JP2766419B2 - フィールド間内挿画素生成方法及びその回路 - Google Patents

フィールド間内挿画素生成方法及びその回路

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JP2766419B2
JP2766419B2 JP4058505A JP5850592A JP2766419B2 JP 2766419 B2 JP2766419 B2 JP 2766419B2 JP 4058505 A JP4058505 A JP 4058505A JP 5850592 A JP5850592 A JP 5850592A JP 2766419 B2 JP2766419 B2 JP 2766419B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、MUSEデコーダでの
静止画輝度信号再生処理において、フレーム間内挿され
た静止画輝度信号とこの信号を1フィールド遅延させた
信号とからフィールド間内挿画素を生成するフィールド
間内挿画素生成方法及びその回路に関する。
【0002】
【従来の技術】MUSEデコーダでの静止画輝度信号再
生処理においては、図6に示すようなフィールド間内挿
画素生成回路(2次元フィルタ)が用いられる。
【0003】静止画輝度信号SAは、不図示のフレーム
間内挿回路で得られた現在のフィールドの信号であり、
再生画像を構成する4フィールドの静止画輝度信号のう
ち、現在のフィールドの静止画輝度信号と1フレーム前
(2フィールド前)の静止画輝度信号とを内挿したもの
である。一方、静止画輝度信号SBは、この静止画輝度
信号SAを1フィールド遅延回路で遅延させた信号であ
る。
【0004】静止画輝度信号SAは、1ライン遅延回路
11及びフィルタ12を介し静止画輝度信号SA3とし
て加算器10に供給され、1ライン遅延回路11、13
及びフィルタ14を介し静止画輝度信号SA2として加
算器10に供給され、1ライン遅延回路11、13、1
5及びフィルタ16を介し静止画輝度信号SA1として
加算器10に供給される。
【0005】静止画輝度信号SBは、フィルタ20を介
し静止画輝度信号SB4として加算器10に供給され、
1ライン遅延回路21及びフィルタ22を介し静止画輝
度信号SB3として加算器10に供給され、1ライン遅
延回路21、23及びフィルタ24を介し静止画輝度信
号SB2として加算器10に供給され、1ライン遅延回
路21、23、25及びフィルタ26を介し静止画輝度
信号SB1として加算器10に供給される。
【0006】加算器10は、これら静止画輝度信号SA
1〜SA3及びSB1〜SB4を加算し、図7に示す内
挿画素PMの静止画輝度信号として出力する。図中、画
素PA11〜PA16は静止画輝度信号SA1の画素で
あり、画素PB11〜PB16は静止画輝度信号SB1
の画素である。また、図中の直線は、この直線上の画素
の輝度信号値に定数を乗じて加算することにより内挿画
素PMの静止画輝度信号を作成することを表している。
この定数は、フィルタ12、14、16、20、22、
24及び26により乗じられる。
【0007】しかし、図6の回路は大規模となり、か
つ、クロック周波数48.6MHzで高速処理しなけれ
ばならないので、コスト高となると共に消費電力が大き
くなる。
【0008】このような問題を解決するために、図8に
示すようなフィールド間内挿回路が用いられている。
【0009】32.4MHzの静止画輝度信号SAは、
32/48MHzクロックレート変換回路30に供給さ
れて48.6Hzの静止画輝度信号にされた後、合成回
路31に供給される。一方、静止画輝度信号SAを1フ
ィールド遅延させた静止画輝度信号SBは、32/48
MHzクロックレート変換回路32に供給されて48.
