JP2771529B2 - パチンコ機における賞球放出装置 - Google Patents

パチンコ機における賞球放出装置

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JP2771529B2
JP2771529B2 JP10761697A JP10761697A JP2771529B2 JP 2771529 B2 JP2771529 B2 JP 2771529B2 JP 10761697 A JP10761697 A JP 10761697A JP 10761697 A JP10761697 A JP 10761697A JP 2771529 B2 JP2771529 B2 JP 2771529B2
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prize ball
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茂 市原
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機の球排
出装置に関し、特に、異なる数の球排出数を容易に設定
できるパチンコ機の球排出装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】パチンコ機における賞品球の払出数を入
賞口に応じて異なる数の球を放出可能とし、かつ機種変
更に応じて放出数の設定を容易に変更し得る球排出装置
として、特開昭59−218173号等がある。 この球
排出装置においては、パルスモータによって、放出する
パチンコ球を1個単位で設定可能であり、賞球数の変更
等に対し自由度が高い。 しかしながら、1個ずつ放出
し、放出された球をカウントすることによって設定され
た賞球数になったか否かを判断する必要があるため、パ
チンコ球を検出する検出器が必要となってしまう。ま
た、パチンコ球が連なって検出部を通過した際には、正
確な個数を検出できないおそれもあり、排出機構上球が
連なって放出されないように工夫する必要があり、機構
的に複雑になってしまう。 一方、パチンコ機の球放出装
置には、実開昭59−122184号や特開昭58−3
2786号等で予め定められた数のパチンコ球を一気に
放出する方式の賞球装置がある。このタイプの賞球機構
の場合は、放出する球の数が、上方弁と下方弁との間隔
によって、一義的に決定されるため、排出個数の確認や
排出される球が連なることを防止することを考慮する必
要がない。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかし、この方式で
は、排出個数の設定変更の自由度が限られる。特開昭5
8−32786号を例に取れば、係止爪44の位置を変
えることによって排出数を変更することは可能である
が、これは機種変更等による排出数を設定変更するもの
であって、入賞口に応じて払出数を変えることはできな
い。 そこで、本願発明の課題は、上述の従来例の欠点を
なくし、機種変更等による排出数を設定変更するのみな
らず、入賞球が入った入賞口に応じて球払出数を変更可
能なパチンコ機の球払出装置を提供するものである。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願の第1の発明の構成は、球を整列させて貯留す
る球貯留部と、該球貯留部に対して突出退避自在に設け
られた上方弁及び下方弁とを有し、該下方弁が前記貯留
部内に突出したとき前記上方弁を退避させ、前記下方弁
が退避したとき前記上方弁を突出させることによって球
の貯留、排出を行うパチンコ機の球排出装置において、
前記上方弁と前記下方弁との距離を変更可能に構成した
第1の球排出駆動部と、前記上方弁と前記下方弁との距
離を変更可能に構成し、前記第1の球排出駆動部と異な
る数の球を排出するようにした第2の球排出駆動部と
を、前記球貯留部を有するケース本体に一体的に設けた
