JP2761715B2 - バルコニー床構造 - Google Patents

バルコニー床構造

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JP2761715B2
JP2761715B2 JP14131495A JP14131495A JP2761715B2 JP 2761715 B2 JP2761715 B2 JP 2761715B2 JP 14131495 A JP14131495 A JP 14131495A JP 14131495 A JP14131495 A JP 14131495A JP 2761715 B2 JP2761715 B2 JP 2761715B2
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完雄 山本
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Daydo Co Ltd
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  • Sink And Installation For Waste Water (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、バルコニー床構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】住宅から張り出した状態で設けられるバ
ルコニーは、従来、枠組された床フレームに床パネルを
敷設し、その後、床パネル上に雨水等が溜まらないよう
にする排水設備を床パネルの周囲に形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のように
床フレーム上に床パネルを敷設した後に、さらに、排水
設備を施工するのでは、作業性が悪いという問題があっ
た。
【0004】そこで、本発明は、上述の問題を解決し
て、組立作業性が高く、排水設備の施工を簡単とするこ
とができるバルコニー床構造を提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明に係るバルコニー床構造は、凹凸波型部を有
するプラスチック製の排水パンを備え、該排水パンの裏
面の多数本の溝部の内の一部の該溝部に、ナット部材が
埋設されたプラスチック製の芯材を接着にて、一体化
し、鋼鉄製の折板を上記排水パンの裏面に当接させ、上
記ナット部材に螺合するボルト部材によって相互に止着
したものである。
【0006】また、本発明に係るバルコニー床構造は、
凹凸波型部を有するプラスチック製の排水パンを備え、
該排水パンの裏面の多数本の溝部の内の一部の該溝部
に、ナット部材が埋設されたプラスチック製の芯材を接
着にて、一体化し、鋼鉄製の折板を上記排水パンの裏面
に当接させ、上記ナット部材に螺合するボルト部材によ
って相互に止着し、さらに、該折板を床フレーム上に載
置し、一端部が折板の裏面に当接すると共に他端部が床
フレームの断面コの字状の縦桁の水平上片部の下面に当
接する梃子片と、該梃子片の中間部を下面側から貫通し
て上記折板にねじ込まれるねじ部材と、から成る取付具
を介して、上記折板を床フレームに固着したものであ
る。
【0007】
【作用】
(請求項1によれば)排水パンと芯材は、共にプラスチ
ック製であるため、排水パンと芯材を十分に大きな接着
力にて相互に接着できる。かつ、排水パンに芯材を取付
ける際に防水パンに孔あけ加工を施す必要がない。この
ため、排水パンからの水漏れの虞がなくなる。さらに、
芯材にて排水パンを補強できる。また、材に埋設された
ナット部材に螺合するボルト部材によって、プラスチッ
ク製の排水パンに鋼鉄製の折板を、止着するので、異種
材質(プラスチックと鋼鉄)であるにもかかわらず、容
易かつ強固に取付けることができる。かつ、折板にて防
水パンを補強できる。
【0008】(請求項2によれば)ねじ部材を締めつけ
ると、梃子片の折板の裏面に当接した一端部を支点とし
て、梃子片の床フレームの縦桁の水平上片部の下面に当
接した他端部が、折板側へ引き寄せられる。このため、
床フレームの縦桁の水平上片部が折板の裏面に押し付け
られて、床フレームに折板が強固に固着される。
【0009】
【実施例】以下、実施例を示す図面に基づき本発明を詳
説する。
【0010】図1と図2は、本発明に係るバルコニー床
構造の一実施例の要部を示し、このバルコニー床構造
は、住宅等の建物から張り出して形成されるバルコニー
Fの床部分の構造であり、プラスチック製の排水パン1
