JP2770062B2 - スクリーン渣の高揚程搬出装置 - Google Patents
スクリーン渣の高揚程搬出装置Info
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- JP2770062B2 JP2770062B2 JP2030741A JP3074190A JP2770062B2 JP 2770062 B2 JP2770062 B2 JP 2770062B2 JP 2030741 A JP2030741 A JP 2030741A JP 3074190 A JP3074190 A JP 3074190A JP 2770062 B2 JP2770062 B2 JP 2770062B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、汚水処理場等の水路より掻き上げたスクリ
ーン渣を圧搾脱水した後、所定の搬出高さ位置まで円滑
に搬出する装置に関するものである。
ーン渣を圧搾脱水した後、所定の搬出高さ位置まで円滑
に搬出する装置に関するものである。
汚水処理場より回収されたスクリーン渣は含水立が極
めて高く、そのまま投棄又は焼却することは困難であ
る。このため、特公昭57-43049号、特開平1-117118号公
報に開示されたように、スクリーン渣を脱水し、そのま
ま搬送する装置がある。
めて高く、そのまま投棄又は焼却することは困難であ
る。このため、特公昭57-43049号、特開平1-117118号公
報に開示されたように、スクリーン渣を脱水し、そのま
ま搬送する装置がある。
この装置はいずれもスクリーン渣を上り勾配をもった
管の下方から上方へ押し出すことにより脱水とを搬送と
行わせるもので、スクリーン渣の脱水,搬送のほとんど
又は全部の工程を配管内で行うので、スクリーン渣の臭
気が周囲環境に漏れることがなく、また作業者の目に触
れることがない利点がある。
管の下方から上方へ押し出すことにより脱水とを搬送と
行わせるもので、スクリーン渣の脱水,搬送のほとんど
又は全部の工程を配管内で行うので、スクリーン渣の臭
気が周囲環境に漏れることがなく、また作業者の目に触
れることがない利点がある。
一般に、下水の処理場は、自然勾配を利用して各家庭
より排出される下水を下水道管を経て汚水又は下水の処
理場へ導き、ここでまず汚水中の固形物をスクリーンに
て濾過して固形物と汚水とを分離し、それぞれ個別に処
理を行うようにしている。
より排出される下水を下水道管を経て汚水又は下水の処
理場へ導き、ここでまず汚水中の固形物をスクリーンに
て濾過して固形物と汚水とを分離し、それぞれ個別に処
理を行うようにしている。
このように、自然の勾配を利用して処理場へ下水を導
くため、この下水処理場の第1次槽は地下の深い位置と
なり、地形によっては20〜30m以上に達する。
くため、この下水処理場の第1次槽は地下の深い位置と
なり、地形によっては20〜30m以上に達する。
したがって、この地下水の深い位置で除塵機にて除去
される、主として、人糞、水に溶解されないトイレット
ペーパ、布きれ、その他の流入異物等が混合されたスク
リーン渣は、投棄又は焼却するために地下の除塵機位置
より地上階の搬出位置まで高揚程を持ち上げる必要があ
る。
される、主として、人糞、水に溶解されないトイレット
ペーパ、布きれ、その他の流入異物等が混合されたスク
リーン渣は、投棄又は焼却するために地下の除塵機位置
より地上階の搬出位置まで高揚程を持ち上げる必要があ
る。
しかし、従来の密閉された搬送筒内を順次下方より脱
水したスクリーン渣を押し上げる方法には筒内を移送さ
れるスクリーン渣との摩擦抵抗が増し、このため揚程に
限度があり、深い処理場では適用されない。
水したスクリーン渣を押し上げる方法には筒内を移送さ
れるスクリーン渣との摩擦抵抗が増し、このため揚程に
限度があり、深い処理場では適用されない。
また、高揚程に適したものとして、第3図に示す装置
も提案されている。
も提案されている。
この装置は、除塵機にて排出されたスクリーン渣をバ
ケットに納め、バケット毎地上階へ引き揚げ排出するた
め、揚程は限定されることはないが、開放型のためスク
