JP2763792B2 - レントゲン検査情報管理システム - Google Patents

レントゲン検査情報管理システム

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JP2763792B2
JP2763792B2 JP17664889A JP17664889A JP2763792B2 JP 2763792 B2 JP2763792 B2 JP 2763792B2 JP 17664889 A JP17664889 A JP 17664889A JP 17664889 A JP17664889 A JP 17664889A JP 2763792 B2 JP2763792 B2 JP 2763792B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔概 要〕 病院や検査センターの放射線部門などにおいて実施さ
れるレントゲン検査についての情報を管理するシステム
に関し、 レントゲン検査における撮影の実施後のデータの入力
作業の労力を軽減することを目的とし、 多数の患者についてのレントゲン検査に関する情報を
格納するデータベースと、撮影条件の基準値に関する情
報を格納する基準値マスターファイルと、レントゲン検
査の依頼のための依頼情報を入力するための依頼情報入
力手段と、前記依頼情報に基づいて撮影条件の前回値を
前記データベースから検索するための前回条件検索手段
と、前記依頼情報に基づいて前記基準値マスターファイ
ルから撮影条件の基準値を検索する基準条件検索手段
と、前記依頼情報入力手段からの入力があったときに、
前記前回条件検索手段により検索された前回値があると
きには当該前回値を、前回値がないときには前記基準条
件検索手段により検索された基準値を、当該依頼情報と
ともに前記データベースに書き込むためのデータベース
制御手段とを有して構成される。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、病院や検査セターの放射線部門などにおい
て実施されるレントゲン検査についての情報を管理する
システムに関する。
近年、大学病院など比較的大規模な病院においては、
患者の診断、治療、検査などに関する情報を管理し、医
師、技師、及び診療事務などを支援する医療情報システ
ムが導入されており、次第に普及しつつある。
このような医療情報システムにおいては、放射線部門
などに対してもきめ細かな情報の管理を行い、レントゲ
ン検査事務の合理化をさらに推進できることが望まれて
いる。
〔従来の技術〕
病院の放射線部門で実施されるレントゲン検査では、
医師が発行した依頼伝票に基づいて照射録用紙に所定の
事項が書き込まれ、照射録用紙に書かれた撮影方法、撮
影部位などを見て放射線技師がレントゲン撮影を実施す
る。
従来の医療情報システムでは、例えば医師又は医師の
支持を受けた者がキー入力することによって依頼伝票が
出力され、また、レントゲン撮影を実施した後に、実施
に係る撮影条件やフィルム情報を技師などがキー入力す
ることによって、照射録の発行のためのデータが揃うよ
うになっている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、レントゲン検査は、病院における種々の検査
の中でも検査に係わる情報量が極めて多いという特徴が
ある。したがって、上述した従来の医療情報システムで
は、撮影を実施した後の撮影条件などデータの入力作業
に極めて多くの時間と労力を要していた。
一方、レントゲン検査を行った後は、その最終結果を
照射録として保存することが必要である。また、患者
(被撮影者)の受付からレントゲン撮影の実施に至るま
でに、未完成の照射録(照射録用紙に途中まで書き込ま
れたもの)やその他の種々のレントゲン検査票を種々の
段階又は担当部署において発行する場合がある。
そのため、それらの検査票の発行のための事務手続き
が複雑となり、事務処理に多くの労力を要していた。
また、患者によっては、撮影条件を基準値から変更し
た値で撮影することがあり、その場合には、同じ患者に
ついて再びレントゲン検査を実施する際に、撮影条件の
調整により生じる写損によって患者の被曝回数が増加す
ることを防止するため、変更した撮影条件の値を控えて
おくという手間が発生していた。
本発明は、上述の問題に鑑み、レントゲン検査におけ
る撮影の実施後のデータの入力作業の労力を軽減すると
ともに、撮影条件を基準値から変更した場合にその値を
