JP2772683B2

JP2772683B2 - 画像通信装置および方法

Info

Publication number: JP2772683B2
Application number: JP1228626A
Authority: JP
Inventors: 陽治金子
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1989-09-04
Filing date: 1989-09-04
Publication date: 1998-07-02
Anticipated expiration: 2013-07-02
Also published as: JPH0391358A

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］本発明は、規格化されたビデオ信号を送信する画像通
信装置および方法に関する。

［従来の技術］従来より、スチルビデオカメラの再生画像を伝送する
静止画伝送装置としては、種々のものが提案されている
が、ファクシミリ装置として伝送できるものは未だ提案
されていなかった。

第３図は、静止画伝送装置によって画像を伝送する構
成を概念的に示す模式図である。

この静止画伝送装置では、スチルビデオカメラのディ
スクから再生した画像を、予め決っている方式で圧縮デ
ータに変換するとともに、所定の手順によって相手側の
静止画伝送装置に送出する。また、相手側の静止画伝送
装置では、受信した画像を伸張し、スチルビデオカメラ
のディスクに格納する。

［発明が解決しようとする課題］しかしながら、従来は、伝送する際の手順や画像情報
の圧縮方式が統一されていないことや、出力方式もモニ
タテレビやビデオプリンタなど種々のものが有るため、
自社の同一機種でないと交信性がなく、汎用性に欠け
る。

このため、一般的には、スチルビデオの画面とファク
シミリ画像とは別に送らなければならず、作業が煩雑で
あるという欠点があった。

この点は、スチルビデオに限らず、例えばハイビジョ
ン等にも同様に発生する。

本発明は、たとえば放送規格で規格化されたスチルビ
デオカメラの画像のように、ある規格で規格化された画
像信号を、他の規格に適合した画像信号とともに共通の
通信方式で送信できるようにすることを目的とする。

特に本発明は、元々異なる規格であった複数の画像信
号を１通信として送信できる構成を提供すること、さら
には、これら複数の画像信号を受信側の復号化処理で整
理しやすいデータ形態で送信することを目的とする。

［課題を解決する手段］上記目的を達成するため、本発明の画像通信装置は、
第１の規格として規格化されたビデオ信号を入力する入
力手段と、原稿を読み取ることにより、画像信号を発生
するスキャナと、前記入力手段により入力されたビデオ
信号から第２の規格として規格化された第１の送信信号
を生成し、前記スキャナにより発生した画像信号から前
記第２の規格として規格化された第２の送信信号を生成
する生成手段と、該生成手段により生成された第１の送
信信号と第２の送信信号とを、１通信内の異なるページ
として送信する送信手段とを有することを特徴とする。

また本発明の画像通信方法は、第１の規格として規格
化されたビデオ信号を入力する入力ステップと、スキャ
ナから原稿を読み取ることにより、画像信号を発生する
読み取りステップと、前記入力ステップで入力されたビ
デオ信号から第２の規格として規格化された第１の送信
信号を生成し、前記読取ステップで発生した画像信号か
ら前記第２の規格として規格化された第２の送信信号を
生成する生成ステップと、該生成ステップで生成された
第１の送信信号と第２の送信信号とを、１通信内の異な
るページとして送信する送信ステップとを有すること特
徴とする。

［作用］本発明では、第１の規格として規格化されたビデオ信
号と、スキャナにより読み取られた画像信号とから、各
々第２の規格として規格化された第１、第２の送信信号
を生成し、これら第１の送信信号と第２の送信信号とを
１通信内の異なるページとして送信するようにしたの
で、ある規格で規格化された画像信号を、他の規格に適
合した画像信号とともに共通の通信方式で送信できる。

［実施例］第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図であ
る。

スチルビデオプレーヤ（SVP）１は、スチルビデオカ
メラで撮影されたフロッピー等の画像を再生するもので
ある。また、スチルビデオインタフェース（SVi/f）２
は、上記SVP1からのビデオ信号（ここでは、Ｒ、Ｇ、Ｂ
の３色信号）のデジタル信号への変換や、SVP1のコント
ロールを行う。