リーン渣の臭気が周囲に飛散し、作業環境を損なうもの
となる。
ケットに納め、バケット毎地上階へ引き揚げ排出するた
め、揚程は限定されることはないが、開放型のためスク
リーン渣の臭気が周囲に飛散し、作業環境を損なうもの
となる。
さらに、用地難から地下に設ける下水処理場の面積も
限定され、除去されたスクリーン渣はできるだけ垂直に
近い状態で地下の深い位置より地上階へ搬出することが
望ましい。
限定され、除去されたスクリーン渣はできるだけ垂直に
近い状態で地下の深い位置より地上階へ搬出することが
望ましい。
本発明は、上記目的を達成するためになされたもの
で、スクリーン渣を加圧脱水する加圧脱水手段の背圧部
に搬送筒を連設したスクリーン渣の高揚程搬出装置にお
いて、前記搬送筒に沿って、搬送筒の長手方向に形成し
たスリット状の溝を介して連通するケーシングを配設
し、ケーシング内にモータによって循環駆動されるエン
ドレス状のチェンを張架し、チェンに所要間隔に移送ピ
ンを突設するとともに、移送ピンの先端を前記搬送筒に
形成したスリット状の溝を介して搬送筒内へ突出させ、
スクリーン渣を搬送するようにしたことを特徴とする。
で、スクリーン渣を加圧脱水する加圧脱水手段の背圧部
に搬送筒を連設したスクリーン渣の高揚程搬出装置にお
いて、前記搬送筒に沿って、搬送筒の長手方向に形成し
たスリット状の溝を介して連通するケーシングを配設
し、ケーシング内にモータによって循環駆動されるエン
ドレス状のチェンを張架し、チェンに所要間隔に移送ピ
ンを突設するとともに、移送ピンの先端を前記搬送筒に
形成したスリット状の溝を介して搬送筒内へ突出させ、
スクリーン渣を搬送するようにしたことを特徴とする。
間歇的に圧搾されて脱水されたスクリーン渣を、密閉
され、かつ所要揚程と搬送長を有する搬送筒内に供給す
る。
され、かつ所要揚程と搬送長を有する搬送筒内に供給す
る。
この状態で、搬送筒に沿って、搬送筒の長手方向に形
成したスリット状の溝を介して連通するケーシング内に
張架したエンドレス状のチェンをモータにより循環駆動
することによって、チェンに所要間隔に突設するととも
に、その先端を搬送筒に形成したスリット状の溝を介し
て搬送筒内へ突出した移送ピンによって、搬送筒内のス
クリーン渣を、引っ掛けるようにして上方の搬出位置ま
で移送する。
成したスリット状の溝を介して連通するケーシング内に
張架したエンドレス状のチェンをモータにより循環駆動
することによって、チェンに所要間隔に突設するととも
に、その先端を搬送筒に形成したスリット状の溝を介し
て搬送筒内へ突出した移送ピンによって、搬送筒内のス
クリーン渣を、引っ掛けるようにして上方の搬出位置ま
で移送する。
以下、本発明のスクリーン渣の高揚程搬出装置を図面
に基づいて説明する。
に基づいて説明する。
まず、第1図に、本発明のスクリーン渣の高揚程搬出
装置の比較例を示す。
装置の比較例を示す。
図においてAはスクリーン渣の加圧脱水手段、Bはこ
の加圧脱水手段Aに隣接され、所要揚程と長さを有する
高揚程搬送手段である。
の加圧脱水手段Aに隣接され、所要揚程と長さを有する
高揚程搬送手段である。
このスクリーン渣の加圧脱水手段Aについて説明す
る。
る。
1はホッパーで、下水処理場、ポンプ場等の水路より
掻揚げ回収されたスクリーン渣を連続的若しくは間歇的
に供給され、このホッパー1を介して加圧脱水手段Aへ
供給する。
掻揚げ回収されたスクリーン渣を連続的若しくは間歇的
に供給され、このホッパー1を介して加圧脱水手段Aへ
供給する。
このホッパー1は加圧脱水手段Aの本体2の上部に突
設されるとともに、この加圧脱水手段Aの本体2にはホ
ッパー1より供給されたスクリーン渣を圧搾して脱水す
るための油圧シリンダ(又はスクリュー)3を備える。
この油圧シリンダ3は脱水手段内に設け、かつこのシリ
ンダ3のロッド先端にはピストン3aを備え、シリンダの
操作にてこのピストン3aが筒状の脱水手段の本体2内を
進退してホッパー1から供給されるスクリーン渣を間歇
的に圧搾して脱水するようにする。
設されるとともに、この加圧脱水手段Aの本体2にはホ
ッパー1より供給されたスクリーン渣を圧搾して脱水す
るための油圧シリンダ(又はスクリュー)3を備える。
