JP2769575B2 - 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置 - Google Patents

金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置

Info

Publication number
JP2769575B2
JP2769575B2 JP1228962A JP22896289A JP2769575B2 JP 2769575 B2 JP2769575 B2 JP 2769575B2 JP 1228962 A JP1228962 A JP 1228962A JP 22896289 A JP22896289 A JP 22896289A JP 2769575 B2 JP2769575 B2 JP 2769575B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
forming step
die
shaft
arc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1228962A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0390234A (ja
Inventor
正則 大越
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Original Assignee
TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD. filed Critical TAKEUCHI PACKAGE CO., LTD.
Priority to JP1228962A priority Critical patent/JP2769575B2/ja
Publication of JPH0390234A publication Critical patent/JPH0390234A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2769575B2 publication Critical patent/JP2769575B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は金属材で左右の側壁面が弧状に曲げられた筒
状の容器本体、キャップ、ケース体等の金属製ケースの
製造方法および製造装置に関する。
「従来の技術」 従来、金属製のケースは円筒や多角筒にしか製造でき
なかった。
このため、化粧品等のケースに使用する場合、他社商
品との差別化を図るため、種々のデザインを施さなけれ
ばならず、コスト高となる欠点があった。
「本発明の目的」 本発明は以上のような従来の欠点に鑑み、左右の側壁
面が弧状に曲げられた金属材製のケースを容易な方法で
効率良く製造することのできる金属製ケースの製造方法
および金属製ケースの製造装置を得るにある。
「本発明の目的を達成するための手段」 本発明はアルミ等の金属材で有底筒状の第1のケース
を成形する第1のケース成形工程と、この第1のケース
成形工程で成形された第1のケースの上面が傾斜面とな
るように切断して第2のケースを形成する第2のケース
形成工程と、この第2のケース形成工程で形成された第
2のケースの上部が低い方を内側に位置するようにダイ
スのダイス穴にセットした後、円弧状に回動する円弧状
のポンチを該第2のケース内に挿入することによって内
側壁および外側壁が円弧状のケースを成形する第3のケ
ース成形工程と、この第3のケース成形工程で成形され
た第3のケースの開口端部を所定の形状になるように加
工して第4のケースに加工する端部加工工程とを含むこ
とを特徴としている。
また、本発明は機枠と、この機枠に固定されたテーブ
ルと、このテーブルに取付けられたダイスと、このダイ
スの側部寄りの位置の前記テーブルに複数個の軸受を介
して回転可能に取付けられた軸と、この軸に固定的に取
付けられたピニオンと、このピニオンと噛み合うラック
と、このラックを往復移動させて前記軸を回動させる駆
動装置と、前記軸に固定的に取付けられた前記ダイスの
ダイス穴へ挿入される円弧状のポンチとを備えることを
特徴としている。
「本発明の実施例」 以下、図面に示す実施例により、本発明を詳細に説明
する。
第1図ないし第5図の実施例において、1はアルミ材
や真鍮等の金属材で有底筒状の第1のケース2を深絞り
加工等で成形する第1のケース成形工程である。
3は前記第1のケース成形工程1で成形された第1の
ケース2の上面が傾斜面4となるように切断して、第2
のケース5を形成する第2のケース形成工程である。
6は前記第2のケース形成工程3で形成された第2の
ケース5の上部が低い方を内側に位置するようにダイス
7にセットした後、円弧状に回動する円弧状のポンチ8
によって内側壁9aおよび外側壁9bが円弧状の第3のケー
ス9を金属製ケースの製造装置10を用いて成形する第3
のケース成形工程である 11は前記第3のケース9の底面9cを平坦に加工して第
4のケース12にする底面加工工程である。
13は前記底面加工工程11で成形された第4のケース12
の開口端部を所定の形状、本実施例では水平になるよう
に加工する、第5のケース14に加工する端部加工工程で
ある。
15は前記端部加工工程13で形成された第5のケース14
をメッキ等の加工により、後加工する後加工工程で、こ
の後加工工程15の完了により、金属製ケース16ができ上
がる。
前記金属製ケースの製造装置10は、第2図ないし第5
図に示すように床面に設置される機枠17と、この機枠17
のほぼ中央部に固定されたテーブル18と、このテーブル
18のほぼ中央部に固定的に取付けられたダイス7と、こ