控えておく手間を解消することを目的としている。
本発明の他の目的は、種々のレントゲン検査票を適切
なタイミングで容易に発行することのできるレントゲン
検査情報管理システムを提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
上述の課題を解決するため、請求項1の発明は、第1
図に示すように、多数の患者についてのレントゲン検査
に関する情報を格納するデータベース11と、撮影条件SA
Jの基準値KIJに関する情報を格納する基準値マスターフ
ァイル12と、レントゲン検査の依頼のための依頼情報IJ
Oを入力するための依頼情報入力手段21と、前記依頼情
報IJOに基づいて撮影条件SAJの前回値ZENを前記データ
ベース11から検索するための前回条件検索手段31と、前
記依頼情報IJOに基づいて前記基準値マスターファイル1
2から撮影条件SAJの基準値KIJを検索する基準条件検索
手段32と、前記依頼情報入力手段21からの入力があった
ときに、前記前回条件検索手段31により検索された前回
値ZENがあるときには当該前回値ZENを、前回値ZENがな
いときには前記基準条件検索手段32により検索された基
準値KIJを、当該依頼情報IJOとともに前記データベース
11に書き込むためのデータベース制御手段33とを有して
構成される。
請求項2の発明は、多数の患者についてのレントゲン
検査に関する情報を格納するデータベース11と、レント
ゲン検査票SYOを印刷するタイミングに関する情報を格
納する運用定義ファイル13と、前記データベース11内の
データに基づいてレントゲン検査票SYOを印刷するため
のプリンタ41と、前記データベース11が更新されたとき
に前記運用定義ファイル13を参照し、前記プリンタ41を
起動するための検査票印刷制御手段34とを有して構成さ
れる。
請求項3の発明は、多数の患者についてのレントゲン
検査に関する情報を格納するデータベース11と、レント
ゲン検査の依頼のための依頼情報IJOを入力するための
依頼情報入力手段21と、患者に対してレントゲン検査の
受付のためのチェック入力を行う受付入力手段22と、レ
ントゲン検査を実施したときの実施情報を入力する実施
入力手段23と、レントゲン検査票SYOを印刷するタイミ
ングに関する情報を格納する運用定義ファイル13と、前
記データベース11内のデータに基づいてレントゲン検査
票SYOを印刷するためのプリンタ41と、前記依頼情報入
力手段21、前記受付入力手段22、又は前記実施入力手段
23のいずれかからの入力があったときに、前記運用定義
ファイル13を参照して前記プリンタ41を起動するための
検査票印刷制御手段34とを有して構成される。
〔作 用〕
データベース11は、多数の患者についてのレントゲン
検査に関する情報を格納する。
基準値マスターファイル12は、撮影条件SAJの基準値K
IJに関する情報を格納する。
運用定義ファイル13は、レントゲン検査票SYOを印刷
するタイミングに関する情報を格納する。
依頼情報入力部21から依頼情報IJOが入力されると、
前回条件検索手段31は、依頼情報IJOに基づいて撮影条
件SAJの前回値ZENをデータベース11から検索する。
前回値ZENがない場合には、基準条件検索手段32は、
依頼情報IJOに基づいて基準値マスターファイル12から
撮影条件SAJの基準値KIJを検索する。
データベース制御手段33は、検索された前回値ZEN又
は基準値KIJを、依頼情報IJOとともにデータベース11に
書き込む。
依頼情報入力部21、受付入力手段22、又は実施入力手
段23からの入力によってデータベース11が更新されたと
きに、検査票印刷制御手段34は運用定義ファイル13を参
照し、運用定義ファイル13に定義されたタイミングであ
ればプリンタ41を起動してレントゲン検査票SYOを印刷
する。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説明する。
第1図は本発明に係るレントゲン検査情報管理システ
ム1の構成を示すブロック図である。
レントゲン検査情報管理システム1は、多数の患者に
ついてのレントゲン検査に関する情報を格納するデータ
ベース11、撮影条件SAJの基準値KIJに関する情報を格納
する基準値マスターファイル12、種々のレントゲン検査
票SYOを印刷するタイミングに関する情報を格納する運
用定義ファイル13、レントゲン検査の依頼のための依頼
