JP2769093B2 - 化粧鏡の照明構造 - Google Patents

化粧鏡の照明構造

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JP2769093B2 JP15772593A JP15772593A JP2769093B2 JP 2769093 B2 JP2769093 B2 JP 2769093B2 JP 15772593 A JP15772593 A JP 15772593A JP 15772593 A JP15772593 A JP 15772593A JP 2769093 B2 JP2769093 B2 JP 2769093B2
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部 孝 幸 安
月 美 香 望
川 千 秋 浦
淵 美 華 田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、洗面化粧台等の鏡に付
属して設ける照明の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】洗面化粧台の化粧鏡の周りには、ボール
ランプや蛍光灯を内蔵した照明ボックス等が設けられて
いる。これらの照明器具は、使う人の顔が見えやすいよ
うに照度を適切にしまた光源の位置を工夫する等の構造
となっている。
【0003】このような化粧鏡周りの照明として、たと
えば実開昭64−1420号公報や実開昭60−277
61号公報に記載されたものがある。前者のものは、長
方形の化粧鏡の上端及び左右両端に沿って蛍光灯の照明
ボックスを配置し、更にカウンター側を照らす下部照明
を化粧鏡の下端に設置したものである。また、後者のも
のは、壁固定式の鏡の周りを照明枠で囲み、この中に鏡
の各辺に対応させて1個ずつの電球を配置したものであ
る。
【0004】これらの例のように、化粧鏡の周りの3方
または全周に照明用の光源を配置し、鏡を使う人が明る
く鏡に照らし出せるようにする構成が従来では一般的で
あった。また、この他にアーム付きのライトを付属した
りすること等も必要に応じて行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
照明手段は単に化粧鏡の前面部分を明るくするだけのも
のであって、化粧台の前方に位置する利用者の利用目的
に真に対応できるものと言い得るものではなかった。た
とえば、照明によって化粧鏡に映る人の顔に影ができた
り、夜と昼も照明形態が同じであると化粧の濃さがうま
くつかめない等である。つまり、自然光に最も近い照明
形態とし、室内の明るさに応じて照明方向や照度等を変
えられるようにすることが必要であるが、従来の照明構
造ではこのような点は顧みられていなかった。
【0006】本発明において解決すべき課題は、利用者
の態様、昼夜の別に対応できる化粧のための照明、部屋
内外の別に対応できる化粧のための照明、さらには、ひ
げそり等のために皮膚表面の細部が確認できるための照
明等、きめの細かい利用目的に対応できる照明を得るた
めの手段を見出すことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗面化粧台等
の鏡において、利用者の立場から化粧しやすい鏡を照明
の面からの解析に基づいて解決手段を見出したものであ
る。
【0008】すなわち、化粧しやすい鏡の照明の条件と
は、(1)明るく、しかも、自然光に近い照明であるこ
と、(2)化粧後の色合が、利用者の出先環境によって
正確に映し出されるものであること、(3)化粧時に影
を生じないことの3つの要件を満足することにある。
【0009】本発明は、上記、(1)と(2)の要件を
満たすための手段として、化粧鏡の照明手段として採用
されている螢光燈と白熱燈とのカクテル化と光度と光色
を調整できるようにした。そして、(3)への対応手段
としては、洗面化粧台の場合には人は立って化粧するの
で鏡の下端よりも高い位置に顔があり、影ができないよ
うにするには鏡の下側を除いた鏡全周からの照明を行う
ことによって上記課題を達成したものである。
【0010】すなわち、本発明は、洗面化粧台等の鏡の
照明手段として、化粧鏡の下側を除く全外周辺部に蛍光
灯を配置すると共に、前記化粧鏡の下側の両端部と上側
の両端部に白熱燈を配置したことを特徴とする。
【0011】また、蛍光灯及び白熱燈の照明を任意組み
合わせで切り換え可能とすれば、カクテル照明のバリエ
ーションが増え、雰囲気に応じた照明も可能となる。
【0012】
【作用】上記(3)の要件を満足するためには洗面化粧
台の場合では人が立って化粧をし、顔は鏡の中央部に映
るので、鏡の下側を除く全周に照明具を配置することが
前提となる。
【0013】このような条件の下で、螢光燈と白熱燈と
のカクテル化は図1に示す態様になる。このパターンに
おいて、高さ910mm、巾494mmの鏡Mの周囲
に、上側位置に15W容量で長さ436mmの螢光燈1
及び左右に15W容量で長さ436mmの螢光燈2を配
置し、更に鏡Mの上側のコーナ部及び蛍光灯2の下側に
