JPH07120497A - 加速度センサの自己診断装置 - Google Patents
加速度センサの自己診断装置Info
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- JPH07120497A JPH07120497A JP5263342A JP26334293A JPH07120497A JP H07120497 A JPH07120497 A JP H07120497A JP 5263342 A JP5263342 A JP 5263342A JP 26334293 A JP26334293 A JP 26334293A JP H07120497 A JPH07120497 A JP H07120497A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01P—MEASURING LINEAR OR ANGULAR SPEED, ACCELERATION, DECELERATION, OR SHOCK; INDICATING PRESENCE, ABSENCE, OR DIRECTION, OF MOVEMENT
- G01P15/00—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration
- G01P15/02—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses
- G01P15/08—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values
- G01P2015/0805—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration
- G01P2015/0822—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass
- G01P2015/0825—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass
- G01P2015/0828—Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends
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Abstract
(57)【要約】
【目的】特別な自己診断信号発生回路がなくてもセンサ
の自己診断を可能にし、システムとして回路の小型化,
コスト低減,信頼性の向上を図ることにある。 【構成】車両のバッテリー電圧を検出すると共に、バッ
テリー電圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印
加状態をあたえる。そこで、バッテリー電圧値に応じた
加速度センサの出力電圧値から換算した第一の加速度値
と、バッテリー電圧値から換算した第二の加速度値と比
較し、加速度センサの故障や経事変化を判断する。
の自己診断を可能にし、システムとして回路の小型化,
コスト低減,信頼性の向上を図ることにある。 【構成】車両のバッテリー電圧を検出すると共に、バッ
テリー電圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印
加状態をあたえる。そこで、バッテリー電圧値に応じた
加速度センサの出力電圧値から換算した第一の加速度値
と、バッテリー電圧値から換算した第二の加速度値と比
較し、加速度センサの故障や経事変化を判断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の衝突を検出
し、エアバッグを開いて搭乗者の身体を保護するエアバ
ッグシステムに係り、特に、自動車の衝突を検出する加
速度センサの自己診断に好適な自己診断装置に関する。
し、エアバッグを開いて搭乗者の身体を保護するエアバ
ッグシステムに係り、特に、自動車の衝突を検出する加
速度センサの自己診断に好適な自己診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、エアバッグシステムのキーセ
ンサである加速度センサの自己診断を行うための、種々
のセンサ構造や自己診断装置が知られている。
ンサである加速度センサの自己診断を行うための、種々
のセンサ構造や自己診断装置が知られている。
【0003】例えば、センサの構造に関しては、特開平
4−274766号公報,特開平5−10968号公報等がある。こ
れらは、センサに等価的な加速度印加状態を作り、その
時のセンサ出力をモニターして自己診断を行うものであ
る。
4−274766号公報,特開平5−10968号公報等がある。こ
れらは、センサに等価的な加速度印加状態を作り、その
時のセンサ出力をモニターして自己診断を行うものであ
る。
【0004】自己診断装置に関しては、実開平4−63069
号公報等がある。これは、診断信号発生器から出力され
る診断信号をセンサに印加することにより、センサの故
障の有無を診断するように構成されている。
号公報等がある。これは、診断信号発生器から出力され
る診断信号をセンサに印加することにより、センサの故
障の有無を診断するように構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】エアバッグシステムの
キーセンサである加速度センサは、一般的に、故障,経
事変化のない高信頼性のものが要求される。従来の技術