情報IJOを入力するための依頼情報入力部21、患者に対
してレントゲン検査の受付のためのチェック入力を行う
受付入力部22、レントゲン検査を実施したときの実施情
報を入力する実施入力部23、前回に撮影を行ったときの
撮影条件SAJの前回値ZENを依頼情報IJOに基づいてデー
タベース11から検索するための前回条件検索部31、依頼
情報IJOに基づいて基準値マスターファイル12から撮影
条件SAJの基準値KIJを検索する基準条件検索部32、デー
タベース11内のデータの検索、読み出し、書き込みな
ど、データベース11に対する制御を行うデータベース制
御部33、データベース11内のデータに基づいてレントゲ
ン検査票SYOを印刷するためのプリンタ41、及び、プリ
ンタ41を制御してレントゲン検査票SYOを発行するため
の検査票印刷制御部34から構成されている。なお、プリ
ンタ41は、診察室、レントゲン検査室、及び受付窓口に
それぞれ設置されている。
データベース11は、患者情報レコード、依頼情報レコ
ード、部位レコード、及び検査票レコードなどを有し、
患者の基本情報、依頼情報、検査情報など、診療、検
査、及び後述する照射録の発行に必要な種々のデータ
を、例えば過去1年間程度にわたって格納している。デ
ータベース11は、基準値マスターファイル12及び運用定
義ファイル13に設けられているのと同じ項目を有してお
り、それらの項目をキーとして検索が可能である。
基準値マスターファイル12は、検索のための多数のキ
ーによる種々の組み合わせに対応して、フィルム情報FU
J、撮影条件SAJ、断層基準点などに関する基準値のデー
タを格納している。
キー項目には、固定キーとして「外部伝票コード」
「撮影媒体」があり、可変キーとして「左右区分」「撮
影部位」「撮影方法」「撮影方向」「年齢区分」などが
ある。固定キーの組み合わせ毎に、可変キーを選択して
キー項目を設定することができる。
「外部伝票コード」は、「単純撮影」「造影撮影」
「血管撮影」などの検査方法に応じて定められる。「撮
影媒体」は、「フィルム」「Zero」「CR」「DSA」な
ど、画像記録のための種々の媒体である。「外部伝票コ
ード」は、医師が一回の検査依頼を行う単位であるのに
対し、レントゲン検査票SYOは技師が一回の検査作業を
行う単位である。
フィルム情報FUJは、レントゲンの撮影の際に用いる
フィルムについての情報であり、「フィルムサイズ」
「枚数」「分割数」などの項目がある。
撮影条件SAJは、レントゲン撮影装置に設定する電気
的な値であり、「電圧」「電流」「時間」などの多数の
項目がある。
断層基準点は、レントゲン検査法の一種である断層撮
影を行う際に、「深さ」の範囲を指定するための基準と
なる位置をコードで示したものである。
なお本明細書において、撮影条件SAJと言った場合に
は、フィルム情報FUJ、基準値KIJ、又は断層基準点のい
ずれかの情報、又は、これら複数種の情報を含める場合
がある。
運用定義ファイル13は、多数のキー項目と、多数のキ
ー項目の組み合わせに対してレントゲン検査票SYOの印
刷を行うか否かの「判定フラグ」とを有している。キー
項目には、「外部伝票コード」「帳票種別」「業務区
分」「内部伝票」「入外区分」「至急区分」「出張区
分」「更新区分」「受付状態区分」「発行済グラフ」な
どがある。検査票印刷制御部34は、データベース制御部
33からのトリガによって運用定義ファイル13を参照し、
所定のキー項目に対応する「判定フラグ」に応じてレン
トゲン検査票SYOを発行する。したがって、これらのキ
ー項目の組み合わせを書き換えることによって、レント
ゲン検査票SYOの発行タイミングを変更することができ
る。
依頼情報入力部21、受付入力部22、及び実施入力部23
は、キーボードやディスプレイ装置などからなる端末装
置である。
依頼情報入力部21は、例えば診察室などに設けられて
おり、診察サイドから医師がレントゲン検査の依頼を行
うときに、ここから依頼情報IJOの入力を行う。依頼情
報IJOとしては、例えば、患者のID番号、撮影部位BUI、
撮影方法、撮影方向、撮影日(検査日)などである。レ
ントゲン検査は、依頼情報IJOが入力された当日に実施
される場合もあるし、翌日以降に実施される場合もあ
る。
受付入力部22は、放射線部門の受付用窓口に設けられ
ており、検査の当日において患者と依頼情報IJOとの照
合を受付担当者が行ってチェック入力を行うためのもの
であり、修正や追加のための入力を行うことも可能であ
る。
実施入力部23は、実際にレントゲン撮影を行う部屋
