このオア
回路45の出力はD−FF12a,41,42のリセット端子に印加
される。
上記D−FF41,42,ナンド回路43の構成は第3図に示す
ラッチ信号発生回路11の構成と殆んど同一である。
従って、第1ラッチ12のラッチ出力eを入力として、
データエリアの終端部付近でセクタ毎に発生するロード
信号gを出力する。
上記ロード信号gが第3カウンタのロード端子に印加
されることにより、第2ラッチ15にラッチされたセクタ
マーク間隔に依存するデータをロードし、データエリア
の終端部付近からカウントを開始し次のセクタマーク検
出信号aの位置にて擬似セクタマーク信号hをリセット
パルス発生回路4に出力するようにしてある。
この1実施例では、セクタマーク検出回路2により、
セクタマークエリアに記録されたセクタマークパターン
を検出してセクタマーク検出信号aを出力すると共に、
擬似セクタマーク発生回路3により、前記セクタマーク
検出信号aが検出されると予測されるタイミングにて擬
似セクタマーク信号hを発生させ、これらセクタマーク
検出信号a及び擬似セクタマーク信号hに基づいて、セ
クタマーク検出信号aを優先する合成セクタマーク信号
cを生成するようにしているので、この合成セクタマー
ク信号cを用いることにより信頼性の高いランダムアク
セス等の制御、ライト/リードの制御を行うことができ
る。なお、第5図において、電源オンにより第2ラッチ
にはデフォルト値が記憶され、最初の2つの擬似セクタ
マーク信号hはこの値で出力される。
尚、上記実施例ではセクタマーク検出信号aと擬似セ
クタマーク信号hとをセクタマーク検出信号aを優先し
て合成セクタマーク信号cを生成しているが、用途によ
っては擬似の場合は発生させない実施例を適用できる場
合もあり得る。
又、本発明は光学式の記録/再生装置に限らず、磁気
ヘッドを用いた装置にも適用できる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、擬似セクタマーク
信号をセクタマーク信号と同じタイミングで発生させる
手段を形成してあるので、セクタマーク信号が検出され
ない場合でも、正確なタイミングの擬似セクタマーク信
号を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図は本発明の1実施例に係り、第1図
は1実施例のセクタマーク検出装置の構成を示すブロッ
ク図、第2図はリセットパルス発生回路の具体的構成を
示す回路図、第3図はラッチ信号発生回路の具体的構成
を示す回路図、第4図はロード信号発生回路の具体的構
成を示す回路図、第5図は動作説明用タイミングチャー
ト図、第6図は第1,第2,第3カウンタの計数動作領域を
示す説明図、第7図はセクタマーク信号と異るタイミン
グで擬似セクタマーク信号を発生した場合におけるリセ
ットパルスが発生されるタイミングを示すタイミングチ
ャート図である。 1……セクタマーク検出装置 2……セクタマーク検出回路 3……擬似セクタマーク信号発生回路 4……リセットパルス発生回路 5……第1カウンタ 6,7,17……デコーダ 11……ラッチ信号発生回路 13……第2カウンタ、14……第3カウンタ 16……ロード信号発生回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G11B 20/10

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ディスク上にセクタ単位で記録され、各
    セクタの先頭に記録されたセクタマークエリアからセク
    タマーク信号を検出するセクタマーク信号検出手段と、 上記セクタマーク信号の2つ前のセクタ間隔を計測する
    計測手段と、 この計測手段の計測出力に基づいて前記セクタマーク信
    号が検出されると予測されるタイミングによりセクタ毎
    に常に擬似セクタマーク信号を発生する擬似セクタマー
    ク信号発生手段と、 上記セクタマーク信号または擬似セクタマーク信号のう
    ち、検出されたセクタマーク信号を優先する合成セクタ
    マーク信号を発生する合成セクタマーク信号発生手段と
    を備え、 上記合成セクタマーク信号は、セクタマーク信号または
    擬似セクタマーク信号に遅れて発生され、上記セクタマ
    ーク信号検出手段によりセクタマーク信号が検出された
    セクタでは検出されたセクタマーク信号に基づいて発生
    され、セクタマーク信号が検出されないセクタでは擬似
    セクタマーク信号に基づいて発生されることを特徴とす
    る光ディスク装置のセクタマーク検出装置。
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