JP2000048098A - データ管理装置、画像撮影装置、画像処理装置、データ管理システム、及び記憶媒体 - Google Patents

データ管理装置、画像撮影装置、画像処理装置、データ管理システム、及び記憶媒体

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JP2000048098A
JP2000048098A JP21243298A JP21243298A JP2000048098A JP 2000048098 A JP2000048098 A JP 2000048098A JP 21243298 A JP21243298 A JP 21243298A JP 21243298 A JP21243298 A JP 21243298A JP 2000048098 A JP2000048098 A JP 2000048098A
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Tsukasa Sako
司 酒向
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 効率的に且つ正確にデータ管理することが可
能なデータ管理システムを提供する。 【解決手段】 受付業務開始前に、複製手段112は、
現在管理されている第1のデータベース111の複製
(第2のデータベース)を複数作成しておく。その後、
読取手段102は、所定の媒体101X に記載された情
報を読み取り、その読取情報で、複数の第2のデータベ
ースのうちの少なくとも1つのデータベース103を更
新する。そして、受付業務終了後、入替手段112は、
更新がなされた第2のデータベース(今回の情報からな
るデータ)103と、第1のデータベース111とを入
れ替えて、該第2のデータベース103を管理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、各個人に
関する情報をデータベースに登録して管理するデータ管
理装置、撮影を行って得た画像データを管理する機能を
有する画像撮影装置、入力された画像データを管理する
機能を有する画像処理装置、データ管理システム、及び
及びそれを実施するための処理ステップをコンピュータ
が読出可能に格納した記憶媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、医用分野の集団検診では、受
付順に受診者各々に対して受付番号を発行し、その受付
番号を元に、各受診者に関する情報(名前や住所等)を
管理するようになされている。この管理方法としては、
台帳によるものが主流である。
【0003】一方、コンピュータの発展に伴って、医用
分野においてもコンピュータ化が浸透してきた。特に、
画像診断(X線撮影により得られたフィルム画像をシャ
ーカステンに掛けて観察する診断)の分野では、このコ
ンピュータ化の浸透の流れが急速であり、各種CTや超
音波診断機器、ラジオアイソトープを用いた診断機器等
の普及には目をみはるものがある。また、近年では、固
体撮像素子等を用いたX線撮影が開発されてきているに
より、ディジタルのX線画像を用いた、画像診断分野の
コンピュータ化が徐々に始まってきている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上述の医用分
野の状況により、受付時の各受診者の情報もディジタル
化して、X線撮影により得られた各受診者のX線画像と
共に利用する、という要望、或いは、受付時に、各受診
者の健康状態等も共にディジタル化して、その後に行わ
れるX線画像の読影の際に利用する、という要望が出て
くる。
【0005】これらの要望を解決する方法としては、例
えば、受付時に、受診者(被受付者)の名前、住所、及
び健康状態等の情報を、受付オペレータが該受診者に問
い合わせ、それらの情報を受付装置に対して入力し、そ
の入力情報を、受診番号(受診者ID)に付随して受付
データベースに記憶(登録)させると同時に、該受診者
IDを発行する、という方法が考えられる。この方法に
おいて、受診者IDを発行する際に、前回(去年)既に
受付を行った受診者であった場合、その前回のときの受
診者IDを発行する必要がある。この場合には、このと
きに、前回の受付データベースから、該当する受診者I
Dを検索し、その受診者IDに付随する情報に対して、
今回の情報を追加すればよい。
【0006】また、他の方法として、例えば、前回の受
付データベースを用いることなしに、上述のようにして
今回の受付データベースに各受診者の情報を登録すると
共に、受診者IDを発行し、全ての受診者の検診終了後
に、今回の受付データベースと、前回の受付データベー
スとに各々管理されている各種情報(名前や住所等の情
報)のマッチングをとり、今回発行した受診者IDと、
前回の受診者IDとを関連付ける、という方法が考えら
れる。
【0007】しかしながら、上記の方法の何れをとって
も、受付オペレータが、各々の受診者の名前や住所、健
康状態等の各種情報を入力することは、非常に手間がか
かり、大変な作業である。また、健康状態等の情報を入
力する際には、様々なチェック項目を受診者に問い合わ
せながら、入力作業を行う必要があり、これは非常に困
難な作業である。
【0008】また、検診中、或いは、検診終了後に、受
付データベースが何らかの要因で破壊され、既に入力さ
れた各種情報が消失してしまった場合、同一の情報でそ
れを復帰させるのは不可能である。
【0009】さらに、検診終了後に、前回と今回の各受
付データベースのマッチングをとる方法では、今回の受
付データベースに入力ミスが存在した場合、関連付けを
正確に行うことはできない。
【0010】そこで、本発明は、上記の欠点を除去する
ために成されたもので、効率的に且つ正確にデータ管理
することが可能なデータ管理装置、画像撮影装置、画像
処理装置、データ管理システム、及びそれを実施するた
めの処理ステップをコンピュータが読出可能に格納した
記憶媒体を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】斯かる目的下において、
第1の発明は、予め管理されている第1のデータベース
の複製である第2のデータベースを複数作成する複製手
段と、所定の媒体に記載された情報を読み取る読取手段
と、上記読取手段で得られた情報により、上記複数の第
2のデータベースの何れかのデータベースを更新する更
新手段と、上記更新手段での更新に従って、上記第1の
データベースを変更する変更手段とを備えることを特徴
とする。
【0012】第2の発明は、被受付者に関する情報をデ
ータベースに登録して管理するデータ管理装置であっ
て、上記被受付者に関する情報からなる第1のデータベ
ースを元に、該第1のデータの複製である第2のデータ
ベースを複数作成する複製手段と、所定の媒体に上記被
受付者により記載された情報を読み取る読取手段と、上
記読込手段で得られた情報により、上記複数の第2のデ