のダイス7の側部寄りの位置の前記テーブル18に両端部
および中央部寄りの2個、合計4個の軸受19、19、20、
20を介して回転可能に取付けられた軸21と、前記軸受1
9、20および19、20間の前記軸21に固定的に取付けられ
たピニオン22、22と、このピニオン22、22とそれぞれ噛
み合う前記テーブル18に固定されたガイド部材23、23に
沿って上下移動するラック24、24と、このラック24、24
の上部に固定された取付け板25と、前記機枠17の上部に
固定された前記ラック24、24を上下移動させる、前記取
付け板25に取付けられる作動杆26を有する油圧シリンダ
ー等の駆動装置27と、前記軸受20、20間の軸21に固定的
に取付けられた前記ダイス7のダイス穴7a内に挿入され
る円弧状のポンチ8とから構成されている。
このように構成された金属製のケースの製造装置10
は、ダイス7に第2のケース5の上部が低い方をポンチ
8の枢支軸側に位置させてセットした後、駆動装置27を
作動させ、作動杆26を下降させると、同方向にラック2
4、24が下降する。
このラック24、24の下降によってピニオン22、22が回
動するとともに、軸21が回動する。
この軸21の回動によってポンチ8が回動し、第2のケ
ース5内にポンチ8の先端部が挿入した後、ダイス穴7a
内を通過させて第3のケース9が成形される。
「本発明の異なる実施例」 次に第6図ないし第9図に示す本発明の異なる実施例
につき説明する。なお、これらの実施例の説明に当っ
て、前記本考案の実施例と同一構成部分には同一符号を
付して重複する説明を省略する。
第6図および第7図の実施例において、前記本発明の
実施例と主に異なる点は、アルミ等の金属材で上部が傾
斜面4の有底筒状の第2のケース5を成形する第2のケ
ース成形工程3Aをフランジ切り用ダイス7Aおよびポンチ
8Aを用いて行なった点で、このような第2のケース成形
工程3Aを行なって金属製ケース16を製造しても良い。
第8図および第9図の実施例において、前記本発明の
実施例と主に異なる点は、端部加工工程13後に後加工工
程15を行なって金属製ケース16Aを製造した点で、この
ようにして金属製ケース16Aを製造することにより、底
面(上面)が弧状になる。
なお、前記本発明の実施例では四角筒状のものについ
て両側壁が円弧状となる金属製のケースの製造について
説明したが、本発明はこれに限らず、円筒、楕円筒、多
角筒等の対応する両側壁を円弧状に形成する金属製ケー
スも、ダイスとポンチの形状をかえることにより、容易
に製造することができる。
また、前記本発明の実施例では中央部にポンチ8を、
両端部にラック24とピニオン22を配置したものに付いて
説明したが、本発明はこれに限らず、中央部にラック24
とピニオン22を、両端部あるいは一方の端部にポンチ8
を配置しても同様な作用効果が得られる。
「本発明の効果」 以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次
に列挙する効果が得られる。
(1)アルミ等の金属材で有底筒状の第1のケースを成
形する第1のケース成形工程と、この第1のケース成形
工程で成形された第1のケースの上面が傾斜面となるよ
うに切断して第2のケースを形成する第2のケース形成
工程と、この第2のケース形成工程で形成された第2の
ケースの上部が低い方を内側に位置するようにダイスの
ダイス穴にセットした後、円弧状に回動する円弧状のポ
ンチを該第2のケース内に挿入することによって内側壁
および外側壁が円弧状のケースを成形する第3のケース
成形工程と、この第3のケース成形工程で成形された第
3のケースの開口端部を所定の形状になるように加工し
て第4のケースに加工する端部加工工程とからなるの
で、両側壁が円弧状となる筒状の金属製ケースを容易に
製造することができる。
したがって、比較的容易に他社製品との差別化を図る
ことのできる容器やキャップを作ることができる。
(2)前記(1)によって、従来のように表面のデザイ
ンにこらなくても良いので、安価に製造することができ
る。
(3)前記(1)によって、特別な加工方法を用いるこ
となく、従来の深絞り加工の改良の加工を用いるので、
容易に製造することができるとともに、熟練者でなくて
も製造することができる。
(4)前記(1)によって、上面を傾斜面に形成した第
2のケースを用いて加工するので、確実にポンチが第2
のケース内に挿入されて成形することができる。
したがって、ポンチによって第2のケースが成形外に
移動されたり、第2のケースをつぶしたりする不具合を
防止することができる。
(5)請求項2も前記(1)〜(4)と同様な効果が得
られる。
(6)請求項3、4は両側壁が弧状の形状になるケース
を容易に製造することができるとともに、構造が簡単で
あるので、容易に製造することができる。
(7)請求項4は軸に均一な力が加わり、正確に作動さ
せることができ、耐久性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す工程図、第2図ないし
第5図は本発明の一実施例の製造装置の説明図、第6図
および第7図、第8図および第9図はそれぞれ本発明の
異なる製造方法の説明図である。 1:第1のケース成形工程、 2:第1のケース、 3、3A:第2のケース形成工程、 4:傾斜面、5:第2のケース、 6:第3のケース成形工程、 7、7A:ダイス、7a:ダイス穴、 8、8A:ポンチ、9:第3のケース、 9a:内側壁、9b:外側壁、 10:金属製ケースの製造装置、 11:底面加工工程、12:第4のケース、 13:端部加工工程、14:第5のケース、 15:後加工工程、16、16A:金属製ケース、 17:機枠、18:テーブル、 19:軸受、20:軸受、 21:軸、22:ピニオン、 23:ガイド部材、24:ラック、 25:取付け板、26:作動杵、 27:駆動装置。

