JP2772764B2 - 緊急遮断弁装置 - Google Patents
緊急遮断弁装置Info
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- JP2772764B2 JP2772764B2 JP24685694A JP24685694A JP2772764B2 JP 2772764 B2 JP2772764 B2 JP 2772764B2 JP 24685694 A JP24685694 A JP 24685694A JP 24685694 A JP24685694 A JP 24685694A JP 2772764 B2 JP2772764 B2 JP 2772764B2
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- emergency
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、橋梁や高速道路に沿っ
て設けた消火用の給水管に放水装置を適宜間隔毎に設置
した公共の消火装置に設けられる緊急遮断弁装置に関す
るものであり、詳しくは消火装置が、橋梁や高速道路で
の自動車事故などに巻き込まれて衝撃で破損や損傷を受
けた際に、上記放水装置から大量の水漏れや不測の放水
を無人の状況下で事故発生と略同時に遮断することがで
きる緊急遮断弁装置に関するものである。
て設けた消火用の給水管に放水装置を適宜間隔毎に設置
した公共の消火装置に設けられる緊急遮断弁装置に関す
るものであり、詳しくは消火装置が、橋梁や高速道路で
の自動車事故などに巻き込まれて衝撃で破損や損傷を受
けた際に、上記放水装置から大量の水漏れや不測の放水
を無人の状況下で事故発生と略同時に遮断することがで
きる緊急遮断弁装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、橋梁や高速道路には、万一の火災
事故の消火活動に備えて消火装置が適宜間隔を置いて設
置されており、その方法としては主に橋梁や高速道路の
下方に沿って大きな直径の給水主管を配しておき、該給
水主管から橋梁や高速道路の上に向かって一定間隔おき
に分岐管を分岐させておき、この分岐管に消火用の消火
栓とホースを接続して設けられていた。
事故の消火活動に備えて消火装置が適宜間隔を置いて設
置されており、その方法としては主に橋梁や高速道路の
下方に沿って大きな直径の給水主管を配しておき、該給
水主管から橋梁や高速道路の上に向かって一定間隔おき
に分岐管を分岐させておき、この分岐管に消火用の消火
栓とホースを接続して設けられていた。
【0003】上記消火装置は、車両事故などに伴う火災
の消火活動に利用する為に、通常は車道を避けてボック
スの中に収めて設置されており、消火目的に使用する際
には消火装置格納箱からホースを引出して消火栓を開い
て消火用水を放水させるようにしている。
の消火活動に利用する為に、通常は車道を避けてボック
スの中に収めて設置されており、消火目的に使用する際
には消火装置格納箱からホースを引出して消火栓を開い
て消火用水を放水させるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の消火装置は、車道を避けて設置してあってもスリッ
プ事故など火災を伴わないような交通事故によっても衝
撃を受けてボックスの損傷や消火栓の破損を受けてしま
うことがあり、消火栓が破損して消火用水が吹き出して
周囲を水びたしにしてしまうことがあり、特に高速道路
では高架下の住居や店舗に放水された水が降り注がれて
2次災害を招く恐れがあった。
来の消火装置は、車道を避けて設置してあってもスリッ
プ事故など火災を伴わないような交通事故によっても衝
撃を受けてボックスの損傷や消火栓の破損を受けてしま
うことがあり、消火栓が破損して消火用水が吹き出して
周囲を水びたしにしてしまうことがあり、特に高速道路
では高架下の住居や店舗に放水された水が降り注がれて
2次災害を招く恐れがあった。
【0005】このような事故に伴う消火装置の損傷を防
止するには強固なボックスに格納して衝撃から保持する
ことが考えられるが、ボックスを車両の衝突によって破
損しないような強固な構造に形成することは反面、ボッ
クスの閉鎖を困難にさせてしまう問題がある。
止するには強固なボックスに格納して衝撃から保持する
ことが考えられるが、ボックスを車両の衝突によって破
損しないような強固な構造に形成することは反面、ボッ
クスの閉鎖を困難にさせてしまう問題がある。
【0006】一方、衝撃力を感知して給水管からの給水
を遮断させる手段として、衝撃力を電気的に感知して分
岐管からの給水を緊急遮断させる遮断弁装置が提供され
ているが、電気的に弁を作動させるために電気配線工事
を伴い設置工事が高価になるとともに電気系統の設備費
が高くなってしまう問題がある。
を遮断させる手段として、衝撃力を電気的に感知して分
岐管からの給水を緊急遮断させる遮断弁装置が提供され
ているが、電気的に弁を作動させるために電気配線工事