合計4個の白熱燈3を設けた。なお、白熱燈3は25W
の昼色用のものである。
【0014】この照明付き化粧鏡Mの中央部に利用者の
位置が来るように、鏡表面から80cm離れ、各照明の
切り換えを行って複数の利用者による感応試験を行っ
た。
【0015】その結果、上記各照明のカクテルの組み合
わせにおいて、図1(a)に示す螢光燈1,2と4個の
白熱燈3を組み合わせた場合が落ち着いた全面光と共
に、色が均質で顔にキラメキがある上記(1)〜(3)
の要件を満足する最も化粧しやすい照明であることが確
認された。なお、図1においては、蛍光灯1,2及び白
熱燈3に着色したものが点灯している状態を示してい
る。
【0016】図3は照明効果の実験に用いた鏡Mと蛍光
灯1,2及び白熱燈3の配置を示すものである。図示の
ように、各種のパターン実験を行うために、鏡Mの周り
に合計14個の白熱燈3を配置し、更にその外側には鏡
Mの下片を除いて合計3個の蛍光灯1,2を設置してい
る。このような照明具の配置に対して、図4のように4
パターンの照明形態(着色したものが点灯)を比較検討
した。これによると、図4(a)の場合では顔に影がで
き、同図(b)では白熱燈4が全数点灯し蛍光灯2が消
灯しているので全体に赤い印象となった。また、図4
(c)で自然光に近い感じが得られ、更に同図(d)で
は全体的に明るい照明となるが赤い感じとなった。
【0017】以上の実験によって、図4(c)の照明パ
ターンが化粧等に最適であることが判った。これにより
蛍光灯1,2によって鏡Mの下片を除く全周から照ら
し、このときに映る人の青みがかった印象を消すため
に、白熱燈3を同時に点灯させることが良いという結論
が得られた。また、白熱燈3の数が多ければ全体に赤い
印象が強くなり、化粧には適切でないことも判った。
【0018】このような実験に基づいて最適な照明を追
求した結果、図3のように白熱燈3を蛍光灯1,2を二
重にして鏡Mの周りに配置することは製品化の面から無
理があることもあって、図1のパターンとしたのであ
る。
【0019】図1(a)の照明パターンは図4(c)の
ものを再現するもので、蛍光灯1,2によって鏡Mの下
片を除く全周を照らし、上下左右の4個の白熱燈3によ
って鏡Mのコーナ部及び下側から照明している。このパ
ターンでは蛍光灯1,2による人の青白い色が白熱燈3
の赤い色によってなくなり、自然光に近い照明形態が得
られる。このため、化粧やその他の用途に最適に使える
ものとなる。
【0020】また、図1(b)は左右の蛍光灯2を消し
て、全体的な明るさを落としたパターンである。このパ
ターンは、白熱燈3主体の照明となって自然光よりも暖
色のソフトな感覚を醸しだし、たとえば夜の化粧にマッ
チさせること等ができる。
【0021】更に、図1(c)は左右の蛍光灯2のみを
点灯させた場合であり、これは一般のオフィス等に利用
できる。
【0022】なお、図2は別のレイアウトを示すもの
で、上側の白熱燈3を鏡Mのコーナよりも上に位置させ
ている点が図1の場合と異なっている。このようなレイ
アウトでも図1の照明パターンをとることによって最適
な照明が行え、特に縦方向の蛍光灯2がより長くなるこ
とから明るさを要求される設置場所には好適である。
【0023】
【実施例】以下、図面に示す実施例により本発明の特徴
を具体的に説明する。
【0024】図5は本発明の照明構造を備えた洗面化粧
台の正面図である。
【0025】図において、キャビネット10の上にカウ
ンター11が設置され、このカウンターに洗面器11
a,吐水ヘッド11b及び湯水混合栓11cが取り付け
られている。そして、カウンター11の奥側には化粧鏡
本体12が立ち上げられている。
【0026】図6は化粧鏡本体の部分切欠正面図、図7
は平面図である。
【0027】化粧鏡本体12はカウンター11に連結す
る背板12aを備えてその前面に鏡Mを固定すると共
に、下片を除く鏡Mの周囲には照明ボックス13,1
4,15が設けられている。そして、これらの照明ボッ
クス13〜15には図1において説明したパターンの蛍
光灯1及び白熱燈2がそれぞれ設けられる。また、各照
明ボックス13〜15の前面には着脱自在なカバー13
a〜15aが取り付けられている。なお、縦向きのカバ
ー14a,15a上端は、図7に示すように放熱口14
b,15bが設けられ、白熱燈3からの熱を外部に放出
するようにしている。
【0028】上の照明ボックス13には1本の蛍光灯1
が組み込まれ、左右の照明ボックス14,15にはそれ
ぞれ1本の蛍光灯2と2個の白熱燈3が設置されてい
る。これは、前述の図1のパターンと同じである。そし
て、右側の下部には操作パネル16が組み込まれ、その
表面に設けた第1,第2及び第3ボタン16a,16
b,16cによりそれぞれ図1(a),(b),(c)
のパターンに設定できるように電気系を構成する。つま
り、第1ボタン16aをオンすると、蛍光灯1,2及び
白熱燈3が全て点灯し、第2ボタン16bをオンすると
左右の蛍光灯2のみを除いて点灯し、更に第3ボタン1
6cをオンすると左右の蛍光灯2のみが点灯する等であ
る。このように第1〜第3ボタン16a〜16cを利用
することによって、蛍光灯1,2及び白熱燈の点灯パタ
ーンを切り換えることができ、目的に応じた照明が得ら
れる。
【0029】また、白熱燈3の明るさを調整することに
よって、照明形態を変えることもできる。この場合で
は、図8のように第1〜第3ボタン16a〜16cに加
えて上側及び下側のそれぞれの2個の白熱燈3の明るさ
を変える調整スイッチ16d,16eを備える。
【0030】なお、照明ボックス14,15のそれぞれ
の外側には前面に袖鏡12bを取り付けたサイドキャビ
ネット12cが設けられている。
【0031】以上の構成において、操作パネル16によ
って図1(a)〜(c)の各照明パターンに設定でき、
用途に応じた最適な照明が得られる。また、図8の操作
パネル16を使えば、白熱燈3の明るさを自在に変える
ことができるので、雰囲気に応じた照明によってより一
層快適に使用できる。
【0032】図9(a)は化粧鏡の他の例を示す一部切
欠正面図、図9(b)は同図(a)のI−I線矢視断面
図である。
【0033】化粧鏡本体は、建屋の壁等に固定される基
板30を背面に備え、その前面にスペーサ板31を突き
出し、更にその前面に鏡Mを設けた構成となっている。
スペーサ板31は照明用の空間を基板30と鏡Mとの間
に造り出すためのもので、正面から見て長方形状に枠組
みされたものである。鏡Mはスペーサ板31に含まれる
部分に反射面を持ち、その外側は銀鏡処理を施していな
い透光ガラス32としている。そして、この光明ガラス
32を照明カバーとして蛍光灯1,2及び白熱燈3が図
1と同じパターンとして組み込まれている。なお、鏡M
がスペーサ板31の中に含まれるようにし、その外側に
ガラスやその他の透光性のカバーを別体として設けるよ
うにしてもよい。
【0034】このような化粧鏡構造においても、蛍光灯
1,2及び白熱燈3の点灯パターンを変えることによっ
て、利用目的に応じた照明が得られる。また、鏡Mの一
部の透光ガラス32を利用して照明部分のカバーとして
いるので、構造も簡単になり、簡易な設備として利用で
きる。
【0035】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の照明構
造においては、白熱燈と蛍光灯との組み合わせによって
自然光に近い照明パターンから通常の蛍光灯のみの照明
までが行え、しかも影が生じないように鏡に顔を映せる
ようにしている。このため、用途及び周囲の環境に応じ
た適切な照明パターンによって化粧等が行え、一様な照
明に頼っていた従来構造に比べて使い勝手が格段に向上
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の鏡周りの照明の配置を示す正面図で
ある。
【図2】 他の例を示す正面図である。
【図3】 照明パターンを得るために用いた実験用レイ
アウトの正面図である。
【図4】 各種の照明パターンによる照明効果を説明す
る図である。
【図5】 本発明の照明構造を備えた洗面化粧台の正面
図である。
【図6】 化粧鏡本体の一部切欠正面図である。
【図7】 化粧鏡本体の平面図である。
【図8】 操作パネルの他の例の正面図である。
【図9】 (a)は他の化粧鏡の構造例を示す一部切欠
正面図、(b)は同図(a)のI−I線矢視断面図であ
る。
【符号の説明】 1 蛍光灯 2 蛍光灯 3 白熱燈 10 キャビネット 11 カウンター 11a 洗面器 11b 吐水ヘッド 11c 湯水混合栓 12 化粧鏡本体 12a 背板 12b 袖鏡 12c サイドキャビネット 13,14,15 照明ボックス 13a,14a,15a カバー 16 操作パネル 30 基板 31 スペーサ板 32 透光ガラス M 鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田 淵 美 華 神奈川県茅ヶ崎市本村2丁目8番1号 東陶機器株式会社 茅ヶ崎工場内 (56)参考文献 実開 昭64−21628(JP,U) 実開 昭64−1423(JP,U) 実開 昭57−201289(JP,U) 実開 昭60−142648(JP,U) 実開 昭62−81396(JP,U) 実公 昭33−9281(JP,Y1) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F21V 33/00 A47B 67/02 503

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 化粧鏡の下側を除く全外周辺部に蛍光灯
    を配置すると共に、前記化粧鏡の下側の両端部と上側の
    両端部に白熱燈を配置したことを特徴とする化粧鏡の照
    明構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の記載において、螢光燈に対す
    る白熱燈の照明を任意組み合わせで切り換え可能とした
    ことを特徴とする化粧鏡の照明構造。
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