JPH01235764A

JPH01235764A - 壁構造

Info

Publication number: JPH01235764A
Application number: JP6140688A
Authority: JP
Inventors: Ikuzo Hayashi; 林　育三; Kazuhiro Moriyama; 森山　和宏
Original assignee: Osaka Fuji Corp; Nissho Iwai Corp
Current assignee: Osaka Fuji Corp; Sojitz Corp
Priority date: 1988-03-14
Filing date: 1988-03-14
Publication date: 1989-09-20
Anticipated expiration: 2009-03-23
Also published as: JPH0621520B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、建築物の内外壁として施工可能な壁構造に関
する。

従来の技術従来、建築物、特にビルディングの内外壁を石張りにて
仕上げるには、板状にスライスされた大理石等の石材を
湿式１法あるいは乾式１法を用いて施工している。湿式
１法においては、躯体コンクリートの表面に石引金物が
露出した状態にモルタルを裏込めし、このモルタル上に
石材を石引金物で保持している。また、乾式１法では石
材にダボ穴を形成しておき、下地とダボ穴を引金プレー
トで締結している。この場合、モルタルの裏込めは行な
わない。

発明が解決しようとする課題しかしながら、以上の施工方法では、石材は６００ｍｍ
角で厚さ２５ｍｍ程のものが使用されているため、石材
自体がかなりの重量であり、保持具に大きな耐荷重特性
を必要とし、１枚の石材を取り付けるにも４，５人の人
手を必要としている。しかも、かなりの熟練工が必要で
、時間をかけて張り上げても施工精度のバラツキが生じ
るという問題点を有している。

近年では石材の加工技術が進み、厚’２：６ｍｍ程の薄
形、軽量のものが提供可能となっているが、従来工法で
の前記問題点は何ら解決きれていないのが現状である。

そこで、本発明の課題は、近年加工が可能となった薄形
、軽量の石材を、モルタル裏込めやダボ加工、引金物を
不要とした、いわばパネル式１法で簡単に施工すること
のできる壁構造を提供することにある。

発明の構成と作用以上の課題を解決するため、本発明に係る壁構造は躯体
に固定した下地材と、波形心材の表裏面の少なくともい
ずれか一面に平板材を固着した複合材料と、板状にスラ
イスされた石材と、目地材とで構成きれている。

前記複合材料は、通常、亜鉛メツキ鋼板、アルミニウム
等にて製作され、波形心材の表裏面に平板材を固着して
補強したものは同様の厚さの金属板に比べて軽量、高強
度であり、防（遮）音性。

振動減衰性、断熱性に優れ、また不燃性、耐防水性を有
し、建築材料として優れた性能を有している。

ところで、前記板状石材は前記複合材料上に接着等の手
段で固定され、１枚の壁材パネルとされる。この壁材パ
ネルは躯体に固定した下地材上に並べられ、目地部分に
目地材が下地材へのビス止め等の手段で固定される。目
地材は、例えば、ステンレス、アルミニウム等の耐候性
、耐荷重性の良好な金属材からなる。

目地材による前記壁材パネルの固定は、目地材の両肩部
で複合材料の縁部を押圧固定するか、板状石材の縁部を
押圧固定することにより行なわれる。

実施例［第１実施例、第１図参照］１．２は下地材、３は複合材料、４は板状の石材、５は
目地金具である。

下地材１，２は、所定の寸法に工場で製作され、下地材
２の表面が均一な平面を形成する様に躯体コンクリート
９に固定されている。下地材１は躯体コンクリート９に
突設したボルト（図示せず）に固定され、下地材２はこ
の下地材１上に溶接又はボルト止めにて固定されている
。

複合材料３は、波形心材３１の表裏面を平板材３２゜３
２で接着したザンドイツナ構造をなし、例えば、波形心
材３１は厚さ０．２ｍｍのアルミニウム板を９ｍｍのピ
ッチで波形に成形したもの、平板材３２．３２は厚さ０
．５ｍｍのアルミニウム板からなり、両者は波形頂部で
接着され、全体の厚さは約５ｍｍに仕上げられている。

板状石材４は、大理石等の石材を厚ｔ６ｍｍ程度にスラ
イスしたもので、前記複合材料３の表面に接着されてい
る。大きさは複合材料３と略同−面積か、あるいは１枚
の複合材料３に対して数枚に分割して張り渡すことが可
能な大きさとされている。

目地金具５は、ステンレス又はアルミニウムの成形品か
らなり、両肩押さえ部５１．５１を有している。

互いに接着きれた複合材料３と板状石材４とは１枚の壁
材パネルを構成し、必要枚数だけ下地材２上に並べられ
、一方、目地金具５は複合材料３が隣接する目地部分に
おいてビス６で下地材２に固定される。このとき、各壁
材パネルは目地金具５の押さえ部５１．５１が複合材料
３の縁部を押圧することにより固定される。

［第２実施例、第２図参照］この第２実施例は前記第１実施例と同様に、下地材１，
２、複合材料３、板状石材４、目地金具５、ビス６にて
構成されている。ここでは、下地材２上に並べられた壁
材パネルは、ビス６にて下地材２に固定された目地金具
５の押拵え部５１．５１が板状石材４の縁部を押圧する
ことにより固定される。

［他の実施例コなお、本発明に係る壁構造は前記実施例に限定するもの
ではなく、その要旨の範囲内で種々に変更することがで
きる。

例えば、目地部分の防水は前記第１実施例、第２実施例
で十分ではあるが、より完全化を図るためには、目地金
具５と複合材料３又は板状石材４との間に適宜シール材
を介在許せれば良い。

また、目地部分の美観は、目地金具５を露出したままで
あっても何ら損なわれるものではないが、必要に応じて
化粧板やシーリング材を目地金具５上に固定あるいは塗
布しても良い。

また、複合材料３の波形心材３１に関しても、頂部が丸
形のものに限らず、台形状等種々の形状が考えられ、２
枚の複合材料３を波形が同一方向又は交差方向に位置す
る様に重ね合わせて用いても良い。

さらに、本発明に係る壁構造は建物の外壁のみならず、
内壁、床等に広く適用することができる。

発明の効果以上の説明で明らかな様に、本発明によれば、下地材と
複合材料と板状石材と目地共とからなり、複合材料と板
状石材とで壁材パネルを構成する様にしたため、従来の
如くモルタルの裏込めやダボの形成、引金物を必要とす
ることなく、簡単にかつ天候等に左右きれることなく、
経験年数の少ない職人においても施工でき、しかも施工
精度が均一化となり、軽量、高強度で防音性、振動減衰
性。

断熱性、不燃性、耐防水性に優れた複合材料の特質を十
分に生かした壁構造を提供することができる。

特に、前記第２実施例に示した様に、目地金具５を比較
的高く設ければ、ビス６の頭部が溝内に隠れて美観上も
好ましく、別途目地材を設ける必要がなくなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例の断面図、第２図は第２実施例の断
面図である。１．２・・・下地材、３・・・複合材料、３１・・・波
形心材、３２・・・平板材、４・・・板状石材、５・・
・目地金具、６・・・ビス、９・・・躯体コンクリート
。

Claims

【特許請求の範囲】１、躯体に固定した下地材と、波形心材の表裏面の少な
くともいずれか一面に平板材を固着した複合材料と、板
状にスライスされた石材と、目地材とからなり、前記板
状石材を前記複合材料上に固定した壁材パネルを前記下
地材上に並べ、前記目地材を複合材料が隣接する目地部
分において前記下地材に固定すると共に、目地材にて複
合材料の縁部を押圧固定したことを特徴とする壁構造。２、躯体に固定した下地材と、波形心材の表裏面の少な
くともいずれか一面に平板材を固着した複合材料と、板
状にスライスされた石材と、目地材とからなり、前記板
状石材を前記複合材料上に固定した壁材パネルを前記下
地材上に並べ、前記目地材を複合材料及び板状石材が隣
接する目地部分において前記下地材に固定すると共に、
目地材にて板状石材の縁部を押圧固定したことを特徴と
する壁構造。