この油圧シリンダ3は脱水手段内に設け、かつこのシリ
ンダ3のロッド先端にはピストン3aを備え、シリンダの
操作にてこのピストン3aが筒状の脱水手段の本体2内を
進退してホッパー1から供給されるスクリーン渣を間歇
的に圧搾して脱水するようにする。
したがって、ホッパー1の下部位置にあたる筒状の本
体2の下部側周面には小孔状又はスリット状の水抜孔
(図示省略)が穿孔されるとともに、このホッパー1よ
り下流側の本体2の延長線上には必要に応じ円筒形の水
抜スクリーンが設けられる。油圧シリンダ3を備えた脱
水手段の加圧圧搾部の下流側端には筒状で、第1図に示
すように屈曲した背圧部を接続し、この背圧部に背圧板
4を設けるとともに、背圧部に筒状に筒状で先端が広が
るようなテーパ状をした搬送手段Bを接続する。
体2の下部側周面には小孔状又はスリット状の水抜孔
(図示省略)が穿孔されるとともに、このホッパー1よ
り下流側の本体2の延長線上には必要に応じ円筒形の水
抜スクリーンが設けられる。油圧シリンダ3を備えた脱
水手段の加圧圧搾部の下流側端には筒状で、第1図に示
すように屈曲した背圧部を接続し、この背圧部に背圧板
4を設けるとともに、背圧部に筒状に筒状で先端が広が
るようなテーパ状をした搬送手段Bを接続する。
この背圧部の外側面に開口部を設け、この開口部に背
圧板4を嵌め、背圧下端を軸にて揺動自在に支持すると
ともに、この背圧板4の上部背面に突設したブラケット
を介して背圧油圧シリンダ5を設け、このシリンダ5の
操作にてその加圧力に応じて背圧板4を背圧部内へ進入
させ、本体2の背圧部内に供給されるスクリーン渣に所
要圧の背圧をかけるようにする。
圧板4を嵌め、背圧下端を軸にて揺動自在に支持すると
ともに、この背圧板4の上部背面に突設したブラケット
を介して背圧油圧シリンダ5を設け、このシリンダ5の
操作にてその加圧力に応じて背圧板4を背圧部内へ進入
させ、本体2の背圧部内に供給されるスクリーン渣に所
要圧の背圧をかけるようにする。
また、背圧板は背圧部の上側面に設けることも可能で
ある。なお、背圧用の油圧シリンダ5搬送路側又は本体
フレーム側に固定され、このシリンダの操作にて前記背
圧板を移動(揺動)できるようにする。なお、この背圧
はシリンダ5に作用させる油圧の圧力にて調整可能であ
り、その力を弱め、開状態とすると、ピストンの前進端
から搬送筒の終端までがすべて先広がりのテーパ状とな
る。
ある。なお、背圧用の油圧シリンダ5搬送路側又は本体
フレーム側に固定され、このシリンダの操作にて前記背
圧板を移動(揺動)できるようにする。なお、この背圧
はシリンダ5に作用させる油圧の圧力にて調整可能であ
り、その力を弱め、開状態とすると、ピストンの前進端
から搬送筒の終端までがすべて先広がりのテーパ状とな
る。
次に高揚程搬送手段Bについて説明する。この高揚程
搬送手段Bは筒状をした搬送筒6と、この搬送筒内に収
納された搬送機7とより構成される。
搬送手段Bは筒状をした搬送筒6と、この搬送筒内に収
納された搬送機7とより構成される。
この搬送筒6の垂直状又は傾斜して配設されるととも
に、その形状は円筒形、又は矩形等の形状が採用され
る。
に、その形状は円筒形、又は矩形等の形状が採用され
る。
さらに、脱水後のスクリーン渣の搬送をより円滑に行
うため、筒内面に低摩擦材、例えば、高密度ポリエチレ
ン薄膜を貼着するか、フッ素樹脂加工を施すことができ
る。
うため、筒内面に低摩擦材、例えば、高密度ポリエチレ
ン薄膜を貼着するか、フッ素樹脂加工を施すことができ
る。
高揚程搬送手段Bは上述のように搬送筒6と搬送機7
とよりなるが、第1図の比較例では、加圧脱水手段Aの
背圧部には屈曲し、上方に伸びる第1の搬送筒6aを一体
に結合して配設し、この第1の搬送筒6aは加圧脱水手段
のピストンによる押圧力にて搬送可能な揚程まで脱水後
のスクリーン渣を押し上げることができる長さを有し、
かつこの第1の搬送筒6aの上端に矩形状の第2の搬送筒
6bを接続し、この第2搬送筒6b内にフライトコンベア7a
等の搬送機7を配設するとともに、上端にはホッパー8
を設ける。これにより加圧脱水手段Aにてスクリーン渣
が定量ずつ間歇的に脱水され、背圧部に接続された第1
