JP2759454B2 - 通信回線３極避雷管保護装置 - Google Patents
通信回線３極避雷管保護装置Info
- Publication number
- JP2759454B2 JP2759454B2 JP62300102A JP30010287A JP2759454B2 JP 2759454 B2 JP2759454 B2 JP 2759454B2 JP 62300102 A JP62300102 A JP 62300102A JP 30010287 A JP30010287 A JP 30010287A JP 2759454 B2 JP2759454 B2 JP 2759454B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- circuit
- contact terminal
- terminal plates
- protection device
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Emergency Protection Circuit Devices (AREA)
- Structure Of Telephone Exchanges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
（イ） 産業上の利用分野
この発明は、通信装置回線に誘起される雷サージ及び
高電圧の混触・誘導等による異常電圧から人体及び通信
機器を保護する避雷装置に関する。 （ロ） 従来の技術 通信回線の交換局側におけるカーボン式又は２極管で
形成する避雷保護装置は、一般に通信装置の個々の回線
機能ユニットを構成する回路ユニット基板端辺部に各回
線ごとに、基板表面に付設する陽回線路とアース回路間
に１個、基板裏面に付設する陰回線路とアース回路間に
１個を１対でそれぞれを嵌挿して取付けている。２極避
雷管等は雷サージ等により急峻な電圧が通信回線路に誘
起されたとき、機能特性上放電の遅れが生じ、比較的高
い残留電圧が回線路とアース間に発生し、１対で使用し
ている２個の避雷管はそれぞれ独自に動作するため、そ
の動作特性の差により更に高い線間電圧が起生して回路
ユニットの機能を破壊する原因となることがある。ま
た、２極管避雷保護装置は回路ユニット基板端辺部に片
面づつに回線路発条の押圧力で保持しているので不安定
な取付けであり、形状が小さいので避雷保護装置の取扱
いに必要な技術参考事項が記載できない。 （ハ） 発明が解決しようとする問題点 IC、LSI、超LSI等の複合回路部品をもって構成する高
密度化、高性能化された通信機器は雷サージ等による急
峻な印加高電圧に対し敏捷であるが脆弱であり、通信回
線路に急峻な電圧が印加された場合、瞬時に放電動作を
行い残留電圧を極めて微小に抑制する３極避雷管と非直
線抵抗素子の組合せ回路を利用し、通信装置回路を十分
保護することができ、回路ユニット基板に装着脱が円滑
容易にできて取付状態は確実強固であり、更に、保守整
備上必要最小限の技術諸元事項が記載でき一目瞭然に分
別できる形状に形成する避雷保護装置を得ることを目的
とする。 （ニ） 問題点を解決するための手段 この発明を実施例の図面にもとづいて説明する。第１
図、第２図、第３図、第４図において、筺体２の中央基
部に回線路電極９、９′、アース電極10、外囲器12で形
成する３極避雷管１を、筺体２の中央先部に狭窄溝３を
設けて分離した左右つの部４、４′の中域に、足線15、
16、15′、16′をもつ非直線抵抗素子５、５′を配置
し、狭窄溝３の両側面にアース接触端子板７、７′を、
つの部４、４′の外側面に案内溝６、６′と回線路接触
端子板８、８′を設け、アース電極10とアース接触端子
板７、７′とを回線路電極９、９′と回線路接触端子板
８、８′とを、また、非直線抵抗素子５、５′を足線15
と16、15′と16′でアース電極10と回線路接触端子板
８、８′との間を左右つの部４、４′ごとに回路接続し
て構成する。 （ホ） 作用 この装置の作動について説明すると、狭窄溝３を回路
ユニット基板18端辺部20のアース突起17部の位置に整合
させ、本装置の筺体２の基部側面を手指で摘んで押込む
と狭窄溝３側面に位置するアース接触端子板７、７′の
間隙に、その反発力に抗して容易に嵌挿して回路接続
し、一方回線路発条13、13′を案内溝６、６′に乗挿す
ることにより、本装置が基板18に保持され基板18回線路
と回線路接触端子板８、８′を回路接続して、次のよう
に作動する。 回線路11に雷サージ等による急峻な高圧波形が印加さ
れると、避雷管１の内部の封入ガスにより回線路電極９
とアース電極10との間隙に放電が始まろうとすると、ア
ース電極10には電子を通すための穴が穿いているので封
入ガスは電子とイオンに電離されて素早く拡散し、他方
の回線路電極９′との間隙の放電を促進することにな
