JP2763434B2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2763434B2
JP2763434B2 JP3328702A JP32870291A JP2763434B2 JP 2763434 B2 JP2763434 B2 JP 2763434B2 JP 3328702 A JP3328702 A JP 3328702A JP 32870291 A JP32870291 A JP 32870291A JP 2763434 B2 JP2763434 B2 JP 2763434B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、回転ヘッドを回転方
向と垂直方向に動かす機構を有し、かつ記録時に再生用
のコントロール信号を書き込むようにした磁気記録再生
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図16は従来のVHS方式のVTRのヘ
ッド機構の正面図、図17(a),(b)は従来のVT
Rのヘッド機構の斜視図及び平面図を示す。図16にお
いて、1は磁気テープ、2は映像録再ヘッド2aを有す
る回転ドラム、3は音声録再ヘッド、4はコントロール
信号録再ヘッド、5はピンチローラ、6はキャプスタン
である。矢印イは回転ドラム2の回転方向を示す。又、
図17(a),(b)において、7は音声消去ヘッド、
8は音声コントロールヘッド、9は全幅消去ヘッド、1
0はガイドポスト、11は磁気テープ1の供給リール、
12は磁気テープ1の巻取リールである。ロはテープ走
行方向を示す。
【0003】図18は従来装置における磁気テープ1上
のトラックを示し、13,14は2チャンネルの映像ト
ラック、15はオーディオトラック、16はコントロー
ルトラックである。図19も磁気テープ1上のトラック
を示し、映像トラック13のヘッドアジマス角度は−6
°、映像トラック14のヘッドアジマス角度は+6°で
ある。17はテープ基準線、25はコントロール信号で
ある。図20は従来装置の記録系の構成を示し、入力映
像信号を信号変換手段18により記録信号に変換し、記
録手段19によって映像録再ヘッド2aを介して磁気テ
ープ1に記録する。又、テープ走行制御手段20により
磁気テープ1を一定速で送る。
【0004】同時に、同期分離手段21により入力映像
信号から分離された垂直同期信号とドラム回転位相検出
手段22により検出されたドラムPG信号をドラム回転
制御手段23に入力し、図5に示すように垂直同期信号
にドラム回転位相が同期するようにドラム回転速度を制
御する。又、コントロール信号書込手段24はドラム回
転制御手段23からコントロール信号書込制御信号を受
け、コントロール信号録再ヘッド4を介して垂直同期信
号に同期してコントロール信号を磁気テープ1に書き込
む。以上のような動作により、図19に示されるよう
に、映像トラック13,14とコントロールトラック1
6の位置が一定の位置関係で磁気テープ1に対する記録
が行なわれる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置にお
いては、映像録再ヘッド2aは回転ドラム2の軸方向に
も移動する可動ヘッドであり、記録に際して可動ヘッド
に位置検出手段を設ける必要がある。しかし、可動ヘッ
ドの大きさの制約から位置検出手段の取付が難かしく、
仮に取付けたとしても可動ヘッドが回転ドラム2上にあ
り、位置検出手段との信号の送受が困難であるなどの課
題があった。
【0006】この発明は上記のような課題を解決するた
めに成されたものであり、回転ヘッドの位置検出を容易
に行なうことができ、かつ再生時の基準信号、記録信号
及び位置決め信号を磁気記録媒体の所定位置に記録する
ことができる磁気記録再生装置を得ることを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係る磁気記録
再生装置は、記録信号に回転ヘッドの位置決め信号を
定のタイミングで挿入する位置決め信号挿入手段と、
位置決め信号を含んだ記録信号を磁気記録媒体に記録
する回転ヘッドと、上記回転ヘッドの回転位相を検出