6Hzの静止画輝度信号SBにされた後、垂直フィルタ
33に供給される。
【0010】この垂直フィルタ33は、図6の回路を簡
略化したフィールド間内挿画素生成回路であり、1ライ
ン遅延回路34と平均値演算回路35とからなる。平均
値演算回路35は、32/48MHzクロックレート変
換回路32からの静止画輝度信号と、これを1ライン遅
延回路34で1ライン遅延させた静止画輝度信号との平
均値を演算し、その結果を合成回路31に供給する。
【0011】合成回路31は、32/48MHzクロッ
クレート変換回路30の出力と平均値演算回路35の出
力とを輝度サンプリング位相信号SSに同期して合成し
フィールド間内挿された静止画輝度信号SCを出力す
る。
【0012】上記構成において、垂直フィルタ33は、
図9に示す如く、静止画輝度信号SB1の画素PB11
の信号値(SB11)と1ライン前の静止画輝度信号S
B2の画素PB21の信号値(SB21)との平均値を
演算し、これを内挿画素PC11の信号値として出力す
る。合成回路31は、静止画輝度信号SAの画素PA1
1の信号値を出力し、次に、内挿画素PC11の信号値
を出力する。次に垂直フィルタ33は、静止画輝度信号
SB1の画素PB12の信号値と1ライン前の静止画輝
度信号SB2の画素PB22の信号値との平均値を演算
し、これを内挿画素PC12の信号値として出力する。
合成回路31は、静止画輝度信号SAの画素PA12の
信号値を出力し、次に、内挿画素PC12の信号値を出
力する。以下同様の処理が行われる。
【0013】しかし、単に静止画輝度信号SBを垂直フ
ィルタ33に通したものを静止画輝度信号SAに内挿す
るだけなので、垂直方向の解像度が劣化する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、この
ような問題点に鑑み、簡単な構成で垂直方向の解像度を
向上させることができるフィールド間内挿画素生成方法
及びその回路を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段及びその作用】本発明に係
るフィールド間内挿画素生成方法及びその回路を、実施
例図中の対応する構成要素の符号を引用して説明する。
【0016】このフィールド間内挿画素生成方法は、フ
レーム間内挿された第1静止画輝度信号SAと第1静止
画輝度信号SAを1フィールド遅延させた第2静止画輝
度信号SBとからフィールド間内挿画素を生成するもの
であり、第2静止画輝度信号SBを1ライン遅延させ、
第2静止画輝度信号SBと第2静止画輝度信号SBを1
ライン遅延させたものとの平均値を演算し、第1静止画
輝度信号SAと該平均値との差を演算し、該差の高周波
成分を除去し、該平均値と該差の高周波成分を除去した
ものとの和を演算して、該フィールド間内挿画素を生成
する。
【0017】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路は上記方法を実施するためのものであり、例えば図1
に示す如く、第2静止画輝度信号SBを1ライン遅延さ
せる1ライン遅延回路34と、1ライン遅延回路34の
入力値と出力値との平均値を演算する平均値演算回路3
5と、第1静止画輝度信号SAと該平均値との差を演算
する減算回路37と、該差の高周波成分の通過を制限す
る高周波成分低減手段38と、該平均値演算回路の出力
と高周波成分低減手段38の出力との和を演算する加算
回路39とを備えている。
【0018】1ライン遅延回路34と平均値演算回路3
5とからなる垂直フィルタ33には、図4(A)に示す
ような周波数スペクトルの第2静止画輝度信号SBが供
給される。垂直フィルタ33の出力の周波数スペクトル
は、図4(B)に示す如くなり、垂直方向の解像度が第
2静止画輝度信号SBのそれに比し劣化する。第1静止
画輝度信号SAの周波数スペクトルは図4(A)とほぼ
同一であるので、減算回路37の出力の周波数スペクト
ルは、図4(C)に示す如く、図4(A)の周波数スペ
クトルから図4(B)の周波数スペクトルを差し引いた
ものになる。すなわち、垂直フィルタ33の出力に含ま
れていない垂直方向解像度劣化部分の信号が、減算回路
37から得られる。減算回路37の出力が高周波成分低
減手段38を通ると、図4(D)に示す如くなり、画質
劣化の原因となる図4(C)中の折り返し部分が取り除
かれる。加算回路39の出力は、図4(E)に示す如
く、図4(B)と図4(D)とを合成した周波数スペク
トルとなる。
【0019】このようにして、垂直フィルタ33の出力
の周波数スペクトルに含まれていない解像度劣化部分
に、第1静止画輝度信号SAの周波数スペクトルに含ま
れている垂直方向の解像度の良い部分を置いた信号が加
算回路39から得られ、簡単な構成で垂直方向の解像度
を向上させることができる。
【0020】本発明に係るフィールド間内挿画素生成方
法の第1態様では、上記高周波成分の除去は、上記差を
ローパスフィルタに通して行う。
【0021】本発明に係るフィールド間内挿画素生成方
法の第2態様では、上記高周波成分の除去は、ノンリニ