と、該排水パン1をその下方にて支持する鋼鉄製の折板
3と、該折板3をその下方にて支持する鉄骨製の床フレ
ーム4と、を備え、排水パン1の上面にてバルコニーの
床面を成している。バルコニーFの内側Iは図外の建物
本体に連設され、外側Oにはバルコニーの手すり等が形
成される。
【0011】排水パン1は、真空成形等の成形方法にて
一体成形され、底壁部5と、その底壁部5の内外端縁と
左右端縁に夫々上方へ延伸状として形成された内壁部
6、外壁部7、及び、左右の側壁部8,8から成る。な
お、内壁部6、外壁部7、及び、左右の側壁部8,8の
夫々の上端縁には、相互に連続状の外鍔部10が、形成さ
れている。
【0012】排水パン1の底壁部5の外端縁には、排水
溝11が形成される。また、図3の底面図に示すように、
排水パン1は、内外方向(矢印A方向)に短く左右方向
(矢印B方向)に長い長方形状とされており、底壁部5
の所定箇所に、排水孔9が貫設されている。排水孔9
は、上記排水溝11に設けられ、該排水孔9に図示省略の
排水パイプ等が接続される。
【0013】また、底壁部5の排水溝11以外の部分は、
図2の矢印Bで示す左右方向へ交互に凹凸波型となった
凹凸波型部12とされている。つまり、このバルコニー床
構造は、凹凸波型部12を有する。凹凸波型部12の裏面に
は、多数本の溝部13…が形成される。具体的には、凹凸
波型部12の上方へ凸型となった部分の裏面が溝部13とな
る。
【0014】次に、折板3は、図1の矢印Aで示す内外
方向へ所定ピッチにて交互に並設された上壁部14…と、
下壁部15…と、その上壁部14…と下壁部15…を相互に連
結する傾斜壁部16…と、から構成され、内外方向へ凹凸
波型とされている。また、図4の底面図で示すように、
折板3は、内外方向(矢印A方向)に短く左右方向(矢
印B方向)に長い長方形状とされている。
【0015】そして、図3と図4を比較すれば明らかな
ように、排水パン1の凹凸波型と折板3の凹凸波型は、
相互に直交する。これにより、この床構造の強度及び剛
性が高くなる。
【0016】(図1と図2にもどって)床フレーム4
は、内外方向の断面コの字状の縦桁25…と、その縦桁25
の内端部と外端部を夫々連結する左右方向の横桁26と、
を有する。なお、図1では内側Iの横桁26のみあらわれ
ている。
【0017】しかして、図5の拡大断面図で示すよう
に、排水パン1の裏面2───即ち排水パン1の下面─
──の多数本の溝部13…の内の一部の該溝部13に、ナッ
ト部材17が埋設されたプラスチック製の芯材18を接着に
て、一体化し、折板3を排水パン1の裏面2に当接さ
せ、ナット部材17に螺合するボルト部材19によって相互
に止着する。
【0018】芯材18は、プラスチック製であり、図6に
示すように、水平帯板状の上壁部20と、その上壁部20の
両長辺から外方下傾に延設された傾斜壁部21, 21と、上
壁部20の長手方向所定箇所に下方突出状に設けられる円
筒状のナット部材保持部22と、から成る。
【0019】図例では、1本の芯材18に、2個のナット
部材17, 17が埋設されている。即ち、1本の芯材18に、
2個のナット部材保持部22,22が形成される。ナット部
材17, 17は、芯材18の射出成形と同時に、埋設される。
【0020】芯材18…は、排水パン1の溝部13…に、所
定ピッチにて複数本接着される(図3参照)。しかし
て、排水パン1と芯材18…は、共にプラスチック製であ
るので、十分大きなな接着力が得られる。
【0021】なお、排水パン1の溝部13…に芯材18…を
接着する作業は工場にて行う。即ち、施工現場では、排
水パン1の溝部13…に芯材18…が既に接着されている。
【0022】また、折板3の上壁部14の所定箇所に、左
右方向の長孔状の貫孔23…が貫設される(図4参照)。
即ち、貫孔23…は、排水パン1の溝部13…に接着された
芯材18…のナット部材17…に対応する箇所に配設される
(図3と図4参照)。
【0023】しかして、貫孔23に下方からボルト部材19
を挿通して、ナット部材17に螺入する(図5参照)。こ
れにより、材質の異なる排水パン1と折板3を、十分に
大きな取付強度にて連結できる。24はボルト部材19の緩
み止め用のスプリングワッシャである。
【0024】また、図2と図7に示すように、折板3を
床フレーム4上に載置し、一端部が折板3の裏面27に当
接すると共に他端部が床フレーム4の断面コの字状の縦
桁25の水平上片部28の下面に当接する梃子片29と、該梃
子片29の中間部を下面側から貫通して上記折板3にねじ