ことである。 上記第1の発明の構成により、球貯留部が
球を整列させて貯留し、下方弁が前記貯留部内に突出し
たとき前記上方弁が退避し、前記下方弁が退避したとき
前記上方弁が突出することにより球の貯留、排出を行う
パチンコ機の球排出装置において、前記上方弁と前記下
方弁との距離を変更可能に構成した第1の球排出駆動部
と、前記上方弁と前記下方弁との距離を変更可能に構成
し、前記第1の球排出駆動部と異なる数の球を排出する
ようにした第2の球排出駆動部とを、前記球貯留部を有
するケース本体に一体的に設けているので、前記第1及
び第2の球排出駆動部により複数種類の球放出数に対応
しながらも、球排出装置の組立が容易であり、更に、前
記ケース本体を交換することにより球排出装置の交換作
業が容易となる。 更に、第1及び第2の球排出駆動部を
ともに上方弁と下方弁との距離を変更可能に設けている
ため、前記上方弁と前記下方弁との距離を変えることに
より球の貯留及び排出数を変えることができるので、第
1と第2の球排出駆動部の球排出数の組み合わせの自由
度が高くなる。 【0005】更に、第2の発明の構成は、上記第1の発
明の構成において、前記第1の球排出駆動部と前記第2
の球排出駆動部とは同一の駆動原理によって駆動される
ことである。 上記第2の発明の構成により、上記第1の
発明の構成による作用とともに、第1及び第2の球排出
駆動部を同一の駆動原理で駆動させるように構成してい
るために、第1と第2の球排出駆動部において、球詰ま
り等の保守作業時に保守担当者が構造、動作を理解しや
すくなる。 また、共通部品を使用することも可能とな
り、部品の管理に多大な貢献をもたらす。 【0006】 【発明の実施の形態】続いて、本発明の一実施例を図面
にしたがって説明する。パチンコ機のゲ―ム盤の裏面の
一側部に対し賞球を滞留および放出制御するために装着
された賞球放出装置において、この賞球放出装置のベ―
スとなる縦長状のセット基板1はゲ―ム面の一側方でゲ
―ム盤の裏面に対しビス等の取付け手段によって添着さ
れ、その上端付近には図示しない賞球用タンクに連通さ
れてゲ―ム盤の裏面の上端に対し賞球が2列となって転
落するように若干傾斜して横状に取着されたタンクレ―
ル2の先端付近が突入されている。セット基板1の上下
方向の中央部付近の外方側(図示右側)には取付部3が
コ型状に凹設されている。セット基板1の上部外端に
は、上端付近および下端付近がそれぞれ若干湾曲された
外樋壁4が縦状に突出形成されるとともに、外樋壁4の
下部付近内方には外樋壁4の下部付近に沿って並行状に
湾曲された内樋壁5が突出形成され、この両樋壁4,5
にはその幅方向の中央部に連接された隔壁6が一体状に
垂設され、また、両樋壁4,5はセット基板1の外方側
上部付近にビス着された蓋板7で覆蓋されていて、セッ
ト基板1の外方側上部には賞球を通過乃至滞留させるた
めにタンクレ―ル2内に形成された前後2列の球通路の
先端にそれぞれ連通されて隔壁6で区画された前後1対
の送入流路8が並列状に形成されている。 【0007】玉止めレバ―9はセット基板1の上端に対
し両送入流路8に対向して揺動可能に枢支され、この玉
止めレバ―9の基端部にはタンクレ―ル2内の賞球数が
欠乏したときにタンクレ―ル2内の球通路の先端を遮断
して両送入流路8内への賞球の供給を阻止するための突
片9aが突設されている。中継片10はセット基板1の
上端付近の前側に対し左右方向への揺動可能に枢支さ
れ、この中継片10の下端には前記タンク内の賞球数を
感知する図示しない感知部材に連繋された連結ロッド1
1の先端が繋止され、また、中継片10の外端にはこの
中継片10を手動で揺動操作するために上方へ延出され
たロッド69の下端が繋止され、タンクレ―ル2内の賞
球が欠乏したときには中継片10が連結ロッド11に連
動して内方へ揺動される。 【0008】補給切れストッパ12はセット基板1の上
端付近と蓋板7との間に横架されたピン13の中央部に
対し揺動可能に嵌装され、この補給切れストッパ12に
は平面L型状に曲折されかつ先端付近がセット基板1の
