JP2773776B2 - パワーアンプ - Google Patents

パワーアンプ

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JP2773776B2
JP2773776B2 JP1130433A JP13043389A JP2773776B2 JP 2773776 B2 JP2773776 B2 JP 2773776B2 JP 1130433 A JP1130433 A JP 1130433A JP 13043389 A JP13043389 A JP 13043389A JP 2773776 B2 JP2773776 B2 JP 2773776B2
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dividing resistor
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史幸 丹羽
昌文 清水
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関西日本電気株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてオーディオ用に用いられるパワーア
ンプに関するものである。
〔従来の技術〕
例えば、オーディオ用パワーアンプとして用いるBTL
パワーアンプは、1個のスピーカに対し2個のパワーア
ンプを接続し、各アンプの出力信号の位相を反転させて
スピーカに入力することによりパワーを倍加している。
{Vcc−(−Vcc)=2Vcc} 上記パワーアンプにおいて微弱な入力信号を増幅する
に際しては、第3図に示すように、差動増幅器(A)が
用いられ、電源(Vcc)及び、その正相入力(Vi1)に直
流成分を含む交流入力信号(S)が印加されると共に、
出力(Vo)より逆相入力(Vi2)に第1分圧抵抗(R1
を帰還接続する。更に、逆相入力(Vi2)とNF端子(VN
F)間に第2分圧抵抗(R2)を接続し、かつ、NF端子(V
NF)にコンデンサ(C)を直列に接続してその他端を接
地したもので、出力(Vo)にパワートラジスタを接続し
て出力する。
上記構成において、例えばR1=20K(Ω)、R2=200
(Ω)とし、正相入力(Vi1)に交流入力信号(S)を
印加する。そこで、正逆相入力電圧及び出力電圧をそれ
ぞれVi1、Vi2、Vo(但し、端子符号と共用する。)とす
ると、まずVi2=Vi1となる。この時、電圧(Vi2)は交
直両成分を含むが、逆相入力(Vi2)及び接地間におい
て直流信号電流はコンデンサ(C)により遮断されて流
れず、交流信号電流(IR2)のみ流れる。そうすると となって、電圧(Vi2)の直流成分は増幅されることな
く所望の交流信号電圧のみ約100倍に増幅されて出力す
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上述したように、オーディオ用パワーアン
プにおいて微弱な入力信号(S)を差動増幅器(A)に
て増幅する際、その直流成分の増幅を除去するため、逆
相入力(Vi2)側のNF端子(VNF)に大容量のコンデンサ
(C)を接続する必要がある。ところが、IC化した場
合、上記コンデンサ(C)は外付けで接続しなければな
らないため、外付け部品が多くなり、又、ICの端子も多
くなる。しかも、BTL方式ではパワーアンプICの外付け
部品と端子数が倍増し、更にステレオになると、4倍に
ふえ、作業の煩雑化やコスト増を招く。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、直流成分を含む交流入力信号が正相入力に
印加されると共に、出力より逆相入力に第1分圧抵抗を
帰還接続した差動増幅器と、トランジスタにて構成され
交流入力信号の直流成分が出力される定電圧源とを含む
パワーアンプであって、定電圧源を共用して交流入力信
号の直流成分と同電位の直流電圧を第2分圧抵抗を介し
て逆相入力に印加することを特徴とする。
〔作用〕
上記技術的手段によれば、差動増幅器の逆相入力に外
付けのコンデンサに代えて、交流入力信号の直流成分を
出力する定電圧源を共用して接続し、入力信号の直流成
分の増幅を除去して交流成分のみ増幅する。
〔実施例〕
本発明の実施例を第1図及び第2図を参照して以下に
説明する。まず第1図において(A)は差動増幅器、
(Vr)は定電圧源である。上記差動増幅器(A)は、従
来と同じく、直流成分を含む交流入力信号(S)が正相
入力(Vi1)に印加されると共に、出力(Vo)より逆相
入力(Vi2)に第1分圧抵抗(R1)を帰還接続する。定
電圧源(Vr)は、トランジスタにて構成され、接地電位
を基準として逆相入力電圧(Vi2)(但し、端子符号と
共用する。)の直流成分と同電位の直流電圧を出力する
と共に、出力側を第2分圧抵抗(R2)を介して逆相入力
(Vi2)に接続する。
上記構成に基づき本発明の動作を次に示す。まず交流
入力信号(S)が差動増幅器(A)の正相入力(Vi1
に印加されると、正相入力電圧(Vi1)(但し、端子符
号と共用する)に等しい逆相入力電圧(Vi2)が発生す
る。定電圧源(Vr)との接続点(Vi3)においては、定
電圧源(Vr)の出力(Vro)において接地電位を基準と
して電圧(Vi2)の直流成分と同電位の直流定電圧(Vr
o)(但し、端子符号と共用する。)が出力されてい
る。そうすると、第2分圧抵抗(R2)の両端における電
圧(Vi2)(Vi3)の直流成分の電位が等しくなってその
差がなくなり、第2分圧抵抗(R2)には直流信号電流が
流れない。更に、電圧(Vi3)は交流成分が0のため、
電圧(Vi2)の交流成分は接続点(Vi3)において接地さ
れるのと同等になる。
そこで、定電圧源(Vr)は従来の外付コンデンサ
(C)と同様の機能を有し、従来と同じく、 となって、かつ、IC化した場合、ICに内蔵することが可
能であり、NF端子(VNF)は不要となる。
次に、上記実施例の総括的回路例を第2図を参照して
示す。図において(E)は中点設定回路、(Vr)は定電
圧源、(A)は差動増幅器、(D)は駆動回路、(R1
は第1分圧抵抗、(R2)は第2分圧抵抗、(T)はバイ
アス設定回路である。上記中点設定回路(E)はトラン
ジスタ(Q1)(Q2)と抵抗(R3)(R4)の直列接続から
なり、R3とR4の比を任意に選ぶことによってその中点
(M)において固定電圧(Vo′)(但し、Vcc:電源電
圧)を設定する。定電圧源(Vr)は差動増幅回路(A1
とカレントミラー回路(CM1)(CM2)(CM3)とトラン
ジスタ(Q3)等を含み、差動増幅回路(A1)の入力に上
記中点(M)が接続されて固定電圧(Vo′)を入力す
る。差動増幅器(A)は前段のバッファアンプ(A2)を
含む2段の差動増幅回路(A2)(A3)からなり、抵抗
(R5)を介して定電圧源(Vr)の出力(Vro)に正相入
力が接続されると共に、逆相入力(Vi2)を第1分圧抵
抗(R1)を介して出力(Vo)に接続し、かつ、第2分圧
抵抗(R2)を介して定電圧源(Vr)の出力(Vro)に接
続する。駆動回路(D)は電源端子(Vcc)(但し、電
圧と共用する。)と出力端子(Vo)、及び出力端子(V
o)と接地端子(G)間にそれぞれ接続されるパワート
ランジスタ(QP1)(QP2)を駆動する。
上記構成において電源端子(Vcc)に電源電圧(Vcc)
を印加すると、中点設定回路(E)の中点(M)に固定
電圧(Vo′)が発生する。そうすると、定電圧源(Vr)
に固定電圧(Vo′)が入力され、その出力(Vro)を固
定電圧(Vo′)に設定する。更に、差動増幅器(A)の
正相入力電圧(出力(Vro)の電圧)が(Vo′)となっ
てその逆相入力電圧(Vi2)も(Vo′)となり、出力(V
ro)と直流的に同電位となる。
即ち、中点(M)、出力(Vro)、及び逆相入力(V
i2)の各電圧はすべて(Vo′)に固定される。そこで、
入力端子(VIN)より微弱な交流入力信号を印加する
と、逆相入力(Vi2)に同じ信号が発生する。
その、逆相入力(Vi2)は第2分圧抵抗(R2)を介し
て定電圧源(Vr)の出力(Vro)に接続されている。と
ころが、定電圧源(Vr)の出力(Vro)は(Vo′)に固
定されているため交流的には接地されているが、直流的
には逆相入力(Vi2)と同電位であり、第2分圧抵抗(R
2)には直流電流は流れない。そこで、定電圧源(Vr)
は従来の外付けコンデンサ(C)と同様の機能を有す
る。
尚、上記パワーアンプ(PA)をBTL方式のオーディオ
用として用いる場合、2個のパワーアンプ(PA)の各出
力(Vo)を1個のスピーカに接続すればよく、又、ステ
レオでは4個のパワーアンプ(PA)を独立して用いれば
よい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、主としてオーディオ用に用いられる
パワーアンプの外付けコンデンサに代えて、交流入力信
号の直流成分を出力する定電圧源を共用して差動増幅器
の逆相入力に接続したことにより、パワーアンプをIC化
した場合、IC内の回路部品が増加せずに外付け部品及び
端子数が減ってコスト低減化及び作業の簡略化を図るこ
とができ、特に2倍のパワーアンプを必要とするBTL方
式において顕著な効果を持たらす。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は本発明に係るパワーアンプの一実施例
を示すブロック図とその総括的回路図、第3図は従来の
パワーアンプの一具体例を示すブロック図である。 (A)……差動増幅器、(Vr)……定電圧源、 (Vi1)……正相入力、(Vi2)……逆相入力、 (R1)……第1分圧抵抗、 (R2)……第2分圧抵抗。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03F 1/34

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直流成分を含む交流入力信号が正相入力に
    印加されると共に出力より逆相入力に第1分圧抵抗を帰
    還接続した差動増幅器と、トランジスタで構成され前記
    交流入力信号の直流成分が出力される定電圧源とを含む
    パワーアンプであって、前記定電圧源を共用して前記直
    流成分と同電位の直流電圧を第2分圧抵抗を介して前記
    逆相入力に印加することを特徴とするパワーアンプ。
JP1130433A 1989-05-23 1989-05-23 パワーアンプ Expired - Lifetime JP2773776B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5985107A (ja) * 1982-11-06 1984-05-17 Rohm Co Ltd 交流増幅器
JPH0716138B2 (ja) * 1986-09-16 1995-02-22 松下電器産業株式会社 増幅回路装置

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