JP2763213B2 - 光学活性カルボン酸及びその対掌体エステルの製造法 - Google Patents

光学活性カルボン酸及びその対掌体エステルの製造法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、 一般式
【0002】
【化3】
【0003】(式中、 R1 はアルキル基、アラルキル基
またはアリール基、 R2 及び R3 はアルキル基、nは1
または2を示す) で表されるカルボン酸エステルのラセ
ミ体(以下、カルボン酸エステル〔I〕という。)を不
斉加水分解するエステラーゼをコードするDNA断片を
組み込んだプラスミドDNAにより宿主微生物を形質転
換した形質転換微生物を用いて不斉加水分解することか
ら成る光学活性カルボン酸及びその対掌体エステルの製
造法に関する。
【0004】
【従来の技術】
一般式
【0005】
【化4】
【0006】(式中、 R1, R2,nは前記と同様) で表さ
れる光学活性カルボン酸及びその対掌体エステルは、種
々の生理活性物質の合成原料として有用であり、本発明
者らは、既に、一般式〔I〕で表されるカルボン酸エス
テルのラセミ体を酵素や微生物を用いて不斉加水分解す
る方法を初めて提案している (例えば特開昭60-12992号
公報、同60-12993号公報など参照) 。
【0007】本発明者らは更にこの不斉加水分解活性の
高いエステラーゼ生産菌株として、土壌より分離取得し
たシュードモナス プチダ微工研条寄第3846号を提
案している(特開平1−222798号公報参照)。一
方、現在では、より一層酵素活性の高い微生物を取得す
るための手段として組換えDNA技術がしばしば用いら
れているが、上記の反応に関与するエステラーゼの生産
能力を向上させることを目的としたものとしては、DN
A断片としてシュードモナス フルオレセンス(Pse
udomonas fluorescens)IFO3
018由来のエステラーゼをコードする遺伝子のDNA
断片を調製し、該DNA断片を組み込んだプラスミドD
NAにより宿主微生物を形質転換して得た形質転換微生
物を使用する方法が知られている(特開平1−6719
0号公報)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなカルボン
酸エステル[I]を不斉加水分解するに際しては、酵素
の精製等の繁雑な操作を省いて菌体そのものを酵素源と
して使用することが通常為される。この手法において効
率的な反応を行うためには、菌体の酵素活性が高いこと
は勿論、酵素自体の性質として光学純度の高いカルボン
酸の生成能を有すること、かつ温度やpH等の反応諸条件
に対して安定性が高いことが必要である。とくに熱安定
性の劣る酵素は経時的に熱失活が起こるため反応温度上
昇による反応速度向上、あるいは酵素回収再利用といっ
たことを図ることが難しく、効率的な反応を行うために
は熱安定性が良好な酵素を産生する菌体を取得すること
が必要である。
【0009】菌体の酵素活性の高める方法としては前記
特開平1-67190号に開示されているように組み換えDN
A技術が有効である。一方、酵素自体の性質は、本質的
には酵素をコードしたDNAに対応しており、上記諸条
件に対する安定性の高い酵素を取得しようとすれば、ま
ず諸反応条件に対して安定性の優れた酵素をコードする
DNA断片を見いだす必要がある。
【0010】しかしながら、前記したように特開平1-6
7190号においては、シュードモナスフルオレセンス (Ps
eudomonas fluorescens) IFO 3018由来のエステラーゼ
をコードしたDNA断片を組み込んだプラスミドDNA
から成る形質転換微生物が開示されているが、この菌株
のエステラーゼは熱安定性が劣り、例えば45℃以上の温
度では数時間で失活してしまう問題点を有していた。
【0011】そこで、本発明の課題は、カルボン酸エス
テル〔I〕を不斉加水分解するに際し、熱安定性の優れ
たエステラーゼをコードするDNA断片を調製し、この
DNA断片を含みかつ良好な発現性を有する形質転換微
生物を用いて、該不斉加水分解を効率良く行うことにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記カル
ボン酸エステル[I]を効率良く不斉加水分解するべく
有効な酵素源を用いる方法に関して鋭意研究した結果、
本発明者らが土壌から分離した、シュードモナス プチ
ダ微工研条寄第3846号からクローニングされたエス
テラーゼ遺伝子を含む形質転換微生物の菌体を用いれ
ば、該菌体が高い酵素活性を有するとともに、該酵素は
50℃以上の高温反応でも経時的な熱失活が起きないこ
とにより極めて収率良くかつ短時間に反応を行うことが
できることを見いだし、本発明に至った。
【0013】すなわち本発明は、 一般式