ータベースの何れかを更新する更新手段と、上記更新手
段での更新に従って、上記第1のデータベースを変更す
る変更手段とを備えることを特徴とする。
【0013】第3の発明は、上記第2の発明において、
上記複製手段は、受付業務開始前に上記複製作成処理を
実行し、上記変更手段は、受付業務終了後に上記変更処
理を実行することを特徴とする。
【0014】第4の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記変更手段は、上記第2のデータベースから、
上記読取手段で得られた情報に対応するデータを検索す
る検索手段を含むことを特徴とする。
【0015】第5の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記変更手段は、上記第1のデータベースに対し
て、上記更新手段により更新がなされた上記第2のデー
タベースの情報を上書きすることを特徴とする。
【0016】第6の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、上記変更手段は、上記第1のデータベースと、上
記更新手段により更新がなされた上記第2のデータベー
スとを入れ替えることを特徴とする。
【0017】第7の発明は、上記第1又は2の発明にお
いて、被写体を撮影して画像情報を得る撮影手段を更に
備え、上記更新手段は、上記撮影手段で得られた画像情
報をも用いて、データベースの更新を行うことを特徴と
する。
【0018】第8の発明は、上記第7の発明において、
上記撮影手段は、医療用の画像情報を得ることを特徴と
する。
【0019】第9の発明は、上記第8の発明において、
上記撮影手段は、放射線により上記医療用画像情報を得
ることを特徴とする。
【0020】第10の発明は、上記第9の発明におい
て、上記撮影手段は、X線により上記医療用画像情報を
得ることを特徴とする。
【0021】第11の発明は、撮影して得た画像データ
をデータベースで管理する機能を有する画像撮影装置で
あって、請求項1〜10の何れかに記載のデータ管理装
置が有する機能によって、データ管理を行うことを特徴
とする。
【0022】第12の発明は、入力された画像データを
データベースで管理する機能を有する画像処理装置であ
って、請求項1〜10の何れかに記載のデータ管理装置
が有する機能によって、データ管理を行うことを特徴と
する。
【0023】第13の発明は、所定の媒体に記載された
情報を読み取る読取装置と、所定のデータベースを管理
する管理装置とがネットワーク経由で接続されてなるデ
ータ管理システムであって、上記管理装置は、予め管理
しているデータベースの複製を複数作成する複製手段
と、データベースの変更を行う変更手段とを含み、上記
読取装置は、上記所定の媒体から読み取った情報で上記
複数の複製データベースの何れかのデータを更新する更
新手段を含み、上記管理装置の変更手段は、上記更新手
段での更新に従って、上記予め管理しているデータベー
スを変更することを特徴とする。
【0024】第14の発明は、上記第13の発明におい
て、上記読取装置は、所定の集団の受付所に設置され、
各被受付者により上記所定の媒体に記載された所定の情
報を読み取ることを特徴とする。
【0025】第15の発明は、上記第13の発明におい
て、上記読取装置は、上記複製データベースから、上記
所定の媒体から読み取った情報に対応するデータを検索
する検索手段を更に含むことを特徴とする。
【0026】第16の発明は、上記第13の発明におい
て、上記変更手段は、上記予め管理しているデータベー
スに対して、上記更新手段により更新がなされた複製デ
ータベースの情報を上書きすることを特徴とする。
【0027】第17の発明は、上記第13の発明におい
て、上記変更手段は、上記予め管理しているデータベー
スと、上記更新手段により更新がなされた複製データベ
ースとを入れ替えることを特徴とする。
【0028】第18の発明は、上記第13の発明におい
て、被写体を撮影して画像情報を得る撮影手段を更に備
え、上記更新手段は、上記撮影手段で得られた画像情報
をも用いて、データベースの更新を行うことを特徴とす
る。
【0029】第19の発明は、上記第18の発明におい
て、上記撮影手段は、医療用の画像情報を得ることを特
徴とする。
【0030】第20の発明は、上記第19の発明におい
て、上記撮影手段は、放射線により上記医療用画像情報
を得ることを特徴とする。
【0031】第21の発明は、上記第20の発明におい
て、上記撮影手段は、X線により上記医療用画像情報を
得ることを特徴とする。
【0032】第22の発明は、被受付者に関する情報を
データベースに登録して管理するための処理ステップを
コンピュータが読出可能に格納した記憶媒体であって、
該処理ステップは、受付業務開始前に、上記被受付者に
関する情報からなる第1のデータベースを元に、該第1
のデータベースの複製である第2のデータベースを複数
作成する複製ステップと、所定の媒体に上記被受付者に
より記載された情報を読み取る読取ステップと、上記読
取ステップにより得られた情報により、上記複数の第2
のデータベースの何れかを更新する更新ステップと、上
記更新ステップでの更新に従って、上記第1のデータベ
ースを変更する変更ステップとを含み、上記複製ステッ
プを受付業務開始前に実行し、その後上記読取ステップ
及び上記更新ステップを実行し、これらのステップの実
行により受付業務が終了した後に、上記変更ステップを
実行するように、各ステップが格納されたことを特徴と
する。
【0033】第23の発明は、上記第22の発明におい
て、上記変更ステップは、上記第2のデータベースか
ら、上記読取ステップにより得られた情報に対応するデ
ータを検索する検索ステップを含むことを特徴とする。
【0034】第24の発明は、上記第22の発明におい
て、上記変更ステップは、上記第1のデータベースに対
して、上記更新手段により更新がなされた上記第2のデ
ータベースの情報を上書きするステップを含むことを特
徴とする。
【0035】第25の発明は、上記第22の発明におい
て、上記変更ステップは、上記第1のデータベースと、
上記更新手段により更新がなされた上記第2のデータベ
ースとを入れ替えるステップを含むことを特徴とする。
【0036】第26の発明は、上記第22の発明におい
て、上記処理ステップは、被写体を撮影して画像情報を
得る撮影ステップを更に含み、上記更新ステップは、上
記撮影ステップにより得られた画像情報をも用いて、デ
ータベースの更新を行うステップを含むことを特徴とす
る。
【0037】第27の発明は、上記第26の発明におい
て、上記撮影ステップは、医療用の画像情報を得るステ
ップを含むことを特徴とする。
【0038】第28の発明は、上記第27の発明におい
て、上記撮影ステップは、放射線により上記医療用画像
情報を得るステップを含むことを特徴とする。
【0039】第29の発明は、上記第28の発明におい
