JP2756544B2 - シート厚み計測方法 - Google Patents

シート厚み計測方法

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JP2756544B2 JP31677995A JP31677995A JP2756544B2 JP 2756544 B2 JP2756544 B2 JP 2756544B2 JP 31677995 A JP31677995 A JP 31677995A JP 31677995 A JP31677995 A JP 31677995A JP 2756544 B2 JP2756544 B2 JP 2756544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フィルムやシート
(以下、単に、シートと称する。)の厚みを計測するた
めのシート厚み計測方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、合成樹脂フィルムやシートの製
造工程では、製造されるシートの厚みを計測して目標値
から外れると補正させるようにしている。
【0003】一方、シートの製造工程では、シートから
発散される輻射熱によって計測設備の本体フレームに温
度差が発生し、本体フレームに不均一な歪みを生じ、計
測精度を低下させる問題があった。従来、この問題の解
決策として、本体フレーム内に冷却水やオイル等の熱媒
体を供給循環させて冷却したり、一定温度に保持させる
という方法が公知である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記本体フレーム内に
冷却水やオイル等の熱媒体を供給循環させて冷却した
り、一定温度に保持させるためのクーリングタワー(熱
媒体冷却設備)や循環ポンプ並びに温度調節設備等の主
要機器は、本体フレーム外に設置して実施する必要があ
った。そのため、設備が大型化し、複雑・高価となる欠
点があった。
【0005】本発明は、簡単安価で計測精度を高水準に
維持し得るシート厚み計測方法を提供することを目的と
している。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、シートを通過させるべき開口部を有する
枠状の本体フレームと、先端にシート厚み計測センサを
有し、接近離隔手段により通過するシート面にシート厚
み計測センサを接近離隔可能に支持した計測ヘッドと、
計測ヘッドをシートの通過方向に直交する幅方向に移動
させる移動機構とを具備し、前記シート厚み計測センサ
によりシート厚みを計測し、表示するようになしたシー
ト厚み計測設備において、本体フレームを中空パイプ部
材で構成して循環通風路となし、この循環通風路内にフ
ァンを設置して計測動作中、内部空気を強制的に循環通
風させ、本体フレームの各部の温度分布を均一とし、予
め、ソフト処理により計測ヘッドを厚み較正用マスター
ゲージに当接させて計測基準ゲージ値を確認させ、か
つ、計測ヘッドを空動作させ、0点の確認及び0点の確
認姿勢でシート幅方向のうねりや平坦度等のデータを得
てこれをシート幅方向の基準データとし、その後のシー
ト厚みの計測において実測された計測データを上記基準
データで修正してシート厚みの実測値とし、シート厚み
の計測中、定期的ないし適宜時点で計測ヘッドを厚み較
正用マスターゲージ及び0点に移動させて計測基準ゲー
ジ値及び0点を較正させ、かつ、これらの較正値から上
記シート幅方向の基準データを修正させ、これで以後の
計測データを比較修正させるようになしたものである。
【0007】本発明は、本体フレーム内を循環通風路と
し、計測動作中、ファンにより内部空気を強制的に循環
通風させて本体フレームの各部の温度分布を一様とした
から、シート厚みの計測動作中、温度差に起因した本体
フレーム各部の不均一な熱歪みの発生を防止することが
可能となる。
【0008】しかし、シート厚みの計測中、シートの輻
射熱等によって本体フレーム及び計測ヘッド等の付帯設
備が熱膨張する。そこで、本発明は、予め、ソフト処理
により計測ヘッドを厚み較正用マスターゲージに当接さ
せて計測基準ゲージ値を確認させ、かつ、計測ヘッドを