の搬送筒6a内を押し上げられ、次いで第2の搬送筒6b内
へ導入されると、連続的に駆動されるフライトコンベア
7aにてこのスクリーン渣は矩形の第2搬送筒6b内へ上方
へ掻き揚げられるように搬送され、上端のホッパー8を
経て搬送位置へ放出されるものである。
とよりなるが、第1図の比較例では、加圧脱水手段Aの
背圧部には屈曲し、上方に伸びる第1の搬送筒6aを一体
に結合して配設し、この第1の搬送筒6aは加圧脱水手段
のピストンによる押圧力にて搬送可能な揚程まで脱水後
のスクリーン渣を押し上げることができる長さを有し、
かつこの第1の搬送筒6aの上端に矩形状の第2の搬送筒
6bを接続し、この第2搬送筒6b内にフライトコンベア7a
等の搬送機7を配設するとともに、上端にはホッパー8
を設ける。これにより加圧脱水手段Aにてスクリーン渣
が定量ずつ間歇的に脱水され、背圧部に接続された第1
の搬送筒6a内を押し上げられ、次いで第2の搬送筒6b内
へ導入されると、連続的に駆動されるフライトコンベア
7aにてこのスクリーン渣は矩形の第2搬送筒6b内へ上方
へ掻き揚げられるように搬送され、上端のホッパー8を
経て搬送位置へ放出されるものである。
ところで、この第1図に示す比較例によれば、加圧脱
水手段Aのピストン3aの押上力と高揚程搬送手段Bであ
る搬送機7のフライトコンベア7aとの併用により、脱水
したスクリーン渣の高揚程搬送が可能となるが、この場
合、フライトコンベア7aを常時駆動しておく必要があ
り、フライトコンベア7aを常時駆動した場合でも、例え
ば、加圧脱水手段Aのピストン3aの押上力によるスクリ
ーン渣の搬送速度よりフライトコンベア7aによる搬送速
度が小さいと、スクリーン渣の搬送が停止するという問
題があった。
水手段Aのピストン3aの押上力と高揚程搬送手段Bであ
る搬送機7のフライトコンベア7aとの併用により、脱水
したスクリーン渣の高揚程搬送が可能となるが、この場
合、フライトコンベア7aを常時駆動しておく必要があ
り、フライトコンベア7aを常時駆動した場合でも、例え
ば、加圧脱水手段Aのピストン3aの押上力によるスクリ
ーン渣の搬送速度よりフライトコンベア7aによる搬送速
度が小さいと、スクリーン渣の搬送が停止するという問
題があった。
また、フライトコンベア7aを駆動するモータMの故障
等により、フライトコンベア7aの駆動が停止すると、ス
クリーン渣の搬送が不可能になるという問題があった。
等により、フライトコンベア7aの駆動が停止すると、ス
クリーン渣の搬送が不可能になるという問題があった。
これらの問題点に対処することができるようにした、
本発明のスクリーン渣の高揚程搬出装置の一実施例を第
2図に示す。
本発明のスクリーン渣の高揚程搬出装置の一実施例を第
2図に示す。
このスクリーン渣の高揚程搬出装置は、加圧脱水手段
Aの屈曲した背圧部に矩形又は円形の搬送筒6を所要角
にて傾斜して接続し、ピストン3aにて押し出される脱水
スクリーン渣を搬送筒6の下端部内へ導くようにする。
Aの屈曲した背圧部に矩形又は円形の搬送筒6を所要角
にて傾斜して接続し、ピストン3aにて押し出される脱水
スクリーン渣を搬送筒6の下端部内へ導くようにする。
そして、この搬送筒6に沿って搬送機7を配設し、搬
送筒6内のスクリーン渣を搬送機7にて所要揚程まで引
き上げるように搬送してホッパー8より放出するもので
ある。
送筒6内のスクリーン渣を搬送機7にて所要揚程まで引
き上げるように搬送してホッパー8より放出するもので
ある。
そして、この搬送機7が、搬送筒6に沿って、搬送筒
6の長手方向に形成したスリット状の溝61を介して連通
するケーシング7b内に張架したエンドレス状のチェン7c
をモータMにより循環駆動することによって、チェン7c
に所要間隔に突設するとともに、その先端を搬送筒6に
形成したスリット状の溝61を介して搬送筒6内へ突出し
た移送ピン7bによって、搬送筒6内のスクリーン渣を、
引っ掛けるようにして上方の搬出位置まで移送するよう
にしているため、加圧脱水手段Aのピストン3aの押上力
によるスクリーン渣の搬送力によって、移送ピン7dを介
してチェン7cを空転させることができ、必ずしも、チェ
ン7cをモータMにより常時駆動しておく必要はなく、加