を伴い設置工事が高価になるとともに電気系統の設備費
が高くなってしまう問題がある。
【0007】さらには、電気系統に故障が発生すると全
面的に緊急遮断弁が作動しなくなったり、あるいは、逆
に僅かの衝撃で緊急遮断弁が作動した場合には、消火装
置が必要な路上火災などの災害時に給水が停止された状
態となっていて役に立たないケースがあり、そのため、
慎重に電気系統の状況チェックを行ってメンテナンスす
る必要があった。
面的に緊急遮断弁が作動しなくなったり、あるいは、逆
に僅かの衝撃で緊急遮断弁が作動した場合には、消火装
置が必要な路上火災などの災害時に給水が停止された状
態となっていて役に立たないケースがあり、そのため、
慎重に電気系統の状況チェックを行ってメンテナンスす
る必要があった。
【0008】本発明は、上記従来の消火装置の問題点に
鑑みてなされたものであり、橋梁や高速道路に沿って設
けられた給水管に接続した消火装置において、車両事故
などの衝撃によって消火装置が万一破壊された場合にお
いても消火用水の放水を、簡単な機構によって確実に遮
断し、近辺への散水による二次災害を防止できるように
した緊急遮断弁装置を提供することを目的としたもので
ある。
鑑みてなされたものであり、橋梁や高速道路に沿って設
けられた給水管に接続した消火装置において、車両事故
などの衝撃によって消火装置が万一破壊された場合にお
いても消火用水の放水を、簡単な機構によって確実に遮
断し、近辺への散水による二次災害を防止できるように
した緊急遮断弁装置を提供することを目的としたもので
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、給水主管から分岐した分岐管にホース等か
らなる放水装置を接続してなる消火装置において、上記
分岐管の途中に常態においては上記放水装置側に圧力水
を流通させ且つ非常時には遮断する緊急遮断弁が設けら
れているとともに、上記放水装置の近傍に、外部からの
衝撃力によって傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、
該衝撃感知分銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記
緊急遮断弁側に切替自在に構成した分水器とが設置され
ており、上記分水器には緊急遮断弁の下方に位置する分
岐管からの水圧が水圧導入管を介して常時導入され、該
水圧導入管の水圧を衝撃感知分銅の傾倒動作と同調した
分岐管の切替え作用によって分水器に接続された水圧投
入管を通して緊急遮断弁側に投入することにより緊急遮
断弁を閉鎖させるように構成したことを特徴とする緊急
遮断弁装置である。
に本発明は、給水主管から分岐した分岐管にホース等か
らなる放水装置を接続してなる消火装置において、上記
分岐管の途中に常態においては上記放水装置側に圧力水
を流通させ且つ非常時には遮断する緊急遮断弁が設けら
れているとともに、上記放水装置の近傍に、外部からの
衝撃力によって傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、
該衝撃感知分銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記
緊急遮断弁側に切替自在に構成した分水器とが設置され
ており、上記分水器には緊急遮断弁の下方に位置する分
岐管からの水圧が水圧導入管を介して常時導入され、該
水圧導入管の水圧を衝撃感知分銅の傾倒動作と同調した
分岐管の切替え作用によって分水器に接続された水圧投
入管を通して緊急遮断弁側に投入することにより緊急遮
断弁を閉鎖させるように構成したことを特徴とする緊急
遮断弁装置である。
【0010】また、請求項2の発明は、上記緊急遮断弁
装置において緊急遮断弁と分水器とが排水管で接続され
ているとともに、分水器側面に排水口が設けられてお
り、上記衝撃感知分銅を傾倒状態から立設状態に復元さ
せた際に、上記排水管と分水器内部の水路を排水口に連
通させて緊急遮断弁内部の圧力水を排水し、緊急遮断弁
を閉鎖状態から開放状態に復元させることを特徴とする
緊急遮断弁装置である。
装置において緊急遮断弁と分水器とが排水管で接続され
ているとともに、分水器側面に排水口が設けられてお
り、上記衝撃感知分銅を傾倒状態から立設状態に復元さ
せた際に、上記排水管と分水器内部の水路を排水口に連
通させて緊急遮断弁内部の圧力水を排水し、緊急遮断弁
を閉鎖状態から開放状態に復元させることを特徴とする
緊急遮断弁装置である。
【0011】
【作用】したがって、本発明の緊急遮断弁装置によれ
ば、分岐管の途中に水流を遮断する緊急遮断弁が設けら
れているとともに、上記放水装置の近傍に、外部からの
衝撃力によって傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、
該衝撃感知分銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記