空動作させて0点の確認及び0点の確認姿勢でシート幅
方向のうねりや平坦度等のデータを得てこれをシート幅
方向の基準データとしている。この基準データは、本体
フレーム等の熱膨張前の計測設備全体がもつシート幅方
向のうねりや傾斜、平坦度等の計測誤差要因となる固有
データを採取しているのである。
【0009】そして、その後のシート厚みの計測におい
て実測された計測データを上記基準データで修正してシ
ート厚みの実測値としている。これにより、計測設備全
体がもつシート幅方向のうねりや傾斜、平坦度等の計測
誤差要因となる固有データを消去してシート厚みの正確
なデータを計測していることになる。
【0010】さらに、シート厚みの計測中、定期的ない
し適宜時点で計測ヘッドを厚み較正用マスターゲージ及
び0点に移動させて計測基準ゲージ値及び0点を較正さ
せ、かつ、これらの較正値から上記シート幅方向の基準
データを修正させ、これで以後の計測データを比較修正
させている。この場合の手法として、本発明は先ず、計
測基準ゲージ値及び0点を較正させ、これにより、シー
トの輻射熱等によって本体フレーム及び計測ヘッド等の
付帯設備が厚み較正用マスターゲージと0点の位置の2
箇所でどの程度の熱膨張の影響があるかを検出し、次に
これに基いてシート幅方向の基準データを修正させてい
る。この修正動作は、計測設備に装備されたマイコンの
演算機能を利用して内部で処理させるもので、いわゆ
る、ソフト処理で行わせるものである。この場合、シー
トの輻射熱や周囲温度の変化等による本体フレーム等の
熱膨張は、各部均一に発生するという保証はなく、むし
ろ、不均一になる傾向が強く、それ故に、本発明は、本
体フレーム内の空気をファンで強制的に循環通風させて
各部の温度分布を均一化させており、これによって、上
記2点の熱膨張の影響を検出するだけで全体の熱膨張の
影響を比例的関係で類推して補間させているのである。
これにより、シート厚みの計測中、シートの輻射熱等に
よって本体フレーム及び計測ヘッド等の付帯設備が熱膨
張しても計測誤差とならないようにしているのである。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係るシート厚み計
測設備の第1実施例の概略正面図、図2はその縦断側面
図であって、図1及び図2において、1は本体フレー
ム、2は計測ヘッド、3はシート厚み計測センサ、4は
接近離隔手段、5は幅方向移動機構、6は循環通風路、
7はファン、aはシートを示している。
【0012】本体フレーム1は、シートaを通過させる
べき開口部1aを有する枠状をなし、この枠状の本体フ
レーム1を中空パイプ部材、例えば、丸形、楕円形、角
形パイプ部材等(図面は角形パイプ部材の場合を例示)
により中空部内が相互に連通して枠状の循環通風路6を
形成するように構成し、この循環通風路6内にファン7
を適宜数設置する(図1は左右対称位置に2個設置した
場合を示す)。このファン7は、モータを一体に有する
ものを使用し、このモータを含めて全体を上記循環通風
路6内に設置し、外部に設けたスイッチ(図示省略)で
ON、OFF操作可能とする。このファン7のモータ
は、一種の熱源となるため、本体フレーム1内に左右、
上下等の対称位置に設置するのが好ましい。
【0013】また、上記矩形枠状の本体フレーム1は、
シートaを通過させるべき開口部1aのシート上面に対
向する内側上面、又は、シート上下面に対向する内側上
下面に、シートaの幅方向の略全長に亘って設置された
熱反射板、又は、熱遮蔽板8を具備させてある。
【0014】計測ヘッド2は、先端にシート厚み計測セ
ンサ3を有し、接近離隔手段4により通過するシートa
面にシート厚み計測センサ3を接近離隔可能に支持した
構成からなり、この計測ヘッド2をシートaの通過方向
に直交する幅方向に移動させる移動機構5を介して本体
フレーム1に設置されている。図1では、計測ヘッド2
を本体フレーム1の上下に対向状態で設置し、相互に接
近離隔させ、幅方向に移動させるように構成され、シー
トaの両面に当接して、上下のシート厚み計測センサ
3、3の相対的変位の差によりシートaの厚みを計測
し、表示させるようにした実施例を示している。