では、特に、センサの経事変化に対する考慮がなされて
おらず、システムとしての信頼性に関し、課題があっ
た。
キーセンサである加速度センサは、一般的に、故障,経
事変化のない高信頼性のものが要求される。従来の技術
では、特に、センサの経事変化に対する考慮がなされて
おらず、システムとしての信頼性に関し、課題があっ
た。
【0006】また、従来の技術では、自己診断信号発生
回路が必要となり、回路が大型,高価になるという課題
があった。この回路をセンサへ内蔵したとしても、セン
サが大型化、高価になりシステムとしては前述と同様な
課題があった。
回路が必要となり、回路が大型,高価になるという課題
があった。この回路をセンサへ内蔵したとしても、セン
サが大型化、高価になりシステムとしては前述と同様な
課題があった。
【0007】本発明の目的は、仮に、センサに経事変化
が発生したとしても、それを補正するようにして、シス
テムとしての信頼性の向上を図ることにある。
が発生したとしても、それを補正するようにして、シス
テムとしての信頼性の向上を図ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、特別な自己診断信号
発生回路がなくてもセンサの自己診断を可能にし、シス
テムとして回路の小型化,コスト低減を図ることにあ
る。
発生回路がなくてもセンサの自己診断を可能にし、シス
テムとして回路の小型化,コスト低減を図ることにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記2項目の目的を達成
するために、車両のバッテリー電圧を検出する手段を備
えると共に、前記バッテリー電圧を前記加速度センサへ
入力し、等価的な加速度印加状態をあたえる手段を備
え、前記バッテリー電圧値に応じたそのバッテリー電圧
の入力によって得られる、加速度センサの出力電圧から
換算した第一の加速度値と、前記バッテリー電圧値から
換算した第二の加速度値と比較し、前記加速度センサの
故障や経事変化を判断する手段を備えたものである。
するために、車両のバッテリー電圧を検出する手段を備
えると共に、前記バッテリー電圧を前記加速度センサへ
入力し、等価的な加速度印加状態をあたえる手段を備
え、前記バッテリー電圧値に応じたそのバッテリー電圧
の入力によって得られる、加速度センサの出力電圧から
換算した第一の加速度値と、前記バッテリー電圧値から
換算した第二の加速度値と比較し、前記加速度センサの
故障や経事変化を判断する手段を備えたものである。
【0010】また、車両のバッテリー電圧の変化を検出
する手段を備えると共に、前記バッテリー電圧を前記加
速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態をあたえ
る手段を備え、前記バッテリー電圧の変化に応じた加速
度センサの出力電圧から換算した第一の加速度変化値
と、前記バッテリー電圧の変化値から換算した第二の加
速度変化値と比較し、前記加速度センサの故障や経事変
化を判断する手段を備えたものである。
する手段を備えると共に、前記バッテリー電圧を前記加
速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態をあたえ
る手段を備え、前記バッテリー電圧の変化に応じた加速
度センサの出力電圧から換算した第一の加速度変化値
と、前記バッテリー電圧の変化値から換算した第二の加
速度変化値と比較し、前記加速度センサの故障や経事変
化を判断する手段を備えたものである。
【0011】また、車両のバッテリー電圧の変化を検出
する手段を備えると共に、前記バッテリー電圧を前記加
速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態をあたえ
る手段を備え、初期的な入力電圧と加速度センサの出力
電圧の関係を記憶しておく手段を備え、前記バッテリー
電圧の変化に応じた加速度センサの出力変化値と、前記
初期的な入力電圧と加速度センサの出力電圧の関係とを
比較し、前記バッテリー電圧の変化に応じた加速度セン
サの出力変化値が、前記初期的な入力電圧と加速度セン
サの出力電圧の関係よりずれていたら、前記加速度セン
サの出力を補正する手段を備え、前記加速度センサの出
力の補正値を、前記初期的な入力電圧と加速度センサの
出力の関係を記憶しておく手段へ書き換える手段を備え
たものである。
する手段を備えると共に、前記バッテリー電圧を前記加
速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態をあたえ
る手段を備え、初期的な入力電圧と加速度センサの出力
電圧の関係を記憶しておく手段を備え、前記バッテリー
電圧の変化に応じた加速度センサの出力変化値と、前記
初期的な入力電圧と加速度センサの出力電圧の関係とを
比較し、前記バッテリー電圧の変化に応じた加速度セン
サの出力変化値が、前記初期的な入力電圧と加速度セン
サの出力電圧の関係よりずれていたら、前記加速度セン
サの出力を補正する手段を備え、前記加速度センサの出
力の補正値を、前記初期的な入力電圧と加速度センサの
出力の関係を記憶しておく手段へ書き換える手段を備え
たものである。
【0012】
【作用】車両のバッテリー電圧を検出すると共に、バッ
テリー電圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印
加状態をあたえる。そこで、バッテリー電圧値に応じた
加速度センサの出力電圧値から換算した第一の加速度値
と、バッテリー電圧値から換算した第二の加速度値と比