【0014】
【化5】
【0015】(式中、 R1 はアルキル基、アラルキル基
またはアリール基、 R2 及び R3 はアルキル基、nは1
または2を示す) で表されるカルボン酸エステルのラセ
ミ体に、配列番号1の塩基配列又はその一部から成るD
NA断片を連結した組み換え体プラスミドを含む形質転
換微生物の培養液、菌体または菌体処理物を作用させる
ことを特徴とする、 一般式
【0016】
【化6】
【0017】(式中、 R1, R1 及びnは前記と同様) で
表される光学活性カルボン酸(以下、光学活性カルボン
酸〔II〕という)及びその対掌体エステルの製造法に関
するものである。上記一般式[I]及び[II]の置換基
R1 において、アルキル基としては例えばメチル基、エ
チル基などが、アラルキル基としては例えばベンジル基
が、アリール基としては、例えばフェニル基がそれぞれ
挙げられ、置換基 R2 又は R3 のアルキル基としては、
例えばメチル基、エチル基が挙げられる。そして、カル
ボン酸エステル[I]としては、例えばβ−アセチルチ
オ−α−メチルプロピオン酸メチル、S−アセチル−β
−メルカプトイソ酪酸メチル、S−アセチル−γ−メル
カプト−α−メチル−n−酪酸メチル、S−ベンゾイル
−β−メルカプトイソ酪酸メチル、S−フェニルアセチ
ル−β−メルカプトイソ酪酸メチル等が挙げられる。
【0018】本発明にかかわるDNA断片の特徴である
配列番号1の塩基配列は、実施例1で得た組み換え体プ
ラスミドの全塩基配列を調査の上、活性に必須の領域と
SD配列などから決定されたものであるがその決定法詳
細は実施例1に記載の通りである。本願発明にかかわる
DNA断片供与体としてはシュードモナス プチダ(P
seudomonas putida)微工研条寄第3
846号が適当である。本菌株からのエステラーゼ遺伝
子を含むDNA断片のクローニング、組み換え体プラス
ミドの調製、組み換え体プラスミドの微生物への導入は
例えば実施例に記載した方法で実施可能である。
【0019】本願発明の熱安定性の優れたエステラーゼ
遺伝子を形質転換された微生物はDNA供与体である親
株シュードモナス プチダ(Pseudomonas
putida)微工研条寄第3846号と同様の酵素学
的性質を有し、また多コピープラスミドに連結すること
で親株に比べて遙かに高活性を発現する。この形質転換
微生物は、これを含む培養液、菌体または菌体処理物と
して反応に用いられる。
【0020】これら形質転換微生物の培養は、通常は液
体培養で行われるが、固体培養によっても行うことがで
きる。培地としては、例えばLB培地が用いられる。培
養は10〜50℃の温度で、pH2〜11の範囲で行われる。微
生物の生育を促進させるために通気攪拌を行ってもよ
い。加水分解反応を行うに際しては、培養の開始時又は
途中で培地にカルボン酸エステル〔I〕を添加してもよ
く、あらかじめ微生物を培養したのち培養液にカルボン
酸エステル〔I〕を添加してもよい。また増殖した微生
物の菌体を遠心分離等により採取し、これをカルボン酸
エステルを含む反応媒体に加えてもよい。この場合菌体
は取り扱い上の便宜から、乾燥菌体例えば凍結乾燥菌
体、噴霧乾燥菌体又は有機溶媒例えばアセトン、トルエ
ン等で処理した菌体、あるいは菌体破壊物、菌体抽出物
等の菌体処理物を用いることもできる。反応媒体として
は例えばイオン交換水又は緩衝液が用いられる。反応媒
体又は培養液中のカルボン酸エステルの濃度は0.01〜50
重量%が好ましい。カルボン酸エステルは水に懸濁した
状態で加えることもできる。メタノール、アセトンなど
の有機溶媒を反応液に加えてエステルの溶解性を向上さ
せることもできる。反応液のpHは2〜11、好ましくは5
〜8の範囲である。反応が進行するに伴い生成した光学
活性カルボン酸により反応液のpHが低下してくるが、こ
の場合は適当な中和剤で最適なpHに維持することが好ま
しい。反応温度に関しては本願発明の形質転換微生物の
生産する酵素は極めて熱安定性が良好であるため、5〜
80℃で反応が可能であるが、この菌株生成酵素の特徴を
生かすためにも好ましくは40℃以上が好ましい。酵素活
性を維持しつつ高温反応が可能となる。
【0021】反応液又は培養液からの生成物の分離精製
は、通常の方法例えば抽出、再結晶、カラムクロマトグ
ラフィ等により行うことができる。 実施例1 1)エステラーゼ遺伝子をコードしたDNA断片のクロ
ーニング Pseudomonas putida(微工研条寄第
3846号)の培養菌体より、Marmur等の方法
[J.Marmur,J.of Molecular
Biology,,208,(1961)]にしたが
って染色体DNAを調製した。これを制限酵素EcoR
I で部分分解しDNA断片を得た。一方、ベクタープ
ラスミドpUC19を同酵素で切断した。EcoRI切
断により直線状となったpUC19とPseudomo
nas putidaからのDNA断片とを混ぜ、T4
DNAリガーゼで末端を結合させることにより雑種D
NAを形成させた。これを、あらかじめCaCl処理
により外来DNAを受け入れやすくした宿主微生物のE
scherichia coli K−12株の一つで
あるJM105株に導入した。pUC19を含むJM1
05株をアンピシリンとIPTG、XGalを含むLB
寒天培地で増殖させるとJM105株内で発現されたβ
−ガラクトシダーゼ活性によりXGalが切断され青色
のコロニーを形成した。ここでpUC19のマルチクロ
ーニング部位に外来DNA断片が挿入された場合はβ−
ガラクトーダーゼ活性は発現されずコロニーは無色にな
ることを利用してPseudomonas putid
a由来のエステラーゼ遺伝子を発現する形質転換株を選
び出すために、アンピシリンとIPTG、XGalを含
むLB寒天培地において無色のコロニーを選択し、その
うちでエステラーゼ活性を発現する株をスクリーニング
した。エステラーゼ遺伝子を持つEscherichi
a coli JM105株の検索は以下のように行っ
た。10mMトリス−HCl(pH7.5)、0.01
%ブロモクレゾールパープル、100ppm(±)−β
−アセチルチオ−α−メチルプロピオン酸メチルを染み
込ませたロ紙にコロニーを移し室温にて数時間放置し
た。エステラーゼ活性を持つコロニーは酸を生成しコロ
ニー付近のpHは低下した。pH指示薬であるブロモク
レゾールパープルは青紫色から黄色に変化するため、肉
眼観察によりエステラーゼ遺伝子を持つ株を得ることが
出来た。
【0022】この形質転換株から再びプラスミドDNA
を取り出し、これを種々の制限酵素で切断し、より小さ
なDNA断片を持つプラスミドpPE101、pPE110、pPE11
1、pPE112、pPE113、pPE114、pPE115及びpPE116を作成
した。これらのプラスミドによってE.coliJM105 を形質
転換した株のエステラーゼ活性の有無によって、エステ
ラーゼ遺伝子の位置を知ることが出来た〔図1参照〕。
【0023】なお、E.coliJM105をプラスミ
ドpPE116で形質転換したE.coli JM10
5(pPE116)は工業技術院微生物工業技術研究所
にMR−2101として寄託し、その寄託番号は微工研
条寄第3838号である。 2)エステラーゼ遺伝子の塩基配列の決定と予想される
アミノ酸配列 pPE116に含まれる親株由来のDNA断片の全塩基
配列を、M13 ファージベクターを用いたdideo
xy chain terminater法〔F.Sa
nger.Science.,214,1205(19
81)〕により決定した。その結果、親株由来の約1.
2kbのDNA断片の塩基配列は、配列番号2に示した
通りであった。配列番号2の塩基配列について検討し、
活性に必須な領域をカバーするオープンリーディングフ
レームは唯一つしか存在しないこと、SD配列が開始コ
ドンの数ベース上流に存在することなどから判断して配
列番号1に示した塩基配列がエステラーゼの構造遺伝子
であることが明らかとなった。また、この塩基配列から
予想されるエステラーゼのアミノ酸配列は、配列番号2
の302番目より1132番目の塩基に相当する配列の
下段に示した通りである。 3) (±)−β−アセチルチオ−α−メチルプロピオ
ン酸メチルの不斉加水分解 E.coli JM105(pPE116)をアンピシ
リン50μg/mlを含む500mlのLB培地にて3
7℃一夜振盪培養した後、遠心分離により菌体を得た。
この菌体全量を5%(±)−β−アセチル−α−メチル
プロピオン酸メチル200mlに懸濁して、0.1N
NaOHでpH7.0に制御しながら、45℃にて3時
間反応を行った。反応終了後、菌体を遠心分離により除
き、上澄より未反応のβ−アセチルチオ−α−メチルプ
ロピオン酸メチルを酢酸エチルで抽出除去した。次いで
抽出残液の水層のpHを希硫酸で2.0以下に下げた
後、β−アセチルチオ−α−メチルプロピオン酸を酢酸
エチルで抽出した。そしてその抽出液に無水硫酸ナトリ
ウムを加えて脱水処理したのち溶媒を蒸発除去し、油状
物を得た。一部を取り水で希釈後HPLCによりβ−ア
セチルチオ−α−メチルプロピオン酸を定量した。また
一部はクロロホルムに溶解し、自動旋光計(ユニオン技
研PM−101型)で旋光度を測定した。その結果、目
的の生成物は1.5g得られ、比旋光度は
【0024】
【数1】
【0025】で親株(Pseudomonas put
ida微工研条寄第3846号)による生成物の比旋光
度−58.3とほぼ同等であった。 実施例2 1)pPE117の作製 pPE116をPstIで完全消化し、3.4kb,
0.4kbのフラグメントを回収しリガーゼを用いて連
結した。この組換え体プラスミドをE.coliC60
0のコンペテントセルに形質転換し、実施例1と同様に
してエステラーゼ活性を示す株を選択し、その株の保有
するプラスミドをpPE117と命名した。このpPE
117は、pPE116中に含まれるPseudomo
nasputida由来のDNAのうち、PstI−S
maIの0.2kbフラグメントを欠失したものであ
る。 2)エステラーゼ活性の測定 上記の形質転換株の培養菌体を用い、実施例1と同様に
して(±)−β−アセチルチオ−α−メチルプロピオン
酸メチルの不斉加水分解反応を行なった。このうち、初
期1時間の酵素活性を測定し、親株と比較した。
【0026】
【表1】
【0027】表1に示したようにE.coli C600 (pPE117)
は、親株であるP. putida に比べて約200倍のエステ
ラーゼ活性を示した。
【0028】
【発明の効果】本発明により得られる組換え体プラスミ
ドpPE101、pPE116、pPE117およびこれらにより形質転換
されたEscherichia coli形質転換株は、カルボン酸エス
テル (I) を不斉加水分解するエステラーゼ遺伝子を含
有する。また、形質転換株のエステラーゼは、親株のそ
れと同様に熱安定性に優れているという特徴を有してい
る。そして、形質転換株のエステラーゼ活性はその親株
のそれに比して飛躍的に増大させることができた。更
に、この形質転換株の菌体またはその処理物を45℃以上
の高温でカルボン酸エステル〔I〕に作用させて光学活
性カルボン酸〔II〕及びその対掌体エステルを効率良く
得ることができた。
【0029】
【配列表】
配列番号:1 (1)配列の長さ:831 (2)配列の型:核酸 (3)鎖の数:二本鎖 (4)トポロジー:直鎖状 (5)配列の種類:genomic DNA (6)起源 (a)生物名:シュードモナス プチダ(Pseudo
monas putida) (b)株名:MR−2068微工研条寄第3846号 (7)配列の特徴:1〜831 P CDS (8)配列: 配列番号:2 (1)配列の長さ:1329 (2)配列の型:核酸 (3)鎖の数:二本鎖 (4)トポロジー:直鎖状 (5)配列の種類:genomic DNA (6)起源 (a)生物名:シュードモナス プチダ(Pseudo
monas putida) (b)株名:微工研条寄第3846号 (7)配列の特徴:302−1132 P CDS (8)配列 配列番号:3 (1)配列の長さ:277 (2)配列の型:アミノ酸 (3)トポロジー:不明 (4)配列の種類:ペプチド (5)起源 (a)生物名:シュードモナス プチダ(Pseudo
monas putida) (b)株名:微工研条寄第3846号 (6)配列
【図面の簡単な説明】
【図1】pPE101より作成した欠失プラスミドとエステラ
ーゼ活性を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI (C12N 15/09 ZNA C12R 1:40) (C12P 41/00 C12R 1:19) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C12P 41/00 BIOSIS(DIALOG) CA(STN) GenBank/EMBL/DDBJ(G ENETYX) REGISTRY(STN) WPI(DIALOG)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 (式中、Rはアルキル基、アラルキル基またはアリー
    ル基、R及びRはアルキル基、nは1または2を示
    す)で表されるカルボン酸エステルのラセミ体に、配列
    番号3のアミノ酸配列からなるタンパク質をコードする
    DNA断片、又は配列番号3のアミノ酸配列において1
    若しくは数個のアミノ酸が欠失、置換若しくは付加され
    たアミノ酸配列からなり、かつ配列番号3のアミノ酸配
    列からなるタンパク質と同様のエステラーゼ活性を持つ
    タンパク質をコードするDNA断片を連結した組み換え
    体プラスミドを含む形質転換微生物の培養液、菌体また
    は菌体処理物を作用させることを特徴とする、一般式 【化2】 (式中、R,R及びnは前記と同様)で表される光
    学活性カルボン酸及びその対掌体エステルの製造法。
  2. 【請求項2】 形質転換微生物が大腸菌であることを特
    徴とする請求項1記載の光学活性カルボン酸及びその対
    掌体エステルの製造法。
  3. 【請求項3】 45℃以上の温度で作用させることを特
    徴とする請求項1記載の光学活性カルボン酸及びその対
    掌体エステルの製造法。
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