【0015】シート厚み計測センサ3は、図1の実施例
の場合、接触式のものを示しており、シートaに接触し
た際の先端の接触子部分の上下方向の微小変位を電気量
に変換し、ミクロンオーダーで計測するもので、接触式
センサ、リニアゲージ(直線式変位計の商品名)、光学
式センサ、静電容量型変位計、差動変圧器型変位計、そ
の他、従来公知の方式のものが採用可能であり、シート
aの厚みにより上下のシート厚み計測センサ3、3の計
測値が変化し、その相対的変位の差によりシートaの厚
みを計測するものである。この場合、本体フレーム1の
開口部1aの一側には厚み較正用マスターゲージ9を設
置してあり、シート厚み計測センサ3、3の計測基準ゲ
ージ値を定期的ないし適宜時点で設定・較正させるもの
である。
【0016】接近離隔手段4は、計測ヘッド2に対し
て、シート厚み計測センサ3を上下方向に移動させてシ
ートaに接触する計測位置へ移動させたり、退避位置へ
離隔移動させたりするためのもので、エアシリンダその
他の手段が使用される。
【0017】幅方向移動機構5は、パルスモータ5aに
より、ボールねじ5bを介して計測ヘッド2をシートa
の幅方向に移動させるためのもので、シートaの厚みを
計測するときには、例えば、接近離隔手段4と協働し
て、シートaの幅方向一端から他端まで幅方向に連続的
に移動または等間隔でピッチ移動しながら、幅方向各位
置でのシートaの厚みを計測するものである。この場
合、上下の計測ヘッド2、2を同調移動させるために、
上下のパルスモータ5a、5a間にはタイミングベルト
・プーリまたはチエーン等の同調機構5cが設置されて
いる。そして、一方のボールねじ5bの端部には、計測
ヘッド2のシート幅方向位置を検出表示させるためのロ
ータリーエンコーダー5dが設置してある。なお、他の
位置検出器を使用してもよい。接近離隔手段4及び幅方
向移動機構5の動作は、操作盤(図示省略)の動作モー
ドスイッチにより、単独動作、自動連続動作等を行なわ
せることができるように構成されている。シートaの幅
寸法及び幅方向の厚み計測間隔は、予め設定可能とされ
ている。
【0018】本発明は、計測ヘッド2の動作モードに次
の動作プログラムを組み込んでおくものである。即ち、
計測準備時、予め、図3の動作線で示す動作を行
わせ、また、実際の計測動作中に定期的ないし適宜時点
で図4の(A)の動作線’’’または(B)の動
作線’”’で示す動作を行うための動作プログラ
ムをROM等の記憶装置に記憶させておく。そして具体
的には、先ず、図3の動作線に示すように、シートな
しの状態で計測センサ3、3をシート幅方向への移動開
始位置で相互に接近移動させて厚み較正用マスターゲー
ジ9に当接させて計測基準ゲージ値として検出記憶させ
ておく。そして、計測センサ3、3を一旦上下に離隔さ
せ、予め設定されたシート幅寸法の計測開始端まで計測
ヘッド2を横移動させ、この位置で計測センサ3、3を
上下に接近移動させて先端を接触させ、いわゆる、0点
確認動作させ、この0点確認姿勢を保持させたままで計
測ヘッド2をシートの幅方向に空動作(シートなし)で
横移動(図3の動作線参照)させ、計測ヘッド2のシ
ート幅方向への移動終端位置で図3の動作線に示すよ
うに、計測センサ3、3を上下に離隔させて待機させ
る。その間の計測センサ3、3の計測データを計測ヘッ
ド2のシート幅方向の各位置と対応付けて(ロータリー
エンコーダー5dの位置検出信号を利用)検出記憶さ
せ、このデータを当該計測設備のシート幅方向の基準デ
ータとする。この基準データは、熱膨張前のシート幅方
向に対して当該計測設備の計測ヘッド2の移動案内面等
がもつ固有のうねりや傾斜、平坦度等の計測誤差要因を
検出採取しているのである。その後、シート厚みの計測
動作に移行させる。そして、シート厚みの計測中、計測
センサ3、3で得られたシート厚み計測データを前記シ
ート幅方向の基準データと比較し、かつ、基準データで
修正(前記計測誤差要因を消去)して実際のシート厚み
として表示し記録させる。さらに、シート厚みの計測
中、定期的ないし適宜時点で計測ヘッド2を、シート幅
方向への移動動作の両端で図4の(A)の動作線’
’’又は(B)の動作線’”’に示すよう
に、厚み較正用マスターゲージ9への計測基準ゲージ値