(検査室)に設けられており、レントゲン技師がフィル
ム情報FUJや撮影条件SAJの確認、又は修正、追加などを
行うためのものである。
データベース制御部33は、依頼情報入力部21からの入
力があったときに、前回条件検索部31により検索された
前回値ZENがあるときには当該前回値ZENを、前回値ZEN
がないときには基準条件検索部32により検索された基準
値KIJを、依頼情報IJOとともにデータベース11に書き込
む。データベース制御部33は、依頼情報入力部21、受付
入力部22、実施入力部23などからの入力によってデータ
ベース11の内容を更新し、又はデータを追加する。
検査票印刷制御部34は、依頼情報入力部21、受付入力
部22、又は実施入力部23などからの入力によってデータ
ベース11が更新されたときに、それをトリガとして運用
定義ファイル13を参照し、運用定義ファイル13に定義さ
れた発行タイミングであれば、診察室、検査室、及び受
付窓口に設置したプリンタ41を起動してレントゲン検査
票をSYOを発行(印刷)する。
なお、実際には、検査票印刷制御部34にトリガを与え
るために、それぞれの入力部21,22,23から入力があった
場合に更新されるジャーナルファイルが設けられてお
り、それが更新されたときにトリガが発生するようにな
っている。
次に、上述のように構成されたレントゲン検査情報管
理システム1による運用例を説明する。
第2図は依頼情報入力部21の画面GM1の例を示す図で
ある。
この画面GM1において、患者のID番号、撮影部位BUI、
位置、その他の所定の事項を入力する。この時点で、基
準値マスターファイル12を検索し、ファイル情報FUJの
基準値KIJの存在の有無により、入力された事項の組み
合わせの正当性チェックを行う。依頼情報IJOの入力を
終了すると、入力された部位が検査室毎に振り分けら
れ、同時に照射番号BANが自動的に付与される。さら
に、前回条件検索部31によって、データベース11内にお
いて、当該患者の当該撮影部位BUIについての撮影条件S
AJの前回値が検索される。前回値ZENの検索は、「外部
伝票コード」「ID番号」及び「撮影部位」をキーとして
行われる。該当するデータが複数存在する場合には、撮
影日の最も新しいデータが前回値ZENとされる。
該当するデータが存在しない場合には、前回値ZENは
無しとされ、次に基準条件検索部32によって、基準値マ
スターファイル12から基準値KIJが検索される。
基準値KIJの検索は、基準値マスターファイル12の固
定キーである「外部伝票コード」「撮影媒体」、及び、
固定キーの組み合わせに応じた可変キーによって行われ
る。
検索によって得られた前回値ZEN又は基準値KIJは、依
頼情報IJOとともにデータベース11に書き込まれる。
このときに、運用定義ファイル13には少なくとも検査
室のプリンタ41によりレントゲン検査票SYOを発行する
タイミングであることが定義されており、これによって
検査票印刷制御部34は当該プリンタ41を起動してレント
ゲン検査票SYOを発行する。レントゲン検査技師は、こ
のレントゲン検査票SYOによって、撮影資材などを事前
に準備することができる。
次に、検査の当日になって患者が受付用窓口にやって
来ると、受付では、受付入力部22から患者の提示する診
察カードによってID番号を入力する。これによって、当
該患者のレントゲン検査に関する情報が、第3図に示す
ように受付入力部22の画面GM2に表示される。
画面GM2には、照射録番号BAN、照射録名MEI、部屋HY
A、患者のID番号、氏名、生年月日、撮影日SAHなどの他
に、データベース11の「受付状態区分」の項目のデータ
に対応して状態JTAが表示されている。状態JTAは、依頼
情報IJOが入力された段階では、検査の実施が確定して
いるという意味の「確定」であり、受付が終了した段階
では「受付」であり、検査が終了した段階では「実施」
である。これら状態JTAの内容は、上述したようにレン
トゲン検査票SYOを発行すべきタイミングに対応して運
用定義ファイル13内に定義されている。
画面GM2の表示を参照して当該患者と検査内容とを照
合し、それらに間違いがないことを確認し、キー入力を
行うことによって受付が終了する。その後、画面GM2の
部屋HYAとして表示された「10検査室」(撮影室)を患
者に指示し又は案内する。
このときにも、運用定義ファイル13にレントゲン検査
票SYOを発行するタイミングであることが定義されてい
