JP2767134B2 - 建築用パネル及び施工方法 - Google Patents
建築用パネル及び施工方法Info
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- JP2767134B2 JP2767134B2 JP20651089A JP20651089A JP2767134B2 JP 2767134 B2 JP2767134 B2 JP 2767134B2 JP 20651089 A JP20651089 A JP 20651089A JP 20651089 A JP20651089 A JP 20651089A JP 2767134 B2 JP2767134 B2 JP 2767134B2
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- JP
- Japan
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- panel
- building
- groove
- architectural
- building panel
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- Finishing Walls (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は建築物の内外装に用いる、特に天然石板、セ
ラミツク板を用いた建築用パネル、および施工方法に関
するものである。
ラミツク板を用いた建築用パネル、および施工方法に関
するものである。
(従来の技術) 従来、建築物の内外装に用いる天然石板、セラミツク
板、及びその施工形態は慨ね以下の様であった。
板、及びその施工形態は慨ね以下の様であった。
(a)不等辺多角形、または方形の天然石板、等を隣り
合う石板の間隔が一定になるように施工現場において切
断加工し、モルタルや金属でなる下地面に貼付け用のモ
ルタルや接着剤を介して壁面を構成する方法。
合う石板の間隔が一定になるように施工現場において切
断加工し、モルタルや金属でなる下地面に貼付け用のモ
ルタルや接着剤を介して壁面を構成する方法。
(発明が解決しようとする問題点) 上述の建築用パネル、及びその施工形態には以下のよ
うな欠点があった。
うな欠点があった。
(い)貼付け用のモルタルや接着剤の量、貼付ける際の
いわゆるもみ込みの力加減によって壁面の平滑度、一枚
一枚境目の間隔が一定にならず、奇麗に仕上げるために
は熱練を要する。
いわゆるもみ込みの力加減によって壁面の平滑度、一枚
一枚境目の間隔が一定にならず、奇麗に仕上げるために
は熱練を要する。
(ろ)施工現場において切断加工が必要なので施工性は
低下し手間は増加してしまう。
低下し手間は増加してしまう。
(は)元来、天然石やセラミツクは非常に割れ易く、厚
みの薄い材料は施工に向かないので、厚いものを使うこ
とになり当然ながら重量は増加し、貼付け用のモルタル
が乾くまで養生しなければならず施工性は低下し手間は
増加してしまう。
みの薄い材料は施工に向かないので、厚いものを使うこ
とになり当然ながら重量は増加し、貼付け用のモルタル
が乾くまで養生しなければならず施工性は低下し手間は
増加してしまう。
(問題点を解決するための手段) 上記(い)の問題点につき、周辺小口の厚み方向に一
条の溝を施した天然石板、セラミック板を提案し、断面
コ字状の金具を差込み固定し、下地鉄骨に熔接で固定す
るという施工方法を提案するものである。
条の溝を施した天然石板、セラミック板を提案し、断面
コ字状の金具を差込み固定し、下地鉄骨に熔接で固定す
るという施工方法を提案するものである。
また(ろ)の問題点につき、予めコンピューター等に
よって、所望の面積を敷き詰められかつ不均一な複数の
不等辺多角形を描き、工場において切断加工をしてお
く。
よって、所望の面積を敷き詰められかつ不均一な複数の
不等辺多角形を描き、工場において切断加工をしてお
く。
また(は)の問題点につき、該金具の断面コ字状の金
具の対辺の間隔を延長し建築用パネルの溝から下端まで
の厚みよりも大きくし、金具の底辺と建築用パネルの間
に隙間を設け該隙間に断熱材か、補強材の一種以上を複
合するものである。
具の対辺の間隔を延長し建築用パネルの溝から下端まで
の厚みよりも大きくし、金具の底辺と建築用パネルの間
に隙間を設け該隙間に断熱材か、補強材の一種以上を複
合するものである。
(実 施 例) この発明の適切な実施例を、図面を参照しながら説明
する。
する。
第1図に示した断面斜視図は、本願発明に係わる建築
用パネルで、いわゆる大理石、御影石、等の天然石板に
よるものである。外形はNC切断機によって加工されその
厚みは5mmから30mm程度であり、周囲の小口には厚み方
向に一条の溝を有しており、周囲の一部または全部に断
面コ字型の金具を差し込み固定して建築用パネルとした
ものである。
用パネルで、いわゆる大理石、御影石、等の天然石板に
よるものである。外形はNC切断機によって加工されその
厚みは5mmから30mm程度であり、周囲の小口には厚み方
向に一条の溝を有しており、周囲の一部または全部に断
面コ字型の金具を差し込み固定して建築用パネルとした
ものである。
さらに第2図のように金具断面のコ字の高さを延長し
その隙間に断熱材、裏面材を施すことによって断熱性能
を有したパネルを得ることもできる。
その隙間に断熱材、裏面材を施すことによって断熱性能
を有したパネルを得ることもできる。
また断熱材の代わりにハニカム材等の補強材を接着複
合することもできる。
合することもできる。
これらによって壁面を構成する場合、第3図のように
下地となる軽量鉄骨は表面が平滑になるように敷設し、
用いるパネルの少なくとも二辺以上と交わるようにた
て、よこにピッチを割り付ける。
下地となる軽量鉄骨は表面が平滑になるように敷設し、
用いるパネルの少なくとも二辺以上と交わるようにた
て、よこにピッチを割り付ける。
また用いるパネルは隣り合うパネル同士の隙間が均一
に、かつ構成すべき壁面の面積に合うようコンピュータ
ーによって計画され、外形はNC切断機によって加工され
たもので、なお施工は下地と隣り合うパネルへの熔接に
よって行なうものである。
に、かつ構成すべき壁面の面積に合うようコンピュータ
ーによって計画され、外形はNC切断機によって加工され
たもので、なお施工は下地と隣り合うパネルへの熔接に
よって行なうものである。
(考案の効果) この発明は、次のような優れた効果をもたらす。
壁面の平滑度が確保しやすい。
隣り合うパネル同士の間隔が均一になる。
もみ込み、養生が不要なので施工性が向上する。
断熱材を複合することにより断熱性能を持たせること
ができる。
ができる。
補強材を複合することにより強度が向上し、したがっ
て天然石板、セラミック板の厚みをより薄いものにでき
るのでコストダウン、軽量化が可能になる。
て天然石板、セラミック板の厚みをより薄いものにでき
るのでコストダウン、軽量化が可能になる。
施工に熟練を要しない。
第1図、第2図は本願発明に係わる建築用パネルを示す
断面斜視図。 第3図は本願発明に係わる建築用パネルの施工模様を示
す見取図。 (符号の説明) 1……天然石板、3……溝 3……金具、4……断熱材 5……下地鉄骨、6……熔接部
断面斜視図。 第3図は本願発明に係わる建築用パネルの施工模様を示
す見取図。 (符号の説明) 1……天然石板、3……溝 3……金具、4……断熱材 5……下地鉄骨、6……熔接部
Claims (4)
- 【請求項1】不等辺多角形をした天然石板、セラミック
板の周囲小口に厚み方向に一条の溝を有することを特徴
とする建築用パネル。 - 【請求項2】特許請求の範囲第1項記載の建築用パネル
の周囲小口の溝に断面コ字状の金具を差込み固定したこ
とを特徴とする建築用パネル。 - 【請求項3】特許請求の範囲第2項記載の建築用パネル
において、断面コ字状の金具の対辺の間隔を延長し建築
用パネルの溝から下端までの厚みよりも大きくし、金具
の底辺と建築用パネルの間に隙間を設け該隙間に断熱材
か、補強材の一種以上を複合したことを特徴とする建築
用パネル。 - 【請求項4】同一でない特許請求の範囲第2項記載の建
築用パネルを複数用い、各々の建築用パネルの少なくと
も二辺以上に交わるように下地の鉄骨を敷設し、該下地
と隣り合うパネルに熔接によって張り付け、壁面を構成
することを特徴とする建築用パネルの施工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20651089A JP2767134B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 建築用パネル及び施工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20651089A JP2767134B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 建築用パネル及び施工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0369762A JPH0369762A (ja) | 1991-03-26 |
JP2767134B2 true JP2767134B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=16524561
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20651089A Expired - Lifetime JP2767134B2 (ja) | 1989-08-09 | 1989-08-09 | 建築用パネル及び施工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2767134B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-09 JP JP20651089A patent/JP2767134B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0369762A (ja) | 1991-03-26 |
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