JP2770590B2 - スクリーン印刷による盛り上げ印刷方法 - Google Patents
スクリーン印刷による盛り上げ印刷方法Info
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- JP2770590B2 JP2770590B2 JP8102991A JP8102991A JP2770590B2 JP 2770590 B2 JP2770590 B2 JP 2770590B2 JP 8102991 A JP8102991 A JP 8102991A JP 8102991 A JP8102991 A JP 8102991A JP 2770590 B2 JP2770590 B2 JP 2770590B2
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- printing
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- screen printing
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスクリーン印刷による盛
り上げ印刷方法に関する。さらに詳しくはメッシュの細
かいプロセス版を主版としてスクリーン印刷を実施した
上に、メッシュの粗いベタの切り抜き版を使用してスク
リーン印刷を実施する盛り上げ効果に優れたスクリーン
印刷方法に関する。
り上げ印刷方法に関する。さらに詳しくはメッシュの細
かいプロセス版を主版としてスクリーン印刷を実施した
上に、メッシュの粗いベタの切り抜き版を使用してスク
リーン印刷を実施する盛り上げ効果に優れたスクリーン
印刷方法に関する。
【0002】
【従来の技術および解決しようとする課題】従来から盛
り上げ効果を有する印刷方法としてスクリーン印刷方法
が知られている。この印刷方法で盛り上げ効果を出す印
刷方法として、(1)同一メッシュによる刷版によりプ
ロセスインキを用いて4色刷り等の多色刷りを行い、さ
らにこの上に同じ刷版を用いて多色刷りを行う印刷方
法、(2)オフセット印刷物(プロセスインキを用いた
多色刷り)の絵柄部分にスクリーン刷版により透明クリ
アインキを使用してスポット印刷を行う印刷方法が知ら
れている。
り上げ効果を有する印刷方法としてスクリーン印刷方法
が知られている。この印刷方法で盛り上げ効果を出す印
刷方法として、(1)同一メッシュによる刷版によりプ
ロセスインキを用いて4色刷り等の多色刷りを行い、さ
らにこの上に同じ刷版を用いて多色刷りを行う印刷方
法、(2)オフセット印刷物(プロセスインキを用いた
多色刷り)の絵柄部分にスクリーン刷版により透明クリ
アインキを使用してスポット印刷を行う印刷方法が知ら
れている。
【0003】しかし同一メッシュの刷版を用いたスクリ
ーン印刷方法では、使用するスクリーン刷版によるイン
キ吐出量が殆ど変わらないため、盛り上げ効果は満足で
きるものではない。また絵柄部分にスポット印刷を行う
スクリーン印刷方法では、絵柄部分の光沢向上は認めら
れるものの、盛り上げ効果は満足できるものではなかっ
た。
ーン印刷方法では、使用するスクリーン刷版によるイン
キ吐出量が殆ど変わらないため、盛り上げ効果は満足で
きるものではない。また絵柄部分にスポット印刷を行う
スクリーン印刷方法では、絵柄部分の光沢向上は認めら
れるものの、盛り上げ効果は満足できるものではなかっ
た。
【0004】またスクリーン印刷方法として切り抜き版
を使用する方法が知られている。この印刷方法は、カラ
ー印刷物の盛り上げたい部分にクリアインキをスポット
コーティングする印刷方法である。この方法は比較的鮮
明なカラー印刷物が得られるが、盛り上げ効果は殆ど認
められない。
を使用する方法が知られている。この印刷方法は、カラ
ー印刷物の盛り上げたい部分にクリアインキをスポット
コーティングする印刷方法である。この方法は比較的鮮
明なカラー印刷物が得られるが、盛り上げ効果は殆ど認
められない。
【0005】本発明は、スクリーン印刷方法の改良によ
り、鮮明かつ盛り上げ効果に優れた印刷物が得られるス
クリーン印刷による盛り上げ印刷方法の提供を目的とす
る。
り、鮮明かつ盛り上げ効果に優れた印刷物が得られるス
クリーン印刷による盛り上げ印刷方法の提供を目的とす
る。
【課題を解決するための手段】本発明は、250メッシ