較し、加速度センサの故障や経事変化を判断する。それ
によって、たとえ加速度センサの故障や経事変化が発生
したとしても、バッテリー電圧値から換算した加速度値
と加速度センサの出力値をモニターしているため、経事
変化を補正可能である。また、バッテリー電圧を利用す
ることにより、特別な自己診断信号発生回路を必要とし
ない。
テリー電圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印
加状態をあたえる。そこで、バッテリー電圧値に応じた
加速度センサの出力電圧値から換算した第一の加速度値
と、バッテリー電圧値から換算した第二の加速度値と比
較し、加速度センサの故障や経事変化を判断する。それ
によって、たとえ加速度センサの故障や経事変化が発生
したとしても、バッテリー電圧値から換算した加速度値
と加速度センサの出力値をモニターしているため、経事
変化を補正可能である。また、バッテリー電圧を利用す
ることにより、特別な自己診断信号発生回路を必要とし
ない。
【0013】また、車両のバッテリー電圧の変化を検出
すると共に、バッテリー電圧を加速度センサへ入力し、
等価的な加速度印加状態をあたえる。そこで、バッテリ
ー電圧の変化に応じた加速度センサの出力電圧変化値か
ら換算した第一の加速度変化値と、バッテリー電圧の変
化値から換算した第二の加速度変化値と比較し、加速度
センサの故障や経事変化を判断する。それによって、た
とえ加速度センサの故障や経事変化が発生したとして
も、バッテリー電圧の変化値から換算した加速度変化値
と加速度センサの出力変化値をモニターしているため、
経事変化を補正可能である。
すると共に、バッテリー電圧を加速度センサへ入力し、
等価的な加速度印加状態をあたえる。そこで、バッテリ
ー電圧の変化に応じた加速度センサの出力電圧変化値か
ら換算した第一の加速度変化値と、バッテリー電圧の変
化値から換算した第二の加速度変化値と比較し、加速度
センサの故障や経事変化を判断する。それによって、た
とえ加速度センサの故障や経事変化が発生したとして
も、バッテリー電圧の変化値から換算した加速度変化値
と加速度センサの出力変化値をモニターしているため、
経事変化を補正可能である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。図1は、本発明に係る加速度センサを使用した
自己診断装置の構成図である。
明する。図1は、本発明に係る加速度センサを使用した
自己診断装置の構成図である。
【0015】半導体容量式加速度センサ1は加速度検出
部2,容量検出部3,増幅部4,制御部5より構成され
る。
部2,容量検出部3,増幅部4,制御部5より構成され
る。
【0016】加速度検出部2は、ガラス,シリコン,ガ
ラスの三層サンドイッチ構造よりなる。中央のシリコン
層6には重錘の機能を有する可動電極7と、これを支持
するシリコンカンチレバー8が、シリコンを両面からエ
ッチングして一体形成される。このシリコンカンチレバ
ー8は単数、または、複数で構成される。
ラスの三層サンドイッチ構造よりなる。中央のシリコン
層6には重錘の機能を有する可動電極7と、これを支持
するシリコンカンチレバー8が、シリコンを両面からエ
ッチングして一体形成される。このシリコンカンチレバ
ー8は単数、または、複数で構成される。
【0017】一方、両側のガラス層9,10には、可動
電極7に対向して上下に一対の固定電極11,12を配
置している。固定電極11,12は、アルミニウム等の
金属材よりなり、それぞれ、ガラス層9,10に蒸着そ
の他適宜の方法により形成される。
電極7に対向して上下に一対の固定電極11,12を配
置している。固定電極11,12は、アルミニウム等の
金属材よりなり、それぞれ、ガラス層9,10に蒸着そ
の他適宜の方法により形成される。
【0018】そして、このような加速度検出部2を構成
する場合には、ガラス層9,10に設けた固定電極1
1,12と可動電極7とを位置合わせして、ガラス層
9,10にシリコン層6を介して平行配置し、ガラス層
9,10の各々とシリコン層6を陽極接合する。このよ
うにして、可動電極7を介在させた状態で、固定電極1
1,12が対向配置されるが、可動電極7と各固定電極
11,12間には初期ギャップdoが確保される。
する場合には、ガラス層9,10に設けた固定電極1
1,12と可動電極7とを位置合わせして、ガラス層
9,10にシリコン層6を介して平行配置し、ガラス層
9,10の各々とシリコン層6を陽極接合する。このよ
うにして、可動電極7を介在させた状態で、固定電極1
1,12が対向配置されるが、可動電極7と各固定電極
11,12間には初期ギャップdoが確保される。
【0019】この可動電極7、及び固定電極11,12
は、容量検出部3と電気的に接続されている。図示しな
い車両に加わる加速度の大きさと方向に応じて、図示の
例では上下方向に加速度が加わると、可動電極7は慣性
力によって加速度と逆方向に移動する。例えば、可動電
極7が下側に移動したとすると、可動電極7と固定電極
11間の静電容量C1は小さくなり、反対の可動電極7
と固定電極12間の静電容量C2は大きくなる。
は、容量検出部3と電気的に接続されている。図示しな
い車両に加わる加速度の大きさと方向に応じて、図示の
例では上下方向に加速度が加わると、可動電極7は慣性
力によって加速度と逆方向に移動する。例えば、可動電
極7が下側に移動したとすると、可動電極7と固定電極
11間の静電容量C1は小さくなり、反対の可動電極7
と固定電極12間の静電容量C2は大きくなる。
【0020】ここで、制御部5で制御され、可動電極7