し、上記記録信号と同期するように上記回転ヘッドの回
転を制御する回転制御手段と、所定位置に固定され、
記磁気記録媒体に記録された位置決め信号を再生する固
定ヘッドと、再生された位置決め信号が所定レベルを越
えている時間に応じた位置信号を生ずる手段と、上記位
置信号に応じて上記駆動手段を制御するヘッド位置制御
手段とを備えたものである。
【0008】又、この発明に係る磁気記録再生装置は、
回転ヘッドの垂直方向位置に応じたタイミングで別の固
定ヘッドにより再生時の基準信号を磁気記録媒体に書き
込ませる手段を設けたものである。
【0009】又、この発明に係る磁気記録再生装置は、
回転ヘッドの垂直方向位置に応じて回転ヘッドの回転位
相を制御する回転位相制御手段を設けたものである。
【0010】又、この発明に係る磁気記録再生装置は、
回転ヘッドの回転位相を検出する回転位相検出手段を設
け、この回転位相と同期して回転ヘッドの位置決め信号
を挿入したものである。
【0011】
【作用】この発明においては、記録信号に回転ヘッドの
位置決め信号が挿入され、この記録信号が磁気記録媒体
に回転ヘッドにより記録され、この位置決め信号は固定
ヘッドにより再生される。再生された位置決め信号から
回転ヘッドの垂直方向位置が検出され、この垂直方向位
置が所定位置となるように制御される。
【0012】又、この発明においては、回転ヘッドの垂
直方向位置に応じたタイミングで別の固定ヘッドにより
再生時の基準信号が磁気記録媒体に書き込まれる。
【0013】又、この発明においては、回転ヘッドの垂
直方向位置に応じて回転ヘッドの回転位相が制御され
る。
【0014】又、この発明においては、回転ヘッドの回
転位相が検出され、この回転位相と同期して回転ヘッド
の位置決め信号が記録信号に挿入される。
【0015】
【実施例】
実施例1.図2は実施例1によるVTRのヘッド機構の
正面図を示し、26はデッキに固定された映像信号再生
ヘッドであり、他の構成は従来と同じであり、磁気テー
プ1はピンチローラ5とキャプスタン6に挟まれて送ら
れる。図1は記録系の構成を示し、入力映像信号は信号
変換手段18により元記録信号に変換された後、位置決
め信号挿入手段27により位置決め信号を挿入されて記
録信号となり、記録アンプ19を介して電流変換され、
映像信号録再ヘッド2aによって磁気テープ1上に記録
される。
【0016】一方、磁気テープ1上に書き込まれた位置
決め信号は映像信号再生ヘッド26によって読み出さ
れ、映像信号増幅器28によって増幅されて再生映像信
号となり、さらにヘッド位置検出手段29によりヘッド
位置信号となった後、ヘッド位置制御手段30に送られ
る。ヘッド位置制御手段30からのヘッド位置制御信号
は回転ドラム2上に取り付けられたアクチュエータ31
に伝えられ、アクチュエータ31は映像信号録再ヘッド
2aの位置を変える。ヘッド位置は、位置決め信号を書
き込むことによりフィードバックされる。
【0017】次に、詳しい動作について説明する。図3
は映像信号、元記録信号、記録信号の関係を示し、映像
信号は信号変換手段18によって電圧−FM変換され
る。この後、位置決め信号挿入手段27によって位置決
め信号を挿入されるが、これはFM変換された元記録信
号の周波数の隙間の周波数に多重されて書き込まれる。
これにより、映像信号の必要な部分を損なうことなく、
位置決め信号を記録することができる。
【0018】次に、この位置決め信号の挿入タイミング
を説明する。図4は回転ドラム2の記録時の回転制御系
の構成を示し、回転ドラム2を回転駆動するドラムモー
タ32の回転部には着磁されたドラムPG(パルスジェ
ネレータ)33が設けられ、回転ドラム2とともに回転
する。この磁極をデッキに固定されたPGヘッド34に
より読み出すと、ドラム回転位相検出手段22は回転ド
ラム2の回転位相を示すドラムPG信号を出力する。こ
の信号と垂直同期信号はドラム回転制御手段23に入力
され、ドラム回転制御手段23はこの両信号を比較して
ドラム回転制御信号を出力し、ドラムPG信号又はその
遅延信号が垂直同期信号の2パルス毎に1パルスで同期
するようにドラムモータ32の回転を制御する。この結
