JP2773002B2 - コイン搬送装置 - Google Patents

コイン搬送装置

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JP2773002B2
JP2773002B2 JP3027669A JP2766991A JP2773002B2 JP 2773002 B2 JP2773002 B2 JP 2773002B2 JP 3027669 A JP3027669 A JP 3027669A JP 2766991 A JP2766991 A JP 2766991A JP 2773002 B2 JP2773002 B2 JP 2773002B2
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coin
transport
belt
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堅志郎 小又
茂明 菊池
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株式会社アムテックス
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Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、コイン搬送装置に関
し、より詳しくは、パチスロ遊戯に用いられるコインや
パチンコ機における硬貨等を搬送目的物に向って搬送す
るコイン搬送装置に関する。
【従来の技術】この種のコイン搬送装置50として、従
来、図5に示すものが知られている。このコイン搬送装
置50は、箱型状の筐体51の内部に水平配置したベル
トコンベア方式の搬送手段52を具備し、ホッパー53
からの多数のコインCを受入口54から次々と受け入れ
て矢印方向に回転駆動される搬送体としてのベルト55
により図示しない搬送目的物(例えば列設配置のパチス
ロマシン)に向けて搬送するようになっている。さら
に、前記コイン搬送装置50は、図5、図6に示すよう
に、コインCの二重搬送や起立状態の搬送を防止するた
めに、受入口54の近傍(又は受入口54の手前)に、
コインならし手段56を設けている。このコインならし
手段56は、ベルト55に対しコインCの一枚分の隙間
を隔て回転するならしローラ57と、このならしローラ
57を駆動する駆動プーリ59、駆動ベルト58及び図
示しない駆動モータを具備している。
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来装置50の場合、コインならし手段56を必要と
するため、構成部品の増加、組立費の増加等による装置
製造コストの増大を招くという問題があり、さらに、な
らし手段56の故障に起因するコインCの二重搬送、起
立搬送等の搬送不良によるトラブルも発生するという問
題もある。そこで、本発明は、極めて簡略な構成で構成
部品の増加を招かず製造コスト低減を図れるとともに、
コインCを一枚ずつ水平状態で確実に搬送でき、トラブ
ルが生じることのないコイン搬送装置を提供することを
目的とするものである。
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るコイン搬送装置は、円板状のコインを
受入口から受け入れて、ベルト状の搬送体を用いた搬送
手段により各コインを 目的物に向けて搬送するコイン搬
送装置において、前記搬送手段は、前記受入口近傍の初
期搬送部と、搬送目的物に向かう水平搬送部とを具備
し、前記初期搬送部は、傾斜させたベルト状の搬送体を
備え、この搬送体の傾斜角度をコイン平面相互間の摩擦
力よりもコイン平面と搬送体との間の摩擦力のほうが大
きく保持される角度に設定してなり、前記受入口の下方
で、かつ、前記初期搬送部に近接して搬送補助部材を設
け、前記搬送補助部材は、水平に近い折曲部と、この折
曲部と一体の垂直部とを有し、この折曲部の寸法をコイ
ンの直径よりも小さくしてなることを特徴とする。
【作用】前記構成のコイン搬送装置によれば、搬送手段
における初期搬送部の搬送体の傾斜角度を、各コイン平
面相互間の摩擦力よりもコイン平面と搬送体との間の摩
擦力のほうが大きくなるように設定したものであるか
