JP2772172B2 - レチクル - Google Patents

レチクル

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JP2772172B2
JP2772172B2 JP20904291A JP20904291A JP2772172B2 JP 2772172 B2 JP2772172 B2 JP 2772172B2 JP 20904291 A JP20904291 A JP 20904291A JP 20904291 A JP20904291 A JP 20904291A JP 2772172 B2 JP2772172 B2 JP 2772172B2
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JP
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reticle
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forming
patterning
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浩美 岩本
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YAMAGUCHI NIPPON DENKI KK
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YAMAGUCHI NIPPON DENKI KK
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  • Preparing Plates And Mask In Photomechanical Process (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレチクルに関し、特にス
テッパー型露光装置によるフォトリソグラヘィ技術に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来のLSI用レチクルは、図2に示す
ように、透明な石英ガラス10上にクロームで形成され
るパターン7,8及びパターンのない部分9で構成され
ている。図2の平面及びB−B′断面図が図4(a),
(b)である。LSI構造は微細な素子をウェハー上に
形成すること(パターニング)が重要であり、パターニ
ングは、レチクル,フォトレジスト及び露光装置,現像
プロセスとエッチングにより構成される。
【0003】図5に示すように光源11,図2に示した
レチクル、及びフォトレジスト12をコーティング(塗
布)したウェハー(半導体基板)13が露光装置内に設
置してあり、図2のレチクルのパターン7及び8を光源
11によりフォトレジストをコーティングしたウェハー
13上に投影し露光する。ネガタイプレジストの場合は
露光により光の作用で照射された部分とそうでない部分
とでは、現像における溶剤の溶解度に著しい差が生じパ
ターニングすることができる。またポジタイプレジスト
の場合は、露光により照射された部分が光分解し現像液
に可溶な性質となるのでパターニングすることができ
る。
【0004】一方このレチクルは、ゴミなどの異物が付
着するとその部分もパターンの部分と同様な働きをする
ので意図したパターニングができなくなるという不具合
が生じるので付着した異物を除去するため図6に示すレ
チクル洗浄機にて洗浄する。洗浄法は回転ブラシ14及
び15にてレチクル表面上に付着した異物を物理的に除
去する方法である。ブラシの長さは、洗浄回数が増すに
つれ短くなるので、定期的にレチクルとブラシとの距離
を構成することにより異物除去能力を一定に保ってい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来のLSI用レ
チクルでは、図4(b)に示すように、パターン7及び
8とパターンのない部分9において段差があり、レチク
ルを洗浄する回転ブラシ15によってパターン7及び8
の端の部分7aおよび8aは回転ブラシ15との摩擦が
大きく、物理的な力や静電気が発生する。例えば図8に
示すように、図4に示したレチクルのパターン7は、1
00回,200回,300回と洗浄する回数が増えるに
つれクロームで形成されているパターン7は寸法が短く
なり、図8(a),(b),(c)のようになる。洗浄
回数が300回の場合(図8(c))はウェハー上に形
成されるパターンはポジタイプレジストの場合0.5μ
m程設計値より短くなり、仮に設計マージンが0.4μ
mであれば意図した素子が形成されないという問題があ
った。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のLSI用レチク
ルは微細な素子を形成するためのパターンの他に素子を
形成しない保護を目的とするダミーなパターンを素子形
成用パターンの周辺に備えている。
【0007】
【実施例】次に本発明について図面を参照して説明す
る。図1は本発明の一実施例のLSI用レチクルの概略
の斜視図で、図3(a)は図1のの平面図で、(b)は
A−A′断面図である。本レチクルは、石英ガラス6上
に素子を形成するためのクロームパターン1と2があ
り、素子を形成しないダミーのパターン4及び5で保護
してある。
【0008】次に図6に示したレチクル洗浄機にて本レ
チクルを洗浄する例を示す。図7に示すように、(a)
100回洗浄後、(b)200回洗浄後、(c)300
回洗浄後の図1のレチクルはダミーパターン4の寸法が
変化する。同じく図8(a),(b),(c)は従来の
図2のレチクルのようすを示しており、パターン寸法が
洗浄回数が増すにつれ短くなっている。本発明のレチク
ルは、素子を形成しないダミーパターン4,5により素
子を形成するためのパターン1.2を保護することがで
きる。また洗浄機の回転ブラシの回転方向及びセットす
るレチクルの向きが一定であれば、図9(a),(b)
に示すようなダミーパターンにすることが可能で、レチ
クルの面積縮小が可能となる。
【0009】次に第2の実施例について説明する。図1
0のように素子を形成しないダミーパターンの一部に電
極を形成するパターン31を設ける。例えば、ゲートポ
リシリコン等導電性の物質をパターニングする目的のレ
チクルであれば、パターニング後抵抗値(パターニング
抵抗値と称す)を測定する事ができる。レチクルの洗浄
回数が多くなると、レチクル洗浄機の回転ブラシにより
レチクルのダミーパターン31が削られ、細くなるとパ
ターニング抵抗値は大きくなり、最後には無限大とな
る。このパターニング抵抗値をモニターすることによ
り、レチクル使用限度を検知する事が可能である。図1
1にパターニング抵抗値の変化例を示す。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように本発明のレチクル
は、微細な素子を形成するためのパターンを素子を形成
しないダミーパターンで保護しているので、レチクル洗
浄機の回転ブラシによるレチクルパターンの欠落を容易
に防止できるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のLSI用レチクルの概略図。
【図2】従来のLSI用レチクルの概略図。
【図3】図1に示したレチクルの平面図とA−A′断面
図。
【図4】図2に示したレチクルの平面図とB−B′断面
図。
【図5】露光装置内の光源11及びウェハー(半導体基
板)13、フォトレジスト12及びレチクルの位置関係
を示す概略図。
【図6】レチクル洗浄機の概略図。
【図7】図6のレチクル洗浄機で(a)100回、
(b)200回、(c)300回洗浄した後の図3のレ
チクルの概略図。
【図8】図6の洗浄機で(a)100回、(b)200
回、(c)300回洗浄した後の図4のレチクルの概略
図。
【図9】洗浄機の回転ブラシの回転方向及びセットする
レチクルの向きが一定の場合の実施例を示す図で(a)
は平面図、(b)はC−C′断面図。
【図10】第2の実施例のLSI用レチクルの平面図。
【図11】図10のレチクルの洗浄回数とパターニング
抵抗値を示すグラフ。
【符号の説明】 1,2,7,8 素子用クロームパターン 9 パターンのないガラス部 7a,8a 素子用クロームパターン端部 4,5 保護用ダミーパターン 6,10 石英ガラス

