JP2760200B2 - 加速度センサの出力ゲイン調整方法 - Google Patents

加速度センサの出力ゲイン調整方法

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JP2760200B2
JP2760200B2 JP4037862A JP3786292A JP2760200B2 JP 2760200 B2 JP2760200 B2 JP 2760200B2 JP 4037862 A JP4037862 A JP 4037862A JP 3786292 A JP3786292 A JP 3786292A JP 2760200 B2 JP2760200 B2 JP 2760200B2
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宗治 山下
純 多保田
利弘 水野
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車載用エアバック装置
などに組み込んで使用される加速度センサの出力ゲイン
調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、この種の加速度センサのうち
には、図7のブロック図で示す加速度センサ10のよう
に、加速度が加わることによって変形動作する圧電体を
利用して構成された加速度検出素子11と、これからの
出力信号を処理する信号処理手段12とを備えてなる回
路内蔵タイプといわれるものがあり、この信号処理手段
12は、出力信号のインピーダンス変換回路と、出力信
号の不必要成分を除去するフィルタ回路と、不必要成分
が除去されて必要成分のみとなった出力信号を増幅する
増幅回路(いずれも図示していない)とによって構成さ
れている。そして、この加速度センサ10の外部端子1
3からは加速度に対応した大きさの電圧信号Sが出力さ
れるようになっており、この電圧信号Sは車載用エアバ
ック装置(図示していない)内に組み込まれたマイクロ
・コンピュータなどの制御手段14によって取り込まれ
るようになっている。なお、この制御手段14は、取り
込んだ電圧信号Sに基づく必要動作を車載用エアバック
装置(図示していない)に指示して行わせることにな
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加速度セン
サ10から出力される電圧信号Sは車載用エアバック装
置などに実装された際における検出精度が最も高くなる
ように設定されるべきであり、そのためには、信号処理
手段12のうちの増幅回路を具体的に構成する印刷抵抗
(図示していない)のレーザトリミングを行うことなど
によって加速度センサ10における出力ゲインの調整を
行う必要がある。ところが、この検出精度は加速度セン
サ10の実際の使用状態に対応したものでなければなら
ないから、加振機などを用いることによって加速度セン
サ10に振動を加えながらレーザトリミングを行うこと
が望ましいのであるが、このような振動条件下において
レーザトリミングを行うのは非常に難しく、これに代わ
る実用的な出力ゲイン調整方法も確立されていないのが
実情である。
【0004】本発明は、このような現状に鑑みて創案さ
れたものであり、外部に向かって出力される電圧信号の
検出精度が最も高くなる出力ゲイン調整をより簡易な工
程でもって実行し得る加速度センサの出力ゲイン調整方
法の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる加速度セ
ンサの出力ゲイン調整方法、加速度検出素子と、これ
からの出力信号を処理する信号処理手段とを備えるとと
もに、この信号処理手段を実際の使用時と同様に動作さ
せる外部からの交流信号が加わる出力ゲイン調整用入力
回路を具備してなる被調整用の加速度センサの出力ゲイ
ン調整方法であって、同一動作時における基準用の加速
度センサから出力された電圧信号と被調整用の加速度セ
ンサから出力された電圧信号とを比較して被調整用の加
速度センサの出力ゲイン調整必要量を算出する工程と、
固定支持された被調整用の加速度センサの出力ゲイン調
整用入力回路に外部から交流信号を加えた際に出力され
る電圧信号を出力ゲイン調整必要量と比較しながら被調
整用の加速度センサの出力ゲイン調整作業を行う工程と
を含んでいることを特徴としている。
【0006】
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0008】図1は本実施例にかかる加速度センサ、す
なわち、被調整用となる加速度センサの概略構成を示す
ブロック図、図2ないし図4のそれぞれはその変形例を
示すブロック図であり、これらの図における符号1は加
速度センサを示している。なお、これらの図1ないし図
4において、従来例を示す図7と互いに同一もしくは相
当する手段や回路については同一符号を付すこととし、
ここでの詳しい説明は省略する。
【0009】本実施例にかかる加速度センサ1は、図1
で示すように、作用する加速度の大きさに応じた変形動
作を行う圧電体からなる加速度検出素子11と、これか
らの出力信号を処理する信号処理手段12とを備えると
ともに、この信号処理手段12の出力信号入力側に設け
られた出力ゲイン調整用入力回路2を具備している。そ
して、この出力ゲイン調整用入力回路2はコンデンサ3
を介して加速度検出素子11及び信号処理手段12と接
続されており、この出力ゲイン調整用入力回路2に対し
ては信号処理手段12をその実際の使用時と同様に動作
させる一定値の交流信号Aが外部から加えられるように
なっている。なお、出力ゲイン調整用入力回路2を、図
2で示すように、トランジスタ4からなる増幅機能を有
する構成としておいてもよい。
【0010】そこで、この出力ゲイン調整用入力回路2
に交流信号Aが加わると、信号処理手段12に対しては
コンデンサ3と加速度検出素子11を構成する圧電体と
の容量比に応じた電圧信号が入力されることになる。す
なわち、コンデンサ3の容量値がC1、加速度検出素子
11を構成する圧電体の容量値がC2、このコンデンサ
3の入力側電位がVであるとした場合、信号処理手段1
2に対しては〔(V×C1)/(C1+C2)〕の電圧
信号が入力される。その結果、この信号処理手段12は
実際の使用時と同様に動作することになり、加速度セン
サ1の外部端子13からは交流信号Aに対応した電圧信
号S1が出力される。
【0011】ところで、出力ゲイン調整用入力回路2の
構成は図1及び図2で示したような構成に限られるもの
ではなく、図3及び図4でそれぞれ示す変形例のように
構成されたものであってもよいことはいうまでもない。
すなわち、これらの変形例は、加速度検出素子11を構
成する圧電体の一面上に分割電極11a,11bが形成
され、かつ、分割電極11aには出力ゲイン調整用入力
回路2が接続される一方、分割電極11bには信号処理
手段12の出力信号入力側が接続された構成となってい
る。そこで、これらの分割電極11a,11bにおける
入出力比をnとした場合、出力ゲイン調整用入力回路2
に交流信号Aが加わることによって信号処理手段12に
は(V/n)の電圧信号が入力されることになり、加速
度センサ1の外部端子13からは交流信号Aに対応した
電圧信号S1が出力されることになる。
【0012】つぎに、上記構成とされた加速度センサ1
の出力ゲイン調整方法を、その前段工程を示す図5及び
後段工程を示す図6に基づいて説明する。
【0013】まず、出力ゲイン調整を行うべき被調整用
の加速度センサ1との比較に用いられる基準用としての
加速度センサ20、すなわち、車載用エアバック装置な
どに実装された際に出力される電圧信号S0の検出精度
が最も高くなるように設定済みの加速度センサ20を用
意する。そして、図5で示すように、被調整用の加速度
センサ1及び基準用の加速度センサ20を同一の加振機
21に取り付けた後、この加振機21の運転によって加
速度センサ1,20のそれぞれに対して同時に振動を加
える。
【0014】すると、加速度センサ1,20のそれぞれ
は振動が加わることによって同一の動作を行うことにな
り、加速度センサ1の外部端子13及び加速度センサ2
0の外部端子22からは加わった振動に対応した大きさ
の電圧信号S1,S0がそれぞれ出力されてくる。そし
て、これらの電圧信号S1,S0はA/D変換コンバー
タ(図示していない)を介してマイクロ・コンピュータ
からなる出力ゲイン調整必要量算出手段23に取り込ま
れた後、この出力ゲイン調整必要量算出手段23におい
て電圧信号S1,S0を比較することによって加速度セ
ンサ1における出力ゲイン調整必要量が算出される。な
お、このような出力ゲイン調整必要量の算出にあたり、
いわゆるレーザ干渉法を利用してもよいことは勿論であ
る。
【0015】さらに、図6で示すように、出力ゲイン調
整必要量が算出された加速度センサ1をレーザトリミン
グ装置24上に載置して固定支持した後、この加速度セ
ンサ1の出力ゲイン調整用入力回路(図示していない)
に対して一定値の交流信号Aを外部から加える。する
と、この加速度センサ1の外部端子13からは交流信号
Aに対応した大きさの電圧信号S1が出力されてくる。
【0016】そこで、交流信号Aを加えることによって
出力されてくる電圧信号S1をマイクロ・コンピュータ
である出力ゲイン比較手段25によってモニターし、か
つ、この電圧信号S1と予め算出されていた出力ゲイン
調整必要量との比較を行いながら、レーザトリミング装
置24に接続されたマイクロ・コンピュータであるトリ
ミング制御手段26を通じて加速度センサ1を構成する
信号処理手段12のうちの増幅回路を具体的に構成する
印刷抵抗(図示していない)のレーザトリミングを行
う。そして、交流信号Aの印加による電圧信号S1と出
力ゲイン調整必要量とが一致した時点で、被調整用の加
速度センサ1における出力ゲインの調整作業が終了する
ことになる。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にかかる加
速度センサの出力ゲイン調整方法によれば、被調整用の
加速度センサにおける出力ゲイン調整必要量を算出した
後、この加速度センサを固定支持した状態での出力ゲイ
ン調整作業を行うことが可能となる。したがって、本発
明によれば、車載用エアバック装置などへの実装以前に
おける加速度センサの単体状態において、外部に向かっ
て出力される電圧信号の検出精度が最も高くなるような
出力ゲイン調整を済ませておくことができるという効果
が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例にかかる加速度センサの概略構成を示
すブロック図である。
【図2】その変形例を示すブロック図である。
【図3】その変形例を示すブロック図である。
【図4】その変形例を示すブロック図である。
【図5】本実施例にかかる出力ゲイン調整方法の前段工
程を示す図である。
【図6】本実施例にかかる出力ゲイン調整方法の後段工
程を示す図である。
【図7】従来例にかかる加速度センサの概略構成を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
1 加速度センサ 2 出力ゲイン調整用入力回路 11 加速度検出素子 12 信号処理手段 20 基準用の加速度センサ S1 加速度センサ1から出力された電圧信号 S0 加速度センサ20から出力された電圧信号 A 交流信号
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−235353(JP,A) 特開 平5−119055(JP,A) 特開 平5−80075(JP,A) 特開 平3−59463(JP,A) 特開 平2−24466(JP,A) 実開 平3−8768(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01P 21/00 G01P 15/09

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加速度検出素子(11)と、これからの
    出力信号を処理する信号処理手段(12)とを備えると
    ともに、この信号処理手段(12)を実際の使用時と同
    様に動作させる外部からの交流信号(A)が加わる出力
    ゲイン調整用入力回路(2)を具備してなる加速度セン
    (1)の出力ゲイン調整方法であって、 同一動作時における基準用の加速度センサ(20)から
    出力された電圧信号(S0)と被調整用の加速度センサ
    (1)から出力された電圧信号(S1)とを比較して加
    速度センサ(1)の出力ゲイン調整必要量を算出する工
    程と、 固定支持された加速度センサ(1)の出力ゲイン調整用
    入力回路(2)に外部から交流信号(A)を加えた際に
    出力される電圧信号(S1)を出力ゲイン調整必要量と
    比較しながら加速度センサ(1)の出力ゲイン調整作業
    を行う工程とを含んでいることを特徴とする加速度セン
    サの出力ゲイン調整方法。
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