上端付近に貫設された窓部14を貫通してセット基板1
の前側へ突出されたア―ム部12aが突出形成され、こ
のア―ム部12aの先端には上端が中継片10の上端付
近に対し偏心状に繋止されたロッド15の下端が繋止さ
れるとともに、ア―ム部12aの基端部には下方に突出
されたほぼ扇形状の規制部12bが形成され、中継片1
0が連結ロッド11に連動して内方へ揺動したときには
補給切れストッパ12が時計方向へ揺動される。前後1
対の玉切れストッパ16,16は補給切れストッパ12
の前後両側で前記ピン13に対し両送入流路8にそれぞ
れ対向して揺動可能に嵌装され、この両玉切れストッパ
16の下部には上部が円形状で下方開放の凹陥部16a
がそれぞれ凹設され、賞球が両送入流路8内に滞留した
状態では玉切れストッパ16はその下部付近が両送入流
路8内の賞球で押圧されて内方へ揺動し、凹陥部16a
がそれぞれ垂立した姿勢で保持される一方、両玉切れス
トッパ16の下部が賞球から開放されたときには両玉切
れストッパ16は自重で外方へ揺動して凹陥部16aが
外方に向って下傾した姿勢で保持される。 【0009】セット基板1の下端付近には円弧状に湾曲
された内放出樋17と、この内放出樋17の周面に沿っ
て平行状に湾曲された内側壁面、および、垂直状の外側
壁面を備えた外放出樋18とがそれぞれ突出形成される
とともに、セット基板1の下端付近は外放出樋18に添
着された中蓋19と、この中蓋19に並着された外蓋2
0とで覆蓋されている。内放出樋17と外放出樋18と
の間には賞球をUタ―ン状に通過させて賞球の転落衝撃
を緩和するためにほぼ横U型状に湾曲された賞球放出流
路21が形成されるとともに、賞球放出流路21の外方
で外放出樋18の外側壁面と、セット基板1の下端の外
端付近に突出形成された外樋壁22との間には中蓋19
および外蓋20の一部で区画された玉抜き用の排出流路
23が垂直状に形成され、この排出流路23と賞球放出
流路21とは二又状に分岐されて隣設される。 【0010】次に、送入流路8を通じて流下する賞球を
受入れて滞留させかつ賞球放出流路21へ放出する賞球
数を設定するためにセット基板1の取付部3に対し着脱
可能に装填される賞球ケ―スSについて説明する。賞球
ケ―スSのケ―ス本体24はそれぞれ透明材でほぼ前後
対称状に形成された前後1対のケ―ス基板25,25が
この両基板25間に挟着された仕切り板26を介して突
合せ状に組付けられて形成されている。両ケ―ス基板2
5の中央部には賞球の通過可能な横断面をもつ縦溝27
がそれぞれ縦貫状に凹設され、この前後の縦溝27内に
は仕切り板26で区画されて、上端が両賞球送入流路8
にそれぞれ連通されかつ下端が放出流路21および両排
出流路23にそれぞれ連通された前後1対の賞球流路2
8が並行状で縦状に形成されている。両ケ―ス基板1の
左右両側部にそれぞれ横出されて前後に離隔して縦設さ
れた内外各1対の縦板29の上下方向の中央部付近には
それぞれ凹部30が形成され、また、各縦板29の上下
端部付近にはそれぞれ賞球流路28側に向って上傾する
上下各2対のガイド溝31がそれぞれ縦長状に形成され
ている。 【0011】両ケ―ス基板25の縦溝27の内外側縁に
はそれぞれ突合せ状に対置された内外各1対の側壁32
A,32Bがそれぞれ縦状に突設され、内側1対の側壁
32Aの中央部付近には凹欠部49がそれぞれ形成され
るとともに、この両凹欠部49には上下方向へ等間隔で
配列されて仕切り板26を介してそれぞれ突合せ状に対
置された適数個の内側受承片33〜33が賞球流路28
の内側路面に沿ってそれぞれ並行状に横出される一方、
外側1対の側壁32Bの中央部付近にはそれぞれ凹欠部
51が形成されるとともに、この両凹欠部51の下部付
近には上下方向へ等間隔で配列されて仕切り板26を介
して突合せ状に対置された適数個の外側受承片34〜3
4が前後の賞球流路28の外側路面に沿って並行状に横
出され、各受承片33,34の上側面にはそれぞれ反賞
