JP2759577B2 - バッファ回路 - Google Patents

バッファ回路

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JP2759577B2
JP2759577B2 JP4122020A JP12202092A JP2759577B2 JP 2759577 B2 JP2759577 B2 JP 2759577B2 JP 4122020 A JP4122020 A JP 4122020A JP 12202092 A JP12202092 A JP 12202092A JP 2759577 B2 JP2759577 B2 JP 2759577B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は到来信号をバッファ処
理して出力するバッファ回路に関し、特に、半導体集積
回路装置などの半導体装置において信号出力部に設けら
れる出力バッファ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体集積回路装置などの半導体装置に
おいては、信号の波形整形または次段回路を高速で駆動
するためにバッファ回路が用いられる。バッファ回路の
1つに、装置(または機能ブロック)内で処理された信
号を外部へ出力するためのバッファ回路がある。
【0003】図14は、一般的なたとえば半導体集積回
路装置である半導体装置の構成を概略的に示す図であ
る。図14において、半導体装置500は、入力信号D
に対し所望の処理を行なう内部回路502と、この内部
回路502からの信号をバッファ処理して出力する出力
バッファ504を含む。出力バッファ504の出力はこ
の半導体装置500と別に設けられた外部回路510の
入力部へ与えられる。この半導体装置500は、1つの
半導体チップであってもよく、また半導体チップ内にお
ける1つの機能を実行する機能ブロックであってもよ
い。出力バッファ504は、この内部回路502から与
えられた信号に従って出力信号線(出力バッファ504
と外部回路510との間の信号線)を高速で駆動する。
【0004】図15は、出力バッファに用いられる従来
の出力バッファ回路の構成を示す図である。図15にお
いて、出力バッファ回路520は、2段の縦続接続され
たインバータ回路522および524を含む。この出力
バッファ回路520の出力は図14に示す外部回路51
0の入力部へ与えられる。一般に回路の入力部にはイン
ピーダンスが存在する。図15においては、このインピ
ーダンスを外部負荷回路530として示す。外部負荷回
路530は、寄生インピーダンスを含み、互いに並列に
設けられる容量性負荷532および抵抗性負荷534を
含む。
【0005】出力バッファ回路520はこの外部負荷回
路530を高速でかつ正確に駆動するために、大きな駆
動力を有しており、特にインバータ回路524の駆動力
は大きくされる。
【0006】動作時においては、この出力バッファ回路
520は入力信号VINに応答して外部負荷回路530
に含まれる容量性負荷532の充電および放電を行な
う。このとき出力バッファ回路520から出力される信
号VOUTは、この外部負荷回路530の容量性負荷5
32および抵抗性負荷534の容量値および抵抗値で決
定される時定数に従って変化する。
【0007】信号線には寄生容量(これは容量性負荷5
32に等価的に含まれる)に加えて寄生インダクタンス
536が存在する。この出力バッファ回路520からの
出力信号VOUTが高速で変化する場合この寄生インダ
クタンスによりスイッチングノイズが発生する。
【0008】出力バッファ回路520からの出力信号V
OUTの論理レベルが変化する場合には、この出力信号
線に電流変化が生じる。この電流変化に従って寄生イン
ダクタンス536に電圧が誘起される。寄生インダクタ
ンス536により誘起される電圧の大きさは電流の変化
率に比例する。この寄生インダクタンス536による誘
起電圧は出力バッファ回路520からの出力信号の電圧
変化と反対の方向に生じる。したがって、図16に示す
ように、出力バッファ回路520からの出力信号VOU
Tにリンクギングが発生し、信号のオーバーシュートお
よびアンダーシュートが生じる。このオーバーシュート
およびアンダーシュートのようなリンギングが発生した
場合、信号が安定状態となるまでに時間を要することに
なり、動作速度が低下する。
【0009】また、半導体集積回路装置が高速化される
につれ、出力バッファ回路520からの出力信号VOU
Tの変化速度も大きくなる。この場合、誘起電圧も大き
くなり、「スイッチング雑音」として回路動作に悪影響
を及ぼす。特に、この寄生インダクタンス536による
誘起電圧は、出力バッファ回路520に含まれるインバ
ータ回路524のプルダウントランジスタを介して接地
電位へと伝達される。このため、図14に示す半導体装
置500における接地電位が変化する「グラウンドバウ
ンス」と呼ばれる現象(図16において、出力信号VO
UTの立下がりに発生するリンギングに対応)が生じ、
回路動作に悪影響を及ぼす。
【0010】すなわち、図14に示す構成において、出
力バッファ504が“L”レベルの信号を出力している
場合、この誘起電圧により、外部回路510の入力部に
含まれる入力素子のしきい値電圧よりもその信号レベル
が高くなり、出力バッファ504から“H”の信号が出
力されたと外部回路510において誤って判断される場
合が生じる。また、図14に示す構成において、半導体
装置500に含まれる入力バッファ(特に図示せず)の
しきい値がこのグラウンドバウンスにより変化するた
め、負のグラウンドバウンスが発生した場合には、入力
信号Dの“L”レベルよりもこの半導体装置500の入
力バッファのしきい値が低くなり、誤動作が生じるとい
う問題が発生する。
【0011】またこの外部負荷回路530の負荷が大き
い場合には、出力バッファ回路520は高速でこの外部
負荷回路530を駆動するために大きな駆動力をもって
いる。この場合、出力バッファ回路520からの出力信
号変化が急激になる。この場合、図17に示すように、
信号の変化時に大きな電流が電源線または接地線に流れ
る。電源線または接地線は通常パッケージのリードフレ
ームまたはボンディングワイアなどにより比較的大きな
寄生インダクタンスを有している。したがって、この大
きな電流変化に従って電源電位Vddまたは接地電位V
ssに「電圧スパイク」と呼ばれるノイズが発生し、こ
の「電圧スパイク」により出力バッファ回路520から
の出力信号VOUTにリンギングが生じ、外部回路51
0における誤動作が生じやすいという問題が生じる。
【0012】上述のような大きな電源電流または接地電
流でなくても、急激な電流変化であれば、その寄生イン
ダクタンス成分により電源線または接地線にノイズが発
生する。電源線および接地線は半導体装置内において数
多くの回路に接続されているため、この電源線のノイズ
または接地線のノイズは半導体装置または外部装置の誤
動作を招く原因となる。
【0013】さらに、外部負荷がそれほど大きくない場
合であっても、出力バッファからの出力信号の変化が急
激であれば同様にノイズが発生する原因となる。今、図
18に示すように、出力バッファ504が、4つの出力
バッファ回路550、552、554、および556を
含む場合を考える。出力バッファ回路550〜556は
それぞれCMOSインバータ回路で構成する。出力バッ
ファ回路550〜556は、それぞれ共通に動作電源電
位Vddおよび接地電位Vssを供給する電源線および
接地線に接続される。
【0014】今、出力バッファ回路550の入力信号V
Aが“H”レベルに留まり、残りの入力信号VB、VC
およびVDが“L”から“H”へ立上る場合を考える。
この状態では、出力バッファ回路550の出力が“L”
であり、残りの出力バッファ回路552、554および
556の出力は“L”へと立ち下がる。出力信号が
“L”となる場合には、その外部負荷容量562、56
4および566の充電電荷が接地線へ放電される。この
場合、出力バッファ回路552、554および556の
信号変化が急激であれば、外部負荷容量562、564
および566からの放電電流Iが急激に接地線へ流れ込
む。これにより、接地線へは大きな放電電流が急激に流
れ込むこととなり、接地線の電位Vssが変動する(図
18においてNで示す)。この接地線に発生したノイズ
(電圧スパイクN)は出力バッファ回路550を介して
出力され、出力信号VA0にノイズNが重畳されること
になる。これにより、出力信号VA0が誤って“H”と
判定される場合が生じる。
【0015】逆にまた入力信号VAが“L”に固定さ
れ、残りの入力信号VB、VCおよびVDが“H”から
“L”へ変化した場合には、電源電位Vddを与える電
源線から外部負荷容量562、564および566へ急
激に充電電流が流れ込むこととなり、電源電位Vddに
ノイズが発生する。このノイズが出力バッファ回路55
0を介して出力され、出力信号VA0にノイズが発生す
る。
【0016】したがって、インバータ回路などを用いた
バッファ回路においては、その出力信号の変化が急激で
あるため、外部負荷を駆動する際に生じる充放電電流の
急激な変化により出力信号にノイズまたはリンギングが
発生したり、電源線または接地線に電圧スパイクなどの
ノイズが発生し、誤動作が生じる。そこでこのようなノ
イズを低減するために種々の対策が施されている。
【0017】図20は、従来の出力バッファ回路の構成
を示す図であり、たとえば特開昭60−136238号
公報に示されている。図20に示す出力バッファ回路
は、2段の縦続接続されたインバータ回路103および
100を含む。インバータ回路100は、電源電位Vd
dを供給する電源ノード1と接地電位Vssを供給する
接地ノード2との間に相補接続されたpチャネルMOS
トランジスタ101およびnチャネルMOSトランジス
タ102を含む。トランジスタ101および102は、
外部負荷を駆動するために、トランジスタサイズが大き
くされており、大きな電流駆動能力を有する。この出力
バッファ回路はさらに、インバータ回路103の出力部
とインバータ回路100の入力部との間に設けられた容
量104を含む。容量104はその一方電極がノード1
03aに接続され、その他方電極が接地電位Vssを供
給する接地ノード2に接続される。次に動作についてそ
の動作波形図である図21を参照して説明する。
【0018】入力ノード3へ与えられる入力信号が
“L”から“H”へ立上がると、インバータ回路103
の出力は“H”から“L”へ立下がる。このインバータ
回路103の出力レベルの変化は、容量104に充電さ
れた電荷を放電することと等価である。このため、ノー
ド103aの電位の立下りはゆるやかとなる。ノード1
03aの電位レベルがインバータ回路100に含まれる
pチャネルMOSトランジスタ101のしきい値電圧1
01aよりも低くなると、このpチャネルMOSトラン
ジスタ101が導通状態となり、出力ノード4は電源ノ
ード1から充電され始める。このノード103aの電位
低下に伴って、トランジスタ101がオン状態へ移行
し、トランジスタ102が徐々にオフ状態へ移行し、こ
れにより出力ノードの電位がゆるやかに上昇する。この
出力ノード4の電位上昇速度を遅くすることにより、電
源ノード1から急激に電流が流れ込むことを防止して、
電源線に急激な電流変化が発生するのを抑え、これによ
りノイズの発生を防止することを図る。ノード103a
の電位が接地電位Vssレベルの“L”に達すると、ト
