JP2761079B2 - ワークの搬送治具におけるワークの支承プレートの交換装置 - Google Patents

ワークの搬送治具におけるワークの支承プレートの交換装置

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JP2761079B2
JP2761079B2 JP8504690A JP8504690A JP2761079B2 JP 2761079 B2 JP2761079 B2 JP 2761079B2 JP 8504690 A JP8504690 A JP 8504690A JP 8504690 A JP8504690 A JP 8504690A JP 2761079 B2 JP2761079 B2 JP 2761079B2
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勝 柴田
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は自動車や自動二輪車のエンジン等のワークの
組立ライン等において該ワークを搬送するために用いら
れるワークの搬送治具において、該ワークを支承する支
承プレートを交換する装置に関する。
(従来の技術) 自動車や自動二輪車のエンジン等のワークの組立ライ
ンでは、通常、搬送コンベア等により該組立ラインを搬
送される搬送治具に該ワークが支承されて該搬送治具と
共に搬送される。
この種の搬送治具としては、例えばエンジンの搬送治
具として第5図示のものが本出願人により提案されてい
る。
この搬送治具Aは、第5図示のように、エンジンの組
立ラインで搬送コンベアadを搬送される基台b上に回動
軸cの回りに回動自在に設けられた水平な回転テーブル
dと、該回転テーブルdの両側部に立設された一対の支
柱体e,eと、各支柱体eの上端部の両側部に設けられた
ガイド溝f,fに対面側の支柱体eに向かって嵌押されて
各支柱体e上に水平に支持された略コの字形状の支承プ
レートgとを備え、図示しないエンジンのアッパーケー
ス及びロアーケースの割り面の位置でアッパーケースの
前後部外面に突設されている突出部を各支承プレートg
の先端部に載架して位置決めすることにより該エンジン
Aを両支柱体e,e間に支承するようにしたものである。
この場合、各支承プレートgは、その後端面に横方向
に延設された一対のストッパh,hが前記ガイド溝f,fの端
面部に当接する位置まで該ガイド溝f,fに嵌押され、さ
らに各支承プレートのgの両側に穿設された係止穴i,i
(同図仮想線示)にそれぞれガイド溝fの上面部から係
止ピンjを挿入することにより各支柱体eに係止されて
いる。
そして、この搬送治具Aでは、両支承プレートg,g
は、上記係止ピンjを係止穴iから抜脱することにより
前記ガイド溝f,fから抜脱可能とされ、両支承プレート
g,gをエンジンの種類に応じて交換することにより基台
b、回転テーブルd及び両支柱体e,eから成る基部を共
用して複数種のエンジンを支承可能としている。
この種の搬送治具では、エンジンの種類に応じた支承
プレートの交換は、手作業により行なうことも可能であ
るが、その自動化を図ることが好ましいことはいうまで
もなく、この場合、かかる交換作業を行う装置として
は、組立ラインの側方に複数種の支承プレートをその種
類毎に整列させて収納した収納箱を設け、各支承プレー
トを着脱自在に把持可能な把持手段を、該収納箱と該搬
送治具との間で移動させることにより両者の間で直接的
に支承プレートを授受するようにしたものが考えられ
る。
しかしながら、かかる装置では、まず、上記把持手段
を収納箱側から搬送治具に向かって移動させ、該把持手
段により先に装着されている支承プレートを把持して該
搬送治具から脱離させた後にその種類に応じた収納箱に
収納し、次いで新たに該搬送治具に装着すべき支承プレ
ートをその収納箱から把持手段により把持して取り出し
た後に該把持手段を再び搬送治具に向かって移動させて