バッファメモリ３は、上記SVi/f2からのデジタルビデ
オ信号を一時記憶するもので、スチルビデオの１フレー
ム、すなわち768×480＝360Kbitの容量をＲ、Ｇ、Ｂの
３色分有している。

マスキング部４は、上記バッファメモリ３からビデオ
信号を読み出すときに、同期信号発生回路８からの同期
信号に従ってファクシミリ規格の画像エリア内に再生
し、画像の余白部分を白色になるようにマスキングをか
ける。

コーデック５は、マスキング部４でファクシミリ規格
に再生された画像をファクシミリ符号（MH、MR、MMR）
に変換するものである。

ビデオメモリ６は、ファクシミリ符号に変換されたビ
デオ信号を蓄積するものであり、Ｒ、Ｇ、B3色分のメモ
リである。

スキャナ／プリンタインタフェース（S/Pi/f）９は、
スキャナとプリンタのインタフェースを行う。スキャナ
／プリンタ11は、原稿を読取るスキャナと記録紙を出力
するプリンタよりなる。

通信制御部（CCU）10は、回線12とのインタフェース
を行い、ビデオメモリ６内の画像の伝送を行うものであ
る。

CPU7は、ROM、RAM等を有し、ROM内のプログラムに基
いて、各種の処理を実行するとともに、以上の各要素の
動作を管理し、装置全体を制御する。なお、メインバス
（MBUS）13は、CPU7の制御下におかれている。

オペレーションパネル14は、オペレータにより操作さ
れるキーボードおよび表示部を備え、CPU7に各信号を送
る。

第２図は、本実施例の全体動作を説明するフローチャ
ートである。

まず、オペレータは、オペレーションパネル14よりス
キャナ入力指示を行う（S1）。CPU7は、ビデオメモリ６
にスキャナ画像の送信用エリアのアドレスをセットし
（S2）、コーデック５にスキャナi/f9からの入力パスを
セットし（S3）、S/Pi/f9にスキャナ11の読取りコマン
ドを指示する（S4）。スキャナ11は読取りを開始し、画
像データは、S/Pi/f9からコーデック５にてファクシミ
リ符号化され、上述したビデオメモリ６の送信用エリア
に格納される（S5）。次に、スキャナ11上に読込原稿が
さらに有るかどうか判断し（S6）、有る場合には、ビデ
オメモリ６に次ページ送信用エリアをセットし（S7）、
先の手順を繰返す。

原稿を全ページ読み込み終了したなら、次にオペレー
タは、SVP1からの入力指示を行う（S8）。CPU7は、SVi/
f2にSVP動作コマンドをセットし（S9）、SVP1は起動
し、画面を読み出す（S10）。画面情報はSVi/f2からバ
ッファメモリに一時蓄積される（S11）。次に同期信号
発生回路８を所定のモードにセットし（S12）、コーデ
ック５にSVi/f2とマスキング部４からの入力パスをセッ
トし（S13）、ビデオメモリ６にSV画面の送信用エリア
のアドレスをセットし（S14）、コーデック５を起動す
る（S15）。

SV画面データは、同期信号とマスキングによってファ
クシミリ規格サイズの画像に再生され、コーデック５に
てファクシミリ符号化され、ビデオメモリ６の送信用エ
リアに蓄積される（S16、S17）。SVP1のSV画面が他に有
るかどうか判断し、（S18）、有れば、SVi/f2に次画面
を読み込むコマンドをセットし、先の手順を繰返し（S1
9）、無ければ、送信動作に入る。

CPU7は、ビデオメモリ６の送信エリアを先のスキャナ
からの画像エリアの先頭アドレスにセットし（S20）、C
CU10を送信モードにして起動する（S21）。CCU10は、フ
ァクシミリ手順によって送信を開始し（S22）、ページ
単位で画像をビデオメモリ６から読み出し、回線12上に
送出する（S23、S24）。