果、磁気テープ1上に書き込まれる1トラックは映像信
号の1フィールド区間に対応する。
【0019】図5はドラムPG信号と垂直同期信号と位
置決め信号挿入タイミングとの関係を示し、位置決め信
号はドラムPG信号から一定期間ti をおいたタイミン
グで一定区間t2 だけ挿入される。図6は磁気テープ1
上のトラックパターンと位置決め信号挿入区間との対応
を示し、回転ドラム2の回転と書き込み信号とが同期し
ているので、トラックに対して位置決め信号挿入区間t
2 は一定の関係となる。t2 の長さは、隣接トラックの
位置決め信号挿入区間t2 同士が磁気テープ1の長さ方
向に重ならない時間とする。
【0020】図7は図6に示すように磁気テープ1上に
記録された位置決め信号が映像信号再生ヘッド26によ
り再生されたときの信号を示し、ヘッド位置検出手段2
9の内部動作の説明図である。aは映像信号再生ヘッド
26の巾から外れた位置にある位置決め信号を示し、b
は映像信号再生ヘッド26と対応した位置の位置決め信
号を示す。位置決め信号a,bの周波数に対応する再生
信号の周波数成分の出力値35,36は図示のようにな
り、位置決め信号の挿入区間と映像信号再生ヘッド26
の幾何学的な関係によって決まる。
【0021】図8の37,38は図7のa,bについて
の周波数成分の出力値35,36を検波した信号に対応
する。例えば、信号37,38を一定電圧V0 と比較
し、信号37,38の電圧がV0 より高い区間の長さを
a ,tb とすると、ta ,tb は映像信号録再ヘッド
2aの変位量によって決まる。
【0022】図9は図8のta ,tb 等の時間tと映像
信号録再ヘッド2aの変位量との関係を示し、映像信号
録再ヘッド2aの変位量に対応して時間tが決まるた
め、逆に時間tを計測すれば映像信号録再ヘッド2aの
位置を知ることができる。従って、時間tをヘッド位置
信号とする。ただし、映像信号再生ヘッド26の高さを
適切な位置に取り付け、位置決め信号のタイミングを適
切な位置に調整する必要がある。このヘッド位置信号が
所定の値になるように、ヘッド位置制御手段30はヘッ
ド位置制御信号を出力し、映像信号録再ヘッド2aを所
定位置に制御する。
【0023】以上のように実施例1では、映像録再ヘッ
ド2aの位置決め信号を映像信号とともに磁気テープ1
に記録し、これを固定の映像信号再生ヘッド26により
読み出し、この位置決め信号に応じて映像信号録再ヘッ
ド2aの軸方向位置を制御しており、その位置制御を可
動側に位置検出手段を設けることなく容易に行なうこと
ができる。又、回転ドラム1の回転に同期したタイミン
グで位置決め信号が記録されるので、映像信号トラック
と位置決め信号の書き込み位置とは常に一定の関係とな
り、正確な書き込みを行なうことができる。
【0024】実施例2.図10は実施例2によるVTR
の記録系の構成を示し、39は信号書込位置検出手段、
40はコントロール信号書込手段である。図2,図4の
構成も実施例1と同様である。映像録再ヘッド2aの位
置決め信号は実施例1と同様に映像信号と共に映像トラ
ックに書き込まれる。書き込まれた位置決め信号の周波
数に対応する再生信号の周波数成分の出力値はやはり図
7の35,36に示すようになり、映像信号再生ヘッド
26の高さと位置決め信号のタイミングを適当に設定す
る必要がある。
【0025】図11は再生映像信号のタイミングを説明
する図であり、信号書込位置検出手段39の内部動作の
説明図である。このときの再生タイミングは回転ドラム
2の回転位相と一定の関係になるが、このタイミングは
回転ドラム2の取付け位置とデッキに固定された映像信
号再生ヘッド26の磁気テープ1上の距離によって決ま
る。ある取付位置でドラムPG信号から出力値がV0
なるまでの時間がt1 であった場合、回転ドラム2の取
付位置から映像信号再生ヘッド26までの距離が大きく
なると、ドラムPG信号から出力値がV0 になるまでの
時間t1 ,t2 が長くなる。即ち、この時間を計測すれ
ば、映像信号再生ヘッド26と回転ドラム2の取付位置
との相対関係が分る。
【0026】映像信号再生ヘッド26とコントロール信
号録再ヘッド4の相対位置は一定の位置関係となってお
