JP2759941B2 - 車両用発電制御装置 - Google Patents
車両用発電制御装置Info
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- switching element
- semiconductor switching
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Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はバッテリに接続された負荷の電圧変動を押さ
えるための車両用発電制御装置に関する。 〔従来の技術〕 従来のものを、図を用いて説明すると、発電機1に
は、励磁コイル3、電機子コイル4、整流器5および励
磁コイル3の両端に接続されたダイオード8があり、ま
た、整流器5の出力端子B、励磁コイル3の一端に接続
されたF1端子、接地されているE1、E2端子が設けられて
いる。 2は電圧制御装置であり、この電圧制御装置2内に
は、端子F2と接地端子E3内を導通させ、励磁コイル3と
直列接続された半導体スイッチング素子をなすトランジ
スタ9およびこのトランジスタ9のベースに接続された
比較器10が備えられている。また、比較器10の−側端子
には、バッテリ7に接続された端子Sと、接地端子E4と
の間に接続された抵抗14、15の分圧点が接続され、+側
端子には、バッテリ7にキースイッチ6を介して接続さ
れた端子IGと接地端子4との間に接続された抵抗11、12
の分圧点が接続されている。さらに、抵抗11、12の両端
電圧を所定電圧に設定するため、ツエナーダイオード13
が両抵抗11、12の両端に接続されている。また、抵抗30
はツエナーダイオード13を保護するものである。 さらに、バッテリ7の正極側には、スイッチ21を介し
て、負荷(例えば、ヘッドランプ22等)が接続されてい
る。 ここで、接地端子E3とE2の間には、第1の接地ライン
18、トランジスタ9のエミッタと接地端子E3との間に
は、第2の接地ライン16、抵抗15、12の一端と接地端子
E4との間には、第3の接地ライン17および第2の接地ラ
イン16と第3の接地ライン17を結ぶ第4の接地ライン19
(図中、点線で示してある)がそれぞれ備えられてい
る。 そして、発電時には、キースイッチ6を介して、バッ
テリ7の電圧をツエナーダイオード13により、定電圧と
し、この定電圧を抵抗11と抵抗12で分圧した値と、バッ
テリ7の電圧を抵抗14と15で分圧した値をコンパレータ
10で比較することにより、トランジスタ9を断続制御
し、励磁コイル3に流れる電流をON、OFFすることで、
バッテリ7の電圧を一定に保つ。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、上述した従来のものでは、例えばバッテリ
電源とするランプが、ちらつきを生じてしまうという問
題点があった。 そこで、本願発明者が原因を追求すると、アース線の
配線抵抗が、バッテリの電源電圧の変動に非常に影響し
ていることが判明した。 ここで、以下に上述した不具合の詳細な説明をする。 トランジスタ9がONしている時の発電電圧VB1は、 VB1=Vs+Re×Ifとなる。 ここで、Vsはバッテリ7の制御電圧(ツエナーダイオ
ード13と抵抗11、12で決定される)、Reは特に、第3の
接地ライン17および接地端子E4と接地との間の抵抗値、
Ifはトランジスタ9を流れる励磁電流(通常、4A程度)
である。 すなわち、トランジスタ9を流れる励磁電流Ifは、第
4の接地ライン19および第3の接地ライン17を介して、
流れてしまい、配線抵抗分の電圧が、第3の接地ライン
17に生じることとなり、コンパレータ10の+側入力端子
の基準電圧が、Re×If分だけ上昇することになる。 逆に、トランジスタ9がOFFしている時の発電電圧VB2
は、 VB2=Vsとなる。 すなわち、トランジスタ9のON時とOFF時との間に
は、発電電圧の変動電圧ΔVB(VB1−VB2=Re×If)が生
じてしまう。 従って、B端子の出力が、トランジスタ9のON、OFF
によって、ΔVBの値だけ変動することとなり、B端子に
接続されているランプ22が、電圧変動により、ちらつき
を生じてしまう。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本発明は、発電出力によってバッテリを充電す
る発電機の励磁コイル(3)への給電を制御する半導体
スイッチング素子(9)と、接地電位に対して設定され
る基準電圧と制御対象としての検出電圧とに応じて前記
半導体スイッチング素子を導通、遮断させることで前記
発電機の発電出力を制御する電圧制御部とを備え、前記
半導体スイッチング素子と前記電圧制御部とを複数の外
部接続端子を有する単一の回路装置内に収容してなる車
両用発電制御装置において、 前記半導体スイッチング素子の接地側に接続される半
導体スイッチング素子用接地ライン(16)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインとは別に電
気的に独立して設けられ、前記電圧制御部の接地側に接
続される電圧制御部用接地ライン(17)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインに接続され
るとともに、外部の接地電位に接続可能な半導体スイッ
チング素子用接地端子(E3)と、 前記半導体スイッチング素子用接地端子とは別に電気
的に独立して設けられ、前記電圧制御部用接地ラインに
接続されるとともに、外部の接地電位に接続される電圧
制御部用接地端子(E4)とを備え、前記単一の回路装置
内において前記半導体スイッチング素子と前記電圧制御
部とがそれぞれ電気的に独立した接地ラインと接地端子
とを介して外部の接地電位に接続されることを特徴とす
る車両用発電制御装置という技術的手段を採用し、上記
問題点の解決を図るものである。 〔作用〕 以上に述べた本発明の構成によると、車両用発電制御
装置は、複数の外部接続端子を有する単一の回路装置内
に励磁コイルへの給電を導通、遮断する半導体スイッチ
ング素子と、この半導体スイッチング素子の導通遮断を
制御する電圧制御部とを収容して構成されている。この
ため、簡単に構成することができ、微弱な信号線を長く
敷設する必要がない。そして、この車両用発電制御装置
内においては、半導体スイッチング素子用接地ライン
(16)と、電圧制御部用接地ライン(17)とを電気的に
独立して設け、さらに半導体スイッチング素子用接地ラ
インは外部接続端子のひとつである半導体スイッチング
素子用接地端子に接続し、電圧制御部用接地ラインは外
部接続端子のひとつである電圧制御部用接地端子に接続
して、それぞれが独立して接地電位に接続されるよう構
成されている。このため、単一の回路装置として構成さ
れた車両発電制御装置内においては、半導体スイッチン
グ素子の接地ラインと電圧制御部の接地ラインとが切り
離された状態とされ、半導体スイッチング素子の導通、
遮断の変化に伴う電圧制御部の接地電位の変化が抑えら
れ、その接地電位の変化によって半導体スイッチング素
子の制御に影響を与えて発電出力の変動を招くことが防
止される。 〔発明の効果〕 以上に述べたように本発明によると、単一の回路装置
内に収容された半導体スイッチング素子と電圧制御部と
をそれぞれ電気的に独立した接地ラインをもって構成し
たので、単一の回路装置による簡単な構成と耐ノイズ性
の高さを保ちつつ、半導体スイッチング素子に流れる電
流が同じ回路装置内の接地ラインを通して電圧制御部の
接地電位に変化を与えることを抑制でき、発電機の発電
出力電圧の変動を抑えることできるという優れた効果が
ある。 〔実施例〕 以下、本発明を図に示す一実施例について説明する。 本発明においては、従来技術で説明した図示の構成か
ら、トランジスタ9のエミッタと、第3の接地ライン17
とを接続する第4の接地ライン19(点線で示す)を無く
している。 よって、発電機1は発電出力によってバッテリ7を充
電する。そして、発電制御装置としての電圧制御装置2
は、2点鎖線で囲まれた単一の回路装置として構成され
ており、その2点鎖線上に丸印として示される複数の外
部接続端子を備えて構成されている。その中には、励磁
コイル3への給電を制御する半導体スイッチング素子と
してのトランジスタ9と、比較器10、抵抗器11、12、1
4、15、30およびツエナーダイオード13で構成される電
圧制御部としての電圧制御回路とが収容されている。な
お、電圧制御回路は第3の接地ライン17の電位を接地電
位として、この接地電位に対して抵抗器11、12、30およ
びツエナーダイオード13によって設定される基準電圧
と、外部接続端子Sを介して入力され、抵抗器14、15で
分圧されて検出される制御対象としての検出電圧とに応
じて、比較器10が比較動作することで半導体スイッチン
グ素子を導通、遮断させる。これにより、発電機1の発
電出力が制御される。そして、発電制御装置内には、ト
ランジスタ9の接地側に接続される半導体スイッチング
素子用接地ラインとしての第2の接地ライン16と、電圧
制御部としての回路の接地側に接続される電圧制御部用
接地ラインとしての第3の接地ライン17とがそれぞれ電
気的に独立して設けられる。なお、第2の接地ラインに
接続されるとともに、外部の接地電位に接続可能な半導
体スイッチング素子用接地端子としての接続端子E3と、
第3の接地ラインに接続されるとともに、外部の接地電
位に接続可能な電圧制御部用接地端子としての接続端子
E4とが電気的に独立して設けられる。 上述の如くすることで、トランジスタ9を流れる励磁
電流は、第1、第2の接地ライン16、18を介して流れ、
第3の接地ライン17側には流れない。従って、第3の接
地ライン17の電位がトランジスタ9のオン、オフによっ
て変動することがなく、結果的にB端子の電圧変動は無
くなる。 よって、ランプ22のちらつきを防止することができ
る。 なお、上述した実施例では、コンパレータ10を用い
て、トランジスタ9を駆動し、所定電圧に保持していた
が、コンパレータの代わりに、トランジスタを用いて、
トランジスタの導通、遮断をツエナーダイオードで設け
た設定電圧で行うようにして、トランジスタ9を駆動す
るようにしてもよい。
えるための車両用発電制御装置に関する。 〔従来の技術〕 従来のものを、図を用いて説明すると、発電機1に
は、励磁コイル3、電機子コイル4、整流器5および励
磁コイル3の両端に接続されたダイオード8があり、ま
た、整流器5の出力端子B、励磁コイル3の一端に接続
されたF1端子、接地されているE1、E2端子が設けられて
いる。 2は電圧制御装置であり、この電圧制御装置2内に
は、端子F2と接地端子E3内を導通させ、励磁コイル3と
直列接続された半導体スイッチング素子をなすトランジ
スタ9およびこのトランジスタ9のベースに接続された
比較器10が備えられている。また、比較器10の−側端子
には、バッテリ7に接続された端子Sと、接地端子E4と
の間に接続された抵抗14、15の分圧点が接続され、+側
端子には、バッテリ7にキースイッチ6を介して接続さ
れた端子IGと接地端子4との間に接続された抵抗11、12
の分圧点が接続されている。さらに、抵抗11、12の両端
電圧を所定電圧に設定するため、ツエナーダイオード13
が両抵抗11、12の両端に接続されている。また、抵抗30
はツエナーダイオード13を保護するものである。 さらに、バッテリ7の正極側には、スイッチ21を介し
て、負荷(例えば、ヘッドランプ22等)が接続されてい
る。 ここで、接地端子E3とE2の間には、第1の接地ライン
18、トランジスタ9のエミッタと接地端子E3との間に
は、第2の接地ライン16、抵抗15、12の一端と接地端子
E4との間には、第3の接地ライン17および第2の接地ラ
イン16と第3の接地ライン17を結ぶ第4の接地ライン19
(図中、点線で示してある)がそれぞれ備えられてい
る。 そして、発電時には、キースイッチ6を介して、バッ
テリ7の電圧をツエナーダイオード13により、定電圧と
し、この定電圧を抵抗11と抵抗12で分圧した値と、バッ
テリ7の電圧を抵抗14と15で分圧した値をコンパレータ
10で比較することにより、トランジスタ9を断続制御
し、励磁コイル3に流れる電流をON、OFFすることで、
バッテリ7の電圧を一定に保つ。 〔発明が解決しようとする問題点〕 ところが、上述した従来のものでは、例えばバッテリ
電源とするランプが、ちらつきを生じてしまうという問
題点があった。 そこで、本願発明者が原因を追求すると、アース線の
配線抵抗が、バッテリの電源電圧の変動に非常に影響し
ていることが判明した。 ここで、以下に上述した不具合の詳細な説明をする。 トランジスタ9がONしている時の発電電圧VB1は、 VB1=Vs+Re×Ifとなる。 ここで、Vsはバッテリ7の制御電圧(ツエナーダイオ
ード13と抵抗11、12で決定される)、Reは特に、第3の
接地ライン17および接地端子E4と接地との間の抵抗値、
Ifはトランジスタ9を流れる励磁電流(通常、4A程度)
である。 すなわち、トランジスタ9を流れる励磁電流Ifは、第
4の接地ライン19および第3の接地ライン17を介して、
流れてしまい、配線抵抗分の電圧が、第3の接地ライン
17に生じることとなり、コンパレータ10の+側入力端子
の基準電圧が、Re×If分だけ上昇することになる。 逆に、トランジスタ9がOFFしている時の発電電圧VB2
は、 VB2=Vsとなる。 すなわち、トランジスタ9のON時とOFF時との間に
は、発電電圧の変動電圧ΔVB(VB1−VB2=Re×If)が生
じてしまう。 従って、B端子の出力が、トランジスタ9のON、OFF
によって、ΔVBの値だけ変動することとなり、B端子に
接続されているランプ22が、電圧変動により、ちらつき
を生じてしまう。 〔問題点を解決するための手段〕 そこで本発明は、発電出力によってバッテリを充電す
る発電機の励磁コイル(3)への給電を制御する半導体
スイッチング素子(9)と、接地電位に対して設定され
る基準電圧と制御対象としての検出電圧とに応じて前記
半導体スイッチング素子を導通、遮断させることで前記
発電機の発電出力を制御する電圧制御部とを備え、前記
半導体スイッチング素子と前記電圧制御部とを複数の外
部接続端子を有する単一の回路装置内に収容してなる車
両用発電制御装置において、 前記半導体スイッチング素子の接地側に接続される半
導体スイッチング素子用接地ライン(16)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインとは別に電
気的に独立して設けられ、前記電圧制御部の接地側に接
続される電圧制御部用接地ライン(17)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインに接続され
るとともに、外部の接地電位に接続可能な半導体スイッ
チング素子用接地端子(E3)と、 前記半導体スイッチング素子用接地端子とは別に電気
的に独立して設けられ、前記電圧制御部用接地ラインに
接続されるとともに、外部の接地電位に接続される電圧
制御部用接地端子(E4)とを備え、前記単一の回路装置
内において前記半導体スイッチング素子と前記電圧制御
部とがそれぞれ電気的に独立した接地ラインと接地端子
とを介して外部の接地電位に接続されることを特徴とす
る車両用発電制御装置という技術的手段を採用し、上記
問題点の解決を図るものである。 〔作用〕 以上に述べた本発明の構成によると、車両用発電制御
装置は、複数の外部接続端子を有する単一の回路装置内
に励磁コイルへの給電を導通、遮断する半導体スイッチ
ング素子と、この半導体スイッチング素子の導通遮断を
制御する電圧制御部とを収容して構成されている。この
ため、簡単に構成することができ、微弱な信号線を長く
敷設する必要がない。そして、この車両用発電制御装置
内においては、半導体スイッチング素子用接地ライン
(16)と、電圧制御部用接地ライン(17)とを電気的に
独立して設け、さらに半導体スイッチング素子用接地ラ
インは外部接続端子のひとつである半導体スイッチング
素子用接地端子に接続し、電圧制御部用接地ラインは外
部接続端子のひとつである電圧制御部用接地端子に接続
して、それぞれが独立して接地電位に接続されるよう構
成されている。このため、単一の回路装置として構成さ
れた車両発電制御装置内においては、半導体スイッチン
グ素子の接地ラインと電圧制御部の接地ラインとが切り
離された状態とされ、半導体スイッチング素子の導通、
遮断の変化に伴う電圧制御部の接地電位の変化が抑えら
れ、その接地電位の変化によって半導体スイッチング素
子の制御に影響を与えて発電出力の変動を招くことが防
止される。 〔発明の効果〕 以上に述べたように本発明によると、単一の回路装置
内に収容された半導体スイッチング素子と電圧制御部と
をそれぞれ電気的に独立した接地ラインをもって構成し
たので、単一の回路装置による簡単な構成と耐ノイズ性
の高さを保ちつつ、半導体スイッチング素子に流れる電
流が同じ回路装置内の接地ラインを通して電圧制御部の
接地電位に変化を与えることを抑制でき、発電機の発電
出力電圧の変動を抑えることできるという優れた効果が
ある。 〔実施例〕 以下、本発明を図に示す一実施例について説明する。 本発明においては、従来技術で説明した図示の構成か
ら、トランジスタ9のエミッタと、第3の接地ライン17
とを接続する第4の接地ライン19(点線で示す)を無く
している。 よって、発電機1は発電出力によってバッテリ7を充
電する。そして、発電制御装置としての電圧制御装置2
は、2点鎖線で囲まれた単一の回路装置として構成され
ており、その2点鎖線上に丸印として示される複数の外
部接続端子を備えて構成されている。その中には、励磁
コイル3への給電を制御する半導体スイッチング素子と
してのトランジスタ9と、比較器10、抵抗器11、12、1
4、15、30およびツエナーダイオード13で構成される電
圧制御部としての電圧制御回路とが収容されている。な
お、電圧制御回路は第3の接地ライン17の電位を接地電
位として、この接地電位に対して抵抗器11、12、30およ
びツエナーダイオード13によって設定される基準電圧
と、外部接続端子Sを介して入力され、抵抗器14、15で
分圧されて検出される制御対象としての検出電圧とに応
じて、比較器10が比較動作することで半導体スイッチン
グ素子を導通、遮断させる。これにより、発電機1の発
電出力が制御される。そして、発電制御装置内には、ト
ランジスタ9の接地側に接続される半導体スイッチング
素子用接地ラインとしての第2の接地ライン16と、電圧
制御部としての回路の接地側に接続される電圧制御部用
接地ラインとしての第3の接地ライン17とがそれぞれ電
気的に独立して設けられる。なお、第2の接地ラインに
接続されるとともに、外部の接地電位に接続可能な半導
体スイッチング素子用接地端子としての接続端子E3と、
第3の接地ラインに接続されるとともに、外部の接地電
位に接続可能な電圧制御部用接地端子としての接続端子
E4とが電気的に独立して設けられる。 上述の如くすることで、トランジスタ9を流れる励磁
電流は、第1、第2の接地ライン16、18を介して流れ、
第3の接地ライン17側には流れない。従って、第3の接
地ライン17の電位がトランジスタ9のオン、オフによっ
て変動することがなく、結果的にB端子の電圧変動は無
くなる。 よって、ランプ22のちらつきを防止することができ
る。 なお、上述した実施例では、コンパレータ10を用い
て、トランジスタ9を駆動し、所定電圧に保持していた
が、コンパレータの代わりに、トランジスタを用いて、
トランジスタの導通、遮断をツエナーダイオードで設け
た設定電圧で行うようにして、トランジスタ9を駆動す
るようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
図は本発明車両用発電制御装置の一実施例を示す電気回
路図である。 1……発電機,2……発電電圧制御装置,3……励磁コイ
ル,4……電機子コイル,5……全波整流用ダイオードをな
す整流器,6……キースイッチ,7……バッテリ,9……半導
体スイッラング手段をなすトランジスタ,10……コンパ
レータ,13……ツエナーダイオード,16、17、18……第
1、第2、第3の接地ライン,22……負荷をなすランプ,
E1、E2、E3、E4……接地端子。
路図である。 1……発電機,2……発電電圧制御装置,3……励磁コイ
