JP2765291B2 - レーザレーダ装置 - Google Patents
レーザレーダ装置Info
- Publication number
- JP2765291B2 JP2765291B2 JP3226772A JP22677291A JP2765291B2 JP 2765291 B2 JP2765291 B2 JP 2765291B2 JP 3226772 A JP3226772 A JP 3226772A JP 22677291 A JP22677291 A JP 22677291A JP 2765291 B2 JP2765291 B2 JP 2765291B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- light
- detector
- laser radar
- distance
- target
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を利用して短
時間の距離測定を行なうために使用されるレーザダイオ
ード装置に関する。
時間の距離測定を行なうために使用されるレーザダイオ
ード装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、光を利用して距離を測定する方法
として、変調した連続光を目標物当てて、戻って来た変
調光の位相を検出することにより、距離を算出する方法
が多く用いられているが、遠方から反射される光は弱
く、高感度の検出器を必要とする反面、近傍からの反射
光は極めて強くなり、検出器を飽和させ測定誤差の原因
となる。一方、送信光を受信用光学系から少し離れた位
置にて出すような構造の機器では、近距離で送信光が受
信視野内に入らないという難点もある。逆にこの特徴を
利用して、受信視野を狭くして近距離での送信光が受信
視野内に入りにくくすることが考えられるが、送信光の
一部が視野に入り始める範囲では、前述した検出器の飽
和を軽減出来る効果が生じ、検出器入力レベルの差を少
なくすることが出来るが、それよりも手前の距離では視
野内に送信光が入らなくなり、目標物からの反射光も受
光出来ず距離測定可能範囲が減少する。
として、変調した連続光を目標物当てて、戻って来た変
調光の位相を検出することにより、距離を算出する方法
が多く用いられているが、遠方から反射される光は弱
く、高感度の検出器を必要とする反面、近傍からの反射
光は極めて強くなり、検出器を飽和させ測定誤差の原因
となる。一方、送信光を受信用光学系から少し離れた位
置にて出すような構造の機器では、近距離で送信光が受
信視野内に入らないという難点もある。逆にこの特徴を
利用して、受信視野を狭くして近距離での送信光が受信
視野内に入りにくくすることが考えられるが、送信光の
一部が視野に入り始める範囲では、前述した検出器の飽
和を軽減出来る効果が生じ、検出器入力レベルの差を少
なくすることが出来るが、それよりも手前の距離では視
野内に送信光が入らなくなり、目標物からの反射光も受
光出来ず距離測定可能範囲が減少する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
のレーザレーダ装置を使用した距離測定では、検出器が
飽和する領域で測定誤差が生じたり、受信出来ない距離
範囲が生じたりするという問題点がある。
のレーザレーダ装置を使用した距離測定では、検出器が
飽和する領域で測定誤差が生じたり、受信出来ない距離
範囲が生じたりするという問題点がある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】本発明のレーザレーダ装
置は、強弱２種類の光を僅かに異なる方向に出射する発
光手段と、前記各々の光を平行光にし前記各々の平行光
の光軸の角度差を前記発光手段の出射角度差に一致させ
て走査し前記各々の平行光が目標物で反射されてきた光
を集光する送受信走査光学系と、前記集光を検出する検
出器を有し、該検出器の動作が飽和状態で無い時にのみ
その検出結果から前記目標物までの距離を算出する距離
測定回路とを備えている。
置は、強弱２種類の光を僅かに異なる方向に出射する発
光手段と、前記各々の光を平行光にし前記各々の平行光
の光軸の角度差を前記発光手段の出射角度差に一致させ
て走査し前記各々の平行光が目標物で反射されてきた光
を集光する送受信走査光学系と、前記集光を検出する検
出器を有し、該検出器の動作が飽和状態で無い時にのみ
その検出結果から前記目標物までの距離を算出する距離
測定回路とを備えている。
【０００５】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【０００６】図１は本発明の一実施例を示す側面図であ
り、図２は本実施例の距離測定用の回路を例示するブロ
ック図である。送受信走査光学系３は、コリメートレン
ズ３１、集光レンズ３２、走査鏡３３から構成されてい
る。レーザ発振器１からの出射光は、コリメートレンズ
３１により平行光にされた後、走査鏡３３で反射され
る。小出力レーザ発振器２からの光はレーザ発振器１か
らの出射光と僅かに異なる方向に出射され、コリメート
レンズ３１により平行光にされた後、走査鏡３３で反射
される。走査鏡３３は、走査鏡３３で反射された各々の
平行光の光軸間の角度差がレーザ発振器１の出射光と小
出力レーザ発振器２の出射光との出射角度差に一致する
よう構成されている。走査鏡３３が矢印Ａで示すごとく
回転して、出射光を走査する場合、レーザ発振器１から
の光が目標物（図示省略）に当たった後、少し時間を置
いて小出力レーザ発振器２からの光が目標物に当たるよ
うになる。どちらの発振器から出た光も、目標物で反射
された後に走査鏡３３に戻って来て反射され、集光レン
ズ３２で集光され、検出器４に入るだけの視野を有して
いるものとする。視野が広いので、目標物が比較的近距
離に有ってもその反射光を受光出来る反面、近距離から
の反射光により検出器４が飽和し易い。走査鏡３３で反
射され走査される光のうち、レーザ発振器１からの光が
先に目標物に当たり、集光レンズ３２により集光され検
出器４に入射する。この時、目標物までの距離が遠く、
受光レベルがあまり大きくない場合には、検出器４は飽
和しないので、位相比較回路５、演算回路６、および表
示器７にてそのまま通常の距離測定を行ない結果を表示
させる。目標物までの距離が近くなり、受光レベルが増
大して、検出器４が飽和した場合には、飽和した旨の信
号を出し、距離測定を一時中止させて、走査によって少
し遅れて到来する小出力レーザ発振器２から出た光の反
射を利用した距離測定を行う。この際、反射光の到来時
間に差があるので、検出器４は飽和から通常の状態に戻
っている。
り、図２は本実施例の距離測定用の回路を例示するブロ
ック図である。送受信走査光学系３は、コリメートレン