て、上記撮影ステップは、X線により上記医療用画像情
報を得るステップを含むことを特徴とする。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0041】(第1の実施の形態)本発明は、例えば、
図1に示すような、集団検診システム100に適用され
る。この集団検診システム100は、ある地域内の住民
や企業、学校の集団検診を、その地区へ出向いて検診を
行う際に用いられるシステムであり、検診受付装置10
2と、受付データベース103と、X線画像撮影装置1
05と、詳細は後述する検診センタ110とを含んでい
る。
【0042】先ず、受診者(ここでは、”A”〜”D”
の受診者)が受付に来ると、OCRシート101a ,1
01b ,・・・が受付順に各受診者に対して1枚ずつ渡
される。このOCRシート101a ,101b ,・・・
は各々、受付番号が既にマーキングしてあるシートであ
る。したがって、受診者がこのOCRシートを受け取る
ことで、受付番号が該受診者に対して発行されることに
なる。
【0043】次に、受付番号をもらった受診者(例えば
受診者Aとする)は、健康状態に関する質間に対してそ
の答えをOCRシート(OCRシート101a とする)
に記載(マーキング)すると共に、自分の氏名や生年月
日等も同時に記入する。
【0044】このようにして受診者Aの情報が記入され
たOCRシート101a は、直ちに受付に設置されてい
る検診受付装置102に入力(挿入)される。検診受付
装置102は、入力されたOCRシート101a 上に記
入されている文字や記号等を読み取り、受診者Aの過去
の受診経緯のデータベース検索及び登録を行う。
【0045】ここで、受診者Aの過去の受診経緯のデー
タベース検索を行う際には、受付データベース103が
用いられる。このデータベース検索ついて、具体的に説
明する。
【0046】まず、ここでは、検診する検診地区を地域
内や企業等、比較的狭い地区とし、その地区毎にデータ
ベース管理されているものとする。そこで、集団検診を
行う地区毎にその地区のデータが格納されているデータ
ベース(受付データベース)103を予め用意してお
く。この受付データベース103に格納されているデー
タ元は、検診センタ110内の受付データベース111
により管理されているデータである。したがって、検診
地区に用意する受付データベース103は、検診センタ
110の受付データベース111の複製である。
【0047】このような複製の受付データベース103
を用意する場合、検診センタ110において、例えば、
事業者は、受付データベース111に対して設けられて
いる端末装置(コンピュータ)112にて、検診を行う
地区名称を入力した後、端末装置112からの指示に従
って、その光磁気ディスクドライブに複数枚の光磁気デ
ィスクを順次セットする。このような事業者の操作及び
入力情報に従って、端末装置112は、セットされた光
磁気ディスクに対して、受付データベース111に格納
されている情報のうち該当する情報を順次コピーする。
このような構成により、今回検診を行う地区の前回の受
付データの複製を複数用意することが可能となる。ここ
では、それらの複数の複製のうちの1つを、受付データ
ベース103として用いる。
【0048】受付データベース103(111)には、 ・受診者ID ・受診者名 ・受診者生年月目 ・受診者性別 ・受診者住所の番地番号 ・初回受診か否か(OCRシート101X 運用を始めて
からにおいて) を検索キーとして構築されている(以下、これらの情報
を「検索キー情報」と言う)。これらのなかで本システ
ムの運用においてもっとも重要なものが受診者IDであ
る。
【0049】上述のような受付データベース103を用
いて、検診受付装置102では、受診者(ここでは受診
者A)の過去の受診経緯のデータベース検索が行われ
る。このため、検診受付装置102には、例えば、図2
に示すようなフローチャートに従った処理プログラムが
予め設定されており、この処理プログラムが装置内部の
CPU等により読み出され実行されることで、検診受付
装置102は、次のようなデータベース検索動作を実施
する。
【0050】先ず、受診者AのOCRシート101a
ら、上述の検索キー情報を読み取る。この読み取った情
報により、受診者Aが初回受診であるか否かを判別する
(ステップS201)。
【0051】ステップS201の判別の結果、初回受診
であった場合、OCRシート101 a から受診者Aの健
康状態の情報を読み取り、この情報を上述の検索キー情
報と共に、受付データベース103に登録(新規登録)
する(ステップS211)。このときOCRシート10
a は、ここで回収され別途保管される。その後、後述
するステップS210に進む。
【0052】ステップS201の判別の結果、初回受診
でなかった場合、OCRシート101a から読み取った
上述の検索キー情報を元に、受付データベース103か
ら該当する過去の受診経歴のデータを検索する(ステッ
プS202)。そして、ステップS202の検索の結
果、該当するデータが検索されたか否かを判別する(ス
テップS203)。
【0053】ステップS203の判別の結果、該当する
データが検索された場合(受診者Aの過去の受診経歴の
データが見つかった場合)、受診者AのOCRシート1
01 a から健康状態の情報を読み取り、この情報を今回
(本年度)の受診経歴のデータとして、検索されたデー
タに自動で追加登録する(ステップS209)。その
後、後述するステップS210に進む。
【0054】ステップS203の判別の結果、該当する
データが検索されなかった場合、すなわち受診者Aは初
回受診でないとマーキングしているにも関わらず受付デ
ータベース103には該当するデータが存在しなかった
場合、OCRシート101aを排出する。事業者は、そ
のOCRシート101a を受診者Aに渡し、マーキング
のチェックを依頼する。受診者Aは、OCRシート10
a を再チェックし、修正等を行う。その後、受付担当
者は、再び、このOCRシート101a は、検診受付装
置102に入力(挿入)されることになる。このよう
に、本システムでは、受付時に本装置にて、受診者Aの
OCRシート101a の情報を読み取るように構成して
いるため、受診者Aのマーキングミス(書き込みミス)
を防ぐことができる。そこで、本装置は、再度入力(挿
入)されたOCRシート101a の検索キー情報を読み
取り、ステップ202及びS203と同様にして、受付
データベース103から該当する過去の受診経歴のデー
タを検索し(ステップS204)、該当するデータが検
索されたか否かを判別する(ステップS205)。
【0055】ステップS205の判別の結果、該当する
データが検索された場合、受診者AのOCRシート10
a から健康状態の情報を読み取り、この情報を今回
(本年度)の受診経歴のデータとして、検索されたデー
タに自動で追加登録する(ステップS209)。その
後、後述するステップS210に進む。
【0056】ステップS205の判別の結果、該当する
データが検索されなかった場合、初回の登録情報にマー
キングミスがあると判断し、その旨を事業者に知らせ
る。これにより、事業者は、受付データベース103に
対する検索をマニュアルで行う(マニュアル検索)。例
えば、このマニュアル検索では、受診者Aの受診者名の
み、或いは、その生年月日のみ、というように、ある1
つの情報のみを順次元にして、受付データベース103
から該当するデータを検索する。この場合、同姓同名等
の検索一致結果が複数検索される。そこで、受付担当者
は、その中から適切なものを受診者Aと共に選択し、受
診者Aの誤入力データが見つかれば(ステップS20
7)、そのデータを正しく修正する(ステップS20
8)。このようにしてマニュアル検索及び修正が終了す
ると、本装置は、受診者AのOCRシート101a から
健康状態の情報を読み取り、この情報を今回(本年度)
の受診経歴のデータとして、修正後のデータに自動で追
加登録する(ステップS209)。その後、後述するス
テップS210に進む。
【0057】上記のマニュアル検索でも該当するデータ
(受診者Aの誤入力データ)が検索できなかった場合
(ステップS207)、事業者は、引越し、転校、転職
等で他の地域で受診した可能性もあると判断し、受診者
AのOCRシート101a の情報を一時的に新規登録と
して扱い、そのOCRシート101a において、事業者
のみが許されているマーキング領域に広域検索マークを
マーキングする(ステップS212)。この広域検索マ
ークがマーキングされたOCRシート101a は、再度
検診受付装置102に入力(挿入)され、ステップS2
01及びS211により、上述したようにして、新規登
録がなされる。尚、このときの上記OCRシート101
a は、本システムによる検診終了後、検診センタ110
にて、受付データベース111に格納されている他地域
のデータベースを用いて、広域検索されることになる。
【0058】上述のようにして、受付データベース10
3に受診者Aの情報(OCRシート101a の情報)が
新規登録又は追加登録された後(ステップS211又は
S209)、本装置は、受診者Aに対して検診用磁気カ
ード104a を自動発行し(ステップS210)、本装
置での処理が終了する。この検診用磁気カードには、 ・受診者ID ・受診者名 ・受診者生年月目 ・受診者性別 の各データが記憶されている。尚、ここでは、検診用磁
気カード104x に、受診者ID、受診者名、受診者生
年月目、及び受診者性別を記憶するようにしたが、全て
の検索キー情報を記憶するようにしてもよい。
【0059】以降の受診者B,C,・・・にも各々、上
述の受診者Aと同様にして、検診用磁気カード10
b ,104c ,・・・が発行される。
【0060】そこで(上記図1に戻って参照)、受診者
(受診者Aとする)は、その検診用磁気カード104a
を持って、X線撮影を行うX線画像撮影装置105が設
置されている場所(検診バス等)まで進む。
【0061】X線画像撮影装置105には、受診者Aの
検診用磁気カード104a が入力(挿入)される。X線
画像撮影装置105は、その検診用磁気カード104a
の情報を一旦読み取り、装置内部のメモリに記憶してお
く。そして、X線画像撮影装置105は、受診者Aの胸
部等をX線撮影し、それにより得たX線画像(X線ディ
ジタル画像)を、上記メモリに記憶した検診用磁気カー
ド104a の情報と共に、CD−ROM106に格納す
る。
【0062】このようにして、各受診者A,B,C,・
・・のX線撮影が行われ、各々のX線画像は、対応する
受診者の検診用磁気カード104a ,104b ,104
c ,・・・の情報と共に、CD−ROM106に格納さ
れる。そして、このCD−ROM106は、本システム
による検診終了後、検診センタ110に持ち帰られる。
この結果、検診センタ110には、各受診者A,B,
C,・・・のOCRシート101a ,101b ,101
c ,・・・と、更新された受付データベース103と、
X線画像と共にそれに対応する受診者の情報が格納され
たCD−ROM106とが持ち帰られることになる。
【0063】検診センタ110は、上述した受付データ
ベース111、その端末装置112、各々が同様の構成
をした複数のX線画像読影装置1131 ,1132 ,・
・・、高精細モニタ116、及びレーザメージャ115
を備えており、これらは、ネットワーク経由で接続され
ている。
【0064】そこで、検診センタ110において、事業
者は、端末装置112により、上述のマニュアル検索で
も検索できなった理由により(上記図2のステップS2
12参照)、広域検索マークをマーキングされているO
CRシート101x に対して、受付データベース111
に格納されている地区のデータを用いた検索(広域検
索)を行う。ここで、受付データベース111に格納さ
れている全データベースは、端末装置112のハードデ
ィスクにも保管されており、このハードディスクに格納
されているデータでも、広域検索が可能となっている。
この結果、OCRシート101x の情報に該当するデー
タが検索できた場合、該データ(去年のデータ)に対し
て、上記図2のステップS209と同様にして、検索キ
ー情報の更新、及び健康状態の情報の追加を行う。
【0065】また、事業者は、受付データベース111
に格納されている以前(去年)のデータを、今回(今
年)の受付データベース103で更新(入れ替え管理)
する。このときのデータの入れ替えは、例えば、事業者
は、受付データベース111に対して設けられている端
末装置(コンピュータ)112にて、端末装置112か
らの指示に従って、その光磁気ディスクドライブに今回
検診で利用した光磁気ディスク(受付データベース10
3)をセットする。このような操作に従って、端末装置
112は、セットされた光磁気ディスクに格納されてい
る情報(今回更新済のデータ)を読み出し、その読出情
報で、受付データベース111に格納されている情報の
うちの該当する情報領域を上書きする。このようにし
て、検診終了後の受付データベース103と、該受付デ
ータベース103の元である受付データベース111の
上書き作業がなされる。
【0066】尚、検診終了後の受付データベース103
に従って、該受付データベース103の元である受付デ
ータベース111の内容を変更する例として、ここで
は、上書き作業を挙げたが、これに限らず、例えば、元
の受付データベース111と、今回の受付データベース
103(更新が成されたデータベース)とを入れ替える
ようにしてもよい。これにより、前回までのデータ(過
去のデータ)に今回の新たなデータが追加された受付デ
ータベースが保存されることになる。このとき、過去N
回分を上限として、保存するようにしてもよい。
【0067】ここで、例えば、検診中や検診センターか
ら戻る途中に、何らかの原因で今回更新された受付デー
タベース103が壊れ再起不能になった場合、各受診者
A,B,C,・・・のOCRシート101a ,10
b ,101c ,・・・は回収保管されると共に、上述
したように受付データベース103と同じデータベース
が複数作成されているため、再び検診受付装置102に
より、OCRシート101 a ,101b ,101c ,・
・・の情報を読み込み、複数作成した残りのデータベー
スに対して、新規登録又は追加登録することで、受付デ
ータベース103のデータを迅速に復活させることが可
能である。また、各受診者A,B,C,・・・のOCR
シート101a ,101b ,101c ,・・・の情報は
既に一度読み取られ、これが正しくなされているとが保
証されているため、正しく受付データベース103を更
新し直すことが可能である。すなわち、OCRシート1
01a ,101b ,101c ,・・・を別途保管し、且
つ、以前(去年)のデータベース(残り複製データベー
ス等)を消去せず保存することで、今回(本年度)の受
付データベース103のバックアップを確保することが
可能である。
【0068】この後、受診者A,B,C,・・・に対す
るX線画像の診断を行う。この診断は、X線画像読影装
置1131 ,1132 ,・・・のうち、例えば、X線画
像読影装置1131 を用いて、次のようにして行われ
る。
【0069】先ず、X線画像読影装置1131 は、受付
データベース111のデータをロードする。次に、X線
画像読影装置1131 は、CD−ROM106のデータ
(今年のX線画像を含む情報)をロードする。このと
き、X線画像情報に付随する受診者IDと、受付データ
ベース111の受診者IDとをマッチングさせて関連付
けを行う。
【0070】次に、X線画像読影装置1131 は、装置
に設けられているCD−ROMチェンジャにより、過去
のX線画像情報が格納されている複数のCD−ROM1
14 1 ,1142 ,1143 ,・・・から、今回検診を
行った地区に該当するCD−ROMを検索し、そのCD
−ROMに格納されているX線画像に付随する受診者I
Dと、受付データベース111の受診者IDとをマッチ
ングさせて関連付けを行う。図3に、このマッチング
後、受付データベース111の受診者A(○○A子)に
対応する1レコードに書き込まれる情報(以下、「レコ
ード情報」と言う)の一例を示す。この図3に示すよう
に、受診データベース111には、受診者IDを含む受
診者の情報(検索キー情報及び健康状態の情報)と、過
去のX線画像により得られた結果情報(過去結果情報)
と、過去のX線画像の格納先アドレス情報、及び今回の
X線画像の格納先アドレス情報(画像位置情報)とが関
連付けられる。
【0071】このようにして、全ての受診者A,B,
C,・・・のレコード情報(A),(B),(C),・
・・が、受付データベース111に作成されると、次
に、X線画像読影装置1131 は、それらのレコード情
報(A),(B),(C),・・・に対して、各受診者
の健康状態の危険度を算出する。すなわち、X線画像読
影装置1131 には、図4に示すような危険度係数情報
が予め設定されており、X線画像読影装置1131 は、
この危険度係数情報を用いて、危険度を自動的に算出す
る。そして、X線画像読影装置1131 は、その算出し
た危険度(上記図3では、危険度”20”)を、レコー
ド情報の危険度情報フィールドに書き込む。
【0072】次に、X線画像読影装置1131 は、上記
の危険度情報に従って、受付データベース111のレコ
ード情報(A),(B),(C),・・・を、危険度の
低いほうから順にソートし直す。その後、X線画像読影
装置1131 のモニタには、レコード情報(A),
(B),(C),・・・が順次画面表示され、これによ
る医師の読影が行われる。
【0073】ここで、危険度の低いほうからソートする
理由について説明する。例えば、危険度が低い場合、異
常を発見しずらいことが考えられる。そこで、危険度の
低い順にソートすれば、医師がまだ頭のさえている最初
に、危険度の低いものの読影が行われることになり、こ
の結果、異常を見過ごすことを防ぐことができる。ま
た、後半に行くほど、危険度が高くなる、すなわち異常
が多くなってくるため、医師は比較的たやすく異常を発
見することができる(例えば、多少眠気等があって読影
に集中できなくなっていても異常発見しやすくなる)。
【0074】図5は、X線画像読影装置1131 のモニ
タに表示される画面(診断中画面)の一例(上記図3の
受診者Aのレコード情報を画面表示した例)を示したも
のである。この図5に示すように、受診者Aの健康状態
の情報と共に、去年のX線画像及び今年のX線画像が並
べて画面表示される。したがって、これを観察する医師
は、去年と今年のX線画像を容易に比較することがで
き、また、その受診者Aの健康状態の情報情報を加味し
ながら診断することができる。また、モニタに画面表示
される危険度情報(ここでは”20”)は、その危険度
が一定水準(例えば、”40”以上)であれば赤色(図
示せず)で囲まれて表示されるようになされている。こ
れにより、医師は、危険度の確認を容易に行うことがで
きる。さらに、詳細は後述するが、危険度が非常に高い
場合(ここでは、”50”〜”60”とする)、現在画
面表示されている情報(レコード情報)が、高精細モニ
タ116(上記図1参照)に自動的に転送され、ここで
高精細な画面表示出力されるようになされている。ま
た、さらに危険度が高い場合(ここでは、”60”以上
とする)、現在画面表示されている情報(レコード情
報)が、レーザイメージャ115(上記図1参照)に自
動的に転送され、ここでプリント出力されるようになさ
れている。このように、受診者の危険度に応じて、出力
形態を変え、危険度の高い受診者ほど解像度の高い読影
機器を利用できるようにしているため、医師は、確実に
異常を発見することができる。
【0075】このようにして、医師は、上記図5に示し
たようなモニタの表示画面により、受診者Aに対する読
影を行い、その読影が完了すると、該装置に設けられて
いる入力装置(キーボード等)を用いて、読影結果を、
読影入力フィールド(上記図5参照)に画面入力する。
この入力情報は、受診者Aのレコード情報に今回の結果
情報として追加される。以降、受診者Aに対する読影と
同様にして、受診者B,C,・・・に対して順次読影が
行われる。
【0076】上述の高精細モニタ116及びレーザメー
ジャ115での高精細な画面表示出力及びプリント出力
について、具体的に説明する。
【0077】これらの高精細モニタ116及びレーザメ
ージャ115は、上述したように、ネットワーク経由で
接続されている。そして、複数のX線画像読影装置11
1,1132 ,・・・からの各種要求をキュー待ち方
式で受け付けるようになされている。
【0078】図6は、上記図1の高精細モニタ116の
詳細な構成を示したものである。上記図6に示すよう
に、高精細モニタ116は、モニタ部1161 と、受信
部1162 と、表示制御部1163 と、キュー部116
4 とを備えている。
【0079】このような高精細モニタ116において、
先ず、受信部1162 は、ネットワークを介して、ある
X線画像読影装置(X線画像読影装置1131 とする)
から発行された表示要求及び表示情報を受信すると、そ
の表示情報をキュー部116 4 へ詰め込む。ここで受信
される表示情報には、上述のレコード情報の他、それを
転送した者の情報(X線画像読影装置1131 での転送
者名)も自動的に含まれている。
【0080】表示制御部1163 は、モニタ部1161
で画面表示が行われていなければ、キュー部1164
先頭の表示情報をモニタ部1161 に供給する。これに
より、モニタ部1164 には、X線画像読影装置113
1 からの表示情報、例えば、X線画像、その受診者名、
及び転送者名が高精細に画面表示される。このように、
危険度が非常に高い受診者のX線画像が高精細に画面表
示されるため、医師は、該X線画像を詳細に観察するこ
とができる。また、転送者名も同時に画面表示されるた
め、高精細モニタ116を複数の人々で共用で利用した
場合にも、それを転送した者がだれであるかを容易に判
断することができ、誤読を防ぐことができる。
【0081】一方、モニタ部1161 で画面表示が既に
行われていた場合、表示制御部1163 は、キュー部1
164 の先頭の表示情報をモニタ部1161 には供給せ
ず、ユーザからの指示待ちとなる(本装置に設けられて
いるキーボード等からの指示待ち状態)。ユーザから表
示指示がなされるまで、表示画像はキュー部1164
保存されたままとなる。そして、ユーザから表示指示が
なされると、これを受けた表示制御部1163は、キュ
ー部1164 の先頭の表示情報をモニタ部1161 に供
給し、これにより、モニタ部1161 には、上述したよ
うに、X線画像、その受診者名、及び転送者名等が高精
細に画面表示される。尚、この表示指示は、本装置に設
けられているキーボード等からの指示の他、ネットワー
ク経由での指示でも可能である。
【0082】上述のように、本実施の形態では、検診を
行う前に予め、該検診の対象地区の前回のデータを、受
付データベース111により複数の複製を作成し、それ
らの複製のうちの1つ(受付データベース103)に対
して、各受診者の今回の情報を新規登録又は追加登録す
る。このとき、受付に設置されている検診受付装置10
2にて、OCRシート101X に記入された文字や記号
等を読み取ることで、その受診者の情報を得て、受付デ
ータベース103に登録する。そして、検診終了後に、
端末装置112により、複製元である受付データベース
111を、今回の検診で更新された受付データベース1
03で更新する(情報を入れ替える)。このように構成
したことにより、従来のように受付オペレータは、受診
者の情報(名前、住所、健康状態等の情報)の入力作業
を行う必要はない。また、検診受付装置102は、受付
に設置されているため、ここで入力ミス等があった場合
には、直ちに受診者に問い合わせすることができる。さ
らに、受付データベース103が破壊された場合も、他
の複製を用いて、別途保管してある各受診者のOCRシ
ートから情報を再度読み出すことで、迅速に復旧するこ
とができる。したがって、受付業務を迅速に且つ効率的
に行うことができるばかりか、バックアップ体制も確保
できるため安全である。
【0083】また、本実施の形態では、個人情報、健康
状態、医師の問診による健康情報等の受診者の各種情報
を、受診者のX線画像と共に、同時に画面表示するよう
に構成した。これにより、診断者(医師等)は、従来の
ように、紙に記録された受診者の情報を見ながら診断を
行う必要はない。したがって、診断者の手間を省くこと
ができ、効率的に診断を行うことができる。また、受診
者の情報(危険度情報等)に応じて、高精細な画面表示
出力や、プリント出力を行うように構成した。これによ
り、正確な診断を容易に行うことができ、診断能を向上
させることができる。
【0084】尚、本実施の形態では、検診センタ110
において、複数のX線画像読影装置1131 ,11
2 ,・・・と、これに対して1台の高精細モニタ11
6を設けた構成としたが、これに限らず、例えば、複数
のX線画像読影装置1131 ,1132 ,・・・に各々
対応させた複数の高精細モニタを設けるようにしてもよ
い。
【0085】また、本実施の形態では、OCRシート1
01a ,101b ,101c ,・・・を用いた構成とし
たが、これに限らず、例えば、受診者の名前等を受付者
がコンピュータ手入力することで、マークシートで運用
することも可能である。
【0086】また、本実施の形態で用いた検診用磁気カ
ード104a ,104b ,104c,・・・は、汎用性
を有し、X線画像撮影のみではなく、例えば、眼底検査
や、血液検査等にも流用できるようになっている。
【0087】また、本実施の形態では、X線画像を格納
する記録媒体としてCD−ROM106、1141 ,1
142 ,1143 ,・・・を用いたが、これに限らず、
例えば、テープ状記録媒体やMO等の可搬メディアや、
衛星通信等のオンライン転送も可能である。
【0088】(第2の実施の形態)本実施の形態では、
第1の実施の形態において、例えば、受診者Aは、受付
した直後に医師の問診を行い、その問診情報も加えて、
OCRシート101a にマーキングするようにする。そ
の後、受診者Aは、受付に戻り、そのOCRシート10
a を検診受付装置102に入力(挿入)する。これに
より、医師の問診情報をも、受付データベース103に
登録されることになるため、該問診情報をも、読影する
医師へと伝わり、より正確な診断を効率よく行うことが
できる。
【0089】尚、本発明の目的は、上述した各実施の形
態のホスト及び端末の機能を実現するソフトウェアのプ
ログラムコードを記憶した記憶媒体を、システム或いは
装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ
(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログ
ラムコードを読みだして実行することによっても、達成
されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から
読み出されたプログラムコード自体が各実施の形態の機
能を実現することとなり、そのプログラムコードを記憶
した記憶媒体は本発明を構成することとなる。
【0090】プログラムコードを供給するための記憶媒
体としては、ROM、フロッピーディスク、ハードディ
スク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、C
D−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード等を用い
ることができる。
【0091】また、コンピュータが読みだしたプログラ
ムコードを実行することにより、各実施の形態の機能が
実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に
基づき、コンピュータ上で稼動しているOS等が実際の
処理の一部又は全部を行い、その処理によって各実施の
形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまで
もない。
【0092】さらに、記憶媒体から読み出されたプログ
ラムコードが、コンピュータに挿入された拡張機能ボー
ドやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わ
るメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指
示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに
備わるCPUなどが実際の処理の一部又は全部を行い、
その処理によって各実施の形態の機能が実現される場合
も含まれることは言うまでもない。
【0093】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、現在管
理されている第1のデータベース(前回の情報からなる
元データ)を元に、その複製(第2のデータベース又は
複製データベース)を複数作成しておく。その後、所定
の媒体に記載された情報を読み取り、その読取情報で、
複数の第2のデータベースのうちの少なくとも1つのデ
ータベースを更新する。そして、その更新に従って、第
1のデータベースを変更(上書きや入れ替え等による変
更)する。このように構成したことにより、本発明によ
れば、効率的に且つ正確にデータ管理することができ
る。
【0094】具体的には例えば、ある限られた集団の受
付(定期検診等)を行う場合、受付前に、受付される被
受付者の受付データベース(前回の結果情報からなる第
1のデータベース)を、複数複製して、複数の複製デー
タベース(第2のデータベース)を作成する。受付が開
始されると、被受付者により各種の情報(氏名や住所
等)が記載されたOCRカード(所定の媒体)から、該
情報を読み取り、その読取情報を、ある1つの複製デー
タベースに新規登録又は追加登録(更新)する。このよ
うにして受付が進められ、全ての受付が終了した後に、
更新がなされた複製データベースと、複製元の受付デー
タベースとを入れ替えて、該複製データベースを最新の
データベース(過去データをも含むデータベース)とし
て管理する。或いは、複製元の受付データベースに対し
て、更新がなされた複製データベースを上書きして、上
書きした受付データベースを最新のデータベースとして
管理する。これにより、受付オペレータの手間を省くこ
とができる。また、更新がなされた複製データベース
が、なんらかの要因で破壊されても、残りの複製データ
ベースとOCRカードにより、元状態への迅速な復旧が
可能となりる。さらに、OCRカードから情報を読み取
る際に、その読み取った情報と、複製データベースとを
マッチング(検索)するように構成すれば、被受付者の
入力ミス(記載ミス)等があった場合に、受付時に直ち
に該被受付者に問い合わせすることができ、入力ミス等
を防ぐことができる。したがって、受付業務の迅速な処
理が出来るばかりでなく、バックアップ体制も確保する
ことができるため安全性が高く、さらには、効率的且つ
労力の要らない受付が遂行でき、その経済効果は高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態において、本発明を適用した
集団検診システムの構成を示すブロック図である。
【図2】上記集団検診システムの検診受付装置の処理を
説明するためのフローチャートである。
【図3】上記集団検診システムの受付データベース内に
存在する個人情報(レコード情報)を説明するための図
である。
【図4】上記集団検診システムのX線画像読影装置で用
いられる危険度係数を説明するための図である。
【図5】上記集団検診システムのX線画像読影装置での
表示画面状態を説明するための図である。
【図6】上記集団検診システムの高精細モニタの構成を
説明するための図である。
【符号の説明】
100 集団検診システム 101a ,101b ,・・・ OCRシート 102 検診受付装置 103 受付データベース 104a ,104b ,・・・ 検診用磁気カード 105 X線画像撮影装置 106 CD−ROM 110 検診センタ 111 受付データベース 112 端末装置 1131 ,1132 ,・・・ X線画像読影装置 1141 ,1142 ,・・・ CD−ROM 115 レーザイメージャ 116 高精細モニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B050 AA02 BA10 DA02 DA03 DA05 DA10 EA18 EA19 FA02 FA19 GA08 5B075 KK07 KK14 KK33 ND02 ND06 ND23 NK02 NK12 NK24 NR03 PP02 PP03 PP04 PQ02 PQ29 PQ32 UU27 UU28 UU29

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 予め管理されている第1のデータベース
    の複製である第2のデータベースを複数作成する複製手
    段と、 所定の媒体に記載された情報を読み取る読取手段と、 上記読取手段で得られた情報により、上記複数の第2の
    データベースの何れかのデータベースを更新する更新手
    段と、 上記更新手段での更新に従って、上記第1のデータベー
    スを変更する変更手段とを備えることを特徴とするデー
    タ管理装置。
  2. 【請求項2】 被受付者に関する情報をデータベースに
    登録して管理するデータ管理装置であって、 上記被受付者に関する情報からなる第1のデータベース
    を元に、該第1のデータの複製である第2のデータベー
    スを複数作成する複製手段と、 所定の媒体に上記被受付者により記載された情報を読み
    取る読取手段と、 上記読込手段で得られた情報により、上記複数の第2の
    データベースの何れかを更新する更新手段と、 上記更新手段での更新に従って、上記第1のデータベー
    スを変更する変更手段とを備えることを特徴とするデー
    タ管理装置。
  3. 【請求項3】 上記複製手段は、受付業務開始前に上記
    複製作成処理を実行し、 上記変更手段は、受付業務終了後に上記変更処理を実行
    することを特徴とする請求項2記載のデータ管理装置。
  4. 【請求項4】 上記変更手段は、上記第2のデータベー
    スから、上記読取手段で得られた情報に対応するデータ
    を検索する検索手段を含むことを特徴とする請求項1又
    2記載のデータ管理装置。
  5. 【請求項5】 上記変更手段は、上記第1のデータベー
    スに対して、上記更新手段により更新がなされた上記第
    2のデータベースの情報を上書きすることを特徴とする
    請求項1又2記載のデータ管理装置。