ュ以上、好ましくは300メッシュ以上の細かいスクリ
ーン版を主版として多色刷りのスクリーン印刷を行い、
ついで盛り上げ部分としてベタの切り抜き版である15
0メッシュ以下、好ましくは100メッシュ以下の粗い
スクリーン版を用いて多色刷りのスクリーン印刷を行う
ことからなるスクリーン印刷による盛り上げ印刷方法を
提供する。
ュ以上、好ましくは300メッシュ以上の細かいスクリ
ーン版を主版として多色刷りのスクリーン印刷を行い、
ついで盛り上げ部分としてベタの切り抜き版である15
0メッシュ以下、好ましくは100メッシュ以下の粗い
スクリーン版を用いて多色刷りのスクリーン印刷を行う
ことからなるスクリーン印刷による盛り上げ印刷方法を
提供する。
【0006】本発明の盛り上げ印刷方法においては、第
1回目のカラースクリーン印刷、第2回目のカラースク
リーン印刷ともにそれぞれ黄、紅、藍の3色刷り、必要
に応じ墨を加えた4色刷りを実施するのが通常である
が、これらに限定されるものではなく、任意の多色刷り
を実施してもよい。
1回目のカラースクリーン印刷、第2回目のカラースク
リーン印刷ともにそれぞれ黄、紅、藍の3色刷り、必要
に応じ墨を加えた4色刷りを実施するのが通常である
が、これらに限定されるものではなく、任意の多色刷り
を実施してもよい。
【0007】主版用の製版は、製版用スキャナーを用い
てそれぞれの色ごとにポジフィルムを作成し、該ポジフ
ィルムを使用してスクリーン版を通常の製版方法により
作成する。ベタの切り抜き版も上記と同様にして製版さ
れる。
てそれぞれの色ごとにポジフィルムを作成し、該ポジフ
ィルムを使用してスクリーン版を通常の製版方法により
作成する。ベタの切り抜き版も上記と同様にして製版さ
れる。
【0008】製版における感光乳剤としては、光重合型
感光乳剤、ジアゾタイプ感光乳剤等特に限定されるもの
ではないが、粗いメッシュのスクリーンに対する均一な
厚膜塗布の容易さ等の点から光重合型感光乳剤が好まし
く用いられる。盛り上げ効果の発揮に重要な役割を果た
すベタの切り抜き版用には光重合型感光乳剤が特に好ま
しい。
感光乳剤、ジアゾタイプ感光乳剤等特に限定されるもの
ではないが、粗いメッシュのスクリーンに対する均一な
厚膜塗布の容易さ等の点から光重合型感光乳剤が好まし
く用いられる。盛り上げ効果の発揮に重要な役割を果た
すベタの切り抜き版用には光重合型感光乳剤が特に好ま
しい。
【0009】印刷に使用するインキとしては、紫外線硬
化型インキ、熱重合型インキ等通常スクリーン印刷に使
用されるものであれば、特に限定されるものではない。
また主版用インキとしてはプロセスインキの使用が望ま
しく、ベタの切り抜き版用インキとしては印刷物の網点
階調を損なわずに盛り上げ効果を発揮できるものが好ま
しく、例えば淡いカラー色の黄、紅、藍である。淡いカ
ラー色のインキとしては、プロセスインキと対比して通
常20重量%以下、好ましくは5重量%以下の顔料また
は染料を含有させたものである。
化型インキ、熱重合型インキ等通常スクリーン印刷に使
用されるものであれば、特に限定されるものではない。
また主版用インキとしてはプロセスインキの使用が望ま
しく、ベタの切り抜き版用インキとしては印刷物の網点
階調を損なわずに盛り上げ効果を発揮できるものが好ま
しく、例えば淡いカラー色の黄、紅、藍である。淡いカ
ラー色のインキとしては、プロセスインキと対比して通
常20重量%以下、好ましくは5重量%以下の顔料また
は染料を含有させたものである。
【0010】被印刷物は、通常のスクリーン印刷が適用
されるものであればよく、特に限定されるものではない
が、一般には紙、プラスチック、金属等である。印刷は
通常の自動または半自動印刷機により実施すればよい。
されるものであればよく、特に限定されるものではない
が、一般には紙、プラスチック、金属等である。印刷は
通常の自動または半自動印刷機により実施すればよい。
【0011】
【実施例】以下実施例に基づき本発明をより詳細に説明
する。
する。
【0012】
【実施例1】原稿をスキャナーを用いて写真製版し、プ
ロセス4色の主版用刷版、および黄、紅、藍のベタの切
り抜き用刷版フィルムを作成した。このフィルムから3
05メッシュの主版および70メッシュのベタの切り抜
き用版を作成した。紙に主版およびプロセスインキ(東
洋インキ製造(株)製、No.21000の紫外線硬化型
インキ)を使用して自動スクリーン印刷機によりカラー