ランジスタ101はオン状態、トランジスタ102がオ
フ状態となり、出力ノード4の電位は電源電位Vddレ
ベルの“H”に保持される。
【0019】入力ノード3へ与えられる信号が“H”か
ら“L”へ立下がる場合には、インバータ回路103の
出力が“L”から“H”へ上昇する。このインバータ回
路103の出力の上昇速度は容量104の充電速度に律
速される。このため、インバータ回路100の入力信号
の立上がりがゆるやかとなる。このノード103aの電
位がnチャネルMOSトランジスタ102のしきい値電
圧102aよりも高くなると、nチャネルMOSトラン
ジスタ102が導通状態となり、出力ノード4が接地電
位Vss2へと放電される。これにより出力ノード4の
電位がゆるやかに低下し始める。
【0020】最終的に、ノード103aの電位レベルが
電源電位Vddレベルの“H”に到達すると、トランジ
スタ101がオフ状態、トランジスタ102がオン状態
となり、出力ノード4は接地電位Vssレベルの“L”
に保持される。この出力ノード4の“L”レベルへの駆
動時においても、その信号変化を緩やかとすることによ
り、接地ノード2へ流れ込む電流の変化速度を小さくし
て、接地線の電流変化速度を低減し、これによりノイズ
の発生を抑制する。
【0021】すなわち、電源線または接地線へ流れ込む
電流の変化速度を小さくすることにより、この電源線ま
たは接地線または出力信号線に信号のリンギングまたは
電圧スパイクなどのノイズが発生するのを防止してい
る。
【0022】ここで、出力ノード4の電立変化速度がノ
ード103aの電位変化速度により決定されるのは、一
般にMOSトランジスタが供給する電流量はそのゲート
電圧により決定されるからである(飽和動作時ドレイン
電流Idはそのゲート電圧Vgの2乗に比例する)。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上述のような図20に
示す出力バッファ回路においては、出力段に設けられた
インバータ回路100の入力ノード103aの電位変化
速度をゆるやかにしている。このため、pチャネルMO
Sトランジスタ101およびnチャネルMOSトランジ
スタ102のゲート電圧が中間値にある期間が長くな
る。このため、トランジスタ101および102が同時
に導通状態となる時間が長くなり、電源ノード1から接
地ノード2へ貫通電流が流れ、無駄な消費電流が多くな
るという問題が生じる。
【0024】また、この出力段のインバータ回路100
が動作し始める時間は、ノード103aの電位がpチャ
ネルMOSトランジスタ101のしきい値電圧101a
よりも低くなったときまたはこのnチャネルMOSトラ
ンジスタ102のしきい値電圧102aよりも高くなっ
た時点である。このため、出力ノード4の電位変化開始
に、入力ノード3へ与えられた信号の変化時点よりもそ
れぞれD1およびD2の遅延時間が必要とされる。この
ため、出力バッファ回路における遅延が長くなり、高速
応答特性(遅延特性)が悪くなり、装置全体としての高
速動作性能を悪化させるという問題が生じる。
【0025】上述のような貫通電流および応答特性の問
題を解決するための構成として、図22に示すような出
力バッファ回路が提案されている。
【0026】図22は従来の出力バッファ回路の変更例
を示す図であり、たとえば特開昭61−260719号
公報に示されている。図22に示す出力バッファ回路
は、入力ノード3へ与えられた信号に応答して出力ノー
ド4を駆動する比較的小さな駆動力を有するバッファ回
路201と、入力ノード3の信号に応答して出力ノード
4を駆動する比較的大きな駆動力を有しかつハイインピ
ーダンス出力状態を有する3状態バッファ回路202
と、入力ノード3と出力ノード4のそれぞれの信号電位
に応じてバッファ回路202の動作を制御する制御回路
203を含む。
【0027】制御回路203は、入力ノード3の信号と
出力ノード4の信号とを受ける一致検出回路211と、
この一致検出回路211の出力を受けるインバータ回路
212を含む。インバータ回路212の出力が3状態バ
ッファ回路202の制御端子へ与えられる。バッファ回
路201は、比較的小さな駆動力を有しており、このた
めトランジスタサイズが小さくされている。一方、3状
態バッファ回路202は、大きな駆動力を有し、そのト
ランジスタサイズは大きくされている。次に動作につい
てその動作波形図である図23を参照して説明する。
【0028】入力ノード3へ与えられる信号電位が
“H”へ立上がると、バッファ回路201はその出力ノ
ード4の電位を上昇させる。バッファ回路201はその
駆動力が小さいため、出力ノード4の電位はゆるやかに
上昇する。入力ノード3の電位が“H”に立上がると
き、出力ノード4の電位はまだ十分に立上がっていない
ため、制御回路203に含まれる一致検出回路211は
その両入力の電位の論理値が異なるため、“L”の信号
を出力し、したがってインバータ回路212からノード
205へ与えられる信号の電位レベルは“H”へ立上が
る。これにより3状態バッファ回路202はハイインピ
ーダンス出力状態となる。
【0029】出力ノード4の電位がある電位に到達する
と、入力ノード3と出力ノード4の電位レベルが一致し
一致検出回路211の出力が“H”となり、インバータ
回路212からノード205へ与えられる信号レベルは
“L”となる。これにより3状態バッファ回路202が
活性状態となり、その大きな駆動力により出力ノード4
を“H”レベルへと駆動する。この後は、出力ノード4
は大きな駆動力を有する3状態バッファ回路202によ
り駆動され、その電位レベルは“H”で安定する。
【0030】入力ノード3へ与えられる信号が“H”か
ら“L”へ低下する場合、入力ノード3の電位の低下に
応答して、一致検出回路211の出力が“L”となり、
応じてノード205の出力が“H”となる。これにより
3状態バッファ回路202はハイインピーダンス出力状
態となり、出力ノード4は駆動力の小さなバッファ回路
201で駆動され、その電位レベルがゆるやかに下降す
る。出力ノード4の電位がある所定レベルにまで低下す
ると、一致検出回路211の出力が“L”となり、ノー
ド205の電位レベルが“L”となる。これにより、3
状態バッファ回路202が活性化され、出力ノード4は
高速で“L”まで駆動される。この状態においては、出
力ノード4は大きな駆動力を有するバッファ回路202
により“L”に安定に保持される。
【0031】すなわち、この図22に示すバッファ回路
の構成においては、入力ノード3に与えられた信号に応
答して出力ノード4をバッファ回路201で駆動するこ
とによりこの出力ノード4の電位変化を緩やかとし、か
つ出力ノード4の電位が目標値に近づくと駆動能力の大
きなバッファ回路202を用いて出力ノード4を駆動す
ることにより、定状状態での駆動能力を大きくして、出
力ノード4の信号電位の安定化を図っている。
【0032】この図22に示すバッファ回路の構成にお
いては、入力ノード3に与えられる信号に応答して出力
ノード4はバッファ回路201で駆動されるため、信号
応答特性における遅延の問題は解消される。また、入力
ノード3へ与えられる入力信号変化が直接バッファ回路
201および202へ与えられるため、このバッファ回
路201および202がCMOSトランジスタの構成を
備えていても、貫通電流が流れる期間は極めて短くな
り、消費電流を低減するという問題を解消することがで
きる。
【0033】しかしながら、この図22に示すバッファ
回路の構成の場合、バッファ回路201および3状態バ
ッファ回路202と2つのバッファ回路が必要とされる
ため、回路規模が大きくなり、半導体集積回路において
用いる場合には、このバッファ回路の占有面積が大きく
なり、集積化に対する大きな障害となる。
【0034】また、出力ノード4の電位変化速度をゆる
やかにする場合、この電位変化速度はバッファ回路20
1の駆動能力で一意的に決定される。このバッファ回路
201の駆動力は、構成要素であるトランジスタのサイ
ズにより決定される。特に、この電流供給能力は、MO
Sトランジスタ(絶縁ゲート型電界効果トランジスタ)
を用いた場合一般に、そのゲート幅Wにより決定され
る。このため、出力ノード4における電位変化速度を所
望の値に設定するのが困難であるという問題が生じる。
またMOSトランジスタの充放電電流はドレイン電流I
DSで決定されるが、この電流IDSはゲート幅Wとゲ
ート長Lとの比、すなわちW/Lに比例するため、一度
このトランジスタサイズが決定されれば、たとえば製造
後においてこのサイズを修正するのは困難であるため、
容易に所望の電流/電位変化速度を得るのが困難である
という問題が生じる。
【0035】それゆえ、この発明の目的は、遅延特性に
優れ、小占有面積かつ低消費電流でさらに所望の出力信
号変化速度を容易に得ることのできるバッファ回路を提
供することである。
【0036】
【課題を解決するための手段】この発明に係るバッファ
回路では、要約すれば、容量を用いた容量分割方式によ
り出力素子の制御電極電圧を決定することにより出力ノ
ードの電位変化速度を決定する。出力ノードの電位が所
望の電位レベルに到達した時点でこの制御電極電圧を最
終値に設定し、出力素子を高駆動力状態に設定して出力
ノードの電位を安定に保持する。
【0037】すなわち、請求項1に係るバッファ回路
は、第1の電位供給源に結合されて制御電極へ与えられ
る信号に応答して出力ノードを第1のレベルへと駆動す
るための出力素子と、第1の電位供給源と出力素子の制
御電極との間に設けられる第1の容量性素子と、第2の
電位供給源に結合される一方電極と他方電極とを有する
第2の容量性素子と、入力ノードへ与えられる第2のレ
ベルの信号に応答して活性化され、第1および第2の容
量性素子をそれぞれ短絡する短絡手段と、入力ノードへ
与えられる第1のレベルの信号に応答して活性化され、
第2の容量性素子の他方電極を出力素子の制御電極へ接
続する接続手段と、入力ノードへ与えられる信号を所定
時間遅延する遅延手段と、この遅延手段からの第1のレ
ベルの信号に応答して活性化され、出力素子の制御電極
を第2の電位供給源に結合する結合手段を備える。この
結合手段は短絡手段の不活性化の後かつ接続手段の活性
化の後に活性状態とされる。
【0038】請求項2に係るバッファ回路は、第1の電
位供給源へ結合され、制御電極に与えられる信号に応答
して出力ノードを第1のレベルへと駆動すたるめの出力
素子と、この第1の電位供給源と出力素子の制御電極と
の間に結合される第1の容量性素子と、第2の電位供給
源に結合される一方電極と他方電極とを有する第2の容
量性素子と、入力ノードへ与えられる第2のレベルの信
号に応答して活性化され、第1および第2の容量性素子
をそれぞれ短絡するための短絡手段と、入力ノードへ与
えられる第1のレベルの信号に応答して活性化され、第
2の容量性素子の他方電極を出力素子の制御電極へ接続
する接続手段と、出力ノードの電位が所定の電位に到達
したか否かを検出する電位検出手段と、この電位検出手
段の出力に応答して出力素子の制御電極を第2の電位供
給源へ結合する結合手段とを備える。
【0039】請求項3に係るバッファ回路は、第1の電
位供給源に結合され、制御電極へ与えられる信号に応答
して出力ノードを第1のレベルへと駆動するための第1
のスイッチング素子と、この第1のスイッチング素子の
制御電極と第1の電位供給源との間に結合される第1の
容量素子と、第2の電位供給源に結合される一方電極と
他方電極とを有する第2の容量素子と、第1の容量素子
と並列に設けられ、入力ノードへ与えられる信号に応答
してこの第1の容量素子の一方電極と他方電極とを短絡
する第2のスイッチング素子と、第2の容量素子と並列
に設けられ、入力ノードへ与えられる信号に応答してこ
の第2の容量素子の一方電極と他方電極とを短絡する第
3のスイッチング素子と、入力ノードへ与えられる信号
に応答して、第2の容量素子の他方電極を第1のスイッ
チング素子の制御電極へ結合する第4のスイッチング素
子と、入力ノードへ与えられた信号を所定時間遅延する
遅延手段と、この遅延手段の出力に応答して第1のスイ
ッチング素子の制御電極を第2の電位供給源に結合する
第4のスイッチング素子とを備える。
【0040】請求項4に係るバッファ回路は、第1の電
位供給源に結合され、制御電極へ与えられる信号に応答
して出力ノードを第1の電位レベルへと駆動するための
第1のスイッチング素子と、第1の電位供給源と第1の
スイッチング素子の制御電極との間に結合される第1の
容量素子と、第2の電位供給源に結合される一方電極と
他方電極とを有する第2の容量素子と、第1の容量素子
と並列に設けられ、入力ノードへ与えられる信号に応答
してこの第1の容量素子を短絡するための第2のスイッ
チング素子と、第2の容量素子と並列に設けられ、入力
ノードへ与えられた信号に応答してこの第2の容量素子
を短絡するための第3のスイッチング素子と、入力ノー
ドへ与えられる信号に応答して、この第2の容量素子の
他方電極を第1のスイッチング素子の制御電極へ接続す
る第4のスイッチング素子と、出力ノードの電位が所定
の電位に到達したか否かを検出する電位検出手段と、こ
の電位検出手段からの電位検出信号に応答して、第1の
スイッチング素子の制御電極を第2の電位供給源へと接
続する第5のスイッチング素子とを含む。
【0041】請求項5に係るバッファ回路は、第1の電
位供給源に結合され、制御電極に与えられる信号に応じ
てこの第1の電位供給源から電流/電圧を供給する第1
のMOS型トランジスタと、第1のMOS型トランジス
タの出力信号に応答して出力ノードを第1の電位レベル
にまで駆動するためのバイポーラ型トランジスタと、第
1の電位供給源と第1のMOS型トランジスタの制御電
極との間に結合される第1の容量素子と、この第1の容
量素子と並列に設けられ、入力ノードへ与えられる信号
に応答して、第1の容量素子を短絡するための第2のM
OS型トランジスタと、第2の電位供給源に結合される
一方電極と他方電極とを有する第2の容量素子と、この
第2の容量素子と並列に設けられ、入力ノードへ与えら
れる信号に応答して第1の容量素子の一方電極と他方電
極とを短絡する第3のMOS型トランジスタと、入力ノ
ードへ与えられる信号に応答してこの第2の容量素子の
他方電極を第1のMOS型トランジスタの制御電極へ接
続する第4のMOS型トランジスタと、入力ノードへ与
えられた信号を所定時間遅延する遅延手段と、この遅延
手段出力に応答して、第1のMOS型トランジスタの制
御電極を第2の電位供給源へ結合する第5のMOS型ト
ランジスタとを含む。
【0042】請求項6に係るバッファ回路は、制御電極
に与えられる信号に応答して出力ノードから電流/電圧
を伝達するためのMOSトランジスタと、このMOSト
ランジスタの出力に応答して出力ノードを第2の電位レ
ベルへと駆動するバイポーラ型トランジスタと、第2の
電位供給源とMOSトランジスタの制御電極との間に結
合される第1の容量素子と、この第1の容量素子と並列
に設けられ、入力ノードへ与えれる信号に応答して第1
の容量素子を短絡するための第1のスイッチング素子
と、第1の電位供給源と結合される一方電極と他方電極
とを有する第2の容量素子と、この第2の容量素子と並
列に設けられ、入力ノードへ与えられた信号に応答して
この第2の容量素子の一方電極と他方電極とを短絡する
ための第2のスイッチング素子と、入力ノードへ与えら
れる信号に応答してこの第2の容量素子の他方電極をM
OSトランジスタの制御電極へ結合する第3のスイッチ
ング素子と、入力ノードへ与えられた信号を所定時間遅
延するための遅延手段と、この遅延手段の出力に応答し
てMOSトランジスタの制御電極を第1の電位供給源へ
結合する第4のスイッチング素子とを含む。請求項7に
係るバッファ回路は、制御電極へ与えられる信号に応答
して第1の電位供給源から電圧/電流を伝達するMOS
トランジスタと、このMOSトランジスタの出力に応答
して出力ノードを第1の電位レベルへ駆動するバイポー
ラ型トランジスタと、MOSトランジスタの制御電極と
第1の電位供給源との間に設けられる第1の容量素子
と、この第1の容量素子と並列に設けられ、入力ノード
へ与えられる信号に応答して第1の容量素子を短絡する
第1のスイッチング素子と、第2の電位供給源に結合さ
れる一方電極と他方電極とを有する第2の容量素子と、
入力ノードへ与えられる信号に応答してこの第2の容量
素子の一方電極と他方電極とを短絡するための第2のス
イッチング素子と、入力ノードへ与えられる信号に応答
してこの第2の容量素子の他方電極をMOSトランジス
タの制御電極へ接続する第3のスイッチング素子と、出
力ノードの電位が所定電位に到達したか否かを検出する
電位検出手段と、この電位検出手段からの電位到達検出
信号に応答してMOSトランジスタの制御電極を第2の
電位供給源へ結合する第4のスイッチング素子とを含
む。
【0043】請求項8に係るバッファ回路は、制御電極
へ与えられる信号に応答して出力ノードから電流/電圧
を伝達するためのMOSトランジスタと、このMOSト
ランジスタの出力に応答して出力ノードを第2の電位レ
ベルへと駆動するためのバイポーラ型トランジスタと、
第2の電位供給源とMOSトランジスタの制御電極との
間に設けられる第1の容量素子と、この第1の容量素子
と並列に設けられ、入力ノードへ与えられる信号に応答
してこの第1の容量素子を短絡するための第1のスイッ
チング素子と、第1の電位供給源に結合される一方電極
と他方電極とを有する第2の容量素子と、この第2の容
量素子と並列に設けられ、入力ノードへ与えられる信号
に応答してこの第2の容量素子の一方電極と他方電極と
を短絡するための第2のスイッチング素子と、入力ノー
ドへ与えられる信号に応答してこの第2の容量素子の他
方電極をMOSトランジスタの制御電極へ結合する第3
のスイッチング素子と、出力ノードが所定電位レベルに
到達したか否かを検出する電位検出手段と、この電位検
出手段の出力に応答してMOSトランジスタの制御電極
を第1の電位供給源へ結合する第4のスイッチング素子
とを備える。
【0044】
【作用】請求項1に係る発明によれば、第1および第2
の容量性素子の容量分割により出力素子の制御電極電圧
が決定され、出力素子はその制御電極電圧に応じて一定
の電流を流し、出力ノードをゆるやかに駆動する。出力
ノードの電位が所定の電位に到達すると遅延手段の出力
によりこの出力素子の制御電極電圧が第2の電位レベル
となり、出力素子は十分なオン状態となり、その大きな
駆動力で出力ノードを駆動する。
【0045】請求項2記載の発明によれば、第1および
第2の容量性素子の容量分割により出力素子の制御電極
電圧が決定され、出力素子はこの制御電極電圧に応じて
出力ノードと第1の電位供給源との間に一定の電流の流
れを生じさせて出力ノードをゆるやかに駆動する。出力
ノードの電位が所定電位レベルに到達した後にはこの制
御電極電圧が第2の電位レベルとなり、出力素子は大き
な駆動力で出力ノードを駆動する。
【0046】請求項3に係る発明によれば、第2および
第3のスイッチング素子が短絡状態に保持していた第1
および第2の容量素子が短絡状態から開放された後に第
4のスイッチング素子により第1のスイッチング素子の
制御電極電圧をその容量分割により決定する。このた
め、この第1のスイッチング素子の制御電極は高速で第
1および第2の容量素子の容量分割により決定される電
圧値に変化し、第1のスイッチング素子は応答の遅れな
く制御電極電圧に応じて出力ノードをゆるやかに駆動す
る。所定時間が経過し出力ノードの電位レベルが所定値
に到達した後には、この出力トランジスタの制御電極が
第5のスイッチング素子により第2の電位レベルに設定
され、第1のスイッチング素子は高速で大きな駆動力で
出力ノードを駆動する。
【0047】請求項4に係るバッファ回路においては、
第2および第3のスイッチング素子が第1および第2の
容量素子を短絡状態に保持しかつ第4のスイッチング素
子がこの第1の容量素子および第2の容量素子を分離す
る。入力信号に応答して第1および第2の容量素子が短
絡状態から開放された後に、第4のスイッチング素子に
より第1の容量素子および第2の容量素子が接続され
る。このようにして高速で第1のスイッチング素子の制
御電極電圧が決定され、第1のスイッチング素子は応答
の遅れなくその制御電極電圧に応じて出力ノードをゆる
やかに駆動する。次いで出力ノードの電位レベルが所定
の電位レベルに到達すると、第5のスイッチング素子が
導通し、第1のスイッチング素子の制御電極電圧を第2
の電位レベルに設定する。これにより第1のスイッチン
グ素子大きな駆動力で出力ノードを駆動する。
【0048】請求項5に係るバッファ回路においては出
力部にバイポーラ型トランジスタとMOS型トランジス
タとが設けられる。バイポーラ型トランジスタはMOS
トランジスタにより駆動される。MOS型トランジスタ
はその制御電極電圧に応じて電圧/電流をバイポーラ型
トランジスタへ与える。これにより大きな電流駆動力を
有するバイポーラ型トランジスタを用いて出力ノードを
駆動しても最初は緩やかに出力ノードが駆動され、次い
で所定時間経過にMOS型トランジスタがオン状態とな
るとバイポーラ型トランジスタも大きな駆動力で出力ノ
ードを駆動する。これにより大きな外部負荷であっても
応答の遅延なく高速かつ確実に出力ノードを駆動するこ
とができる。
【0049】請求項6にかかるバッファ回路において
は、MOS型トランジスタは出力ノードを電位供給源と
してバイポーラ型トランジスタを駆動する。MOS型ト
ランジスタの制御電極電圧は容量素子による容量分割に
より決定される。これによりバイポーラ型トランジスタ
は比較的ゆるやかに出力ノードを第2の電位レベルへと
駆動する。所定時間が経過すると、MOS型トランジス
タの制御電極電圧が第2の電位レベルとなり、MOS型
トランジスタはオン状態となり、バイポーラ型トランジ
スタは大きな駆動力でこの出力ノードを第2の電位レベ
ルへと駆動する。これにより、大きな外部負荷を駆動す
る場合であってもノイズを発生することなくかつ応答の
遅れが生じることなく出力ノードを駆動することができ
る。
【0050】請求項7に係るバッファ回路によれば、M
OS型トランジスタがその制御電極電圧に応じてバイポ
ーラ型トランジスタを駆動する。MOS型トランジスタ
の制御電極電圧が第1および第2の容量の容量分割によ
り決定されるときには、バイポーラ型トランジスタは比
較的ゆるやかに出力ノードを第1の電位レベルへと駆動
する。これにより大きな駆動力を有するバイポーラ型ト
ランジスタを用いて出力ノードを駆動しても、応答の遅
れがなくかつノイズの発生を生じることなく安定に出力
ノードを第1の電位レベルへと駆動することができる。
【0051】MOS型トランジスタの制御電極電圧が第
2の電位レベルへ第4のスイッチング素子を介して結合
された場合にはバイポーラ型トランジスタは、大きな駆
動力により安定に出力ノードを第1の電位レベルへ保持
する。
【0052】請求項8に係るバッファ回路においては、
MOS型トランジスタは出力ノードを電位供給源として
