JP2766069B2 - 障害の判定方式 - Google Patents

障害の判定方式

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JP2766069B2 JP2314053A JP31405390A JP2766069B2 JP 2766069 B2 JP2766069 B2 JP 2766069B2 JP 2314053 A JP2314053 A JP 2314053A JP 31405390 A JP31405390 A JP 31405390A JP 2766069 B2 JP2766069 B2 JP 2766069B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は通信装置における障害情報を収集し監視する
システムに係り、特に間欠的な障害情報に対しても確実
な装置の障害判定を要する中継系伝送装置などに使用し
て好適な障害の判定方式に関する。
〔従来の技術〕
一般に通信装置などの障害を監視するシステムにおい
ては、装置内各部からの障害情報を収集し、この障害情
報より装置の障害を判定している。
この通信装置などから発生する障害情報は、通常の部
品破壊などの原因により連続的に発生する場合、接点不
良などの原因により間欠的に発生する場合、及び外来ノ
イズや上位冗長系の切替の影響などにより瞬間的に発生
する場合などがある。これらの障害情報のうち部品破壊
や接点不良などによる場合は装置の障害と判定し、外来
ノイズや上位冗長系の切替の影響などによる場合は装置
の障害と判定しないことが必要である。
従来装置の障害の判定方式としては、例えば特開昭60
-51040号公報に記載されているように、障害情報の発生
を検出した場合にある一定の診断時間をとり、その診断
時間内に発生した全ての瞬間的な障害情報の発生継続時
間と発生回数を各々計測し、その発生継続時間の和が所
定設定値以上の場合または発生回数が所定設定値以上の
場合に装置の障害と判定し、どちらも設定値以下の場合
は装置の障害と判定しない方式がある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、従来の技術においては、以下のような課題が
残されていた。
(課題1) ある一定の診断時間を設定し、この診断時間内の障害
情報の発生継続時間及び発生回数を計測し、診断時間終
了後に障害を判定し、その後、発生継続時間及び発生回
数をクリアする方法を繰り返す方式にあっては、間欠的
に発生する障害情報は一般にランダムかつ頻繁に起こる
特長を有し、この時ある程度継続した障害情報が発生し
ても2回の診断時間に分けられて計測されて障害が判定
され、各診断時間内では障害の条件を満たさないことが
起こりえる。
(課題2) また収集する障害情報の数は、近年のLSI化の発達に
伴う装置の大型化,集積化のため多くなっており、例え
ばCCITTで勧告されているSTM-1次群の同期端局装置では
数百〜千個位になり、診断時間,継続時間,発生回数を
障害情報毎に計測するとカウンタ,タイマーなどが障害
情報の数だけ必要となるため、ハードウェアが大規模と
なる。
本発明は、このような従来技術の課題に鑑みなされた
もので、その目的は間欠的に発生する障害も含めて適切
な障害判定が行なえる障害の判定方式を提供することに
ある。
また本発明の目的はハードウェア構成が簡単な障害の
判定方式を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記目的を達成するために、 装置内各部から入力される障害情報の検出において
は、障害情報の収集をあるサンプリングタイミングで周
期的に行うこととし、この障害情報のON/OFFの検出結果
をこのサンプリングタイミング1周期内に瞬間的でも障
害情報が発生した場合にはONとし、1周期内全区間に渡
って発生しなかった場合にOFFとする手段と、 サンプリング現時点における障害の判定を、現時点以
前の上記手段で検出したある有限個のサンプリング検出
結果を用いて行う手段と、 該有限個のサンプリング検出結果のON/OFFの結果にそ
れぞれ重み付けを行ない、これらの重み付けを行なった
数値の和をとり、この値と発生閾値,回復閾値との比較
結果に基づき、障害の発生及び障害の回復を判定する手
段を設けた。
〔作用〕
上記ON/OFF手段によれば、あるサンプリングタイミン
グにおいて、そのサンプリングタイミング1周期内に瞬
間的でも障害情報が発生した場合にはその周期に渡り保
持し、その保持した結果をもって障害情報の検出結果と
すれば良い。
上記判定手段、上記障害の発生/回復判定手段は各サ
ンプリングタイミングにおいて実施されるので、障害判
定もサンプリングタイミング毎に行なわれることとな