込まれるねじ部材30と、から成る取付具31を介して、折
板3を床フレーム4に固着する。
【0025】具体的には、図7の拡大断面図で示すよう
に、取付具31の梃子片29は、中央に貫孔32を有する小板
片状の金属板である。また、ねじ部材30は、セルフタッ
ピングねじであり、折板3の下壁部15に貫設された下孔
33にねじ込まれる。
【0026】しかして、ねじ部材30を締めつけることに
より、梃子片29の一端の折板3に当接した当接部Pを支
点として、該梃子片29の他端側が折板3へと引き寄せら
れる。これにより、梃子片29の他端側の縦桁25の水平上
片部28に当接した当接部Qが該水平上片部28を折板3に
押し付ける。従って、水平上片部28が折板3の下壁部15
と梃子片29との間に挾持され、折板3を床フレーム4に
強固に固着できる。
【0027】上述のように構成したことにより、このバ
ルコニー床構造によれば、バルコニーの床部分を容易か
つ迅速に組み立てることができる。また、排水パン1の
排水孔9に排水パイプ等を連結するのみで、排水設備が
完成するので、施工が一層容易となり、作業性が著しく
高くなる。
【0028】なお、本発明は、上述の実施例以外にも設
計変更可能であり、例えば、1本の芯材18に、ナット部
材17…を3個、4個あるいはそれ以上の複数個埋設する
も好ましい。
【0029】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成されるので、
次に記載する効果を奏する。
【0030】請求項1記載のバルコニー床構造によれ
ば、プラスチック製の排水パン1に、鋼鉄製の折板3
を、現場にて、簡単かつ迅速に取付けることができる。
特に、排水設備の施工が簡単であり、作業性が著しく高
くなる。また、芯材18…と折板3にて排水パン1を補強
できるので、全体の強度及び剛性が高くなる。さらに、
施工の際に排水パン1に孔を開けなくて済むので、排水
パン1の裏面2側に雨水等が漏れる虞がない。
【0031】請求項2記載のバルコニー床構造によれ
ば、請求項1記載のものと同様の効果を奏すると共に、
折板3を床フレーム4に簡単かつ迅速に取付けることが
できる。従って、作業性が一層高くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルコニー床構造の要部断面側面図で
ある。
【図2】要部断面正面図である。
【図3】排水パンの底面図である。
【図4】折板の底面図である。
【図5】要部拡大断面正面図である。
【図6】芯材の斜視図である。
【図7】要部拡大断面正面図である。
【符号の説明】
1 排水パン 2 裏面 3 折板 4 床フレーム 12 凹凸波型部 13 溝部 17 ナット部材 18 芯材 19 ボルト部材 25 縦桁 27 裏面 28 水平上片部 29 梃子片 30 ねじ部材 31 取付具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04F 15/00 E04B 1/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凹凸波型部12を有するプラスチック製の
    排水パン1を備え、該排水パン1の裏面2の多数本の溝
    部13…の内の一部の該溝部13に、ナット部材17が埋設さ
    れたプラスチック製の芯材18を接着にて、一体化し、鋼
    鉄製の折板3を上記排水パン1の裏面2に当接させ、上
    記ナット部材17に螺合するボルト部材19によって相互に
    止着したことを特徴とするバルコニー床構造。
  2. 【請求項2】 凹凸波型部12を有するプラスチック製の
    排水パン1を備え、該排水パン1の裏面2の多数本の溝
    部13…の内の一部の該溝部13に、ナット部材17が埋設さ
    れたプラスチック製の芯材18を接着にて、一体化し、鋼
    鉄製の折板3を上記排水パン1の裏面2に当接させ、上
    記ナット部材17に螺合するボルト部材19によって相互に
    止着し、さらに、該折板3を床フレーム4上に載置し、
    一端部が折板3の裏面27に当接すると共に他端部が床フ
    レーム4の断面コの字状の縦桁25の水平上片部28の下面
    に当接する梃子片29と、該梃子片29の中間部を下面側か
    ら貫通して上記折板3にねじ込まれるねじ部材30と、か
    ら成る取付具31を介して、上記折板3を床フレーム4に
    固着したことを特徴とするバルコニー床構造。
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