該搬送治具に装着しなければならず、従って、各支承プ
レートを交換する毎に該把持手段を収納箱と搬送治具と
の間で二往復させなければならず、このため、該支承プ
レートの交換に時間がかかって、その作業効率を向上さ
せる妨げとなる。
また、このように収納箱と搬送治具との間で直接的に
支承プレートを授受する場合には、その授受を行う装置
の作動範囲が大きくなり、このため、該装置の作動が複
雑化すると共に、該装置が大型化する虞れがあった。
(解決しようとする課題) 本発明はかかる不都合を解消し、ワークを支承するた
めの支承プレートが水平姿勢で着脱自在に装着され、該
支承プレート上にワークが支承された状態で搬送される
搬送治具において、該支承プレートをワークの種類に応
じて効率よく交換することができる装置を提供すること
を目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明のワークの搬送治具におけるワークの支承プレ
ートの交換装置はかかる目的を達成するために、ワーク
を支承するための支承プレートが水平姿勢で着脱自在に
装着され、該支承プレート上にワークが支承された状態
で搬送される搬送治具において、その支承プレートを該
ワークの種類に応じて交換する装置であって、所定の位
置に位置決めされた前記搬送治具の側方に並列して設け
られ、複数種の支承プレートをその種類毎に垂直姿勢で
複数並列させて収納する複数の収納箱と、該搬送治具と
収納箱との間に回動自在に設けられたターンテーブル
と、各支承プレートを垂直姿勢で保持可能に該ターンテ
ーブル上にその周縁部に周方向に間隔を存して固設され
た複数の保持治具と、該ターンテーブルを回動させて各
保持治具を前記収納箱及び前記搬送治具に順次対向させ
る回動手段と、空の保持治具が該搬送治具に対向する位
置に回動された時に該搬送治具に装着されている被交換
支承プレートを該搬送治具から当該保持治具に移載し、
続いて該搬送治具に新たに装着すべき交換支承プレート
を保持した保持治具が該搬送治具に対向する位置に回動
された時に該交換支承プレートを当該保持治具から搬送
治具に移載する第1交換手段と、前記の移載と並行し
て、空の保持治具が前記収納箱に対向する位置に回動さ
れた時に前記交換支承プレートを前記収納箱から当該保
持治具に移載し、続いて前記被交換支承プレーチを保持
した保持治具が該収納箱に対向する位置に回動された時
に該被交換支承プレートを当該保持治具から収納箱に移
載する第2交換手段とから成ることを特徴とする。
(作用) かかる手段によれば、前記搬送治具の支承プレートを
交換する際には、まず、該搬送治具が前記所定の位置に
位置決めされ、この状態で前記第1交換手段により、該
搬送治具に既に装着されている被交換支承プレートが該
搬送治具から取外され、さらに、該被交換支承プレート
を垂直姿勢にした後に、前記ターンテーブル上の該搬送
治具に対向する前記保持治具に移載され、一方、これと
並行して前記第2交換手段により、該搬送治具に新たに
装着すべき前記交換支承プレートが前記収納箱からこれ
に対向するターンテーブル上の保持治具に垂直姿勢を維
持して移載される。
次いで、前記回動手段により前記ターンテーブルが回
動されて該交換支承プレートを保持した保持治具が搬送
治具に対向され、この状態で前記第1交換手段により、
該搬交換支承プレートが該保持治具から取外され、さら
に該交換支承プレートを水平姿勢とした後に、該搬送治
具に移載されて装着され、一方、これと並行して、先に
前記被交換支承プレートを保持した保持治具が前記収納
箱に対向する位置で、前記第2交換手段により、該被交
換支承プレートが該保持治具から前記収納箱に垂直姿勢
を維持して移載される。
(実施例) 本発明のワークの搬送治具におけるワークの支承プレ
ートの交換装置の一例を前記第5図を参照しつつ第1図
乃至第4図に従って説明する。第1図は前記搬送治具A
の支承プレートgの交換装置の平面図、第2図は第1図