球流路側へ向って下傾する傾斜面が形成されている。 【0012】両ケ―ス基板25の両内側縦板29間に介
装されて賞球流路28に対設された内昇降板35はその
上下端付近の前後面にそれぞれ突設された上下各1対の
突片36が両内側縦板29の上下のガイド溝31内に対
しスライド可能に係入されて両内側縦板29に対し上外
方および下内方への傾斜状の並行昇降動作可能に支持さ
れ、その中央部付近の表裏面にはそれぞれ前記内側受承
片33の配列間隔と等間隔で上下方向に配列された前後
適数対の円筒状の取付部37〜37がそれぞれ突出形成
され、また、内昇降板35の下端付近には後方へ水平状
に横出された揺動制御ピン38が片持状に挿着されてい
る。前後1対の第1玉止め片39A,39Bは賞球流路
28内から放出する賞球の第1の放出球数(本例では1
3個)を設定するために内昇降板35の前後取付部37
に対しそれぞれビスで選択的に止着されて(本例では段
違い状に止着してある)内昇降板35に対しそれぞれ揺
動可能に支持され、前側の第1玉止め片39Aの先端付
近は賞球流路28側へ延出されて後ケ―ス基板25の内
側受承片33上に載置される一方、後側の第1玉止め片
39Bの先端付近は賞球流路28側へ延出されて後ケ―
ス基板25の内側受承片34上に載置されている。内昇
降板35が上動端へ上昇したときには両第1玉止め片3
9A,39Bの先端が賞球流路28内の内側へ突入して
この両第1玉止め片39A,39Bに突当てられた賞球
およびこの賞球より上位の各賞球の落下が阻止される一
方、内昇降板35が下降端へ下動したときには両第1玉
止め片39A,39Bの先端が賞球流路28内からそれ
ぞれ退避して賞球に対する落下規制が解除される。そし
て、両第1玉止め片39A,39Bの先端が賞球流路2
8内へ突入した状態で賞球流路28の下端の放出口28
aを開放したときには両第1玉止め片39A,39Bで
落下阻止された賞球より下位の各賞球が賞球流路28内
から放出され、内昇降板35の取付部37に取付けられ
る両第1玉止め片39A,39Bの取付け位置を変更し
て賞球流路28から放出される第1の設定放出球数を増
減することができる。 【0013】内昇降板35の下端に繋止されて垂下され
た連結棒60の下端は、賞球放出装置の下方に配設され
てモ―タで回転駆動されるカムに連繋されかつ打球が入
賞したときに一定角度だけ往復回動する図示しない伝動
部材に繋止され、この伝動部材が打球の入賞を検知して
往復回動する毎に連結棒60が内昇降板35とともに往
復昇降動される。両ケ―ス基板25の両外側縦板29間
に介装されて賞球流路28に対設された縦長状の外昇降
板40はその上下端付近の前後面にそれぞれ突設された
上下各1対の突片40aが両外側縦板29の上下のガイ
ド溝31内に対しスライド可能に係入されて両外側縦板
29に対し上内方および下外方への傾斜状の並行昇降動
作可能に支持され、その下部付近にはそれぞれ前記外側
受承片34の配列間隔と等間隔で上下方向へ配列された
前後適数対の円筒状の取付部41〜41がそれぞれ突出
形成されている。 【0014】前後1対の第2玉止め片42A,42Bは
賞球流路28内から放出する賞球の第2の放出球数(本
例では7個)を設定するために外昇降板40の前後取付
部41に対しそれぞれビスで選択的に止着されて(本例
では段違い状に止着してある)外昇降板40に対しそれ
ぞれ揺動可能に支持され、前側の第2玉止め片42Aの
先端付近は賞球流路28側へ延出されて前ケ―ス基板2
5の外側受承片34上に載置される一方、後側の第2玉
止め片42Bの先端付近は賞球流路28側へ延出されて
後ケ―ス基板25の外側受承片34上に載置されてい
る。外昇降板40が上昇端へ上動したときには両第2玉
止め片42A,42Bの先端が賞球流路28内の外側へ
それぞれ突入してこの両第2玉止め片42A,42Bに
突当てられた賞球およびこの賞球より上位の各賞球の落
下が阻止される一方、外昇降板40が下動端へ下降した
ときには両第2玉止め片42A,42Bの先端が賞球流
路28内からそれぞれ退避して賞球に対する落下規制が