が応答しない比較的高周波の矩形波信号WA1を固定電
極11,12(固定電極11,12に印加される矩形波
信号はそれぞれ位相が180゜ずれている)に印加する
ことにより、容量検出部3は、この静電容量C1,C2
の差分を検出し、サンプルホールド回路等で電圧Vsに
変換する。このことにより、加速度検出部2に作用する
加速度を電気的に検出することができる。さらに、電圧
Vsを増幅部4に入力し所定の電圧値に調整する。
が応答しない比較的高周波の矩形波信号WA1を固定電
極11,12(固定電極11,12に印加される矩形波
信号はそれぞれ位相が180゜ずれている)に印加する
ことにより、容量検出部3は、この静電容量C1,C2
の差分を検出し、サンプルホールド回路等で電圧Vsに
変換する。このことにより、加速度検出部2に作用する
加速度を電気的に検出することができる。さらに、電圧
Vsを増幅部4に入力し所定の電圧値に調整する。
【0021】なお、このような構成にすることにより、
加速度検出部2は、高加速度(例えば、±50G:1G
=9.8m/s2 )を、高周波(例えば、2kHz)ま
で検出できる。また、静電容量C1,C2の差分を検出
することから、加速度に比例した直線的で、温度特性に
優れた出力電圧Voを得ることができる。
加速度検出部2は、高加速度(例えば、±50G:1G
=9.8m/s2 )を、高周波(例えば、2kHz)ま
で検出できる。また、静電容量C1,C2の差分を検出
することから、加速度に比例した直線的で、温度特性に
優れた出力電圧Voを得ることができる。
【0022】つまり、自動車の衝突によって生じる急激
な衝突加速度を検出することで自動車の衝突を検出でき
る。
な衝突加速度を検出することで自動車の衝突を検出でき
る。
【0023】次に、半導体容量式加速度センサ1の自己
診断動作について図1,図2,図3を基に説明する。図
2は自己診断電圧Vdを加速度検出部2へ印加した状態
を示す。図3は加速度Gと自己診断電圧Vdの関係を示
す特性図である。
診断動作について図1,図2,図3を基に説明する。図
2は自己診断電圧Vdを加速度検出部2へ印加した状態
を示す。図3は加速度Gと自己診断電圧Vdの関係を示
す特性図である。
【0024】加速度検出部2の可動電極7と固定電極1
2間へある自己診断電圧Vd1を印加すると、静電気力
により可動電極7は移動する。これは、加速度検出部2
へ加速度G1が加わった状態に等しくなる。また、自己
診断電圧Vd1を可動電極7と固定電極11間へ印加す
れば、前述の加速度G1をプラスの加速度とすれば、マ
イナスの加速度ーG1が加わった状態に等しくなること
は言うまでもない。
2間へある自己診断電圧Vd1を印加すると、静電気力
により可動電極7は移動する。これは、加速度検出部2
へ加速度G1が加わった状態に等しくなる。また、自己
診断電圧Vd1を可動電極7と固定電極11間へ印加す
れば、前述の加速度G1をプラスの加速度とすれば、マ
イナスの加速度ーG1が加わった状態に等しくなること
は言うまでもない。
【0025】つまり、可動電極7と固定電極12間と可
動電極7と固定電極11間へ交互に自己診断電圧Vdを
印加し、半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Voを
モニターすることにより正負の加速度に対し自己診断を
することが可能となる。
動電極7と固定電極11間へ交互に自己診断電圧Vdを
印加し、半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Voを
モニターすることにより正負の加速度に対し自己診断を
することが可能となる。
【0026】一方、半導体容量式加速度センサ1の、通
常の加速度検出を検出するモードと自己診断モードの切
り替えは、図1に示すように、制御信号S1で与えられ
る。例えば、制御信号S1がローレベルの時は、スイッ
チSW1をオンし、可動電極7と固定電極11,12間
へ交互に自己診断電圧Vdを印加(自己診断電圧Vd
は、可動電極7が十分応答する低周波の矩形波信号WA
2の振幅値)し、自己診断モードにする。制御信号S1
がハイレベルの時は、スイッチSW1をオフし、比較的
高周波の矩形波信号WA1を固定電極11,12に印加
し、通常の加速度検出を検出するモードにする。
常の加速度検出を検出するモードと自己診断モードの切
り替えは、図1に示すように、制御信号S1で与えられ
る。例えば、制御信号S1がローレベルの時は、スイッ
チSW1をオンし、可動電極7と固定電極11,12間
へ交互に自己診断電圧Vdを印加(自己診断電圧Vd
は、可動電極7が十分応答する低周波の矩形波信号WA
2の振幅値)し、自己診断モードにする。制御信号S1
がハイレベルの時は、スイッチSW1をオフし、比較的
高周波の矩形波信号WA1を固定電極11,12に印加
し、通常の加速度検出を検出するモードにする。
【0027】さらに、半導体容量式加速度センサ1は、
電源供給用の電源Vcc,出力電圧Vo,回路のグラン
ドGND,自己診断電圧Vd,制御信号S1用のそれぞ
れの端子を備える。
電源供給用の電源Vcc,出力電圧Vo,回路のグラン
ドGND,自己診断電圧Vd,制御信号S1用のそれぞ
れの端子を備える。
【0028】次に、図1により、エアバッグシステムの
コントロールユニット(以下C/Uと略す)20につい
て説明する。
コントロールユニット(以下C/Uと略す)20につい
て説明する。
【0029】C/U20はコンピュータ(以下CPUと
略す)21,プログラムが記憶されているROM(Read
Only Memoly)22,データ等を記憶するRAM(Rand
amAccess Memoly)23,デジタル入出力回路24,A/
D変換回路25とアドレス・データバスライン26、及
び、車両のバッテリーから入力されるバッテリー電圧V
b,ノイズ除去用のフィルター回路27,電源回路2
8、その他、適宜な回路(図示せず)よりなる。
略す)21,プログラムが記憶されているROM(Read
Only Memoly)22,データ等を記憶するRAM(Rand
amAccess Memoly)23,デジタル入出力回路24,A/
D変換回路25とアドレス・データバスライン26、及
び、車両のバッテリーから入力されるバッテリー電圧V
b,ノイズ除去用のフィルター回路27,電源回路2
8、その他、適宜な回路(図示せず)よりなる。
【0030】CPU21,ROM22,RAM23,デ
ジタル入出力回路24,A/D変換回路25,アドレス
・データバスライン26は、一般的に、シングルチップ
マイクロコンピュータMCU(Microcomputer Unit)2
9に集積される。
ジタル入出力回路24,A/D変換回路25,アドレス
・データバスライン26は、一般的に、シングルチップ
マイクロコンピュータMCU(Microcomputer Unit)2
9に集積される。
【0031】C/U20と半導体容量式加速度センサ1
は、電源回路28によって定電圧を発生し、その電圧は
半導体容量式加速度センサ1の電源供給用の電源Vcc
端子に、バッテリー電圧Vbはフィルター回路27を介
し平滑され自己診断電圧Vd端子に、デジタル入出力回
路24の出力として制御信号S1端子に、出力電圧Vo
端子はA/D変換回路25に、グランドGND端子はC
/U20のグランド端子に、それぞれ接続される。
は、電源回路28によって定電圧を発生し、その電圧は
半導体容量式加速度センサ1の電源供給用の電源Vcc
端子に、バッテリー電圧Vbはフィルター回路27を介
し平滑され自己診断電圧Vd端子に、デジタル入出力回
路24の出力として制御信号S1端子に、出力電圧Vo
端子はA/D変換回路25に、グランドGND端子はC
/U20のグランド端子に、それぞれ接続される。
【0032】一方、バッテリー電圧Vbはフィルター回
路27を介し平滑された自己診断電圧Vdとして、A/
D変換回路25に入力され、出力電圧VoとともにMC
U29で各種演算に使用される。ここで、バッテリー電圧
Vbを自己診断電圧Vdとして使用するため、特別な自
己診断信号発生回路を必要としない。
路27を介し平滑された自己診断電圧Vdとして、A/
D変換回路25に入力され、出力電圧VoとともにMC
U29で各種演算に使用される。ここで、バッテリー電圧
Vbを自己診断電圧Vdとして使用するため、特別な自
己診断信号発生回路を必要としない。
【0033】C/U20は半導体容量式加速度センサ1
の出力電圧を基に、自動車の衝突によって生じる急激な
衝突加速度を、MCU29で判断することで自動車の衝
突を検出し、エアバッグを展開させる(図示せず)。
の出力電圧を基に、自動車の衝突によって生じる急激な
衝突加速度を、MCU29で判断することで自動車の衝
突を検出し、エアバッグを展開させる(図示せず)。
【0034】次に、本発明の一実施例であるMCU29
の演算処理等のフローチャートについて図4,図5,図
6により説明する。図4は第一の実施例であるMCU2
9の演算処理等のフローチャート。図5は自動車のエン
ジン始動時(クランキング時)のバッテリー電圧、及びバ
ッテリー電圧を平滑した自己診断電圧の変化を表したバ
ッテリー電圧特性図。図6は加速度センサの出力電圧と
加速度の関係図、及び自己診断電圧と加速度の関係図。
の演算処理等のフローチャートについて図4,図5,図
6により説明する。図4は第一の実施例であるMCU2
9の演算処理等のフローチャート。図5は自動車のエン
ジン始動時(クランキング時)のバッテリー電圧、及びバ
ッテリー電圧を平滑した自己診断電圧の変化を表したバ
ッテリー電圧特性図。図6は加速度センサの出力電圧と
加速度の関係図、及び自己診断電圧と加速度の関係図。
【0035】図5の(1)に示すように、自動車のエン
ジン始動時(クランキング時)のバッテリー電圧は、一
時的に低下(約12Vが7から5Vに変化する)するこ
とが知られている。また、自動車のエンジン始動時のバ
ッテリー電圧は、ノイズ等が多くそれを平滑化すること
により、図5の(2)に示す電圧が得られる。
ジン始動時(クランキング時)のバッテリー電圧は、一
時的に低下(約12Vが7から5Vに変化する)するこ
とが知られている。また、自動車のエンジン始動時のバ
ッテリー電圧は、ノイズ等が多くそれを平滑化すること
により、図5の(2)に示す電圧が得られる。
【0036】以下、図4のフローチャートにそって説明
する。自動車のエンジン始動時100に、自己診断電圧V
d1と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Vo1を
MCU29へ入力しRAMへ格納する101。出力電圧
Vo1と自己診断電圧Vd1は、予めRAMに格納され
た図6の各特性より、それぞれ第一の加速度G1,第二
の加速度G2に変換する102。第一の加速度G1と第
二の加速度G2の差を所定値Xtと比較する103。第
一の加速度G1と第二の加速度G2の差が所定値Xtよ
りも小さければ、次のルーチンへ移動する104。差が
所定値Xtよりも大きければ、半導体容量式加速度セン
サに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告す
る105。