ル,4……電機子コイル,5……全波整流用ダイオードをな
す整流器,6……キースイッチ,7……バッテリ,9……半導
体スイッラング手段をなすトランジスタ,10……コンパ
レータ,13……ツエナーダイオード,16、17、18……第
1、第2、第3の接地ライン,22……負荷をなすランプ,
E1、E2、E3、E4……接地端子。
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.発電出力によってバッテリを充電する発電機の励磁
コイル(3)への給電を制御する半導体スイッチング素
子(9)と、接地電位に対して設定される基準電圧と制
御対象としての検出電圧とに応じて前記半導体スイッチ
ング素子を導通、遮断させることで前記発電機の発電出
力を制御する電圧制御部とを備え、前記半導体スイッチ
ング素子と前記電圧制御部とを複数の外部接続端子を有
する単一の回路装置内に収容してなる車両用発電制御装
置において、 前記半導体スイッチング素子の接地側に接続される半導
体スイッチング素子用接地ライン(16)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインとは別に電気
的に独立して設けられ、前記電圧制御部の接地側に接続
される電圧制御部用接地ライン(17)と、 前記半導体スイッチング素子用接地ラインに接続される
とともに、外部の接地電位に接続可能な半導体スイッチ
ング素子用接地端子(E3)と、 前記半導体スイッチング素子用接地端子とは別に電気的
に独立して設けられ、前記電圧制御部用接地ラインに接
続されるとともに、外部の接地電位に接続される電圧制
御部用接地端子(E4)とを備え、前記単一の回路装置内
において前記半導体スイッチング素子と前記電圧制御部
とがそれぞれ電気的に独立した接地ラインと接地端子と
を介して外部の接地電位に接続されることを特徴とする
車両用発電制御装置。 2.前記半導体スイッチング素子接地端子は、前記発電
機の接地側端子と接続可能に構成されており、前記発電
機を介して外部の接地電位に接続されることを特徴とす
る特許請求の範囲第1項記載の車両用発電制御装置。 3.前記電圧制御部は、 前記バッテリの端子電圧を前記制御対象電圧として検出
する電圧検出手段と、 この電圧検出手段により検出した端子電圧を前記基準電
圧として設定された所定電圧に一致させるべく、前記半
導体スイッチング素子を導通、遮断させる駆動手段とを
備えることを特徴とする特許請求の範囲第1項または第
2項記載の車両用発電制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61247961A JP2759941B2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 車両用発電制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61247961A JP2759941B2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 車両用発電制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63103632A JPS63103632A (ja) | 1988-05-09 |
JP2759941B2 true JP2759941B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=17171127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61247961A Expired - Lifetime JP2759941B2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 | 車両用発電制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2759941B2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54140224U (ja) * | 1978-03-23 | 1979-09-28 | ||
JPS5744751Y2 (ja) * | 1978-10-28 | 1982-10-02 | ||
JPS5788840A (en) * | 1980-11-19 | 1982-06-02 | Hitachi Ltd | Storage battery charing controller |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP61247961A patent/JP2759941B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63103632A (ja) | 1988-05-09 |
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