JP2756354B2 - 車輌用自動変速機の制御装置 - Google Patents

車輌用自動変速機の制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] <産業上の利用分野> 本発明は、例えば自動車に用いるのに適する自動変速
機の変速制御を行うための車輌用自動変速機の制御装置
に関する。
<従来の技術> 従来、自動車等に用いられる変速機の変速動作を、車
速とエンジン負荷とに応じて自動的に行うようにした自
動変速機が用いられている。一般に、エンジン負荷のパ
ラメータとしてのスロットル開度と車速とに応じて変速
動作を行うが、加速した際のエンジン出力やエンジン音
や加速感を適切化し得るように、変速動作を行う変速線
をスロットル開度と車速とに応じて予め定めたマップ制
御により変速制御が行われている。
ところで、固体のばらつきや経年変化や外部環境の変
化等の影響により、概ね一定のスロットル開度で加速し
つつアップシフトを行う際のエンジン回転数が、マップ
作成時に設定された予測値に対して上記影響により変化
する場合がある。例えば特開昭63−30640号公報に開示
されている構造の自動変速機では、吸気温や吸気圧等の
外部環境の変化に拘らず、変速時のエンジン回転数を常
に最大許容回転以下にするように制御している。しかし
ながら、上記構造のものでは、過回転による弊害を防止
できるが、常に予測値通りのエンジン回転数にて変速動
作を行うように制御することはできず、変速時のエンジ
ン回転数がマップ作成時の予測値からずれると、所期設
定された変速タイミングによる高品位化が損われるとい
う問題が生じる。
<発明が解決しようとする課題> このような従来技術の問題点に鑑み、本発明の主な目
的は、予め設定された車速とエンジン負荷とに応じて変
速動作を行う際のエンジン回転数が外部環境等の変化の
影響により設定値からずれてしまい、変速タイミングの
高品位化が損われてしまうことを防止し得る車輌用自動
変速機の制御装置を提供することにある。
[発明の構成] <課題を解決するための手段> このような目的は、本発明によれば、エンジンにトル
クコンバータを介して連結された変速機の変速動作を高
エンジン負荷側では高車速側でかつ低エンジン負荷側で
は低車速側で自動的に行うように設定された変速線をも
って制御する自動変速制御手段と、変速判断または変速
指令時のエンジン回転数を計測する計測手段と、変速判
断または変速指令時に予測される予測エンジン回転数を
前記変速線に対応して予め記憶している予測値記憶手段
と、変速動作を行った際の前記計測手段により計測され
た計測エンジン回転数と前記予測エンジン回転数とを比
較する手段とを有し、前記計測エンジン回転数が前記予
測エンジン回転数よりも大きい場合には前記変速線を低
車速側へ所定量シフトし、前記計測エンジン回転数が前
記予測エンジン回転数よりも小さい場合には前記変速線
を高車速側へ所定量シフトして、そのシフトされた変速
線を用いてそれ以降の変速動作を制御することを特徴と
する車輌用自動変速機の制御装置を提供することにより
達成される。
<作用> このようにすれば、車速とエンジン負荷とに応じて予
め設定された変速線を、変速判断または変速指令時であ
る変速時のエンジン回転数が予め記憶している予測値に
対して高い場合には計測値が低くなるように、低い場合
には計測値が高くなるように、低車速側または高車速側
にシフトすることから、走行状態や経年変化等により変
速時のエンジン回転数が設定値からずれてしまうことを
防止できる。
<実施例> 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳し
く説明する。
第1図は、本発明が適用された自動車の自動変速機の
概要を示す模式図である。第1図に於いて、エンジン1
には自動変速機2が連結されており、自動変速機2内に
はロックアップクラッチ3a付トルクコンバータ3及び例
えば前進4段後進1段のギア変速装置4が内蔵されてい
る。ギア変速装置4のファイナルドライブギア4aには駆
動輪5の差動装置6が噛み合っており、エンジン1の出
力トルクが、トルクコンバータ3及びギア変速装置4を