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 透光性基板上に素子形成用の不透光性又
    は透光性のパターンを備えたレチクルにおいて、素子を
    形成するパターンの保護を目的とし、且つ、前記素子を
    形成するパターンを囲繞したダミーパターンを備えたこ
    とを特徴とするレチクル。
  2. 【請求項2】 透光性基板上に素子形成用の不透光性又
    は透光性のパターンを備えたレチクルにおいて、素子を
    形成するパターンの保護を目的とし、前記素子を形成す
    るパターンの各辺に対応する辺が、前記素子を形成する
    パターンの辺よりも長いダミーパターンを、前記素子を
    形成するパターンの近傍、且つ、洗浄用回転ブラシが前
    記素子を形成するパターンよりも先に当たる位置に設け
    たことを特徴とするレチクル。
  3. 【請求項3】 ダミーパターンに電極パターンを設けた
    ことを特徴とする請求項1又は2記載のレチクル。
JP20904291A 1991-08-21 1991-08-21 レチクル Expired - Lifetime JP2772172B2 (ja)

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JPH0545859A JPH0545859A (ja) 1993-02-26
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5878150A (ja) * 1981-11-02 1983-05-11 Nec Corp ガラスマスク
JPH01195450A (ja) * 1988-01-29 1989-08-07 Matsushita Electric Ind Co Ltd フォトマスクのパターン作成法

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