ら、受入口から受け入れる各コインは重合状態になった
としても、上述した搬送体の傾斜角度のためにコイン上
の他のコインが滑り落ち、常に一枚ずつ搬送体に接した
状態で水平搬送部さらには搬送目的物へと確実に搬送さ
れていく。また、受入口下方で、かつ、初期搬送部に近
接して搬送補助部材を備えたために、各コインには常に
搬送体の搬送力が作用してコインの滞留が防止される。
【実施例】以下に本発明の実施例を詳細に説明する。図
1に示す本実施例のコイン搬送装置1は、箱型状で、同
図において左側領域の高さ寸法Lが他の領域の高さ寸
法Lよりも大きい筐体2と、該筐体2内に配置したコ
インC用の搬送手段3と、筐体2の左側壁部に設けた受
入口4と、前記搬送手段3に沿って所定間隔毎に列設配
置したコイン分離部5a、5b及び5c・・・とを具備
している。前記受入口4の外側にはホッパー53が配置
され、受入口4に向けて多数のコインCを供給するよう
になっている。また、コイン搬送装置1は、前記受入口
4の下側で、かつ、搬送手段3に臨む位置に搬送補助部
材6を設けている。前記搬送手段3は、筐体2の高さ寸
法Lの領域内において、この筐体2の下端部近傍に配
置した第1の搬送プーリ7と、第1の搬送プーリ7の斜
め上方に配置した第2のプーリ8の若干下方に配置した
ガイドプーリ9と、筐体2の高さ寸法Lの領域の右側
端部に配置した図示しない第3の搬送プーリと、前記第
1と第2の搬送プーリ7、8、第3の搬送プーリに張設
し、かつ、ガイドプーリ9によりガイドした搬送体とし
てのベルト10とを具備し、第1、第2の搬送プーリ
7、8間においてベルト10により初期搬送部11a
を、第2の搬送プーリ8よりも右側領域において水平搬
送部11bを各々形成している。なお、搬送手段3のベ
ルト10は、図示しないモータにより矢印方向に駆動さ
れるようになっている。また、初期搬送部11aにおけ
るベルト10の傾斜角度は、コインC相互がその平坦面
同士重なったときの相互間の摩擦力をFとし・コイン
Cとベルト10との摩擦力をFとするとき、F<F
となるように設定されている。前記コイン分離部5a
は、図2、図3に示すように、水平搬送部11bにおけ
るベルト10の上方において水平配置の軸体12により
回動可能に支持されるとともに、一端側にベルト10に
対し略45度の角度をなす分離板14を取り付け、他端
側に磁性体板(鉄板等)15を取り付けた回動部材13
と、前記磁性体板15の上面に吸着面を臨ませて固定配
置の電磁ソレノイド16と、前記回動部材13を軸体1
2の右側で垂直上方(矢印Z1方向)に付勢するばね1
7とを具備している。前記電磁ソレノイド16を励磁す
ることにより図3に示すように分離板14の下端部をベ
ルト10に接触してベルト10上のコインCをベルト1
0から分離させ図示しないパチスロマシンへ送るように
なっている。また、前記電磁ソレノイド16の励磁を解
除したときには、図3に想像線で示すように回動部材1
3がはね17の付勢力により回動し、分離板14がベル
ト10から離れてコインCを通過させるようになってい
る。他のコイン分離部5b,5cも同様な構成となって
いる。前記搬送補助部材6は、図4にも示すように、第
1の搬送プーリ7の着干上方においてベルト10に接近
させた水平に近い折曲部6aと、この折曲部6aと一体
の垂直部6bとを有し、かつ、折曲部6aの寸法xをコ
インCの直径Dよりも小さくすることにより、折曲部6
a上に存在するコインCに対し、常にベルト10による
搬送力が作用するようにしている。これにより、コイン
Cが折曲部6a上に滞留したり、また、起立したままと
なることが防止される。次に、上述したコイン搬送装置
1の作用を説明する。ホッパー53からの多数のコイン
Cは、受入口4から次々と初期搬送部11aのベルト1
0上や前記搬送補助部材6の折曲部6a上に落下し、ベ
ルト10による矢印方向への搬送力を受けて次々と水平
搬送部11b側へ搬送されていく。このとき、初期搬送
部11aにおけるベルト10の傾斜角度が、既述したよ
うに各コインCの平坦面同士の摩擦力Fよりもコイン
Cの平坦面とベルト10との間の摩擦力Fが大きくな
るように設定されているため、ベルト10上の重合状態
のコインCはその上側のものが次々と滑り落ち、一枚ず
つベルト10に接する状態で水平搬送部11bへ搬送さ