確認動作及び0点確認動作を行わせて、前記計測基準ゲ
ージ値及び0点を較正させると共に、これに基いて基準
データを修正させ、以後この基準データで計測データを
比較修正させる。
【0019】図1及び図2の実施例は以上の構成からな
り、自動連続動作の場合では、前以て計測基準ゲージ値
と0点と基準データとが求められる。その後、実際のシ
ート厚みの計測に入る。シート厚みの計測動作は、例え
ば、設定されたシート幅の一端を幅方向移動機構5の始
端として計測ヘッド2がこの始端位置におかれ、この位
置で接近離隔手段4により上下のシート厚み計測センサ
3、3を相互に接近させて、シートaに当接させ、その
ときの計測センサ3、3の検出値を前記基準データで修
正してシート厚みとして表示・記録させる。そしてその
状態で計測ヘッド2を幅方向移動機構5によりシート幅
方向の他端まで移動させ、その間のシート幅方向各位置
での計測センサ3、3の検出値をロータリーエンコーダ
ー5dの位置検出信号と対応付けてサンプリングし、こ
れをその都度、基準データで修正して表示・記録させ
る。計測ヘッド2がシートaの他端まで来ると、接近離
隔手段4によって計測センサ3、3を離隔させ、シート
aの始端まで戻って以後、この動作を反復する。この場
合、シートaの両端で計測ヘッド2を折り返して計測を
連続して行なわせることも可能である。上記計測動作
は、計測センサ3、3をシートaに接触させたままで計
測ヘッド2をシート幅方向に連続的に移動させて行って
もよく、一定間隔毎にピッチ送りさせて行わせてもよ
い。上記計測動作中、各位置の計測値は、CRT画面に
表示され、また、プリントアウト可能とされ、シートa
の厚みの計測値が目標値の許容範囲を超えるとアラーム
信号を出す。これにより、作業者はシートaの製造工程
におけるTダイのスリット間隔の調整を行う。
【0020】本体フレーム1は、中空パイプ部材により
循環通風路6が形成してあり、かつ、ファン7の駆動に
より、中空部内の空気が循環せしめられているため、シ
ートaから発散される輻射熱によって昇温しても、各部
の温度が均一化される。これにより、温度差による本体
フレーム1の不均一な熱歪みの発生が防止される。ま
た、熱反射板または熱遮蔽板8を、本体フレーム1の開
口部1aの内側上面または内側上下面に設置しておくこ
とにより、本体フレーム1が、シートaの発散する輻射
熱で温度上昇することが相当抑制される。
【0021】図5は、本発明に係るシート厚み計測設備
の第2実施例の概略正面図であって、この第2実施例
は、計測基準面ロール10を本体フレーム1の開口部1
aに設け、この計測基準面ロール10の上側に計測ヘッ
ド2を設置し、この計測ヘッド2にシート厚み計測セン
サ3を接近離隔手段4により上下動可能に設置し、か
つ、計測ヘッド2を本体フレーム1に対して、シートa
の幅方向に幅方向移動機構5により移動可能に構成した
ものである。
【0022】この第2実施例は、シートaを計測基準面
ロール10の上を接触走行させ、このシートaの上から
シート厚み計測センサ3を接触させてシートaの厚みを
計測するものである。
【0023】この第2実施例の場合も、本体フレーム1
は、中空パイプ部材により循環通風路6が形成してあ
り、かつ、ファン7の駆動により、中空部内の空気を循
環させて、シートaから発散される輻射熱により昇温し
ても、各部の温度を均一化させている。これにより、温
度差による本体フレーム1の不均一な熱歪みの発生を防
止させている。また、熱反射板または熱遮蔽板8を、本
体フレーム1の開口部1aの内側上面または内側上下面
に設置し、これにより、本体フレーム1が、シートaの
発散する熱で温度上昇することを抑制するようにしてい
る。
【0024】上記第2実施例の場合、シート厚み計測セ
ンサ3は、非接触型のものを使用することができる。
【0025】この第2実施例においても前記第1実施例
と同様の動作プログラムで計測ヘッド2を動作させるも
のである。具体的な動作は第1実施例と同様であるため
その説明は省略するが、例えば、図3及び図4におい
て、上側の動作線だけで動作させることになると理解さ
れたい。またこの場合、厚み較正用マスターゲージは省
略し、計測基準面ロール10の一端上面を0点ないし計
