JP2769362B2 - 天 井 - Google Patents

天 井

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JP2769362B2
JP2769362B2 JP1185704A JP18570489A JP2769362B2 JP 2769362 B2 JP2769362 B2 JP 2769362B2 JP 1185704 A JP1185704 A JP 1185704A JP 18570489 A JP18570489 A JP 18570489A JP 2769362 B2 JP2769362 B2 JP 2769362B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンクリート造りの建物や木造の建物等の
天井で、詳しくは、横方向に間隔を隔てて複数の天井下
地材を配設し、それら天井下地材に天井材を取り付けて
ある天井に関する。
〔従来の技術〕
上記の天井、例えばコンクリート造りのオフィスビル
天井としては、第11図や第12図に示すように、天井下地
材としての野縁(3)と野縁受け(3A)とから成る軽量
鉄骨組又は木組の天井下地(A)を天井スラブ(8)を
吊支持させ、その天井下地(A)に、塗装やクロス貼り
等の表面仕上が施されたボード製の天井材(07)を取付
けたものが知られている。前記ボード製の天井材(07)
を天井下地(A)に取付ける代表的な手段としては、第
11図に示すように、野縁(3)の下面に天井板(07)を
ビス(20)によって固定する手段や、第12図に示すよう
に、野縁(3)をT形断面のTバーとし、天井材(07)
を隣合う野縁(3)間にわたる状態に配してその天井材
(07)の両端を野縁(3)に載置する手段がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところが、前記従来技術によるときは次のような不都
合があった。
天井材がボード製で、たとえ軽量材料製であってもそ
れ相当の重量を有し、不測に落下すると危険であるた
め、天井材の天井下地への取付けには万全が要求され
る。その結果、ビスによって天井材と野縁に取付ける張
付け形式の天井では、ビスの数を多くし、かつ、ビスを
均等に分散させて、1つのビスに負担させる荷重の軽減
および均一化を図ることにより、取付けを万全とするた
めに、野縁間隔として狭いものが要求され、使用する野
縁の数量が多くなる。他方、天井材を野縁に載置して取
付ける乗掛け形式の天井では、天井材の野縁並置方向の
幅が大きいと、天井材がそれの自重で大きく撓み、その
天井材両端が野縁から離脱するから、天井材の幅、つま
り、野縁間隔をあまり大きくすることができず、前記と
同様に使用する野縁の数が多くなる。そして、このよう
に野縁の使用数が多いことは、施工性の低下およびコス
トアップを招来する。
しかも、天井材がボード製であるため、運搬等の取扱
い面で天井材の大きさに制限を受ける。その結果、多数
の天井材を平面視で縦横に並べて天井面を形成する構造
となり、張付け形式の天井では第11図に示すように、天
井材のジョイント部として、野縁長手方向に沿った姿勢
のジョイント部(Ja)と、野縁並置方向に沿った姿勢の
ジョイント部(Jb)とがともに下方から見える状態に形
成され、他方、乗掛け形式の天井では、第12図に示すよ
うに、野縁並置方向に沿った姿勢のジョイント部(Jb)
が下方から見える状態に形成される。そして、それらジ
ョイント部の幅や向き等が不揃いであると、体裁を非常
に悪くし、特に、上部に野縁がない野縁並置方向に沿っ
た姿勢のジョイント部では、第13図に示すように隣合う
天井材(07)の端部間にジョイント金具(21)を介装し
たり、或いは、第14図に示すように、隣合う天井材(0
7)の端部に互いに嵌まり合う凹凸嵌合部(22)を形成
したりすること等によって、隙間ができないようにする
必要があった。そのため、天井材の取付けた精度を確保
するための慎重さと手段とが要求され、施工性が低いも
のとなり、しかも、ジョイント金具の使用や凹凸形成の
ためにコストが高くなる。
要するに、天井には、人等が当るといった外力を受け
ることが少なく、そのような外力に対抗するための強度
や剛性が不要で、天井の本来的な機能は、天井スラブや
屋根等の上部構造物の下面を隠蔽する点にある。ところ
が、従来では、外力が作用する壁や床と同様に天井を考
え、天井材として、強度、剛性のあるボードを用いたた
め、施工性が低く、かつ、コストが高く付いていた。
本発明の目的は、上記不都合を解消する点にある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による天井の特徴構成は、前記天井材を可撓性
シートから構成し、その可撓性シート製の天井材を隣合
う天井下地材間にわたってジッパー式ファスナーで取り
付けてある点にある。
〔作 用〕
上部構造物の下面を隠蔽するといった天井材に本来的
に要求される機能は、剛性のあるボードを用いなくて
も、布やビニールシート等の可撓性シートを用いても達
成できることを見い出した。
その点に基づいて、天井材を可撓性シートから構成し
た。そして、可撓性シートは、軽量で剛性がなく、たと
え、不測に落下しても、その可撓性シートが当ることで
人や他物の損傷を将来することはないため、ボードを天
井材とする場合に比較して、それを支持する天井下地材
の並置間隔を大きくすることができる。しかも、可撓性
シートは、反物のように巻取ったり、折り畳んだりする
ことで小さくコンパクトにできるため、運搬等の取扱い
を容易に行いながらも、前記のように大なる間隔を隔て
て並置する天井下地材間にわたり得る大きさのものとし
て作製でき、その結果、天井下地材の並置間隔に相当す
る幅で、天井下地材の長さに相当する長さの天井材とす
ることによって、天井下地材の並置方向に沿ったジョイ
ント部を形成することがない。
また、天井下地材に対する天井材の取り付けを、前記
ジッパー式ファスナーで実施するものであるから、天井
下地側に取り付けられたファスナーテープと天井材側に
取り付けられたファスナーテープとの始点同士を嵌合さ
せるだけで、天井下地材に対する天井材の取付位置が簡
単に決まり、しかも、後はジッパーのスライダーを閉じ
方向にスライド操作するだけで、目的とした取り付け姿
勢に天井材を設置することが可能となる。そして、別の
固定金具等を使用しなくても、安定状態に天井材を取り
付けることが可能となる。
しかも、可撓性シートからなる天井材を前記天井下地
材に取り付けるにあたって、天井下地材に対して前記天
井材の縁部を全長(又は、ほぼ全長)にわたって前記ジ
ッパー式ファスナーで連続接続状態に固定することが可
能となるから、天井材の縁部全長(又は、ほぼ全長)に
わたる支持力の分散を図ることができ、天井材の局部へ
の応力集中を緩和することが可能となる。従って、例え
ば、天井材の縁部に沿って間隔をあけた複数箇所で各別
にフック金具等によって固定するものに比べて、より安
定した取付状態に前記天井材を固定することが可能であ
ると共に、低強度の天井材を選択しても破れ難く、天井
材の選択範囲を拡大することが可能となる。
そして、天井材の取付けを作業性良く行えるのみなら
ず、天井裏空間に対するメンテナンスや天井材の交換等
のための天井材の取外しを作業性良く行える。
〔発明の効果〕
以上要するに本発明によれば、天井下地材の使用数が
少なくて済むこと、塞ぐ必要のあるジョイント部をなく
すことができること、及び、簡単な操作によって安定し
た状態に天井材を取り付けることができるようになる こと等によって、施工性を大幅に向上できるととも
に、コスト低減を図れるようになった。特に、より一層
の施工性の向上を図り得るのみならず、施工後において
必要となる天井裏空間メンテナンスや、模様替えのため
の天井材の交換等の天井材に対するメンテナンスを有利
に行うことができる。
〔実施例〕
次に本発明の実施例を示す。
天井は、第1図、第2図に示すように、断面形状がコ
の字形で蛍光灯等の照明灯(1)を内装した複数の設備
ライン(2)を下方に開口する姿勢で横方向に設定間隔
を隔てて配設し、それら設備ライン(2)の両脇夫々に
断面T字形の野縁(3)を配設し、前記設備ライン
(2)の並置方向に対向する壁(4)に廻縁(5)を取
付け、前記野縁(3)および廻縁(5)を天井下地材
(6)として、前記並置方向で対向する天井下地材
(6)間の夫々にわたって可撓性シート製の天井材
(7)を水平に張った状態に架設して構成されている。
前記設備ライン(2)およびその両側の野縁(3)
は、それらの長手方向に間隔を隔てた配置で天井スラブ
(8)に吊ボルト(9)を介して支持させた下地材(1
0)に取付けられている。
前記天井材(7)は、前記野縁(3)の長手方向での
天井全長にわたる長さのものであり、ジッパー式ファス
ナーであるオープンファスナー(11)で天井下地材
(6)に取付けられている。詳述すると、第3図にも示
すように、オープンファスナー(11)の一対のテープ
(11A),(11B)のうちの一方を天井材(7)の端辺部
にその端辺部全長にわたる状態で装着し、他方のテープ
(11B)を天井下地材(6)に取付けた可撓性の基材(1
2)に装着し、両テープ(11A),(11B)の務歯(11
a),(11b)をスライダー(11C)で噛合せることによ
り、天井材(7)を天井下地材(6)に装着し、噛合い
を外すことにより取外せるようになっている。前記スラ
イダー(11C)の引手(11c)は、下方からの操作を行え
るように、下側に取付けられている。また、基材(12)
は、テープ(11A),(11B)、務歯(11a),(11b)の
下面を覆うカバー部(12a)を備えている。
前記可撓性シートとしては、布やビニールクロス等を
挙げることができ、性状としては、透光性、遮光性のい
ずれでも、また、不燃性、難燃性、可燃性のいずれでも
良く、加えて、通気性や通湿性を備えたもの及び備えな
いもののいずれでも良いが、使用条件によって選択する
ことが肝要である。
〔別実施例〕
以下に本発明の別実施例を示す。
[1]上記実施例において、天井材(7)の天井下地材
並置方向での幅に余裕をもたせ、第4図に示すように、
パイプ等のおもり(13)を天井材(7)に載せてV字形
の天井面を形成したり、第5図に示すように幅方向の中
央部を吊り材(14)で引張り上げて山形の天井面を形成
したりする。これからも明らかなように、天井材(7)
として可撓性シートを用いるため、天井面を変化に富ん
だ形状に形成し易い。
[2]上記実施例において、第6図に示すように、天井
材(7)として透光性のものを持ち、設備ライン(2)
としてスプリンクラー(15)を内装したものを設け、天
井裏空間に照明灯(1)を配置して、天井面全体が明る
くなる光天井とする。
[3]上記実施例において、第7図に示すように、設備
ライン(2)により区画された天井面部分を形成する天
井材(7)を、天井下地材長手方向で複数に分割し、天
井下地材長手方向で隣合うものをファスナー(11)で連
結する。
[4]上記実施例では、天井として、天井面を設備ライ
ン(2)で複数に区画した構造のものを示したが、天井
が、設備ライン(2)等を備えない場合には、次のよう
に実施しても良い。つまり、第8図に示すように、天井
材(7)を、天井面の大きさに可撓性シートから1つの
ものとして構成し、その天井材(7)の周部を、廻縁
(5)にファスナー(11)で取付ける。或いは、第9図
に示すように、定尺幅の可撓性シートから天井材(7)
を構成し、その天井材(7)の複数を幅方向に並べて隣
合うもの同士をファスナー(11)で繋ぐとともに、幅方
向の両端に位置する天井材(7)を廻縁(5)にファス
ナー(11)で取付ける。なお、前者の実施形態では、天
井面が大きい場合、1枚の可撓性シートから天井材
(7)を作製することはほとんど不可能であるため、第
10図に示すように、定尺幅の可撓性シート(a)の複数
を幅方向に並べて縫付けや接着により繋いで天井材
(7)を作製することが好ましい。
[5]上記実施例では、天井下地材(6)として廻縁
(5)を示してあるが、もちろん、野縁(3)であって
も良い。
[6]上記実施例では、コンクリート造りの建物の天井
に適用したが、本発明は、木造建物の天井にも適用でき
る。
[7]第8図や第10図に示すように、天井材(7)のう
ちの適宜大きさ・形状の一部分(7A)の周縁全体や一部
を他の部分に対してファスナー(11)で取外し自在とし
て、天井裏空間やそこに設置された設備機器等に対する
メンテナンス口を形成する。
[8]尚、特許請求の範囲の項に図面との対象を便利に
する為に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面
の構造に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本発明の実施例を示し、第1図は要
部の拡大縦断面図、第2図は底面図、第3図は要部の拡
大斜視図であり、第4図乃至第10図は本発明の別実施例
を示し、第4図、第5図は概略縦断面図、第6図は斜視
図、第7図乃至第10図は底面図である。第11図乃至第14
図は従来例を示し、第11図、第12図は斜視図、第13図、
第14図は要部の拡大縦断面図である。 (6)……天井下地材、(7)……天井材、(11)……
ジッパー式ファスナー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 9/22 E04B 9/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横方向に間隔を隔てて複数の天井下地材
    (6)を配設し、それら天井下地材(6)に天井材
    (7)を取付けてある天井であって、前記天井材(7)
    を可撓性シートから構成し、その可撓性シート製の天井
    材(7)を隣合う天井下地材(7)間にわたってジッパ
    ー式ファスナー(11)で取り付けてある天井。
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