圧脱水手段Aのピストン3aの押上力によるスクリーン渣
の搬送速度より移送ピン7dによる搬送速度が小さい場合
や、チェン7cを駆動するモータMの故障等により、移送
ピン7dによる搬送が停止しても、スクリーン渣の搬送が
不可能になる事態を回避することができる。
6の長手方向に形成したスリット状の溝61を介して連通
するケーシング7b内に張架したエンドレス状のチェン7c
をモータMにより循環駆動することによって、チェン7c
に所要間隔に突設するとともに、その先端を搬送筒6に
形成したスリット状の溝61を介して搬送筒6内へ突出し
た移送ピン7bによって、搬送筒6内のスクリーン渣を、
引っ掛けるようにして上方の搬出位置まで移送するよう
にしているため、加圧脱水手段Aのピストン3aの押上力
によるスクリーン渣の搬送力によって、移送ピン7dを介
してチェン7cを空転させることができ、必ずしも、チェ
ン7cをモータMにより常時駆動しておく必要はなく、加
圧脱水手段Aのピストン3aの押上力によるスクリーン渣
の搬送速度より移送ピン7dによる搬送速度が小さい場合
や、チェン7cを駆動するモータMの故障等により、移送
ピン7dによる搬送が停止しても、スクリーン渣の搬送が
不可能になる事態を回避することができる。
本発明のスクリーン渣の高揚程搬出装置によれば、搬
送筒に沿って、搬送筒の長手方向に形成したスリット状
の溝を介して連通するケーシング内に張架したエンドレ
ス状のチェンをモータにより循環駆動することによっ
て、チェンに所要間隔に突設するとともに、その先端を
搬送筒に形成したスリット状の溝を介して搬送路内へ突
出した移送ピンによって、搬送筒内のスクリーン渣を、
引っ掛けるようにして上方の搬出位置まで移送すること
ができ、下水処理場が地下の深い位置に設けられ、かつ
搬出用トラック等が搬入できない狭い処理場の場合で
も、スクリーン渣の臭気を周囲に飛散させることなく、
しかも確実に搬出することができ、周囲の環境を損ねる
ことがなく、スクリーン渣を処理することができる。
送筒に沿って、搬送筒の長手方向に形成したスリット状
の溝を介して連通するケーシング内に張架したエンドレ
ス状のチェンをモータにより循環駆動することによっ
て、チェンに所要間隔に突設するとともに、その先端を
搬送筒に形成したスリット状の溝を介して搬送路内へ突
出した移送ピンによって、搬送筒内のスクリーン渣を、
引っ掛けるようにして上方の搬出位置まで移送すること
ができ、下水処理場が地下の深い位置に設けられ、かつ
搬出用トラック等が搬入できない狭い処理場の場合で
も、スクリーン渣の臭気を周囲に飛散させることなく、
しかも確実に搬出することができ、周囲の環境を損ねる
ことがなく、スクリーン渣を処理することができる。
特に、本発明のスクリーン渣の高揚程搬出装置によれ
ば、加圧脱水手段によるスクリーン渣の搬送力によっ
て、移送ピンを介してチェンを空転させることができ、
必ずしも、チェンをモータにより常時駆動しておく必要
はなく、省エネルギ化を図ることができるとともに、チ
ェンを駆動するモータの故障等が発生した場合において
も、スクリーン渣の搬送が不可能になる事態を回避する
ことができる利点がある。
ば、加圧脱水手段によるスクリーン渣の搬送力によっ
て、移送ピンを介してチェンを空転させることができ、
必ずしも、チェンをモータにより常時駆動しておく必要
はなく、省エネルギ化を図ることができるとともに、チ
ェンを駆動するモータの故障等が発生した場合において
も、スクリーン渣の搬送が不可能になる事態を回避する
ことができる利点がある。
スクリーン渣の高揚程搬出装置の例を示し、第1図は比
較例の説明図、第2図は本発明の一実施例の説明図、第
3図は公知例の説明図である。 Aは加圧脱水手段、Bは搬送手段、2は本体、3は油圧
シリンダ、4は背圧板、6は搬送筒、61は溝、7は搬送
機、7bはケーシング、7cはチェン、7dは移送ピン、8は
ホッパー。
較例の説明図、第2図は本発明の一実施例の説明図、第
3図は公知例の説明図である。 Aは加圧脱水手段、Bは搬送手段、2は本体、3は油圧
シリンダ、4は背圧板、6は搬送筒、61は溝、7は搬送
機、7bはケーシング、7cはチェン、7dは移送ピン、8は