る。これらの手段によれば、障害情報のON/OFFの検出結
果に対して重み付けを行ない、それらの有限個の和をと
るので、また上記、課題1にあるように診断時間で区切
って障害判定を行ない、その後継続時間及び発生回数を
クリアすることはないので、障害情報が2回の診断時間
にまたがり、各診断時間内では障害判定条件を満たさな
いようなことは起こらない。また上記ON/OFF手段の保持
回路はフリップフロップを用いて容易に実現でき、上記
判定手段,上記発生/回復判定手段の演算は、例えばデ
ィジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを用いて容易
に実現できるため、上記課題2も解決できる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する。
第1図は本発明の一実施例の構成を表すブロック図、
第2図は第1図の演算部の構成を表すブロック図、第3
図は演算部の入出力波形を示す図である。第1図におい
て本実施例は、障害情報1の状態を検出して、保持する
状態検出保持器2、該状態検出保持器2の障害情報検出
結果情報3を演算する演算部4、比較器10,13から構成
される。装置内各部から入力された障害情報1は状態検
出保持器2でON/OFFチェックされ、ONのときはサンプリ
ングタイミング1周期に亘って保持される。該結果は第
3図(a)〜(c)に示す障害情報検出結果3として出
力され、演算部4へ入力される。演算部4では有限個の
検出結果に対して重み付けを行ない、その重み付けを行
なった数値の和をとり、第3図(a)〜(c)に示す出
力信号8を出力する。該出力信号は、比較器10で発生閾
値9との比較が行われ、発生閾値以上のときは障害発生
信号11が得られる。また比較器13で回復閾値12との比較
が行われ、回復閾値以下のときは障害回復信号14が得ら
れる。ここで重み付けは各装置,各障害情報に応じて決
められる。処理を簡単にするためには障害情報に拘らず
重み付けは一定とした方がよい。
第2図は、演算部4の具体的な実施例であり、演算部
4は乗算器16,17、加算器18、遅延器19から成る。今、
ここで障害情報検出結果3がONなら“1"、OFFなら“0"
の値をとるとすると、乗算器16で障害情報検出結果3の
データ4nと所定数値a(定数)20との乗算が行われる。
この乗算器16の出力結果は次段の加算器18にて乗算器17
の出力結果と加算される。該加算結果Ynは演算部4の出
力信号8として出力される。また、その加算結果Ynは遅
延器19へ送られ、次のサンプリングタイミングにおいて
使われることになる。次のサンプリングタイミングでは
乗算器17で、この値と所定数値b(0<b<1)21との
乗算が行われ、その乗算結果は加算器18へ送られる。
以上の動作はサンプリングタイミングクロック15に同
期して行われる。
次に、このように構成された本発明の動作を更に詳し
く説明する。
まず、第1図と第2図の演算部の対応について示す。
障害情報1は状態検出保持器2でサンプリング的にチェ
ックされ、障害情報検出結果3(Xn)は、 Xn=1(サンプリングタイミング第n周期内で発生有
り)…(1) 0(サンプリングタイミング第n周期内全区間に亘り発
生無し) を出力する。一方、第2図で行っている演算は、演算部
4の出力信号8(Yn)が次式で生成されていることを示
す。
Yn=b・Yn-1+a・Xn(0<b<1,a>0)…(2) これはつまり、初期値Y0=0とすると、 Yn=a(Xn+bXn-1+b2Xn-2+…+bn-1X1)…(3) となり、サンプリングタイミング第(n−j)周期目の
障害情報検出結果に対する重み付け係数はbj・aとな
る。
例えば、計算を容易にするために、a=2-3,b=1−2
-4とすると、 Yn=(1-2-4)Yn-1+2-3Xn…(4) となる。ここで遅延器19のビット長をBとすると、遅延
器19は0から2−2-(B-1)までの数を表すことができ、
このとき重み付けを行ないそのN個の和をとったとする
とBとNの関係は、 bN・a<2-(B-1)≦bN-1・a…(5) となる。つまり、以下の条件を満たす最も近いBとN組
となる。
例えば、(4)式の数値の例では、N=62に対してB=
8が対応し、このときの重み付け係数は表1のような値
となる。
次に、本発明による障害判定方式を具体的に説明す
る。
例えば、サンプリング周期を4msとし、このときの発
生閾値を(1+2-4)、回復閾値を(1−2-4)と設定し
たとする。これらの数値は通常の部品破壊などの原因に
より連続的に障害情報が発生したときに、12回目のサン
プリングタイミングにおける処理で障害発生と判定さ
れ、障害情報回復後も12回目のサンプリングタイミング
における処理で障害回復と判定されることを意味する。
