JP2766851B2 - 粗大廃棄物の処理プラント - Google Patents

粗大廃棄物の処理プラント

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JP2766851B2
JP2766851B2 JP1301096A JP30109689A JP2766851B2 JP 2766851 B2 JP2766851 B2 JP 2766851B2 JP 1301096 A JP1301096 A JP 1301096A JP 30109689 A JP30109689 A JP 30109689A JP 2766851 B2 JP2766851 B2 JP 2766851B2
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crushed
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conveyor
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E50/00Technologies for the production of fuel of non-fossil origin
    • Y02E50/30Fuel from waste, e.g. synthetic alcohol or diesel

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  • Processing Of Solid Wastes (AREA)
  • Combined Means For Separation Of Solids (AREA)
  • Disintegrating Or Milling (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、使い古した畳、ソファ、箪笥、タイヤ、故
障した冷蔵庫、洗濯機等の家庭から出る粗大廃棄物その
他の廃棄物を、資源回収等の前処理に便利なように、又
輸送効率を上げるために、破砕、選別、減容化を一貫し
て行なうことが出来るようにした粗大廃棄物の処理プラ
ントに関するものである。
(従来の技術) 上記のような粗大廃棄物は、金属、プラスチック、
木、ガラス、陶磁器、布、紙等の材料より成り、またこ
れら材料により複合構成されたものも多くあり、しかも
これらの材料には再生利用可能なものも多く含まれてい
る。従って、廃棄物処理場では、資源の有効利用を図る
為にこれら粗大廃棄物の性状に応じた処理方法が必要と
され一部ではその実施もなされている。
(発明が解決しようとする課題) 然し乍ら、上記のような粗大廃棄物を何等かの方法で
処理するにしても、嵩ら高い為に輸送性が悪くまた扱い
が容易でなく、その為処理場では事前に解体したりする
作業が必要とされる。特に、木、金属及びプラスチック
等が組み合さった廃棄物の場合は、これをそのまま焼却
してしまうと再生可能なものまで焼失してしまうとにな
る為資源の無駄が多く、従ってこのような廃棄物は一旦
解体してから分別し夫々に応じた処理を必要とする。従
来、このような事前処理は殆ど人手によって行なわれて
おり、多くの要員と多大な労力を必要としまた危険性を
もはらんでいた。
本発明は、上記に鑑みなされたものであって、上述の
ような粗大廃棄物の破砕、選別及び減容化を連続的且つ
一貫したシステムにより行なうようにして、輸送性・取
扱性を高め、その後の再生等の処理を簡易に行なえるよ
うにし、更には固形燃料や骨材等としての利用を一層促
進することの出来る新規な粗大廃棄物の処理プラントを
提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成する本発明の粗大廃棄物の処理プラン
トを添付の実施例図に基づき説明する。ここで第1図は
本発明の粗大廃棄物の処理プラントの一例を示す平面
図、第2図は本発明のプラントに使用される破砕装置の
一例を示す縦断面図、第3図は第2図に於けるIII−III
線断面図、第4図は本発明のプラントに使用される選別
装置の一例を示す全体斜視図、第5図は本発明プラント
に使用される減容化装置の一例を示す部分断面平面図、
第6図は同装置の縦断面図、第7図は第6図のVII−VII