り、この位置の差分を差し引いて時間t1 ,t2 に対応
してコントロール信号を書き込むと、従来のテープフォ
ーマット通りにコントロール信号を書き込むことができ
る。具体的には、図11において、位置決め信号の再生
映像信号に対応した出力値がV0 になったタイミングか
ら一定時間t0 (位置決め信号の書き込み位置とコント
ロール信号録再ヘッド4の位置によって決まる。)をお
いて信号書込位置検出手段39からコントロール信号書
込制御信号がコントロール信号書込手段40に印加さ
れ、コントロール信号録再ヘッド4を介してコントロー
ル信号を書き込む。
【0027】実施例2においては、映像信号(位置決め
信号)の位置情報から適正位置にコントロール信号を書
き込むので、映像信号トラックとコントロール信号が書
き込まれた位置との関係は常に一定となり、磁気テープ
1上のフォーマットは従来の固定式の映像録再ヘッドに
より書き込まれたものと同一になる。
【0028】実施例3.構成は図2と同様である。図1
2は実施例3の原理を説明するための図であり、従来の
記録時に書き込まれた映像トラックをトラック41と
し、垂直同期信号が書き込まれた位置を垂直同期信号4
2とする。いま、映像録再ヘッド2aが通常のヘッド移
動方向に対して反対方向に移動したとすると、記録され
た映像トラックの位置はトラック43となり、垂直同期
信号の書き込み位置は44となる。このトラック43に
対して実施例2のようにコントロール信号を書き込む
と、再生時トラッキングを取ることは可能であるが、垂
直同期信号の位置は磁気テープ1上でずれてしまう。
【0029】ところが垂直同期信号を45の位置に書き
込むと、磁気テープ1上の書き込みトラック位置として
はトラック41を磁気テープ1の長さ方向に平行移動し
たものと同一になる。即ち、映像信号録画時に回転ドラ
ム2の回転位相をずらしてやれば良い。
【0030】図13は実施例3による記録系の構成を示
し、46は第2の信号書込位置検出手段であり、他の構
成は上述と同様である。従って、映像信号を記録する部
分、コントロール信号を記録する部分、位置決め信号を
読み出す部分の動作は上記各実施例と同様である。ただ
し、ヘッド位置制御手段30は映像録再ヘッド2aの位
置を所定の位置に移動させる必要がなく、回転ドラム2
に対向して設けられた一対の映像録再ヘッド2aの相対
的な位置のみを制御すればよい。
【0031】次に、回転ドラム2の回転位相の制御部分
の動作について説明する。第2の信号書込位置検出手段
46は映像信号増幅器28からの再生映像信号を入力さ
れ、図11に示されたドラムPG信号から再生映像信号
が所定値V0 に達するまでの時間t1 ,t2 を計測し、
この時間を垂直同期信号の書き込み位置のずれ量に変換
し、ドラム回転位置決め信号を出力する。
【0032】一方、ドラム回転制御手段23は、図15
に示すように、垂直同期信号のパルスの立ち下がり2回
に1回に同期してリセットされ、カウントを開始するド
ラム位相比較カウンタ47と、その出力の比較カウント
値を保持タイミング信号に同期して保持し、保持された
値に比例するドラム位相制御電圧を発生するカウント値
保持出力手段48と、ドラムPG信号をドラム回転位置
決め信号に応じた時間tだけ遅延させた保持タイミング
信号を発生する遅延回路49と、ドラム速度制御手段5
0から出力されるドラム回転制御電圧にドラム位相制御
電圧を加算した値を入力され、ドラム制御電流を出力す
る電圧電流変換手段51から構成されている。
【0033】次に、図14のタイムチャートを用いて動
作について説明する。図14(d)に示すドラム位相比
較カウンタ47の比較カウント値は、図14(a)に示
す垂直同期信号パルスの立ち下がり2回に1回毎にリセ
ットされながらカウントアップする。この比較カウント
値は図14(b),(e)に示すドラムPG信号から一
定時間t後に遅延回路49から出力される図14
(c),(f)の保持タイミング信号のタイミングでカ
ウント値保持出力手段48により保持され、カウント値
に比例したドラム位相制御電圧VIA,VIBに変換され
る。
【0034】ドラムPG信号のタイミングが基準位置に
あるときの電圧値をVS とすると、ドラムPG信号のタ