以上説明したように、本実施例では、スチルビデオカ
メラのビデオ信号を入力し、送信用のデータのためのビ
デオメモリの送信エリアにスチルビデオ画像とスキャナ
からの原稿情報を蓄積することにより、一通信内で送信
できるようになり、通信コスト、時間が抑えられ、CCIT
T規格に準拠した他のファクシミリ装置との交信性を得
ることができる。

なお、一通信内で送信できるのであれば、上述の方法
に限らず、他の種の方法を援用することができる。

また、スチルビデオ画像を符号化する際に内部同期信
号を発生することにより、スキャナ読取時と同一のコー
デックを使え、装置のコストダウンを図ることができ
る。

なお、上述したビデオメモリへの画像蓄積順として
は、上記実施例とは逆にスチルビデオからスキャナの
順、またはランダムにしてもよい。

また、SVPとビデオインタフェースでは、単色の画像
を扱うものであっても良い。

また、前記実施例では、スチルビデオ画像を処理する
構成を示したが、これに限らず、動画像データを画面、
例えばフィールド毎にサンプリングする装置であっても
適用可能である。また、ハイビジョンのような新しい規
格のビデオ信号であっても良い。

また、図２のフローチャートに示すように、スキャナ
９からページ単位で読み込んだ画像の画像信号と、ファ
クシミリ規格サイズの画像に変換済みのスチルビデオ１
から入力されたビデオ信号とを共通のビデオメモリ６に
格納し、これを一通信内で通信する際に、S23、S24によ
り、メモリからページ単位で順次読み出してファクシミ
リ送信することにより、ページ毎に画像の種別を分類し
て画像を送信することができる。

［発明の効果］以上説明したように、本発明によれば、第１の規格と
して規格化されたビデオ信号と、スキャナにより読み取
られた画像信号とから、各々第２の規格として規格化さ
れた第１、第２の送信信号を生成し、これら第１の送信
信号と第２の送信信号とを１通信内の異なるページとし
て送信するようにしたので、ある規格で規格化された画
像信号を、他の規格に適合した画像信号とともに共通の
通信方式で送信できるようにすることができる。特に、
元々異なる規格であった複数の画像信号を１通信として
送信でき、これら複数の画像信号を異なるページとして
受信側の復号化処理で整理しやすいデータ形態で送信す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例を示すブロック図である。第２図は、同実施例における全体動作を説明するフロー
チャートである。第３図は、従来の静止画伝送装置によって画像を伝送す
る構成を概念的に示す模式図である。１…スチルビデオプレーヤ、２…スチルビデオインタフ
ェース、３…バッファメモリ、４…マスキング部、５…
コーデック、６…ビデオメモリ、７…CPU、８…同期信
号発生回路、９…スキャナ／プリンタインタフェース、
10…CCU、11…スキャナ／プリンタ、12…回線、14…オ
ペレーションパネル。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】第１の規格として規格化されたビデオ信号
を入力する入力手段と、原稿を読み取ることにより、画像信号を発生するスキャ
ナと、前記入力手段により入力されたビデオ信号から第２の規
格として規格化された第１の送信信号を生成し、前記ス
キャナにより発生した画像信号から前記第２の規格とし
て規格化された第２の送信信号を生成する生成手段と、該生成手段により生成された第１の送信信号と第２の送
信信号とを、１通信内の異なるページとして送信する送
信手段とを有することを特徴とする画像通信装置。
【請求項２】第１の規格として規格化されたビデオ信号
を入力する入力ステップと、スキャナから原稿を読み取ることにより、画像信号を発
生する読み取りステップと、前記入力ステップで入力されたビデオ信号から第２の規
格として規格化された第１の送信信号を生成し、前記読
取ステップで発生した画像信号から前記第２の規格とし
て規格化された第２の送信信号を生成する生成ステップ
と、該生成ステップで生成された第１の送信信号と第２の送
信信号とを、１通信内の異なるページとして送信する送
信ステップとを有することを特徴とする画像通信方法。