バイポーラ型トランジスタを駆動する。MOS型トラン
ジスタの制御電極電圧は第1および第2の容量素子の容
量分割により決定される。この状態においてはMOS型
トランジスタはバイポーラ型トランジスタを介して、比
較的ゆるやかに出力ノードを第2の電位レベルへと駆動
する。MOS型トランジスタの制御電極電圧が第1の電
位レベルとなった場合にはMOS型トランジスタおよび
バイポーラ型トランジスタがともに十分なオン状態で駆
動され動作し、出力ノードをバイポーラ型トランジスタ
ガ大きな駆動力で駆動する。これにより、応答の遅れお
よびノイズの発生が生じることなく安定に出力ノードを
駆動することができる。
【0053】
【実施例】[実施例1]図1はこの発明の第1の実施例
であるバッファ回路の構成を示す図である。図1におい
て、バッファ回路は、動作電源電位Vddを供給する電
源ノード1に結合され、制御電極ノード5aに与えられ
る信号に応答して、出力ノード4を動作電源電位Vdd
レベルにまで駆動するためのpチャネルMOSトランジ
スタ5と、接地電位Vssを供給する接地ノード2に結
合され、制御電極ノード6aに与えられる信号に応答し
て出力ノード4を接地電位Vssレベルへ駆動するため
のnチャネルMOSトランジスタ6とを含む。
【0054】バッファ回路はさらに、電源ノード1と制
御電極ノード5aとの間に結合されるキャパシタ7と、
入力ノード3へ与えられる信号に応答してこのキャパシ
タ7の一方電極7aおよび他方電極7bを短絡/開放す
るpチャネルMOSトランジスタ9と、その一方電極8
bが接地ノード2へ接続されるキャパシタ8と、入力ノ
ード3の信号をインバータ回路13を介してそのゲート
に受け、キャパシタ8の一方電極8bと他方電極8aと
を短絡/開放するnチャネルMOSトランジスタ11
と、このインバータ回路13からの出力信号に応答して
キャパシタ8の他方電極8aを制御電極ノード5aへ接
続するpチャネルMOSトランジスタ10を含む。
【0055】バッファ回路はさらに、入力ノード3へ与
えられた信号を所定時間遅延するための遅延回路33
と、この遅延回路33の出力に応答して制御電極ノード
5aを接地ノード2へ結合するnチャネルMOSトラン
ジスタ12を含む。トランジスタ9とトランジスタ10
とはほぼ同相でオン・オフ状態となり、トランジスタ1
0とトランジスタ11とは相補的にオン・オフ状態とな
る。
【0056】バッファ回路はさらにトランジスタ6を駆
動するために、トランジスタ6の制御電極ノード6aと
接地ノード2との間に設けられるキャパシタ15と、入
力ノード3へ与えられる信号に応答してこのキャパシタ
15の一方電極15aと他方電極15bとを短絡/開放
するnチャネルMOSトランジスタ16と、一方電極1
4bが電源ノード1へ結合されるキャパシタ14と、イ
ンバータ回路13の出力信号に応答してこのキャパシタ
14の一方電極14aと他方電極14bとを短絡/開放
するpチャネルMOSトランジスタ17と、インバータ
回路13からの出力信号に応答してキャパシタ14の他
方電極14aを制御電極ノード6aへ接続するnチャネ
ルMOSトランジスタを含む。トランジスタ18とトラ
ンジスタ16とはほぼ同相でオン・オフ状態となり、ト
ランジスタ17とトランジスタ18とは相補的にオン・
オフ状態となる。
【0057】バッファ回路はさらに、入力ノード3へ与
えられた信号を所定時間遅延する遅延回路20と、遅延
回路20からの出力信号に応答して制御電極ノード6a
を電源ノード1へ結合するpチャネルMOSトランジス
タ19を含む。次にこの図1に示すバッファ回路の動作
をその動作波形図である図2を参照して説明する。
【0058】入力ノード3の電位が“L”の状態を考え
る。この状態においては、トランジスタ9がオン状態、
トランジスタ16がオフ状態にある。またインバータ回
路13から出力される信号すなわちノード13aの信号
は“H”である。したがって、トランジスタ11および
18がオン状態、トランジスタ10および17がオフ状
態にある。
【0059】トランジスタ9がオン状態であるため、制
御電極ノード5aは電源電位Vddレベルにある(信号
50)。したがって、トランジスタ5はオフ状態であ
る。またキャパシタ7および8はそれぞれトランジスタ
9およびトランジスタ11によりそれぞれ短絡されてお
り、キャパシタ8の他方電極8aは制御電極ノード5a
から分離されている。また遅延回路33の出力はこの状
態では“L”にあるため、トランジスタ12はオフ状態
にある。
【0060】一方トランジスタ6については、トランジ
スタ19がオン状態であり、制御電極ノード6aは電源
電位Vddレベルにある(信号60)。したがって、ト
ランジスタ6はオン状態にあり、出力ノード4は接地電
位Vssレベルに維持される(信号40)。
【0061】次いで、入力ノード3へ与えられる信号が
“H”へ立上がると、トランジスタ9がオフ状態とさ
れ、またトランジスタ16がオン状態となる。
【0062】またインバータ回路13からの出力信号が
“L”へ立下がるため、トランジスタ10がオン状態、
トランジスタ11がオフ状態となり、またトランジスタ
17がオン状態、トランジスタ18がオフ状態となる。
【0063】トランジスタ6はその制御電極ノード6a
の電位がトランジスタ16により放電され(信号6
1)、接地電位レベルとなりオフ状態となる。
【0064】一方、遅延回路33の出力はその比較的大
きな遅延時間のために“L”の状態を維持しており、ト
ランジスタ12はオフ状態にある。この状態において
は、それまで電源電位Vddレベルにあったキャパシタ
7の他方電極7bとそれまで接地電位レベルにあったキ
ャパシタ8の他方電極8aと接続される。この状態にお
いては制御電極ノード5aはハイインピーダンス状態に
おいてキャパシタ7およびキャパシタ8に接続される。
キャパシタ7の他方電極7bは電源電位Vddレベルに
あり、キャパシタ8の他方電極8aは接地電位Vssレ
ベルにある。したがって、このキャパシタ7とキャパシ
タ8とを制御電極ノード5aへ接続することにより、電
荷の移動が生じ、キャパシタ7とキャパシタ8の容量比
で決定される電位に制御電極ノード5aの電位は瞬時に
変化する(信号51)。
【0065】キャパシタ7とキャパシタ8の容量分割に
より決定される電圧は電源ノード1へ与えられる動作電
源電位Vddよりも低い(信号52)。したがって、こ
の制御電極ノード5aの電位がpチャネルMOSトラン
ジスタ5のしきい値電圧よりも低くなり、トランジスタ
5が導通する。トランジスタ5はその制御電極ノード5
aに与えられる電圧に応じて所定のドレイン電流を供給
する。出力ノード4はこのトランジスタ5から供給され
る一定のドレイン電流に従ってゆるやかに上昇する。こ
のとき、トランジスタ5の制御電極ノード5aはキャパ
シタ7とキャパシタ8における電荷の移動(電荷保存
則)によりその制御電極電圧が決定されており、この制
御電極電圧は瞬時に確定状態となるため、ゲート電圧を
キャパシタを用いてゆるやかに変化させる場合に比べて
その応答開始に遅れが生じない。すなわち、入力ノード
3における信号が“H”へ立上がるとほぼ同一のタイミ
ングで出力ノード4の電位がゆるやかに上昇し始める
(信号41)。
【0066】トランジスタ5から出力ノード4へ供給さ
れるドレイン電流は制御電極ノード5aの電圧で決定さ
れる。この制御電極ノード5aの電圧はキャパシタ7と
キャパシタ8の容量の比で決定される。このため、出力
ノードの電位変化速度はキャパシタ7とキャパシタ8の
容量比を変更することにより所望の値に設定することが
できる。この場合、バッファ回路が集積化されていて
も、所望の電圧変化速度が得られない場合には、製造後
のテスト工程において、レーザトリミング技法などを用
いて容易に調整することができるため、小さな駆動力を
有するバッファ回路を用いて出力ノードをゆるやかに駆
動する構成に比べて、容易かつ正確に出力ノードの電位
変化速度を設定することができる。
【0067】また、トランジスタサイズに従って出力ノ
ード駆動力を決定する構成の場合(図22の構成)、製
造工程においてマスク位置合わせずれなどによりトラン
ジスタサイズに製造パラメータの変動に起因する変動が
生じ、所望の出力変化特性を得ることができない場合が
生じる。この場合トランジスタサイズの調整は製造後は
ほとんど不可能である。しかしながら本実施例のように
キャパシタの容量比を用いて電圧変化速度を決定する場
合、テスト工程において容易にその容量比を調整するこ
とができる。この容量7、8は「外付け」とすることが
できる。
【0068】また、容量の比という相対的な値をパラメ
ータとして用いているため、製造工程においてマスク合
わせずれが生じても両者がともに同じずれを受けるた
め、その比に変動は生じず、正確に所望の出力電圧変化
特性を得ることができる。
【0069】さらに、トランジスタ6は、その制御電極
ノード6aの電位がトランジスタ16を介して接地ノー
ド2へ放電される。このためトランジスタ6は高速でオ
フ状態となり、トランジスタ5およびトランジスタ6を
介して電源ノード1から接地ノード2へ流れる貫通電流
の発生を確実に防止することができる。
【0070】キャパシタ7とキャパシタ8の容量比で決
定された制御電極ノード5aの電位は、それに接続され
るトランジスタ9および11およびトランジスタ12が
いずれもオフ状態であるためしばらくその電位レベルを
保持する(信号52)。
【0071】この図2において信号52で示す電位に応
じてトランジスタ5が所望のドレイン電流を流す定電流
動作を行なうため、出力ノード4の信号は一定の割合で
上昇する。したがって、出力ノード4における急激な電
位変化は生じないためノイズの発生を確実に防止するこ
とができる。この状態は遅延回路33の出力が“H”に
到達するまで続けられる。
【0072】次いで所定の遅延時間が経過し、遅延回路
33の出力が“H”になると、トランジスタ12がオン
状態となり、制御電極ノード5aの電位は接地電位Vs
sレベルへと放電される(信号53)。この状態におい
ては、既に出力ノード4は“H”レベルに到達してお
り、トランジスタ5は不飽和状態となりかつ十分にオン
状態となり、その大きな駆動力により安定に出力ノード
4の“H”を保持する(信号54)。
【0073】ここで、MOSトランジスタの供給電流I
dsは次式で与えられる。|Vds|<|Vgs−|V
th||のとき Ids=K{2(Vgs−|Vth|)Vds−Vds}、 |Vds|≧|Vgs−|Vth||のとき Ids=K(Vgs−|Vth|)2 、 ただし、Vgsはゲート・ソース間電圧、Vdsはドレ
イン・ソース間電圧、Vthはしきい値電圧である。
【0074】次に入力ノード3の信号が“H”から
“L”へ変化する場合の動作について説明する。入力ノ
ード3の信号が“H”にある間は、トランジスタ9がオ
フ状態、トランジスタ16がオン状態である。遅延回路
20の出力が“H”であるため(遅延回路20と遅延回
路33はほぼ同じ遅延時間を有する)、トランジスタ1
9がオフ状態である。インバータ回路13の出力信号は
“L”であるため、トランジスタ10および17がオン
状態、トランジスタ11およびトランジスタ18がオフ
状態にある。
【0075】入力ノード3の信号が“L”へ立下がる
と、トランジスタ9がオン状態、トランジスタ16がオ
フ状態となる。これにより、制御電極ノード5aの電位
はトランジスタ9により高速で電源電位Vddレベルま
で引上げられる(信号55)。トランジスタ5は高速で
オフ状態となる。
【0076】一方、遅延回路20の出力はまだ“H”に