のII−II線断面図、第3図は第1図のIII−III線断面
図、第4図は第3図のIV−IV線断面図である。
第1図及び第2図で、1は前記搬送治具Aを搬送する
搬送コンベア2が導入された第1基体フレーム、3は該
第1フレーム1の側面に設けられた第2基体フレーム4
上に複数載置された前記支承プレートgの収納箱、5は
第1基体フレーム1及び収納箱3間に回動自在に設けら
れた水平なターンテーブル、6はターンテーブル5上の
周縁部に周方向に等間隔で複数設けられた支承プレート
gの保持治具、7は各保持治具6が第1基体フレーム1
及び収納箱3に順次対向する位置にターンテーブル5を
回動させる回動手段である回動モータ、8は搬送治具A
と各保持治具6との間で各支承プレートgの授受を行う
第1交換手段、9は各保持治具6と搬送治具Aとの間で
各支承プレートgの授受を行う第2交換手段、10は搬送
治具Aに対して各支承プレートgを交換する際に前記係
止ピンjの挿脱を行うピン挿脱装置、11は搬送治具Aの
前記回転テーブルdを回動させる治具回動装置であり、
搬送治具Aは、搬送コンベア2上を第1基体フレーム1
内に搬入され、ターンテーブル5を挟んで収納箱3と対
向する位置で停止される。
各収納箱3は、図示のように上方に向かって開口した
直方体形状に形成され、各支承プレートgをその先端部
を下方に向けた垂直姿勢で内挿し、さらに各支承プレー
トgの前記ストッパh,hを収納箱3の両側部上端面に係
止させることにより、複数の支承プレートgをその種類
毎に収納箱3の長手方向のに並列させて収納するように
している。この場合、各収納箱3は、その長手方向が前
記第1基体フレーム1に向かって延び、各搬送治具Aに
エンジン(図示しない)の種類毎に装着される一対の支
承プレートg,gをそれぞれ各別に収納する一対の収納箱
3,3(以下、収納箱3xという)がその長手方向に並列さ
れ、該収納箱対3xが異種のエンジンに対応してその幅方
向に並列され、かかる配列状態で前記第2基体フレーム
4上に載置されている。
前記ターンテーブル5の回動モータ7は、第3図示の
ように、収納箱3と第1基体フレーム1との間で第2基
体フレーム4上に上方に向けて固設され、その駆動軸7a
上にターンテーブル5の下面の中央部が水平に固着され
ている。
このターンテーブル5上に設けられた前記各保持治具
6は、第1図及び第3図示のように、該ターンテーブル
5の周縁部に各支承プレートgの幅と略同一の間隔を存
して互いに対向させて立設させた一対の保持支柱12,12
から成り、これらの互いに対向する面にはそれぞれ各支
承プレートgの側部を垂直姿勢で嵌挿可能な上下方向に
延びる保持溝13が形設されている。そして、各保持治具
6は、各支承プレートgの両側部をその先端部から両保
持支柱12,12の保持溝13,13に嵌挿し、さらに前記両スト
ッパh,hを両保持支柱12,12上に係止させることにより各
支承プレートgを垂直姿勢で保持するようにしている。
尚、この場合、保持治具6は、ターンテーブル5の回
転軸心を中心に90度間隔で該ターンテーブル5上に四つ
設けられ、回動モータ7は、ターンテーブル5を90度づ
つ回動させることにより各保持治具6を前記第1基体フ
レーム1及び収納箱3に順次対向させるようにしている 第1図及び第2図で、前記第2交換手段9は、第2基
体フレーム4の両側部に前記収納箱3の長手方向に敷設
された一対のレール14,14上を移動自在に設けられた第
1移動基台15と、該第1移動基台15上に固着されたケー
ス体16の前後部に収納箱3の幅方向に敷設された一対の
レール17,17上を移動自在に設けられた第2移動基台18
と、該第2移動基台18に設けられた支承プレートgの把
持装置19と、第1移動基台15を収納箱3の長手方向に移
動させる第1移動装置20と、第2移動基台18を収納箱3
の幅方向に移動させる第3移動装置21とを備えている。
第1移動装置20は、一組の収納箱対3x,3x間に回動自
在に設けられてこれらの長手方向に延びるボールネジ22
と、第2基体フレーム4の前端部に固定された回動モー
タ23とを備え、ボールネジ22は、その両端部が軸支承部
24,24を介して第2基体フレーム4に支承され、さらに
その前端部に装着された被動ギヤ25が回動モータ23の駆
動ギヤ26に噛合され、該回動モータ23により両ギヤ25,2
6を介して回動される。そして、ボールネジ22には第1
移動基台15の下面に固設された嵌合部27が嵌合され、第
1移動装置20は、そのボールネジ22を回動モータ23によ
り回動させることによって、第1移動基台20を嵌合部27
を介して収納箱3の長て方向に移動させるようにしてい
る。
第2移動装置21は、前記ケース体16内に収納されたロ
ッドレスシリンダ28を備え、該ロッドレスシリンダ28
は、ケース体16の底部に固設されて収納箱3の幅方向に
延びている。そして、ロッドレスシリンダ28には第2移
動基台18の固設された係合部29が係合され、第2移動装
置21は、そのロッドレスシリンダ28により係合部29を介
して第2移動基台18を収納箱3の幅方向に移動させるよ
うにしている。
把持装置19は、第2図示のように、第2移動基台18の
前端部に固設された枠体30と、該枠体30の前端部にガイ
ドロッド31を介して昇降自在に係合されたハンド機構32
と、該ハンド機構32を昇降させるための回動モータ33を
備えている。
ハンド機構32は、ガイドロッド31に昇降自在に嵌合さ
れたガイド部34の前端部に垂設されたフィンガープレー
ト35と、該フィンガープレート35の背面に前方に向かっ
て固設された開閉シリンダ36のピストンロッド36aに該
フィンガープレート35と平行に固設されたフィンガープ
レート37とから成り、開閉シリンダ36のピストンロッド
36aを伸縮させることにより両フィンガープレート35,37
を収納箱3の長手方向に開閉させるようにしている。
該ハンド機構32を昇降させるための回動モータ33は、
前記第2移動基台18上にハンド機構32に向かって固設さ
れ、その枠体30内に突出された駆動軸33aから上方に向
かって延設された延出部38の上端部にカムローラ39が柩
着されている。そして、該カムローラ39は、前記ハンド
機構32のガイド部34に後端部に収納箱3の幅方向に向け
て水平に形設されたカム溝40に係合され、回動モータ33
は、その駆動軸33aを介して延出部38を揺動させること
により、カムローラ39及びカム溝40を介してガイド部34
を前記ガイドロッド31に沿って昇降させ、これによっ
て、ハンド機構32を昇降させるようにしている。
第1図及び第3図で、前記第1交換手段8は、前記第
1基体フレーム1の上端部から前記ターンテーブル5の
上方まで水平に延設された方形状の主枠体41と、該主枠
体41内でその両側部に第1基体フレーム1に向かって敷
設された一対のレール42,42にこれに沿って移動自在に
係合された副枠体43と、該副枠体43に昇降自在に設けら
れた支承プレートgの把持装置44と、副枠体43を第1基
体フレーム1に向かって移動させる一対の移動シリンダ
45,45と、把持装置44を昇降させる昇降シリンダ46とを
備えている。
各移動シリンダ45は、第1基体フレーム1の上端部に
副枠体43の側部に向かって水平に固設され、そのピスト
ンロッド45aが副枠体43に向かって延びて該副枠体43の
側部に結合されている。そして、両移動シリンダ45,45
は、これらのピストンロッド45a,45aを同期させて伸縮
させることにより副枠体43を前記収納箱3の長手方向で
前記レール42,42に沿って移動させるようにしている。
把持装置44は、第3図示のように副枠体43の後端部に
上下方向に向けて敷設されたレール47にこれに沿って昇
降自在に係合された昇降枠体48と、該昇降枠体48の前端
部にその幅方向に向けて設けられた支軸49に揺動自在に
支承されたハンド機構50と、該ハンド機構50を揺動させ
る揺動シリンダ51とを備えている。
ハンド機構50は、支軸49から揺動自在に垂設されたフ
ィンガープレート52と、該フィンガープレート52の背面
に前方に向かって固設された開閉シリンダ53のピストン
ロッド53aに該フィンガープレート53と平行に固設され
たフィンガープレート54とから成り、開閉シリンダ53の
ピストンロッド53aを伸縮させることにより両フィンガ
ープレート52,54を前記収納箱3の長手方向に開閉させ
るようにしている。
揺動シリンダ51は、昇降枠体48の上面に下方に向かっ
て固設され、そのピストンロッド51aがリンク機構55を
介してハンド機構50のフィンガープレート52に連結され
ている。そして、揺動シリンダ51は、そのピストンロッ
ド51aを伸縮させることによりリンク機構55を介してハ
ンド機構50を第3図仮想線示のように第1基体フレーム
1に向かって水平となる位置まで支軸49の回りに揺動さ
せるようにしている。
把持装置44を昇降させる昇降シリンダ46は、第3図示
のように前記副枠体43の後端部に下方に向けて固設さ
れ、そのピストンロッド46aが連結体56を介して副枠体4
3の背面部に連結されている。そして、昇降シリンダ46
は、そのピストンロッド46aを伸縮させることにより、
連結体56を介して副枠体43を把持装置44と共に昇降させ
るようにしている。
第1図及び第3図で、前記ピン挿脱装置10は、前記第
1交換手段8の両移動シリンダ45,45間で第1基体フレ
ーム1の上端部にその内部側に固設された垂直基台57
と、該垂直基台57の両側部に支持された一対の枠体58,5
8と、各枠体58の後端部にレール59を介して昇降自在に
係合されて前記搬送治具Aの係止ピンj(第5図参照)
に係脱自在に嵌合可能なピン嵌合体60と、各ピン嵌合体
60を昇降させる一対の昇降シリンダ61,61とを備え、各
昇降シリンダ61は、各枠体58上に下方に向かって固設さ
れてそのピストンロッド61aが各ピン嵌合体60に結合さ
せ、該ピストンロッド61aを伸縮させることにより各ピ
ン嵌合体60を昇降させるようにしている。
尚、各枠体58は、垂直基台57の前面に敷設されたレー
ル62(第3図示)にこれに沿って移動自在に係合されて
いると共に、これらの間に第1図示のように設けられた
シリンダ63の本体及びピストンロッドにそれぞれ連結さ
れ、該シリンダ63の作動により両枠体58,58の間隔、従
って両ピン嵌合体60,60の間隔が可変とされている。
第3図及び第4図で、前記治具回動装置11は、第1基
体フレーム1内に前記搬送コンベア2の下方に設けられ
た一対の支持フレーム64,64上に水平に固設された基台6
5と、該基台65の中央部に上下方向に向けて嵌着された
固定筒66に回動自在に嵌挿された回動筒67と、該回動筒
67にスプライン68aを介して一体に回動自在且つ昇降自
在に貫挿されたロッド体68と、該ロッド体68及び回動筒
67を回動させる回動モータ69と、該ロッド体68を昇降さ
せる一対の昇降シリンダ70,70とを備えている。
ロッド体68の上端部には、第4図示のように前記搬送
治具Aの回転テーブルdと一体に回動自在にその回転軸
心上で基台bの下方に突設された突出部kに係脱自在に
嵌合可能な係合部71が固設され、該係合部71を突出部k
に嵌合してロッド体68を回動させることにより、回転テ
ーブルdが回動される。
回動モータ69は、基台65の下面に上方に向かって固設
され、その駆動軸69aに基台65上で同心に装着された駆
動ギヤ72と、前記係合部71及び回動筒67間でロッド体68
に外挿されて回動筒67の上端部に固着された被動ギヤ73
とが噛合されている。そして、回動モータ69は、その駆
動軸69aから両ギヤ72,73を介して回動筒67及びロッド体
68を回動させるようにしている。
昇降シリンダ70,70は、第3図示のようにこれらの間
にロッド体68を挟んで基台65上に下方に向かって固設さ
れ、これらのピストンロッド70a,70aが基台65の下方ロ
ッド体68の下端部に水平に固設された連結板74の両側部