緊急遮断弁側に切替自在に構成した分水器が設置されて
いるので、消火装置の近辺で交通事故などが発生し、消
火装置に損傷をきたすような衝撃力が及ぶ場合には、消
火装置の近傍に設置された衝撃感知分銅が上記衝撃力の
反動によって傾倒することになる。
ば、分岐管の途中に水流を遮断する緊急遮断弁が設けら
れているとともに、上記放水装置の近傍に、外部からの
衝撃力によって傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、
該衝撃感知分銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記
緊急遮断弁側に切替自在に構成した分水器が設置されて
いるので、消火装置の近辺で交通事故などが発生し、消
火装置に損傷をきたすような衝撃力が及ぶ場合には、消
火装置の近傍に設置された衝撃感知分銅が上記衝撃力の
反動によって傾倒することになる。
【0012】また、この時上記分水器には分岐管の水圧
が水圧導入管を介して常時導入されているので、消火装
置の近辺で発生した交通事故などの衝撃力で衝撃感知分
銅が傾倒動作を行うと、該分岐管の水圧が衝撃感知分銅
の傾倒動作に同調して分水器から水圧投入管を通して緊
急遮断弁側に投入されて該投入水圧で緊急遮断弁が閉鎖
されるものである。
が水圧導入管を介して常時導入されているので、消火装
置の近辺で発生した交通事故などの衝撃力で衝撃感知分
銅が傾倒動作を行うと、該分岐管の水圧が衝撃感知分銅
の傾倒動作に同調して分水器から水圧投入管を通して緊
急遮断弁側に投入されて該投入水圧で緊急遮断弁が閉鎖
されるものである。
【0013】従って、上記緊急遮断弁の閉鎖によって分
岐管からの給水が停止されることにより、万一交通事故
等の衝撃で消火装置が破損をきたしても、消火装置から
の放水が自動的に停止されて周囲が水浸しになることが
ないものである。
岐管からの給水が停止されることにより、万一交通事故
等の衝撃で消火装置が破損をきたしても、消火装置から
の放水が自動的に停止されて周囲が水浸しになることが
ないものである。
【0014】また、請求項2の発明によると、交通事故
の衝撃等で傾倒した衝撃感知分銅を傾倒状態から立設状
態に復元させると、上記緊急遮断弁を閉鎖させていた水
圧が排水管から分水器側面の排水口に導かれて緊急遮断
弁内部の圧力水が排水されるようになり、分岐管内部の
水圧で緊急遮断弁を押し開けて開放状態に復元されるも
のであり、これによって消火活動に支障をきたすことが
なく容易に復元させることができるものである。
の衝撃等で傾倒した衝撃感知分銅を傾倒状態から立設状
態に復元させると、上記緊急遮断弁を閉鎖させていた水
圧が排水管から分水器側面の排水口に導かれて緊急遮断
弁内部の圧力水が排水されるようになり、分岐管内部の
水圧で緊急遮断弁を押し開けて開放状態に復元されるも
のであり、これによって消火活動に支障をきたすことが
なく容易に復元させることができるものである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の緊急遮断弁装置をその一実施
例を示す図面に従って説明する。図1および図2は本発
明の緊急遮断弁装置を示したものであり、給水主管1が
高速道路や橋梁あるいは高架道路に下方空間に沿って設
置されており、該給水主管1に上方に向かって延長され
た分岐管2が給水主管1の長さ方向に適宜間隔毎に連結
されている。
例を示す図面に従って説明する。図1および図2は本発
明の緊急遮断弁装置を示したものであり、給水主管1が
高速道路や橋梁あるいは高架道路に下方空間に沿って設
置されており、該給水主管1に上方に向かって延長され
た分岐管2が給水主管1の長さ方向に適宜間隔毎に連結
されている。
【0016】上記分岐管2は、橋梁等の場合では給水主
管1に約50m間隔毎に接続され、各分岐管2に緊急遮
断弁20とフレキシブルチューブ2aを介してホース3
の先端に放水ノズル3aを設けてなる放水装置4を接続
することによって消火装置を構成している。この消火装
置のホース3の根本側には、火災発生の際に手動で放水
弁を開放させて消火活動を行うための開閉レバー5が設
けられている。従って、この開閉レバー5を開くと、給
水主管1に送り込まれている水Aが分岐管2を通して放
水装置4のホース3に導かれて消火活動を行うことがで
きるものである。上記消火装置は、蓋付きの消火装置格
納箱6に収納されている。
管1に約50m間隔毎に接続され、各分岐管2に緊急遮
断弁20とフレキシブルチューブ2aを介してホース3
の先端に放水ノズル3aを設けてなる放水装置4を接続
することによって消火装置を構成している。この消火装
置のホース3の根本側には、火災発生の際に手動で放水
弁を開放させて消火活動を行うための開閉レバー5が設
けられている。従って、この開閉レバー5を開くと、給
水主管1に送り込まれている水Aが分岐管2を通して放
水装置4のホース3に導かれて消火活動を行うことがで
きるものである。上記消火装置は、蓋付きの消火装置格
納箱6に収納されている。