する。自動車のエンジン始動時100に、自己診断電圧V
d1と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Vo1を
MCU29へ入力しRAMへ格納する101。出力電圧
Vo1と自己診断電圧Vd1は、予めRAMに格納され
た図6の各特性より、それぞれ第一の加速度G1,第二
の加速度G2に変換する102。第一の加速度G1と第
二の加速度G2の差を所定値Xtと比較する103。第
一の加速度G1と第二の加速度G2の差が所定値Xtよ
りも小さければ、次のルーチンへ移動する104。差が
所定値Xtよりも大きければ、半導体容量式加速度セン
サに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告す
る105。
【0037】次に、第二の実施例であるMCU29の演
算処理等のフローチャートについて図7により説明す
る。自動車のエンジン始動時100に、自己診断電圧V
d1,Vd2と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧
Vo1,Vo2をMCU29へ入力しRAMへ格納する
111。出力電圧Vo1,Vo2と自己診断電圧Vd
1,Vd2は、予めRAMに格納された図6の各特性よ
り、それぞれ第一の加速度変化値Gch1,第二の加速
度変化値Gch2に変換する112。第一の加速度変化
値Gch1と第二の加速度変化値Gch2の差を所定値
Xchと比較する113。第一の加速度変化値Gch1
と第二の加速度変化値Gch2の差が所定値Xchより
も小さければ、次のルーチンへ移動する114。差が所
定値Xchよりも大きければ、半導体容量式加速度セン
サに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告す
る115。
算処理等のフローチャートについて図7により説明す
る。自動車のエンジン始動時100に、自己診断電圧V
d1,Vd2と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧
Vo1,Vo2をMCU29へ入力しRAMへ格納する
111。出力電圧Vo1,Vo2と自己診断電圧Vd
1,Vd2は、予めRAMに格納された図6の各特性よ
り、それぞれ第一の加速度変化値Gch1,第二の加速
度変化値Gch2に変換する112。第一の加速度変化
値Gch1と第二の加速度変化値Gch2の差を所定値
Xchと比較する113。第一の加速度変化値Gch1
と第二の加速度変化値Gch2の差が所定値Xchより
も小さければ、次のルーチンへ移動する114。差が所
定値Xchよりも大きければ、半導体容量式加速度セン
サに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告す
る115。
【0038】次に、第三の実施例であるMCU29の演
算処理等のフローチャートについて図8により説明す
る。初期設定として、予め加速度センサの加速度Gと出
力電圧Voの関係をRAMへ格納する121。自動車の
エンジン始動時100に、自己診断電圧Vd1,Vd2
と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Vo1,Vo
2をMCU29へ入力しRAMへ格納する111。出力
電圧Vo1,Vo2と自己診断電圧Vd1,Vd2は、
予めRAMに格納された図6の各特性より、それぞれ第
一の加速度変化値Gch1,第二の加速度変化値Gch
2に変換する112。第一の加速度変化値Gch1と第
二の加速度変化値Gch2の差を所定値Xchと比較する
113。第一の加速度変化値Gch1と第二の加速度変
化値Gch2の差が第一の所定値Xchよりも小さけれ
ば、次のルーチンへ移動する114。差が第一の所定値
Xchよりも大きく、第二の所定値Xch2よりも小さ
ければ125、半導体容量式加速度センサの変化分を補
正する126。さらに、初期設定値へ現在の加速度Gと
出力電圧Voの関係をRAMへ格納する126。第二の
所定値Xch2よりも大きければ半導体容量式加速度セ
ンサに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告
する127。
算処理等のフローチャートについて図8により説明す
る。初期設定として、予め加速度センサの加速度Gと出
力電圧Voの関係をRAMへ格納する121。自動車の
エンジン始動時100に、自己診断電圧Vd1,Vd2
と半導体容量式加速度センサ1の出力電圧Vo1,Vo
2をMCU29へ入力しRAMへ格納する111。出力
電圧Vo1,Vo2と自己診断電圧Vd1,Vd2は、
予めRAMに格納された図6の各特性より、それぞれ第
一の加速度変化値Gch1,第二の加速度変化値Gch
2に変換する112。第一の加速度変化値Gch1と第
二の加速度変化値Gch2の差を所定値Xchと比較する
113。第一の加速度変化値Gch1と第二の加速度変
化値Gch2の差が第一の所定値Xchよりも小さけれ
ば、次のルーチンへ移動する114。差が第一の所定値
Xchよりも大きく、第二の所定値Xch2よりも小さ
ければ125、半導体容量式加速度センサの変化分を補
正する126。さらに、初期設定値へ現在の加速度Gと
出力電圧Voの関係をRAMへ格納する126。第二の
所定値Xch2よりも大きければ半導体容量式加速度セ
ンサに故障や経事変化が有ることを表示、または、警告
する127。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、車両のバッテリー電圧