に結合されている。そして、両昇降シリンダ70,70は、
これらのピストンロッド70a,70aを同期させて伸縮させ
ることにより、連結板74を介してロッド体68をその係合
部71と共に昇降させるようにしている。
次に、かかる支承プレートgの交換装置の作動を以上
示した図面に従って説明する。
第1図及び第3図で、搬送治具Aの両支承プレートg,
gを新たなエンジンをその組立ラインで支承すべく交換
する際には、該搬送治具Aがコンベア2上を第1基体フ
レーム1内に搬入される。この場合、該搬送治具Aに
は、先に支承したエンジンに対応した支承プレートg,g
が装着されており、第5図示のように前記両支柱体e,e
を搬送方向に向けた状態で、第1基体フレーム1内に搬
入され、前記ターンテーブル5の側面位置で停止され
る。この時、該搬送治具Aの前記突出部kは、前記治具
回動装置11の係合部71の直上に位置する。
搬送治具Aが第1基体フレーム1内に停止されると、
治具回動装置11のロッド体68及び係合部71が前記したよ
うに昇降シリンダ70,70により搬送治具Aに向かって上
昇され、該係合部71が突出部kに嵌合され、さらに、こ
の状態でロッド体68が係合部71と共に90度回動され、こ
れによって、搬送治具Aの回転テーブルdが90度回動さ
れて第3図仮想線示のように一方の支承プレートgが前
記収納箱3側に向けられる。この時、該支承プレートg
を搬送治具Aの支柱体eに係止している一対の係合ピン
j,jは、それぞれ前記ピン挿脱装置10の各嵌合体60の直
下に位置する。そして、この状態で、ピン挿脱装置10の
各嵌合体60が前記昇降シリンダ61により各係止ピンjに
向かって下降されて該係止ピンjに嵌合され、該嵌合後
に上昇されて各係止ピンjが支承プレートgから抜脱さ
れる。この場合、各係止ピンjは、該支承プレートgの
みから抜脱された状態で前記支柱体eの上端部に係止可
能な構成となっており、該抜脱後には各嵌合体60は上昇
されて各係止ピンjから脱離される。
次いで、第3図で、前記第1交換手段8のハンド機構
50が、前記揺動シリンダ51により揺動されて水平姿勢と
された後に、両移動シリンダ45,45により副枠体43と共
に収納箱3側の支承プレートgに向かって移動され、さ
らにその両フィンガープレート52,54間に該支承プレー
トgを把持した後に後退され、これによって、該支承プ
レートgが搬送治具Aから脱離される。そして、該脱離
後にハンド機構50は、把持した支承プレートgと共に再
び垂直姿勢に揺動され、さらに、前記昇降シリンダ46に
よりその直下に位置する前記保持治具6に向かって昇降
枠体48と共に下降され、この時、該支承プレートgがそ
の先端部を下方に向けた垂直姿勢で該保持治具6に嵌挿
されて保持される。かかる後に、ハンド機構50は、該支
承プレートgの把持を解除し、原位置に戻される。
一方、第2図で、かかる動作と並行して、前記第2交
換手段9のハンド機構32が、前記第1移動装置20及び第
2移動装置21によりそれぞれ第1移動基台15及び第2移
動基台18と共に収納箱3の長手方向及び幅方向に移動さ
れ、搬送治具Aに新たに装着すべき支承プレートgを収
納した収納箱3の直上に位置される。そしてこの状態で
該ハンド機構32が、前記回動モータ33により該収納箱3
内の支承プレートgに向かって下降され、さらに、該支
承プレートgを把持した後に上昇される。そして、該上
昇後にハンド機構32は、第1移動装置20及び第2移動装
置21により、前記ターンテーブル5上の収納箱3側の保
持治具6の直上位置まで移動され、さらに、該保持治具
6に向かって下降され、この時、該ハンド機構32に把持
された支承プレートgが該保持治具6に嵌挿されて保持
される。かかる後に、ハンド機構32は、該支承プレート
gの把持を解除し、上昇される。
かかる後に、前記ターンテーブル5が前記回動モータ
7により前記と同方向に90度回動されて該ターンテーブ
ル5上の互いに対向する空の保持治具6,6がそれぞれ搬