ホッパー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−117118(JP,A) 特開 昭62−124914(JP,A) 特開 昭60−183416(JP,A) 特公 昭57−43049(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E02B 5/08
Claims (1)
- 【請求項1】スクリーン渣を加圧脱水する加圧脱水手段
の背圧部に搬送筒を連設したスクリーン渣の高揚程搬出
装置において、前記搬送筒に沿って、搬送筒の長手方向
に形成したスリット状の溝を介して連通するケーシング
を配設し、ケーシング内にモータによって循環駆動され
るエンドレス状のチェンを張架し、チェンに所要間隔に
移送ピンを突設するとともに、移送ピンの先端を前記搬
送筒に形成したスリット状の溝を介して搬送筒内へ突出
させ、スクリーン渣を搬送するようにしたことを特徴と
するスクリーン渣の高揚程搬出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030741A JP2770062B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | スクリーン渣の高揚程搬出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2030741A JP2770062B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | スクリーン渣の高揚程搬出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03235807A JPH03235807A (ja) | 1991-10-21 |
JP2770062B2 true JP2770062B2 (ja) | 1998-06-25 |
Family
ID=12312102
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2030741A Expired - Fee Related JP2770062B2 (ja) | 1990-02-09 | 1990-02-09 | スクリーン渣の高揚程搬出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2770062B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0661637B2 (ja) * | 1990-03-20 | 1994-08-17 | 日立機電工業株式会社 | スクリーン渣の脱水方法 |
JPH05261598A (ja) * | 1992-03-19 | 1993-10-12 | Hitachi Kiden Kogyo Ltd | スクリーン渣の脱水搬送装置 |
CN117209104B (zh) * | 2023-11-08 | 2024-01-02 | 成都嘉德数源环保科技有限公司 | 一种农村污水一体化处理装置及其处理方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60183416A (ja) * | 1984-02-29 | 1985-09-18 | Yamada Setsubi Kogyo Kk | スクリユ−コンベア装置 |
JPH0418969Y2 (ja) * | 1985-09-18 | 1992-04-28 | ||
JPH01117118A (ja) * | 1987-10-30 | 1989-05-10 | Ebara Infilco Co Ltd | し渣搬出機 |
-
1990
- 1990-02-09 JP JP2030741A patent/JP2770062B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH03235807A (ja) | 1991-10-21 |
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