【0017】また、分岐管2の途中には分岐管2の水流
を遮断する上記緊急遮断弁20が設けられている。この
緊急遮断弁20は分岐管2の途中部分に防水パッキング
を介してボルト接合して取り付けられており、図6に示
すように弁箱内部が横向開口通路21を中央にして上下
方向に連通してあり、該開口通路21に弁座25を取付
けている一方、弁体23の端面に固着した弁パッキン2
4の端面外周部四方に弁ガイド29を突設し、この弁ガ
イド29を弁座25の内周面に摺動自在に挿嵌させてあ
る。そして弁体23を図において右方に移動させて弁パ
ッキン24を弁座25に密着させることにより上記分岐
管2の水路を閉鎖させるように構成している。
を遮断する上記緊急遮断弁20が設けられている。この
緊急遮断弁20は分岐管2の途中部分に防水パッキング
を介してボルト接合して取り付けられており、図6に示
すように弁箱内部が横向開口通路21を中央にして上下
方向に連通してあり、該開口通路21に弁座25を取付
けている一方、弁体23の端面に固着した弁パッキン2
4の端面外周部四方に弁ガイド29を突設し、この弁ガ
イド29を弁座25の内周面に摺動自在に挿嵌させてあ
る。そして弁体23を図において右方に移動させて弁パ
ッキン24を弁座25に密着させることにより上記分岐
管2の水路を閉鎖させるように構成している。
【0018】弁体23の背面中央部には弁棒26が一体に固
着してあり、該弁棒26を固定弁棒ガイド28に貫通させて
この弁棒26の端部に一体的に固着している弁ピストン27
を固定弁棒ガイド28の背面側に固着しているシリンダー
部22に摺動自在に挿嵌させている。さらに上記シリンダ
ー部22には後述する分水器10から圧力水が供給される水
圧投入管30と、これとは逆にシリンダー部22内の水圧を
分水器10側に抜く排水管31とがそれぞれ連結、連通して
いる。
着してあり、該弁棒26を固定弁棒ガイド28に貫通させて
この弁棒26の端部に一体的に固着している弁ピストン27
を固定弁棒ガイド28の背面側に固着しているシリンダー
部22に摺動自在に挿嵌させている。さらに上記シリンダ
ー部22には後述する分水器10から圧力水が供給される水
圧投入管30と、これとは逆にシリンダー部22内の水圧を
分水器10側に抜く排水管31とがそれぞれ連結、連通して
いる。
【0019】また、上記消火装置格納箱6の中には図
1、図2に示すように、分水器10が固定状態で設置され
てあり、この分水器10の上端から球形分銅体7を棒状体
8の先端に一体に設けた衝撃感知分銅9が立設してい
る。この衝撃感知分銅9の棒状体8の下端部は、図3お
よび図4に示すようにナス型端部8aに形成されており、
該ナス型端部8aの中央上部を分水器10の上端の固定枠部
10a に軸9aで回動自在に支持させて、常態においては分
水器10の筒状本体41内に上下摺動自在に配設されたピス
トン弁11の先端に固着している座板12上にその下端を当
接させて立設状態を維持している。
1、図2に示すように、分水器10が固定状態で設置され
てあり、この分水器10の上端から球形分銅体7を棒状体
8の先端に一体に設けた衝撃感知分銅9が立設してい
る。この衝撃感知分銅9の棒状体8の下端部は、図3お
よび図4に示すようにナス型端部8aに形成されており、
該ナス型端部8aの中央上部を分水器10の上端の固定枠部
10a に軸9aで回動自在に支持させて、常態においては分
水器10の筒状本体41内に上下摺動自在に配設されたピス
トン弁11の先端に固着している座板12上にその下端を当
接させて立設状態を維持している。
【0020】上記衝撃感知分銅9は、消火装置格納箱6
に衝撃力が作用すると、先端の球形分銅体7の重心がナ
ス型端部8aの回動軸9aの垂直線上から瞬間的にズレを生
じて球形分銅体7の慣性モーメントによって棒状体8を
腕にした回転で傾倒するように設置されている。また、
上記衝撃感知分銅9の軸9a部分は、図5に示すように衝
撃力が消火装置格納箱6のいずれの方向から作用した場
合においても傾倒動作を生じるように軸9aの軸受9bをさ
らに2次軸9cで軸支してどの方向の振動であっても感知
できるユニバーサル方式に構成しておくことが望まし
い。
に衝撃力が作用すると、先端の球形分銅体7の重心がナ
ス型端部8aの回動軸9aの垂直線上から瞬間的にズレを生
じて球形分銅体7の慣性モーメントによって棒状体8を
腕にした回転で傾倒するように設置されている。また、
上記衝撃感知分銅9の軸9a部分は、図5に示すように衝
撃力が消火装置格納箱6のいずれの方向から作用した場
合においても傾倒動作を生じるように軸9aの軸受9bをさ
らに2次軸9cで軸支してどの方向の振動であっても感知
できるユニバーサル方式に構成しておくことが望まし
い。
【0021】上記ピストン弁11は図3に詳細に示したよ
うに筒型の分水器本体10の内部にバネ13で常時上方側に
押し上げ力を付与された状態にして配設されている。ま
た、衝撃感知分銅9のナス型端部8aの下端部には衝撃感
知分銅9を安定した状態で立設、支持させるための凹部