送治具A及び収納箱3側にむけられ、一方、これと並行
して搬送治具Aの回転テーブルdが前記治具回動装置11
により180度回動されて未だ該搬送治具Aに装着されて
いる支承プレートgがターンテーブル5側に向けられ
る。
そして、かかる状態で、前記と同様に、ピン挿脱装置
10により該支承プレートgを搬送治具Aに係止している
一対の係止ピンj,jが該支承プレートgから抜脱された
後に、第1交換手段8により該支承プレートgが搬送治
具Aからこれに対向する空の保持治具6に移載され、一
方、これと並行して、前記第2交換手段9により、搬送
治具Aに新たに装着すべき支承治具gが収納箱3からこ
れに対向する空の保持治具6に移載される。
次いで、ターンテーブル5が前記回動モータ7により
再び前記と同方向に90度回動され、これによって、現時
点でターンテーブル5に対向する搬送治具Aの支柱体e
に装着すべき支承プレートgがこれを保持した保持治具
6と共に該搬送治具Aに向けられ、また、最初に搬送治
具Aから保持治具6に移載された支承プレートgが収納
箱3に向けられる。
そして、かかる状態で、第1交換手段8の前記と逆の
作動により、搬送治具Aに新たに装着すべき支承プレー
トgが該搬送治具Aに対向する保持治具6から該搬送治
具Aに移載され、さらにピン挿脱装置10の前記と逆の作
動により、前記係止ピンj,jが該支承プレートgに嵌挿
されて該支承プレートgが搬送治具Aの支柱体eに係止
され、これによって該支承プレートgが搬送治具Aに装
着される。
また、これと並行して、第2交換手段9の前記と逆の
作動により、搬送治具Aに先に装着されていた支承プレ
ートgが収納箱3に対向する保持治具6からこれを収納
すべき収納箱3に移載されて該収納箱3に収納される。
かかる後に、前記ターンテーブル5が再び前記と同方
向に90度回動されて、該ターンテーブル5上の最後に搬
送治具Aに装着すべき支承プレートgを保持した保持治
具6と最後に収納箱3に収納すべき支承プレートgを保
持した保持治具6とがそれぞれ搬送治具A及び収納箱3
側に向けられ、一方、これと並行して搬送治具Aの回転
テーブルdが前記治具回動装置11により180度回動され
て支承プレートgを装着すべき支柱体eがターンテーブ
ル5側に向けられる。
かかる状態で前記と同様に、新たな支承プレートgが
搬送治具Aに対向する保持治具6から該搬送治具Aに移
載されて装着され、一方、搬送治具Aから取外された支
承プレートgが収納箱3に対向する保持治具6から収納
箱3に移載されて収納され、これによって、両支承プレ
ートg,gの交換が終了する。そして、両支承プレートg,g
が交換された搬送治具Aは第1基体フレーム1内から搬
出される。
以上説明したように、かかる交換装置では、収納箱3
と搬送治具Aとの間でターンテーブル5上に設けられた
保持治具6を介して支承プレートgを授受するようにし
ているので、先に搬送治具Aに装着されている支承プレ
ートgの搬送治具Aからの取外及び新たに搬送治具Aに
装着すべき支承プレートgの収納箱3からの取出と、新
たな支承プレートgの搬送治具Aへの装着及び搬送治具
Aから取外された支承プレートgの収納箱3への収納と
が並行して効率よく行われる。
また、収納箱3には支承プレートgを垂直姿勢で整列
させて収納し、ターンテーブル5上の保持治具6には支
承プレートgを垂直姿勢で保持させるようにしているの
で、これらの構成が比較的小型なものとなっており、ひ
いては交換装置全体が比較的小型に構成されている。
(効果) 上記の説明から明らかなように、本発明のワークの搬
送治具におけるワークの支承プレートの交換装置によれ
ば、所定の位置に位置決めされる搬送治具と、支承プレ
ートをその種類毎に収納する収納箱との間に設けたター
ンテーブル上の周縁部に周方向に間隔を存して複数の保
持治具を設け、該搬送治具の支承プレートを交換する際
に、回動手段により各保持治具が搬送治具及び収納箱に
順次対向する位置にターンテーブルを回動させ、この