  6. 【請求項6】 上記変更手段は、上記第1のデータベー
    スと、上記更新手段により更新がなされた上記第2のデ
    ータベースとを入れ替えることを特徴とする請求項1又
    2記載のデータ管理装置。
  7. 【請求項7】 被写体を撮影して画像情報を得る撮影手
    段を更に備え、 上記更新手段は、上記撮影手段で得られた画像情報をも
    用いて、データベースの更新を行うことを特徴とする請
    求項1又2記載のデータ管理装置。
  8. 【請求項8】 上記撮影手段は、医療用の画像情報を得
    ることを特徴とする請求項7記載のデータ管理装置。
  9. 【請求項9】 上記撮影手段は、放射線により上記医療
    用画像情報を得ることを特徴とする請求項8記載のデー
    タ管理装置。
  10. 【請求項10】 上記撮影手段は、X線により上記医療
    用画像情報を得ることを特徴とする請求項9記載のデー
    タ管理装置。
  11. 【請求項11】 撮影して得た画像データをデータベー
    スで管理する機能を有する画像撮影装置であって、 請求項1〜10の何れかに記載のデータ管理装置が有す
    る機能によって、データ管理を行うことを特徴とする画
    像撮影装置。
  12. 【請求項12】 入力された画像データをデータベース
    で管理する機能を有する画像処理装置であって、 請求項1〜10の何れかに記載のデータ管理装置が有す
    る機能によって、データ管理を行うことを特徴とする画
    像処理装置。
  13. 【請求項13】 所定の媒体に記載された情報を読み取
    る読取装置と、所定のデータベースを管理する管理装置
    とがネットワーク経由で接続されてなるデータ管理シス
    テムであって、 上記管理装置は、予め管理しているデータベースの複製
    を複数作成する複製手段と、データベースの変更を行う
    変更手段とを含み、 上記読取装置は、上記所定の媒体から読み取った情報で
    上記複数の複製データベースの何れかのデータを更新す
    る更新手段を含み、 上記管理装置の変更手段は、上記更新手段での更新に従
    って、上記予め管理しているデータベースを変更するこ
    とを特徴とするデータ管理システム。
  14. 【請求項14】 上記読取装置は、所定の集団の受付所
    に設置され、各被受付者により上記所定の媒体に記載さ
    れた所定の情報を読み取ることを特徴とする請求項13
    記載のデータ管理システム。
  15. 【請求項15】 上記読取装置は、上記複製データベー
    スから、上記所定の媒体から読み取った情報に対応する
    データを検索する検索手段を更に含むことを特徴とする
    請求項13記載のデータ管理システム。
  16. 【請求項16】 上記変更手段は、上記予め管理してい
    るデータベースに対して、上記更新手段により更新がな
    された複製データベースの情報を上書きすることを特徴
    とする請求項13記載のデータ管理システム。
  17. 【請求項17】 上記変更手段は、上記予め管理してい
    るデータベースと、上記更新手段により更新がなされた
    複製データベースとを入れ替えることを特徴とする請求
    項13記載のデータ管理システム。
  18. 【請求項18】 被写体を撮影して画像情報を得る撮影
    手段を更に備え、 上記更新手段は、上記撮影手段で得られた画像情報をも
    用いて、データベースの更新を行うことを特徴とする請
    求項13記載のデータ管理システム。
  19. 【請求項19】 上記撮影手段は、医療用の画像情報を
    得ることを特徴とする請求項18記載のデータ管理シス
    テム。
  20. 【請求項20】 上記撮影手段は、放射線により上記医
    療用画像情報を得ることを特徴とする請求項19記載の
    データ管理システム。
  21. 【請求項21】 上記撮影手段は、X線により上記医療
    用画像情報を得ることを特徴とする請求項20記載のデ
    ータ管理システム。
  22. 【請求項22】 被受付者に関する情報をデータベース
    に登録して管理するための処理ステップをコンピュータ
    が読出可能に格納した記憶媒体であって、該処理ステッ
    プは、 受付業務開始前に、上記被受付者に関する情報からなる
    第1のデータベースを元に、該第1のデータベースの複
    製である第2のデータベースを複数作成する複製ステッ
    プと、 所定の媒体に上記被受付者により記載された情報を読み
    取る読取ステップと、 上記読取ステップにより得られた情報により、上記複数
    の第2のデータベースの何れかを更新する更新ステップ
    と、 上記更新ステップでの更新に従って、上記第1のデータ
    ベースを変更する変更ステップとを含み、 上記複製ステップを受付業務開始前に実行し、その後上
    記読取ステップ及び上記更新ステップを実行し、これら
    のステップの実行により受付業務が終了した後に、上記
    変更ステップを実行するように、各ステップが格納され
    たことを特徴とする記憶媒体。
  23. 【請求項23】 上記変更ステップは、上記第2のデー
    タベースから、上記読取ステップにより得られた情報に
    対応するデータを検索する検索ステップを含むことを特
    徴とする請求項22記載の記憶媒体。
  24. 【請求項24】 上記変更ステップは、上記第1のデー
    タベースに対して、上記更新手段により更新がなされた
    上記第2のデータベースの情報を上書きするステップを
    含むことを特徴とする請求項22記載の記憶媒体。
  25. 【請求項25】 上記変更ステップは、上記第1のデー
    タベースと、上記更新手段により更新がなされた上記第
    2のデータベースとを入れ替えるステップを含むことを
    特徴とする請求項22記載の記憶媒体。
  26. 【請求項26】 上記処理ステップは、被写体を撮影し
    て画像情報を得る撮影ステップを更に含み、 上記更新ステップは、上記撮影ステップにより得られた
    画像情報をも用いて、データベースの更新を行うステッ
    プを含むことを特徴とする請求項22記載の記憶媒体。
  27. 【請求項27】 上記撮影ステップは、医療用の画像情
    報を得るステップを含むことを特徴とする請求項26記
    載の記憶媒体。
  28. 【請求項28】 上記撮影ステップは、放射線により上
    記医療用画像情報を得るステップを含むことを特徴とす
    る請求項27記載の記憶媒体。
  29. 【請求項29】 上記撮影ステップは、X線により上記
    医療用画像情報を得るステップを含むことを特徴とする
    請求項28記載の記憶媒体。
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