測基準面とし、シートなしの状態で基準データをとり、
シート厚みの計測中、熱膨張の影響を見るために図4の
要領で移動方向両端の0点ないし計測基準面の確認動作
を行わせ、基準データを修正させるものである。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、本体フレームの各部の
温度分布を一様とし、温度差に起因した不均一な熱歪み
の発生(通常、この解析は困難)を防止することが可能
となる。
【0027】また、ソフト処理で計測ヘッドを空動作さ
せ、0点の確認及び厚み較正用マスターゲージで計測基
準ゲージ値を確認させ、かつ、0点の確認姿勢でシート
幅方向のうねりや平坦度等のデータを得てこれをシート
幅方向の基準データとし、その後のシート厚みの計測に
おいて、実測された計測データを上記基準データで修正
してシート厚みの実測値とし、シート厚みの計測中、定
期的ないし適宜時点で計測ヘッドを厚み較正用マスター
ゲージ及び0点に移動させて計測基準ゲージ値及び0点
を較正させ、かつ、これらの較正値から上記シート幅方
向の基準データを修正させ、これで以後の計測データを
比較修正させるようになしたから、シートの輻射熱対策
のための機器類が外部に一切表れず外観体裁がよく、し
かも、移動案内面等のうねりや平坦度誤差が多少あって
もこれをソフト的に内部処理で消去させているため、装
置の製作精度もそれ程シビアな管理が要らず、簡単でし
かも安価な手段で、計測設備の本体フレーム等の熱影響
を防止し、計測精度を高水準に維持し得るシート厚み計
測設備を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシート厚み計測設備の第1実施例
を示す概略正面図。
【図2】図1の計測設備の縦断側面図。
【図3】本発明における計測ヘッド及び計測センサの計
測準備時の動作プログラム線図。
【図4】(A)(B)は本発明における計測ヘッド及び
計測センサの計測動作中の連続及びピッチ送りにおける
較正動作プログラム線図。
【図5】本発明に係るシート厚み計測設備の第2実施例
を示す概略正面図。
【符号の説明】
a シート 1 本体フレーム 2 計測ヘッド 3 シート厚み計測センサ 4 接近離隔手段 5 幅方向移動機構 6 循環通風路 7 ファン 8 熱反射板又は熱遮蔽板 9 厚み較正用マスターゲージ 10 計測基準面ロール

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを通過させるべき開口部を有する
    枠状の本体フレームと、先端にシート厚み計測センサを
    有し、接近離隔手段により通過するシート面にシート厚
    み計測センサを接近離隔可能に支持した計測ヘッドと、
    計測ヘッドをシートの通過方向に直交する幅方向に移動
    させる移動機構とを具備し、前記シート厚み計測センサ
    によりシート厚みを計測し、表示するようになしたシー
    ト厚み計測設備において、 本体フレームを中空パイプ部材で構成して循環通風路と
    なし、この循環通風路内にファンを設置して計測動作
    中、内部空気を強制的に循環通風させ、本体フレームの
    各部の温度分布を均一とし、予め、ソフト処理により計
    測ヘッドを厚み較正用マスターゲージに当接させて計測
    基準ゲージ値を確認させ、かつ、計測ヘッドを空動作さ
    せ、0点の確認及び0点の確認姿勢でシート幅方向のう
    ねりや平坦度等のデータを得てこれをシート幅方向の基
    準データとし、その後のシート厚みの計測において実測
    された計測データを上記基準データで修正してシート厚
    みの実測値とし、シート厚みの計測中、定期的ないし適
    宜時点で計測ヘッドを厚み較正用マスターゲージ及び0
    点に移動させて計測基準ゲージ値及び0点を較正させ、
    かつ、これらの較正値から上記シート幅方向の基準デー
    タを修正させ、これで以後の計測データを比較修正させ
    るようになしたことを特徴とするシート厚み計測方法。
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