を検出すると共に、バッテリー電圧を加速度センサへ入
力し、等価的な加速度印加状態をあたえる。そこで、バ
ッテリー電圧値に応じた加速度センサの出力電圧値から
換算した第一の加速度値と、バッテリー電圧値から換算
した第二の加速度値と比較し、加速度センサの故障や経
事変化を判断する。それによって、たとえ加速度センサ
の故障や経事変化が発生したとしても、バッテリー電圧
値から換算した加速度値と加速度センサの出力値をモニ
ターしているため、経事変化を補正可能である。また、
バッテリー電圧を利用することにより、特別な自己診断
信号発生回路を必要としない効果がある。また、車両の
バッテリー電圧の変化を検出すると共に、バッテリー電
圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態を
あたえる。そこで、バッテリー電圧の変化に応じた加速
度センサの出力電圧変化値から換算した第一の加速度変
化値と、バッテリー電圧の変化値から換算した第二の加
速度変化値と比較し、加速度センサの故障や経事変化を
判断する。それによって、たとえ加速度センサの故障や
経事変化が発生したとしても、バッテリー電圧の変化値
から換算した加速度変化値と加速度センサの出力変化値
をモニターしているため、経事変化を補正でき、信頼性
が向上するという効果がある。
を検出すると共に、バッテリー電圧を加速度センサへ入
力し、等価的な加速度印加状態をあたえる。そこで、バ
ッテリー電圧値に応じた加速度センサの出力電圧値から
換算した第一の加速度値と、バッテリー電圧値から換算
した第二の加速度値と比較し、加速度センサの故障や経
事変化を判断する。それによって、たとえ加速度センサ
の故障や経事変化が発生したとしても、バッテリー電圧
値から換算した加速度値と加速度センサの出力値をモニ
ターしているため、経事変化を補正可能である。また、
バッテリー電圧を利用することにより、特別な自己診断
信号発生回路を必要としない効果がある。また、車両の
バッテリー電圧の変化を検出すると共に、バッテリー電
圧を加速度センサへ入力し、等価的な加速度印加状態を
あたえる。そこで、バッテリー電圧の変化に応じた加速
度センサの出力電圧変化値から換算した第一の加速度変
化値と、バッテリー電圧の変化値から換算した第二の加
速度変化値と比較し、加速度センサの故障や経事変化を
判断する。それによって、たとえ加速度センサの故障や
経事変化が発生したとしても、バッテリー電圧の変化値
から換算した加速度変化値と加速度センサの出力変化値
をモニターしているため、経事変化を補正でき、信頼性
が向上するという効果がある。
【図1】本発明の加速度センサを使用した自己診断装置
の構成図である。
の構成図である。
【図2】自己診断電圧を加速度検出部へ印加した状態を
示す図である。
示す図である。
【図3】加速度と自己診断電圧の関係を示す特性図であ
る。
る。
【図4】第一の実施例であるMCUの演算処理等のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図5】自動車のエンジン始動時(クランキング時)の
バッテリー電圧、及びバッテリー電圧を平滑した自己診
断電圧の変化を表したバッテリー電圧特性図である。
バッテリー電圧、及びバッテリー電圧を平滑した自己診
断電圧の変化を表したバッテリー電圧特性図である。
【図6】加速度センサの出力電圧と加速度の関係図、及
び自己診断電圧と加速度の関係図である。
び自己診断電圧と加速度の関係図である。
【図7】第二の実施例であるMCUの演算処理等のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図8】第三の実施例であるMCUの演算処理等のフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
1…半導体容量式加速度センサ、2…加速度検出部、3
…容量検出部、4…増幅部、5…制御部、7…可動電
極、8…シリコンカンチレバー、11,12…固定電
極、20…エアバッグシステムのコントロールユニット
(C/U)、21…CPU、22…ROM、23…RA
M、24…デジタル入出力回路、25…A/D変換回
路、27…フィルター回路、29…シングルチップマイ
クロコンピュータMCU、Vcc…電源、Vo…出力電
圧、Vd…自己診断電圧、S1…制御信号、Vb…バッ
テリー電圧、WA1…比較的高周波の矩形波信号、WA
2…低周波の矩形波信号、100,101,102,1
03,104,105…フローチャート。
…容量検出部、4…増幅部、5…制御部、7…可動電
極、8…シリコンカンチレバー、11,12…固定電
極、20…エアバッグシステムのコントロールユニット
(C/U)、21…CPU、22…ROM、23…RA
M、24…デジタル入出力回路、25…A/D変換回
路、27…フィルター回路、29…シングルチップマイ
クロコンピュータMCU、Vcc…電源、Vo…出力電
圧、Vd…自己診断電圧、S1…制御信号、Vb…バッ
テリー電圧、WA1…比較的高周波の矩形波信号、WA
2…低周波の矩形波信号、100,101,102,1
03,104,105…フローチャート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 仲沢 照美 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 鈴木 政善 茨城県勝田市大字高場2520番地 株式会社 日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 菅原 早人 茨城県勝田市大字高場字鹿島谷津2477番地 3 日立オートモティブエンジニアリング 株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】等価的な加速度印加状態をあたえ、加速度