アエッジ信号SNの値に応じて上記差を低減させること
により行う。
【0022】ノンリニアエッジ信号SNは、ノンリニア
エンファシスの程度を示す信号であり、この値が大きい
程その時点の信号が高域周波数であることを示してい
て、S/Nが他の部分に比べて悪くなっている。そこで
例えば、ノンリニアエッジ信号SNの値が所定値以上の
場合、上記差に1より小さい定数又はノンリニアエッジ
信号SNの逆数に比例した値を乗じて入力信号を低減さ
せ、ノンリニアエッジ信号SNの値が該所定値以下の場
合には、該差をそのままにすることにより、高周波成分
を除去することができる。
【0023】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路の第1態様では、高周波成分低減手段は、上記差の高
周波成分の通過を制限するローパスフィルタ38であ
る。
【0024】この場合、構成が簡単となる。
【0025】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路の第2態様では、高周波成分低減手段は、ノンリニア
エッジ信号SNの値に応じて上記差を低減させることに
より該差の高周波成分の通過を制限する高周波域低減回
路40である。
【0026】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路の第3態様では、高周波成分低減手段は、上記ローパ
スフィルタ38と上記高周波域低減回路40とを備えて
いる。
【0027】この構成の場合、ローパスフィルタ38の
特性が悪いために折り返し部分である高域周波数部分を
充分に取り除くことができない場合であっても、これを
高周波域低減回路40で取り除くことができる。
【0028】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明
する。
【0029】図2は、静止画輝度信号再生回路の概略構
成を示す。また、図3は、MUSEエンコーダにより4
フィールドに分割された画像の各フィールドの画素配列
を示す。
【0030】16.2MHzの静止画輝度信号SXが1
フレーム遅延回路1に供給されて静止画輝度信号SYと
され、静止画輝度信号SX及びSYがフレーム間内挿回
路2に供給されて、フレーム間内挿された32.4MH
zの静止画輝度信号SAが作成される。例えば静止画輝
度信号SXを図3中の第1フィールドの画素の信号とす
ると、静止画輝度信号SYは第3フィールドの画素の信
号であり、静止画輝度信号SAは第1フィールドの画素
と第3フィールドの画素をこの順に配列した信号であ
る。
【0031】図2において、静止画輝度信号SAが1フ
ィールド遅延回路3に供給されて静止画輝度信号SBと
され、静止画輝度信号SA及びSBがフィールド間内挿
回路4に供給されて、フィールド間内挿された静止画輝
度信号SCが作成される。静止画輝度信号SBは、図3
の第3フィールドの画素と第4フィールドの画素とをこ
の順に配列した信号であり、静止画輝度信号SCは、静
止画輝度信号SAと静止画輝度信号SBとで図3中の×
印の欠落した画素を内挿した48.6MHzの信号であ
る。
【0032】[第1実施例]本発明の第1実施例では、
図2のフィールド間内挿回路4を図1に示す如く構成し
ている。図8と同一構成要素には、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0033】このフィールド間内挿画素生成回路では、
図8の32/48MHzクロックレート変換回路32と
垂直フィルタ33とを逆順に接続し、かつ、32/48
MHzクロックレート変換回路32と垂直フィルタ33
との間に擬似2次元フィルタ36を接続し、この擬似2
次元フィルタ36に静止画輝度信号SAを供給してい
る。他の点は図8と同一である。
【0034】擬似2次元フィルタ36は、静止画輝度信
号SAと垂直フィルタ33の出力との差を演算する減算
回路37と、減算回路37の出力が供給されるローパス
フィルタ38と、ローパスフィルタ38の出力と垂直フ
ィルタ33の出力との和を演算する加算回路39とから
なり、加算回路39の出力は32/48MHzクロック
レート変換回路32を介し合成回路31に供給される。
【0035】次に、上記の如く構成された本第1実施例
の動作を、図4(A)〜(E)に示す周波数スペクトル
に基づいて説明する。図4において、横軸は水平方向周
波数(MHz)であり、縦軸は垂直方向周波数をTV本
の単位で表したものである。この周波数スペクトルは、
輝度信号の伝送可能領域と折り返しスペクトルを示して
いる。
【0036】垂直フィルタ33には、図4(A)に示す
ような周波数スペクトルの静止画輝度信号SBが供給さ
れる。垂直フィルタ33の出力の周波数スペクトルは、
図4(B)に示す如くなり、垂直方向の解像度が静止画
輝度信号SBのそれに比し劣化する。静止画輝度信号S
Aの周波数スペクトルは図4(A)とほぼ同一であるの
で、減算回路37の出力の周波数スペクトルは、図4
(C)に示す如く、図4(A)の周波数スペクトルから