る場合には、上述と同様にレントゲン検査票SYOが発行
される。検査室では、患者がやって来た際に、実施入力
部23から技師が照射録番号BANを入力する。これによっ
て、第4図に示すように、レントゲン検査票SYOの一種
である照射録SYO1が、実施入力部23の画面GM3に表示さ
れる。なお、画面GM3に表示された照射録SYO1は、先に
発行されたレントゲン検査票SYOと表現形式は異なるが
内容は同じである。また照射録SYO1は、その全項目には
記入されておらず未完成である。
技師は、照射録SYO1を見ることによって、撮影条件SA
J、フィルム情報FUJ、その他の必要な事項を再び知るこ
とができ、その表示内容及び発行済みのレントゲン検査
票SOYに基づいて撮影を実施する。撮影の終了後に、追
加の実施情報、例えば撮影技術的に高度な事項、フィル
ムの枚数又は種類などのデータを実施入力部23から追加
入力し、また、必要があればデータの修正を行う。
検査が終了すると、検査票印刷制御部34はそのタイミ
ングで運用定義ファイル13を参照し、レントゲン検査票
SYOの一種である保存用の照射録SYO2をプリンタ41によ
って発行する。検査方法の種類によって種々のフォオマ
ットの照射録SYO2が発行される。
第5図はプリンタ41によって印刷される照射録SYO2の
一例を示す図である。
第5図に示すように、照射録SYO2には、照射録番号BA
N、照射録名MEI、部屋HYA、患者のID番号、氏名、生年
月日、撮影部位BUI、撮影条件SAJ、フィルム情報FUJ、
撮影日SAHなどが記入されている。
発行された照射録SYO2は一定の条件の下に保存され
る。
当該検査室での検査(撮影)が終了した患者について
さらに他の検査がある場合には、患者に次の部屋を指示
し又は案内する。
上述の実施例によると、医師が依頼情報入力部21から
依頼情報IJOを入力すると、前回条件検索部31によって
最も最近に実施された撮影条件SAJである前回値ZENが検
索され、そのデータが自動的にデータベース11に書き込
まれるので、患者及び患者の撮影部位BUIに特有の撮影
条件SAJを容易に得ることができ、撮影に当たって無駄
な試行錯誤を行う必要がなくなり、且つ撮影の実施後の
入力が大幅に省略されるとともに、画面GM3の照射録SYO
1に予め表示される撮影条件SAJの正確さが向上し、撮影
の実施によって生じるデータの修正が最小限に抑えられ
る。
また、前回値ZENがない場合には、基準条件検索部32
によって検索された基準値KIJがデータベース11に書き
込まれるので、標準的な撮影条件SAJなどを容易に知る
ことができるとともに、撮影の実施後の入力が大幅に省
略され、データの入力作業の労力を大幅に軽減すること
ができる。
上述の実施例によると、運用定義ファイル13の内容を
書き替えることによって、多数の種類のレントゲン検査
票SYOの発行タイミングをそれぞれ容易に設定し且つ容
易に更することができるので、病院によって種々異なる
レントゲン検査票SYOの発行形態に対応することがで
き、病院に最も適した運営を行うことができる。
したがって、例えば一日の朝に、その当日に検査が行
われる予定のレントゲン検査票(検査予定票)を、例え
ば受付窓口に設置したプリンタ41で発行することによっ
て、直観的に当日の検査量を知ることができるととも
に、発行されたレントゲン検査票を各部署間の連絡通信
に用いることができる。
また、運営の異なる病院に容易に対応することができ
ることから、レントゲン検査情報管理システム1の標準
化が容易となり、コストの低下が期待できる。
上述の実施例において、ある一定の時刻に一括してレ
ントゲン検査票SYOを発行するよう運用定義ファイル13
を定義しておくことも可能である。レントゲン検査票SY
Oとは別に、種々の一覧表、台帳などを発行するように
してもよい。データベース11、基準値マスターファイル
12、運用定義ファイル13などのファイル構成、各画面GM
1〜3及び照射録SYO1,2などのレントゲン検査票SYOに表
示する項目及びフォーマット、及び、レントゲン検査情
報管理システム1のシステム構成は、上述した以外の種
々のものとすることができる。
〔発明の効果〕
請求項1の発明によると、レントゲン検査における撮
影の実施後のデータの入力作業の労力を大幅に軽減する
ことができる。
また、同じ患者について再びレントゲン検査を実施す
る際に、前回に撮影条件を基準値から変更して撮影を行
った場合にその値を控えておかなくても、撮影条件の前