れる。また、折曲部6a上に落下したコインCぱ、折曲
部6aの寸法xがコインCの直径Dよりも小さいため、
常にコインCにベルト10による搬送力が作用し、この
結果、コインCは折曲部6aの滞留することなく、ま
た、起立することなく初期搬送都11aのベルト10の
搬送力で水平搬送部11bへ搬送されていく。さらに、
初期搬送部11aのベルト10上にコインCが起立する
ような場合も生じるが、この場合、コインCはベルト1
0により水平搬送部11b側へ搬送されることはなく、
自重による回転力で折曲部6a側へ落下し、以降は上述
した場合と同様にベルト10に平坦面を接した状態で水
平搬送部11b側へ搬送されていく。このような初期搬
送部11a及び搬送補助部材6の構成及び作用により、
従来の如きコインならし手段56が不要となり、全体の
部品点数が削減し、組み立てコストを低減することがで
きる。また、初期搬送部11aの既述した傾斜角度の設
定により、コインCを一枚ずつ確実に水平搬送部11b
側へ送ることができ、コインCの重合送リや起立送りを
防止し、搬送不良を防止することができる。水平搬送部
11bに至った各コインは、各コイン分離部5a、5b
及び5c・・・の所定のタイミングによる動作で、一枚
ずつ図示しない各パチスロマシンへと送り込まれる。本
発明は上述した実施例のほか、その要旨の範囲内で種々
の変形が可能である。 例えば、本発明はパチンコ機に
使用される百円、五百円等の硬貨を搬送する場合にも適
用可能である。
【発明の効果】以上詳説したように本発明によれば、前
記受入口近傍の初期搬送部と搬送目的物に向かう水平搬
送部とを備えた前記搬送手段とし、傾斜させたベルト状
の搬送体を備えた前記初期搬送部とし、この搬送体の傾
斜角度をコイン平面相互間の摩擦力よりもコイン平面と
搬送体との間の摩擦力のほうが大きく保持される角度に
設定してなり、前記受入口の下方で、かつ、前記初期搬
送部に近接して搬送補助部材を設け、水平に近い折曲部
とこの折曲部と一体の垂直部とを有した前記搬送補助部
材とし、この折曲部の寸法をコインの直径よりも小さく
したので、コインの重合送りや起立送りが防止でき、コ
イン一枚づつをトラブルなく確実に搬送でき、しかも、
構成部品削減による製造コストの低減できるという効果
がある
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の断面図である。
【図2】同装置のコイン分離部の拡大平面図である。
【図3】同上の拡大正面図である。
【図4】同装置の初期搬送部及び搬送補助部材を示す断
面図である。
【図5】従来装置の断面図である。
【図6】従来装置におけるコインならし手段の拡大図で
ある。
【符号の説明】
1 コイン搬送装置 3 搬送手段 4 受入口 6 搬送補助部材 10 ベルト 11a 初期搬送部 11b 水平搬送部 C コイン。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板状のコインを受入口から受け入れ
    て、ベルト状の搬送体を用いた搬送手段により各コイン
    を目的物に向けて搬送するコイン搬送装置において、 前記搬送手段は、前記受入口近傍の初期搬送部と、搬送
    目的物に向かう水平搬送部とを具備し、前記初期搬送部は、傾斜させたベルト状の搬送体を備
    え、この搬送体の傾斜角度をコイン平面相互間の摩擦力
    よりもコイン平面と搬送体との間の摩擦力のほうが大き
    く保持される角度に設定してなり、 前記受入口の下方で、かつ、前記初期搬送部に近接して
    搬送補助部材を設け、前記搬送補助部材は、水平に近い
    折曲部と、この折曲部と一体の垂直部とを有し、この折
    曲部の寸法をコインの直径よりも小さくしてなる ことを
    特徴とするコイン搬送装置。
JP3027669A 1991-01-30 1991-01-30 コイン搬送装置 Expired - Lifetime JP2773002B2 (ja)

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JPH04244181A JPH04244181A (ja) 1992-09-01
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