センサの故障の有無や経事変化を診断できるようにした
加速度センサの自己診断装置において、車両のバッテリ
ー電圧を検出する手段を備えると共に、前記バッテリー
電圧を前記加速度センサへ入力し、等価的な加速度印加
状態をあたえる手段を備え、前記バッテリー電圧の変化
の内、少なくとも一点以上のバッテリー電圧値と、その
バッテリー電圧の入力によって得られる、加速度センサ
の出力電圧から換算した第一の加速度値と、前記バッテ
リー電圧値から換算した第二の加速度値とを比較し、前
記加速度センサの故障や経事変化を判断する手段を備え
たことを特徴とする加速度センサの自己診断装置。 - 【請求項2】等価的な加速度印加状態をあたえ、加速度
センサの故障の有無や経事変化を診断できるようにした
加速度センサの自己診断装置において、車両のバッテリ
ー電圧の変化を検出する手段を備えると共に、前記バッ
テリー電圧を前記加速度センサへ入力し、等価的な加速
度印加状態をあたえる手段を備え、前記バッテリー電圧
の変化に応じた加速度センサの出力電圧から換算した第
一の加速度変化値と、前記バッテリー電圧の変化値から
換算した第二の加速度変化値と比較し、前記加速度セン
サの故障や経事変化を判断する手段を備えたことを特徴
とする加速度センサの自己診断装置。 - 【請求項3】等価的な加速度印加状態をあたえ、加速度
センサの故障の有無や経事変化を診断できるようにした
加速度センサの自己診断装置において、車両のバッテリ
ー電圧の変化を検出する手段を備えると共に、前記バッ
テリー電圧を前記加速度センサへ入力し、等価的な加速
度印加状態をあたえる手段を備え、初期的な入力電圧と
加速度センサの出力電圧の関係を記憶しておく手段を備
え、前記バッテリー電圧の変化に応じた加速度センサの
出力電圧変化値と、前記初期的な入力電圧と加速度セン
サの出力電圧の関係とを比較し、前記バッテリー電圧の
変化に応じた加速度センサの出力電圧変化値が、前記初
期的な入力電圧と加速度センサの出力電圧の関係よりず
れていたら、前記加速度センサの出力を補正する手段を
備え、前記加速度センサの出力の補正値を、前記初期的
な入力電圧と加速度センサの出力電圧の関係を記憶して
おく手段へ書き換える手段を備えたことを特徴とする加
速度センサの自己診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263342A JPH07120497A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 加速度センサの自己診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5263342A JPH07120497A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 加速度センサの自己診断装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07120497A true JPH07120497A (ja) | 1995-05-12 |
Family
ID=17388145
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5263342A Pending JPH07120497A (ja) | 1993-10-21 | 1993-10-21 | 加速度センサの自己診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07120497A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211872A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Denso Corp | センサ装置 |
JP2015021971A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 変調波形を使用したmemsパラメータ識別 |
CN114594753A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-06-07 | 青岛中瑞汽车服务有限公司 | 判断车载mems电容式g-sensor失效后复位的方法 |
-
1993
- 1993-10-21 JP JP5263342A patent/JPH07120497A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012211872A (ja) * | 2011-03-31 | 2012-11-01 | Denso Corp | センサ装置 |
JP2015021971A (ja) * | 2013-07-23 | 2015-02-02 | フリースケール セミコンダクター インコーポレイテッド | 変調波形を使用したmemsパラメータ識別 |
CN114594753A (zh) * | 2022-03-07 | 2022-06-07 | 青岛中瑞汽车服务有限公司 | 判断车载mems电容式g-sensor失效后复位的方法 |
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