まず、部品破壊などの原因により第3図(a)に示す
ような連続的に障害情報が発生した場合について説明す
る。今、遅延器19の初期値をYO=0とし、連続的に障害
情報が発生することによりXn=1(n≧0)とすると第
n周期サンプリングタイミングのYnの値は、 Yn=2{1−(1-2-4)n}…(7) となるので、Yn=1+2-4(発生閾値)となる最初のn
の値を求めるとn=12となる。また、最終的にYn=2と
なり、この値から変化しないが、ここで障害情報が回復
したとする。このことはY0=2にて、Xn=0(n≧0)
となったことを意味するので、第n周期サンプリングタ
イミングのYnの値は、 Yn=2(1-2-4)n…(8) となり、Yn=1−2-4(回復閾値)となる最初のnの値
を求めるとn=12となる。
次に、接点不良などの原因により第3図(b)に示す
ように間欠的に障害情報が発生した場合について説明す
る。今、確率Pで間欠的に障害情報が発生したとする
と、このときのYnの値は、 Yn=2P{1−(1-2-4)n}…(9) となるので、Yn≧1+2-4(発生閾値)となる最初のn
の値は、 を満たす最小のnの値となる。例えば、間欠的に障害情
報が発生する確立Pが、 のときはn=62となり、またこのときのサンプリング周
期が4msの場合は、約248ms後に障害発生と判定されるこ
とになる。
次に、外来ノイズや上位冗長系の切替の影響などによ
り第3図(c)に示すように瞬間的に障害情報が発生し
た場合について説明する。この場合は上記で求めたよう
に、瞬間的に障害情報が発生しても、その継続時間n=
12すなわち48ms以内の単発的な障害情報は、完全にマス
クされる。
本実施例では以上のようになるが、実際には装置の構
成、障害情報の発生の仕方などにより適切なa,bの値、
発生閾値、回復閾値を決定する必要がある。
〔発明の効果〕
以上述べたように本発明によれば、通常の部品破壊な
どの原因により連続的に発生する障害情報や接点不良な
どの原因により間欠的に発生する障害情報に対して、適
切な障害判定を行うことができ、また外来ノイズや上位
冗長系の切替の影響などによる瞬間的な障害情報をマス
クすることができる。さらに、これらを実現するための
ハードウェアについては、状態検出保持部2はフリップ
フロップで、演算部4、比較器10,13は汎用のディジタ
ルシグナルプロセッサ(DSP)を用いることができ、ま
たこの場合には全体のハードウェア規模も小さくするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の構成を表すブロック図、第
2図は第1図の中の演算部の構成を表すブロック図、第
3図は障害情報の例を示す信号波形図である。 1……障害情報、2……状態検出保持器、3……障害情
報検出結果、4……演算部、8……出力信号、9……発
生閾値、10……比較器、11……障害発生信号、12……回
復閾値、13……比較器、14……障害回復信号、15……サ
ンプリングタイミングクロック、16……乗算器、17……
乗算器、18……加算器、19……遅延器、20……a(定
数)、21……b(定数)。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04B 17/00 H04L 13/00

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通信装置における障害の判定方式におい
    て、装置内各部から障害情報を受け、該障害情報チェッ
    クを所定サンプリングタイミングで行い、該サンプリン
    グタイミング1周期内における障害情報の有無を検出す
    る手段と、現サンプリングタイミングと現サンプリング
    タイミング以前の所定有限個の該検出結果にそれぞれ重
    み付けを行ない、それらの重み付けを行なった数値の和
    をとる手段と、該和をとった結果と所定発生閾値及び所
    定回復閾値との比較手段を有し、所定発生閾値以上のと
    き障害発生と判定し、所定回復閾値以下のときは障害回
    復と判定することを特徴とする障害の判定方式。
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DE19611944C2 (de) 1996-03-26 2003-03-27 Daimler Chrysler Ag Integrierter Schaltkreis zur Kopplung eines mikrokontrollierten Steuergerätes an einen Zweidraht-Bus

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