り、双方の間隙はほとんど同時に放電し回線路11、11′
間の電圧はほんの僅かしか発生しないで、回線路11とア
ース電極10との間の残留電圧は並列に接続している非直
線抵抗素子５、５′によって制限を受け、３極避雷管１
の放電に引継がれることにより十分低電圧に抑える。ま
た、３極避雷管１が負極性（アース回路14がプラスで回
線路11側がマイナス）の雷サージが印加されたときは、
両間隙で同時に放電するが、各回線路電極９、９′に陰
極点ができ、その二つの陰極点からアース電極10に電子
を供給するため、一方間隙がアーク放電、他方間隙はグ
ロー放電と異なった放電形態になった場合においても、
線間電圧は100V前後の低い値に抑える。 また、この装置を基板18から抜きとるときは、筺体２
基部側面を手指で摘んで引くと容易に取外すことができ
る。 （ヘ） 発明の効果 上記のように本発明は、狭窄溝を設けた筺体に３極避
雷管と非直線抵抗素子の組合せ回路を収蔵した放電応答
特性の極めて優れた避雷保護装置であり、装着が容易で
確実であり、取外しも簡単容易であり、また、筺体の表
面に技術諸元事項を記載するスペースを確保できた。
高電圧の混触・誘導等による異常電圧から人体及び通信
機器を保護する避雷装置に関する。 （ロ） 従来の技術 通信回線の交換局側におけるカーボン式又は２極管で
形成する避雷保護装置は、一般に通信装置の個々の回線
機能ユニットを構成する回路ユニット基板端辺部に各回
線ごとに、基板表面に付設する陽回線路とアース回路間
に１個、基板裏面に付設する陰回線路とアース回路間に
１個を１対でそれぞれを嵌挿して取付けている。２極避
雷管等は雷サージ等により急峻な電圧が通信回線路に誘
起されたとき、機能特性上放電の遅れが生じ、比較的高
い残留電圧が回線路とアース間に発生し、１対で使用し
ている２個の避雷管はそれぞれ独自に動作するため、そ
の動作特性の差により更に高い線間電圧が起生して回路
ユニットの機能を破壊する原因となることがある。ま
た、２極管避雷保護装置は回路ユニット基板端辺部に片
面づつに回線路発条の押圧力で保持しているので不安定
な取付けであり、形状が小さいので避雷保護装置の取扱
いに必要な技術参考事項が記載できない。 （ハ） 発明が解決しようとする問題点 IC、LSI、超LSI等の複合回路部品をもって構成する高
密度化、高性能化された通信機器は雷サージ等による急
峻な印加高電圧に対し敏捷であるが脆弱であり、通信回
線路に急峻な電圧が印加された場合、瞬時に放電動作を
行い残留電圧を極めて微小に抑制する３極避雷管と非直
線抵抗素子の組合せ回路を利用し、通信装置回路を十分
保護することができ、回路ユニット基板に装着脱が円滑
容易にできて取付状態は確実強固であり、更に、保守整
備上必要最小限の技術諸元事項が記載でき一目瞭然に分
別できる形状に形成する避雷保護装置を得ることを目的
とする。 （ニ） 問題点を解決するための手段 この発明を実施例の図面にもとづいて説明する。第１
図、第２図、第３図、第４図において、筺体２の中央基
部に回線路電極９、９′、アース電極10、外囲器12で形
成する３極避雷管１を、筺体２の中央先部に狭窄溝３を
設けて分離した左右つの部４、４′の中域に、足線15、
16、15′、16′をもつ非直線抵抗素子５、５′を配置
し、狭窄溝３の両側面にアース接触端子板７、７′を、
つの部４、４′の外側面に案内溝６、６′と回線路接触
端子板８、８′を設け、アース電極10とアース接触端子
板７、７′とを回線路電極９、９′と回線路接触端子板
８、８′とを、また、非直線抵抗素子５、５′を足線15
と16、15′と16′でアース電極10と回線路接触端子板
８、８′との間を左右つの部４、４′ごとに回路接続し
て構成する。 （ホ） 作用 この装置の作動について説明すると、狭窄溝３を回路
ユニット基板18端辺部20のアース突起17部の位置に整合
させ、本装置の筺体２の基部側面を手指で摘んで押込む
と狭窄溝３側面に位置するアース接触端子板７、７′の
間隙に、その反発力に抗して容易に嵌挿して回路接続
し、一方回線路発条13、13′を案内溝６、６′に乗挿す
ることにより、本装置が基板18に保持され基板18回線路
と回線路接触端子板８、８′を回路接続して、次のよう
に作動する。 回線路11に雷サージ等による急峻な高圧波形が印加さ
れると、避雷管１の内部の封入ガスにより回線路電極９
とアース電極10との間隙に放電が始まろうとすると、ア
ース電極10には電子を通すための穴が穿いているので封
入ガスは電子とイオンに電離されて素早く拡散し、他方
の回線路電極９′との間隙の放電を促進することにな
り、双方の間隙はほとんど同時に放電し回線路11、11′
間の電圧はほんの僅かしか発生しないで、回線路11とア
ース電極10との間の残留電圧は並列に接続している非直
線抵抗素子５、５′によって制限を受け、３極避雷管１
の放電に引継がれることにより十分低電圧に抑える。ま
た、３極避雷管１が負極性（アース回路14がプラスで回
線路11側がマイナス）の雷サージが印加されたときは、
両間隙で同時に放電するが、各回線路電極９、９′に陰
極点ができ、その二つの陰極点からアース電極10に電子
を供給するため、一方間隙がアーク放電、他方間隙はグ
ロー放電と異なった放電形態になった場合においても、
線間電圧は100V前後の低い値に抑える。 また、この装置を基板18から抜きとるときは、筺体２
基部側面を手指で摘んで引くと容易に取外すことができ
る。 （ヘ） 発明の効果 上記のように本発明は、狭窄溝を設けた筺体に３極避
雷管と非直線抵抗素子の組合せ回路を収蔵した放電応答
特性の極めて優れた避雷保護装置であり、装着が容易で
確実であり、取外しも簡単容易であり、また、筺体の表
面に技術諸元事項を記載するスペースを確保できた。
【図面の簡単な説明】
第１図は本発明の一実施例を説明する平面断面図、第２
図は、第１図Ａ−Ａ断面図、第３図は、通信機器回路ユ
ニット基板に避雷管保護装置の装着状態を示す斜面図で
（ａ）は本発明の装着、（ｂ）は２極避雷管保護装置の
装着状態を示す。第４図は３極避雷管保護回路結線図で
ある。 １……３極避雷管、２……筺体、３……狭窄溝、５・
５′……非直線抵抗素子、９・９……回線路電極、10…
…アース電極、11・11……回線路、12……外囲器、17…
…アース突起、18……回路ユニット基板、21……２極避
雷管保護装置
図は、第１図Ａ−Ａ断面図、第３図は、通信機器回路ユ
ニット基板に避雷管保護装置の装着状態を示す斜面図で
（ａ）は本発明の装着、（ｂ）は２極避雷管保護装置の
装着状態を示す。第４図は３極避雷管保護回路結線図で
ある。 １……３極避雷管、２……筺体、３……狭窄溝、５・
５′……非直線抵抗素子、９・９……回線路電極、10…
…アース電極、11・11……回線路、12……外囲器、17…
…アース突起、18……回路ユニット基板、21……２極避
雷管保護装置
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 昭61−2286（ＪＰ，Ａ)
特開 昭53−123854（ＪＰ，Ａ)
特開 昭55−127839（ＪＰ，Ａ)
特開 昭56−58387（ＪＰ，Ａ)
実開 昭52−145442（ＪＰ，Ｕ)
実開 昭57−34672（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭56−11357（ＪＰ，Ｙ２)
実公 昭55−25517（ＪＰ，Ｙ２)
実公 昭46−23466（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名)
H01T 4/04 - 4/06
H04Q 1/14
H02H 9/04 - 9/06
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 １．先端中央に狭窄溝（３）を設け、左右に分離したつ
の部（４）、（４′）を形成する筺体（２）において、
筺体基部にアース電極（10）の両側に、それぞれ外囲器
（12）と回線路電極（９）、（９′）で構成する３極避
雷管（１）を、左、右のつの部（４）、（４′）につい
て外側面に案内溝（６）、（６′）と回線路接触端子板
（８）、（８′）を、内側面にアース接触端子板
（７）、（７′）を、中域に非直線抵抗素子（５）、
（５′）を設備し、回線路電極（９）、（９′）と回線
路接触端子板（８）、（８′）との間、アース電極（1
0）とアース接触端子板（７）、（７′）との間及び非
直線抵抗素子（５）、（５′）をアース電極（10）と回
線路接触端子板（８）、（８′）との間に、つの部
（４）、（４′）ごとに回路接続してなる避雷保護装置
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300102A JP2759454B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 通信回線３極避雷管保護装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62300102A JP2759454B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 通信回線３極避雷管保護装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01143178A JPH01143178A (ja) | 1989-06-05 |
| JP2759454B2 true JP2759454B2 (ja) | 1998-05-28 |
Family
ID=17880736
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62300102A Expired - Lifetime JP2759454B2 (ja) | 1987-11-30 | 1987-11-30 | 通信回線３極避雷管保護装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2759454B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109888761B (zh) * | 2019-03-14 | 2021-04-09 | 合肥格威特电气技术有限公司 | 一种三相组合式的安全性高过电压保护器 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS616287Y2 (ja) * | 1979-07-06 | 1986-02-25 | ||
| DE3412452A1 (de) * | 1984-04-03 | 1985-10-10 | Siemens AG, 1000 Berlin und 8000 München | Schutzstecker fuer verteilerleisten |
-
1987
- 1987-11-30 JP JP62300102A patent/JP2759454B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01143178A (ja) | 1989-06-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2601988B2 (ja) | サージ抑制装置 | |
| US4711506A (en) | Socket of electrostatic protection type | |
| CA1331479C (en) | Line protector for a communications circuit | |
| US20070230072A1 (en) | Grounding fault circuit interrupter | |
| GB2205992A (en) | Gas-filled surge arrestor with external back-up air gap | |
| CA2668349C (en) | Impact solenoid assembly for an electrical receptacle | |
| US4677520A (en) | Static charge protector for integrated circuits | |
| JP2003203721A (ja) | 直流コンセント | |
| US5027100A (en) | Gas tube fail safe device for telephone protector modules | |
| US4071872A (en) | Interrupter | |
| JP2759454B2 (ja) | 通信回線３極避雷管保護装置 | |
| ATE77171T1 (de) | Gehaeuse fuer mit kaltleitern geschuetzte stromkreisanordnungen. | |
| JP3808530B2 (ja) | 電界放出素子アークサプレッサ | |
| JP3260460B2 (ja) | 過電圧印加防止回路 | |
| WO2002009251A3 (de) | Überspannungsschutzeinrichtung | |
| JPH0494191A (ja) | 電子装置 | |
| JP3429801B2 (ja) | スパッタ装置用電源 | |
| GB2053579A (en) | A device for protection of electrical networks from surges of high voltage utilising spark gaps | |
| JPH0261971A (ja) | 放電ギャップ | |
| JPS5849591Y2 (ja) | 磁石付接続器 | |
| JPH0660993A (ja) | 静電除去ブラシにおける安全装置 | |
| JP2000224718A (ja) | 雷保護装置及びそれを備えた接地端子盤 | |
| JPH02294092A (ja) | プリント基板 | |
| US3257575A (en) | Lightning arrester | |
| JP3328273B2 (ja) | Ｉｃカード |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term | ||
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080320 Year of fee payment: 10 |