解除される。そして、両第2玉止め片42A,42Bの
先端が賞球流路28内へ突入した状態で賞球流路28の
下端の放出口28aを開放したときには両第2玉止め片
42A,42Bで落下阻止された賞球より下位の各賞球
が賞球流路28内から放出される。両第2玉止め片42
A,42Bで設定される第2の放出球数は両第1玉止め
片39A,39Bで設定される第1の放出球数以下に設
定され、第2昇降板40の取付部41にそれぞれ取付け
られる両第2玉止め片42A,42Bの取付け位置をそ
れぞれ変更して第2の放出球数を増減させることができ
る。 【0015】ソレノイド43は外昇降板40を昇降制御
するために外昇降板40に隣接して設置され、その作動
軸43aはこの作動軸43aの下部に外嵌されたスプリ
ング44で常には下方へ付勢されるとともに、作動軸4
3aはその上端に係着された連結部材45の上端と、外
昇降杆40の上端の突片40aとにわたって挿通された
連結ピン46を介して共同上下動可能に連繋され、ソレ
ノイド43を励磁したときには作動軸43aが外昇降板
40とともに上動して両第2玉止め片42A,42Bの
先端が賞球流路28内に突入される一方、ソレノイド4
3を消磁したときには作動軸43aがスプリング44の
弾発力で押圧されて外昇降杆40とともに下動し、両第
2玉止め片42A,42Bの先端が賞球流路28内から
退避される。 【0016】放出弁47はケ―ス本体24の内側下端付
近に挿着された支持ピン48に対し内外方向への揺動可
能に下端支持され、その基部47aの下端には賞球流路
28の下端の放出口28aを開閉するために形成された
弁部47bが放出口28a内に配置されるように一体状
に連設されるとともに、基部47aの中央部付近には後
ケ―ス基板25の下端に止着されたピン72を挿通して
放出弁47の揺動範囲を規定するために円弧状に湾曲さ
れた長孔47cが貫設され、また、基部47aの上方に
は内昇降板35の下端に挿着された揺動規制ピン38に
対し内昇降板35が下動端へ下降したときに当接して放
出弁47の時計方向へ揺動動作を規制するために上方へ
突出された頭部47dが突出形成され、さらに、基部4
7aの内側下端にはフリ―状態の放出弁47を自重で反
時計方向へ復帰揺動させるためのバランスウェ―ト50
が挿着されている。そして、内昇降板35が上昇端へ上
動したときには揺動規制ピン38が頭部47dから離脱
して頭部47dが解放され、弁部47bが賞球流路28
内の各賞球の重量で押圧されて放出口28a内から退避
し、放出口28aが開放されて所定数の賞球が賞球放出
流路21へ放出される。横長状の玉抜きストッパ52は
放出弁47に近接してケ―ス本体24の下端に対し上下
方向へのシ―ソ―状の揺動動作可能に枢支され、その外
端付近の上端に突設された突出部52aの内端には揺動
規制縁53が形成されるとともに、その揺動中心部52
bは放出弁47の頭部47dに対置され、さらに、この
玉抜きストッパ52の内端に繋止された連繋ロッド54
の上端はパチンコ機台の裏面上端に対し揺動操作可能に
支持された図示しない操作部材に繋止され、この連繋ロ
ッド54を押下げたときには水平姿勢の玉抜きストッパ
52が内方に向って下傾した姿勢に変換される。 【0017】ケ―ス本体1の下端に対し放出弁47の基
部47aに対向して揺動可能に枢支された規制部材55
は内上方へ延出された上片55aと、下方へ延出された
下片55bと、外方へ突出された突部55cとを備え、
突部55cが玉抜きストッパ52の突出部52aの外上
端に対し連結ロッド56を介して連動可能に連繋される
とともに、下片55bの下端に掛止されたスプリング5
7で常には時計方向へ付勢されていて、玉抜きストッパ
52の内端が連繋ロッド54で押下げられて突出部52
aが上動したときには規制部材55がスプリング57に
抗して反時計方向へ揺動して上片55aが放出弁47の
基部47aの円弧状の外端縁に対接し、放出弁47の時
計方向への揺動動作が規制されて弁部47bの放出口2
8aからの退避動作が阻止される。 【0018】規制部材55に隣接して揺動動作可能に枢
支された玉抜き弁58は基部58aと、この基部58a
に対し放出弁47の弁部47bに対向して前記放出口2
8a内に配置されるように連設された弁部58bとを備
え、基部58aの内端縁の上端付近は玉抜きストッパ5
2の突出部52aの揺動規制縁53に対接されて玉抜き
弁58の反時計方向への揺動動作が規制されている。そ
して、玉抜きストッパ52の内端が押下げられて突出部
52aが上動したときには玉抜き弁58に対する揺動規
制が解除されて玉抜き弁58の弁部58bが両賞球流路
28内の賞球の重量で押動されて放出口28a内から退
避し、放出口28aの外側部が開放されて両賞球流路2
8内の各賞球が排出流路23内へ落下して排出される。
また、放出弁47が揺動して放出口28aが開放された
ときには規制部材55の上片55aが放出弁47の基部
47aの上端縁の外端付近に当接して規制部材55の揺
動動作が規制されるため、玉抜きストッパ52の揺動動
作および玉抜き弁58の揺動動作が規制され、放出弁4
7と玉抜き弁58との同期揺動が防止される。 【0019】放出弁47、玉抜きストッパ52、規制部
材55、玉抜き弁58等はそれぞれ透明材で形成される
とともに、透明のカバ―71で覆蔽されている。セット
基板1の上部付近で賞球ケ―スSの上端付近内方に取着
された第1スイッチSW1は賞球の放出球数を第1の放
出球数乃至第2の放出球数に切換えるためにソレノイド
43に接続された放出球数変更用の第3スイッチSW3
に対し直列に接続され、また、第1スイッチSW1の上
方に若干離隔してセット基板1に取着された第2スイッ
チSW2は例えばランプ61および入賞回数をカウント
するためのカウンタ62に対し直列に接続されている。
セット基板1の上部に対し第1,第2スイッチSW1,
SW2に対向して上下スライド可能に支持されたスイッ
チ作動片66は内昇降杆35の上端付近に対し共同上動
動作可能に連係され、その下端にはスイッチ作動片66
を常には下方へ付勢するためのスプリング67が繋止さ
れるとともに、その中央部付近には第1,第2スイッチ
SW1,SW2の触動片63,64を作動するために内
方へ横出された押動部66aが形成され、さらに、その
上端にはスイッチ作動片66が内昇降板35とともに上
動したときに前記玉切れストッパ16の凹部16a内へ
突入させるために上方へ突出された挿入部66bが形成
されている。なお、スイッチ作動片66にはこのスイッ
チ作動片66を手動で上動操作するためのロッド70が
繋止されている。 【0020】そして、第3スイッチSW3をオフにした
状態で打球が入賞して連結棒60が往復上下動すると、
スイッチ作動片66が内昇降板35とともに往復上下動
して第1スイッチSW1および第2スイッチSW2の触
動片63,64を揺動させ、第1,第2スイッチSW
1,SW2がオンとなるが、ソレノイド43が消磁状態
で保持されかつ外昇降板40が不動状態で保持されるた
め、内昇降板35の往復昇降動の間に、両第1玉止め片
39A,39Bの先端が両賞球流路28内へ突入して両
第1玉止め片39A,39Bより上位の賞球の落下を阻
止した状態で、内昇降板35の揺動規制ピン38から解
放された放出弁47が揺動して放出口28aを開放し、
両第1玉止め片39A,39Bによって落下阻止された
賞球より下位の賞球群で、両第1玉止め片39A,39
Bで設定された第1の放出球数に該当する賞球群を放出
流路21へ放出してから、放出弁47が自重で復帰揺動
して放出口28aを再び閉鎖するとともに、内昇降板3
5が下降端へ復帰し、両第1玉止め片9A,39Bの先
端が両賞球流路28内から退避して賞球群が両賞球送入
流路8内から両賞球流路28内へ送入されて放出弁47
で受止められ、この状態で次回の入賞を待機し、入賞毎
に第1の放出球数分の賞球を放出する放出動作が反復さ
れる。 【0021】一方、第3スイッチSW3をオンに切換え
た状態で打球が入賞して連結棒60が往復上下動する
と、スイッチ作動片66が内昇降杆35とともに往復昇
降動し、第1スイッチSW1および第2スイッチSW2
がオンとなると同時に、ソレノイド43が励磁されて外
昇降杆40が往復昇降動する。従って、内外昇降杆3
5,40が同期的に上昇する間に第1玉止め片39A,
39Bの先端が両賞球流路28内へ突入すると同時に、
両第2玉止め片42A,42Bが両賞球流路28内へ突
入し、両第2玉止め片42A,42Bより上位の賞球の
落下を阻止した状態で放出弁47が揺動して放出口28
aを開放し、両第2玉止め片42A,42Bによって落
下阻止された賞球より下位の賞球群で両第2玉止め片4
2A,42Bで設定された第2の放出球数分の賞球群が
放出流路21へ放出されてから、放出弁47が復帰揺動
して放出口28aを再び閉鎖するとともに、両昇降板3
5,40がそれぞれ下降端へ復帰して両第1玉止め片3
9A,39Bおよび両第2玉止め片42A,42Bの各
先端が両賞球流路28内から退避して賞球群が送入流路
8から両賞球流路28内へ挿入されて放出弁47で受止
められ、この状態で次回の入賞を待機し、入賞毎に上記
第2の放出球数分の賞球群を放出する放出動作が反復さ
れる。 【0022】また、タンクレ―ル2内の賞球が欠乏して
補給切れストッパ12が作動したり、送入流路8内の賞
球が欠乏して両玉切れストッパ16の一方乃至両方が作
動したときにはスイッチ作動片66の上動動作が補給切
れストッパ12乃至玉切れストッパ16で阻止されて内
昇降板35の上動動作が規制され、打球が入賞しても両
送入流路8内へ賞球が補給されるまで賞球流路28内か
ら賞球の放出が規制される。前記第3スイッチSW3と
して例えば手動操作型の切換えスイッチを使用した場合
には第3スイッチSW3を遊技場の管理者側で各パチン
コ機台毎にオンオフ操作し、若しくは、第3スイッチS
W3を遠隔位置に配置した切換えスイッチに接続して各
パチンコ機台毎に、若しくはパチンコ機台のグル―プ毎
にオンオフ操作し、放出賞球数を遊技場側で変更するこ
とができる。また、第3スイッチSW3としてリミット
スイッチ等の自動接点切換え型の切換えスイッチを使用
した場合には例えば打球が特定の入賞口に入賞したとき
に第3スイッチSW3がオンとなるように設定し、打球
が入賞する入賞口によって放出される放出球数が相異す
るように設定することができる。 【0023】なお、図12に示すように、第2スイッチ
SW2のa接点をソレノイド43に接続し、第2スイッ
チSW2のb接点をランプ61およびカウンタ62に接
続し、第1スイッチSW1、第3スイッチSW3および
第2スイッチSW2がそれぞれオンとなったときにソレ
ノイド43が作動するようにしてもよい。賞球放出装置
の各部材を覆蓋するためのカバ―68は透明材で成形さ
れてセット基板1に対し係脱可能に係着され、このカバ
―68をセット基板1に係着したときにはセット基板1
の取付部3に装填された賞球ケ―スSをカバ―68で係
止して固定することができる。続いて、上記した構成を
もつ実施例の作用と効果を説明する。さて、打球が入賞
して賞球が賞球ケ―スSの賞球流路28から放出される
に際し、第3スイッチSW3をオフとした場合には第1
スイッチSW1がオンとなってもソレノイド43が励磁
されないため、外昇降板40が下動端に停止した状態で
内昇降板35のみが連結棒60に連動して昇降動し、こ
の内昇降板35の昇降動の間に両第1玉止め片39A,
39Bの先端が賞球流路28内へ突入して両玉止め片3
9A,39Bに突当った賞球より上位の各賞球の落下が
阻止された状態で、放出弁47が賞球で押圧されて揺動
し、放出口28aが開放されて両玉止め片39A,39
Bで設定された第1の放出球数分の賞球を放出口28a
から賞球放出流路21内へ放出することができる。 【0024】一方、第3スイッチSW3をオンとした場
合には内昇降板35が連結棒60に連動して上動する
と、両第1玉止め片9A,39Bの先端が賞球流路28
内の内側へそれぞれ突入すると同時に、内昇降板35で
押上げられたスイッチ作動片66の押動部66aの移動