イミングが基準位置より早い場合にはドラム位相制御電
圧はVS より低いVIAとなり、ドラムPG信号のタイミ
ングが基準位置より遅い場合にはドラム位相制御電圧は
S よりも高いVIBとなる。このドラム位相制御電圧は
ドラム回転制御電圧と加算された後電圧電流変換手段5
1によりドラム制御電流に変換され、ドラムモータ32
に供給される。
【0035】基準位置に対してドラム位相制御電圧VS
を出力するときドラムモータ32が同一速度で回転する
ように構成しておけば、ドラムPG信号のタイミングが
早い場合にはドラムモータ32に供給されるドラム制御
電流が小さくなり、ドラムモータ32の回転は遅くな
り、ドラムPG信号のタイミングは遅くなる。逆に、ド
ラムPG信号のタイミングが遅い場合にはドラムモータ
32の回転は速くなり、ドラムPG信号のタイミングも
早くなる。この結果、ドラムPG信号のタイミングは基
準位置に制御され、垂直同期信号と回転ドラム2の回転
位相は同期する。
【0036】次に、図12における垂直同期信号44の
書き込み位置を垂直同期信号45の位置まで移動させる
動作について説明する。垂直同期信号44,45の位置
の差は映像録再ヘッド2aの変位量に比例する。信号書
込位置検出手段46は図8における時間ta ,tb を計
測して映像録再ヘッド2aの変位量を求め、垂直同期信
号44,45の位置の差を映像録再ヘッド2aが通過す
る時間差Δt(>0)に変換し、図14の遅延時間tを
t+Δtに変換する。tがt+Δtに変わるとドラムモ
ータ32の回転位相はΔt分だけ進み、垂直同期信号の
書き込み位置は垂直同期信号45の位置になる。この
時、位置決め信号挿入区間のタイミングti をti +Δ
tに変更すると、図6の位置決め信号挿入区間t2 の位
置は同じである。
【0037】実施例3においては、映像録再ヘッド2a
の垂直方向位置に応じて回転ドラム2即ち映像録再ヘッ
ド2aの回転位相を制御しており、映像信号の垂直同期
信号の位置ずれを防止することができる。
【0038】ところで、上記各実施例では位置決め信号
を挿入して記録する場合について説明したが、位置決め
に頂度良い信号例えば映像信号中の垂直同期信号の記録
部分等を用いて位置決め信号としてもよい。又、実施例
2では磁気記録時の動作について説明したが、磁気記録
再生装置の組立後の調整時において上記原理によりコン
トロール信号録再ヘッド4の取付位置調整にも利用する
ことができる。さらに、上記各実施例では、映像録再ヘ
ッド2aの垂直方向位置を検出したが、映像録再ヘッド
2aと映像信号再生ヘッド26との相対的な位置ずれを
検出してもよいことはもちろんである。
【0039】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、記録信
号に回転ヘッドの位置決め信号を所定のタイミングで挿
入する位置決め信号挿入手段と、上記位置決め信号を含
んだ記録信号を磁気記録媒体に記録する回転ヘッドと、
上記回転ヘッドの回転位相を検出し、上記記録信号と同
期するように上記回転ヘッドの回転を制御する回転制御
手段と、所定位置に固定され、上記磁気記録媒体に記録
された位置決め信号を再生する固定ヘッドと、再生され
た位置決め信号が所定レベルを越えている時間に応じた
位置信号を生ずる手段と、上記位置信号に応じて上記駆
動手段を制御するヘッド位置制御手段とを備えているた
め、回転ヘッドの垂直方向位置を固定側から容易に検出
して制御することができる。
【0040】又、再生時の基準信号又は回転ヘッドの回
転位相を回転ヘッドの垂直方向位置に応じて制御してお
り、基準信号や記録信号を磁気記録媒体上に相互に一定
の関係で記録することができる。
【0041】さらに、回転ヘッドの回転位相と同期して
回転ヘッドの位置決め信号が記録信号に挿入されるの
で、記録トラックに一定の関係で位置決め信号を記録す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明装置の実施例1による記録系の構成図
である。
【図2】この発明装置の実施例1によるヘッド機構の正
面図である。
【図3】この発明装置の実施例1による動作を示すタイ
ムチャートである。
【図4】この発明装置の実施例1による記録時の回転ド
ラムの回転制御系の構成図である。
【図5】この発明装置の実施例1による動作を示すタイ
ムチャートである。
【図6】この発明装置の実施例1による磁気テープ上で
のトラックパターンと位置決め信号との関係図である。
【図7】この発明装置の実施例1による位置決め信号の
記録再生状態を示す図である。
【図8】この発明装置の実施例1による位置決め信号の
再生検波波形図である。
【図9】この発明装置の実施例1による位置決め信号と
対応した時間と映像録再ヘッドの変位量との関係図であ
る。
【図10】この発明装置の実施例2による記録系の構成
図である。
【図11】この発明装置の実施例2による動作を示すタ
イムチャートである。
【図12】この発明装置の実施例3による原理説明図で
ある。
【図13】この発明装置の実施例3による記録系の構成
図である。
【図14】この発明装置の実施例3によるドラム回転制
御手段の動作を示すタイムチャートである。
【図15】この発明装置の実施例3によるドラム回転制
御手段の構成図である。
【図16】従来装置のヘッド機構の正面図である。
【図17】従来装置のヘッド機構の斜視図及び平面図で
ある。
【図18】従来装置の磁気テープ上のトラックを示す図
である。
【図19】従来装置の磁気テープ上のトラックを示す図
である。
【図20】従来装置の記録系の構成図である。
【符号の説明】
1 磁気テープ 2 回転ドラム 2a 映像録再ヘッド 4 コントロール信号録再ヘッド 19 記録手段 21 同期分離手段 22 ドラム回転位相検出手段 23 ドラム回転制御手段 24,40 コントロール信号書込手段 26 映像信号再生ヘッド 27 位置決め信号挿入手段 29 ヘッド位置検出手段 30 ヘッド位置制御手段 31 アクチュエータ 32 ドラムモータ 33 ドラムPG 34 PGヘッド 39,46 信号書込位置検出手段

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ヘッドを回転方向に対して垂直方向
    に駆動する駆動手段を有する磁気記録再生装置におい
    て、記録信号に回転ヘッドの位置決め信号を所定のタイ
    ミングで挿入する位置決め信号挿入手段と、上記位置決
    め信号を含んだ記録信号を磁気記録媒体に記録する回転
    ヘッドと、上記回転ヘッドの回転位相を検出し、上記記
    録信号と同期するように上記回転ヘッドの回転を制御す
    る回転制御手段と、所定位置に固定され、上記磁気記録
    媒体に記録された位置決め信号を再生する固定ヘッド
    と、再生された位置決め信号が所定レベルを越えている
    時間に応じた位置信号を生ずる手段と、上記位置信号に
    応じて上記駆動手段を制御するヘッド位置制御手段とを
    備えたことを特徴とする磁気記録再生装置。
  2. 【請求項2】 回転ヘッドの上記垂直方向位置に応じた
    タイミングで別の固定ヘッドにより再生時の基準となる
    信号を磁気記録媒体に書き込ませる手段を備えたことを
    特徴とする請求項1記載の磁気記録再生装置。
  3. 【請求項3】 回転ヘッドの上記垂直方向位置に応じて
    回転ヘッドの回転位相を制御する回転位相制御手段を備
    えたことを特徴とする請求項1又は2記載の磁気記録再
    生装置。
  4. 【請求項4】 回転ヘッドの回転位相を検出する回転位
    相検出手段を備え、位置決め信号挿入手段は回転ヘッド
    の回転位相と同期して位置決め信号を挿入することを特
    徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の磁気記録再生
    装置。
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Citations (4)

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JPH05166156A (ja) 1993-07-02

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