時、該搬送治具とこれに対向する保持治具との間で第1
交換手段により支承プレートの授受を行い、さらにこれ
と並行して収納箱とこれに対向する保持治具との間で第
2交換手段により支承プレートの授受を行うようにした
ことによって、既に搬送治具に装着されている支承プレ
ートを搬送治具から取外し、収納箱に収納する作業と、
新たに搬送治具に装着すべき支承プレートを収納箱から
取外し、搬送治具に装着する作業とを効率良く行うこと
ができる。
そして、各収納箱には支承プレートを垂直姿勢で整列
させて収納し、また各保持治具にも支承プレートを垂直
姿勢で保持させるようにしたことによって、これらの構
成を小型なものとすることができ、従って交換装置全体
の構成の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の支承プレートの交換装置の一例の平面
図、第2図は第1図のII−II線断面図、第3図は第1図
のIII−III線断面図、第4図は第3図のIV−IV線断面
図、第5図は該交換装置により支承プレートを交換する
搬送治具の一例の斜視図である。 3……収納箱、5……ターンテーブル 6……保持治具、7……回動手段 8……第1交換手段、9……第2交換手段 A……搬送治具、g……支承プレート

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを支承するための支承プレートが水
    平姿勢で着脱自在に装着され、該支承プレート上にワー
    クが支承された状態で搬送される搬送治具において、そ
    の支承プレートを該ワークの種類に応じて交換する装置
    であって、所定の位置に位置決めされた前記搬送治具の
    側方に並列して設けられ、複数種の支承プレートをその
    種類毎に垂直姿勢で並列させて収納する複数の収納箱
    と、該搬送治具と収納箱との間に回動自在に設けられた
    ターンテーブルと、各支承プレートを垂直姿勢で保持可
    能に該ターンテーブル上の周縁部に周方向に間隔を存し
    て固設された複数の保持治具と、各保持治具が前記収納
    箱及び前記搬送治具に順次対向する位置に該ターンテー
    ブルを回動させる回動手段と、空の保持治具が該搬送治
    具に対向した時に該搬送治具に既に装着されている被交
    換支承プレートを該搬送治具から当該保持治具に移載
    し、続いて該搬送治具に新たに装着すべき交換支承プレ
    ートを保持した保持治具が該搬送治具に対向する位置に
    回動された時に該交換支承プレートを当該保持治具から
    搬送治具に移載する第1交換手段と、前記の移載と並行
    して、空の保持治具が前記収納箱に対向する位置に回動
    された時に前記交換支承プレートを前記収納箱から当該
    保持治具に移載し、続いて前記被交換支承プレートを保
    持した保持治具が該収納箱に対向する位置に回動された
    時に該被交換支承プレートを当該保持治具から収納箱に
    移載する第2交換手段とから成ることを特徴とするワー
    クの搬送治具におけるワークの支承プレートの交換装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150146131A (ko) * 2014-06-23 2015-12-31 (주)테크윙 작업지그 교체장치 및 작업장비

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR20150146131A (ko) * 2014-06-23 2015-12-31 (주)테크윙 작업지그 교체장치 및 작업장비
KR102175541B1 (ko) * 2014-06-23 2020-11-06 (주)테크윙 작업지그 교체장치 및 작업장비

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