ある。しかしながら、インバータ回路13からの出力信
号が“H”へ立上がると、トランジスタ18がオン状
態、トランジスタ17がオフ状態となる。トランジスタ
16は既にオフ状態にある。したがって、制御電極ノー
ド6aはトランジスタ16および19がともにオフ状態
であるため、キャパシタ14およびキャパシタ15の容
量比により決定される電位へ高速で変化する(信号6
3)。
【0077】すなわち、これまでトランジスタにより電
源ノード1に結合されていたキャパシタ14の他方電極
14aとそれまで接地ノード2にトランジスタ16によ
り結合されていたキャパシタ15の他方電極15bとが
トランジスタ18を介して接続される。このとき、制御
電極ノード6aはハイインピーダンス状態であるため、
このキャパシタ14およびキャパシタ15の電荷保存則
により、キャパシタ14とキャパシタ15の容量比で決
定される電圧に瞬時に変化する。この制御電極ノード6
aの電位の立上がりに応答してトランジスタ6がオン状
態となる。制御電極ノード6aの電位レベル(信号6
4)はトランジスタ6を飽和状態で駆動し、トランジス
タ6はその制御電極ノード6aに与えられる電圧に従っ
て定電流動作をし、一定のドレイン電流を接地ノード2
へ放電する。これにより、出力ノード4の“H”の電位
レベルはゆるやかに下降する(信号43)。
【0078】所定の遅延時間が経過すると、すなわち出
力ノード4の電位が“L”レベルに到達すると、遅延回
路20の出力が“L”へ立下がり、トランジスタ19が
オン状態となる。これにより制御電極ノード6aが電源
ノード1に結合されその電位レベルが電源電位Vddレ
ベルにまで上昇する(信号65)。これによりトランジ
スタ6が十分にオン状態となり、大きな駆動力で安定に
出力ノード4を接地電位Vssレベルの“L”に維持す
る。この状態は次に入力ノード3に与えられる信号レベ
ルが変化するかまたは回路動作が終了するまで(電源断
時)続けられる(信号60および信号50)。
【0079】この出力ノード4の放電動作時において
も、トランジスタ5は既にオフ状態へ移行しているた
め、電源ノード1から接地ノード2へ電流が流れること
はなく、消費電流が低減される。またキャパシタ14お
よびキャパシタ15により決定される制御電極ノード6
aの電位は、トランジスタ16、17および19がオフ
状態の間は電荷のリーク経路が存在しないため、ほぼ一
定の状態でこの制御電極ノードを所望の電圧レベルに保
持することができ(信号64)、これによりトランジス
タ6は安定に定電流動作を実行することができる。この
ため、出力ノード4の電位変化はゆるやかに生じ、ノイ
ズの発生などが防止される。
【0080】上述の説明においては、遅延回路20およ
び33の有する遅延時間は、出力ノード4の電位が
“H”(信号42)または“L”(信号40)に到達す
るのに要する時間よりも長くされている。しかしなが
ら、この遅延回路20および33の有する遅延時間は、
図2において時刻T1で示すように、出力ノード4の電
位レベルが完全に“H”に到達する前の時刻T1に遅延
回路33の出力が変化してもよく、また同様に遅延回路
20の出力の変化は出力ノード4の変化が“L”に到達
する前に生じてもよい。すなわち、出力ノード4の電位
レベルが所定電位レベルに到達した時点で大きな駆動力
を有するトランジスタ5または6をそのドレイン電流が
最大となるように構成されてもよい。
【0081】次に、この図1に示すバッファ回路の制御
電極ノードの電位変化を説明する。図3は、入力ノード
3の電位が“L”にあるときのキャパシタ7およびキャ
パシタ8の状態を示す図である。図3に示すように、入
力ノード3の電位レベルが“L”にある初期状態におい
ては、キャパシタ7は短絡されまたキャパシタ8も短絡
されており、制御電極ノード5aは電源電位Vddレベ
ルになる。
【0082】図4は入力ノード3へ与えられた信号電位
が“L”から“H”へ立上がったときのキャパシタ7お
よび8の状態を示す図である。図4に示すようにこの状
態においては、キャパシタ7は短絡状態から開放され
る。一方、キャパシタ8はインバータ回路13の有する
遅延により依然短絡状態にある。この状態においては制
御電極ノード5aはハイインピーダンス状態にあり、キ
ャパシタ7の電極7bに充電された電荷が保持されてい
る。
【0083】図5はこの入力ノード3の信号電位が
“H”へ立上がってからさらに時間が経過した後のキャ
パシタ7およびキャパシタ8の状態を示す図である。こ
の状態においては、インバータ回路13の信号が“L”
に立下がり、キャパシタ8は短絡状態から開放されると
ともに、キャパシタ8は制御電極ノード5aへ接続され
る。制御電極ノード5aは既にハイインピーダンス状態
にある。このため、キャパシタ7に充電されていた電荷
がキャパシタ8へ移動する。このとき電荷の保存則によ
り、制御電極ノード5aの電位Vは、このキャパシタ7
および8の容量値C7およびC8の比で決定される値す
なわちV=C8・Vdd/(C7+C8)で与えられる
電位となる。この制御電極ノード5aの電源電位Vdd
から電位Vへの電位変化は制御電極ノード5aがハイイ
ンピーダンス状態にあり、電荷の移動のみで行なわれる
ため、ほぼ瞬間的に制御電極ノード5aの電位は確定す
る。
【0084】図6は入力ノード3の電位が“H”に立上
がってから遅延回路33が有する遅延時間が経過した後
の状態を示す図である。この状態においては、制御電極
ノード5aは接地電位Vssに結合され、キャパシタ8
の充電電荷が放電され、高速で制御電極ノード5aの電
位は接地電位Vssレベルに立下がる。
【0085】上述のように、制御電極ノード5aをハイ
インピーダンス状態に保持した状態でキャパシタ7とキ
ャパシタ8を接続することにより制御電極ノード5aの
電位変化がほぼ瞬間的に発生するため、出力トランジス
タ5は入力ノード3の信号電位の変化に応答してほぼ即
座に出力ノード4を駆動し始めるため、応答特性におけ
る遅延が生じず、高速応答特性のバッファ回路が得られ
る。
【0086】[実施例2]図7はこの発明の第2の実施
例であるバッファ回路の構成を示す図である。図7に示
すバッファ回路は、トランジスタ12を駆動する遅延回
路33とトランジスタ19を駆動する遅延回路20に代
えて出力ノード4の電位に応答してトランジスタ12を
駆動するインバータ回路21および22と、出力ノード
4の電位に応答してトランジスタ19を駆動するインバ
ータ回路23および24が設けられる点を除いて図1に
示す回路と同じ構成を有する。インバータ回路21の入
力しきい値は高く設定され、一方、インバータ回路23
のしきい値は低く設定される。インバータ回路の入力論
理しきい値を設定する構成は、インバータ回路がCMO
S構成の場合には各MOSトランジスタのしきい値電圧
を調整するかまたはトランジスタサイズを調整すること
により実現される。たとえば、インバータ回路21の入
力しきい値電圧を高くするためには、このインバータ回
路がCMOSトランジスタで構成される場合、nチャネ
ルMOSトランジスタのしきい値電圧を高く設定する
か、またはpチャネルMOSトランジスタのトランジス
タサイズを大きくすることにより実現される。しきい値
電圧の調整はMOSトランジスタのチャネル領域への不
純物領域への不純物注入により所望の値に設定すること
ができる。図7に示すバッファ回路の他の構成は図1に
示すバッファ回路と同様である。図1に示すバッファ回
路では、出力ノード4の実際の電位レベルにかかわら
ず、所定時間が経過するとトランジスタ5または6が十
分なオン状態へ駆動されている。この図7に示すバッフ
ァ回路は出力ノード4における電位レベルに従ってトラ
ンジスタ5または6をオン状態へと駆動する。次にこの
図7に示すバッファ回路の動作をその動作波形図である
図8を参照して説明する。
【0087】入力ノード3の電位が“L”から“H”へ
立上がり、制御電極ノード5aの電位がキャパシタ7お
よび8の容量分割により決定される状態までは先に図1
および図2を参照して説明したバッファ回路の動作と同
様である。
【0088】次いで、出力ノード4の電位が所定の電位
レベルすなわちインバータ回路21の入力論理しきい値
21aよりも高くなると、インバータ回路21の出力が
“L”となり、インバータ回路22の出力が“H”とな
る。これにより、トランジスタ12がオン状態となり、
制御電極ノード5aの電位は接地電位Vssへと低下す
る(信号53)。これによりトランジスタ5は最大のド
レイン電流で出力ノード4を駆動する。出力ノード4の
電位は“H”へと高速で立上げられ、かつその“H”状
態は高駆動能力のトランジスタ5により安定に保持され
る。
【0089】次に入力ノード3の電位が“H”から
“L”へ立下がる場合の動作について説明する。この場
合においても、トランジスタ5がオフ状態となり、一方
トランジスタ6の制御電極ノード6aの電位がキャパシ
タ14およびキャパシタ15の容量分割により決定され
る電位に瞬時に変化する動作は図1および図2を参照し
て説明したバッファ回路の動作と同様である。この制御
電極ノード6aの電位によりトランジスタ6が弱いオン
状態で駆動され、ゆるやかに出力ノード4の電位を放電
する(信号43)。この出力ノード4の電位が所定電
位、すなわちインバータ回路23の入力論理しきい値2
3aよりも低くなると、インバータ回路23の出力が
“H”となり、インバータ回路24の出力が“L”とな
る。これに応答してトランジスタ19がオン状態とな
り、制御電極ノード6aは電源電位Vddへと充電され
る。これによりトランジスタ6は十分なオン状態で駆動
され、出力ノード4を高速で放電し、出力ノード4の電
位を“L”レベルに設定する。この出力ノード4の
“L”レベルは高駆動能力のトランジスタ6により安定
に保持される。
【0090】図7および図8に示すバッファ回路の構成
においては、キャパシタ7および8の容量比およびキャ
パシタ14およびキャパシタ15の容量比を変化させ、
出力ノード4の電位変化速度を変化させた場合において
も、容易にこのトランジスタ5およびトランジスタ6の
高駆動能力移行タイミングを正確に設定することができ
る。
【0091】すなわち、適応用途に応じてキャパシタ
8、7、14および15の容量値、および出力ノード4
の電位変化速度を変更した場合、図1に示すバッファ回
路の場合、出力ノード4の実際の電位レベルにかかわら
ず所定時間経過後にトランジスタ5および6は高駆動能
力駆動状態へと移行される。このため、出力ノード4の
電位レベルが少し不安定になる懸念が生じる。
【0092】しかしながらこの図7に示すように出力ノ
ード4の電位を検出しこの電位レベルに応じてトランジ
スタ5および6を高駆動能力状態へ移行させる構成によ
れば、確実にトランジスタ5および6が所望のタイミン
グで高駆動能力状態へと駆動され、出力ノード4の電位
を安定に変化させかつ安定状態を確実に保持することが
できる。
【0093】[実施例3]図9はこの発明の第3の実施
例であるバッファ回路の構成を示す図である。図9に示
すバッファ回路は、図7に示すバッファ回路のキャパシ
タ7、8、14および15をMOS型キャパシタ70、
80、140および150で置換えた点を除いて同じ構
成を備える。したがってこの図9に示すバッファ回路の
動作は図7に示すバッファ回路と同様であり、その動作
説明は繰り返さない。
【0094】図1および図7に示すバッファ回路におい
てはキャパシタは外付けで個別素子を用いて設けられて
もよく、また半導体集積回路装置内において他のトラン
ジスタ素子と同一の工程において形成されてもよい。外
付けでキャパシタを設ける場合には、所望の出力ノード
電位変化特性を容易に得ることができる。
【0095】半導体集積回路装置においてキャパシタを
トランジスタと同一の製造工程で形成する場合、キャパ
シタの占有面積が大きくなるという問題がある。すなわ
ち、図10に示すように、通常、集積回路装置内におい
てキャパシタは半導体基板600上に形成されたたとえ
ば層間絶縁膜(または素子分離絶縁膜)601上に形成
される一方電極となる配線層602と、配線層602上
に形成される絶縁膜604と、この層間絶縁膜604上
に形成される他方電極となる配線層606を備える。こ
の配線層601および606は通常、半導体集積回路装
置内においては、トランジスタ製造時において形成され
る配線層と同一のレベルの配線層が利用される。この場
合配線層601と配線層606との間の層間絶縁膜60
4の膜厚は比較的厚い。このため、所望の容量値を得る
ためにはキャパシタの占有面積を大きくする必要があ
る。一方このキャパシタとしてMOS型容量を用いた場
合その素子占有面積を小さくすることができる。
【0096】すなわち、図11に示すようにMOS型容
量は、半導体基板またはウェル領域700の表面に形成
される不純物領域702および704と、この不純物領
域702および704の間のチャネル領域720上にゲ
ート絶縁膜706を介して形成されるゲート電極層70
8を含む。不純物領域702および704が共通に接続
されて、MOSキャパシタの一方電極を形成し、ゲート
電極層708がMOS型キャパシタの他方電極を形成す
る。ゲート絶縁膜706は図10に示す層間絶縁膜60
4に比べて極めて薄い。このため、小占有面積で十分大
きな容量値を有する容量を実現することができる。動作
時においては、MOS型キャパシタは、このチャネル領
域720に反転層が形成され、不純物領域702および
704が電気的に接続され、キャパシタの一方電極を形
成する。したがって、この出力用トランジスタ5および
6の制御電極ノードの電位決定のためのキャパシタとし
てMOS型キャパシタを用いた場合、その占有面積が大
幅に低減され、高密度高集積化された半導体集積回路装
置においてこの出力バッファ回路を適用するにあたって
極めて有効である。
【0097】図9に示すバッファ回路においては、pチ
ャネルMOSトランジスタのそばにはpチャネルMOS
トランジスタを用いたMOS型キャパシタが配置され、
nチャネルMOSトランジスタに隣接してnチャネルM
OSトランジスタを利用するMOS型キャパシタが形成
される。一般にCMOS構成においては、pチャネルM
OSトランジスタは電源側に配置され、nチャネルMO
Sトランジスタは接地側に配置される。このため半導体
集積回路装置のレイアウトが容易となるためである。す
なわち、図11に示すように、同一の半導体基板または
ウェル領域において、不純物領域712および714と
ゲート絶縁膜716とゲート電極層718とにより1つ
のMOSトランジスタが形成される。このMOSトラン
ジスタがpチャネルMOSトランジスタであれば電源ノ
ード1に近い位置に配置される。したがって、同一ウェ
ル領域内において隣接してMOSキャパシタを同一導電
型のMOSトランジスタを用いて形成することによりレ
イアウトが容易となる。
【0098】しかしながら、この場合キャパシタとして
は接地側にpチャネルMOSトランジスタを用い、電源
側にnチャネルMOSトランジスタを用いてもよい。こ
の場合、隣接するトランジスタとは別のウェル領域によ
る分離または拡散層による分離などを行なう必要があ
り、少しレイアウト上で不利になる。しかしながらこの
場合でもバッファ回路の動作自体には影響はない。さら
に、キャパシタとしてpチャネルMOSトランジスタお
よびnチャネルMOSトランジスタを用いるのではな
く、pチャネルMOSトランジスタのみまたはnチャネ
ルMOSトランジスタのみを用いることもできる。この
場合、直列に接続されるキャパシタが同一の導電型のM
OSトランジスタを用いて形成されるため、容量の比率
を正確に設定することができ、より正確に所望の電位変
化速度を得ることもできる。
【0099】[実施例4]図12はこの発明の第4の実
施例であるバッファ回路の構成を示す図である。図1、
図7および図9に示したバッファ回路はすべてCMOS
バッファ回路である。図12に示すバッファ回路は出力
ステージにバイポーラ型トランジスタを含むBiCMO
Sバッファ回路である。バイポーラ型トランジスタはM
OSトランジスタに比べて高い電流駆動力を備える。一
般に、バイポーラ型トランジスタを出力ステージに用い
て出力ノードを駆動した場合、その高い電流駆動力のた
めにノイズが発生しやすいという問題がある。しかしな
がら本発明にしたがえばこのようなBiCMOSバッフ
ァ回路においてもノイズを発生させることなくかつゲー
ト遅延をも生じさせることなく高速応答特性を有する安
定に動作するバッファ回路を得ることができる。
【0100】図12において、バッファ回路は出力ステ
ージに、制御電極ノード25aに与えられる電圧に応じ
て電源ノード1から電圧/電流を伝達するpチャネルM
OSトランジスタ25と、トランジスタ25の出力に応
答して出力ノード4を“H”へ駆動するためのnpnバ
イポーラトランジスタ27と、npnバイポーラトラン
ジスタの出力電位レベルをレベルシフトするためのダイ
オード28と、インバータ回路13からの出力信号に応
答してこのバイポーラトランジスタ27のベース蓄積電
荷を高速で引抜くためのnチャネルMOSトランジスタ
26を含む。
【0101】ダイオード28が設けられているのは、こ
の出力ノード4に接続される外部回路がTTLレベルの
インタフェースを有するためであり、そのレベル調整の
ために設けられる。バイポーラトランジスタはそのベー
ス−エミッタ間降下電圧Vbeを備える。したがって、
出力ノード4の“H”レベルはVdd−Vbe−Vfで
ある。ここでVfはダイオード28の順方向降下電圧で
ある。ダイオード28はPN接合ダイオードで構成され
てもよく、ショットキダイオードで構成されてもよい。
【0102】図12に示すバッファ回路はさらに、制御
電極ノード29aへ与えられる信号電圧に応答して出力
ノード4から電圧/電流を伝達するnチャネルMOSト
ランジスタ29と、トランジスタ29の出力に応答して
出力ノード4を接地電位Vssへ放電するためのnpn
バイポーラトランジスタ31と、制御電極ノード29a
に与えられる信号電位に応答して出力ノード4を接地電
位Vssへ確実に放電するためのnチャネルMOSトラ
ンジスタ32と、バイポーラトランジスタ31のベース
と接地ノード2との間に設けられる抵抗素子30を含
む。抵抗素子30は、バイポーラトランジスタ31のベ
ース−エミッタ間バイアスを与えるために設けられる。
バイポーラトランジスタ31は前述のごとく、ベース−
エミッタ間降下電圧Vbeを備える。したがって、バイ
ポーラトランジスタ31は出力ノード4をVbeレベル
にまでしか放電しない。このため、この出力ノード4の
電位Vbeを最終的に接地電位Vssレベルにまで放電
するためにnチャネルMOSトランジスタ32が設けら
れる。残りの構成は図9に示すバッファ回路のものと同
じである。
【0103】次に動作について簡単に説明する。入力ノ
ード3の信号電位が“L”から“H”に立上がると、ト
ランジスタ26がオフ状態となる。また、トランジスタ
25の制御電極ノード25aがキャパシタ70および8
0の容量比によって決定される電位に変化する。トラン
ジスタ25はこの制御電極ノード25aに与えられた電
圧に応じて導通しドレイン電流をバイポーラトランジス
タ27のベースへ供給する。このバイポーラトランジス
タ27のベース電位が上昇しかつトランジスタ25を介
してベース電流を供給されるとトランジスタ27がオン
状態となり、高速で出力ノード4を駆動しその電位レベ
ルを上昇させる。このとき、トランジスタ25の制御電
極電位は中間電位であり、バイポーラトランジスタ27
のベースへこの制御電極ノード25aから伝達される電
位は電源電位Vddレベルよりも低い(MOSトランジ
スタはしきい値電圧Vthの電圧降下を生じさせる)。
したがって、バイポーラトランジスタ27は、その大き
な電流駆動力が制限を受け、出力ノード4はゆるやかに
上昇する。出力ノード4の電位がある所定値(インバー
タ回路21の入力論理しきい値)を超えるとトランジス
タ12がオン状態となり、トランジスタ25が完全にオ
ン状態となる。これにより、バイポーラトランジスタ2
7のベース電位は電源電位Vddレベルとなり、バイポ
ーラトランジスタ27はその最大のコレクタ電流をもっ
て出力ノード4を駆動する。これにより出力ノード4が
高駆動力で駆動されて安定に“H”レベルに保持され
る。
【0104】入力ノード3の電位が“H”から“L”に
立下がる動作について次に簡単に説明する。このとき、
トランジスタ16がオフ状態となり、またトランジスタ
19がオフ状態にある。MOSトランジスタ29の制御
電極ノード29aがキャパシタ140とキャパシタ15
0の容量値により決定される電位レベルに瞬時に移行す
る。これにより、MOSトランジスタ29が弱いオン状
態となり、この制御電極ノード29aの電位により決定
されるドレイン電流を出力ノード4から引抜く。これに
応答して、抵抗素子30の両端に電位が発生し、npn
バイポーラトランジスタ31のベース−エミッタ間が順
方向にバイアスされ、トランジスタ31が導通状態とな
る。このとき、トランジスタ31のベース電位は制御電
極ノード29aの電位からトランジスタ29のしきい値
電圧を引いた電位レベルである。このため、バイポーラ
トランジスタ31は不飽和領域で動作し、出力ノード4
をゆるやかに接地電位レベルVss方向へと放電する。
このバイポーラトランジスタ31はベースエミッタ間の
電圧クランプ機能を備えているため、出力ノード4の電
位がこのバイポーラトランジスタ31のベース−エミッ
タ間電圧Vbeレベルとなると、トランジスタ31がカ
ットオフ状態となる。このとき、それ以前にインバータ
回路23および24によりトランジスタ19がオン状態
となり、制御電極ノード29aの電位を電源電位Vdd
レベルまで上昇させる。これにより、トランジスタ32
がオン状態となり、この出力ノード4を確実に接地電位
Vssレベルにまで放電する。
【0105】この状態においても、トランジスタ32に
より高駆動力で出力ノード4が接地電位にまで駆動され
かつ高駆動力でこの出力ノード4の“L”レベルが安定
に保持される。インバータ回路23の入力論理しきい値
はこのバイポーラトランジスタ31のベース−エミッタ
間電圧Vbeよりも高い電位レベルに選択されてもよ
い。このとき、npnバイポーラトランジスタ31がオ
フ状態へ移行する前にnチャネルMOSトランジスタ3
2が弱いオン状態で動作し、その高い駆動力により出力
ノード4を駆動することができる。
【0106】ここで、トランジスタ26は、入力ノード
3へ与えられた信号が“H”から“L”へ立下がるとき
にオン状態となり、npnバイポーラトランジスタ27
のベースに蓄積された電位を高速で接地ノード2へと放
電する。これによりトランジスタ27は高速でオフ状態
となる。
【0107】この図10に示すようなBiCMOSバッ
ファ回路の構成の場合、出力ノード4における信号変化
開始の遅延を小さくすることができる。
【0108】通常MOSトランジスタによる出力の後バ
イポーラトランジスタが駆動される。したがって、入力
ノード3から出力ノード4へと信号が伝搬するのに2段
のMOSトランジスタによるゲート遅延を考慮する必要
がある。したがって、BiCMOS回路はCMOSバッ
ファ回路に比べて出力ノードにおける信号変化開始が遅
くなる。しかしながら、図12に示すようにキャパシタ
の分圧方式により出力バイポーラトランジスタ駆動用の
MOSトランジスタのゲート電圧が瞬時に決定されるた
め、このMOSトランジスタにおける応答の遅れはな
く、バイポーラトランジスタのオン/オフ動作に遅延が
なくなり、出力ノード4における信号変化開始の遅れが
ほとんどなくなる。これにより、高速応答特性に優れか
つ高駆動力を有し、大きな外部負荷をも確実に駆動する
ことのできるBiCMOSバッファ回路を得ることがで
きる。
【0109】この図12に示す構成は、図13に示す様
に遅延回路22および33を用いて出力駆動トランジス
タ25および29の制御電極を駆動する構成に適用され
ても上記第4の実施例と同様の効果が得られる。
【0110】なお、上記第1ないし第4の実施例に示す
バッファ回路においては、出力ノードを“H”にプルア
ップする回路部分と、出力ノード4を“L”レベルにプ
ルダウンする回路部分の両者にキャパシタの分圧方式に
従ってMOSトランジスタの制御電極ノードの電圧を決
定している。しかしながら、このキャパシタ分圧方式に
従ってMOSトランジスタの制御電極電圧を決定する構
成は出力ノードをプルアップする側のみまたは出力ノー
ド4をプルダウンする回路部分のみのいずれか一方にの
み用いられても十分に所望のノイズ低減の効果を得るこ
とができる。
【0111】さらに、上述の構成におけるバッファ回路
は単に外部負荷を駆動するための出力バッファ回路に限
定されず、たとえば半導体集積回路装置内において、大
きな負荷を駆動する部分、たとえばクロックバッファな
どのように基本動作タイミング信号を発生して数多くの
回路を駆動する回路部分であってもよい。
【0112】
【発明の効果】以上のように、請求項1ないし請求項8
記載の発明に従えば、キャパシタの分圧回路によって出
力駆動用MOSトランジスタの制御電極電圧を瞬時に決
定して生成しているため、出力ノードに現われる出力信
号の変化開始における遅延をなくすことができ、ノイズ
が生じることがない高速応答特性のバッファ回路が得ら
れる。
【0113】また請求項1ないし8記載の発明に従え
ば、入力ノードの信号が変化した場合には、この出力駆
動用トランジスタのゲート電極が瞬時に出力トランジス
タをオフ状態へ遷移させる電位レベルへと変化するた
め、このバッファ回路における貫通電流を大幅に低減す
ることができる。
【0114】さらに、出力駆動用のトランジスタの制御
電極の電圧をキャパシタの容量値により決定しているた
め、このキャパシタの容量の値を変更することにより出
力信号の変化速度を任意の値に容易かつ正確に設定する
ことができる。
【0115】また請求項1ないし請求項8記載の発明に
従えば、1つのバッファ回路のみで出力ノードが駆動さ
れるため、高駆動力の3状態バッファ回路と低駆動力の
バッファ回路を組合わせる回路構成に比べて大幅に回路
占有面積か低減され、集積度を高めることが可能とな
る。
【0116】また請求項2、請求項4、請求項7および
請求項8記載の発明に従えば、出力駆動用トランジスタ
の高駆動力移行タイミングを出力電位レベルに応じて設
定しているため、より確実に出力電位に応じて正確に高
駆動力で出力ノードを駆動することが可能となり、容量
比が変更された場合においても確実に所望の動作特性を
備えるバッファ回路を得るとができる。
【0117】さらに請求項5、請求項6、請求項7およ
び請求項8記載の発明に従えば、出力部をその制御電極
電圧がキャパシタの分圧回路により決定されるMOSト
ランジスタを用いて出力バイポーラトランジスタを駆動
しているため、大きな外部負荷を駆動する場合において
も、所望の電位変化速度で確実にこの外部負荷を駆動す
ることが可能となるとともに、MOSトランジスタの制
御電極電圧が瞬時に与えられるため、このバイポーラト
ランジスタ駆動の開始タイミングに遅れが生じず、高速
応答特性を備えるノイズが発生することがない安定に動
作するバッファ回路を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施例であるバッファ回路の
構成を示す図である。
【図2】図1に示すバッファ回路の動作を示す信号波形
図である。
【図3】図1に示すバッファ回路における出力ノードプ
ルアップ用トランジスタの制御電極電圧決定動作を説明
するための図である。
【図4】図1に示すバッファ回路の出力プルアップ用ト
ランジスタの制御電極電圧決定用のキャパシタ分圧回路
の動作を説明するための図である。
【図5】図1に示すバッファ回路の出力プルアップ用ト
ランジスタの制御電極電圧決定用のキャパシタ分圧回路
の動作を説明するための図である。
【図6】図1に示すバッファ回路の出力プルアップ用ト
ランジスタの制御電極電圧決定用のキャパシタ分圧回路
の動作を説明するための図である。
【図7】この発明の第2の実施例であるバッファ回路の
構成を示す図である。
【図8】図7に示すバッファ回路の動作を示す信号波形
図である。
【図9】この発明の第3の実施例であるバッファ回路の
構成を示す図である。
【図10】キャパシタ分圧回路を構成するキャパシタの
断面構造を示す図である。
【図11】図9に示すキャパシタの断面構造を示す図で
ある。
【図12】この発明の第4の実施例であるバッファ回路
の構成を示す図である。
【図13】この発明の第5の実施例であるバッファ回路
の構成を示す図である。
【図14】半導体集積回路装置の一般的構成を示す図で
ある。
【図15】従来の出力バッファ回路の構成を示す図であ
る。
【図16】図15に示す出力バッファ回路の動作を示す
信号波形図である。
【図17】従来の出力バッファ回路における問題点を説
明するたの信号波形図である。
【図18】従来の出力バッファの構成を示す図である。
【図19】図18に示す出力バッファの動作を示す信号
波形図である。
【図20】従来の出力バッファ回路のさらに他の構成を
示す図である。
【図21】図20に示す出力バッファ回路の動作を示す
信号波形図である。
【図22】従来の出力バッファ回路のさらに他の構成を
示すである。
【図23】図22に示す出力バッファ回路の動作を示す
信号波形図である。
【符号の説明】
1 電源ノード 2 接地ノード 3 入力ノード 4 出力ノード 5 出力プルアップ用MOSトランジスタ 6 出力プルダウン用MOSトランジスタ 7 キャパシタ 8 キャパシタ 9 pチャネルMOSトランジスタ 10 pチャネルMOSトランジスタ 11 nチャネルMOSトランジスタ 12 nチャネルMOSトランジスタ 13 インバータ回路 14 キャパシタ 15 キャパシタ 16 nチャネルMOSトランジスタ 17 pチャネルMOSトランジスタ 18 nチャネルMOSトランジスタ 19 pチャネルMOSトランジスタ 20 遅延回路 21 出力ノードの電位検出用のインバータ回路 22 インバータ回路 23 出力ノードの電位検出用のインバータ回路 24 インバータ回路 25 pチャネルMOSトランジスタ 26 nチャネルMOSトランジスタ 27 npnバイポーラトランジスタ 28 ダイオード 29 nチャネルMOSトランジスタ 31 npnバイポーラトランジスタ 32 nチャネルMOSトランジスタ 33 遅延回路 70 MOS型キャパシタ 80 MOS型キャパシタ 140 MOS型キャパシタ 150 MOS型キャパシタ なお、図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−129919(JP,A) 特開 平1−268311(JP,A) 特開 平1−167601(JP,A) 実開 昭60−61843(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H03K 17/16 H03K 17/56 H03K 17/687 H03K 19/00 101

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレベルの電位を供給する第1の電
    位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記第1の電位供給源へ結合され、
    前記制御電極へ与えられる信号に応答して出力ノードを
    前記第1のレベルへ駆動する出力素子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と、前記制
    御電極に結合される他方電極とを有する第1の容量性素
    子、 前記第2の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量性素子、 入力ノードへ与えられる前記第2のレベルの信号に応答
    して活性化され、前記第1の容量性素子の前記一方電極
    と前記他方電極とを短絡しかつ前記第2の容量性素子の
    前記一方電極と前記他方電極を短絡する短絡手段、 前記入力ノードへ与えられる前記第1のレベルの信号に
    応答して活性化され、前記第2の容量性素子の前記他方
    電極を前記出力素子の前記制御電極へ接続する手段、 前記入力ノードへ与えられる信号を所定時間遅延する遅
    延手段、および前記遅延手段からの前記第1のレベルの
    信号に応答して活性化され、前記制御電極を前記第2の
    電位供給源へ結合する結合手段を備え、前記結合手段は
    前記短絡手段の不活性化の後かつ前記接続手段の活性化
    の後に活性化される、バッファ回路。
  2. 【請求項2】 第1のレベルの電位を供給する第1の電
    位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記第1の電位供給源へ結合され、
    前記制御電極へ与えられる信号に応答して出力ノードを
    前記第1のレベルへ駆動する出力素子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と前記制御
    電極に結合される他方電極とを有する第1の容量性素
    子、 前記第2の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量性素子、 入力ノードへ与えられる前記第2のレベルの信号に応答
    して活性化され前記第1の容量性素子の前記一方電極と
    前記他方電極とを短絡しかつ前記第2の容量性素子の前
    記一方電極と前記他方電極とを短絡する短絡手段、 前記入力ノードへ与えられる前記第1のレベルの信号に
    応答して活性化され、前記第2の容量性素子の前記他方
    電極と前記出力素子の前記制御電極とを接続する接続手
    段、 前記出力ノードの電位が前記第1のレベルと前記第2の
    レベルの間の所定の電位レベルに到達したか否かを検出
    する電位検出手段、および前記電位検出手段からの電位
    到達検出信号に応答して前記出力素子の前記制御電極を
    前記第2の電位供給源へ結合する結合手段を備える、バ
    ッファ回路。
  3. 【請求項3】 信号を入力すめたの入力ノードと、信
    号を出力するための出力ノードとを有するバッファ回路
    であって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記第1の電位供給源へ結合され、
    前記制御電極へ与えられる信号に応答して前記出力ノー
    ドを前記第1のレベルへ駆動する第1のスイッチング素
    子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と前記制御
    電極に結合される他方電極とを有する第1の容量素子、 前記第2の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記第1の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して選択的に前記第1の容量素
    子の前記一方電極と前記他方電極とを短絡する第2のス
    イッチング素子、 前記第2の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して選択的に前記第2の容量素
    子の前記一方電極と前記他方電極とを短絡する第3のス
    イッチング素子、 前記第2の容量素子の前記他方電極と前記制御電極との
    間に設けられ、前記入力ノードに与えられる信号に応答
    して選択的に前記第2の容量素子の前記他方電極を前記
    制御電極へ接続する第4のスイッチング素子、 前記入力ノードへ与えられる信号を所定時間遅延する遅
    延手段、および前記遅延手段の出力に応答し、選択的に
    前記制御電極を前記第2の電位供給源へ接続する第5の
    スイッチング素子を備える、バッファ回路。
  4. 【請求項4】 入力信号を受ける入力ノードと、信号を
    出力する出力ノードとを有するバッファ回路であって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有し、かつ前記第1の電位供給源へ結合さ
    れ、前記制御電極へ与えられる信号に応答して前記出力
    ノードを前記第1のレベルへ駆動する第1のスイッチン
    グ素子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と、前記制
    御電極に結合される他方電極とを有する第1の容量素
    子、 前記第2の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記第1の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して前記第1の容量素子の前記
    一方電極と前記他方電極とを短絡するための第2のスイ
    ッチング素子、 前記第2の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して前記第2の容量素子の前記
    一方電極と前記他方電極とを短絡するための第3のスイ
    ッチング素子、 前記第2の容量素子の前記他方電極と前記第1のスイッ
    チング素子の制御電極との間に設けられ、前記入力ノー
    ドへ与えられる信号に応答して、前記第2の容量素子の
    前記他方電極と前記制御電極とを接続するための第4の
    スイッチング素子、 前記出力ノードの電位が前記第1のレベルと前記第2の
    レベルとの間の所定電位に到達したか否かを検出するた
    めの電位検出手段、および前記電位検出手段の出力に応
    答して、前記制御電極と前記第2の電位供給源とを接続
    する第5のスイッチング素子を備える、バッファ回路。
  5. 【請求項5】 信号を受けるための入力ノードと、信号
    を出力するための出力ノードとを有するバッファ回路で
    あって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記第1の電位供給源へ結合され、
    前記制御電極へ与えられる信号に応答して前記第1の電
    位供給源から電流および電圧を供給する第1の電界効果
    型トランジスタ、 前記第1の電界効果型トランジスタからの出力に応答
    し、前記出力ノードを前記第1のレベルへ駆動するバイ
    ポーラ型トランジスタ、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と、前記第
    1の電界効果型トランジスタの前記制御電極に結合され
    る他方電極とを有する第1の容量素子、 前記第2の電位供給源に接続される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記第1の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して、前記第1の容量素子の前
    記一方電極と前記他方電極とを短絡するための第2の電
    界効果型トランジスタ、 前記第2の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して、前記第2の容量素子の前
    記一方電極と前記他方電極とを短絡するための第3の電
    界効果型トランジスタ、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して前記第3の
    電界効果型トランジスタと相補的にオン・オフ状態とさ
    れ、オン状態時前記第2の容量素子の前記他方電極を前
    記第1の電界効果型トランジスタの前記制御電極へ結合
    する第4の電界効果型トランジスタ、 前記入力ノードへ与えられる信号を所定時間遅延する遅
    延手段、および 前記遅延手段の出力に応答して、前記第1の電界効果型
    トランジスタの前記制御電極を前記第2の電位供給源へ
    結合する第5の電界効果型トランジスタを備える、バッ
    ファ回路。
  6. 【請求項6】 信号を受ける入力ノードと、信号を出力
    する出力ノードとを有するバッファ回路であって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記出力ノードに結合され、前記制
    御電極へ与えられる信号に応答して前記出力ノードへ電
    流および電圧を供給するための第1の電界効果型トラン
    ジスタ、 前記第1の電界効果型トランジスタの出力に応答して、
    前記出力ノードを前記第2の電位供給源へ結合するバイ
    ポーラ型トランジスタ、 前記第2の電位供給源と前記第1の電界効果型トランジ
    スタの制御電極との間に設けられる第1の容量素子、 前記第1の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して前記第1の容量素子を短絡
    する第1のスイッチング素子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記第2の容量素子と並列に設けられ、前記入力ノード
    へ与えられる信号に応答して前記第2容量素子の前記一
    方電極と前記他方電極とを短絡する第2のスイッチング
    素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して前記第2の
    スイッチング素子と相補的にオン・オフ状態とされ、オ
    ン状態時前記第2容量素子の前記他方電極を前記第1の
    電界効果型トランジスタの前記制御電極へ結合する第3
    のスイッチング素子、 前記入力ノードへ与えられる信号を所定時間遅延する遅
    延手段、および 前記遅延手段の出力に応答して、前記第1の電界効果型
    トランジスタの前記制御電極と前記第1の電位供給源と
    を短絡する第4のスイッチング素子を備える、バッファ
    回路。
  7. 【請求項7】 信号を受けるための入力ノードと、信号
    を出力するための出力ノードとを有するバッファ回路で
    あって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記第1の電位供給源に結合され、
    前記制御電極へ与えられる信号に応答して前記第1の電
    位供給源から電流および電圧を供給する電界効果型トラ
    ンジスタ、 前記電界効果型トランジスタの出力に応答して、前記出
    力ノードを前記第1のレベルへ駆動するバイポーラ型ト
    ランジスタ、 前記第1の電位供給源と前記制御電極との間に設けられ
    る第1の容量素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して、前記第1
    の容量素子を短絡するための第1のスイッチング素子、 前記第2の電位供給源に接続される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して、前記第2
    の容量素子を短絡するための第2のスイッチング素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して前記第1お
    よび第2のスイッチング素子と相補的にオン・オフ状態
    とされ、オン状態時前記第2の容量素子の前記他方電極
    と前記電界効果型トランジスタの前記制御電極とを接続
    する第3のスイッチング素子、 前記出力ノードが前記第1のレベルと前記第2のレベル
    との間の所定電位に到達したか否かを検出する電位検出
    手段、および 前記電位検出手段の出力に応答して、前記電界効果型ト
    ランジスタの前記制御電極と前記第2の電位供給源とを
    結合する第4のスイッチング素子を備える、バッファ回
    路。
  8. 【請求項8】 信号を受けるための入力ノードと、信号
    を出力するための出力ノードとを有するバッファ回路で
    あって、 第1のレベルの電位を供給する第1の電位供給源、 第2のレベルの電位を供給する第2の電位供給源、 制御電極を有しかつ前記出力ノードに結合され、前記制
    御電極へ与えられる信号に応答して前記出力ノードから
    前記第2の電位供給源へと電流通過経路を形成する電界
    効果型トランジスタ、 前記電界効果型トランジスタの出力に応答して、前記出
    力ノードと前記第2の電位供給源とを結合するバイポー
    ラ型トランジスタ、 前記第2の電位供給源と前記電界効果型トランジスタの
    前記制御電極との間に設けられる第1の容量素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して、前記第1
    の容量素子を短絡するための第1のスイッチング素子、 前記第1の電位供給源に結合される一方電極と、他方電
    極とを有する第2の容量素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して、前記第2
    の容量素子を短絡するための第2のスイッチング素子、 前記入力ノードへ与えられる信号に応答して前記第1お
    よび第2のスイッチング素子と相補的にオン・オフ状態
    とされ、オン状態時、前記第2の容量素子の前記他方電
    極を前記電界効果型トランジスタの前記制御電極へ結合
    する第3のスイッチング素子、 前記出力ノードの電位が所定電位レベルに到達したか否
    かを検出する電位検出手段、および 前記電位検出手段の出力に応答して、前記電界効果型ト
    ランジスタの前記制御電極と前記第1の電位供給源とを
    結合するための第4のスイッチング素子を備える、バッ
    ファ回路。
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