回値の情報を得ることができ、写損によって患者の被曝
回数の増加することが防止される。
請求項2及び3の発明によると、種々のレントゲン検
査票を適切なタイミングで容易に発行することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るレントゲン検査情報管理システム
の構成を示すブロック図、 第2図は依頼情報入力部の画面の例を示す図、 第3図は受付入力部の画面の例を示す図、 第4図は実施入力部の画面の例を示す図、 第5図は、プリンタによって印刷される照射録の一例を
示す図である。 図において、 11はデータベース、 12は基準値マスターファイル、 13は運用定義ファイル、 21は依頼情報入力部(依頼情報入力手段)、 22は受付入力部(受付入力手段)、 23は実施入力部(実施入力手段)、 31は前回条件検索部(前回条件検索手段)、 32は基準条件検索部(基準条件検索手段)、 33はデータベース制御部(データベース制御手段)、 34は検査票印刷制御部(検査票印刷制御手段)、 41はプリンタ、 IJOは依頼情報、 SAJは撮影条件、 ZENは前回値、 KIJは基準値、 SYOはレントゲン検査票、 SYO2は照射録(レントゲン検査票)である。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の患者についてのレントゲン検査に関
    する情報を格納するデータベース(11)と、 撮影条件(SAJ)の基準値(KIJ)に関する情報を格納す
    る基準値マスターファイル(12)と、 レントゲン検査の依頼のための依頼情報(IJO)を入力
    するための依頼情報入力手段(21)と、 前記依頼情報(IJO)に基づいて撮影条件(SAJ)の前回
    値(ZEN)を前記データベース(11)から検索するため
    の前回条件検索手段(31)と、 前記依頼情報(IJO)に基づいて前記基準値マスターフ
    ァイル(12)から撮影条件(SAJ)の基準値(KIJ)を検
    索する基準条件検索手段(32)と、 前記依頼情報入力手段(21)からの入力があったとき
    に、前記前回条件検索手段(31)により検索された前回
    値(ZEN)があるときには当該前回値(ZEN)を、前回値
    (ZEN)がないときには前記基準条件検索手段(32)に
    より検索された基準値(KIJ)を、当該依頼情報(IJO)
    とともに前記データベース(11)に書き込むためのデー
    タベース制御手段(33)と を有してなることを特徴とするレントゲン検査情報管理
    システム。
  2. 【請求項2】多数の患者についてのレントゲン検査に関
    する情報を格納するデータベース(11)と、 レントゲン検査票(SYO)を印刷するタイミングに関す
    る情報を格納する運用定義ファイル(13)と、 前記データベース(11)内のデータに基づいてレントゲ
    ン検査票(SYO)を印刷するためのプリンタ(41)と、 前記データベース(11)が更新されたときに前記運用定
    義ファイル(13)を参照し、前記プリンタ(41)を起動
    するための検査票印刷制御手段(34)と を有してなることを特徴とするレントゲン検査情報管理
    システム。
  3. 【請求項3】多数の患者についてのレントゲン検査に関
    する情報を格納するデータベース(11)と、 レントゲン検査の依頼のための依頼情報(IJO)を入力
    するための依頼情報入力手段(21)と、 患者に対してレントゲン検査の受付のためのチェック入
    力を行う受付入力手段(22)と、 レントゲン検査を実施したときの実施情報を入力する実
    施入力手段(23)と、 レントゲン検査票(SYO)を印刷するタイミングに関す
    る情報を格納する運用定義ファイル(13)と、 前記データベース(11)内のデータに基づいてレントゲ
    ン検査票(SYO)を印刷するためのプリンタ(41)と、 前記依頼情報入力手段(21)、前記受付入力手段(2
    2)、又は前記実施入力手段(23)のいずれかからの入
    力があったときに、前記運用定義ファイル(13)を参照
    して前記プリンタ(41)を起動するための検査票印刷制
    御手段(34)と を有してなることを特徴とするレントゲン検査情報管理
    システム。
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