線断面図である。
即ち、本発明の粗大廃棄物の処理プラントは、上部に
広口廃棄物投入口11及び町単に粗砕物排出口12を有した
ケーシング10内に低速トルクの回転により投入廃棄物を
連続的に粗砕する回転体13を備えた粗大廃棄物の破砕装
置1と、上記排出口12から排出される粗砕物を重量或い
は嵩の大小に応じて連続的に選別し且つ各選別粗砕物を
個別に取り出すようにした選別装置3と、横長ケーシン
グ40内に回転螺旋体41及び該螺旋体41に連なる回転圧搾
体42を備え、上記ケーシング40に投入された嵩高軽量な
選別粗砕物を上記回転螺旋41により細断すると共にこの
細断物を圧搾体42により圧縮・発熱させ固形化して連続
的に取り出すようにした減容化装置4とを、連設配置し
て成ることを特徴とするものである。
上記破砕装置1の末端排出口12の下部には選別装置3
に通じるコンベア(主にベルトコンベア)2が配置さ
れ、排出口12から排出された粗砕物廃棄物が選別装置3
に連続的に供給されるようになされる。また、選別装置
3に於ける嵩高軽量な選別粗砕物の排出ゾーンには減容
化装置4が配設され、選別排出された当該粗砕物が該減
容化装置4によって連続的に処理される。
(作用) 上記のように構成された粗大廃棄物の処理プラトンに
於いて、破砕装置1の投入口11は広口に開口されている
から、使い古した畳、ソファ、箪笥、タイヤ、故障した
冷蔵庫、洗濯機等の粗大廃棄物Aをそのまま投入するこ
とが出来る。投入されたこれら粗大廃棄物Aは、低速大
トルクで回転する回転体13によって引き裂かれ、剪断さ
れて原容積の十数分の一程度に粗砕される。ここでの粗
砕は、回転体の低速大トルクの回転によってなされるか
ら、冷蔵庫や洗濯機等の家庭電化製品の如く金属プラス
チック等が組み合わさって構成されるものも、これらが
絡み合うことなく程良くバラけて粗砕される。
粗砕された粗砕物は、排出口12から逐次排出され、コ
ンベヤ2により選別装置3へ送られる。該選別装置3に
おいて、連続供給された粗砕物は、重量或いは嵩の大小
に応じて選別され、各選別粗砕物毎のゾーンに給送され
個別に取り出される。例えば、石屑や金属屑やガラス屑
等の如く比重が大きく嵩の低いものと、木片やプラスチ
ック片等の如く比較的軽量且つ嵩高いものと、紙屑や布
やプラスチックシート等の如く最も軽く嵩の高いもの等
に選別される。
これら選別されたもののうち、可燃物は焼却処理さ
れ、その他のプラスチック片等の軽量嵩高粗砕物は、引
続き減容化装置4に供給される。該減容化装置4におい
て、この軽量嵩高粗砕物は、回転螺旋体41により引き裂
かれるように細断され、該螺旋体41に連なる回転圧搾体
42に強制圧入される。該圧搾体42に圧入された細断物
は、その挽臼的摩擦作用を受けて圧縮・圧砕され且つ発
熱し、プラスチック等は溶融状態となりまた含有水分は
蒸気化する。この結果、被処理廃棄物は固形化され、処
理前の容積の1/10〜1/7程度にまで緻密化されて排出さ
れる。この減容化された処理物はそのまま埋め立て処理
することも可能であるが、後記の実施例で示す如く更に
棒状に押し出せば、固形燃料や各種骨材等として実用価
値の高い資材が得られる。
亦、上記選別装置3で選別排出された金属屑、石屑、
陶磁器屑或いはガラス屑等の選別粗砕物の中から、磁気
選鉱等の手段により金属屑を取り出して再生処理用と
し、他は埋め立てて処理用として類別される。
(実施例) 次に実施例について述べる。
第2図及び第3図は、粗大廃棄物の破砕装置1の一例
を示す。図に於いて、破砕装置1のケーシング10は、内
周面が先行漸縮形状とされたテーパー状ケーシング本体
10aと、該ケーシング本体10aの先側に連結され且つ先端
が排出口12とされた円筒形ケーシング10bとより成る。
また、上記回転体13は、上記ケーシング10内に軸回転可
能に横設された回転駆動軸13aと、上記ケーシング10の
内周面に対応して該駆動軸13aの外周に一連的に固設さ
れたテーパー状螺旋羽根13b及び等径螺旋羽根13cと、該
テーパー状螺旋羽13bの周縁に隔設された多数の突出刃1
3d…とより成る。そして、上記ケーシング本体10aと円
筒形ケーシング10bとの間にリング状固定刃14が同軸的
に介装され、且つケーシング本体10a及び円筒形ケーシ
ング10bの内周面に長手方向に沿った棒状固定刃15…、1
6…が周方向に複数隔設されている。
ケーシング本体10aの一側面にはポケット部(外側へ
の膨大部)10a′が形成され、投入された廃棄物Aがこ
のポケット部10a′に一旦滞留し、テーパー状螺旋羽根1
3bの回転に伴う巻き込みを促進し、また該螺旋羽根13b
の周縁に隔設された突出刃13d…との相乗作用により大
形廃棄物Aの引き込み・引き裂きが有効になされる。該
突出刃13d…は、その刃先部が平坦なもの、角錐形状の
もの、逆台形状のものなどが破砕対象の廃棄物Aの性状
に応じて適宜選択組み合わせて用いられる。そしてこれ
ら突出刃13d…は、テーパ状螺旋羽根13bの外周近傍背面
に固設されたU型のガイド枠にその基部が収納されて安
定化が図られると共に、ボルト等の止具により取替え可
能に固設されている。
亦、テーパ状螺旋羽根13bの周縁部は、螺進方向に向
く尖鋭な断面嘴形状の刃状部とされ、リング状固定刃14
との剪断作用の増大を図っている。この刃状部として変
換可能なリング状刃体を印篭的に装着することも可能で
ある。更に、螺旋羽根13bは駆動軸13aに対して螺旋方向
に傾斜状態で固設されている。
リング状固定刃14は、テーパ状ケーシング本体10aの
先端と円筒形ケーシング10bの基部フランジとの連結部
分に挟着され、摩耗した時にはこの連結部分を分離する
ことにより取替え可能とされている。円筒形ケーシング
10bの内周面には、その長手方向に延びる多数の棒状固
定刃16…が周方向等間隔で取替可能に固設されている。
該棒状固定刃16…と等径螺旋羽根13cの周縁とのクリア
ランスは数mmとされ、これにより片持ち駆動軸13aの先
端の芯振れが防止されようになされている。該棒状固定
刃16…を螺旋状刃とすることも可能であり、これにより
等径螺旋羽根13cの周縁との交差角度が尖鋭となり、こ
こでの細断効率が一層向上する。
回転駆動軸13aは、減速機を介して電動モータ17に連
結され、4〜15rpmの低速度で回転駆動されるようにな
っており、テーパ状ケーシング本体10aの基部に於いて
片持ち状態で軸支されている。回転駆動軸13aはほぼ上
記排出口12にまで延び、その周体には上述のようにケー
シング本体10a及び円筒形ケーシング10bに対応したテー
パ状螺旋羽根13bと等形螺旋羽根13cが溶接等によって固
設されている。
次に本破砕装置1の作動について概説する。電動モー
タ17を稼働させると、駆動軸13a、その周体に固設され
たテーパ状螺旋羽根13b及び等形螺旋羽根13cが回転す
る。投入された粗大廃棄物Aは、テーパ状螺旋羽根13b
の回転作用を受けてケーシング本体10a内に引き込ま
れ、螺旋羽根13bの剪断力及びケーシング本体10aの内周
面に対する押し付け力により破断・圧潰される。また、
該ケーシング本体10aの内周面に固設された棒状固定刃1
5…と、回転する螺旋羽根13bの外周縁との剪断作用によ
り細かく破断される。この時、螺旋羽根13bの外周縁に
隔設された突出刃13d…によって、廃棄物Aの引き込み
効率が高くなると共に廃棄物Aが引き裂かられるように
破断される。
このように粗砕された廃棄物の粗砕片は、螺旋羽根13
bの螺進作用により先側に押送されながらケーシング本
体10aの内面の先行漸縮径状により漸次圧縮され、その
先端小径部に至ってはかなり緻密な圧縮状態となる。こ
の緻密に圧縮された破砕片は、ケーシング本体10a及び
円筒形ケーシング10bの連結部に挟装されたリング状固
定刃14と回転するテーパ状螺旋羽根13bの外周縁と剪断
作用を受け更に細かく破断される。ここでの破断は、螺
旋羽根13bの螺進とこれに対向するよう配置されたリン
グ状固定刃14のエッジ部との交差剪断作用に基づくもの
で、鉄板はもとより鉄筋やボルト等の金属片或いはコン
クリート片等の剛直なもの、更にタイヤやじゅうたん等
のねばり性のあるものでも破断・破砕し得るものであ
る。特に、テーパ状螺旋羽根13bの外周縁に螺進方向に
向く尖鋭な刃状部を形成し更には螺旋羽根13bを螺進方
向に傾斜状態で固設した場合、リング状固定刃14との剪
断力が一層大きくなり、破断効率が向上すると共に省エ
ネルギー化が図られる。
上記リング状固定刃14により破断された破砕片は、等
径螺旋羽根13cの推進力を受けて円筒形ケーシング10b内
を先側に押送され、先端排出口12より逐次排出される。
該円筒形ケーシング10b内では、その内周面に固設され
た固定刃16…と回転する螺旋羽根13bの外周縁との交差
剪断作用が付加され、一層細かく破断される。
排出口12から排出された粗砕廃棄物は、コンベヤ2に
よって次工程の選別装置3の入口部サービスホッパー32
に逐次搬送される。
第4図は本発明に採用された選別装置3の一例を示
す。図に於いて、選別装置3は、基台30と、幅方向に傾
斜し(傾斜角度調整可能)且つ信号方向に略水平状態で
上記基台30上に横設された幅広ベルトコンベア31と、該
コンベヤ31の基端部上側辺近傍上部に配設された粗砕物
のサービスホッパー32と、上記コンベア31の上部にその
幅方向に平行に隔設され且つ該コンベア31の進行方向X
に駆動する複数の粗砕物誘導体33、34と、上記コンベア
31の傾斜側下辺部及び進行側終端部に配置された複数の
選別粗砕物の一時貯留容器35、36、37とより成る。そし
て、上記誘導体33、34は、コンベア31の基端部よりその
進行方向Xに延びる平行な無端駆動線状体33a、34aと、
該線状体33a、34aに間隔毎に吊持され該線状体33a、34a
の進行に伴いコンベア31の表面を摺動する多数の可撓性
懸垂部材33b…、34b…とより成り、上側の誘導体33の実
質的駆動ストローク長が下側誘導体34のそれより長くさ
れている。
上記無端駆動線状体33a、34aは、モータ33c、34cによ
って駆動する無端チェーンよりなり、またこれらに吊持
された懸垂部材33b…、34b…は、前者33b…がロープを
短く切ったものによって、後者34b…が金属チェーンを
同様に切断したものによって夫々構成されている。この
ように上下懸垂部材33b…、34b…を重量差の異なる材料
によって構成すると、サービスホッパー32から供給され
た廃棄物が、上側誘導体33に至った時、その懸垂部材33
b…が軽量なロープである為堰止め抵抗が小さく、中及
び最量廃棄物細片は速やかに通過し、一方嵩の高い最軽
量廃棄物細片はその小さな抵抗によっても充分に堰止め
られコンベア31と誘導体33の駆動力により上述の如く進
行方向に移送され、収納容器37に投入される。そして、
該上側懸垂部材33b…を通過した細片状廃棄物は、その
後コンベヤ31上を滑落して下側誘導体34に達し、最重量
廃棄物細片はそのまま下側懸垂部材34b…を通過して収
納容器35に落下堆積するが、該下側懸垂部材34b…は比
較的重量のある金属チェーンである為、中重量廃棄物細
片はその重みによる抵抗によって確実に堰止められて上
記同様前方に移送され、その終端でコンベア31上を斜め
に滑落して所定の収納容器36内に投入される。このよう
に、上下の懸垂部材33b…、34b…として重量差のあるも
のを使用することにより、分離がより適確になされるの
で望ましく採用されるが、ロープ及びチェーンに限定さ
れず他の重量差のある材料を適宜組合せ使用することも
除外するものではない。
選別装置3としては、この他の本出願人に係る実願昭
第63−162791号で開示したもの、トロンメル、サイクロ
ン等の風力選別装置その他公知の選別装置が採用可能で
ある。
斯くして選別された粗砕物のうち嵩高軽量物は、その
後減容化装置4に投入され処理される。第1図では選別
装置3の一時貯留容器36に当該減容化装置4が連設され
た例が示されているが、貯留容器37に連設することも除
外されるものではない。
第5図乃至第7図は、本発明プラントに採用される減
容化装置4の一例を示すものである。図に於いて、横長
箱形ケーシング40は、その一端上部に被処理物の投入口
45が開口され、また他端部に処理物の排出口46が形成さ
れている。該ケーシング40内には互いに対向回転駆動す
る2本の平行な回転駆動軸43、43が横設され、該駆動軸
43、43の周体には、投入側から排出側にかけて、螺旋体
41、41、斜刃付輪体47、47、圧搾体42、42及び螺旋体4
1′、41′が軸方向に沿って隣接状態で固設されてい
る。そして、末端の排出口46には、駆動軸43、43の廻り
を取り囲むような位置関係で開設された多数のダイ孔44
a…を有する多孔板44が付設されている。更に、圧搾体4
2、42と螺旋体41′、41′との連接部位近傍のケーシン
グ40の天板には排気孔48が設けられている。圧搾体42
は、先行漸拡径状の円錐台部42aと、これに連なる円柱
状部42bとより成り、該圧搾体42、42に対応するケーシ
ング40には、該圧搾体42、42を取り鴨み、円柱状部42
b、42とのクリアランスcの調整を可能とするカラー部
材49が内設されている。圧搾体42、42の外周面及びカラ
ー部材49の内周面には、互いに交差するような位置関係
の複数の斜溝42c…及び49a…が凹設されている。
上記投入口45から投入された嵩孔軽量粗砕物は、螺旋
体41、41の対向回転により噛み込まれ引き裂かれるよう
に細断され且つ給送される。斜刃付輪体47、47に至った
被処理物は、該斜刃付輪体47、47の作用を受けて圧搾体
42、42とカラー部材49との間のクリアランスc内に圧入
される。この時、円錐台部42a、42aから円柱状部42b、4
2に向い圧入間隙が狭くなるから、被処理物は強圧縮さ
れ、上記クリアランスc内で最大に圧縮される。しか
も、圧搾体42、42が回転しているので、該圧搾体42、42
の外周面及びカラー部材49の内周面により摩擦作用を受
けて発熱し、更に上記斜溝42c…及び49a…の挽臼的作用
を受けて一層細かく砕断されると共にプラスチック等は
溶融し含有水分は熱水化する。このように圧搾体42、42
の作用を受けた被処理物は、この直後の螺旋41′、41′
に至ると上記圧縮状態が急解放され、上記発熱に伴う熱
水の一部が急激な圧力降下により蒸発して周囲から潜熱
を吸収し、蒸気は直上の排気孔48から逐次排出される。
プラスチック等の溶融により半流動化した被処理物は、
螺旋体41′、41′によって末端に給送され、多孔板44の
ダイ孔44a…から棒状に押し出されて固形化する。この
棒状固形物は緻密に押し固められたもので、処理前の1/
10〜1/7の容積である。従って、このまま埋め立て処理
することは勿論可能であり、被処理物にプラスチックや
木屑等の可燃物が多く含まれている場合は、固形燃料と
しても使用することが出来、更には各種土木工事用の骨
材としても応用できる。
尚、上記減容化装置4に於いて、不図示の予備加熱装
置を並設して水分の多い被処理物の水分を事前に調整す
ること、給水管(不図示)を導設して処理中の水分調整
を行なうこと、ケーシング40の周囲にジャケット等(不
図示)を設けて処理温度の調整をすること、多孔板44に
発熱体(不図示)を埋入させて押出し物の硬度調整をす
ること、その他装置内の温度を逐次検出してこれら調整
手段を自動制御すること、等は処理物の性状等に応じて
適宜採択される。
(発明の効果) 以上述べた通り、本発明の粗大廃棄物の処理プラント
に依れば、廃棄物を事前に人手によって材質別に分解区
分けする作業を不要とし、そのまま破砕装置に投入する
ことによって、自動的に且つ連続的に、金属、ガラス、
陶磁器、木、プラスチック、紙更には布等の粗砕物がそ
の重量或いは嵩の大小によって選別・排出され、更に嵩
高軽量粗砕物は一層緻密に減容化され、これら一連の処
理が一貫した流れでシステマティックになされる。従っ
て、各個別に行なっていた従来の処理システムに比べて
処理効率が飛躍的に向上し、また輸送性や取扱性更には
安全性の面での問題点も一掃されることになる。そし
て、本プラントから排出される処理物は、夫々に応じて
埋立処理、或いは再生処理に適したものであり、これら
を総合すると本発明の有用価値は極めて大であると云え
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の粗大廃棄物の処理プラントの一例を示
す平面図、第2図は本発明のプラントに使用される破砕
装置の一例を示す縦断面図、第3図は第2図に於けるII
I−III線断面図、第4図は本発明のプラントに使用され
る選別装置の一例を示す全体斜視図、第5図は本発明プ
ラントに使用される減容化装置の一例を示す部分断面平
面図、第6図は同装置の縦断面図、第7図は第6図のVI
I−VII線断面図である。 (符号の説明) 1……破砕装置、10……ケーシング、10a……テーパー
状ケーシング本体、10b……円筒形ケーシング、11……
投入口、12……排出口、13……回転体、13a……回転駆
動軸、13b……テーパー状螺旋羽根、13c……等径螺旋羽
根、13d……突出刃、14……リング状固定刃、 15、16……棒状固定刃、3……選別装置、 31……幅広ベルトコンベア、32……サービスホッパー、
33、34……粗砕物誘導体、33a、34a……無端駆動線状
体、33b、34b……可撓性懸垂部材、35、36、37……一時
貯留容器、4……減容化装置、40……ケーシング、 41……回転螺旋体、42……回転圧搾体、43……回転駆動
軸、44……多孔板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI B30B 9/28 B09B 5/00 M

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部に広口廃棄物投入口(11)及び末端に
    粗砕物排出口(12)を有したケーシング(10)内に低速
    大トルクの回転により投入廃棄物を連続的に粗砕する回
    転体(13)を備えた粗大廃棄物の破砕装置(1)と、上
    記排出口(12)から排出される粗砕物を重量或いは嵩の
    大小に応じて連続的に選別し且つ各選別粗砕物を個別に
    取り出すようにした選別装置(3)と、横長ケーシング
    (40)内に回転螺旋体(41)及び該螺旋体(41)に連な
    る回転圧搾体(42)を備え、上記ケーシング(40)に投
    入された嵩高軽量な選別粗砕物を上記回転螺旋体(41)
    により細断すると共にこの細断物を圧搾体(42)により
    圧縮・発熱させ固形化して連続的に取り出すようにした
    減容化装置(4)とを、連設配置して成ることを特徴と
    する粗大廃棄物の処理プラント。
  2. 【請求項2】上記破砕装置(1)のケーシング(10)
    が、内周面が先行漸縮形状とされたテーパー状ケーシン
    グ本体(10a)と、該ケーシング本体(10a)の先側に連
    結され且つ先端が排出口(12)とされた円筒形ケーシン
    グ(10b)とより成り、一方、上記破砕装置(1)の回
    転体(13)が、上記ケーシング(10)内に軸回転可能に
    横設された回転駆動軸(13a)と、上記ケーシング(1
    0)の内周面に対応して該駆動軸(13a)の外周に一連的
    に固設されたテーパー状螺旋羽根(13b)及び等径螺旋
    羽根(13c)と、該テーパー状螺旋羽根(13b)の周縁に
    隔設された多数の突出刃(13d…)とより成る請求項1
    記載のプラント。
  3. 【請求項3】上記ケーシング本体(10a)と円筒形ケー
    シング(10b)との間にリング状固定刃(14)が同軸的
    に介装され、且つケーシング本体(10a)及び円筒形ケ
    ーシング(10b)の内周面に長手方向に沿った棒状固定
    刃(15…)(16…)が周方向に複数隔設されている請求
    項2記載のプラント。
  4. 【請求項4】上記選別装置(3)が、幅方向に傾斜し且
    つ進行方向に略水平状態で横設された幅広ベルトコンベ
    ア(31)と、該コンベア(31)の基端部上側辺近傍上部
    に配設された粗砕物のサービスホッパー(32)と、上記
    コンベア(31)の上部にその幅方向に平行に隔設され且
    つ該コンベア(31)の進行方向に駆動する複数の粗砕物
    誘導体(33)…と、上記コンベア(31)の傾斜側下辺部
    及び進行側終端部に配置された複数の選別粗砕物の一時
    貯留容器(35)…より成る請求項1記載のプラント。
  5. 【請求項5】上記粗砕物の誘導体(33)…が、コンベア
    (31)の基端部よりその進行方向に延びる無端駆動線状
    体(33a)…と、該線状体(33a)…に間隔毎に吊持され
    該線状体(33a)…の進行に伴いコンベア(31)の表面
    を摺動する多数の可撓性懸垂部材(33b)…とより成る
    請求項4記載のプラント。
  6. 【請求項6】上記減容化装置(4)の回転螺旋体(41)
    及び回転圧搾体(42)が、ケーシング(40)内に横設さ
    れた回転駆動軸(43)の周体に固設され、上記ケーシン
    グ(40)の終端には、細断・圧縮処理された処理物を上
    記回転螺旋体(41)の押送力により棒状に押出す為の多
    孔板(44)が付設されている請求項1記載のプラント。
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