8bが形成されている。この凹部8bは、略円形に窪ませて
形成されており、衝撃感知分銅9が僅かの振動で傾倒し
てしまうことがないように安定されるものであり、車両
の衝突による衝撃では傾倒するが、通常の車の走行によ
る振動の伝達では衝撃感知分銅9が傾倒しないようにし
てある。
うに筒型の分水器本体10の内部にバネ13で常時上方側に
押し上げ力を付与された状態にして配設されている。ま
た、衝撃感知分銅9のナス型端部8aの下端部には衝撃感
知分銅9を安定した状態で立設、支持させるための凹部
8bが形成されている。この凹部8bは、略円形に窪ませて
形成されており、衝撃感知分銅9が僅かの振動で傾倒し
てしまうことがないように安定されるものであり、車両
の衝突による衝撃では傾倒するが、通常の車の走行によ
る振動の伝達では衝撃感知分銅9が傾倒しないようにし
てある。
【0022】即ち、衝撃感知分銅9のナス型端部8aは、
上記ピストン弁11の上端座板12と本体41内に固定されて
ピストン弁11を上下摺動自在に挿通させているブッシュ
10bとの対向面に圧入したバネ13によるピストン弁11の
押し上げ力でその凹部8bの開口周縁を座板12上に圧接さ
せて直立状態に支持されてあり、分銅体7がその圧接力
に打ち勝って傾動した時にナス型端部8aが一体的に傾動
してピストン弁11が上動するものである。
上記ピストン弁11の上端座板12と本体41内に固定されて
ピストン弁11を上下摺動自在に挿通させているブッシュ
10bとの対向面に圧入したバネ13によるピストン弁11の
押し上げ力でその凹部8bの開口周縁を座板12上に圧接さ
せて直立状態に支持されてあり、分銅体7がその圧接力
に打ち勝って傾動した時にナス型端部8aが一体的に傾動
してピストン弁11が上動するものである。
【0023】ピストン弁11はその外周面に分水器本体41
の内周面に摺接する鍔形状の上仕切り弁部46と中間仕切
り弁部47と下仕切り弁部48とを上下方向に一定間隔毎に
設けてあり、上記ブッシュ10b と上仕切り弁部46間の環
状空間部を上部室51に、上仕切り弁部46と中間仕切り弁
部47間の環状空間部を中間室52に、中間仕切り弁部47と
下仕切り弁部48間の環状空間部を下部室53に形成してい
る。さらに、筒状の分水器本体41の上部と中間部及び下
部に、図3に示すように、衝撃感知分銅9が垂直状態に
立設してピストン弁11が下方に押し下げられた常態にお
いて上部室51に連通する第1連通口42と中間室52に連通
する第2連通口43と下部室53に連通する第3連通口44と
が順次設けられていると共に、第3連通口44の下方にお
いて下部室53に連通した排水口45が設けられている。
の内周面に摺接する鍔形状の上仕切り弁部46と中間仕切
り弁部47と下仕切り弁部48とを上下方向に一定間隔毎に
設けてあり、上記ブッシュ10b と上仕切り弁部46間の環
状空間部を上部室51に、上仕切り弁部46と中間仕切り弁
部47間の環状空間部を中間室52に、中間仕切り弁部47と
下仕切り弁部48間の環状空間部を下部室53に形成してい
る。さらに、筒状の分水器本体41の上部と中間部及び下
部に、図3に示すように、衝撃感知分銅9が垂直状態に
立設してピストン弁11が下方に押し下げられた常態にお
いて上部室51に連通する第1連通口42と中間室52に連通
する第2連通口43と下部室53に連通する第3連通口44と
が順次設けられていると共に、第3連通口44の下方にお
いて下部室53に連通した排水口45が設けられている。
【0024】そして、図4に示すように、衝撃感知分銅
9が倒れてピストン弁11が上動した時には第1連通口42
と第2連通口43とが中間室52を通じて互いに連通する一
方、下仕切り弁部48が第3連通口44と排水口45との間に
位置してこれらの連通を遮断した状態となるように構成
されている。
9が倒れてピストン弁11が上動した時には第1連通口42
と第2連通口43とが中間室52を通じて互いに連通する一
方、下仕切り弁部48が第3連通口44と排水口45との間に
位置してこれらの連通を遮断した状態となるように構成
されている。
【0025】また、上記第1連通口42には上述した緊急
遮断弁20の水圧投入管30が連結、連通していると共に、
第2連通口43と緊急遮断弁20下方側の分岐管2(給水主
管1であってもよい)とは水圧導入管50によって連結、
連通してあり、さらに、第3連通口44には上記緊急遮断
弁20の排水管31が連結、連通している。
遮断弁20の水圧投入管30が連結、連通していると共に、
第2連通口43と緊急遮断弁20下方側の分岐管2(給水主
管1であってもよい)とは水圧導入管50によって連結、
連通してあり、さらに、第3連通口44には上記緊急遮断
弁20の排水管31が連結、連通している。
【0026】次に、上記構成の緊急遮断弁装置の動作に
ついて説明する。まず、消火装置格納箱6内の衝撃感知
分銅9を立設状態(図1〜図3の状態)にして配してお
く。この状態では、ピストン弁11が衝撃感知分銅9のナ
ス型端部8aによってバネ13に抗して押し下げられて第1