図4(B)の周波数スペクトルを差し引いたものにな
る。すなわち、垂直フィルタ33の出力に含まれていな
い垂直方向解像度劣化部分の信号が、減算回路37から
得られる。減算回路37の出力がローパスフィルタ38
を通ると、図4(D)に示す如くなり、画質劣化の原因
となる図4(C)中の折り返し部分が取り除かれる。加
算回路39の出力は、図4(E)に示す如く、図4
(B)と図4(D)とを合成した周波数スペクトルとな
る。
【0037】このようにして、垂直フィルタ33の出力
の周波数スペクトルに含まれていない解像度劣化部分
に、静止画輝度信号SAの周波数スペクトルに含まれて
いる垂直方向の解像度の良い部分を置いた信号が擬似2
次元フィルタ36から得られる。
【0038】静止画輝度信号SA及び擬似2次元フィル
タ36の出力はそれぞれ32/48MHzクロックレー
ト変換回路30及び32に供給されて48.6Hzの静
止画輝度信号に変換される。32/48MHzクロック
レート変換回路30及び32はいずれも、サンプリング
周波数変換回路であって、ローパスフィルタに通した信
号を48.6Hzでサンプリングしたものを出力する。
32/48MHzクロックレート変換回路30及び32
の出力は、合成回路31に供給され、フィールド間内挿
された、垂直方向の解像度が従来よりも向上した静止画
輝度信号SCが得られる。
【0039】[第2実施例]本発明の第2実施例では、
図2のフィールド間内挿回路4を図5に示す如く構成し
ている。図1と同一構成要素には、同一符号を付してそ
の説明を省略する。
【0040】このフィールド間内挿画素生成回路では、
図1の擬似2次元フィルタ36の代わりに擬似2次元フ
ィルタ36Aを用いている。擬似2次元フィルタ36A
は、ローパスフィルタ38と加算回路39との間に高周
波域低減回路40を接続して、ローパスフィルタ38の
出力を後述の如くノンリニアエッジ信号SNで制御して
いる。すなわち、高周波成分低減手段として、ローパス
フィルタ38と高周波域低減回路40とを縦続接続した
ものを用いている。そして、加算回路39で高周波域低
減回路40の出力と垂直フィルタ33の出力との和を演
算している。他の点は図1と同ーである。
【0041】ここで、MUSEエンコーダでは信号の高
域周波数成分のSN比を向上させるために、プリエンフ
ァシス処理を施している。このプリエンファシス処理に
より、信号のエッジ部分にオーバシュート及びアンダー
シュート(ひげ)が生ずる。このひげが伝送路のRF帯
域幅を越えないようにするために、ノンリニアエンファ
シス処理を施して、RF帯域幅を越えるひげの高さを圧
縮している。MUSEデコーダでは、この逆の処理、す
なわち、ノンリニアエンファシス処理を行ったひげの部
分を伸長させる処理を行う。このため、ひげの部分に乗
っているノイズまで伸長してしまうことになる。ノンリ
ニアエッジ信号SNは、このノンリニアエンファシスの
程度を示す信号であり、この値が大きい程その時点の信
号が高域周波数であることを示していて、S/Nが他の
部分に比べて悪くなっている。
【0042】そこで、高周波域低減回路40は、ノンリ
ニアエッジ信号SNの値が所定値以上の場合、例えば入
力信号に1より小さい定数又はノンリニアエッジ信号S
Nの逆数に比例した値を乗じて入力信号を低減させ、ノ
ンリニアエッジ信号SNの値が該所定値以下の場合に
は、入力信号をそのまま出力する。
【0043】これにより、ローパスフィルタ38の特性
が悪いために折り返し部分である高域周波数部分を充分
に取り除くことができない場合であっても、これを高周
波域低減回路40で取り除くことができる。
【0044】他の点は上記第1実施例と同一である。
【0045】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るフィー
ルド間内挿画素生成方法及びその回路では、第2静止画
輝度信号SBを1ライン遅延させ、第2静止画輝度信号
SBと第2静止画輝度信号SBを1ライン遅延させたも
のとの平均値を演算し、第1静止画輝度信号SAと該平
均値との差を演算し、該差の高周波成分を除去し、該平
均値と該差の高周波成分を除去したものとの和を演算し
て、該フィールド間内挿画素を生成するので、該平均値
の周波数スペクトルに含まれていない垂直方向解像度劣
化部分に、静止画輝度信号SAの周波数スペクトルに含
まれている垂直方向の解像度の良い部分を置いた信号が
得られ、簡単な構成で垂直方向の解像度を向上させるこ
とができるという優れた効果を奏し、ハイビジョンの低
価格化及び低消費電力化に寄与するところが大きい。
【0046】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路の第1態様では、高周波成分低減手段を、上記差の高
周波成分の通過を制限するローパスフィルタで構成して
いるので、構成が簡単となるという効果を奏する。
【0047】本発明に係るフィールド間内挿画素生成回
路の第3態様では、高周波成分低減手段を、このローパ
スフィルタと、ノンリニアエッジ信号SNの値に応じて