印刷物を作成した。次にベタの切り抜き用刷版により、
透明硬化型インキに該プロセスインキを2重量%添加し
たインキを使用して印刷した。なお、1色ごとに紫外線
照射して乾燥硬化させた。
ロセス4色の主版用刷版、および黄、紅、藍のベタの切
り抜き用刷版フィルムを作成した。このフィルムから3
05メッシュの主版および70メッシュのベタの切り抜
き用版を作成した。紙に主版およびプロセスインキ(東
洋インキ製造(株)製、No.21000の紫外線硬化型
インキ)を使用して自動スクリーン印刷機によりカラー
印刷物を作成した。次にベタの切り抜き用刷版により、
透明硬化型インキに該プロセスインキを2重量%添加し
たインキを使用して印刷した。なお、1色ごとに紫外線
照射して乾燥硬化させた。
【0013】得られた印刷物は、鮮明であり、かつ盛り
上げ厚さ300μm以上という盛り上げ効果に優れたも
のであった。
上げ厚さ300μm以上という盛り上げ効果に優れたも
のであった。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、スクリーン印刷による
通常のインキ膜厚は約12μmであるのに対し、約20
0μm以上の膜厚を有する印刷物が提供される。さらに
本発明によれば、鮮明であり、かつ盛り上げ効果に優れ
た立体的効果のある印刷物が提供される。
通常のインキ膜厚は約12μmであるのに対し、約20
0μm以上の膜厚を有する印刷物が提供される。さらに
本発明によれば、鮮明であり、かつ盛り上げ効果に優れ
た立体的効果のある印刷物が提供される。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41M 1/12 B41M 1/18 B41M 3/06 B41F 15/00 - 15/46
Claims (2)
- 【請求項1】 250メッシュ以上の細かいスクリーン
版を主版として多色刷りのスクリーン印刷を行い、つい
で盛り上げ部分としてベタの切り抜き版である150メ
ッシュ以下の粗いスクリーン版を用いて多色刷りのスク
リーン印刷を行うことからなるスクリーン印刷による盛
り上げ印刷方法。 - 【請求項2】 黄、紅、藍、必要に応じ墨の3版または
4版からなる細かいスクリーン版を用いてスクリーン印
刷を実施した後、黄、紅、藍、必要に応じ墨の3版また
は4版からなる粗いスクリーン版を用いてスクリーン印
刷を行う請求項1記載のスクリーン印刷による盛り上げ
印刷方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102991A JP2770590B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクリーン印刷による盛り上げ印刷方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8102991A JP2770590B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクリーン印刷による盛り上げ印刷方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04290783A JPH04290783A (ja) | 1992-10-15 |
JP2770590B2 true JP2770590B2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=13735046
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8102991A Expired - Fee Related JP2770590B2 (ja) | 1991-03-19 | 1991-03-19 | スクリーン印刷による盛り上げ印刷方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770590B2 (ja) |
-
1991
- 1991-03-19 JP JP8102991A patent/JP2770590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04290783A (ja) | 1992-10-15 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |