JP2761388B2 - 4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造 - Google Patents
4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造Info
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば自動二輪車に搭載される4サイクル
エンジンのヘッドカバー取付構造に関し、特に取付用ボ
ルト数の削減に関する。
エンジンのヘッドカバー取付構造に関し、特に取付用ボ
ルト数の削減に関する。
一般に、4サイクルエンジンでは、シリンダヘッドの
上部に配設された動弁装置をヘッドカバーで覆ってお
り、このヘッドカバーのシリンダヘッドに対する取付構
造として、従来、例えば第4図及び第5図に示すものが
ある。図において、31はシリンダボディ、32はシリンダ
ヘッド、33はヘッドカバーであり、シリンダヘッド32の
燃焼室31cに連通形成された吸気,排気ポート31a,31bの
開口には、吸気,排気弁34a,34bが配設されている。該
各弁34a,34bの弁ステム34cの上端には、リフタ35a,35b
が装着されており、該各リフタ35a,35b上には吸気カム
軸36a,排気カム軸36bが配置されている。なお、37は上
記燃焼室31cの略中央に挿入された点火プラグである。
上部に配設された動弁装置をヘッドカバーで覆ってお
り、このヘッドカバーのシリンダヘッドに対する取付構
造として、従来、例えば第4図及び第5図に示すものが
ある。図において、31はシリンダボディ、32はシリンダ
ヘッド、33はヘッドカバーであり、シリンダヘッド32の
燃焼室31cに連通形成された吸気,排気ポート31a,31bの
開口には、吸気,排気弁34a,34bが配設されている。該
各弁34a,34bの弁ステム34cの上端には、リフタ35a,35b
が装着されており、該各リフタ35a,35b上には吸気カム
軸36a,排気カム軸36bが配置されている。なお、37は上
記燃焼室31cの略中央に挿入された点火プラグである。
そして上記ヘッドカバー33は、上記カム軸を回転駆動
するためのカムチェンが収容配置されたチェン収容部33
aから吸気カム軸収容部33b,排気カム軸収容部33cを左右
に延長してなる、平面視略H字状のものである(第5図
参照)。そして各カム軸収容部33b,33cは、点火プラグ3
7と同一ピッチで設けられた取付ボルト38により、上記
カム軸36a,36bを支持する軸受39に固定されている。
するためのカムチェンが収容配置されたチェン収容部33
aから吸気カム軸収容部33b,排気カム軸収容部33cを左右
に延長してなる、平面視略H字状のものである(第5図
参照)。そして各カム軸収容部33b,33cは、点火プラグ3
7と同一ピッチで設けられた取付ボルト38により、上記
カム軸36a,36bを支持する軸受39に固定されている。
ところで、最近では軽量化及び組立工数,部品点数の
削減など各種の要請があり、上述のヘッドカバー取付構
造では、例えば取付ボルト数の削減が要請されている。
ところが上記第4図及び第5図に示すヘッドカバー33
は、大略H字状をなしているので、これをシリンダヘッ
ド32に取りつける場合は、少なくとも該H字の縦辺にあ
たるカム軸収容部33b,33c部分を固定する必要があるこ
とから、例えば4気筒エンジンの場合は、8本程度の取
付ボルトが必要となる。
削減など各種の要請があり、上述のヘッドカバー取付構
造では、例えば取付ボルト数の削減が要請されている。
ところが上記第4図及び第5図に示すヘッドカバー33
は、大略H字状をなしているので、これをシリンダヘッ
ド32に取りつける場合は、少なくとも該H字の縦辺にあ
たるカム軸収容部33b,33c部分を固定する必要があるこ
とから、例えば4気筒エンジンの場合は、8本程度の取
付ボルトが必要となる。
本発明は、上述の要請に鑑みてなされたもので、上記
取付ボルト数を大幅に削減でき、それだけ組立工数も削
減できる4サイクルエンジンを提供することを目的とし
ている。
取付ボルト数を大幅に削減でき、それだけ組立工数も削
減できる4サイクルエンジンを提供することを目的とし
ている。
本発明は、自動二輪車用4サイクルエンジンのシリン
ダヘッドに、動弁装置の上側を覆うヘッドカバーを取り
付けるためのヘッドカバー取付け構造において、上記ヘ
ッドカバーを、カム軸を収容するカム軸収容部と、カム
軸駆動スプロケット及びチェンを収容し、上記カム軸収
容部より外方に膨出するチェン収容部とを有し、カム軸
直角方向断面が略コ字状で、かつ平面視略矩形状のもの
とし、該ヘッドカバーの燃焼室略中央上方位置にプラグ
開口を形成し、該開口に、点火プラグを燃焼室に装着す
るためのプラグ挿通孔を構成する筒状部材を挿入し、該
筒状部材の下部に形成されたねじ部をシリンダヘッドに
ねじ込み、該筒状部材の軸方向中程に上記ねじ部より大
径に形成された段部をシリンダヘッドの合面に当接させ
て該筒状部材の軸方向位置を位置決めし、上記段部と合
面との当接部間にシール部材を介在させ、該筒状部材の
上端部に形成されたフランジ部でヘッドカバーを押圧す
るとともに、該上端部を上記チェン収容部の上端面とカ
ム軸収容部の上端面との間に位置させたことを特徴とし
ている。
ダヘッドに、動弁装置の上側を覆うヘッドカバーを取り
付けるためのヘッドカバー取付け構造において、上記ヘ
ッドカバーを、カム軸を収容するカム軸収容部と、カム
軸駆動スプロケット及びチェンを収容し、上記カム軸収
容部より外方に膨出するチェン収容部とを有し、カム軸
直角方向断面が略コ字状で、かつ平面視略矩形状のもの
とし、該ヘッドカバーの燃焼室略中央上方位置にプラグ
開口を形成し、該開口に、点火プラグを燃焼室に装着す
るためのプラグ挿通孔を構成する筒状部材を挿入し、該
筒状部材の下部に形成されたねじ部をシリンダヘッドに
ねじ込み、該筒状部材の軸方向中程に上記ねじ部より大
径に形成された段部をシリンダヘッドの合面に当接させ
て該筒状部材の軸方向位置を位置決めし、上記段部と合
面との当接部間にシール部材を介在させ、該筒状部材の
上端部に形成されたフランジ部でヘッドカバーを押圧す
るとともに、該上端部を上記チェン収容部の上端面とカ
ム軸収容部の上端面との間に位置させたことを特徴とし
ている。
〔作用〕 本発明に係る4サイクルエンジンにおいて、ヘッドカ
バーをシリンダヘッド上に取り付けるには、該ヘッドカ
バーをシリンダヘッド上の所定位置に配置するととも
に、該ヘッドカバーの貫通孔に筒状部材を挿入し、これ
のねじ部をシリンダヘッドにねじ込んで装着すればよ
い。これによりこの筒状部材のフランジ部がヘッドカバ
ーを押圧することとなり、その結果ヘッドカバーがシリ
ンダヘッドに固定されるとともに、動弁室の中央部分が
この筒状部材によってプラグ挿通孔に画成される。この
ように本発明では、点火プラグをシリンダヘッドに装着
するためのプラグ挿通孔を構成する筒状部材をヘッドカ
バー取付ボルトに兼用したので、取付ボルトを不要にで
き、あるいは取付ボルトが補助的となることから少数だ
け済み、それだけ部品点数を削減できるとともに、軽量
化できる。
バーをシリンダヘッド上に取り付けるには、該ヘッドカ
バーをシリンダヘッド上の所定位置に配置するととも
に、該ヘッドカバーの貫通孔に筒状部材を挿入し、これ
のねじ部をシリンダヘッドにねじ込んで装着すればよ
い。これによりこの筒状部材のフランジ部がヘッドカバ
ーを押圧することとなり、その結果ヘッドカバーがシリ
ンダヘッドに固定されるとともに、動弁室の中央部分が
この筒状部材によってプラグ挿通孔に画成される。この
ように本発明では、点火プラグをシリンダヘッドに装着
するためのプラグ挿通孔を構成する筒状部材をヘッドカ
バー取付ボルトに兼用したので、取付ボルトを不要にで
き、あるいは取付ボルトが補助的となることから少数だ
け済み、それだけ部品点数を削減できるとともに、軽量
化できる。
また筒状部材の中程に上記ねじ部より大径の段部を形
成し、該段部をシリンダヘッドに当接させて筒状部材の
位置決めを行うようにしたので、該筒状部材を取り付け
る際の締付トルクの管理を厳密に行う必要がなく、作業
性が改善される。
成し、該段部をシリンダヘッドに当接させて筒状部材の
位置決めを行うようにしたので、該筒状部材を取り付け
る際の締付トルクの管理を厳密に行う必要がなく、作業
性が改善される。
また上記段部とシリンダヘッド合面との当接部間にシ
ール部材を介在させたので、潤滑油が筒状部材のねじ部
を伝わって燃焼室に進入し、白煙が生じるいわゆるオイ
ル下がりを確実に防止できる。
ール部材を介在させたので、潤滑油が筒状部材のねじ部
を伝わって燃焼室に進入し、白煙が生じるいわゆるオイ
ル下がりを確実に防止できる。
さらにまた、筒状部材の上端を、チェン収容部の上端
面とカム軸収容部との間に従来から生じている段差部分
に位置させたので、筒状部材の上端はヘッドカバー内に
納まることとなり、筒状部材によりエンジンの外形寸法
が拡大する問題を回避できる。
面とカム軸収容部との間に従来から生じている段差部分
に位置させたので、筒状部材の上端はヘッドカバー内に
納まることとなり、筒状部材によりエンジンの外形寸法
が拡大する問題を回避できる。
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による4サイ
クルエンジンのヘッドカバー取付構造を説明するための
図である。
クルエンジンのヘッドカバー取付構造を説明するための
図である。
図において、1は本実施例が適用された4サイクル4
気筒エンジンであり、これはクランクケース上に、主と
してシリンダボディ2,シリンダヘッド3及びヘッドカバ
ー4を順次積み上げて構成されている。上記シリンダボ
ディ2は、水冷ジャケット2aが形成されたシリンダ本体
2b内に所定間隔毎に4つのシリンダライナ2cを圧入して
なり、該シリンダライナ2c内にはピストン5が上下動自
在に挿入されている。
気筒エンジンであり、これはクランクケース上に、主と
してシリンダボディ2,シリンダヘッド3及びヘッドカバ
ー4を順次積み上げて構成されている。上記シリンダボ
ディ2は、水冷ジャケット2aが形成されたシリンダ本体
2b内に所定間隔毎に4つのシリンダライナ2cを圧入して
なり、該シリンダライナ2c内にはピストン5が上下動自
在に挿入されている。
また、上記シリンダヘッド3の下面に所定間隔毎に形
成された燃焼室3aには、吸気,排気ポート3b,3cが連通
形成されている。該両ポート3b,3cの燃焼室側開口には
吸気弁6a,6bが開閉自在に配置されており、該各弁の弁
ステム6cの上端には、上端が閉塞された円筒状のリフタ
7a,7bが装着されている。上記弁ステム6cのリフタ7a,7b
内部分に取り付けられた上ばね座6dとシリンダヘッド4
に形成された下ばね座3dとの間には付勢ばね6eが介設さ
れ、これにより各バルブ6a,6bは閉状態に付勢されてい
る。また、上記各リフタ7a,7b上にはそれぞれ吸気カム
軸8a,排気カム軸8bが配設されており、該各カム軸8a,8b
は、カム軸受9で軸支されている。この各カム軸受9は
シリンダヘッド3の上部に形成された下軸受9aと、これ
に着脱自在に装着された上軸受9bとから構成されてい
る。このようにして、上記各バルブ6a,6bを開閉駆動す
る動弁機構が構成されている。
成された燃焼室3aには、吸気,排気ポート3b,3cが連通
形成されている。該両ポート3b,3cの燃焼室側開口には
吸気弁6a,6bが開閉自在に配置されており、該各弁の弁
ステム6cの上端には、上端が閉塞された円筒状のリフタ
7a,7bが装着されている。上記弁ステム6cのリフタ7a,7b
内部分に取り付けられた上ばね座6dとシリンダヘッド4
に形成された下ばね座3dとの間には付勢ばね6eが介設さ
れ、これにより各バルブ6a,6bは閉状態に付勢されてい
る。また、上記各リフタ7a,7b上にはそれぞれ吸気カム
軸8a,排気カム軸8bが配設されており、該各カム軸8a,8b
は、カム軸受9で軸支されている。この各カム軸受9は
シリンダヘッド3の上部に形成された下軸受9aと、これ
に着脱自在に装着された上軸受9bとから構成されてい
る。このようにして、上記各バルブ6a,6bを開閉駆動す
る動弁機構が構成されている。
そして上記ヘッドカバー4は、中央部に位置し、上記
カム軸8a,8bを駆動するスプロケット,及び駆動チェン
を収容するチェン収容部4aと、これの左,右に位置し、
上記カム軸8a,8bを収容するカム軸収容部4bとを一体形
成してなる、横断面略コ字状で、平面視略矩形状のもの
である。
カム軸8a,8bを駆動するスプロケット,及び駆動チェン
を収容するチェン収容部4aと、これの左,右に位置し、
上記カム軸8a,8bを収容するカム軸収容部4bとを一体形
成してなる、横断面略コ字状で、平面視略矩形状のもの
である。
また、上記ヘッドカバー4のカム軸収容部4bの、上記
燃焼室3a直上方には、プラグ開口4cが貫通形成されてい
る。このプラグ開口4c内には、プラグカラー10が挿入さ
れており、これは外部から点火プラグ13をシリンダヘッ
ト3の燃焼室上部に挿通するためのプラグ挿通孔11を構
成している。このプラグカラー10は円筒状のもので、そ
の下部に形成されたねじ部10aが上記シリンダヘッド3
の燃焼室上方部分にねじ込まれている。これによりこの
プラグカラー10の中程に形成された段部10bがシリンダ
ヘッド3の合面3fにパッキン12aを介して当接し、該プ
ラグカラー10とカム軸収容部4b内とがシールされてい
る。また、該プラグカラー10の上部に形成されたフラン
ジ部10cと上記ヘッドカバー4のプラグ開口4cとの間に
はグロメット12bが介設されており、これによりヘッド
カバー4はこのグロメット12bを介してプラグカラー10
でシリンダヘッド3上に押圧固定されている。
燃焼室3a直上方には、プラグ開口4cが貫通形成されてい
る。このプラグ開口4c内には、プラグカラー10が挿入さ
れており、これは外部から点火プラグ13をシリンダヘッ
ト3の燃焼室上部に挿通するためのプラグ挿通孔11を構
成している。このプラグカラー10は円筒状のもので、そ
の下部に形成されたねじ部10aが上記シリンダヘッド3
の燃焼室上方部分にねじ込まれている。これによりこの
プラグカラー10の中程に形成された段部10bがシリンダ
ヘッド3の合面3fにパッキン12aを介して当接し、該プ
ラグカラー10とカム軸収容部4b内とがシールされてい
る。また、該プラグカラー10の上部に形成されたフラン
ジ部10cと上記ヘッドカバー4のプラグ開口4cとの間に
はグロメット12bが介設されており、これによりヘッド
カバー4はこのグロメット12bを介してプラグカラー10
でシリンダヘッド3上に押圧固定されている。
そして上記プラグ挿通孔11の底部には点火プラグ13が
ねじ込まれており、該点火プラグ13の電極部は上記燃焼
室3a内を望んでいる。またこの点火プラグ13に装着され
たプラグキャップ14のフランジ部14aが上記プラグカラ
ー10の上端開口を覆っている。
ねじ込まれており、該点火プラグ13の電極部は上記燃焼
室3a内を望んでいる。またこの点火プラグ13に装着され
たプラグキャップ14のフランジ部14aが上記プラグカラ
ー10の上端開口を覆っている。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の4サイクルエンジン1において、ヘッドカ
バー4をシリンダヘッド3に装着するには、まず該ヘッ
ドカバー4をシリンダヘッド3の上面の所定位置に配置
し、次にプラグカラー10を該ヘッドカバー4の開口4cに
挿入してシリンダヘッド3にねじ込む。すると、動弁室
中央部分を画成するプラグ挿通孔11が形成されるととも
に、プラグカラー10の段付部10bとシリンダヘッド3の
合面3fとがシールされ、さらにフランジ部10cがグロメ
ット12bを介してヘッドカバー4を押圧し、その結果該
ヘッドカバー4がシリンダヘッド3に押圧固定される。
なお、点火プラグ13の着脱は、上記ヘッドカバー4の装
着状態,取り外し状態の何れにおいても可能である。
バー4をシリンダヘッド3に装着するには、まず該ヘッ
ドカバー4をシリンダヘッド3の上面の所定位置に配置
し、次にプラグカラー10を該ヘッドカバー4の開口4cに
挿入してシリンダヘッド3にねじ込む。すると、動弁室
中央部分を画成するプラグ挿通孔11が形成されるととも
に、プラグカラー10の段付部10bとシリンダヘッド3の
合面3fとがシールされ、さらにフランジ部10cがグロメ
ット12bを介してヘッドカバー4を押圧し、その結果該
ヘッドカバー4がシリンダヘッド3に押圧固定される。
なお、点火プラグ13の着脱は、上記ヘッドカバー4の装
着状態,取り外し状態の何れにおいても可能である。
このように本実施例では、プラグカラー10でヘッドカ
バー4をシリンダヘッド3上に押圧固定するようにした
ので、ヘッドカバー取付ボルトを不要にできる。その結
果、部品点数を削減できるとともに、軽量化を図ること
ができる。さらに別個に取付ボルトをねじ込む必要がな
いので、それだけ組立工数を削減できる。
バー4をシリンダヘッド3上に押圧固定するようにした
ので、ヘッドカバー取付ボルトを不要にできる。その結
果、部品点数を削減できるとともに、軽量化を図ること
ができる。さらに別個に取付ボルトをねじ込む必要がな
いので、それだけ組立工数を削減できる。
また、筒状部材10の中程に上記ねじ部10aより大径の
段部10bを形成し、該段部10bをシリンダヘッド3に当接
させて筒状部材10の位置決めを行うようにしたので、該
筒状部材10を取り付ける際の締付トルクの管理を厳密に
行う必要がなく、作業性が改善される。
段部10bを形成し、該段部10bをシリンダヘッド3に当接
させて筒状部材10の位置決めを行うようにしたので、該
筒状部材10を取り付ける際の締付トルクの管理を厳密に
行う必要がなく、作業性が改善される。
また上記段部10bとシリンダヘッド合面3fとの当接部
間にシール部材12aを介在させたので、潤滑油が筒状部
材10のねじ部10aを伝わって燃焼室に進入し、白煙が生
じるいわゆるオイルが下がりを確実に防止できる。
間にシール部材12aを介在させたので、潤滑油が筒状部
材10のねじ部10aを伝わって燃焼室に進入し、白煙が生
じるいわゆるオイルが下がりを確実に防止できる。
さらにまた、筒状部材10の上端を、チェン収容部4aの
上端面とカム軸収容部4bとの間に従来から生じている段
差部分に位置させたので、筒状部材10の上端はヘッドカ
バー4内に納まることとなり、筒状部材10によりエンジ
ンの外形寸法が拡大する問題を回避できる。
上端面とカム軸収容部4bとの間に従来から生じている段
差部分に位置させたので、筒状部材10の上端はヘッドカ
バー4内に納まることとなり、筒状部材10によりエンジ
ンの外形寸法が拡大する問題を回避できる。
なお、上記実施例では、4本のプラグカラー10だけで
ヘッドカバー4を固定したが、該カバーの寸法,形状に
よってはシール性をより確実なものとするために、補助
的に取付ボルトを追加するようにしても勿論良い。
ヘッドカバー4を固定したが、該カバーの寸法,形状に
よってはシール性をより確実なものとするために、補助
的に取付ボルトを追加するようにしても勿論良い。
以上のように本発明に係る4サイクルエンジンのヘッ
ドカバー取付構造によれば、プラグ挿通孔を構成する筒
状部材をシリンダヘッドに装着することによってヘッド
カバーをシリンダヘッドに固定するようにしたので、別
個の取付ボルトを不要にでき、又は取付ボルトの数量を
削減でき、それだけ部品点数,組立工数を削減できると
ともに、軽量化を達成できる効果がある。
ドカバー取付構造によれば、プラグ挿通孔を構成する筒
状部材をシリンダヘッドに装着することによってヘッド
カバーをシリンダヘッドに固定するようにしたので、別
個の取付ボルトを不要にでき、又は取付ボルトの数量を
削減でき、それだけ部品点数,組立工数を削減できると
ともに、軽量化を達成できる効果がある。
また筒状部材の段部をシリンダヘッドに当接させて該
筒状部材の位置決めを行うようにしたので、該筒状部材
の締付トルクの管理を厳密に行う必要がなく、作業性を
改善できる効果があり、また上記段部とシリンダヘッド
合面との当接部間にシール部材を介在させたので、いわ
ゆるオイル下がりを確実に防止できる効果があり、さら
にまた筒状部材の上端を、チェン収容部とカム軸収容部
との間の段差部分に位置させたので、筒状部材によりエ
ンジンの外形寸法が拡大する問題を回避できる効果があ
る。
筒状部材の位置決めを行うようにしたので、該筒状部材
の締付トルクの管理を厳密に行う必要がなく、作業性を
改善できる効果があり、また上記段部とシリンダヘッド
合面との当接部間にシール部材を介在させたので、いわ
ゆるオイル下がりを確実に防止できる効果があり、さら
にまた筒状部材の上端を、チェン収容部とカム軸収容部
との間の段差部分に位置させたので、筒状部材によりエ
ンジンの外形寸法が拡大する問題を回避できる効果があ
る。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による4サイク
ルエンジンのヘッドカバー取付構造を説明するための図
であり、第1図はその断面側面図、第2図はその断面正
面図、第3図はそのヘッドカバーの平面図、第4図は従
来の4サイクルエンジンの断面側面図、第5図はそのヘ
ッドカバーの平面図である。 図において、1は4サイクルエンジン、3はシリンダヘ
ッド、3aは燃焼室、4はヘッドカバー、4cはプラグ開
口、10はプラグカラー(筒状部材)、11はプラグ挿通
孔、13は点火プラグである。
ルエンジンのヘッドカバー取付構造を説明するための図
であり、第1図はその断面側面図、第2図はその断面正
面図、第3図はそのヘッドカバーの平面図、第4図は従
来の4サイクルエンジンの断面側面図、第5図はそのヘ
ッドカバーの平面図である。 図において、1は4サイクルエンジン、3はシリンダヘ
ッド、3aは燃焼室、4はヘッドカバー、4cはプラグ開
口、10はプラグカラー(筒状部材)、11はプラグ挿通
孔、13は点火プラグである。
Claims (1)
- 【請求項1】自動二輪車用4サイクルエンジンのシリン
ダヘッドに、動弁装置の上側を覆うヘッドカバーを取り
付けるためのヘッドカバー取付け構造において、上記ヘ
ッドカバーを、カム軸を収容するカム軸収容部と、カム
軸駆動スプロケット及びチェンを収容し、上記カム軸収
容部より外方に膨出するチェン収容部とを有し、カム軸
直角方向断面が略コ字状で、かつ平面視略矩形状のもの
とし、該ヘッドカバーの燃焼室略中央上方位置にプラグ
開口を形成し、該開口に、点火プラグを燃焼室に装着す
るためのプラグ挿通孔を構成する筒状部材を挿入し、該
筒状部材の下部に形成されたねじ部をシリンダヘッドに
ねじ込み、該筒状部材の軸方向中程に上記ねじ部より大
径に形成された段部をシリンダヘッドの合面に当接させ
て該筒状部材の軸方向位置を位置決めし、上記段部と合
面との当接部間にシール部材を介在させ、該筒状部材の
上端部に形成されたフランジ部でヘッドカバーを押圧す
るとともに、該上端部を上記チェン収容部の上端面とカ
ム軸収容部の上端面との間に位置させたことを特徴とす
る4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63180716A JP2761388B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63180716A JP2761388B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0230964A JPH0230964A (ja) | 1990-02-01 |
JP2761388B2 true JP2761388B2 (ja) | 1998-06-04 |
Family
ID=16088070
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63180716A Expired - Fee Related JP2761388B2 (ja) | 1988-07-20 | 1988-07-20 | 4サイクルエンジンのヘッドカバー取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2761388B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0592452U (ja) * | 1992-05-18 | 1993-12-17 | 内山工業株式会社 | シリンダヘッドカバー構造 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63108551U (ja) * | 1987-01-07 | 1988-07-13 |
-
1988
- 1988-07-20 JP JP63180716A patent/JP2761388B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0230964A (ja) | 1990-02-01 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
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