連通口42と第2連通口43とは上仕切り弁部46により遮断
された状態となり、従って、分岐管2側から水圧導入管
50を通じて常時第2連通口43に供給されている圧力水は
中間室52に封入された状態を維持して水圧投入管30側へ
は流通しない。
ついて説明する。まず、消火装置格納箱6内の衝撃感知
分銅9を立設状態(図1〜図3の状態)にして配してお
く。この状態では、ピストン弁11が衝撃感知分銅9のナ
ス型端部8aによってバネ13に抗して押し下げられて第1
連通口42と第2連通口43とは上仕切り弁部46により遮断
された状態となり、従って、分岐管2側から水圧導入管
50を通じて常時第2連通口43に供給されている圧力水は
中間室52に封入された状態を維持して水圧投入管30側へ
は流通しない。
【0027】一方、中間仕切り弁部47と下仕切り弁48間
の下部室53に第3連通口44と排水口45とが連通した状態
となり、従って、緊急遮断弁20のシリンダー部22内の圧
力水が排水管31から分水器10の下部室53を通じて排水口
45から排水されて緊急遮断弁20が開放状態に保たれる。
即ち、弁体23の背面側のシリンダー部22内の水圧が低下
した状態となる一方、分岐管2からの水圧が開口通路21
から弁体23に作用し、弁棒26の後端に固着しているピス
トン27がシリンダー部22内で後方に摺動しながらシリン
ダー部22内の水を排水管31を通じて排出し、弁体23を大
きく開放させて分岐管2から前記消火装置側に給水され
た状態を維持する。この状態においては開閉レバー5を
開くことによって給水主管1側から分岐管2を通じて放
水装置4のホース3に給水し、消火活動が可能となる。
の下部室53に第3連通口44と排水口45とが連通した状態
となり、従って、緊急遮断弁20のシリンダー部22内の圧
力水が排水管31から分水器10の下部室53を通じて排水口
45から排水されて緊急遮断弁20が開放状態に保たれる。
即ち、弁体23の背面側のシリンダー部22内の水圧が低下
した状態となる一方、分岐管2からの水圧が開口通路21
から弁体23に作用し、弁棒26の後端に固着しているピス
トン27がシリンダー部22内で後方に摺動しながらシリン
ダー部22内の水を排水管31を通じて排出し、弁体23を大
きく開放させて分岐管2から前記消火装置側に給水され
た状態を維持する。この状態においては開閉レバー5を
開くことによって給水主管1側から分岐管2を通じて放
水装置4のホース3に給水し、消火活動が可能となる。
【0028】次に、交通事故などで消火装置格納箱6が
衝撃力を受けると、消火装置格納箱6内の衝撃感知分銅
9が慣性モーメントによって軸9aを中心にした回動で傾
倒状態(図4の状態)になる。この時、衝撃感知分銅9
の傾倒で分水器10のピストン弁11がバネ13の弾発力によ
り押し上げられて図4に示すように、ピストン弁11がそ
の上仕切り弁部46をブッシュ10b の下面に当接した上位
位置で停止する。
衝撃力を受けると、消火装置格納箱6内の衝撃感知分銅
9が慣性モーメントによって軸9aを中心にした回動で傾
倒状態(図4の状態)になる。この時、衝撃感知分銅9
の傾倒で分水器10のピストン弁11がバネ13の弾発力によ
り押し上げられて図4に示すように、ピストン弁11がそ
の上仕切り弁部46をブッシュ10b の下面に当接した上位
位置で停止する。
【0029】この状態になると、上仕切り弁部46と中間
仕切り弁部47間の中間室52が水圧投入管30の連通口42と
水圧導入管50の連通口43に連通して水圧導入管50を通じ
て分岐管2側から圧力水が水圧投入管30に流入し、緊急
遮断弁20のシリンダー部22内に投入される一方、下仕切
り弁部48が第3連通口44と排水口45との間に位置してこ
れらの連通を遮断し、緊急遮断弁20からの排水管31が閉
止した状態となる。
仕切り弁部47間の中間室52が水圧投入管30の連通口42と
水圧導入管50の連通口43に連通して水圧導入管50を通じ
て分岐管2側から圧力水が水圧投入管30に流入し、緊急
遮断弁20のシリンダー部22内に投入される一方、下仕切
り弁部48が第3連通口44と排水口45との間に位置してこ
れらの連通を遮断し、緊急遮断弁20からの排水管31が閉
止した状態となる。
【0030】従って、緊急遮断弁20のシリンダー部22内
に投入された圧力水が弁体23よりも大径のシリンダー部
22のピストン27の背面に作用してその背面側水圧により
弁体23が前進し、弁座25に瞬時に密着して緊急遮断弁20
を閉止し、分岐管2から消火装置4に供給される水路を
遮断するものである。従って、交通事故などで消火装置
格納箱6や消火装置が破壊された場合においても、消火
用水の放水で周囲が水浸しになることがない。
に投入された圧力水が弁体23よりも大径のシリンダー部
22のピストン27の背面に作用してその背面側水圧により
弁体23が前進し、弁座25に瞬時に密着して緊急遮断弁20
を閉止し、分岐管2から消火装置4に供給される水路を
遮断するものである。従って、交通事故などで消火装置