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アルミ等の金属材で有底筒状の第1のケー
    スを成形する第1のケース成形工程と、この第1のケー
    ス成形工程で成形された第1のケースの上面が傾斜面と
    なるように切断して第2のケースを形成する第2のケー
    ス形成工程と、この第2のケース形成工程で形成された
    第2のケースの上部が低い方を内側に位置するようにダ
    イスのダイス穴にセットした後、円弧状に回動する円弧
    状のポンチを該第2のケース内に挿入することによって
    内側壁および外側壁が円弧状のケースを成形する第3の
    ケース成形工程と、この第3のケース成形工程で成形さ
    れた第3のケースの開口端部を所定の形状になるように
    加工して第4のケースに加工する端部加工工程とを含む
    ことを特徴とする金属製ケースの製造方法。
  2. 【請求項2】アルミ等の金属材で上部が傾斜面の有底筒
    状の第2のケースを成形する第2のケース成形工程と、
    この第2のケース成形工程で成形された第2のケースの
    上部が低い方を内側に位置するようにダイスのダイス穴
    にセットした後、円弧状に回動する円弧状のポンチを該
    第2のケース内に挿入することによって内側壁および外
    側壁が円弧状の第3のケースを成形する第3のケース成
    形工程と、この第3のケース成形工程で成形された第3
    のケースの開口端部を所定の形状になるように加工して
    第4のケースに加工する端部加工工程を含むことを特徴
    とする金属製ケースの製造方法。
  3. 【請求項3】機枠と、この機枠に固定されたテーブル
    と、このテーブルに取付けられたダイスと、このダイス
    の側部寄りの位置の前記テーブルに複数個の軸受を介し
    て回転可能に取付けられた軸と、この軸に固定的に取付
    けられたピニオンと、このピニオンと噛み合うラック
    と、このラックを往復移動させて前記軸を回動させる駆
    動装置と、前記軸に固定的に取付けられた前記ダイスの
    ダイス穴へ挿入される円弧状のポンチとを備えることを
    特徴とする金属製ケースの製造装置。
  4. 【請求項4】機枠と、この機枠に固定されたテーブル
    と、このテーブルに取付けられたダイスと、このダイス
    の側部寄りの位置の前記テーブルに複数個の軸受を介し
    て回転可能に取付けられた軸と、この軸の両端部寄りの
    部位に固定的に取付けられたピニオンと、このピニオン
    とそれぞれ噛み合うラックと、このラックを往復移動さ
    せて前記軸を回動させる駆動装置と、前記軸とほぼ中央
    部に固定的に取付けられた前記ダイスのダイス穴へ挿入
    される円弧状のポンチとを備えることを特徴とする金属
    製ケースの製造装置。
JP1228962A 1989-09-04 1989-09-04 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置 Expired - Fee Related JP2769575B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228962A JP2769575B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1228962A JP2769575B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0390234A JPH0390234A (ja) 1991-04-16
JP2769575B2 true JP2769575B2 (ja) 1998-06-25

Family

ID=16884594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1228962A Expired - Fee Related JP2769575B2 (ja) 1989-09-04 1989-09-04 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2769575B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AT513267B1 (de) 2013-01-31 2014-03-15 Henn Gmbh & Co Kg Napfförmiger Körper und Verfahren zu dessen Herstellung

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0390234A (ja) 1991-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2769575B2 (ja) 金属製ケースの製造方法および金属製ケースの製造装置
JPH02283235A (ja) 食物製品の製造装置
CN210586582U (zh) 一种铝板冲压工装
CN108097797A (zh) 一种电动机安装壳制备方法
JPS61154721A (ja) 連続打抜き加工方法及びその装置
CN113787563A (zh) 一种用于汽车零配件的打孔机
JP2592444Y2 (ja) タレットパンチプレスおよび複合加工機械
CN219724844U (zh) 一种板材用攻丝机
CN216829494U (zh) 一种精确的自动化装配设备
JPH0713853Y2 (ja) パンチプレス機
JPH0740096A (ja) 粉末成形品のアンダカット形状成形方法及びその成形装置
CN218365207U (zh) 一种新型usb外壳打孔机
KR101749901B1 (ko) 복합패턴 가공기계
CN218555621U (zh) 一种自动化开孔机
CN216857934U (zh) 一种用于板簧淬火线的热校直机冲孔机
CN215845463U (zh) 用于斜盘锻件加工生产的打眼设备
CN220575996U (zh) 一种中药饮片加工用切片机
CN218555265U (zh) 适用于不锈钢厨具生产的冲压机构
CN215587581U (zh) 一种基于五金件的冲压成型设备
CN212822806U (zh) 一种铝型材模具加工用冲孔装置
CN218681619U (zh) 一种全自动饺子皮成型机
JP2870147B2 (ja) 電子部品の端子成形装置
CN215315008U (zh) 一种半固态压铸用内部斜孔冲切装置
JP2005125376A (ja) シート状材料成形・トリミング装置
JPS6227296Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees