JP2769094B2 - 化粧鏡の照明構造 - Google Patents
化粧鏡の照明構造Info
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- JP2769094B2 JP2769094B2 JP15772793A JP15772793A JP2769094B2 JP 2769094 B2 JP2769094 B2 JP 2769094B2 JP 15772793 A JP15772793 A JP 15772793A JP 15772793 A JP15772793 A JP 15772793A JP 2769094 B2 JP2769094 B2 JP 2769094B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面化粧台等に備え付
けられた化粧鏡の照明構造に関する。
けられた化粧鏡の照明構造に関する。
【0002】
【従来の技術】洗面化粧台等の化粧鏡の周りには、ボー
ルランプや蛍光灯を内蔵した照明ボックス等が設けられ
る。これらの照明器具は、使う人の顔が見えやすいよう
に照度を適切にしまた光源の位置を工夫する等の構造と
なっている。
ルランプや蛍光灯を内蔵した照明ボックス等が設けられ
る。これらの照明器具は、使う人の顔が見えやすいよう
に照度を適切にしまた光源の位置を工夫する等の構造と
なっている。
【0003】このような化粧鏡周りの照明として、たと
えば実開昭64−1420号公報や実開昭60−277
61号公報に記載されたものがある。前者のものは、長
方形の化粧鏡の上端及び左右両端に沿って蛍光灯の照明
ボックスを配置し、更にカウンター側を照らす下部照明
を化粧鏡の下端に設置したものである。また、後者のも
のは、壁固定式の鏡の周りを照明枠で囲み、この中に鏡
の各辺に対応させて1個ずつの電球を配置したものであ
る。
えば実開昭64−1420号公報や実開昭60−277
61号公報に記載されたものがある。前者のものは、長
方形の化粧鏡の上端及び左右両端に沿って蛍光灯の照明
ボックスを配置し、更にカウンター側を照らす下部照明
を化粧鏡の下端に設置したものである。また、後者のも
のは、壁固定式の鏡の周りを照明枠で囲み、この中に鏡
の各辺に対応させて1個ずつの電球を配置したものであ
る。
【0004】これらの例のように、化粧鏡の周りの3方
または全周に照明用の光源を配置し、鏡を使う人が明る
く鏡に照らし出せるようにする構成が従来では一般的で
あった。また、この他にアーム付きのライトを付属した
りすること等も必要に応じて行われている。
または全周に照明用の光源を配置し、鏡を使う人が明る
く鏡に照らし出せるようにする構成が従来では一般的で
あった。また、この他にアーム付きのライトを付属した
りすること等も必要に応じて行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
照明手段は単に化粧鏡の前面部分を明るくするだけのも
のであって、化粧台の前方に位置する利用者の利用目的
に真に対応できるものと言い得るものではなかった。た
とえば、照明によって化粧鏡に映る人の顔に影ができた
り、夜と昼も照明形態が同じであると化粧の濃さがうま
くつかめない等である。つまり、自然光に最も近い照明
形態とし、室内の明るさに応じて照明方向や照度等を変
えられるようにすることが必要であるが、従来の照明構
造ではこのような点は顧みられていなかった。
照明手段は単に化粧鏡の前面部分を明るくするだけのも
のであって、化粧台の前方に位置する利用者の利用目的
に真に対応できるものと言い得るものではなかった。た
とえば、照明によって化粧鏡に映る人の顔に影ができた
り、夜と昼も照明形態が同じであると化粧の濃さがうま
くつかめない等である。つまり、自然光に最も近い照明
形態とし、室内の明るさに応じて照明方向や照度等を変
えられるようにすることが必要であるが、従来の照明構
造ではこのような点は顧みられていなかった。
【0006】本発明において解決すべき課題は、利用者
の態様、昼夜の別に対応できる化粧のための照明、部屋
内外の別に対応できる化粧のための照明、さらには、ひ
げそり等のために皮膚表面の細部が確認できるための照
明等、きめの細かい利用目的に対応できる照明を得るた
めの手段を見出すことにある。
の態様、昼夜の別に対応できる化粧のための照明、部屋
内外の別に対応できる化粧のための照明、さらには、ひ
げそり等のために皮膚表面の細部が確認できるための照
明等、きめの細かい利用目的に対応できる照明を得るた
めの手段を見出すことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、化粧用鏡にお
いて、利用者の立場から化粧しやすい鏡を照明の面から
の解析に基づいて解決手段を見出したものである。
いて、利用者の立場から化粧しやすい鏡を照明の面から
の解析に基づいて解決手段を見出したものである。
【0008】すなわち、化粧しやすい鏡の照明の条件と
は、(1)明るく、しかも、自然光に近い照明であるこ
と、(2)化粧後の色合が、利用者の出先環境によって
正確に映し出されるものであること、(3)化粧時に影
を生じないことの3つの要件を満足することにある。
は、(1)明るく、しかも、自然光に近い照明であるこ
と、(2)化粧後の色合が、利用者の出先環境によって
正確に映し出されるものであること、(3)化粧時に影
を生じないことの3つの要件を満足することにある。
【0009】本発明は、上記、(1)と(2)の要件を
満たすための手段として、化粧鏡の照明手段として採用
されている螢光燈と白熱燈とのカクテル化と照度と光色
を調整できること、(3)への対応手段として鏡全周か
らの照明を行うことによって上記課題を達成したもので
ある。
満たすための手段として、化粧鏡の照明手段として採用
されている螢光燈と白熱燈とのカクテル化と照度と光色
を調整できること、(3)への対応手段として鏡全周か
らの照明を行うことによって上記課題を達成したもので
ある。
【0010】すなわち、本発明は、化粧鏡の照明手段と
して螢光燈と白熱燈とのカクテル化に際して、化粧鏡の
全外周辺部に棒状螢光燈を配置し、且つ全コーナ部に白
熱燈を配置したことを特徴とする。
して螢光燈と白熱燈とのカクテル化に際して、化粧鏡の
全外周辺部に棒状螢光燈を配置し、且つ全コーナ部に白
熱燈を配置したことを特徴とする。
【0011】また、螢光燈及び白熱燈の照明を任意組み
合わせで切り換え可能とすれば、カクテル照明のバリエ
ーションが増え、雰囲気に応じた照明も可能となる。
合わせで切り換え可能とすれば、カクテル照明のバリエ
ーションが増え、雰囲気に応じた照明も可能となる。
【0012】
【作用】上記(3)の要件を満足するためには化粧鏡の
全周に照明具を配置することが前提となる。
全周に照明具を配置することが前提となる。
【0013】この化粧鏡全周に照明具を配置する条件の
下で螢光燈と白熱燈とのカクテル化は図1に示す態様に
なる。このパターンにおいて、高さ764mm、巾37
3mmの鏡Mの周囲に、上下位置に10W容量で長さ3
30mmの螢光燈1及び左右に15W容量で長さ436
mmの螢光燈2を配置し、更に鏡Mのコーナ部に4個の
白熱燈3を設けた。なお、白熱燈3は25Wの昼色用の
ものである。
下で螢光燈と白熱燈とのカクテル化は図1に示す態様に
なる。このパターンにおいて、高さ764mm、巾37
3mmの鏡Mの周囲に、上下位置に10W容量で長さ3
30mmの螢光燈1及び左右に15W容量で長さ436
mmの螢光燈2を配置し、更に鏡Mのコーナ部に4個の
白熱燈3を設けた。なお、白熱燈3は25Wの昼色用の
ものである。
【0014】この照明付き化粧鏡Mの中央部に利用者の
位置が来るように、鏡表面から80cm離れ、各照明の
切り換えを行って複数の利用者による感応試験を行っ
た。
位置が来るように、鏡表面から80cm離れ、各照明の
切り換えを行って複数の利用者による感応試験を行っ
た。
【0015】その結果、上記各照明のカクテルの組み合
わせにおいて、図1(a)に示す全周の螢光燈1,2と
上下の4個の白熱燈3を組み合わせた場合が落ち着いた
全面光と共に、色が均質で顔にキラメキがある上記
(1)〜(3)の要件を満足する最も化粧しやすい照明
であることが確認された。なお、図1においては、蛍光
灯1,2及び白熱燈3に着色したものが点灯している状
態を示している。
わせにおいて、図1(a)に示す全周の螢光燈1,2と
上下の4個の白熱燈3を組み合わせた場合が落ち着いた
全面光と共に、色が均質で顔にキラメキがある上記
(1)〜(3)の要件を満足する最も化粧しやすい照明
であることが確認された。なお、図1においては、蛍光
灯1,2及び白熱燈3に着色したものが点灯している状
態を示している。
【0016】図3は照明効果の実験に用いた鏡Mと蛍光
灯1,2及び白熱燈3の配置を示すものである。図示の
ように、各種のパターン実験を行うために、鏡Mの周り
に合計14個の白熱燈3を配置し、更にその外側に4個
の蛍光灯1,2を設置している。このような照明具の配
置に対して、図4のように4パターンの照明形態(着色
したものが点灯)を比較検討した。これによると、図4
(a)の場合では顔に影ができ、同図(b)では白熱燈
4が全数点灯し蛍光灯2が消灯しているので全体に赤い
印象となった。また、図4(c)で自然光に近い感じが
得られ、更に同図(d)では全体的に明るい照明となる
が赤い感じとなった。
灯1,2及び白熱燈3の配置を示すものである。図示の
ように、各種のパターン実験を行うために、鏡Mの周り
に合計14個の白熱燈3を配置し、更にその外側に4個
の蛍光灯1,2を設置している。このような照明具の配
置に対して、図4のように4パターンの照明形態(着色
したものが点灯)を比較検討した。これによると、図4
(a)の場合では顔に影ができ、同図(b)では白熱燈
4が全数点灯し蛍光灯2が消灯しているので全体に赤い
印象となった。また、図4(c)で自然光に近い感じが
得られ、更に同図(d)では全体的に明るい照明となる
が赤い感じとなった。
【0017】以上の実験によって、図4(c)の照明パ
ターンが化粧等に最適であることが判った。これにより
蛍光灯1,2を鏡Mの全周から照らし、このときに映る
人の青みがかった印象を消すために、白熱燈3を同時に
点灯させることが良いという結論が得られた。また、白
熱燈3の数が多ければ全体に赤い印象が強くなり、化粧
には適切でないことも判った。
ターンが化粧等に最適であることが判った。これにより
蛍光灯1,2を鏡Mの全周から照らし、このときに映る
人の青みがかった印象を消すために、白熱燈3を同時に
点灯させることが良いという結論が得られた。また、白
熱燈3の数が多ければ全体に赤い印象が強くなり、化粧
には適切でないことも判った。
【0018】このような実験に基づいて最適な照明を追
求した結果、図3のように白熱燈3を蛍光灯1,2を二
重にして鏡Mの周りに配置することは製品化の面から無
理があることもあって、図1のパターンとしたのであ
る。
求した結果、図3のように白熱燈3を蛍光灯1,2を二
重にして鏡Mの周りに配置することは製品化の面から無
理があることもあって、図1のパターンとしたのであ
る。
【0019】図1(a)の照明パターンは図4(c)の
ものを再現するもので、蛍光灯1,2によって鏡Mの全
周を照らし、上下左右の4個の白熱燈3によって鏡Mの
コーナ部から照明している。このパターンでは蛍光灯
1,2による人の青白い色が白熱燈3の赤い色によって
なくなり、自然光に近い照明形態が得られる。このた
め、化粧やその他の用途に最適に使えるものとなる。
ものを再現するもので、蛍光灯1,2によって鏡Mの全
周を照らし、上下左右の4個の白熱燈3によって鏡Mの
コーナ部から照明している。このパターンでは蛍光灯
1,2による人の青白い色が白熱燈3の赤い色によって
なくなり、自然光に近い照明形態が得られる。このた
め、化粧やその他の用途に最適に使えるものとなる。
【0020】また、図1(b)は左右の蛍光灯2を消し
て、全体的な明るさを落としたパターンである。このパ
ターンは、白熱燈3主体の照明となって自然光よりも暖
色のソフトな感覚を醸しだし、たとえば夜の雰囲気にマ
ッチさせること等ができる。
て、全体的な明るさを落としたパターンである。このパ
ターンは、白熱燈3主体の照明となって自然光よりも暖
色のソフトな感覚を醸しだし、たとえば夜の雰囲気にマ
ッチさせること等ができる。
【0021】更に、図1(c)は左右の蛍光灯2のみを
点灯させた場合であり、これは一般のオフィス等に利用
できる。
点灯させた場合であり、これは一般のオフィス等に利用
できる。
【0022】なお、図2は別のレイアウトを示すもの
で、同図(a)は上側の白熱燈3を鏡Mのコーナよりも
上に位置させている点が図1の場合と異なっている。ま
た、図2(b)では下側の白熱燈3も鏡Mのコーナより
下に下がっている。このようなレイアウトでも図1の照
明パターンをとることによって最適な照明が行え、特に
縦方向の蛍光灯2がより長くなることから明るさを要求
される設置場所には好適である。
で、同図(a)は上側の白熱燈3を鏡Mのコーナよりも
上に位置させている点が図1の場合と異なっている。ま
た、図2(b)では下側の白熱燈3も鏡Mのコーナより
下に下がっている。このようなレイアウトでも図1の照
明パターンをとることによって最適な照明が行え、特に
縦方向の蛍光灯2がより長くなることから明るさを要求
される設置場所には好適である。
【0023】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
を具体的に説明する。
【0024】図5は本発明の照明構造を洗面化粧台ユニ
ットに組み込んだ例を示す全体正面図である。
ットに組み込んだ例を示す全体正面図である。
【0025】図において、化粧鏡台10及び洗面化粧台
20が中央に配置され、左端にサイドキャビネット21
及び右端に収納キャビネット22がそれぞれレイアウト
されている。化粧鏡台1と洗面化粧台20とは共通のカ
ウンター11を持ち、洗面化粧台20に含まれる部分に
は洗面器20aを備えると共に吐水ヘッド20b及び湯
水混合栓20cを設けている。そして、カウンター11
の上には鏡20dを設け、その左右に照明ボックス20
eを配置している。また、サイドキャビネット21は洗
面化粧台20側を向けた面を開放して洗面用具等の収納
に利用される。更に、収納キャビネット22は扉22a
及び引き出し22b式の収納部を持つもので、衣類やタ
オル等を収納する。
20が中央に配置され、左端にサイドキャビネット21
及び右端に収納キャビネット22がそれぞれレイアウト
されている。化粧鏡台1と洗面化粧台20とは共通のカ
ウンター11を持ち、洗面化粧台20に含まれる部分に
は洗面器20aを備えると共に吐水ヘッド20b及び湯
水混合栓20cを設けている。そして、カウンター11
の上には鏡20dを設け、その左右に照明ボックス20
eを配置している。また、サイドキャビネット21は洗
面化粧台20側を向けた面を開放して洗面用具等の収納
に利用される。更に、収納キャビネット22は扉22a
及び引き出し22b式の収納部を持つもので、衣類やタ
オル等を収納する。
【0026】化粧鏡台10は人が座って使うためのニー
スペース10aを設け、この中にスツール10bを出し
入れ自在としている。そして、カウンター11の上には
化粧鏡本体12が立ち上げられている。
スペース10aを設け、この中にスツール10bを出し
入れ自在としている。そして、カウンター11の上には
化粧鏡本体12が立ち上げられている。
【0027】図6は化粧鏡本体の部分切欠正面図、図7
は図6のI−I線矢視断面図、図8は一部切欠平面図で
ある。
は図6のI−I線矢視断面図、図8は一部切欠平面図で
ある。
【0028】化粧鏡本体12は薄肉の合成樹脂シートに
よって形成され、前面に鏡Mを固定すると共に、その周
囲全体を照明ボックス13,14,15,16として形
成している。そして、これらの照明ボックス13〜16
には図1において説明したパターンの蛍光灯1及び白熱
燈2がそれぞれ設けられる。また、各照明ボックス13
〜16の前面には着脱自在なカバー13a〜16aが取
り付けられている。
よって形成され、前面に鏡Mを固定すると共に、その周
囲全体を照明ボックス13,14,15,16として形
成している。そして、これらの照明ボックス13〜16
には図1において説明したパターンの蛍光灯1及び白熱
燈2がそれぞれ設けられる。また、各照明ボックス13
〜16の前面には着脱自在なカバー13a〜16aが取
り付けられている。
【0029】なお、縦向きのカバー16aの上端は、図
8に示すように化粧鏡本体12との間を開放した放熱口
12aが設けられている。また、一方のカバー15aの
上端にも同様な放熱口が設けられ、白熱燈3からの熱を
外部に放出するようにしている。また、鏡Mはその左端
を蝶番(図示せず)によって化粧鏡本体12に開閉自在
であり、その内部には複数の棚12bが設けられてい
る。
8に示すように化粧鏡本体12との間を開放した放熱口
12aが設けられている。また、一方のカバー15aの
上端にも同様な放熱口が設けられ、白熱燈3からの熱を
外部に放出するようにしている。また、鏡Mはその左端
を蝶番(図示せず)によって化粧鏡本体12に開閉自在
であり、その内部には複数の棚12bが設けられてい
る。
【0030】上下の照明ボックス13,14にはそれぞ
れ1本の蛍光灯1が組み込まれ、左右の照明ボックス1
5,16にはそれぞれ1本の蛍光灯2と2個の白熱燈3
が設置されている。これは、前述の図1のパターンと同
じである。そして、右側の下部には操作パネル17が組
み込まれ、その表面に設けた第1,第2及び第3ボタン
17a,17b,17cによってそれぞれ図1(a),
(b),(c)のパターンに設定できるように電気系を
構成する。つまり、第1ボタン17aをオンすると、蛍
光灯1,2及び白熱燈3が全て点灯し、第2ボタン17
bをオンすると左右の蛍光灯2のみを除いて点灯し、更
に第3ボタン17cをオンすると左右の蛍光灯2のみが
点灯する等である。このように、第1〜第3ボタン17
a〜17cを利用することによって、蛍光灯1,2及び
白熱燈3の点灯パターンを切り換えることができ、目的
に応じた照明が得られる。
れ1本の蛍光灯1が組み込まれ、左右の照明ボックス1
5,16にはそれぞれ1本の蛍光灯2と2個の白熱燈3
が設置されている。これは、前述の図1のパターンと同
じである。そして、右側の下部には操作パネル17が組
み込まれ、その表面に設けた第1,第2及び第3ボタン
17a,17b,17cによってそれぞれ図1(a),
(b),(c)のパターンに設定できるように電気系を
構成する。つまり、第1ボタン17aをオンすると、蛍
光灯1,2及び白熱燈3が全て点灯し、第2ボタン17
bをオンすると左右の蛍光灯2のみを除いて点灯し、更
に第3ボタン17cをオンすると左右の蛍光灯2のみが
点灯する等である。このように、第1〜第3ボタン17
a〜17cを利用することによって、蛍光灯1,2及び
白熱燈3の点灯パターンを切り換えることができ、目的
に応じた照明が得られる。
【0031】また、白熱燈3の明るさを調整することに
よって、照明形態を変えることもできる。この場合で
は、図9のように第1〜第3ボタン17a,17bに加
えて上側及び下側のそれぞれの2個の白熱燈3の明るさ
を変える調整スイッチ17d,17eを備える。
よって、照明形態を変えることもできる。この場合で
は、図9のように第1〜第3ボタン17a,17bに加
えて上側及び下側のそれぞれの2個の白熱燈3の明るさ
を変える調整スイッチ17d,17eを備える。
【0032】以上の構成において、操作パネル17によ
って図1(a)〜(c)の各照明パターンに設定でき、
用途に応じた最適な照明が得られる。また、図9の操作
パネル17を使えば、白熱燈3の明るさを自在に変える
ことができるので、雰囲気に応じた照明によってより一
層快適に使用できる。
って図1(a)〜(c)の各照明パターンに設定でき、
用途に応じた最適な照明が得られる。また、図9の操作
パネル17を使えば、白熱燈3の明るさを自在に変える
ことができるので、雰囲気に応じた照明によってより一
層快適に使用できる。
【0033】図10(a)は化粧鏡の他の例を示す一部
切欠正面図、図10(b)は同図(a)のII−II線矢視
断面図である。
切欠正面図、図10(b)は同図(a)のII−II線矢視
断面図である。
【0034】化粧鏡は建屋の壁等に固定される基板30
を背面に備え、その前面にスペーサ板31を突き出し、
更にその前面に鏡32を設けた構成となっている。スペ
ーサ板31は照明用の空間を基板30と鏡32との間に
造り出すためのもので、正面からみて長方形状に枠組み
されたものである。鏡32はスペーサ板31に含まれる
部分に反射面を持ち、その外側は銀鏡処理を施していな
い透光ガラス33としている。そして、この透光ガラス
33を照明カバーとして蛍光灯1,2及び白熱燈3が図
2(b)と同じパターンとして組み込まれている。な
お、鏡32がスペーサ板31に含まれるようにし、その
外側にガラスやその他の透光性のカバーを別体として設
けるようにしてもよい。
を背面に備え、その前面にスペーサ板31を突き出し、
更にその前面に鏡32を設けた構成となっている。スペ
ーサ板31は照明用の空間を基板30と鏡32との間に
造り出すためのもので、正面からみて長方形状に枠組み
されたものである。鏡32はスペーサ板31に含まれる
部分に反射面を持ち、その外側は銀鏡処理を施していな
い透光ガラス33としている。そして、この透光ガラス
33を照明カバーとして蛍光灯1,2及び白熱燈3が図
2(b)と同じパターンとして組み込まれている。な
お、鏡32がスペーサ板31に含まれるようにし、その
外側にガラスやその他の透光性のカバーを別体として設
けるようにしてもよい。
【0035】このような化粧鏡構造においても、蛍光灯
1,2及び白熱燈3の点灯パターンを変えることによっ
て、利用目的に応じた照明が得られる。また、鏡32の
一部の透光ガラス33を利用して照明部分のカバーとし
ているので、構造も簡単になり、簡易な設備として利用
できる。
1,2及び白熱燈3の点灯パターンを変えることによっ
て、利用目的に応じた照明が得られる。また、鏡32の
一部の透光ガラス33を利用して照明部分のカバーとし
ているので、構造も簡単になり、簡易な設備として利用
できる。
【0036】なお、実施例では洗面化粧台ユニットの化
粧鏡台や壁固定式のものについて説明したが、このほか
の各種の鏡の照明にも本発明が適用できることは無論で
ある。
粧鏡台や壁固定式のものについて説明したが、このほか
の各種の鏡の照明にも本発明が適用できることは無論で
ある。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の照明構
造においては、白熱燈と蛍光灯との組み合わせによって
自然光に近い照明パターンから通常の蛍光灯のみの照明
までが行え、しかも影が生じないように鏡に顔を映せる
ようにしている。。このため、用途及び周囲の環境に応
じた適切な照明パターンによって化粧等が行え、一様な
照明に頼っていた従来構造に比べて使い勝手が格段に向
上する。また、鏡の全周に照明を配置することによっ
て、人が立ったままでも座ったままでも化粧に適したカ
クテル照明(自然光)が得られ、最適な化粧が行える。
造においては、白熱燈と蛍光灯との組み合わせによって
自然光に近い照明パターンから通常の蛍光灯のみの照明
までが行え、しかも影が生じないように鏡に顔を映せる
ようにしている。。このため、用途及び周囲の環境に応
じた適切な照明パターンによって化粧等が行え、一様な
照明に頼っていた従来構造に比べて使い勝手が格段に向
上する。また、鏡の全周に照明を配置することによっ
て、人が立ったままでも座ったままでも化粧に適したカ
クテル照明(自然光)が得られ、最適な化粧が行える。
【図1】 本発明の鏡周りの照明の配置を示す正面図で
ある。
ある。
【図2】 他の例を示す正面図である。
【図3】 照明パターンを得るために用いた実験用レイ
アウトの正面図である。
アウトの正面図である。
【図4】 各種の照明パターンによる照明効果を説明す
る図である。
る図である。
【図5】 本発明の照明構造を備えた洗面化粧台ユニッ
トの正面図である。
トの正面図である。
【図6】 化粧鏡本体の一部切欠正面図である。
【図7】 図6のI−I線矢視断面図である。
【図8】 一部切欠平面図である。
【図9】 操作パネルの他の例の正面図である。
【図10】(a)は他の化粧鏡の構造例を示す一部切欠
正面図、(b)は同図(a)のII-II 線矢視断面図であ
る。
正面図、(b)は同図(a)のII-II 線矢視断面図であ
る。
1 蛍光灯 2 蛍光灯 3 白熱燈 10 化粧鏡台 11 カウンター 12 化粧鏡本体 13〜16 照明ボックス 13a〜16a カバー 17 操作パネル 30 基板 31 スペーサ板 32 鏡 33 透光ガラス
フロントページの続き (72)発明者 田 淵 美 華 神奈川県茅ヶ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社 茅ヶ崎工場内 (56)参考文献 実開 昭56−83270(JP,U) 実開 昭57−201289(JP,U) 実開 昭60−142648(JP,U) 実開 昭62−81396(JP,U) 実公 昭33−9281(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 33/00 A47B 67/02 503
Claims (2)
- 【請求項1】 化粧鏡の全外周辺部に螢光燈を配置する
と共にコーナ部に白熱燈を配置したことを特徴とする化
粧鏡の照明構造。 - 【請求項2】 請求項1の記載において、螢光燈及び白
熱燈の照明を任意組み合わせで切り換え可能としたこと
を特徴とする化粧鏡の照明構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15772793A JP2769094B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 化粧鏡の照明構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP15772793A JP2769094B2 (ja) | 1993-06-28 | 1993-06-28 | 化粧鏡の照明構造 |
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JPH0628913A JPH0628913A (ja) | 1994-02-04 |
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ID=15656048
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-
1993
- 1993-06-28 JP JP15772793A patent/JP2769094B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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JPH0628913A (ja) | 1994-02-04 |
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