介して駆動輪5に伝えられる。
上記自動変速機2の各変速段は、車速信号とエンジン
負荷としてのスロットル開度信号とに応じて自動変速制
御手段としてのコントロールユニット7により自動的に
変速するように制御される。コントロールユニット7
は、一般的な回路の組み合わせからなり、CPU、ROM、RA
M、入出力回路7a・7bを有している。入力回路7aには、
ファイナルドライブギア4a近傍に設けられた車速センサ
8から例えばパルス信号が車速信号として入力されてい
ると共に、エンジン1の図示されないスロットルボディ
に取付けられたスロットル開度センサ9からも例えば電
圧信号がスロットル開度信号として入力されている。ま
た、入力回路7aには、エンジン回転数を計測する手段と
してのエンジン回転数計測センサ10からの信号が入力さ
れている。
コントロールユニット7内では、CPUやROM、RAMを用
いて、入力回路7aに入力された各信号に応じた変速のマ
ップ制御が行われる。コントロールユニット7の出力回
路7bから、油圧制御回路11のシフトコントロール及びロ
ックアップコントロール等の各ソレノイドバルブに変速
制御信号及びロックアップ制御信号が出力される。この
油圧制御回路11により自動変速機2の各変速段のギアが
自動的に切換えられるようになっている。
第2図は、本発明に基づく制御のフローを示す図であ
り、変速特性の一例を示す第3図を参照して変速の作動
要領を以下に示す。
第2図に於て、ステップST1では、スロットル開度セ
ンサ9によるスロットル開度THと車速センサ8による車
速Vとに応じて、第3図に於てアップシフト用変速線a
〜cとダウンシフト用変速線d〜fとにより示される変
速特性をもって予めROMに設定されておりかつ制御中に
はRAMに書込まれているシフフトマップの読込みを行
う。尚、各変速動作は、1速から2速へのアップシフト
の変速時には変速線aを、同様に、2速から3速へは変
速線bを、3速から4速へは変速線cを、また各ダウン
シフトの変速時にはそれぞれd〜fの各変速線を、スロ
ットル開度THと車速Vとにより定まる点が横切る際に行
われるようになっている。次のステップST2では、スト
ットル開度THと車速Vとの各計測値を読込む。
ステップST3では、ステップST2で読込んだ各計測値に
応じてステップST1で読込んだシフトマップに基づいて
変速を行った際のコントロールユニツト7内の変速信号
の発生を監視して、その変速信号の発生が生じない場合
にはステップST1に戻り、前記したように変速線をスロ
ットル開度THと車速Vとにより定まる点が横切って変速
を判断しまたはそれにより変速指令を出力する変速信号
の発生が生じた場合にはステップST4に進む。ステップS
T4では、エンジン回転数計測センサ10により変速時(上
記変速信号の発生時)のエンジン回転数の計測値Neを読
込む。
次のステップST5に於て、設計時のシフトマップに対
応して変速時のスロットル開度THと車速Vとに対して予
測されるエンジン回転数を記憶している予測値記憶手段
として例えばROMに予め記憶されている予測エンジン回
転数Nesと、ステップST4で読込んだ計測エンジン回転数
Neとを、比較手段としての比較回路を有する例えばCPU
内で比較して、計測エンジン回転数Neが予測エンジン回
転数Nesよりも低い場合にはステップST6に進む。ステッ
プST6では、例えば2速から3速へのアップシフトの変
速動作の場合であれば、第3図の想像線に示されるよう
に、変速線bを高車速側へ所定量αずらした補正変速線
b1を例えばRAM上のシフトマップに対して書換え、ステ
ップST1に戻る。
ステップST5に於て、計測エンジン回転数Neが予測エ
ンジン回転数Nes以上の場合にはステップST5からステッ
プST7に進み、ステップST7では、計測値と予測値とが一
致するかどうかを判別する。ステップST7に於て、両値
が一致していた場合にはステップST1に戻り、両値が不
一致の場合、即ち計測エンジン回転数Neが予測エンジン
回転数Nesよりも大きい場合にはステップST8に進み、ス
テップST8に於て、変速線bを上記とは逆に低車速側へ
所定量βずらした補正変速線を上記と同様にRAM上のシ