ローパスフィルタの出力値を低減させる高周波域低減回
路とで構成しているので、ローパスフィルタの特性が悪
いために折り返し部分である高域周波数部分を充分に取
り除くことができない場合であっても、これを高周波域
低減回路で取り除くことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例のフィールド間内挿画素生
成回路図である。
【図2】静止画輝度信号再生回路の概略構成図である。
【図3】MUSEエンコーダにより4フィールドに分割
された画像の各フィールドの画素配列図である。
【図4】図1の回路の信号処理過程を示す周波数スペク
トル図である。
【図5】本発明の第2実施例のフィールド間内挿画素生
成回路図である。
【図6】従来のフィールド間内挿画素生成回路図であ
る。
【図7】図6の回路によるフィールド間内挿画素生成処
理説明図である。
【図8】従来のフィールド間内挿回路図である。
【図9】図8の回路によるフィールド間内挿処理説明図
である。
【符号の説明】
30、32 32/48MHzクロックレート変換回路 31 合成回路 33 垂直フィルタ 34 1ライン遅延回路 35 平均値演算回路 36、36A 擬似2次元フィルタ 37 減算回路 38 ローパスフィルタ 39 加算回路 40 高周波域低減回路 SX、SY、SA、SB、SA1〜SA3、SB1〜S
B4 静止画輝度信号 SN ノンリニアエッジ信号 SS 輝度サンプリング位相信号 PM、PC11、PC12 内挿画素 PA11、PA12、PB11、PB12、PB21、
PB22 画素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 7/015

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム間内挿された第1静止画輝度信
    号(SA)と該第1静止画輝度信号を1フレーム遅延さ
    せた第2静止画輝度信号(SB)とからフィールド間内
    挿画素を生成するフィールド間内挿画素生成方法におい
    て、 該第2静止画輝度信号を1ライン遅延させ、 該第2静止画輝度信号と該第2静止画輝度信号を1ライ
    ン遅延させたものとの平均値を演算し、 該第1静止画輝度信号と該平均値との差を演算し、 該差の高周波成分を除去し、 該平均値と該差の高周波成分を除去したものとの和を演
    算して、 該フィールド間内挿画素を生成することを特徴とするフ
    ィールド間内挿画素生成方法。
  2. 【請求項2】 前記高周波成分の除去は、前記差をロー
    パスフィルタ(38)に通して行うことを特徴とする請
    求項1記載のフィールド間内挿画素生成方法。
  3. 【請求項3】 前記高周波成分の除去は、ノンリニアエ
    ッジ信号(SN)の値に応じて前記差を低減させること
    により行うことを特徴とする請求項1記載のフィールド
    間内挿画素生成方法。
  4. 【請求項4】 フレーム間内挿された第1静止画輝度信
    号(SA)と該第1静止画輝度信号を1フィールド遅延
    させた第2静止画輝度信号(SB)とからフィールド間
    内挿画素を生成するフィールド間内挿画素生成回路にお
    いて、 該第2静止画輝度信号を1ライン遅延させる1ライン遅
    延回路(34)と、 該1ライン遅延回路の入力値と出力値との平均値を演算
    する平均値演算回路(35)と、 該第1静止画輝度信号と該平均値との差を演算する減算
    回路(37)と、 該差の高周波成分の通過を制限する高周波成分低減手段
    (38、40)と、 該平均値演算回路の出力と該高周波成分低減手段の出力
    との和を演算する加算回路(39)と、 を有することを特徴とするフィールド間内挿画素生成回
    路。
  5. 【請求項5】 前記高周波成分低減手段は、前記差の高
    周波成分の通過を制限するローパスフィルタ(38)で
    あることを特徴とする請求項4記載のフィールド間内挿
    画素生成回路。
  6. 【請求項6】 前記高周波成分低減手段は、ノンリニア
    エッジ信号(SN)の値に応じて前記差を低減させるこ
    とにより該差の高周波成分の通過を制限する高周波域低
    減回路(40)であることを特徴とする請求項4記載の
    フィールド間内挿画素生成回路。
  7. 【請求項7】 前記高周波成分低減手段は、前記差の高
    周波成分の通過を制限するローパスフィルタ(38)
    と、 ノンリニアエッジ信号(SN)の値に応じて該ローパス
    フィルタの出力値を低減させる高周波域低減回路(4
    0)と、 を有することを特徴とする請求項4記載のフィールド間
    内挿画素生成回路。
JP4058505A 1992-03-17 1992-03-17 フィールド間内挿画素生成方法及びその回路 Expired - Lifetime JP2766419B2 (ja)

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