格納箱6や消火装置が破壊された場合においても、消火
用水の放水で周囲が水浸しになることがない。
【0031】次に、事故現場の改修を行った後に、衝撃
感知分銅9を元の立設状態(図1〜図3の状態)に復元
させると、分水器10のピストン弁11の切替えによって緊
急遮断弁20側からの排水管31が分水器10側に開いて緊急
遮断弁20の弁体23を閉じさせている水圧が解除されて分
岐管2の水圧で緊急遮断弁20が開放して始めて給水状態
が復元される。従って、この状態で消火装置の開閉レバ
ー5で消火栓を開くとホース3から放水させて消火活動
を行うことができるようになる。
感知分銅9を元の立設状態(図1〜図3の状態)に復元
させると、分水器10のピストン弁11の切替えによって緊
急遮断弁20側からの排水管31が分水器10側に開いて緊急
遮断弁20の弁体23を閉じさせている水圧が解除されて分
岐管2の水圧で緊急遮断弁20が開放して始めて給水状態
が復元される。従って、この状態で消火装置の開閉レバ
ー5で消火栓を開くとホース3から放水させて消火活動
を行うことができるようになる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1の発明
は、給水主管から分岐した分岐管にホース等からなる放
水装置を接続してなる消火装置において、上記分岐管の
途中に水流を遮断する緊急遮断弁が設けられているとと
もに、上記放水装置の近傍に、外部からの衝撃力によっ
て傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、該衝撃感知分
銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記緊急遮断弁側
に切替自在に構成した分水器とが設置されており、上記
分水器には緊急遮断弁の下方に位置する分岐管からの水
圧が水圧導入管を介して常時導入され、該水圧導入管の
水圧を衝撃感知分銅の傾倒動作と同調した分岐管の切替
え作用によって分水器に接続された水圧投入管を通して
緊急遮断弁側に投入することにより緊急遮断弁を閉鎖さ
せることを特徴とする緊急遮断弁装置であるので、消火
装置の近辺で交通事故などが発生し、消火装置に損傷を
きたすような衝撃力が及ぶ場合には、衝撃感知分銅が上
記衝撃力の反動によって傾倒し、分水器から水圧投入管
を通して緊急遮断弁側に圧力水が投入されて該投入水圧
で緊急遮断弁が自動的に閉鎖して消火装置が破損をきた
しても、周囲が水浸しになることがないものである。
は、給水主管から分岐した分岐管にホース等からなる放
水装置を接続してなる消火装置において、上記分岐管の
途中に水流を遮断する緊急遮断弁が設けられているとと
もに、上記放水装置の近傍に、外部からの衝撃力によっ
て傾倒自在に立設された衝撃感知分銅と、該衝撃感知分
銅の傾倒動作によって水圧投入方向を上記緊急遮断弁側
に切替自在に構成した分水器とが設置されており、上記
分水器には緊急遮断弁の下方に位置する分岐管からの水
圧が水圧導入管を介して常時導入され、該水圧導入管の
水圧を衝撃感知分銅の傾倒動作と同調した分岐管の切替
え作用によって分水器に接続された水圧投入管を通して
緊急遮断弁側に投入することにより緊急遮断弁を閉鎖さ
せることを特徴とする緊急遮断弁装置であるので、消火
装置の近辺で交通事故などが発生し、消火装置に損傷を
きたすような衝撃力が及ぶ場合には、衝撃感知分銅が上
記衝撃力の反動によって傾倒し、分水器から水圧投入管
を通して緊急遮断弁側に圧力水が投入されて該投入水圧
で緊急遮断弁が自動的に閉鎖して消火装置が破損をきた
しても、周囲が水浸しになることがないものである。
【0033】さらに、電気式の衝撃感知器を一切使用し
ていないので、取付け工事が容易であり、初期の消火装
置設置の工期を短縮できるとともに、交通事故などで消
火装置が直接的に損傷をきたした場合でも電気系統の修
復工事が不要であり、損傷した後の復旧や改修工事も迅
速かつ容易に行うことができるという効果を奏するもの
である。
ていないので、取付け工事が容易であり、初期の消火装
置設置の工期を短縮できるとともに、交通事故などで消
火装置が直接的に損傷をきたした場合でも電気系統の修
復工事が不要であり、損傷した後の復旧や改修工事も迅
速かつ容易に行うことができるという効果を奏するもの
である。
【0034】また、請求項2の発明によれば、上記緊急
遮断弁と分水器とが排水管で接続されているとともに、
分水器側面に排水口が設けられており、上記衝撃感知分
銅を傾倒状態から立設状態に復元させた際に、上記排水
管と分水器内部の水路を排水口に連通させて緊急遮断弁
内部の圧力水を排水し、緊急遮断弁を閉鎖状態から開放
状態に復元させることを特徴とする緊急遮断弁装置であ
るので、交通事故の衝撃等で傾倒した衝撃感知分銅を傾
倒状態から立設状態に復元させるだけで緊急遮断弁を元
の開放状態に戻すことができるものであり、消火装置の
損傷が小さい場合には上記衝撃感知分銅を戻すという簡
単な操作だけで消火装置の機能を復元させることがてき
るとう利点を有するものである。
遮断弁と分水器とが排水管で接続されているとともに、
分水器側面に排水口が設けられており、上記衝撃感知分
銅を傾倒状態から立設状態に復元させた際に、上記排水
管と分水器内部の水路を排水口に連通させて緊急遮断弁
内部の圧力水を排水し、緊急遮断弁を閉鎖状態から開放
状態に復元させることを特徴とする緊急遮断弁装置であ
るので、交通事故の衝撃等で傾倒した衝撃感知分銅を傾
倒状態から立設状態に復元させるだけで緊急遮断弁を元
の開放状態に戻すことができるものであり、消火装置の
損傷が小さい場合には上記衝撃感知分銅を戻すという簡
単な操作だけで消火装置の機能を復元させることがてき
るとう利点を有するものである。
【図1】本発明の緊急遮断弁装置を設置した消火装置の
全体側面図、
全体側面図、
【図2】図1における分水器と分岐管の水路の接続関係
を説明するための側面図、
を説明するための側面図、
【図3】衝撃感知分銅を立設状態にした時の分水器の内
部水路の状態を説明するための拡大断面図、
部水路の状態を説明するための拡大断面図、
【図4】衝撃感知分銅が衝撃によって傾倒した時の分水
器の内部水路状態を説明するための拡大断面図、
器の内部水路状態を説明するための拡大断面図、
【図5】衝撃感知分銅の軸受けを説明するための拡大断
面図、
面図、
【図6】緊急遮断弁の内部構造を説明するための拡大断
面図。
面図。
1 給水主管 2 分岐管 3 ホース 4 放水装置 9 衝撃感知分銅 10 分水器 20 緊急遮断弁 30 水圧投入管 31 排水管 45 排水口 50 水圧導入管
Claims (2)
- 【請求項1】 給水主管から分岐した分岐管にホース等
からなる放水装置を接続してなる消火装置において、上
記分岐管の途中に常態においては上記放水装置側に圧力
水を流通させ且つ非常時には遮断する緊急遮断弁が設け
られているとともに、上記放水装置の近傍に、外部から
の衝撃力によって傾倒自在に立設された衝撃感知分銅
と、該衝撃感知分銅の傾倒動作によって水圧投入方向を
上記緊急遮断弁側に切替自在に構成した分水器とが設置
されており、上記分水器には緊急遮断弁の下方に位置す
る分岐管からの水圧が水圧導入管を介して常時導入さ
れ、該水圧導入管の水圧を衝撃感知分銅の傾倒動作と同
調した分岐管の切替え作用によって分水器に接続された
水圧投入管を通して緊急遮断弁側に投入することにより
緊急遮断弁を閉鎖させるように構成したことを特徴とす
る緊急遮断弁装置。 - 【請求項2】 上記緊急遮断弁と分水器とが排水管で接
続されているとともに、分水器側面に排水口が設けられ
ており、上記衝撃感知分銅を傾倒状態から立設状態に復
元させた際に、上記排水管と分水器内部の水路を排水口
に連通させて緊急遮断弁内部の圧力水を排水し、緊急遮
断弁を閉鎖状態から開放状態に復元させることを特徴と
する請求項1に記載の緊急遮断弁装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24685694A JP2772764B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 緊急遮断弁装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24685694A JP2772764B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 緊急遮断弁装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0880359A JPH0880359A (ja) | 1996-03-26 |
JP2772764B2 true JP2772764B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=17154743
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24685694A Expired - Fee Related JP2772764B2 (ja) | 1994-09-13 | 1994-09-13 | 緊急遮断弁装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2772764B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR102134913B1 (ko) * | 2019-01-25 | 2020-07-17 | 주식회사 피노 | 소방용 방수총 안전 차단장치 |
-
1994
- 1994-09-13 JP JP24685694A patent/JP2772764B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0880359A (ja) | 1996-03-26 |
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