フトマップに対して書換え、ステップST1に戻る。
このようにして、変速時のエンジン回転数Neが設計時
の予測エンジン回転数に対してずれた場合には、そのず
れを補正して計測値と予測値とが一致する向きにRAM上
のシフトマップを書換えることから、それ以降の変速時
には予測値に適合した好適なエンジン回転数にて変速動
作を行い得る。従って、トルコンバータの個体のばらつ
きや経年変化や外部環境の変化等の影響を受けて変速時
のエンジン回転数が設計時の予想値に対してずれるよう
なことがあっても、そのずれを補正することから、常に
設計通りのエンジン回転数にて変速動作を行うことがで
き、変速タイミングの高品位化を保持し得る。
尚、上記補正は、1→2の変速時に於てずれに応じて
変速線aを補正した場合に、その補正値αをもって2→
3及び3→4の変速線b、cの補正も合せて行うように
しても良い。このようにすることにより、各変速線a〜
c毎に個々にメモリ領域を確保しておく必要がなく、メ
モリ領域を1つ確保しておけば良いため、メモリ容量を
必要最小限にすることができる。また、1回の補正値を
予め所定の値に決めておくことにより、補正値をずれの
大きさに応じて複雑に算出する必要がなく、補正制御を
容易に行い得る。また、各変速線a〜cの補正可能範囲
は、例えば第3図の変速特性に於て、補正後に隣合う変
速線同士が重なり合ったり、アップシフトと対応するダ
ウンシフト用の両変速線同士が近付き過ぎて変速動作の
ハンチングを起こすことのないように、その補正量の上
限を決めておくと良く、更にアップシフトとダウンシフ
トとの間のヒシテリシスも考慮して、補正の上限値を設
定すると良い。
[発明の効果] このように本発明によれば、変速判断または変速指令
時のエンジン回転数を計測して、その計測値が、予め記
憶している予測値に対して高い場合には変速線を低車速
側へ、低い場合には高車速側へ変更することから、トル
クコンバータの個体のばらつきや経年変化の外部環境の
変化等により変速時の計測値が設計時の予測値に対して
ずれても、そのずれを即座に補正でき、常に予測値に沿
った高品位な変速タイミングをもって自動変速制御を行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明が適用された自動車の自動変速機の概
要を示す模式図である。 第2図は、本発明に基づく制御のフロー図である。 第3図は、自動変速機の変速特性の1例を示す図であ
る。 1……エンジン、2……自動変速機、3……トルクコン
バータ、3a……ロックアップクラッチ、4……ギア変速
装置、4a……ファイナルドライブギア、5……駆動輪、
6……差動装置、7……コントロールユニット、7a……
入力回路、7b……出力回路、8……車速センサ、9……
スロットル開度センサ、10……エンジン回転数計測セン
サ、11……油圧制御回路

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】エンジンにトルクコンバータを介して連結
    された変速機の変速動作を高エンジン負荷側では高車速
    側でかつ低エンジン負荷側では低車速側で自動的に行う
    ように設定された変速線をもって制御する自動変速制御
    手段と、変速判断または変速指令時のエンジン回転数を
    計測する計測手段と、変速判断または変速指令時に予測
    される予測エンジン回転数を前記変速線に対応して予め
    記憶している予測値記憶手段と、変速動作を行った際の
    前記計測手段により計測された計測エンジン回転数と前
    記予測エンジン回転数とを比較する手段とを有し、 前記計測エンジン回転数が前記予測エンジン回転数より
    も大きい場合には前記変速線を低車速側へ所定量シフト
    し、前記計測エンジン回転数が前記予測エンジン回転数
    よりも小さい場合には前記変速線を高車速側へ所定量シ
    フトして、そのシフトされた変速線を用いてそれ以降の
    変速動作を制御することを特徴とする車輌用自動変速機
    の制御装置。
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