によって第1スイッチSW1がオンとなって、ソレノイ
ド43が励磁され、外昇降板40が上動して両第2玉止
め片42A,42Bの先端が賞球流路28内の外側へ突
入し、両第2玉止め片42A,42Bに突当った賞球よ
り上位の各賞球の落下が阻止された状態で、放出弁47
が放出口28a内の賞球に押圧されて揺動して放出口2
8aが開放され、両第2玉止め片42A,42Bで設定
された第2の放出球数分の賞球を放出口28aから賞球
放出流路21内へ放出することができる。従って、賞球
の放出球数の設定変更をスイッチ操作のみによって極め
て迅速かつ簡単に遂行しうる効果がある。また、本例で
は内昇降板35および両第1玉止め片39A,39Bが
作動しかつ外昇降板40および両第2玉止め片42A,
42Bが作動したときにのみ第2の放出数量分の賞球が
放出されるように構成してあるため、賞球の放出球数の
切換えが的確に行われ、放出球数切換え時の誤動作を排
除することができる。 【0025】 【発明の効果】第1の発明に係わるパチンコ機の球排出
装置により、第1及び第2の球排出駆動部をケース本体
に一体的に設けているため、複数種類の賞球放出数に対
応しながらも組立、交換作業が容易となる。更に、第1
と第2の球排出駆動部による賞球排出数の組み合わせの
自由度が高くなる。 更に、第2の発明により、上記第1
の発明による効果とともに、第1及び第2の賞球排出機
構を同一の動作原理で作動させるように構成しているた
めに、第1と第2の賞球排出機構において、球詰まり等
の保守作業時に保守担当者が構造、動作を理解しやすく
なる。このため、パチンコ機の保守が容易になる。
た、共通部品を使用することも可能となり、部品の管理
に多大な貢献をもたらす。このため、パチンコ機のコス
トを下げることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態の要部の裏面図である。 【図2】該実施の形態の賞球放出機構の上部の斜視図で
ある。 【図3】前記賞球放出機構の下部の斜視図である。 【図4】該実施の形態の賞球ケースの斜視図である。 【図5】該実施の形態の放出弁付近の斜視図である。 【図6】該実施の形態の要部の分解斜視図である。 【図7】該実施の形態の第1の放出球数の放出動作を説
明する要部の裏面図である。 【図8】該実施の形態の第2の放出球数の放出動作を説
明する要部の裏面図である。 【図9】図1のX−X線断面図である。 【図10】該実施の形態のカバーの斜視図である。 【図11】該実施の形態のスイッチ回路の配線図であ
る。 【図12】該実施の形態のスイッチ回路の配線図であ
る。 【図13】該実施の形態の各スイッチおよびソレノイド
のタイムチャートである。 【符号の説明】24 ケース本体 28 賞球流路 39A、39B、42A、42B 玉止め片 47 放出弁 賞球ケース

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.球を整列させて貯留する球貯留部と、 該球貯留部に対して突出退避自在に設けられた上方弁及
    び下方弁とを有し、 該下方弁が前記貯留部内に突出したとき前記上方弁を退
    避させ、前記下方弁が退避したとき前記上方弁を突出さ
    せることによって球の貯留、排出を行うパチンコ機の球
    排出装置において、 前記上方弁と前記下方弁との距離を変更可能に構成した
    第1の球排出駆動部と、 前記上方弁と前記下方弁との距離を変更可能に構成し、
    前記第1の球排出駆動部と異なる数の球を排出するよう
    にした第2の球排出駆動部とを、 前記球貯留部を有するケース本体に一体的に設けたこと
    を特徴とするパチンコ機の球排出装置。 2.前記第1の球排出駆動部と前記第2の球排出駆動部
    とは同一の駆動原理によって駆動されることを特徴とす
    る請求項1記載のパチンコ機の球排出装置。
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