ズ３１、集光レンズ３２、走査鏡３３から構成されてい
る。レーザ発振器１からの出射光は、コリメートレンズ
３１により平行光にされた後、走査鏡３３で反射され
る。小出力レーザ発振器２からの光はレーザ発振器１か
らの出射光と僅かに異なる方向に出射され、コリメート
レンズ３１により平行光にされた後、走査鏡３３で反射
される。走査鏡３３は、走査鏡３３で反射された各々の
平行光の光軸間の角度差がレーザ発振器１の出射光と小
出力レーザ発振器２の出射光との出射角度差に一致する
よう構成されている。走査鏡３３が矢印Ａで示すごとく
回転して、出射光を走査する場合、レーザ発振器１から
の光が目標物（図示省略）に当たった後、少し時間を置
いて小出力レーザ発振器２からの光が目標物に当たるよ
うになる。どちらの発振器から出た光も、目標物で反射
された後に走査鏡３３に戻って来て反射され、集光レン
ズ３２で集光され、検出器４に入るだけの視野を有して
いるものとする。視野が広いので、目標物が比較的近距
離に有ってもその反射光を受光出来る反面、近距離から
の反射光により検出器４が飽和し易い。走査鏡３３で反
射され走査される光のうち、レーザ発振器１からの光が
先に目標物に当たり、集光レンズ３２により集光され検
出器４に入射する。この時、目標物までの距離が遠く、
受光レベルがあまり大きくない場合には、検出器４は飽
和しないので、位相比較回路５、演算回路６、および表
示器７にてそのまま通常の距離測定を行ない結果を表示
させる。目標物までの距離が近くなり、受光レベルが増
大して、検出器４が飽和した場合には、飽和した旨の信
号を出し、距離測定を一時中止させて、走査によって少
し遅れて到来する小出力レーザ発振器２から出た光の反
射を利用した距離測定を行う。この際、反射光の到来時
間に差があるので、検出器４は飽和から通常の状態に戻
っている。
【０００７】レーザ発振器を２台用意することは不経済
であるので、レーザ発振器１の出射窓を、図３に示すよ
うなさび形窓３として、透過光と傾いた面からの表面反
射光と利用することにより、出射方向の異なる強弱２つ
の光を得るようにしても良い。
であるので、レーザ発振器１の出射窓を、図３に示すよ
うなさび形窓３として、透過光と傾いた面からの表面反
射光と利用することにより、出射方向の異なる強弱２つ
の光を得るようにしても良い。
【０００８】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、出
射方向の異なる強弱２つのレーザ光を用いることによ
り、近距離からの強い反射光により検出器が飽和しても
正しい距離を計測出来る。
射方向の異なる強弱２つのレーザ光を用いることによ
り、近距離からの強い反射光により検出器が飽和しても
正しい距離を計測出来る。
【図１】本発明の実施例の側面図。
【図２】本発明の実施例のブロック図。
【図３】本発明の実施例の部分側面図。
１ レーザ発振器 ２ 小出力レーザ発振器 ３ 送受信走査光学系 ４ 検出器 ５ 位相比較回路 ６ 演算回路 ７ 表示器 １１ くざび形窓 ３１ コリメートレンズ ３２ 集光レンズ ３３ 走査鏡
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) G01S 7/48 - 7/51 G01S 17/00 - 17/95
Claims (3)
- 【請求項１】強弱２種類の光を僅かに異なる方向に出射
する発光手段と、前記各々の光を平行光にし前記各々の
平行光の光軸の角度差を前記発光手段の出射角度差に一
致させて走査し前記各々の平行光が目標物で反射されて
きた光を集光する送受信走査光学系と、前記集光を検出
する検出器を有し、該検出器の動作が飽和状態で無い時
にのみその検出結果から前記目標物までの距離を算出す
る距離測定回路とを備えているレーザレーダ装置。 - 【請求項２】 前記発光手段は強弱２種のレーザ発信機
である請求項１記載のレーザレーダ装置。 - 【請求項３】 前記発光手段は１台のレーザ発振器と、
これの出射光の透過光および内部反射光により前記強弱
光を出射するくさび形出力窓とを有する請求項１記載の
レーザレーダ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226772A JP2765291B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザレーダ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3226772A JP2765291B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザレーダ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0566263A JPH0566263A (ja) | 1993-03-19 |
| JP2765291B2 true JP2765291B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=16850373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3226772A Expired - Lifetime JP2765291B2 (ja) | 1991-09-06 | 1991-09-06 | レーザレーダ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2765291B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002006041A (ja) * | 2000-06-20 | 2002-01-09 | Honda Motor Co Ltd | 車両用物体検知装置 |
| JP2011013183A (ja) | 2009-07-06 | 2011-01-20 | Furuno Electric Co Ltd | 物標探知装置および物標探知方法 |
| JP2012122951A (ja) * | 2010-12-10 | 2012-06-28 | Denso Corp | 距離測定装置および距離測定プログラム |
| JP7483548B2 (ja) | 2020-08-05 | 2024-05-15 | 京セラ株式会社 | 電磁波検出装置 |
-
1991
- 1991-09-06 JP JP3226772A patent/JP2765291B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0566263A (ja) | 1993-03-19 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19980303 |